2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.05.13 (Sun)

【2012トーナメント】5/13専修大学vs法政大学(5位決定戦)

終始リードの専修大が貫禄の勝利
法政大は収穫と課題を得て秋シーズンへ


120513tateyama.jpg 専修大法政大による5位決定戦は、競り合いとなるものの終始リードを保った専修大が勝利。1部の貫禄を見せた。

 立ち上がりこそ法政大のミドルシュートが小気味良く決まるが、専修大はこの日も#11宇都(2年・G)が好調。ペイントエリアに侵入して易々と得点を重ねていくと、#33館山(4年・G)も3Pを沈めてリードを広げる。法政大は、専修大ディフェンスを前にオフェンスの手数が少なくなり苦しい展開。2Qに入り、専修大がベンチメンバーで戦う時間帯になると#27岩崎(4年・SG)や#0高田(3年・G)の3Pが決まり始めて追いつくが、専修大はタイムアウトを挟んで修正。前半は41―38と、専修大リードで折り返す。

 後半も、専修大は#11宇都のランプレイや#33館山のアウトサイドが好調。メインメンバーを下げた状態では法政大に徐々に差を詰められるが、その都度コートに戻した#11宇都や#33館山が仕事をこなしてリードを保つ。法政大は追い上げる度に、専修大の好ディフェンスを前に勢いを削がれてしまう。最後はファウルゲーム気味に当たりにいくものの、パスミスもあって得点できず、そのまま試合終了。72―66で勝利した専修大が、5位の座を確保した。

 専修大は、昨年よりも一つ順位を上げた。キャプテンの高橋のゲームメイクが安定しており、力を入れているディフェンスには成熟が感じられる。一方で、ベンチメンバーがメインとなる時間帯は相手にペースを握られるケースが多く、秋以降のジャンプアップのためにはメンバー全員の力の底上げが求められる。

 一方、久々のベスト8となった法政大。得点面ではポイントガードである高田に依存する比重が大きいが、大会終盤は岩崎の活躍が光った。また、もともと賑やかなチームだが今年はベンチに一体感があり、メンバー全員のベクトルが同じ方向を向いていることも好材料。この雰囲気を、長丁場のリーグ戦でも維持できれば、1部復帰が見えてくるはずだ。

写真:外のシュートもさすがだが、ペイントエリアへのアタックも時折見せた専修大・館山。

※ 専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


[続きを読む]

【INTERVIEW】

「ケンカするくらい練習もハード」
秋にその集大成を花開かせられるか

◆#4高橋 陽(専修大学・4年・主将・PG)
120513takahashiyo.jpg名実ともに、専修大のリーダーとなった高橋。安定したゲームメイクでチームを引っ張った。専修大は、昨年のリーグ戦では入れ替え戦も経験し、インカレもベスト8に残れず、オールジャパンには参戦できなかった。そんな中でのトーナメント5位にまずは一安心といったところだろう。悔しい思いをした昨シーズンからの巻き返しに期待したい。


―5位という結果でした。
「去年より一つ上に上がったのでその分は良いんですけど、自分としては照準はリーグ戦なので。チームとして良いところも出たし、悪いところも見えてきたので、あとは分析してベストの状態に向けてそこを直すだけだと思ってます。今年は上級生がコートに立つことが多いので、毎日の練習をまた重ねていこうと、今日改めて思いました」

―良いところと悪いところとは。
「良いところは、ディフェンスが良かったらファーストブレイクが出たりシュートが入ったりするんですね。悪かったところは、ピックアップが遅れたりとか、ディフェンスが自分たちから崩れていってオフェンスが駄目になってディフェンスに更に影響が出てしまいますね。そういうところが東海との試合とかでは多々あったので、そこを直していけば互角に戦える自信もあるし、戦力も揃っているので、そういうところですね」

―ディフェンスはずっと取り組んできているテーマですよね。この大会を通じて、上手くいっていた印象ですが。
「……いや、まだまだですかね。東海とやってみて、相手はカバーがすごく早いんですよ。上のチームはそういうところは徹底しているし、良いと言えば良いんですけど、悪いと言えば悪いって感じで、まだ全然満足出来てないディフェンスなので。ディフェンスの一線目がしっかり相手に当たっているのに対して二線目が下がってたら、一線目があんまり意味がないじゃないですか。そういうところが徹底できればもっと強力なディフェンスになると思うんで、そこはすごく感じてます」

―練習の質という意味で、変化はありますか。
「そうですね。今年は、もちろん優勝という目標はあるんですけど、自分と館山(#33)は高校で優勝していても大学で優勝という経験がありません。とりあえず自分たちは毎日練習の質を上げていって、その先に見えるものがあるんじゃないかな、と思ってるし、それを今年のコンセプトにしているので、毎日の練習はハードにやり合ってます。ホントに喧嘩もする位にしたりして(笑)、いろいろありますね。それくらい熱気が溢れてます」

―高橋選手自身、4年生になってキャプテンにもなりました。自身でも練習への取り組み方も変化があると思いますが。
「そうですね。誰でも自分が目指すべき練習像があるじゃないですか。手を抜かないとか、上級生が下級生をぶっつぶすくらいの勢いでやってますし、下級生はぶつかってきて欲しいし。それが大学の練習では大切だと思うんで、自分の兄貴も法政大学でそういうやり方でやってきたらしいので、そういうのを見習ってやってます(※)」

―オフェンスですが、宇都選手や館山選手に頼っている部分が大きいかと思います。
「自分がもうちょっと得点が取れればもう少し楽に勝てるのかな、と思いますけど、そんなことをしてたらメンタルブレイクしてしまうんで。ナンバーコールとかも、館山や宇都の役割なんですけど、組み立てるのは自分だし、そこで中と外でバランス良くコールしたりとか、そういうのも中原さんに習ってるんで。宇都でダメだったら樋口とかを使っていって、そこが自分も勉強すべきところで、偏らずに攻めていきたいんですけど……。ただやっぱり宇都がキーマンなんですよね、実際。館山もキーマンなんですけど、あいつはノったら止められないので、そこを上手く引き出せるように。それプラス、自分の3Pが入ってくれば、また違うんじゃないかと思ってますけど」

―宇都選手も練習ではアウトサイドに取り組んでいると聞きました。
「結構やってますよ。(今日の試合でも狙ってエアボールになりましたが……)あれはしょうがないです(苦笑)」

―秋に向けて、具体的な練習の組み立て方をしていきたいですか。
「モチベーションをどれだけ良い感じに保つのか……。下級生は新人戦がありますけど、上級生は試合がないじゃないですか。モチベーションをしっかり持って、目指すべきところをイメージしてやっていくしかないんじゃないかなと思います。リーグ戦も甘くないのでとりあえず体づくりとシューティング、その点から頑張ります」

―専修大は個性的な選手が揃っていて、まとめる上で苦労もあると思います。
「それ聞きますか(笑)。いや、今までにない楽しい感じだし、自分も試行錯誤しながらやっているんで。でも周りに流されないようにはやってます。しっかりやるべきところはやるというところと、オンとオフはちゃんと切り替えるところ。そこは自分からしたら譲れないし、そこをしっかりやっていれば問題ないと思っています。あとは自分についてきてくれ、と。それくらいです」

―高橋選手がベンチに下がっている時間帯、オフェンスが少し重そうな印象でしたが、ベンチで見ていてどうですか。
「もうちょっとフォワード陣が点を取れれば、アウトサイドの選手も楽だとは思います。ゾーンだったら下に落とせば余裕じゃないですか。だから宇都を中継するのはしょうがないと思ってるんですけど。ただ研究されればこれからきついと思うんで、自分自身もリーグ戦まで4ヶ月あるので、違う形を探していきたいと思います」

※高橋陽選手の兄・高橋 優選手は2007年度の法政大キャプテン。ベンチに控えることが多かったが、インカレ準決勝に貢献した。
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2012トーナメント  |  Top↑
 | BLOGTOP |