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2012.05.08 (Tue)
東海大シーガルスチャリティマッチレポート
※レポートと写真を追加しました。
白熱のチャリティマッチは
Bチームが引き分け、Aチームも善戦
昨年に引き続き、東日本大震災復興支援として開催された東海大学シーガルスのチャリティマッチ。早朝には激しい雨が降ったにもかかわらず、湘南校舎の体育館には多くの観客が詰めかけて熱戦を見守った。
Bチームは2Qのゲーム、Aチームはフルゲームでシーガルスと対戦。Aチーム戦ではドイツでプレーする石崎巧(ケムニッツ99ers・2006年卒)が帰国して参加し、JBLファイナルの熱戦の余韻を感じさせる古川(JBLアイシン・2009年卒)を始め、竹内譲次(JBL日立サンロッカーズ・2006年卒)らそうそうたるOB相手に現役のAチームも善戦。一時は逆転する場面も見せた。最後はOBが後輩を振り切ったが、見応えある展開に観客はどよめき、大きな拍手を送っていた。
また、試合後には東日本大震災への義援金として選手たちが募金活動を行い。最後まで長い列ができていた。
シーガルスBチーム41(15-23,26-18)41OBチーム
シーガルスAチーム71(24-28,10-29,25-13,12-23)83OBチーム


※詳しいレポートは追って掲載します。

観客席はほぼ満席の盛況。

試合前には陸川監督より挨拶があり、東日本大震災の犠牲になられた方々に対し黙祷が行われた。

OBチームはJBLから関東実業団まで幅広く選手が参加した。

現役チームは期待のルーキー、ベンドラメや橋本といった選手もOB相手に奮闘した。
Bチーム戦は満原の3Pが決まり同点で終了
Bチームとの試合にはJBL2や関東実業団等の選手がメインに出場。2003年度卒の島や野口といった現在の東海大を築く土台となった世代から、昨年度卒業の坂本、森田といった新しい顔ぶれまでOBは多彩なメンバーとなった。試合は立ち上がりから接戦になった。Bチームは#88馬場(3年・SF)が3P等で連続得点。OBは島(黒田電気ブリットスピリッツ)の3Pが幸先よく決まるが、Bチームも奮闘。OBチームは遥(三菱ダイヤモンドドルフィンズ)、坂本(豊田通商ファイティングイーグルス)のインサイド陣を投入、ゴール下で差を広げて前半を15-23とリードした。
後半、BチームはOBチームのターンオーバーから早い展開で巻き返し、一時9点差がついたゲームを残り2分で36-36の同点に押し戻す。#71坂根(4年・CF)が残り2分でミドルシュートを決めると逆転。OBチームが3秒を犯すなどリズムに乗れない中、#88馬場のシュートで40-36のリード。しかしノコ地15秒、満原(日立サンロッカーズ)がリバウンドからバスケットカウントを獲得。2点差に。Bチームは9.2秒で3点リード。#71坂根がタップを押しこみ損ねて悔しがる中、OBチームは4.3秒で満原が3Pを沈めて41-41の同点に。Bチーム最後の攻撃は決まらず同点のまま試合終了した。
写真:レイアップにいく2009年度主将・前村。軽々とした跳躍は相変わらず。
AチームはOBに食い下がり一時は逆転する見せ場も
Bチーム戦の後、選手紹介、陸川監督の挨拶を経て40分のフルゲームが行われた。現役チームは#18和田(3年・PG)がケガでベンチ。#33狩野(4年・SG)、#10バランスキー(2年・PF)#24田中(3年・SF)、#7晴山(2年・PF)#22飯島(2年・PG)という布陣。OBチームのスタメンはドイツから帰国して間もないという石崎(ケムニッツ99ers)を筆頭に、古川(アイシン)、遥(三菱ダイヤモンドドルフィンズ)、竹内譲次(日立サンロッカーズ)、内海(三菱ダイヤモンドドルフィンズ)がスタメンとなった。試合前のハドルではOBチームは石崎がプレーを指示する懐かしい姿が見られ、試合開始後もシーズン終了間もなくということもあり、小気味よい独特のリズムでパスを繰り出す。OBチームは古川の3Pを皮切りに竹内のフリースロー、内海のシュートなどが続き、好調な滑り出し。Aチームも#33狩野、#24田中の3Pも出て波に乗る。1Qは古川が3本、多嶋(D-RISE)が1本の3Pを決める活躍で24-28とOBチームがリード。
2Qは203cmのルーキー#21橋本(1年・C・宇都宮工業)がゴール下で竹内相手に奮闘する場面も見せるが、得点面で停滞。OBチームは前村(豊田通商ファイティングイーグルス)や石崎、坂本の得点もあって13点のリード。しかし3Qに入るとAチームが盛り返し、#24田中が本領発揮。ドライブやバスケットカウント、#10バランスキーのシュートもあってじわじわ迫る。最後は石崎のマークをかわして#24田中がミドルシュートを決めると59-60の1点差に迫り3Qを終えた。
4Q、#24田中のアシストから#21橋本のシュートが決まり逆転。OBチームはディフェンスに定評のある島を投入して収拾をはかろうとする。その島がタップでボールを押し込むとOBが再びリード。Aチームは粘ってついていき、#10バランスキーがリバウンド、ミドルシュートと決めて残り3分まで僅差の展開が続くがOBチームは石崎が3Pで突き放すきっかけを作ると多嶋の3Pが続き決定打。最後は内海がブザーとともに3Pで締めて71-83でゲームは終了した。
閉会式ではAチーム主将・狩野選手が「これから入るシーズン、Aチームを応援して欲しい」と挨拶。またOB代表として2003年度主将の島選手が続いて挨拶。「震災から1年以上経ち、まだまだ復興には課題が残る中自分たちはバスケットができる恵まれた環境にある。大したことはできないけれど自分たちにできることを頑張っていきたい。この試合も選手だけではなく朝から準備してくれたスタッフ、関係者のおかげ。スタッフも含めて東海大を応援して欲しい」と締めくくった。この後、選手が募金箱を持って入口付近に並ぶと観戦に駆けつけた観客も募金に協力。2回目のチャリティマッチは盛況のうちに終了した。なお、この日受け取った募金は宮城県体育協会へと全額送られる。
写真上:独特のリズムでゲームをリードした石崎。
写真中:期待のビッグマン・橋本は竹内とマッチアップする場面も。
写真下:最後に挨拶をする島。この試合の意義を感じさせ、東海大への思いがあふれる内容だった。
【#33狩野祐介選手のコメント】
―チャリティマッチは2回目となりますが、今年はどんな気持ちで臨みましたか?
「去年はあまり自分が試合に絡めず、ベンチで応援する場面が多かったんですが、今日は最初から試合に出ることができました。トーナメント前にいい機会がもらえたので全力で出だしから行こうとして、いい感じで試合に入れたと思います」
―OBチームと戦ってみてどうでしたか?
「最初は互角でやれた部分もあったんですが、さすがJBLだったりプロで、自分たちのミスから痛いところをどんどん突かれてしまいました。相手の弱いところを突くようなプレーは見習っていきたいですね」
―トーナメント前の大事な時期ですし、今日の試合からモチベーションが高まったような部分はありますか?
「出だしで競ったり勝ったりしても最後まで油断はできないなというのはみんな思い知らされたと思うし、点数が取れない時にディフェンスをどう頑張るかというのを教えてもらったし、いい勉強になったと思います」
―今年の東海大はどんなチームですか?
「満さん(満原)、健さん(坂本)がいなくなった分、小さいですが機動力を生かしていこうと目標を立てて練習しています。そこを出せれば東海らしい“フルフル・ワクワク”するようなゲーム展開ができると思うし、ディフェンスもデカイ人がそういない分、いろんな相手にいろんな人がつけるので、そういうところも面白いと思います」
―主将となって心境の変化などはありましたか? 原田Aコーチは狩野選手の熱い部分に期待したいと昨年から言っていましたが。
「自分は去年からやっていることが変わらないので、継続して変わらずやっています。熱さも自分の取り柄はそこなので、チームを鼓舞していきたいです」
【PHOTO】

先陣をきって3Pを沈めた古川。ファイナルから間もなく、シュートタッチも冴えていた。

竹内は余裕のプレー。軽々とシュートを入れていた。

D-RISEの多嶋。終盤にゲームの流れを持ってくる3Pを決めた。

坂本はBチーム戦で豪快なダンクを披露。

試合前、石崎がメンバーに声を掛ける。東海大時代と変わらぬ光景。

Bチーム戦では貫禄の3Pを決めた満原。

石崎と古川。石崎が4年時に古川がルーキーとして加入。東海大はインカレ連覇を果たした。

豪快なプレーを見せた遥。

古川と田中。東海大新旧24番のエース対決。

今後の活躍が期待されるベンドラメ。

OBチームのベンチ。

募金には多くの人が列をなした。








手のひらやシャツの裾にも多くの募金が。
白熱のチャリティマッチは
Bチームが引き分け、Aチームも善戦
昨年に引き続き、東日本大震災復興支援として開催された東海大学シーガルスのチャリティマッチ。早朝には激しい雨が降ったにもかかわらず、湘南校舎の体育館には多くの観客が詰めかけて熱戦を見守った。
Bチームは2Qのゲーム、Aチームはフルゲームでシーガルスと対戦。Aチーム戦ではドイツでプレーする石崎巧(ケムニッツ99ers・2006年卒)が帰国して参加し、JBLファイナルの熱戦の余韻を感じさせる古川(JBLアイシン・2009年卒)を始め、竹内譲次(JBL日立サンロッカーズ・2006年卒)らそうそうたるOB相手に現役のAチームも善戦。一時は逆転する場面も見せた。最後はOBが後輩を振り切ったが、見応えある展開に観客はどよめき、大きな拍手を送っていた。
また、試合後には東日本大震災への義援金として選手たちが募金活動を行い。最後まで長い列ができていた。
シーガルスBチーム41(15-23,26-18)41OBチーム
シーガルスAチーム71(24-28,10-29,25-13,12-23)83OBチーム


※詳しいレポートは追って掲載します。

観客席はほぼ満席の盛況。

試合前には陸川監督より挨拶があり、東日本大震災の犠牲になられた方々に対し黙祷が行われた。

OBチームはJBLから関東実業団まで幅広く選手が参加した。

現役チームは期待のルーキー、ベンドラメや橋本といった選手もOB相手に奮闘した。
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【REPORT】Bチーム戦は満原の3Pが決まり同点で終了

後半、BチームはOBチームのターンオーバーから早い展開で巻き返し、一時9点差がついたゲームを残り2分で36-36の同点に押し戻す。#71坂根(4年・CF)が残り2分でミドルシュートを決めると逆転。OBチームが3秒を犯すなどリズムに乗れない中、#88馬場のシュートで40-36のリード。しかしノコ地15秒、満原(日立サンロッカーズ)がリバウンドからバスケットカウントを獲得。2点差に。Bチームは9.2秒で3点リード。#71坂根がタップを押しこみ損ねて悔しがる中、OBチームは4.3秒で満原が3Pを沈めて41-41の同点に。Bチーム最後の攻撃は決まらず同点のまま試合終了した。
写真:レイアップにいく2009年度主将・前村。軽々とした跳躍は相変わらず。
AチームはOBに食い下がり一時は逆転する見せ場も


4Q、#24田中のアシストから#21橋本のシュートが決まり逆転。OBチームはディフェンスに定評のある島を投入して収拾をはかろうとする。その島がタップでボールを押し込むとOBが再びリード。Aチームは粘ってついていき、#10バランスキーがリバウンド、ミドルシュートと決めて残り3分まで僅差の展開が続くがOBチームは石崎が3Pで突き放すきっかけを作ると多嶋の3Pが続き決定打。最後は内海がブザーとともに3Pで締めて71-83でゲームは終了した。

写真上:独特のリズムでゲームをリードした石崎。
写真中:期待のビッグマン・橋本は竹内とマッチアップする場面も。
写真下:最後に挨拶をする島。この試合の意義を感じさせ、東海大への思いがあふれる内容だった。
【#33狩野祐介選手のコメント】

「去年はあまり自分が試合に絡めず、ベンチで応援する場面が多かったんですが、今日は最初から試合に出ることができました。トーナメント前にいい機会がもらえたので全力で出だしから行こうとして、いい感じで試合に入れたと思います」
―OBチームと戦ってみてどうでしたか?
「最初は互角でやれた部分もあったんですが、さすがJBLだったりプロで、自分たちのミスから痛いところをどんどん突かれてしまいました。相手の弱いところを突くようなプレーは見習っていきたいですね」
―トーナメント前の大事な時期ですし、今日の試合からモチベーションが高まったような部分はありますか?
「出だしで競ったり勝ったりしても最後まで油断はできないなというのはみんな思い知らされたと思うし、点数が取れない時にディフェンスをどう頑張るかというのを教えてもらったし、いい勉強になったと思います」
―今年の東海大はどんなチームですか?
「満さん(満原)、健さん(坂本)がいなくなった分、小さいですが機動力を生かしていこうと目標を立てて練習しています。そこを出せれば東海らしい“フルフル・ワクワク”するようなゲーム展開ができると思うし、ディフェンスもデカイ人がそういない分、いろんな相手にいろんな人がつけるので、そういうところも面白いと思います」
―主将となって心境の変化などはありましたか? 原田Aコーチは狩野選手の熱い部分に期待したいと昨年から言っていましたが。
「自分は去年からやっていることが変わらないので、継続して変わらずやっています。熱さも自分の取り柄はそこなので、チームを鼓舞していきたいです」
【PHOTO】

先陣をきって3Pを沈めた古川。ファイナルから間もなく、シュートタッチも冴えていた。

竹内は余裕のプレー。軽々とシュートを入れていた。

D-RISEの多嶋。終盤にゲームの流れを持ってくる3Pを決めた。

坂本はBチーム戦で豪快なダンクを披露。

試合前、石崎がメンバーに声を掛ける。東海大時代と変わらぬ光景。

Bチーム戦では貫禄の3Pを決めた満原。

石崎と古川。石崎が4年時に古川がルーキーとして加入。東海大はインカレ連覇を果たした。

豪快なプレーを見せた遥。

古川と田中。東海大新旧24番のエース対決。

今後の活躍が期待されるベンドラメ。

OBチームのベンチ。

募金には多くの人が列をなした。








手のひらやシャツの裾にも多くの募金が。
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