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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.29 (Sat)

【2011リーグ1部】10/23レポート

慶應義塾大が東海大に競り勝ち
優勝争いの勢力図を塗り替える


 8週目、東海大のホームゲームは多くの人が訪れ、華やかな空気に包まれた。しかし勝負は最終局面、シビアな戦いが繰り広げられた。

 早稲田大と大東文化大は1勝をものにし、入れ替え戦を回避。日本大が7勝でとどまったが、残りの試合で専修大と並んでも得失点差で上回るため、これで専修大が入れ替え戦最後のポジションを決定。そして、優勝争いに大きな動きがあった。東海大のホームゲームとなったこの日、既に入れ替え戦が決まっている慶應義塾大が接戦から劇的なブザービーターで東海大に勝利。東海大は3敗目を喫し、1敗の青山学院大とは星2つの差に。直接対決は残されているがこれで青山学院大はあと1勝すれば自力優勝が決定。青山学院大に唯一1勝している東海大にとっては痛恨の敗戦となった。


【筑波大が追いつくも大東文化大が再度引き離して勝利】
111023daito.jpg あと1勝して入れ替え戦を回避したい大東文化大が、筑波大に前半13点のリード。オフェンスが乗っている時の大東大はやはりスコアラーが多い分、強い。後半に入って筑波大は#14坂東(1年・SG・北陸)や#34田渡(4年・PG)の3Pもあって追い上げをはかるが、それでも3Qは48-56と大東大がリード。インサイドの#34鎌田(3年・C)の強さが目立った。

 4Q、射程距離内の8点を追う筑波大はパスミスなどを出しながらも大東大にファウルが続いたこともあって、じわじわ点差を詰めていく。#21笹山(1年・G・洛南)の3Pが出て2点差にするとディフェンスでは#43鎌田を囲んで連続でトラベリングをさせることに成功。開始3分、#32武藤(2年・C)のミドルシュートで57-57の同点に追いついた。そこから一進一退の攻防に入るが、ここからの筑波大はオフェンスでミスが続き、大東大にリードされる展開となった。リバウンド争いからのファウルやトラベリングなど、終盤いいところが出ない筑波大に対し、大東大は#15遠藤(4年・PG)が筑波大ディフェンスの裏をかいて#37草野(4年・F)にうまくパスを渡すなど好プレーが連続。最後は65-72で一度は追いつかれたが、最後は再び引き離して勝利を決め、同時に入れ替え戦の回避も決めた。

写真:勝利に笑顔の大東大。リーグ序盤は苦戦したが、次第に勝ち星も増えた。

大東文化大:8勝8敗
筑波大:8勝8敗


【最後の勝負際を制した早稲田大が拓殖大を下す】
111023hasegawat.jpg 早稲田大拓殖大の戦いは最後まで緊迫した場面が続く接戦となった。リードしたのは拓殖大。1Qから#94長谷川智伸(3年・F)がミドル、3P、フリースローとエーススコアラーとしての責務を果たす。早稲田大は#14久保田(4年・C)が守られ苦しい中、#21河上(2年・F)がオフェンスリバウンドから抜群のタイミングでカバーリングを見せる。しかしこの日スタメンの#90二宮(2年・C)が1Qで3ファウルとなり、足を痛めている#8玉井(2年・G)の調子も上がらず、交代を余儀なくされて26-22の拓殖大リードでゲームは滑りだした。早稲田大はこの日ゾーンに苦しんだ。拓殖大は終始この守りでインサイドからの#14久保田のオフェンスを容易にさせず、自らは得意のアウトサイドでリードを保つ。前半は早稲田大が思うように攻められないまま50-42の早稲田大リードで終了した。

 3Q、早稲田大はじわじわと追い上げを開始。#21河上のオフェンスリバウンドやミドルシュート、速攻が決まって残り5分で57-52に。そこから#8玉井に交代した#12武津の3P、#21河上のミドルシュートで59-59に追いつき、残り6秒で#21河上の3Pで1点リードし、4Qへと入った。その4Qは互いに点を取り合う形となる。拓殖大は#94長谷川智伸がメインとなって得点を取っていき、早稲田大は#14久保田や#90二宮も力を発揮。#12武津も#1鈴木(3年・G)のシュートをブロックし、リバウンドに絡むなど全員バスケで奮闘を続けた。残り1分を切り、拓殖大は#94長谷川智伸が3Pのファウルを獲得するがこれが1本しか決められなかった。しかし早稲田大も攻めあぐねて#6大塚(3年・G)がオフェンスを失敗するなど、決定打が出ない。残り31.9秒、#94長谷川智伸のシュートで2点リードした拓殖大だが、早稲田大は残り12.3秒で久保田が決め返し、75-77 の早稲田大リード。タイムアウトの後、拓殖大のサイドスローインからゲームは再開するが、#94長谷川智伸へのボールを奪ったのは#6大塚。これを前方の#21河上に渡し、勝負は決定的に。75-79で早稲田大が接戦を制し、そして入れ替え戦の回避も決めた。

写真:29得点の長谷川智伸。試合後には早稲田大にいる大濠の仲間と笑顔で喋ってはいたが、勝負が決まった瞬間は「めちゃくちゃ悔しかった」と、複雑な顔を見せていた。

※早稲田大・大塚選手、武津選手のインタビューは「続きを読む」へ。

早稲田大:8勝8敗
拓殖大:10勝6敗


【伊藤の劇的なブザービーターで歓喜に沸いた慶應大】
111023yaji.jpg 1敗差で青山学院大を追う東海大と既に入れ替え戦行きが決定している慶應義塾大。順位的にも実力としても差があることは現在の状況が示している。しかし数多くの観客が集まった東海大のホームゲームは、試合中盤に追いついた慶應大が最後にブザービーターで79-77の勝利を手にした。

 1Qは東海大が10点のリードを得た。慶應大はアウトサイドがはずれ、立ち上がりに苦戦する。東海大は#0満原(4年・C)のシュートを軸に#33狩野(3年・SG)や#34三浦(4年・SG)も3Pを決めて観客をわかせる。2Qに入り、慶應大は立ち上がりでトラベリングやフリースローが落ちるミスが出るが、#14蛯名(2年・G)のスティールからの速攻や#18中島(2年・PF)のバスケットカウントもあり、開始4分で23-23の同点に。東海大は4分間で2点しか取れず停滞するが、慶應大がシュートを決め切れない間に#4森田、#0満原の3Pが続き再びリードを奪う。しかし慶應大も#4家治(4年・SF)のバスケットカウントや#23本橋(2年・PF)がブザーぎりぎりで放り投げたシュートが入るミラクルで観客をあっと言わせる部分も。前半は32-39と東海大が7点リードしたものの、慶應大も追い上げ可能な点数で勝負を後半につなげた。

 後半3Q、東海大は単発のシュートはあるが、いい流れのオフェンスが形作れない。慶應大はその間にじわじわと追い上げて開始5分、#18中島の3Pで44-44の同点に追いつく。東海大も#24田中が3Pで応酬し、#0満原が起点となって攻めるが、慶應大はこの後は大きく引き離されることなくついていった。3Qは54-56とわずか2点差。緊迫したまま4Qへ突入する。

111023keio.jpg 4Q開始早々、#4家治のミドルシュートで同点にした慶應大は続くディフェンスで#24田中にフリースローを与えてしまうが、プレスからパスミスを誘うなど、切れずにいいプレーを続けた。東海大は#0満原中心で得点をしていくが、アウトサイドの援護射撃が来ず、接戦を演じる体となる。慶應大は3Pに加えて速攻など持ち味が出始め、3Pも決められては決め返す意地を見せて互角に渡り合う。勝負どころは残り1分、1点を争う緊迫した時間帯にやってきた。残り1:07に72-73と東海大リードのところ、慶應大は#14蛯名がボールをファンブルしかけてファウル。東海大は#16坂本(4年・C)がフリースローを1本決めて72-74に。だが、続く攻撃で慶應大は#4家治の3Pで75-74と逆転。一方の東海大は勝負をかける#33狩野のシュートが決まらず、落ちたボールは#23本橋(2年・C)が必死のオフェンスリバウンドで拾う。残り10.2秒、慶應大は#14蛯名がドライブを決めて77-74の3点リード。しかし残り7.8秒にその蛯名が#33狩野に3Pのファウルという失態を犯す。狩野は3本のフリースローを冷静に決め、77-77で勝負は振り出しに戻ったかに思われた。サイドスローインから始まった最後の慶應大のオフェンスは、ボールを持った#20伊藤(1年・G・洛南)が東海大のディフェンスの前に倒れながらシュートを放つ形に。「リングは見えていました」という伊藤のシュートは、ブザーとともにネットに吸い込まれ、会場には歓声とため息が一斉に充満する。慶應義塾大が東海大を79-77の劇的な幕切れで下した。

「入れ替え戦までにもう一つ勝たなけれないけない」と言っていた佐々木HCの言葉に、選手たちは東海大を破るという金星で応えた。この日はディフェンス、オフェンスともこれまでのような重さや停滞感もなく、ミスをしても次へとつながる攻撃を最後まで諦めずに続けた。今年新しい船出をしたチームが、ようやく自分たちのバスケットを掴みかけている様子がはっきり見えた試合だった。チームの成長はそう簡単ではないという事実と、それでも前へ進む意志があれば結果を出していけるということを、このリーグを通して慶應大は学んでいるのではないだろうか。

 優勝を狙える位置にあった東海大には悪夢の結果となったが、この日は単発の攻撃が多く、流れがなかった。これまでチームを救ってきたビッグショットも出なかった。しかし、青山学院大を倒したとはいえ、日本大、早稲田大に敗戦しているのはまだ東海大に決定的な何かが足りない証拠とも言える。東海大は長いリーグ戦の足元に開いた陥穽に足を捕らわれた格好となったが、まだ青山学院大との大一番も残されている。自力優勝はなくなったが、勝負の年と言われる今年、これぞ東海大というプレーを最後まで続けて欲しい。

写真上:家治が「ようやく本来の姿になってきた」と佐々木HC。28得点の活躍。
写真下:倒れながらガッツポーズの伊藤。その後チームメイトがコートになだれ込む様子は、早慶戦並の盛り上がりだった。

※慶應義塾大・本橋選手、伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

慶應義塾大:4勝12敗
東海大:13勝3敗


 専修大明治大は、1Qで専修大が#11宇都(2年・G)の1対1、#33館山(3年・G)の3Pなどでリズムに乗ると19-7と引き離す。明治大は#92水口(1年・SG・福大大濠)の3Pで応戦するが、専修大は2Qにはセカンドメンバーで戦う余裕を見せた。後半3Qに入り、明治大は#16安藤(1年・G・明成)の速攻や3Pが出て少し追い上げると、4Qには#12中東(1年・SF・光泉)の連続得点や#51皆川(1年・C・京北)のバスケットカウントもあって10点前後まで点差を詰めた。専修大はバスケットがやや散慢になるが、終盤#3廣島(3年・G)の3Pでゲームを締めると最後は#11宇都のシュートで67-59とし、5勝目をあげた。専修大はこの試合に勝利したが他チームの結果により入れ替え戦進出が決まった。

専修大:5勝11敗/明治大:2勝14敗


 青山学院大日本大は、1Qに青山学院大が#56比江島(3年・SF)や#88張本(2年・PF)が得点を稼ぎ、30-20とすると、そこからはほぼ平行線となった。日本大は#11飛田(3年・F)の3Pや#24熊吉(4年・C)も#25永吉(2年・C)相手にターンでうまくかわしてシュートするなど、いい部分もあったが追い上げるには至らず、85-74で試合終了。日本大は先の2試合の結果により入れ替え戦を回避、青学大はこの後の試合の結果によりあと1勝で自力優勝が決まる形となった。

青山学院大:15勝1敗/日本大:7勝9敗

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【INTERVIEW】

「やればできるのは分かっている」
“強い早稲田”を安定して発揮するための課題

◆#6大塚勇人(早稲田大・3年・G)
111023otuka_20111029095859.jpgここまで、ケガが多かったがこのリーグではそうした不安もなく、むしろ好調と言う。チームがバランスよく機能している時は大塚のパスも冴え渡るが、そうでない時はメンタルの弱さが出ると反省する。現在の早稲田大のスタメンは噛みあえば上位チーム相手にも互角に渡り合える。それをどう持続し、安定させるか残されたシーズンで実現できるかどうかに注目だ。


―今日はゾーンを崩せずに苦しい展開になりましたが、対応についてはどこまで練習できているのでしょうか?
「ハイローなどの基本は教わっていますが、しっかりやれているかとえばそうではないですね。ただ、教わったことがどうかというより、自分たちができるかどうかだし、自分たちがどういう状況でも柔軟に対応しなければいけないと思います」

―今日は久保田選手(#14)に入れてもなかなか決められなかったですね。
「決められるかどうかは久保田さんもその日の調子もあると思いますし、その分今日は武津(#12)や河上(#21)も外のシュートが入ったし、みんなで勝てた試合だったと思います」

―玉井選手が下がってしまって、大塚選手が他に手がなく攻めるという部分も見られましたが。
「玉井が下がってしまうと自分がボールを持つ時間が増えてしまうんですよね。そうするとどうしても自分で点を取りにいってしまおうとする部分はあります。土曜日の筑波戦もそうなってしまいましたし」

―ただ、今日は10点差を覆したのは大きいのでは?
「去年から比べても我慢ができるようになってきたと思います。昨日の試合はそれができませんでしたが。ただ、今年はやればできるということは分かっているんです。それをどこでちゃんとギアを入れられるかだと思います。それをちゃんと試合の頭に持ってこられない自分たちが課題ではあります。追いかける展開じゃなくて突き放して余裕を見せる展開にいつも持っていければいいんですが、最初の東海大戦しかできていないですね」

―安定や持続ということはどこが課題でしょうか?
「安定はやはり早稲田は精神的に弱いのかもしれません。久保田さんが止められるとどうしても弱気になるというか。玉井も河上もうまいプレイヤーではあるけど、まだメンタルが、という部分もあるし藤原(#91)もいろいろ苦しんでいます。そういう部分が強くなれば安定はしてくるのかなと思います。その辺りはインカレに向けてなんとかしなければと思っています。メンタルの問題なので急に何か修正できるという訳ではないですが、残りの2試合でも結果を出したいです」


「地味なところで頑張るのが自分の役割」
緊張の展開の中、持ち味を発揮

◆#12武津祐太郎(早稲田大・1年・大分舞鶴)
111023taketu.jpg玉井にかわり、長時間の出番を得た。3Pシュートでチームを乗せ、ディフェンスでもブロックやパスをカットする部分も見せて、十分な働きだ。大学に入り1番ポジションとしての成長が期待されるが、まだまだ勉強中。チームメイトには大塚という能力を持った選手もおり、よきお手本になるだろう。


―今日は玉井選手の代わりに出ることになりましたが、準備はできていましたか?
「ここしばらくずっと出ていなかったので、出番をもらった時は正直驚きました」

―ここまでは1番での出場だったと思いますが、今日は2番でしたね。
「1番で出るとミスばかりしているのです。もともと2番ですがあまりシュートもうまくないので1番で出るよりは良かったですね(苦笑)」

―ディフェンス面ではどうですか? 今日はいい場面もあったかと思いますが。
「自分は地味なプレーでしか頑張れないと思うので、そこで頑張れればいいかと思って出て行きましたね」

―マッチアップは藤井選手(#40)でしたが向こうはスピードもありますが、ディフェンスにつくのは大変ではなかったですか?
「大変だったんですが、途中からは慣れというか、いつも玉井さんと練習しているし、玉井さんがすごく速いのもあって、そのあたりは大丈夫でした」

―ブロックも見事でした。狙っていたんですか?
「シュートは運もあると思ったので、とりあえずディフェンスでがんばろうと思っていて、それが結果的にいい形になってよかったです。スリーも入ってラッキーでした。いい流れでボールが来たら打とうと思っていて、それが実際にきて。あまり気負いもなく打てたので良かったです」

―1年生で初めてのリーグ戦ですが、この2ヶ月はどうですか?
「最初は“来る、来る”と思っていて、実際に出番を得たらミスすることが多くて。でも考えても仕方ないので途中からは気楽な感じでベンチではしゃいでいましたね。そういう気持ちを重く引きずらなかったのが今日はいい形になったと思います」

―そういう意味では今日のプレーと結果は自信になったのでは?
「そうですね。かなり自信になりました。プレーはディフェンスは意外と人並みぐらいにはできるんじゃないかなと。あとはシュートをもっと確率良く決めたいです」

―残りは2試合ですが、場合によってはチャンスもあるかもしれないですね。
「チャンスがあれば、1年生だから一生懸命ディフェンスと泥臭いことを頑張ってチームに貢献できればいいと思います」

―今後はもちろん1番を勉強していくのだと思いますが。
「そこは大塚さんを見習って頑張りたいと思います」


「自分の役割をしっかり徹底する」
チームの一員として何ができるか

◆#23本橋祐典(慶應義塾大・2年・C)
111023motohasi.jpg東海大インサイドに対し、堂々と渡り合ったがゲーム終盤でのリバウンドは東海大の原田ACが「あれで勝負が決まったようなものだった」と言うほど気迫が見えた。
良い部分も見せればムラがある時もあり、安定は課題だ。それでもリーグ終盤にかけて良さが際立つシーンも多く見えてきた。チーム全体が上向きになってきた今、残りの試合もこうした働きを続けて欲しい。


―満原選手(#0)とのマッチアップになりましたが。
「満原さんみたいな上手い選手に対して、僕自身は得点は全然取れないし、他にメンバーもいるので、ディフェンスやリバウンド、ルーズボールなど、自分の役割をしっかり徹底するようにと意識していました。ただ、結果的に20点くらい取られてしまってそこは反省点です」

―点数的にはそうですが、思った以上にできる部分もあったのではないでしょうか?
「守れていた部分も確かにありました。後は要所要所でリバウンドとかルーズボールを取れていたのが大きかったです。ボックスアウトを練習から意識しようと言われていたんですが、今日は技術的なものより気迫とか気持ちとかそういった部分の方が大きかったと思います」

―今日は東海大のシュートもあまり入っていなかったですし、いけるという気持ちになっていたのでは?
「でも前半は結構ついていく感じで離されないように自分たちの流れを作っていくしかありませんでした。そこをしのいで後半に入ってみんなのオフェンスが良くなって。シュートを決められなくてもファウルをもらったり、カットしていい流れを作ったりしてくれたので、そういう部分で個人が役割を果たしていけたのが結果につながったと思います」

―役割という面では終盤、 本橋選手が残り30秒あたりのリバウンドを押さえた部分は流れをつかんだ部分でしたね。
「ああいう場面でいいリバウンドを取れればいいし、あれこそ僕の役割だと思います。あれを常にやれればもっといい試合ができるようになっていくと思います」

―あとはここまでファウルが込みがちでもったいない試合が多かったのですが、そこまでファウルせず最後までいったのが大きかったのでは?
「最後一つ無駄なファウルはしてしまったんですが、全体的に抑えていけました。これからもファウルは増える場面はあると思うので今日はある意味いい機会とうか、実戦で学べた部分だと思います」

―リーグ戦の中で自分で
「前半の2週目くらいで自分の中で調子が悪くなってダメになってしまいました。みんなでミーティングを重ねたり、自分が何をしなければいけないのか考えたり、あとはスタメンを取られたのがすごく悔しくて。そこで自分の役割を徹底して考えて、もう一回先生に使ってもらえるようになりました。悪いところを修正することができたと思います。そのうちにすべきことも分かってきたと思います。春は何をすべきかがよく分かっていなかったですね」

―残りの試合に向けて。
「残りの試合はすごく強い相手ですが、入れ替え戦に向けてどうやって自分たちのペースを作っていくかや相手に対処するか、実戦が一番練習になると思います。入れ替え戦に向けても残り2試合も負けられないし、頑張っていきたいです」


「迷わず行こうと思っていた」
ビッグショットを決めた強気のプレー

◆#20伊藤良太(慶應義塾大・1年・G)
111023ito.jpgこの日のヒーローということになるが、最後のシュートばかりクローズアップする訳にはいかない。持ち前のディフェンス力で終始相手ガードを執拗にマークし、必要な時は自ら点を取りにいった。特にここ数試合は思い切ったプレーで何度も試合のポイントを作っている。まずはガードとしての働きこそが求められるが「スコアラーを募集」と言う佐々木HCの期待に応えつつもある。真面目で責任感の強い性格は慶應らしく、今後もまだあっと驚くプレーを見せてくれそうでもある。


―試合を終えて。
「一人ひとりが勝ちを意識して、入れ替え戦は決まってしまったんですが一戦一戦大切にして、チームがよりいい方向に持っていけるよう一人ひとりが考えています。だから今はいい雰囲気でやれていると思います」

―緊迫した場面での心境は?
「そういう場面は結構好きなので楽しめたんですが、フリースローが入らないので本当に練習しておかないとダメですね(苦笑)

―最後の場面はシュートに行くと決めていたのですか?
「佐々木先生からも最後は行けと言われたので迷わず行こうと思っていました。自分が決めてやろうと思っていました」

―ここ数試合に特に攻めに積極性が見えますが。
「自信がついたのもありますし、自分が攻めても中島さん(#18)や本橋さん(#23)がカバーしてくれる安心感がありますし、攻めていくことによってプレーの幅が広がると思うのでそれもあると思います」

―今日は森田選手(#4)へのディフェンスでボール運びも簡単にはさせませんでしたし、相手のオフェンスの最初を重くするという点でよかったのではないかと思うのですが。
「ガードの役割はディフェンスだと思っているので、厳しく相手の嫌がることをどんどんやっていこうと思っています」

―森田選手についてみてどうでしたか?
「体がすごく強くて、幅もあるので全然ボールも取れませんでした。自分もフィジカルトレーニングをもっとしないといけないと痛感しましたね。トレーニングは続けて頑張っていきたいです」

―自信がついたということをおっしゃっていましたが、リーグ最初は少し固い試合もあったと思います。ここまできてどうでしょうか?
「今はほとんど感じないですね。他のチームの1年生も活躍していますし、チームを引っ張っていくつもりで頑張っていきます」

―ここまで個人の課題としては?
「シュート力ですね。3Pを積極的に狙っていって、そうすればもっとドライブもしやすくなるのでそこで回りを活かしていくということですね。今は自分で攻めていくのが多いんですがこれからポイントガードとしてやっていく上で自分がいく場面と周りを活かす場面を分けていければもっといいガードになれると思います」

―次週はホームゲームですが。
「今日はアウェイで勝ちましたし、今度はホームに見に来てくれる人のために慶應らしいバスケットを見せたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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