2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.29 (Sat)

【2011リーグ2部】10/29レポート

2試合が延長戦にもつれ込む接戦に
インカレ出場権は残り1枠


111029yokoe.jpg この日の2部リーグは2試合が延長戦となるなど、熱戦が相次いだ。順天堂大が駒澤大に勝利したことで順天堂大の入れ替え戦回避が決まり、国士舘大が勝利して駒澤大の4位以下が決定。そしてこの日勝利した日本体育大・中央大は上位3枠入りを決め、入れ替え戦・インカレへの切符を手にした。残された切符はあと1枚。可能性が残されているのは白鴎大と国士舘大だが、明日の直接対決が全てを決める決戦となる。勝てばインカレ・負ければ引退という緊張感が、試合を白熱したものにするだろう。
 一方3部との入れ替え戦も残るはあと1枠。可能性があるのは関東学院大と神奈川大で、こちらも明日の直接対決次第となる。ただ関東学院大は回避のためには点差をつけて勝たねばならず、神奈川大がやや有利だ。
 3位以内の可能性が消えた駒澤大や下位3枠争いから脱した順天堂大を含め、入れ替え戦のない中位4チームは明日が今シーズン最後の試合。4年生にとっては学生最後の引退試合となる。

写真:タイムアップと同時に大きくガッツポーズを見せた日本体育大・横江。良い意味で気持ちを表に出す選手になってきた。


【ミスにも救われ国士舘大が東京成徳大を下す】
111029nishikata.jpg 国士舘大東京成徳大の対戦は終始接戦となって延長戦に。だが勝負所を制して74-70で国士舘大が勝利し、インカレへと望みを繋ぐ大事な一戦を制した。

 序盤から#13曹(3年・C)を起点に攻めてリードし試合を優位に進めたのは国士舘大だったが、東京成徳大も#77田中(4年・F)らの得点で食らい付く。すると2Q終盤、#51ビャンバナラン(3年・C)の連続得点や#39木野(3年・SF)のシュートで東京成徳大が逆転に成功。その後、後半に入っても点差の離れない展開が続き、51-55で4Qへ。

 国士舘大は#17高橋(2年・F)のバスケットカウントや速攻で点差を詰めるが、なかなか逆転には至らない。逆に東京成徳大は#21西谷(2年・SG)の連続得点もあり、残り6分半で7点のリードを奪った。だが#9新田(1年・C・春日部)がブロックやリバウンドに奮起して国士舘大がリズムを掴むと、残り3分半には遂に追いつく。だが残り2分を切って#51ビャンバナランが決め、東京成徳大が2点リード。その後国士舘大はシュートがこぼれ、時間は刻々と過ぎて試合終了まであとわずかとなる。このまま東京成徳大が逃げ切るかと思われたが、しかし勝負はまだ終わっていなかった。24秒オーバータイムを誘い、国士舘大が残り6秒最後のオフェンスチャンスを得ると、このスローインで東京成徳大#21西谷が痛恨のファウル。チームファウルの溜まっていた東京成徳大はこれで国士舘大#11平田(3年・G)にフリースローを与えてしまい、#11平田が2本きっちり決めて延長戦へと突入した。

 延長戦は、#13曹や#9新田といった強みのインサイドを攻めて国士舘大がリード。東京成徳大は延長戦の間の得点が#11斉藤(4年・SG)の3P1本のみとなり、国士舘大が何とか相手のミスに救われた形でそのまま勝利した。この試合の後白鴎大が日本体育大に負けたため、国士舘大はインカレへと望みを繋げて明日の白鴎大戦が全てを決める運命の対戦となった。

国士舘大:10勝7敗
東京成徳大:4勝13敗

写真:ベンチから声を掛け続ける国士舘大主将・西片。今期の国士舘大の強さは、西片の裏での働きかけがあってこそ。

※国士舘大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ハイレベルな戦いを制したのは日本体育大】
111029hakuo.jpg 日本体育大白鴎大の対戦は、上位校同士とあってレベルの高い戦いとなったが、2Q以降#23横江(4年・G)や#21熊谷(3年・F)の活躍で徐々に引き離した日体大が77-92で快勝し、入れ替え戦・インカレへの出場権を手に入れた。

 1Qは20-16と白鴎大がリード。エンジンのかかりきらない日体大に対し、白鴎大が#30アビブ(3年・C)のインサイドや#15白濱(2年・F)のドライブでバランスよく攻め、長く主導権を握る形となった。だが続く2Q、白鴎大の得点が伸び悩む間に日体大は#23横江のスティールからバスケットカウント獲得などもあって勢いを掴む。交代で入った#22水沼(3年・G)も積極性を見せ、日体大が逆転からリードを奪った。だが白鴎大も#5柳川(2年・F)や#10田中(2年・G)の3Pで追いすがり、残り30秒で1点差に。だが日体大#22水沼がバックコートから放ったロングシュートがブザービーターで決まり、40-44で前半を終えた。
 
 3Qはシュートの決め合いとなった。白鴎大は#5柳川が連続で3Pを決めるも、日体大に決め返されて勢いに乗れない。日体大が10点前後のリードを奪い、62-71で4Qに入ると、その後も#21熊谷が攻守に渡り活躍して主導権を握った。熊谷は惜しくもファウル後でノーカウントになったものの、リバウンドをダンクで押し込むビッグプレーを見せるなど好調。そのまま差を広げて77-92で勝利すると、日体大の選手は歓喜に沸いた。

白鴎大:11勝6敗
日本体育大:13勝4敗

写真:(左から)柳川・田中・白濱は白鴎大の鍵を握る2年生トリオ。白鴎大は明日の国士舘大戦が正念場。

※日本体育大・水沼選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【関東学院大の怒涛の追い上げを中央大が振り切る】
111029ono.jpg 中央大関東学院大の対戦は、序盤から終始中央大がリードを奪って試合を優位に進めたが、4Qで関東学院大が驚異の追い上げを見せて延長戦に持ち込んだ。だが最後は力尽き、95-86で中央大が勝利した。

 立ち上がりから中央大のディフェンスを前に関東学院大は攻め手に欠き、なかなか得点を伸ばせない。一方の中央大は#20小野(3年・F)の怒涛の4連続得点などもあって一気に突き放し、1Qは24-10と中央大が大幅にリードを奪った。2Qに入り、アウトサイドが決まりだす関東学院大に対し中央大もテンポ良く攻めて互角の戦い。1Qの点差そのままに31-45で試合を折り返すと、その後も中央大が15点前後の点差をキープして試合を進めた。中央大は#21大野(2年・F)のダンクなどもあり、主導権を握った中央大の13点リードで最終Qを迎える。

 だがここから試合は盛り上がりを見せた。まず#32前田(4年・SF)や#51細谷(4年・PG)の活躍で関東学院大が点差を一桁にするが、負けじと中央大は#16佐藤(3年・PG)、#11入戸野(3年・PG)の活躍で60-74と点差を押し戻す。するとなんとここから関東学院大は#28河野(4年・PG)が3連続、#51細谷が2連続でそれぞれ3Pを沈め、合計5本の3Pで75-76と驚異の追い上げを見せた。流れは完全に関東学院大の追い上げムード。残り45秒、中央大は#22山田(2年・PF)が決めて3点リードを奪うが、これに勝負強い#32前田が価値ある3Pで返し、遂に同点とする。続く中央大のオフェンス、残り9秒で#20小野がドライブに行きフリースローを獲得。これで試合が決まるかと思われたが、なんと小野はこれを2本共落とし、同点のまま。試合は延長戦に入った。

 だが延長戦は、4Qで追い上げを見せた関東学院大も勢いが続かず、中央大に主導権を握られた。中央大は#16佐藤が大事な場面でシュートを決め、#22山田も速攻に走る。終盤は時間を使って攻める中央大がオフェンスリバウンドを掌握。そのまま逃げ切り、危ないところだったが95-86で関東学院大を下した。中央大はこれで入れ替え戦・インカレ出場が決まった。

中央大:12勝4敗
関東学院大:7勝10敗

写真:34得点と気を吐いた中央大・小野。


 順天堂大駒澤大の対戦は、序盤から主導権を握った順天堂大が80-67で勝利した。#10趙(4年・C)のインサイドでの連続得点などもあり、1Qは22-13と順天堂大がリード。その後駒澤大も追い上げを見せるが追い付くまでにはいたらず、4Qで引き離される展開に。駒澤大は得意のアウトサイドが悉くこぼれ、思うようにリズムに乗れなかった。一方の順天堂大は堅いディフェンスからブレイクや#10趙のインサイドで実力を十分に発揮。集中を切らさず戦い、入れ替え戦回避を決める大きな一勝を手にした。

順天堂大:8勝9敗/駒澤大:10勝7敗

※順天堂大・小薗井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 法政大神奈川大の対戦は神奈川大が64-86で勝利し、入れ替え戦回避に向けて大きな一勝を手にした。法政大はアウトサイド一辺倒にはならずに息の合った合わせで中からも得点を重ね、1Qは16-19とついていく。だが、2Qで神奈川大の持ち前のディフェンス能力が機能すると、このQで法政大は9得点に終わって大差がついた。後半もその差を神奈川大が守り切り、重要な8勝目を上げた。

法政大:2勝15敗/神奈川大:8勝9敗

※神奈川大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

[続きを読む]

【INTERVIEW】
「冷静に試合を観客として見るような目線で」
堂々とメインガードを務めた期待のルーキー

◆#18小薗井七勢(順天堂大・1年・G・美濃加茂)
111029kosonoi.jpg#5大竹・#8山下の怪我による離脱でメインガードを1年生ながら任された小薗井。だがコートで落ち着いてゲームメイクする姿は、1年生とは思えないほど堂々とした風貌がある。初めてのリーグ戦で苦労も多々あったようだが、これだけ長くプレータイムを得て積んだ経験は必ずや今後の糧となるだろう。明日で今シーズン最後の試合となるが、来シーズン以降も活躍に期待したい。


―嬉しい一勝ですね。
「先週(7勝9敗で)3チーム並んでどうなるかと思ったんですけど、他のチームの勝敗がどうとかじゃなく、自分たちが勝つことで絶対入れ替え戦を回避しようと先輩からも言われて。それでこういう風に入れ替え戦を回避出来たので、すごく嬉しいです」

―やはり序盤からみんな気合いが入っているように感じました。
「試合前に趙さん(#10)とか大下内さん(#9)とか先輩方がみんな鼓舞してくれたので、自分は先輩たちに引っ張られる感じでしたね。1年生でもコートに立つ限りはチームに貢献しなきゃいけないと思って、気持ちを高めて頑張りました」

―追い上げられる時間帯はありましたが、落ち着いて耐えましたね。
「ガードとして、自分が焦ったらチーム全体も焦ってしまうと思ったので、冷静に試合を観客として見るような目線でバスケットをするよう心がけました」

―1年生にしてそういう心掛けが出来るのはすごいですね。ガードに怪我人が多いこともあって、このリーグ戦ではだいぶ出番を得ましたが。
「いつでも出られる準備を、とはずっと意識してて、自分が試合に出たら必ず何かやってやろうと思っていました。だからこそ、スタメンで出てもいつも通りのプレーが出来たんだと思います。それは良かったです」

―自分はチームに何を求められていると思いますか?
「やっぱり1年生なので、フレッシュにプレーすることですかね。ルーズボールとかリバウンドとかスティールとか、がむしゃらに頑張れとは先生からも言われていたし、そういう部分は意識しています。あとはガードとして、落ち着いてチームをまとめることですね。それは両方考えながらやっています」

―初めてのリーグ戦はいかがですか?
「初めてで、ちょっと舐めてた部分があったと思います(苦笑)。終盤で少し足が止まったり、連敗が続いてしまったりして、予想以上にキツかったですね。でももう最後なので、最後だからという事で頑張れていると思います」

―2ヶ月も大会が続くことなど高校ではあまりないと思います。高校との違いは感じますか?
「そうですね。長い期間で考えなきゃいけない半面、一試合一試合も力を入れて戦っていかなきゃいけないという事で、精神的にも肉体的にも疲労が溜まります。そこは高校とは全然違いますね」

―リーグ戦全体を振り返ると、順天堂大は接戦を落とした試合が多いですよね。
「そうですね。前半戦は神大と国士に接戦で落としたりして。でもそこから上級生中心にチームでまとまろうという事で結構話し合いをしてきたので、チームも成長できたと思います。先輩たちのおかげで、自分はついてくだけという感じでやれていますね」

―今シーズンも残り1試合ですが、抱負をお願いします。
「明日は日体とですが、日体も駒澤に負けていて今日その駒澤に僕らは勝てたので、自分たちも勝ちたいですね。チームの調子も上がってきていると思うし、入れ替え戦回避を決めたとは言え最後までしっかり戦って良い終わり方をしたいです」


「4年生をインカレの舞台に立たせてあげたい」
恩返しの意味も込めて、悲願の上位3枠へ

◆#17高橋祐二(国士舘大・2年・F)
111029takahasi.jpg豊富な運動量でディフェンスに粘って速攻の先陣を切り、ハーフコートになればドライブも積極的に仕掛ける。今やチームに欠かせない選手としてスターターに定着している高橋だが、去年まではベンチメンバーに入っていなかった。2年目での開花を「西片さんが声をかけてくれたから」と言う高橋。お世話になっている先輩の為にも3位以内へ、という想いは人一倍強い。国士舘大は明日の白鴎大戦で全てが決まる。4年生の引退を懸けた決死の戦い、攻め気を見せて活躍してほしい。


―延長戦の末、勝利となりましたね。
「もう最後はヘロヘロでしたね(苦笑)。ハーフのオフェンスで全然点が取れなかったので、とりあえずディフェンスを頑張ってブレイクで点を取ろうと心掛けて、頑張って走りました」

―これでインカレにも望みを繋ぎましたが、チームの調子はどうですか?
「正直、先週2連敗して落ちてた部分はあったんですけど、今日一試合目で駒澤が負けたじゃないですか。それでまだインカレにつながったので、切り替えて絶対勝とうという気持ちで今日は臨めたと思います。明日も勝って、先につなげたいですね」

―リーグ戦も最終週ですが、ここまで全体を振り返っていかがですか?
「勝てる試合を結構を落としてしまったと思います。それがなかったらもっと最後も楽に戦えたはずなんですけど…僕らは気持ちによって波があるチームで。でも今はモチベーション的に上がっているので、明日の試合も気持ちを入れて頑張りたいです」

―リーグ戦での国士舘大は、ディフェンスが春よりもすごく良くなったように感じます。
「ディフェンスは春の課題で、夏も合宿とかでずっとディフェンスを重視して練習してきました。それで失点を抑えられて、練習の成果がそういう結果になって出てきたのは嬉しいですね」

―コートの中で、自分の役割はどういう部分だと思いますか?
「自分はシュートが苦手なので、とにかくディフェンス、あとそこからのブレイクですね。ブレイクが出ればチームとしても流れが良くなるしディフェンスもよく回るようになると思うので、そこは誰よりも走って頑張りたいと思ってます」

―高橋選手はこのリーグ戦スタメンに定着していますが、去年は試合には出ていないですよね。
「そうですね、メンバーにも入ってませんでしたから。去年は、正直ちょっとやる気がなかったというか、遠慮してたというか…。練習中、オフェンスで自分にボールが回ってきても何もしなかったんですよ。でも西片さん(#4)がそういう自分に気付いてくれてて、“もっとやれよ”みたいに声を掛けてくれて。それで自分も積極的にドライブとか仕掛けるようになって、春ぐらいから試合に絡めるようになりましたね。だから自分にとって西片さんの存在って結構大きいんです。西片さんはあまり試合には出てなくても、いつも練習中とか試合中とか声をかけてくれるんですよ。それが心強くて、すごく支えてもらってますね」

―主将の#4西片選手を始め、今年の国士舘大は特に4年生の勝ちたい想いが強い印象を受けるんですが、それは感じていますか?
「そうですね。先週負けた時に西片さんや三村さん(#7)が泣いてて…すっごい勝ちたい気持ちは伝わってくるので、何としても4年生をインカレの舞台に立たせてあげたいなって思います」

―今年は去年よりもAチーム・Bチーム合わせての一体感がありますね。
「そうですね。去年はAとBが別のチームみたいな感じだったんですけど、新チームになってからは西片さんがすごいAもBも気に掛けてて、すごくまとまりあるチームになってると思います」

―では明日の最終戦、個人としてどういう部分を頑張りたいですか?
「白鴎には前回差を開いて勝ちましたが、明日はどうなるか分からないので、とにかくディフェンスを頑張って、先頭を切って走って、チームを盛り上げる役目が出来たらいいなと思います」


「ベンチから出て良い流れを作れるように」
チームに勢いを与えた重要なシックスマン

◆#22水沼孝広(日本体育大・3年・G)
111029mizunuma.jpg写真は前半終了のブザーと同時にロングシュートを決めた直後。後ろの#23横江や隣の#16横山も、水沼に駆け寄り活躍をねぎらった。今期日本体育大に欠かせないシックスマンとして活躍を見せる水沼は、「ミスしても後に水沼さんがいるから」(#11北川)とチームメイトからの信頼も厚い。ミスが少なく、これまでの試合良いところでシュートを決める場面も多々見られる。今後の活躍も楽しみな選手だ。
ここ数試合、日本体育大はやや調子を落としていたが、今日の試合はやっと本来の強さが発揮出来たと言えるだろう。この一勝を弾みにして、入れ替え戦やインカレなど残りの試合も戦っていきたい。


―入れ替え戦・インカレへの出場が決まりましたね。
「ずっと1位通過で入れ替え戦に行くことを目標にしてきたので、まだ順位は分かりませんがとにかく入れ替え戦に行けることが決まって嬉しいです」

―出だしはやや相手のペースでしたが、それでも気持ちのこもったプレーを見せて突き放しましたね。
「そうですね。みんな気持ちを入れて良いプレーをしていたので、控えで出る自分はこの流れを切らさないようにしようと思っていました。足を引っ張らないで、そのままの勢いを持ってこれるように心掛けてました」

―交代でコートに入った時に、#23横江選手が水沼選手の両頬を挟んで何か声を掛けてましたが。
「『集中しろよ』って言われました(笑)。そうやって喝を入れてもらったり、横江さんにはいつも助けられてるので、自分も少しでも手助けして恩返しできるよう頑張りたいです」

―そういう点では今日の試合、水沼選手も要所で活躍していたと思いますが。
「いや、まだまだです。もっと行けって監督からも言われてますし、もっともっと積極的にならなきゃいけないですね。成長できるようにこれからも頑張ります」

―ベンチから出場する時は何を考えてコートに入りますか?
「とりあえず弱気なプレーをしたら絶対ダメだと思うので、控えで出て良い流れを作れるように、思い切ったプレーを心掛けてます」

―ここ数試合、チームとして少し調子が悪かったように思いますが。
「やっぱりそれは気持ちの問題だと思いますね。でも今日はすごく良かったので、明日の試合も入れ替え戦もインカレも、このままの流れで勝ち進みたいと思います」

―ここまでのリーグ戦全体を振り返ってどうでしたか?
「去年と比べても全然みんなのプレーが変わったというか成長しましたし、苦しい時間帯でもディフェンスで粘れるチームになったかなと思いますね。でもリードして点数を離した時に追い上げられてしまうのはまだ課題なので、そこでもっと離せるようにそういう時こそディフェンス・オフェンスを頑張りたいです」

―では明日の最終戦への意気込みを。
「もう勝つだけです。明日もみんなで一丸となって、絶対勝ちたいと思います。個人としては、控えで出る時にとにかくチームの雰囲気を悪くしないように、良い流れが作れるように頑張りたいです」

―明日の試合とは別にして、入れ替え戦への意識はどういう感じですか?
「いや、とりあえずまずはリーグ戦を1位で終わることだけに集中したいと思います。入れ替え戦というよりは明日の試合ですね。入れ替え戦のことはリーグ戦が終わってから考えたいと思います」


「全員が同じ方向を向いて40分間戦えるように」
チームを一つにまとめるムードメーカー

◆#0佐藤建人(神奈川大・4年・G)
111029sato.jpg声を出し、表情豊かにプレーする姿が印象的な佐藤。バスケットカウントを獲得すればガッツポーズで喜びを表現し、ミスをすれば手を合わせて謝るジェスチャーを見せる。コートで人一倍、楽しそうにバスケットをする選手だ。また盛り上げ役というだけでなく、何度も何度もハドルを組んで後輩たちに声を掛ける姿も見られる。#9大山が離脱し下級生がコートに立つ時間が長くなった神奈川大にとって、リーダーシップを取る佐藤はチームに無くてはならない存在だ。
明日の関東学院大戦は点差をつけて負けない限り入れ替え戦回避が確定し、すなわちそれが引退試合となる。自身が言うように上位に絡めなかった悔しさはあるだろうが、良い終わり方をして4年間を締めくくって欲しい。


―快勝でしたね。
「負けたら下の入れ替え戦が見えてきてしまうので、今週は絶対2勝しようという事で意識を高く声を出して練習してきました。それで今日も点差を離して勝てたので良かったです」

―先週は2連敗となりましたが、チームの調子はどうですか?
「負けても下を向いてたのは日曜までで、次の練習からは切り替えましたね。4年生だけで一回ミーティングをしたんですけど、そこで下との入れ替え戦を回避するためにも、最後まで全員で戦おうと確認し合いました」

―負けはしましたが、先週の中央戦でも神奈川大の気迫は伝わってきました。
「そうですね。前日の負けから切り替えて臨んだんですけど…でも能力の差というか、中央の選手はみんなキャリアもあって、手強かったです。うちは無名の高校から来た選手とか1年生も出てるので、そういう部分で差が出てしまいましたね」

―神奈川大は能力に頼らずディフェンスを頑張るチームカラーが徹底されていますね。今年もかなりディフェンシブなチームだと思いますが。
「ディフェンスをやらなかったら多分うちは本当にレベルが低いので(苦笑)。能力がない分、ディフェンスをやって走るという事はずっと幸嶋さんからも言われているし、それはみんなも心掛けていることですね」

―オフェンスでは、今までの試合少し得点が止まる時間帯もあったと思います。そういう時ガードとして何を思ってプレーしていますか?
「僕が点を取れればいいんですけど、ガツガツ点を取れるタイプじゃないので…。そういう部分で、増子(#21)や古橋(#7)に頼ってる部分もあるかなと思います。でも任せっきりってなるんじゃなくて、持ち過ぎちゃうやつから声を出してボールをもらって、パスの中から攻めようとは意識しています」

―それでも古橋選手がいない間や大山選手が怪我で抜けてからは、その分佐藤選手が積極的にシュートを打つ場面がよく見られるようになったかなと思いますが。
「そうですね。自分はもう今年で引退なので、学生最後だし、怒られてもいいからチャンスがあったら積極的に打とうと思っています。まぁ10点以上取れたらいいなくらいの気持ちで、いつもシュートは狙ってますね」

―コートでは佐藤選手の呼びかけで頻繁にハドルを組んでいますね。
「それは意識してますね。幸嶋さんにも、リーグの序盤から『コートに入ったらお前に任せたぞ』と言ってもらえてて。増子とか結構そっぽ向く時間帯が多いので(笑)、そういうのをちゃんとまとめないとなって。うちのチームはバラバラになってしまったら弱いので、全員が同じ方向を向いて40分間戦えるように心掛けてますね」

―佐藤選手は気持ちを表に出す選手というか、ガッツポーズを見せたり悔しがったり、チームの盛り上げ役でもありますよね。
「自分は1年生の途中でベンチを外れちゃったんですが、そこで“俺に出来ることはなんだろう”って考えた時に、チームを盛り上げることだなって思ったんです。もともとお調子者なので(笑)。それからはチームが沈んでる時でも人一倍声を出して、飛び跳ねたり色んなアクションを取ったり、盛り上げられるようにやってきましたね。それは1年の時から、4年間ずっと変わらないです」

―残りもあと1試合ですが、ここまでのリーグ戦を振り返ってどうでしたか?
「正直ちょっと悔しいですね。インカレを狙ってたので。でも悔しくてももう取り返すことは出来ないので、あと一戦、絶対に勝って引退したいと思います」

―入れ替え戦を回避出来れば、明日が引退試合になりますね。
「やっぱり引退は寂しいです。でも、気持ちよく引退出来ればいいなと思いますね。後輩たちやチームメイトを信じて、最後まで頑張りたいと思います」

関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |