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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.05.09 (Wed)

【2012トーナメント】5/9レポート

上位校が勝利しベスト16が確定
次は第一の関門ベスト8へ


120509sato.jpg ベスト16をかけた戦いは残り4試合。この日行われた試合はすべて上位校が差をつけて対戦相手を下した。

 筑波大関東学園大59-120で筑波大が勝利。4部の関東学園大は1回戦からの勝ち上がりでこれで5試合目。昨年も日本体育大とベスト32で対戦したが、破れ、今年はひとつランクを上げてベスト32で大会を終了した。筑波大は日筑戦に欠場した#21笹山(2年・PG)、#6西村(3年・PG)、#34池田(3年・SF)らも出場。後半はベンチメンバーで余裕の勝利となった。次はベスト8をかけて慶應義塾大と対戦する。


 東海大対3部江戸川大は、ゲームの立ち上がりで江戸川大のトランジションが東海大を翻弄した。昨年から大きくメンバーが変わらず戦っている江戸川大。早いトランジションと激しいディフェンスが特徴で、ゲーム開始から東海大相手に一歩も引かない展開となった。東海大は満原(日立サンロッカーズ)、坂本(豊田通商ファイティングイーグルス)というインサイドが抜けた穴を#10バランスキー(2年・PF)、#7晴山(2年・PF)が埋める。しかしリバウンドでは江戸川大が粘り、#1粂川(4年・G)の3Pが連続して立ち上がりは江戸川大が勢いづいた。東海大は思うようにボールが運べない展開となり1Qは19-19となるが、2Qに立て直し、江戸川大を9点に抑えると後は余裕の展開となった。江戸川大は粘るも後半にアウトサイドの確率が落ち、反撃のきっかけが掴めないままゲームは推移。最後は94-64で東海大が勝利した。

 東海大は次は白鴎大との対戦になる。#30アビブ(4年・C)らに対し、やはりインサイドの安定が重要になるだろう。#33狩野(4年・SG)、#24田中(3年・SF)の両ウイングを生かすにはやはりリバウンドは鍵だ。203cm#21橋本(1年・C・宇都宮工)を含め若いインサイド陣の働きに注目したい。


120509hasegawa.jpg 拓殖大國學院大と対戦。1Qで23-33とリードするが、ややディフェンスの甘い拓殖大に対し國學院大はディフェンスリバウンドから得点を重ねる。拓殖大のアウトサイド確率が今ひとつの状態もあって終盤まで粘ったが、109-80で拓殖大が勝利。拓殖大は次は国士舘大との対戦になる。


 青山学院大は3部の東京経済大と対戦。点数は109-53と大差をつけたが、バランスの悪さは京王電鉄杯からあまり変わらない印象となった。現状、辻(東芝ブレイブサンダース)の抜けた穴は大きい。インサイドの強さは十分だが、上の対戦になればそれだけでは苦しい場面も出てくる。この試合では3Pがなかなか決まらない場面が見られた。また、#32畠山(3年・PG)が欠場していることもあって、#3小林(3年・PG)がほぼ一人でコントロールを担う。こうした状況の中で残りの選手たちが奮起できるかどうかが見どころになりそうだ。次の対戦は中央大。こちらは4年生が主軸となり、安定度が増してきている。注目の一戦になりそうだ。

写真上:ベンチスタートで流れを変えるシュートを決めた東海大・佐藤。
写真下:シュートに行く拓殖大・長谷川。京王電鉄杯を制し、このトーナメントでも頂点を狙う。

※江戸川大・臼井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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「後輩たちのお手本になりたい」
最上級生として、チームを悲願の2部昇格へ

◆#7臼井拓也(江戸川大・4年・F)
120509usui.jpg非常に良い雰囲気で試合に臨み、要所で東海大を苦しめる場面もあった江戸川大。特に課題にしてきたというリバウンドの意識は、時に東海大を上回ってボールへの執着心が強く感じられた。
江戸川大は、一昨年・昨年と入替戦まで進みながらも、あと一歩のところで2部昇格を果たせずにいる。今年こそ悲願の昇格なるか。


―東海大と対戦してみていかがでしたか?
「試合開始から自分たちのバスケットを全力で120%出そうという感じで試合に臨めたので、前半まで少しは東海大を苦しめられたかなと思います。でもやっぱり向こうも実力のあるチームですし、後半は相手に流れを持っていかれてしまいました。東海と戦うにあたって、東海はリバウンドが強いのでうちもそこを課題にしてきたんですが、それでも取られてしまう部分があったのはまだまだだなと思いましたね」

―リバウンドに関しては江戸川大も負けていなかったと思います。リバウンド争いに勝って会場を沸かせる場面もありましたね。
「一応うちはそこをメインに戦おうと準備してきたので、絶対リバウンドは負けないぞということで昨日もリバウンドを重視して練習してきました。それを今日少し出せたのは良かったと思います」

―序盤から応援団も含め非常に盛り上がって流れを掴みましたね。
「東海大は雰囲気が良いチームなので、その雰囲気に飲み込まれちゃいけないとは試合前から意識していました。ベンチや応援席も含め、雰囲気では負けないようにしようと試合前に言っていたので、ああやって飲み込まれずに自分たちで勢いに乗れたんだと思います」

―後半アウトサイドがなかなか当たらず苦しい時間帯がありました。
「そうですね。外のシュートに関しては完全に僕のせいなんですけど…(苦笑)。僕がシューターとしての役割を果たせなかったのは悔しいです。でも粂川(#1)や下級生が頑張ってくれて食らい付けた部分は良かったですね」

―東海大はディフェンシブなチームですが、相手のディフェンスはどうでしたか?
「やっぱりもう少し点が取れれば良かったと思いますが、相手は高さもあって決めきるところで苦戦しましたね。去年より今年はうちも結構中で攻めていけるチームになったので、ああいう風に強い相手にも中でもっと点が取れるようにならなきゃなと思いました」

―逆にこちらのディフェンスでは、ガード陣のプレスが効果的でしたね。
「オールコートのプレスは、うちの一つの武器ですね。この東海戦でも少し通用したと思います。でもローテーションが遅くて簡単に下でやられてしまうことがあったので、そこはもっと改善していきたいです」

―昨年はアウトサイド中心のスタイルでしたが、今年はインサイドでも負けないフィジカルの強さが身について、スタイルが少し変わってきた印象を受けます。
「そうですね。今年は全体的に去年よりサイズアップして、フィジカルの面では他のチームにも負けないと思います。今年はそこを売りにしてやっていくつもりですね。今年は中と外、バランスよく攻められるチームになりたいと思います。その為にはもっと中で安定して点が取れるようにならなきゃいけないし、外もフォワード陣がシュートの精度を上げなきゃいけない。課題も色々ありますし、リーグ戦に向けて仕上げていきたいです」

―今年からアシスタントコーチに古田悟さん(元JBLトヨタ)が入りましね。 
「最初はびっくりしました(笑)。今までプロでやってきた方が指導して下さるということで、すごく新鮮だし刺激になります。特に同じポジションのインサイド陣は、良い環境で教えてもらっていると思いますね」

―臼井選手は今年主将を務めますが、何か意識していることはありますか?
「僕個人ではキャプテンらしいことはまだ全然できてないですが…(苦笑)。でも4年生全員で、下級生のお手本になるというのは意識していますね。練習中から自分たちが率先してやっていくことを、僕だけじゃなく4年生全員が意識してやっていきたいなと思っています。そういう姿勢を見て、後輩がついてきてくれればいいなと。先輩が頑張ってるから下もついてくる、という様な相乗効果が狙いで、そうしてチームも強くなっていくのかなと思うんです。だから最上級生として、後輩たちのお手本になりたいですね」

―3年生以下も試合で活躍していますし、来年後輩たちを2部でやらせてあげたいという気持ちも強いと思いますが。
「それはありますね。去年、一昨年と入替戦に行きながらどっちも負けて、シーズンの始めからその目標はずっとぶらさずに掲げています。後輩の為にも、昇格して終わりたいなと思いますね」

―リーグ戦への意気込みを。
「もちろん目標は全勝優勝ですけど、リーグ戦で自分たちが今まで練習でやってきたことを出すというのが江戸川大バスケ部としての目標で、練習の成果を出して優勝することが一番価値のある優勝だと思うんです。それを意識して、4年生が下級生をリードしてリーグ戦に臨みたいです」

―ラストシーズン、どんな1年にしたいですか?
「悔いのない1年にしたいですね。とにかく負けたくないですし、3部優勝して入替戦に出て、今年こそ2部を倒して昇格して、気持ちよく引退したいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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