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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.05.07 (Mon)

【2012トーナメント】5/7レポート

1部・2部校も登場し
いよいよトーナメントも中盤戦


120507ando.jpg トーナメントはこの日から1部、2部のシード校が登場。6試合が行われた。9日までベスト16をかけた戦いが代々木第二体育館で行われ、ベスト8の決定する日は代々木第二体育館と駒沢屋内競技場の2ヶ所に分かれる。

 中央大埼玉大に、国士舘大東京農業大に、明治大東洋大に大差で勝利し、ベスト32に進んだ。関東学院大上武大法政大明治学院大は上位の関東学院大、法政大が立ち上がりでなかなか波に乗れず相手に迫られる展開となったが、次第に引き離した。

 第3試合、2部校同士とあってこの日注目の対戦となった順天堂大神奈川大の戦いは、3Qで一気に引き離した神奈川大が63-91で勝利した。
 序盤、神奈川大は硬さが見られファウルがかさんで思う様に流れに乗れない。一方上々の立ち上がりとなった順天堂大は2Qに入って#22飯田(4年・F)の3Pが次々リングを射抜き、ゲームの主導権を握って39-32で試合を折り返した。だが後半に入り、順天堂大がイージーミスを繰り返す間に神奈川大は#21増子(4年・F)らが攻め気を見せて連続得点。一気にリードを奪い返すと持ち前のディフェンスも機能しはじめ、3Qを9-30として2桁差をつけた。4Qでは#7古橋(3年・F)のシュートが追い打ちをかけるように決まり、結局30点近い点差をつけて神奈川大が快勝。初戦を突破し一歩駒を進めた。

写真:明治大は2年生の安藤がコントロール。得点面でもチームをリードした。

※神奈川大・増子選手、順天堂大・大下内選手、東洋大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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「負けたくないという気持ちが出た」
攻め気でチームを牽引した点取り屋

◆#21増子 匠(神奈川大・4年・F)
120507masuko.jpg相手にリズムを掴まれ追う展開になった場面で、増子の抜群の得点力がチームを救った。アイソレーション気味の1on1と速攻の先陣を切る走りで、立て続けに得点を量産。順天堂大はファウルをしても彼を止めることに苦心した。今年もディフェンシブなチームカラーが引き継がれている神奈川大は、オフェンスでは増子・古橋の両ウィングの活躍が鍵となる。最終学年となった今シーズン、これからの活躍に期待だ。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「出だしが悪すぎましたね。相手のペースに飲まれてしまって結構焦りました。シュートがエアボールになったり、初戦ということもあってみんな硬かったですね」

―相手が同じ2部の順天堂大ということで、意識はしましたか?
「それはありました。今までも戦ってきた相手だし、絶対勝ちたいなと。スカウティングや動きの確認もしっかりやりました。勝てて本当に良かったです」

―増子選手の連続得点で後半から勢いに乗りましたね。今シーズンは増子選手や古橋選手がチームの得点源になると思いますが。
「そうですね。うちはディフェンスのチームだし、オフェンスではやっぱり自分や古橋が点を取らないととは思います。この試合も、追う展開になってやっぱり負けたくないという気持ちが出て、後半になって攻めたら上手くいったので良かったです」

―前半はあまり自分で攻めなかった印象を受けますが。
「古橋とかまわりにシュート上手い奴はいるので、自分が中に切れ込んでパスをさばくことに徹すれば流れも良くなるかなと思いました。でもそれを意識し過ぎて慎重になりすぎましたね。攻め気が足りなかったかなと思います」

―新チームになってチームの調子はどうですか?練習試合では青学などの1部校とも良い勝負をしたとお伺いしましたが。
「いや、でもやっぱり青学とは力の差を感じましたけどね。うーん…なんか集中しすぎてよく覚えてないです(苦笑)。とりあえずうちは高さがないので、インサイドになかなかボールを入れられなくて。でも小さい分、走り勝ったり運動量で負けないようにすれば多少通用する部分もあるというのは感じましたね」

―チームの課題などはありますか?
「今日の試合も練習試合も、いつもうちは出だしが悪いんです。だから出だしの部分と、あとはディフェンスで気を抜かない事ですね。そこは意識しています」

―昨年の4年生が抜けた穴はどう感じていますか?
「正直それはすごく大きいです。プレー面もそうですけど、やっぱり精神面で頼っていた部分が大きくて。でも自分も4年になって、チームを引っ張って行こうという気持ちは強くなりましたね。心境もちょっと変わったのかなと思います」

―これから1年、どんなシーズンにしていきたいですか?
「去年悔しい想いもしてるし、今年は最後の年だし、悔いの無い様にしたいですね。それでやっぱり1部に上がりたいです。トーナメントでも上位にいきたいですし。みんなで楽しく元気よく、それで結果を出したいと思います」

―次は順当にいけば大東文化大学との対戦になりますが。
「大東もサイズがありますし、気を引き締めて戦いたいですね。走り勝てれば勝負できると思うので、みんなで元気よく戦っていきたいです」


「この借りはリーグ戦で絶対に返す」
悔しい敗戦で気を引き締め再スタート

◆#0大下内 仁(順天堂大・4年・F・主将)
120507oshitanai.jpg今シーズン順天堂大の主将を務めるのは大下内。183cmと高さは無いものの、インサイドでも押し負けない強いフィジカルと、合わせの得意な器用さを持ち合わせた相手チームにとって厄介なプレーヤーだ。この試合は序盤次々と相手チームのファウルを誘いリズムをチームに引き寄せた。チームは焦りや後手に回ったディフェンスで後半失速したが、課題が浮き彫りになってこの試合で得たものも多いはず。リーグ戦に向けて修正し、今シーズンはさらなる浮上を目指したい。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「うちにしては珍しく出だしが良くて前半は自分たちのペースでできたんですが、後半から決めなきゃいけないシュートを決めきれなくて、神大さんにそこを突かれてしまいました。自分たちのミスから速攻を出されたこともあるし、一対一も神大さんの方がガンガン来ていて自分たちは引いてしまって。ディフェンスが後手後手になって、それが最終的な点差に表れたのかなと思います」

―#21増子選手の一対一をなかなか止められませんでしたね。
「そうですね。2Qまでは相手をロースコアに抑えられて良かったんですが、3Qは増子のところでやられて…。ディフェンスのローテーションの部分ができてなくて、一対一やその合わせで相手の好きなようにやられてしまいました」

―前半は次々に決まった#22飯田選手の3Pですが、後半はあまり打つ形にはなりませんでしたね。
「そうですね。みんな焦ってしまった部分があって…。それに、ボールを持ってる人間がみんなパスばっかり見て攻め気がなくて、飯田も多分そういうのを気にして思い切って打てなくなったのかなと思います。それは自分らが思い切って打たせるような形を作らないといけなかったかなと。そこでリズムに乗れなかった部分もありましたね」

―相手が今シーズン同じ2部で戦っていく神奈川大ということで、特別な意識もあったのでは?
「そうですね、やっぱり意識はしました。でもリーグ戦で2回戦えるので、この借りはリーグ戦で絶対勝って返すしかないですね。この試合がすごく参考になったと思うので、今度のリーグ戦までにはディフェンスを修正したり個々の一対一を強化したり、あとはウェイトや走りこみ、そういうところをしっかりやっていきたいです」

―新チームになって、大黒柱の趙明選手(11年度卒)が抜けた穴はどう感じていますか?
「やっぱりサイズダウンしてリバウンドの面などでは苦労もあるんですが、その分飛び込みリバウンドを意識するようにしています。でも、この試合も最初は良かったんですが、最後3・4Qになって自分も足に力が入らなくて飛び込みきれてなくて…。今まで以上にガード・フォワード陣がもっと飛び込みリバウンドにいかないといけないと思うんですが、そういう意識がまだまだだなと思いました。リバウンドをしっかり取らないとオフェンスにも上手くつながらないので、そこは修正していきたいです。でも趙さんが抜けた分、よりチームで平面のバスケットができるようになったと思います。リーグでそういうスタイルを活かせるように、これから夏頑張りたいです」

―春は練習試合などもやってきたと思いますが、新チームの調子はいかがですか?
「練習試合は春先に大阪のチームとやって、あとは明治・拓殖・専修さんともやらせてもらいました。特に拓殖さんとやった時にはすごく見習うべき点が多かったですね。小さくても平面バスケットが徹底されていて。結局30点くらい離されて格が違うなと思ったんですけど、自分たちも小さいチームなのでああいうバスケットは参考にさせてもらいたいと思います」

―今シーズンはキャプテンを務めますが、意識していることなどはありますか?
「下級生の時は自分自身のことしか考えてなかったんですが、キャプテンになってチーム全体を客観的に見なきゃいけないなと思うようになりました。(大濠)高校でもキャプテンをやらせてもらったので、そういう経験を活かして自分から仲間とコミュニケーションをしっかり取っていきたいです。試合中のコミュニケーションがまだ不足してるなと思うんですよね。5人全員がもっと喋らないと。東海さんなど見てても、試合中たくさんハドルを組んでるじゃないですか。そういうところをもっと見習わないとなと思いますね」

―最後のシーズン、どんな1年にしたいですか?
「今年で4年目ですが、これまで3年間なかなか勝ててないので、今年こそもっと勝ちたいです。大きい目標としてはやっぱりインカレに出たいという気持ちが強いですね。夏に向けてしっかり練習して、リーグ戦で結果を残せるようにやっていきたいです」


「2部の中でも上を目指したい」
東洋大、“挑戦”のシーズン開幕

◆#41前田健滋郎(東洋大・4年・F・主将)
120507maeda.jpg練習試合でもよく知る相手、明治大に敗れトーナメントを終えた東洋大。この試合ではアウトサイドが不調で勢いを掴めない部分もあったが、主力には下級生も多く実力はまだまだ伸び代があると言えそうだ。キャプテンを務めるのは下級生の頃から試合に絡んできた前田。「4年生がもっと引っ張らないと」と、最終学年として決意を新たにした。今年から念願の2部昇格となる東洋大。新人戦、リーグ戦と今後どんな戦い方を見せるか注目である。

―試合を終えて。
「やっぱり全部の面で力の差がありました。それが得点差につながったのかなと思います。一つひとつ全部のプレーをレベルアップして、もう一回全員で夏に向けてしっかりやっていきたいです」

―出だしはお互い少し硬かったですね。
「明治とは練習試合もよくやるので仲の良い選手も結構いますし、監督の目さんの息子もいたりして何かと縁のあるチームで、試合前も絶対勝ってやろうという気持ちでした。でもそういう気持ちが強すぎて、逆に硬くなってしまったのかなと思います」

―#7筑波選手や#6村上選手など、2年生の活躍は大きいですね。
「2年生は得点力もあるし能力もすごく高いですね。でも下級生なのでディフェンスだったり、まわりを引っ張ることはまだなかなか難しいと思います。だからそういう部分は自分ら4年生がしっかり引っ張っていかないといけないですね。自分も40分間常に安定した力を出して、なるべくずっとコートに立てるようにしないといけないなと思います」

―金賢選手(11年度卒)ら、去年の4年生の抜けた穴はどう感じていますか?
「去年の4年生が抜けた穴は大きいですけど、そこはインサイドの尾崎(#34)とかが頑張ってくれています。ただ尾崎一人じゃ高さの面でもまだ補いきれない部分があると思うので、そこは全員でディフェンスだったりリバウンドだったりを頑張らなきゃなと。でも今日の試合でもそこがまだまだかなと思いました」

―今あるチームの課題は何ですか?
「ディフェンスの最後の詰めの甘さですね。相手をずっと苦しませても、最後のシュートチェックとかが甘くて点を取られてしまっては意味がないと思いますし。あとはスクリーンプレーの精度だったり、インサイドにボールを入れて点を取ることだったり。そういうところはリーグまでにレベルアップしていきたいです」

―キャプテンとして心掛けていることはありますか?
「プレーの面ではもちろんですが、プレー以外の声出しや練習態度も今以上にしっかりやっていかなきゃいけないと思います。それは4年生の中でも話していることで、とにかく4年生がもっとチームを引っ張っていかないと、というのは意識してますね」

―今シーズン、どんなチームを作っていきたいですか?
「やっぱり結果を出すのは当たり前なんですけど、結果さえ出せばいいというチームにはしたくなくて。誰が見ても良いチームだなと思ってもらえるようなチームにしたいですね。応援したいなとか、高校生から見て東洋に入りたいな、と思ってもらえるようなチームにしたいです」

―今年のリーグ戦は2部でプレーすることになりますが、意気込みをお願いします。
「自分は大学に入った時から2部でやりたいとずっと思ってきました。それが叶うのは去年の4年生が残してくれた財産だと思うし、先輩方の為にも2部残留は当たり前で、それ以上にもっと上を目指したいと思います。今年だけじゃなく、来年・再来年とどんどん上を狙って行けるようなチームにしたいと思うので、その為にも今年2部で良い勝負ができるように頑張ります」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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