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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.11.08 (Tue)

【2011リーグ】11/8入れ替え戦 専修大VS白鴎大 第2戦

【館山の3Pで専修大が逃げきり1部残留】
111108SENSYU2.jpg 専修大白鴎大の2戦目は白鴎大が追いつきそうな場面も見せたが、終始専修大がリードをして61-52で白鴎大の挑戦を退けた。

 前半、1Qはともにロースコアな立ち上がりとなるが、2Qになる白鴎大はファウルが目立つ展開となった。専修大は#22樋口(3年・F)や#91太田(4年・C)のバスケットカウントなど、相手の勢いを削ぐ攻撃が続く。白鴎大はスタメンガードの#3横塚(3年・PG)が足を痛めて#10田中(2年・G)にチェンジ。さらに交代した#32黒川(4年・G)、#2石川(3年・F)の3Pが出るが、前半で31-19と大きく水をあけられてしまう。

 3Q、#30アビブ(3年・C)のバスケットカウントや#65高橋健太郎(4年・PG)の3Pもあって追い上げる白鴎大に対し、専修大は点数が伸び悩む。#91太田が3ファウルでベンチへ下がる場面もあり、このQは11点にとどまる内容に。白鴎大はこのチャンスに#2石川のドライブも出て、42-38と4点差に詰めて最終Qへ入った。

111109SENSHU.jpg 4Qの序盤、#30アビブのバスケットカウントは同時に#91太田を4ファウルに追い込む好機となる。ここから接戦が続く形となり、白鴎大は#5柳川(2年・F)の3Pで開始3分で逆転に成功。しかし、専修大は慌てた攻めをしなかった。オフェンスは#4高橋 陽(3年・G)と#33館山(3年・G)がともに3Pを打っていく形となり、逆転されても即座に3Pで返すと、そこから3Pを連続で沈め、白鴎大の勢いを削いでいく。白鴎大も粘るがそのたびに3Pで返され、じわじわ引き離されてタイムアップ。専修大は最終Q、19点のうち12点を#33館山の3Pで稼ぐ形で白鴎大を突き放し、61-52で試合終了。1部の座を守った。

 専修大は追い上げられた時にオフェンス部分で苦労したが、館山の3Pがチームを救った。リーグ戦中は怪我もあり、思うような調子ではなかったが、最後に仕事を果たして1部残留。主力は3年生だけに、来期に結果を出したいところだ。

 白鴎大は初の1部チャレンジに挑んだが、チームの良いところを出せずに終わった。新人戦では準優勝したが、まだまだ経験値では1部チームの方が上とも言えた。しかしこちらも主力はまだ下級生。1部昇格に向け、まだ先はある。トーナメント戦などで少しずつ経験を蓄えたい。

写真上:アビブと太田の豪快な空中戦は見応えがあった。
写真下:最後はホッとした様子を見せた館山と高橋陽。

※専修大・館山選手、白鴎大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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「気持ちを入れてプレーできた」
勝負強い3Pでチームの危機を救う活躍

◆#33館山健太(専修大・3年・F)
111108TATEYAMA_20111121063119.jpg試合終了後、チームメイトの#4高橋と共に嬉し涙を見せた館山。普段と変わらない様子に見えても、やはりこの試合に懸ける想いには並々ならぬものがあったのだろう。第2戦の4Q、白鴎大が点差を縮めて一時逆転したが、その勢いを絶ったのがこの館山の連続3Pだった。プレッシャーを跳ね除け、見事勝負所でシュートを決めて勝利を引き寄せた。専修大はこれで来年も引き続き1部でプレーできる。主力が多く残るだけに、来シーズンは勝負の年になる。今シーズン、残すはインカレ。ディフェンシブなバスケットで、どこまで駆け上がれるか。


―1部残留おめでとうございます。試合後には涙もありましたね。
「もう、本当にホッとしましたね。あれはその涙です。勝てて良かったです」

―館山選手の3Pが勝利の大きな鍵になったと思います。
「もうあれは気持ちで決めたシュートですね。昨日、今日は気持ちを入れてプレーできたと思います」

―その髪型も気持ちの表れですか?
「気合いです!気合い入れました(笑)」

―ただ、今日の4Qは館山選手の3Pでしか点が取れない状況でしたが。
「でも、オフェンスは流れの中でやる感じなので。あの打つ攻め方は陽(#4高橋)と高校の時からずっとやっているやつで、苦しい時間帯こそ陽がそれをやろうと言ったので、流れの中でああいう攻め方になりました」

―ディフェンスは良いのですが、オフェンス面で点が伸びないのはリーグ戦でも見られましたね。
「そうですね。でも今自分たちはオフェンスをあまり意識せずに、ディフェンスでリズムを作ろうということでやっています。あまり得点が伸びなくても、相手をそれ以下に抑えればいいという考えで今はやっているので、そこまで意識はしていないですね。シュートが入らなくても、焦らないように心掛けています」

―リーグ戦が終わってから、入れ替え戦というのはすぐ切り替えられましたか?
「リーグの途中で大体分かっていたので、リーグの最後の方も“入れ替え戦に向けて良い形で終わろう”ということをみんなで言っていました。だからそんなに違和感はなかったですね」

―これで長いリーグ戦も終わりました。怪我もあって本調子ではない時期もありましたが、振り返っていかがでしたか?
「入れ替え戦に行くことにはなってしまいましたが、チーム一丸となってリーグを終わらせて、今日まで戦えて来られたのは良かったと思います」

―何か見つかった課題や収穫はありましたか?
「宇都(#11)や自分はメンタルが弱くて、試合中に審判とやり合ってしまうことが多いのが課題でした。それで競った試合に負けることもあって。でもそこの気持ちの持ち方というのは、リーグ戦や入れ替え戦で学べたと思います」

―リーグ終盤になるにつれチームもゲームの最後まで崩れず安定してきた印象を受けましたが。
「そうですね。でもまだそこから勝てないんですよ。ディフェンス中心でやっているので守れてはいるんですけどね。その勝ち方というのが、まだ分からない部分もありますね」

―今ポイントガードは#4高橋選手と#3廣島選手の二人が出番を分け合っていますが、二人の使い分けというのはチームで何かあるんですか?
「陽(高橋)は、たまに考え込んじゃうので。そういう点で廣島だと、あまり考えずに勢いでやれますね。廣島は速いテンポのバスケットにしてくれますから。もちろん陽も、一緒にバスケをしてもう6年目にもなるし、一番やりやすいです。それぞれタイプが違って良さがあるので良いと思いますね」

―次はインカレですね。
「多分2・3日オフがあってからリーグ戦中みたいな練習になると思うので、これまでと変わらず試合に向けてコンディションを整えたいと思います。インカレでは大東と筑波に勝って、ベスト4に入れるように頑張ります」


「上げてあげられなくて本当に悔しい」
後輩を思い、込み上げる悔しさ

◆#65高橋健太郎(白鴎大・4年・PG)
111109TAKAHASHIK.jpg2連敗となり悲願の1部昇格は果たせなかった白鴎大。1部8位との壁は厚く、持ち味をあまり出せずに悔しい敗戦となった。試合後、“自分がこうしていれば”と常に自分自身を責めていた高橋。だが懸命にコートで声を出し、チームを引っ張ろうとする奮闘ぶりはこちらまで伝わってきた。後輩たちを思い、チームの事を思うからこそプレッシャーがのし掛かる。それらを乗り越え、インカレでは一回り成長した姿を見せて欲しい。


―今の心境を聞かせて下さい。
「本当に悔しいです。悔しい…というよりも、申し訳ないという気持ちですね。今の3年生から1年生は本当に能力が高いし、来年十分1部でも通用すると思うので、本当に今回で1部に上げてあげたかったんですけど…それが出来なくて。後輩たちには本当に申し訳ないです」

―試合後に#10田中選手が4年生一人ひとりに声を掛けていましたが、どんな言葉を掛けられたんですか?
「なんか『すみませんでした』って謝られて…。それでまた涙が込み上げてきちゃいましたね。“なんで謝るの?謝らなきゃいけないのは自分なのに”って思って。優二は、人一倍4年生の為にって思ってくれているし、普段の私生活から仲もいいんです。だからそうやって声を掛けてくれたんだと思うんですけど…。そういう後輩たちの為にも、上げてあげられなくて本当に悔しいですね」

―この2試合は他の4年生のプレータイムも少なかったですし、高橋選手自身コートに立つ唯一の4年生として、引っ張らなきゃという気持ちはより大きかったと思います。
「そうですね。でもタイムアウトとかピリオドの合間に、他の4年生が“こうした方がいいよ”とかアドバイスをくれて、ベンチでも4年生が引っ張ってくれていました。だからこそ、このままじゃいけないなと思っていたんですけど…まだ自分の実力が足りなかったですね」

―この試合を振り返って、見つかった課題などはありますか?
「今日は見ての通り前半19点しか取れなかったんですが、インサイドのアビブのところに全然ボールが入らなくて、結局外のシュートばっかりになってしまいました。分かってはいるんですけど、行動出来なくて…それは焦ってしまった気持ちの面も問題だし、技術もまだまだ足りないなと思いました。いかに相手が高くても、ひるまず攻めれば相手にファウルを込ませることもできると思うんですよね。インサイドでガンガン攻めるからこそ外も空くし、外が警戒されればドライブも出来て、そこからアビブへのアシストにも繋げられるし。もっとそういう展開を作らなきゃいけなかったなと思います」

―リーグ戦ではそういう中と外のバランスもすごく上手くいっていたと思います。それがこの入れ替え戦では専修大相手にあまり出させてもらえませんでしたね。
「そうですね…。自分がゲーム中にみんなを集めて“あれをやろう”とかもっと的確な指示ができれば良かったんですが、全然できなくて。出だしが悪くて追い付かなきゃって焦ってしまったし、個人的にも館山(専修大#33)と陽(専修大#4高橋)には負けたくないという想いがあって、空回りしてしまったというか…。自分がちゃんと自分の責任を果たせなかったことが一番悔しいですね。もっと自分が積極的に声を出してやっていれば、終盤みたいなゲームがもっとできたのかなって。やっぱり4年生の自分が、不安な顔をしたり自信のないプレーをしたりしたらみんなに伝染してしまうと思うので、そういう所が駄目だったなと思います」

―専修大は高さのあるチームで、そこで攻めあぐねた部分はあると思いますが。
「やっぱり専修はガード以外の選手が全員190cmくらいあって、確かに攻めにくい部分がありました。でも白濱(#15)や柳川(#5)も大きい選手をドライブで抜いて展開したりしてくれたし、追いつけて逆転した時もあったので通用した部分もあったかなと思います」

―この2戦は、リーグ戦に比べてどこか元気の無い印象を受けました。2戦目の終盤ようやく勢いが出てきた感じでしたね。
「そうですね。全然自分たちのバスケットが出来ていませんでした。本当にあの最後の方だけでしたね。あれを40分間出せていれば、勝負も分からなかったと思います。でもそういう部分が、1部と2部の差なのかなと思いますね」

―入れ替え戦はプレッシャーの掛かる独特の緊張感があると思います。初めての入れ替え戦で、堅くなってしまったという事は?
「緊張はすごくしていました。リーグ戦の最後の国士舘戦も、勝った方がインカレ・入れ替え戦という事で前の日は緊張して全然寝付けなくて。それでこの入れ替え戦も、日曜日(第1戦の前日)は全然眠れませんでしたね。スタメンで4年生は自分一人だし、自分がやらなきゃって思ってたら朝の5時とか6時まで眠れないことも普通にあって…。そういう緊張がプレーにも出てしまって、自分はメンタル面もまだまだですね」

―それでも3Q終盤や4Qでやっと本来の勢いも出てきたと思います。その要因はどこにあると思いますか?
「昨日のミーティングで、技術どうのこうのではなくやっぱり勝ちたいという気持ちが大事なんだという話がありました。そういう気持ちが行動に出て、一瞬ですけど白鴎らしさは出せたかなと思います。でもそれが継続できなかったというのがうちの弱さで、負けた原因だと思いますね」

―これで長いリーグ戦が終わりました。全体を振り返っていかがでしたか?
「勝つ試合と負ける試合があって、負けパターンはリーグ戦から今日まで全部同じだったと思うんです。出だしが良ければうちは勝てるんですけど、出だしが悪いとこういう展開になってしまって…。でも結果として1部昇格はなりませんでしたが、それでもよくみんな頑張ってくれたと思います。個人的には全然駄目だったんですけど、後輩たちもみんな成長したし、入れ替え戦のこういう雰囲気も次に繋がる良い経験になったと思います。だからみんなでこの舞台まで来れたことは、良かったなと思います」

―何か収穫はありましたか?
「入れ替え戦で1部のチームと戦ってみて、少しの時間帯でしたが自分たちのバスケットが出せれば十分通用するなと感じました。だから自分たちのやってきたことは間違いではないって証明されたかなと思います。練習は嘘をつかないし、リバウンドやルーズボールを頑張って、ディフェンスから走ることができれば1部とも戦えるなって。そういう風に実感できたことが一番の収穫だと思います」

―インカレまでの期間はどう過ごしていきたいですか?
「今日4Qで出来たことを40分間やり続けるというのがまず課題で、そこを直していきたいです。練習中によく『集中力がない』と言われるんですが、それが実際こういう風に試合に出てしまっているんだと思います。だから練習の最初から最後まで集中してできるようにして、もし集中が切れそうになっても皆を集めて声を掛けたりしてやっていきたいです。インカレは一回戦が東海1位の愛知学泉、二回戦が関東1位の青学ってことで両方1位のチームなので、そういう強いチームと戦える最後のチャンスだし楽しみですね。自分たちのバスケットが出せれば負けないと思ってるし、やるからには勝ちたい、勝負にこだわりたいと思います。あと2週間の期間でその課題をしっかり直してやっていきたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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