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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.23 (Sun)

【2011リーグ2部】10/23レポート

駒澤大が日体大に勝利し望みをつなぐ
国士舘大、神奈川大は手痛い連敗


111023takahashi-1.jpg インカレや入れ替え戦を懸け、熱気が渦巻く2部リーグ。この日は駒澤大が首位の日本体育大に勝利し、後がないところで大事な一勝を手にした。2位につける白鴎大・中央大は順調に勝利し、上位3枠入りに向け抜かりはない。また国士舘大・神奈川大はこの土日で連敗となり、順位を落として苦しい状況となった。一方下位争いは、入れ替え戦回避に向けて関東学院大と順天堂大が後半に入り並んだままデッドヒートを繰り広げてきたが、神奈川大も加わり3チームが7勝9敗で並んだ。法政大・東京成徳大の入れ替え戦行きは決定しているため、残り1枠がどのチームになるのか注目が集まる。
 リーグ戦も残すところあと1週となったが、インカレを確定させたチームは未だ無し。上位も下位も、来週のラスト2試合が運命を分ける戦いとなる。

写真:主将の#28河野も「ベンチで引っ張ってくれている」と信頼をおく関東学院大の4年生#4高橋(写真右)。今期リーグ戦初出場に、チームメイトは大きく沸いた。


【1点差で駒澤大が日体大から逃げ切る!】
111023naruse.jpg 日本体育大にとって、この試合は勝てば上位3枠入りが決まり入れ替え戦・インカレ出場が決まる大事な一戦。だが同率4位の駒澤大にとっても3枠に望みをつなげるためには絶対に負けられない戦いであり、試合は終始白熱した展開となった。最後の瞬間まで緊迫した戦いが続いたが、わずかに駒澤大が1点差で逃げ切り、上位進出に首の皮一枚の可能性を残し大きな一勝を挙げた。

 開始から#6北(4年・SG)らが好調に次々シュートを沈め、1Qは21-26と駒澤大の5点リード。続く2Qも、#6北が3ファウルで下がるも交代した#17槇坂(3年・F)がリバウンドやスティールに奮闘し、#7馬場(3年・PF)の1on1で点差は10点に開いた。日体大は#11北川(2年・F)や#23横江(4年・G)が速攻を出して追いすがるが、#13近藤(3年・PG)、#14鈴木(3年・SG)が3Pを決めて駒澤大が点差を再び二桁に押し戻す。結局34-46と、駒澤大が長く主導権を握った前半となった。

 12点を追う形で3Qに入った日体大は、序盤から#11北川が3本の3Pを決める意地を見せて勢いに乗る。駒澤大も#7馬場のバスケットカウント獲得などで踏ん張るが、3Q終盤#6北が4つ目のファウルを吹かれると、それを抗議した白井HCが不運にもテクニカルファウルに。これでさらに勢いづいた日体大が、61-60と逆転に成功して最終Qへ。

 4Qに入ると、両者譲らず全く点差が開かない。だが終盤、#6北、#4渡邊(4年・PG)の大事な3Pが決まり、残り2分駒澤大が4点リード。その後も#7馬場らが確率良くシュートを決め、2点~4点差を保ち続ける。だが4点差で残り30秒を切り、ファウルゲームを仕掛けた日体大はここから怒涛の追い上げを見せた。駒澤大#4渡邊が二度のフリースローを落とさず決めるも、執念で#23横江、#21熊谷(3年・F)が3Pを決めて84-86と残り13秒2点差に。ここで#4渡邊はフリースローを2本中1本落とし、残り9秒3点を追う日体大は最後のオフェンスチャンスを得た。最後の攻撃、#21熊谷が試合終了のブザーと同時にシュートを放つと、なんと同時にファウルの笛が鳴ってフリースロー獲得。しかし、熊谷のこのシュートは3Pとは認められず、ノータイムで与えられたフリースローは2本のみ。この瞬間駒澤大の勝利が確定し、#21熊谷がフリースローを2本決めるも86-87で日体大は届かず、駒澤大が激戦を制した。
 
 日体大は#11北川、#23横江がそれぞれ26得点と奮闘し、後半ファウルゲームも含めて追い上げは光ったが惜しくも1点及ばず。だが駒澤大には1巡目3点差で勝利しており、直接対決の得失点差では上回った。ただまだ上位3枠入りが決まったわけではなく、最終戦を終えて3チーム以上が勝率で並んだ場合などは、日体大は当該チーム間の勝敗数によって4位の可能性もある。あと一回勝てば確定と、入れ替え戦・インカレが目前なだけに、来週2試合も気を引き締めて戦いたい。

 駒澤大は先週の関東学院大戦で手痛い1敗を喫したが、今週の大きな2連勝で単独4位に。直接対決の結果で上回る日本体育大・白鴎大・中央大の優位は依然として変わらないが、残りの2試合連勝し、他チームの結果次第ではインカレ出場もあり得る位置まで来た。全員が高確率でシュートを次々沈め、一度乗らせるとなかなか止められないチームカラーは必見。最終週の戦いぶりも注目となる。

写真:フリースローの判定で勝利を確定し、笑顔の駒澤大・成瀬。

日本体育大:12勝4敗
駒澤大:10勝6敗

※駒澤大・近藤大選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【前半14点ビハインドから順天堂大が国士舘大に逆転】
111023takahashiyuji.jpg 勝って上位争いに加わりたい国士舘大と、下との入れ替え戦争いから抜け出したい順天堂大の対戦は、3Qから巻き返した順天堂大が逆転で勝利し大事な白星を手にした。
  
 互いにシュートのこぼれる重い立ち上がりとなったが、#7三村(4年・F)や#11平田(3年・G)の3P、#17高橋(2年・F)の速攻で国士舘大がリードを奪う。順天堂大も#9大下内(3年・F)の得点で食らい付くが、23-17と国士舘大が一歩抜け出して1Qを終えると、2Qも24秒オーバータイムを誘うなど国士舘大はディフェンスが機能。終盤アウトサイドの確率は下がるが、43-29で試合を折り返した。

 だが3Qに入り、14点を追う順天堂大が猛チャージ。#18小薗井(1年・G・美濃加茂)のスティールで開始直後から流れを掴むと、ディフェンスが機能し怒涛の4連続得点で一気に5点差に詰め寄った。国士舘大も#17高橋が速攻やバスケットカウントと気を吐いて再び点差を離すが、順天堂大はタイムアウトを挟んでその後速い展開を作り、#10趙(4年・C)のスティールなどもあって残り2分同点に追いつく。受け身に回った国士舘大はアウトサイドが決まらず、頼みのインサイド#13曹(3年・C)も3ファウルとなるなど勢いに乗れない。結局54-54と同点で最終Qへ。

 #11平田の得点がチームを引っ張る国士舘大に対し、順天堂大は#7飯田(3年・F)、#18小薗井が奮闘。高確率でシュートを決めて互角の戦いを見せる。だが4Q中盤、国士舘大は二度のトラベリングでリズムを崩し、その間#6田代(3年・F)が積極的に一対一を仕掛けて勢いに乗った。#10趙の3点プレーなどもあり、順天堂大が勝負所を制して74-80で勝利した。

 前半に主導権を握ったのは国士舘大だったが、粘った順天堂大が見事な逆転勝利を果たした。25得点と積極性を見せた#6田代の他、周りの選手も要所で活躍を見せ、入れ替え戦回避に向けて大事な一勝を手にした。一方の国士舘大は、これで5位に後退。インカレへの道が厳しくなり、悔しがる主将の#4西片(4年・F)や#7三村らの目には涙も浮かんだ。気持ちを切り替え、最終週も戦っていきたい。

写真:国士舘大・高橋は#11平田に次ぐ14得点で攻め気を見せた。

国士舘大:9勝7敗
順天堂大:7勝9敗

※順天堂大・大下内選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【神奈川大が奮闘を見せるも中央大が巻き返す】
111023kanagawa.jpg 10勝5敗の中央大と7勝8敗の神奈川大の対戦は、神奈川大が序盤から気迫のこもったプレーを見せたものの、徐々にエンジンをかけて実力を発揮した中央大が87-69で勝利した。

 激しいディフェンスを見せ、#21増子(3年・G)や#8五十嵐(4年・F)の得点で徐々にリードを奪った神奈川大。対する中央大は連続でファウルを吹かれるなどリズムを掴めず、#14渡邉(3年・SG)が3Pを決めても神奈川大#0佐藤(4年・G)に決め返される。息の合ったオフェンスは鳴りを潜め、1Qは13-23と中央大が10点のビハインドを負った。2Qに入り、#16佐藤(3年・PG)や#20小野(3年・F)のシュートで追い上げる中央大だが、#20小野が2Q残り5分で3ファウルに。神奈川大は#7古橋(2年・F)の奮闘もあって逆転は許さず、35-40で後半へ。

 試合が大きく動いたのは3Q。#20小野が3Pやバスケットカウント獲得で魅せて中央大が逆転に成功。さらに#14渡邉が連続で3Pを決め、点差を2桁に広げて形勢逆転となった。神奈川大は開始から約5分間無得点となり、危機的状況に追い込まれる。だがここで交代してきた#98大石(1年・G・東海大相模)が奮起し、ドライブ、シュートで果敢に点を取りに行くとその後速攻もアシスト。残り2分半、53-50と3点差に詰め寄った。しかしこの場面で#20小野が、#8五十嵐を4ファウルに追い込むバスケットカウント獲得。中央大がリードを保ったまま61-55で3Qを終えると、続く4Qは出だしから#14渡邉の3P、#20小野の一対一が全開だった。中央大がさらに点差を突き放し、87-69でタイムアップとなった。

 神奈川大は1Qから気持ちのこもったプレーで良さも随所で出たが、後半中央大の前にディフェンスが機能せずに突き放された。これで関東学院大・順天堂大と並んで7勝9敗。3部との入れ替え戦を回避するためにも、最終週も負けられない戦いが続く。中央大は重い立ち上がりとなったが、#20小野がファウルトラブルになりながらも30得点、#14渡邉も8本の3Pを決めて26得点と実力を発揮した。残り1週を残して2位と、入れ替え戦・インカレが見えてくる位置まで来た。ラスト2試合は関東学院大・法政大と順位的には下のチームとの対戦になるが、2部リーグは今まで数々のアップセットが起きている分、油断は出来ない。最後まで集中して戦いたい。

写真:ホームでの勝利はならなかったが、粘りを見せた神奈川大。

中央大:11勝5敗
神奈川大:7勝9敗

※中央大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 その他、白鴎大東京成徳大の対戦は、#65高橋(4年・PG)や#32黒川(4年・G)の3P、#3横塚(3年・PG)のドライブ等で1Qから白鴎大が終始リード。東京成徳大は#11斉藤(4年・SG)や#77田中(4年・F)の得点で追い上げるものの、追い付くまでにはいたらない。白鴎大はシュートが決めきれない時間帯もあったが、リードを保ったまま89-68で快勝した。
 
白鴎大:11勝5敗/東京成徳大:4勝12敗


 また法政大関東学院大の対戦は、互いにアウトサイドを打ち合う展開になった。1Qこそ#27岩崎(3年・G)らのシュートが好調に決まった法政大がリードを奪ったが、2Qから関東学院大が畳み掛けるように3Pを沈めて盛り返し、74-97で法政大を下した。関東学院大は計19本の3Pを決めたが、特に#51細谷(4年・PG)の3Pが9/12と絶好調。終盤にはベンチメンバーも出場させて嬉しい一勝となった。

法政大:2勝14敗/関東学院大:7勝9敗

※関東学院大・細谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「来週2勝しないと今日勝った意味がない」
喜びにひたりつつも最終週に向け集中

◆#13近藤 大(駒澤大・3年・PG)
111023kondo.jpg首位の日本体育大から大きな勝ち星を上げた駒澤大。全員がそれぞれの役割を全うして掴んだ一勝だが、近藤も大事な場面でスティールから速攻を決めるなど、流れを引き寄せる活躍ぶりだった。7アシスト6スティールは、ガードとして立派な数字だ。
駒澤大は前週、関東学院大に敗北したことで上位進出が危ぶまれていたが、この正念場で1巡目に負けた相手から2連勝と結果を残した。これで単独4位と、残り2試合の結果によってはインカレへの切符を手にすることもまだ可能。ただ近藤が言うとおり、来週2勝しなければ道はほぼ閉ざされる。真の実力が試されるラスト2試合、気を引き締めて戦いたい。


―大きな一勝ですね。
「一戦目負けてたので、得失点差では負けてますがとりあえず一点差で勝てて良かったです。今週2勝しないと上には絡めないとみんなで言ってて、絶対2勝しようという気持ちで頑張りました」

―序盤からみんなシュートが好調でしたね。
「そうですね。監督も『思い切ってシュート打っていこう』と言ってましたし、それが自分たちの持ち味なので、序盤から積極的にみんな打ってましたね。でも後半入ってみんな弱気になってた部分があったと思います。ただ最後の最後でみんな積極的に打って、それで2連続でスリーが決まったりして勢いに乗れたのは良かったです」

―リーグ戦を通して、シュートが入らない時間帯にどう粘るかが課題だと思いますが。
「そういう時にディフェンスを頑張れれば、今日みたいに勝てると思うんですけど、頑張れないと関東学院大戦みたいに粘り勝てないんですよね。そういう面で今日はディフェンスも頑張れたので、良かったと思います」

―ディフェンスでは#23横江選手とのマッチアップでしたね。やっていてどうでしたか?
「いつもはそんなことないのに、今日は最後に足がつりました(苦笑)。横江さんはすごかったですね」

―でも良いところでスティールもありましたが。
「まぐれです、あれは(笑)」

―この一勝で上位進出に望みを繋ぎましたね。リーグ戦を通して手応えとしてはどうですか?
「去年は3部だったので、本当に今年やれるかやれないか分からなかったんですよ。今期4年生のチームになっても2部のチームとはほとんど試合した事なかったし。だからこんなにやれるなんて自分でも驚きですね。みんな試合をやってく中で“自分たちでもやれるんだ”って自信をつけて、だから積極的にシュートも打ててるんだと思います」

―駒澤大はベンチも含めていつもにぎやかですね。
「そうですね。特にベンチの鈴木(#14)と応援席の竹本(#15)が。あの2人はいつも練習中から騒いでます。うるさいです(笑)」

―その2人を含めて3年生は個性的なメンバーが集まっていると思うんですが、同期はどんな学年ですか?
「個性的だし、自分たちは本当に仲良いですね。みんないつも喋ってます。その中でも特にあいつら(鈴木・竹本)が一番騒がしいです」

―個性豊かな3年生を4年生が上手く引っ張っている印象を受けます。3年生の近藤選手から見て4年生はどうですか?
「4年生はすごいですね。気合入ってます。今年に懸ける気持ちがやっぱり違うんじゃないですか。北さん(#6)と拓実さん(#4渡邊)はいいところでシュートを決めてくれるし、成瀬さん(#5)は泥臭く頑張ってくれるので、良いと思います」

―では残り2試合への意気込みを。
「絶対勝ちたいですね。来週2勝しないと今日勝った意味がなくなるので。本当に来週は頑張りたいと思います。絶対2勝します」


「全員で走って走って流れを掴みたい」
“平面バスケット”で何としても入れ替え戦回避へ

◆#9大下内 仁(順天堂大・3年・F)
111023oshitanai-1.jpg#6田代に次ぐ18得点で勝利に貢献した大下内。リーグ戦を通してチームの得点源として攻め気を見せ、周りの選手との合わせのプレーも非常に上手い選手だ。得点ランキングでも現在4位に入り、波なくコンスタントに活躍し続けられることも大下内の強みだろう。
順天堂大は前日の東京成徳大戦の敗北から切り替え、国士舘大に見事逆転勝ち。点差を離された時に気持ちを切らさず猛追を見せたことは、リーグ戦を通して得られた成長と言える。下部との入れ替え戦回避に向け、この調子で戦いたい。


―見事な逆転勝利ですね。
「2Qで離されてしまったんですが、趙さん(#10)がすごく頑張ってたので自分たちもついて行こうという感じでしたね。昨日はディフェンスが駄目でああいう負け方をしてしまったんですが、今日は後半ディフェンスを仕掛けて最後に逆転出来たので良かったと思います」

―昨日の東京成徳大戦からどういう部分を修正してきたんですか?
「昨日はゾーンが後手に回って上手くいかなくて、スリーをバンバン打たれてしまったことが敗因でした。今日も1・2Qは簡単に打たれてしまいましたが、3Qからディフェンスが機能してディフェンスから走る平面的なバスケットが出来たと思います」

―平面バスケットという点では、フォワード陣もよく走るし徹底されていますね。
「そうですね。今日は田代(#6)とかもよく走ってくれたし。今は小薗井(#18)がメインガードとして頑張ってくれているので、みんなもそれに応えるだけだと思ってやってますね」

―#18小薗井選手は1年生ながら頼もしいですね。
「そうですね。あいつはすごいバスケットを分かってるから、どこでパスを出すとかどこで自分が行くかとかハッキリしていて自分としてもやりやすいし助かってます。チームとしても結構プラスになっていると思うので、あと2試合も一緒に頑張りたいです」

―オフェンスでは、リーグ戦を通して大下内選手と#10趙選手の連携は息が合ってますね。
「自分も1年生の時からずっと趙さんと一緒にやってるので、阿吽の呼吸って言うんですかね。それに自分は大濠時代から結構合わせで得点するタイプで、誰かがドライブした時に合わせて動くっていうのは高校からずっとやってきました。それが今に活きてるんだと思います」

―ここまでのリーグ戦を振り返ると、勝てそうで勝てない試合が多い印象を受けます。ここまでを振り返っていかがですか?
「負けた試合はディフェンスが最後まで出来なかったり、最後のフリースローを落としたりが多かったと思います。今日も最後フリースローが入ってなかったですし、そういう所はまだ甘さがあるのかなとは痛感してますね。気持ちの面でも、点差が離れてしまうとタイムアウトを取ってもベンチも含めて静かになってしまって。でも今日は点差が離れても気持ちを切らさず立て直せたので、あと2試合も今日みたいに頑張りたいです」

―関東学院大と勝率でしばらく並んだままですが、何としても下との入れ替え戦を回避したいという気持ちは大きいと思います。
「そうですね。昨日勝っとけば入れ替え戦回避に大きく近づいたんですけどね…。でもそれが出来なかったので、今日は何としても勝たなきゃいけないという感じでした。今日勝つことが出来たし、あと2試合自分たちがしっかり勝てば回避出来るので、全力で戦うだけですね」

―特にどういう部分を頑張りたいですか?
「趙さんがいるので立体的なバスケットも出来るとは思うんですが、やっぱり自分たちは平面的なバスケットがスタイルなので、全員で走って走って流れを掴みたいと思います。残りの2試合もディフェンスからオフェンスという流れに持って行ければ、勝ちに繋がるかなと思いますね。そういう部分を意識して頑張ります」


「走らないと僕らは勝てない」
自分たちのバスケットを追求し、3位以内へ

◆#16佐藤将斗(中央大・3年・PG)
111023sato-1.jpg3年生になり、上級生としての自覚が見られる佐藤。リーグ戦を通してゲームメイクにも安定感があり、大事な場面でチームを引っ張っている。先週国士舘大に接戦で敗れ悔しそうな様子を見せたが、気持ちを切り替えて今週は大事な2連勝。これで中央大は上位進出に大きく近づいた。だがまだ油断は出来ず、残る2試合は1巡目で勝った相手とあって向こうもチャレンジャーとして全力で向かってくるだろう。気を引き締めて戦い、先への弾みとしたい。


―逆転勝利となりましたが、試合を振り返ってどうでしたか?
「昨日白鴎に勝って、今日は気持ちの面で少し締まってなかった部分があると思います。それで最初リードされてしまって…。神奈川大はホームだし、前回僕らが勝ってるので絶対気合いを入れてやってくるとは試合前から思ってたんですけど、それでも結局最初に気持ちの部分でやられてしまったのは反省点ですね。でも後半はいつも通りやれて、りょーけん(#14渡邉)もスリーが当たっていたし、勝てて良かったです」

―#14渡邉選手の3Pも好調でしたが、#20小野選手も積極的に攻めて活躍してましたね。
「そうですね、あのポジションの一対一はやっぱり中央の強みだと思います。相手のでかい選手はスピードでは守れないと思うので。そこはしっかり決めてくれて良かったですね」

―先週国士舘大に悔しい敗戦となって、そこから上手く切り替えられましたか?
「正直引きずる部分も少しはあったんですが、切り替えなきゃと思ってこの一週間は良い練習が出来たと思います。気持ちの切り替えは早い方だし、気持ちが乗らなくても声を出したら何とかなりました(苦笑)。それで白鴎戦も、1年生とかも含めて味方がみんな頑張ってくれましたね」

―#31流田選手や#5谷口選手など、1年生も堂々とした活躍を見せていますね。
「それはすごく助かってますね。学年関係なくみんな仲良いので、あいつらは僕らのことも多分先輩と思ってないと思います(笑)。でもだからこそ、プレー中はやりやすいんじゃないですかね。思い切ってやれって僕らも言ってますし、十分やってくれてますね。あいつらに1部を経験させてあげたい気持ちもあるので、絶対に上がりたいです」

―1年生が加わったことを別としても、去年より完成度が増している印象を受けます。
「そうですね。オフェンスなんかは去年本当にフリーランスだったので、今年は決まりの動きも増えて、そういう面では迷いなくやりやすくなったと思います。ヘッドコーチが変わって練習内容も変わったし、去年に加えて色々得られたのかなと。でもまだファウルとかでインサイドが抜けた時に、攻めづらいということはありますね」

―他に何か課題はありますか?
「リバウンドが取れないことが課題だったんですけど、でも最近は流田(#31)が頑張ってくれてるので改善されてきました。あとは小さくてインサイドで点が取れない分、外のシュートが入らなくなると得点力がガタッと下がってしまうんですよね。そういう時に僕らは速攻でしか点を取れないと思うので、そういう組み立てはガードがしっかりやらないとなと思ってます」

―試合に出る4年生が少ない中で、佐藤選手は3年生でも色々背負うものがありますね。
「でも今年のチームはみんな練習も真面目で協力的だし、4年生も練習で引っ張ってくれてます。ベンチの3年生も誰よりも頑張ってて声も出してくれているので、そういう面では助かってますね。でも、2年生の時はどこか甘えがあってチームが駄目な時も4年生に頼ってていたんですが、今年はそんな甘えは効かないという自覚はあります。僕が引っ張れみたいに監督にも言われてますし、3年生になってちょっとは意識も変わったかなと思いますね」

―これで入れ替え戦も見えてきましたが、今後への意気込みを。
「でもまだ入れ替え戦の事は考えずに、一戦一戦残り2試合も戦っていきたいです。もし入れ替え戦に行けたとしても1部の下位がどうなるかまだ分かりませんし、どことやっても結局走らないと僕ら勝てないので。相手どうこうよりも自分たちのバスケットを徹底したいです」


「出られない人の分まで、どんな時も全力で」
諦めずに努力し続け、4年目で開花

◆#51細谷将司(関東学院大・4年・PG)
111023hosoya.jpg3P9本を含む35得点を叩きだした細谷。迷いなく打たれる3Pはほぼ全て決まり、落ちる気がしないほどの好調ぶりだった。今シーズンに入り活躍が目立つ細谷だが、これまでの3年間はあまり試合に出る選手ではなかった。だが腐らずに努力し続け、最後の年にそれが実ってプレータイムを得た形だ。目を輝かせ活き活きとプレーする様は、チームに大きな活力を与えている。怪我人が多い中でも、最後まで悔いなく戦い入れ替え戦回避を掴みたい。


―嬉しい一勝ですね。
「絶対下の入れ替えだけは回避したいので、負けられないという気持ちで全員で臨みました。勝てて良かったです」

―細谷選手はシュートがかなり好調でしたね。やっていてどうでしたか?
「いや、みんながスペースを空けてくれたお蔭です。感謝ですね。あの時はもう無心というか、何も考えずに打とうと思ったらたまたま入りました(笑)」

―駒澤大に勝つなどここ数試合チームも上向きのように思うのですが、チームの調子はどうですか?
「怪我人も多いんですが、その分やっぱり4年生がやらなきゃって自覚がやっと出てきたのかなと思います。それで全員が勝利に向かって一丸となれて、だからこそ生まれた結果だと思いますね」

―本当にリーグ終盤は4年生の活躍が目立ちますね。
「そうですね。今まで下級生に頼ってきていたので、その分4年生が恩返ししないといけないなと思ってやってます」

―今日は最後に4年生の#4高橋選手も出せましたね。
「そうですね。あいつはいつも頑張ってるし、チームを盛り上げてくれる役なので、すごい嬉しかったです。ずっと前から『絶対一緒に試合出ような』って約束してたんですよ。それが叶えられて本当に良かったです」

―細谷選手は去年まであまり試合には出ていなかったと思うんですが、4年目でプレータイムを得てこういう風に活躍して、自分としてはどう感じていますか?
「諦めないで頑張ってきて良かったなと思ってます。絶対試合に出てやるぞという気持ちをずっと持ち続けて、トレーニングも地道にやってきたので、それが今年やっと報われたかなと思いますね」

―試合に出るようになって何か意識は変わりましたか?
「ベンチメンバーで試合に出られない人の分まで一生懸命やろう、そういう人たちの為にも絶対勝とう、という意識になりましたね。僕もずっと3年間見てる立場だったので、ベンチの人達の気持ちも分かるし、どんな時も全力でやらなきゃなと思っています」

―春より4年生が強いリーダーシップを発揮していますね。
「パプが抜けた分、全員で一丸になってやるしかないと意識はしていたんですが、やっぱり何か違うなという部分が春はありましたね。今年はスタイルを変えてトランジションバスケットを意識してきたんですが、それも春の時点では完成してないし、色々戸惑いがあったと思います。でも最近になってようやくチームが一つになれてきたのかなと。それにリーグ戦に入って怪我人が多くて、もう4年生がやるしかないっていう状況だったので。リーグ戦はやっぱり4年生だと思います。だから気持ち入れてプレーしてますね」

―リーグ中盤は連敗が続いてチームの雰囲気も悪くなった時期があったと思いますが、上手く切り替えましたね。
「そうですね。色々あったんですが、そういう時に日馬先生(監督)がすごくチームを引っ張ってくれたんです。練習中もすごく声を出して僕たちのモチベーションを上げてくれて、それに僕らもついて行こうという事でみんな気持ちも変わったし、前向きになれましたね。そこで上手く悪い雰囲気を切り替えられたかなと思います」

―では残り2試合、どう戦っていきたいですか?
「とにかく2勝ですね。残り2試合勝って、何が何でも入れ替え戦は回避したいです。だからもう一回チーム一丸となって、勝利だけを目指して頑張りたいです」

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