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2011.11.24 (Thu)
【2011インカレ】11/24 筑波大VS天理大
【序盤からリードを得た天理大が逃げきり勝利】
関西2位の天理大と筑波大の対戦は立ち上がりから天理大がリードした。筑波大は足を痛めていた#99加納(4年・C)をスタメンにして試合に臨んだ。しかしインサイドに202cmの#23劉(3年・C)のいる天理大に対し、中ではそう簡単には攻められず、天理大のディフェンスに対し24秒も犯すなど苦戦する。天理大は#25平尾(4年・PG)がフリースロー、3Pできっかけを作ると、#0河原(2年・C)もフリースローを得るなどしてリード。筑波大はアウトサイドも入らず、最初の得点が入ったのは残り4分になってから。そこから#99加納、#34田渡(4年・G)の3Pも続くが、天理大は#25平尾が全開。コートを駆けまわり、シュートも確実に決める。最後には#5清水(4年・SF)がバックコートから放ったシュートがブザービーターで決まり、10-17と天理大が幸先の良いスタートとなった。
2Q、やや落ち着いたか筑波大は点差を詰めにかかるが、天理大は#25平尾がシュート、アシストにと奮闘し、激しいマークにあってなかなかアウトサイドの打てないでいた#2大谷(4年・SG)の3Pも出て、10点のリードに。筑波大も#34田渡が3Pで返すが、筑波大が速攻を決められないのに対し、天理大は#17船津(3年・PF)の速攻、#25平尾のバスケットカウントで波に乗る。#23劉が2ファウルでベンチへ下がるも、#18相馬(2年・SG)が3Pで逆に盛り上げるなど、天理大は完全にゲームの流れをつかんで23-38で前半を終えた。
3Q、筑波大がようやく盛り返す。#34田渡の3Pや#99加納のバスケットカウントなどもあり点差を一桁にする。天理大はややシュート確率が下がってくるが、リードは保つ。互いにミスの出た時間帯もあるが、苦しい時間帯から抜けだしたのは天理大。#25平尾がドライブで筑波大ディフェンスを割り、続けざまに得点。筑波大も#14坂東(1年・SG・北陸)がシュートを打っていくが、天理大が一時は4点差にまでなった差を9点にして3Qを終えた。
4Q、筑波大は#21笹山(1年・G・洛南)、#14坂東を入れてスタート。ここから坂東のアウトサイドが頼りになった。しかし天理大も#2大谷の3P、#23劉がインサイドでシュートを決め、リードはやはり10点前後。筑波大は決定打が出ないままゲーム終盤に入り、残り2分を切ってプレスを仕掛けた。天理大はこれにまんまとはまり、ターンオーバーを連発するが、主将の#3濱田(4年・PG)を入れてチームを落ち着かせ、プレスに対処。筑波大は残り時間わずかな中、#34田渡、#99加納が3連続3Pで周囲を沸かせるが、天理大も焦らず早いリスタートやオフェンスリバウンドを押さえて詰めさせず、68-76で試合終了。天理大がベスト8へと駒を進めた。
筑波大は前半の悪さが響いた。天理大が筑波大の対策をしっかりしてきたこともあるが、強い気持ちで相手が来た時に、それを打ち破る強さが出せなかった。田渡は平尾に激しくディナイされ、前半はうまく動けず加納も自身のケガや相手の高さもあって、満足できる出来とはならなかった。
天理大の平尾は勝利に嬉し泣き。特に、同じ李相佰杯代表でもある田渡に対しては並々ならぬ思いでこの試合に挑んだ。李相佰ではスタメンの田渡に対し、出番がほとんどもらえなかったことが彼の大きなモチベーションになったと言う。試合中も常に声を出し、自身がプレーで見せ、またチームメイトには強く、厳しくコート内でも指示を飛ばし続けた。コート上での強いリーダーシップにチームも応え、勝負どころで崩れることなく見事な勝利。次はベスト4をかけた一戦。天理大史上最高位を目指し、どのように戦うか見逃せない戦いになるだろう。
写真上:劉がインサイドで大きな役割を果たした。
写真下:勝利に同じ4年の清水と抱き合う平尾。終盤は足にきたというが、それを感じさせないプレーだった。
※天理大・平尾選手、筑波大・田渡選手のインタビューは追って掲載します。
※試合の写真は「続きを読む」へ。

ブザービーターを決めてガッツポーズの清水。

強い存在感を発揮した平尾。

相馬の3Pも効いた。

加納はケガやファウルもあってずっとコートに立ち続けるという形にはならなかった。

終盤、勝負強くシュートを決めていった坂東。

2Q、やや落ち着いたか筑波大は点差を詰めにかかるが、天理大は#25平尾がシュート、アシストにと奮闘し、激しいマークにあってなかなかアウトサイドの打てないでいた#2大谷(4年・SG)の3Pも出て、10点のリードに。筑波大も#34田渡が3Pで返すが、筑波大が速攻を決められないのに対し、天理大は#17船津(3年・PF)の速攻、#25平尾のバスケットカウントで波に乗る。#23劉が2ファウルでベンチへ下がるも、#18相馬(2年・SG)が3Pで逆に盛り上げるなど、天理大は完全にゲームの流れをつかんで23-38で前半を終えた。
3Q、筑波大がようやく盛り返す。#34田渡の3Pや#99加納のバスケットカウントなどもあり点差を一桁にする。天理大はややシュート確率が下がってくるが、リードは保つ。互いにミスの出た時間帯もあるが、苦しい時間帯から抜けだしたのは天理大。#25平尾がドライブで筑波大ディフェンスを割り、続けざまに得点。筑波大も#14坂東(1年・SG・北陸)がシュートを打っていくが、天理大が一時は4点差にまでなった差を9点にして3Qを終えた。

筑波大は前半の悪さが響いた。天理大が筑波大の対策をしっかりしてきたこともあるが、強い気持ちで相手が来た時に、それを打ち破る強さが出せなかった。田渡は平尾に激しくディナイされ、前半はうまく動けず加納も自身のケガや相手の高さもあって、満足できる出来とはならなかった。
天理大の平尾は勝利に嬉し泣き。特に、同じ李相佰杯代表でもある田渡に対しては並々ならぬ思いでこの試合に挑んだ。李相佰ではスタメンの田渡に対し、出番がほとんどもらえなかったことが彼の大きなモチベーションになったと言う。試合中も常に声を出し、自身がプレーで見せ、またチームメイトには強く、厳しくコート内でも指示を飛ばし続けた。コート上での強いリーダーシップにチームも応え、勝負どころで崩れることなく見事な勝利。次はベスト4をかけた一戦。天理大史上最高位を目指し、どのように戦うか見逃せない戦いになるだろう。
写真上:劉がインサイドで大きな役割を果たした。
写真下:勝利に同じ4年の清水と抱き合う平尾。終盤は足にきたというが、それを感じさせないプレーだった。
※天理大・平尾選手、筑波大・田渡選手のインタビューは追って掲載します。
※試合の写真は「続きを読む」へ。
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ブザービーターを決めてガッツポーズの清水。

強い存在感を発揮した平尾。

相馬の3Pも効いた。

加納はケガやファウルもあってずっとコートに立ち続けるという形にはならなかった。

終盤、勝負強くシュートを決めていった坂東。
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