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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.11.24 (Thu)

【2011インカレ】11/24 2回戦Bコートレポート

延長戦をブザービーターで東海大が制す
地方校の奮闘も見えたベスト8決め


 入場制限がかかるほどの観客でにぎわった墨田区総合体育館。Bコートでは浜松大vs日本大、早稲田大vs関西学院大、東海大vs明治大、日本体育大vs拓殖大の4試合が行われ、特に東海大と明治大の一戦は延長戦にもつれこんでの大接戦に。だが最後のシュート1本の差で明治大を下した東海大の他、日本大、早稲田大、拓殖大と関東1部校が地力の差で勝ち残ってベスト8に残った。

111124diarra.jpg 関東7位の日本大と東海地区2位の浜松大の対戦は1Qこそ互角の戦いになったが徐々に日本大が突き放した。#45ジャーラ(3年・C)にボールを入れさせない守りを見せた日本大だが、浜松大はその分#39成田(4年・G)らまわりの選手が活躍し、速攻やアウトサイドで13-14と浜松大リードの1Qだった。だが2Q以降、#33和田(3年・PG)を交代で入れてハーフコートのバスケットを徹底する浜松大だが、ターンオーバーもかさんで日本大の速攻を許した。日本大も2Qはオフェンスが上手くいかずになかなか引き離せなかったが、3Qで#3石川(3年・PG)の2連続3Pが出て勢いに乗ると、前からあたって浜松大にボールを運ばせずに一気に点差を突き放した。その後3Qでつけた差を4Qでも保ち、日本大が65-49で勝利。ベスト8へと駒を進め、次は東海大との対戦となった。浜松大は持ち前のインサイドを活かそうとするも、#24熊吉(4年・C)相手には一回戦の時のようにはいかず。目標のベスト8達成とはならなかった。

111124kubota.jpg 一回戦で仙台大を破って勢いに乗る関西学院大は、毎年定期戦を行っている早稲田大に立ち向かった。出足は関西学院大に固さが見え、開始から早稲田大が序盤から圧倒。だが早稲田大は#90二宮(2年・C)らのファウルが込んでリズムを崩し、その間#9西(1年・SG・東山)、#3川嶋(3年・PG)が攻撃の起点となって早稲田大のディフェンスをかき回して追い上げた。2Q後半は1点差にまで詰め寄ったが、早稲田大も#21河上(2年・PF)が好守に渡り活躍して逆転はさせない。3Qには#14久保田(4年・C)がゴール下で強さを発揮して得点を量産し、再び差が開いた。しかし#22源中(3年・PF)の3Pなどで10点差に留めて4Qに進んだ関西学院大は、#0高橋(3年・C)らがオフェンスリバウンドに奮闘して再び盛り返す。早稲田大もブレイクを出して流れを引き戻そうとするが、#21河上や#6大塚(3年・)の足がつって悪い流れに。残り3分には#9西のドライブで4点差にまで詰め寄った。だがここからの1本が出ない関西学院大。その後早稲田大は倉石監督がテクニカルファウルを取られる場面もあったが、落ち着いてディフェンスして点差を守った。ファウルゲームでさらに差を広げ、結局62-74で早稲田大が勝利。追い上げられても逆転はさせないのはさすがだった。しかし関西学院大も何度点差を離されてもその度に追い上げる粘り強さを発揮。主力に3年生以下が多いだけに来年も楽しみなチームだ。

写真上:ジャーラを守る日本大。前半は浜松大のリズムにつられてしまうところだったが、持ち直した。
写真下:大黒柱の久保田。最後のインカレでさらに上を目指す。

※浜松大・成田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「インカレに出て関東のチームと戦えていることが嬉しい」
チーム初の関東越えに手応え

◆#39成田承治(浜松大・4年・主将・G)
111124narita.jpg一回戦で慶應義塾大を破り、11度目のインカレにして初の関東越えを果たした浜松大。主将の成田も「一生の思い出」と、その喜びを噛みしめた。勝利の鍵は、自分たちの持ち味を最大限に生かすためのスタイルの徹底。210cmと日本の大学生としては驚異の高さを誇る#45ジャーラを起点に周りの選手ものびのびプレーする試合展開は、浜松大の必勝パターンだ。2回戦での日本大戦ではチームとして思うような形は出せなかったものの、インカレ全体を振り返れば来年につながる一つの結果を残した。このインカレで味わった喜びと悔しさを糧に、来年の躍進を待ちたい。


―試合を振り返って。
「第1Qの入りとしては良くできた方かなと思います。それで前半終わった時点であまり離れていなかったので、もしかしたら行けるかなと感じながら後半に入って。でもこっちが3Q・4Qとミスしてバタバタして、結局やられてしまいましたね。そこは悔しいです。今日勝てば目指していたベスト8に入れたわけですし…。でもこれが自分たちの実力かなとも感じました」

―慶應戦では勢いが継続しましたが、今日は後半失速する形となってしまいましたね。
「そうですね。昨日は慶應に対して対策をして臨んだので、それが相手に上手くハマってくれました。そこから良い流れが生まれて自分たちのバスケットができて。でも今日は自分たちが向こうのバスケットに対応できなかったなと思います」

―具体的に敗因は特にどこだと思いますか?
「自分たちは見てもらえれば分かる通りジャーラ以外身長が小さいので、しっかりディフェンスをしてボックスアウトをするというのをまず目標にしてやってきました。それが昨日は完全ではないですけど結構しっかりできたと思うんですが、今日はやっぱり相手の方が高い上にみんなが飛び込んでくるチームで。そこは大きかったと思いますし、もっとしっかりやらなきゃいけないなという風に思いました。あとは、普通にやっている時は走られた印象はあまりないんですが、自分たちのミスから走られた部分はありました。それで向こうの流れになってしまったと思います」

―相手にオールでプレスを仕掛けられる場面もありましたが。
「正直自分は運ぶのが得意ではなくて、昨日の慶應戦もカモられてしまって…。今日も少しどうしようって焦りはありましたが、そんなにミスもなかったのでそれは良かったと思います」

―成田選手個人としては、昨日よりも今日の方が良さを出せましたね。
「そうですね。自分個人としては今日は気持ちよくプレーできました。昨日はミスやファウルでプレータイムが伸びなかったので、今日はまずしっかりミスを減らそうと思っていて。それは良くなったなと思います」

―これで学生のバスケットは引退となりましたが、4年間を振り返っていかがですか?
「浜大に入って、高校の時とは違う留学生の子がいて、そういうバスケットに自分が慣れていくことから始まりました。大学のバスケットに慣れるためにも、高校の時に全然やってこなかったウェイトトレーニングもちゃんと取り組むようになって、その成果もあってかこういう風に関東ともやり合えるようになったのかなと思います。4年間やってきて、自分がこうしてインカレに出て関東のチームと戦えていることがすごく嬉しかったです」

―浜松大はいつもあと一歩のところで関東越えはならず、“打倒関東”という思いは強かったと思いますが。
「そうですね。昨日の慶應戦が、関東に勝った初めての試合なので。自分としてもすごく嬉しかったですね。一生の大切な思い出です。でもそれで気の緩みじゃないですけど、舞い上がってしまった部分もあったのかなと思います」

―キャプテンとして何か心掛けていたことはありますか?
「最上級生としてキャプテンとして、チームをしっかり鼓舞していけるようにと心掛けていました。しっかり声を出して、みんなで頑張っていけるように。でもうちは流れが悪い時にみんな落ちちゃうのが悪いところなんですが、今日も後半そうなった時に自分も落ちてしまって立て直せなかったのは良くなかったなと思います」

―気持ちが一度切れた時に長く落ち込んでしまう場面が見られましたね。
「そうですね。それが浜大の悪いカラーで…。勢いに乗っている時はベンチからも声が出てみんなノリノリでバーッと流れに乗っていけるんですけど、一度崩れるとなかなか立て直せないんです。今日もそういう悪い流れを切るやつというか、そういう時こそチームを引っ張るやつがいなかったかなと思います」

―主将として一番苦労した点は?
「浜大って見てわかる通り、やんちゃというか個性豊かなところがあるので…。セネガルの子にはセネガルの子の準備があるし、他の人もそれぞれに自由な感じなので、それを一つにまとめるというのが難しかったですね」

―来年は#33和田選手や#45ジャーラ選手も最終学年となりますが。
「そうですね。あいつらはずっと中心になって試合に出てきたわけだから本当にチームを引っ張っていけると思うし、まわりの選手もあいつらについて行くようにして、チーム全員で頑張って欲しいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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