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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.16 (Sun)

【2011リーグ2部】10/16レポート

国士舘大が中央大から大きな勝ち星
順天堂大・関東学院大は上位校に勝利


111016mimura.jpg この日の2部は接戦が相次ぎ、5試合中4試合が1桁の点差となった。下部との入れ替え戦回避の為、一つでも順位を上げたい順天堂大、関東学院大はそれぞれ上位校から嬉しい勝利。これで神奈川大が6位のまま、駒澤大が5位と一つ順位を下げ、今のところ日本体育大・白鴎大・国士舘大・中央大の4チームが4強という形になった。入れ替え戦・インカレに進めるのは3チーム。この中のどのチームが振り落とされるのか、はたまた中位のチームが上がってくるのか、まだ予測はつかない。実力が拮抗している分勝負の決め手はわずかな差だが、その些細な差を制することができるかどうかが、真の実力が試される部分でもある。終盤に向け、ますます戦いはヒートアップしそうだ。

写真上:勝利にガッツポーズの国士舘大・三村。主将の西片(写真左)も#11平田らの奮闘をねぎらった。


【東京成徳大が食らい付くも日体大が逃切り勝利】
111016kino.jpg 現在1位の日本体育大と9位の東京成徳大の対戦は、東京成徳大が何度も食らい付いて接戦を演じたが、94-91で日体大が勝利した。

 1Qは26-16と日体大が東京成徳大を圧倒。だが2Qで東京成徳大は#39木野(3年・SF)の連続3P、#21西谷(2年・SG)のバスケットカウント獲得や速攻で反撃を見せ、前半残り3分同点に追いついた。日体大は得点が停滞し、#21熊谷(3年・F)のゴール下で何とかついて行く形に。47-48で試合を折り返すと、3Qになっても点の取り合いが続く。だが残り2分で日体大は#11北川(2年・F)、#9出羽(1年・F・市立船橋)の得点で一歩抜け出した。東京成徳大はフリースローが決まらず、75-65と10点ビハインドで3Qを終える。

 4Qに入り、10点前後の点差が動かない。しかし東京成徳大は#39木野や#77田中(4年・F)の得点で残り2分半で5点差に詰め寄った。その後東京成徳大は#77田中のシュートが決まったのち、すぐにスローインをカットして#16西田(4年・PG)が得点に繋げる。そして#21西谷の3点プレーまで飛び出し、残り1分10秒86-86と遂に日体大をとらえた。だがこの大事な場面で#23横江(4年・G)が1on1を仕掛けて逆転を阻止。その後東京成徳大も食らい付くが、なかなかリードを奪えない。すると残り14秒、東京成徳大が2点ビハインドの場面で痛恨のアンスポーツマンライクファウル。日体大が逃げ切った。

同点になってからのあと1本が出なくて苦しい」と#21西谷。東京成徳大はリーグ戦を通してあと一歩及ばない試合が多い。だが日体大に対して何度も食らいつき、良さも随所で出た。残りの試合もチャレンジャーとして立ち向かい、結果を出したい。日体大は接戦を勝ち切ったとはいえ、相手に合わせる部分が多々見られ、ピリッとしない部分もあった。残り4試合、上位3枠を確定したいがまだ油断は出来ない。残りの2週はここまでのような強い日体大を披露したい。

写真:3P6本を含む23得点の東京成徳大・木野。

日本体育大:11勝3敗
東京成徳大:3勝11敗

※東京成徳大・西谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【粘る神奈川大を順天堂大が振り切る】
111016kosonoi.jpg 神奈川大順天堂大の対戦は、#10趙(4年・C)の29得点16リバウンドの活躍もあって73-80で順天堂大が勝利した。序盤から互角の戦いが続いた。順天堂大は大黒柱#10趙がゴール下で強さを発揮するが、対する神奈川大も#7古橋(2年・F)や#0佐藤(4年・G)がシュートを落とさない。ハイスコアな展開はやや順天堂大ペースと言えるものの、神奈川大も好調なオフェンスでついていき21-25で1Qを終えた。その後、2Qも3Qも順天堂大がリードし続けるも、神奈川大も#0佐藤や#21増子(3年・G)が要所で活躍し、点差を一桁に抑えて食らい付く。そのまま54-58で4Qへ。

 最終Q序盤でリズムを掴んだのは順天堂大。#6田代(3年・F)のドライブで先制すると、#9大下内(3年・F)、#7飯田(3年・F)のシュートも高確率で決まる。神奈川大のタイムアウト後も#18小薗井(1年・G・美濃加茂)がドライブやスティールなど思い切りの良さを見せて流れを切らさず、最大10点差をつけた。追い上げを図る神奈川大は順天堂大の24秒オーバータイムを誘うなど好守で3点差まで縮めたが、その先の1本が出ない。残り35秒、3点リードし時間を使って攻める順天堂大のオフェンスで、#10趙が価値あるオフェンスリバウンドをもぎ取った。#10趙がシュートに繋げて残り11秒5点差としたところで勝負あり。結局73-80で順天堂大が勝利した。

 神奈川大は#9大山(4年・G)が欠場した分、得点源の#21増子、#7古橋に加えて特に#0佐藤の奮闘も光ったが、順天堂大の#10趙明、#9大下内を前にインサイド陣の得点が伸びず、粘りのバスケットを見せるも追いつくまでには至らなかった。この手痛い敗戦で勝敗をタイに戻し、上位争いからは遠ざかった。順天堂大は#10趙明がゴール下で体を張り、周りも息の合った合わせで神奈川大のディフェンスを翻弄。5人が2桁得点と、的を絞らせないオフェンス力を発揮した。下部との入れ替え戦ライン付近に位置する順天堂大は、関東学院大と同率だが得失点差で現在7位。セーフティゾーンに入れるかどうかは残りの試合にかかる。

写真:10得点の順天堂大・小薗井。このリーグ戦では1年生ながら堂々とメインガードを務めている。

神奈川大:7勝7敗
順天堂大:6勝8敗

※順天堂大・田代選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【関東学院大が駒澤大との接戦を制す】
111016maeda.jpg 下位3枠を抜け出したい関東学院大と、前日の試合で国士舘大に勝利したことで上位3枠入りも見えてきた駒澤大の対戦。ファウルがかさみ重い立ち上がりとなった関東学院大とは対照的に、駒澤大は#6北(4年・SG)、#13近藤(3年・PG)らがテンポ良く3Pを決めて18-24と一歩抜け出して1Qを終えた。2Qに入っても#17槇坂(3年・F)が2本の3Pを決めてリードを保つ。だが関東学院大もここから#32前田(4年・SF)が3P、バスケットカウント獲得で一気に6点稼ぐと、#33前川(1年・SG・京北)が速攻に走って残り7分半、30-30と同点に追いついた。そこから駒澤大はシュートの確率が悪くなり、そのまま一進一退が続いて42-42と同点のまま後半へ。
 
 3Qは流れの奪い合いとなった。駒澤大が#17槇坂や#7馬場(3年・PF)のシュートでリードするも、関東学院大も#37坂本(3年・SF)の速攻で同点にし、#1エリマン(1年・C・延岡学園)のインサイドで逆転。だが#1エリマンは残り1分で4ファウルとなって下がり、最後に#6北がシュートを決めて56-59と駒澤大がわずかに3点リードして3Qを終える。4Qが始まると、駒澤大のシュートに対して、関東学院大は#32前田が互角に渡り合ってアウトサイドの決め合いになった。中盤に両者シュートが落ち始めると、この大事な場面で#28河野が2本のミドルシュートを沈めて3点差をつけ、これに#32前田も3Pを2本決める勝負強さを見せる。しかし駒澤大も関東学院大の24秒オーバータイムを誘うなどディフェンスで粘り、#6北の3Pで残り1分40秒3点差に。しかしそこから3Pを打つもことごとく外れ、ファウルゲームも関東学院大が確実にフリースローを決めて79-70で逃げ切った。

 駒澤大にとっては手痛い一敗となった。昨日の国士舘大戦では50%以上の確率で決まった3Pが、今日は7/30と不調。ここ数試合シュートが落ちる時間帯でどう踏ん張るかが課題となっているが、今日はリバウンドに奮闘していた#5成瀬がファウルトラブルに陥り、インサイドで上手く起点を作れなかった事も大きかった。一つ順位を下げて5位と、上位争いから一歩後退した。対する関東学院大はホーム会場で嬉しい一勝を手にした。ここ10試合中勝ち星を上げられたのは法政大戦、東京成徳大戦の2勝のみと負けが込んでいる状況だったため、弾みにしたいところ。この日は#37坂本らベンチメンバーの活躍が光ったこともチームの好材料と言える。残りの4試合も注目だ。

写真:勝負強さが光る関東学院大・前田はチームハイの23得点。

関東学院大:6勝8敗
駒澤大:8勝6敗

※関東学院大・河野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【#7三村の3Pで国士舘大が中央大に劇的勝利!】
111016sato2.jpg 中央大国士舘大の対戦は終始熱気を帯びたゲームになった。上位3枠を争う両校にとって、この対戦は一つの山場。勝負は最後までもつれたが、国士舘大が接戦を制して歓喜に沸いた。

「昨日の反省があったし、崖っぷちで絶対に負けられないということで試合前からみんな気持ちが入っていた」(#7三村)(4年・F)と言う国士舘大は立ち上がりから好調だった。だが中央大も慌てず、#22山田(2年・PF)が攻め気を見せて流れを掴むとそこから#20小野(3年・F)、#31流田(1年・G・東山)らが活躍して逆転。守りでも国士舘大の#13曹(3年・C)を囲んで抑え、2Qに入っても主導権を握り続けた。残り7分で35-21と最大14点差がつき、国士舘大はたまらずタイムアウトを請求。だが国士舘大はここから勢いを取戻し、#11平田(3年・G)のシュートで互角について行くと、シックスマンの#18松島(2年・G)や#12永野(2年・F)も奮起して7点差で試合を折り返した。

 点差の動かない展開が続いた3Q中盤、中央大は4連続でファウルを吹かれて悪い流れになり、その間国士舘大が点差を縮めた。しかし中央大も#16佐藤(3年・PG)が得点し続け逆転はさせない。64-63で3Qを終えると、4Qに入って中央大が再び点差を引き離しにかかった。だが国士舘大も堅いディフェンスで粘りを見せる。ここで中央大は審判への抗議でコーチのテクニカルファウルに。このフリースローを#11平田が2本決めると、#17高橋(2年・F)、#13曹の得点が続き、残り5分44秒には#11平田のスティールから速攻が決まって遂に国士舘大が73-75と1Qぶりにリードを奪った。

 ここから点差が1~2点差のまま動かない緊張感ある展開が続くが、残り2分に試合が動く。#11平田の得点で国士舘大が3点リードとした後、すぐに中央大#14渡邉(3年・SG)が速攻に走るがこれを#13曹が豪快にブロック。次の攻めで#13曹がゴール下を決め、76-81と国士舘大が5点差をつけて一歩抜け出した。だが中央大も#14渡邉が3Pを決めて2点差にした後、ディフェンスで粘り国士舘大#12永野のオフェンスファウルを誘う。そして残り50秒でまたもや#14渡邉が価値ある3Pを決め、中央大が82-81と遂に逆転。中央大サイドは大歓声に包まれた。だが、勝負はまだ終わっていなかった。5点ビハインドから一気に逆転した中央大に流れは来ていたが、次の攻撃で国士舘大は#7三村が3Pを放つ。これが見事にリングに吸い込まれ、残り30秒で82-84と再逆転。これが決め手となり、ファウルゲームを逃げ切って82-88で国士舘大が激戦を制した。

「決めた瞬間、泣きそうになりました(笑)」と目を潤ませて喜ぶ#7三村。チームを救った最後の3Pで、“これぞ4年生”という意地を見せてくれた。国士舘大は昨日の駒澤大戦の敗北で一つ順位を下げていたが、これで再び同率3位に浮上。最大14点差を引っくり返し、大きな一勝を手にした。中央大は主力の3年生だけでなく、下級生の#22山田や#31流田ら全員が奮闘を見せたが、惜しいミスや笛にも悩まされてあと一歩のところで勝利を逃した。これで9勝5敗となり国士舘大と同率3位に並ぶが、直接対決の結果では4位となる。入れ替え戦・インカレ出場権をかけ、次週の白鴎大戦がますます重要な一戦となった。

写真:鬼気迫る気迫でチームを引っ張った中央大・佐藤だが、勝利には一歩届かなかった。終了直前5ファウルでベンチに下がると、タオルを頭からかぶり悔しさを滲ませた。

中央大:9勝5敗
国士舘大:9勝5敗

※国士舘大・永野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 その他、法政大白鴎大の対戦は、白鴎大が69-84で勝利した。白鴎大は前半強みのインサイドを徹底的に攻め、2Q終了時点で26-46と大きく差をつける。後半に入って法政大も#21加藤(3年・CF)のドライブや#11長谷川(4年・G)のアウトサイドシュートで持ち直すが、白鴎大も#15白濱(2年・F)がダンクや3Pで盛り上げ、流れを渡さなかった。そのまま15点前後の点差を保ち、法政大を下した。白鴎大は#30アビブ(3年・C)が29得点26リバウンドという大黒柱に相応しい活躍を見せ、法政大はやはりインサイドの部分で苦戦した。これで法政大は3部との入れ替え戦が確定した。

法政大:1勝13敗/白鴎大:10勝4敗


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【INTERVIEW】

「泥臭いところで頑張ろうと意識している」
チームを盛り上げるシックスマン

◆#21西谷奨斗(東京成徳大・2年・SG)
111016nishitani.jpgこの試合では14分の出場時間ながら二度のバスケットカウント獲得を含む13得点でインパクトを残した。これまであまり長いプレータイムは得ていないものの、昨日の神奈川大戦でも要所で活躍を見せている。下級生らしい思い切りの良さと泥臭い部分を頑張るがむしゃらなプレーで、チームに勢いを与えられる選手だ。
日本体育大相手に最後まで食らい付いたが、結局3点差での惜敗。これで東京成徳大は残り4試合を残して9位と、3部との入れ替え戦も視野に入れなくてはいけない位置にいる。リーグ戦を通して課題になっている、接戦を勝ち切る力を今後の4試合で得たいところだ。

―3点差と、惜しい試合でしたね。
「最近競った試合で勝てないことが多くて…同点になってからのあと1本が出なくて、苦しいですね」

―首位の日体大に対してもひるまず思い切りよく戦っていて、良さも出ている印象を受けましたが。
「そうですね。日体は今2連敗してるし、今日は勝ってリベンジしたいなと思ってて。みんな必死でやってましたね」

―西谷選手もいいところでバスケットカウント獲得などありましたが?
「いや、先輩たちがフォローしてくれるので、自分はただ一生懸命やるだけって感じです。先輩たちのおかげです」

―チームで#77田中選手が攻撃の起点になっていると思いますが、今日は田中選手がベンチに下がった時にも追い上げを見せましたね。
「田中さんは1対1とかリバウンドからのゴール下でいつも点を取ってくれるので、田中さんがいなくなった時こそ“走る”ということを徹底しようという目標があります。自分も途中から出るときは、なるべく走るバスケットでチームを盛り上げようと思っています」

―東京成徳大は外のシュートが決まりだすと勢いが出ますね。
「そうですね。今はやっぱり外のシューターがチームにたくさんいるので、入ると盛り上がるし良いゲームになると思います」

―西谷選手はベンチからワンポイントで出場することが多いと思いますが、試合に出る時は何を意識していますか?
「自分は点数を取ることよりも、声を出したりルーズボールやリバウンドを頑張ったり、とにかく泥臭いところで頑張ろうと意識しています。コートでも盛り上げようと思っているし、ベンチでもずっと騒いでます(笑)」

―リーグ戦も終盤ですが、2部でプレーするというのはどうですか?
「去年までの3部とはバスケットの質も違うし高さもあるし、全然違います。最初の試合で中央に全然戦えなくて普通に負けちゃったときは、2部ってレベル高いなぁと思いましたね。でもそこから試合を重ねるうちに、自分たちが出来る事をやればどこのチームとも良いゲームが出来るということが分かりました。だから今はどこが相手でも自分たちに出来る事をやろうと思って頑張ってます」

―2部には同じ昌平高校出身の選手も何人か活躍していますね。
「そうなんですよ。今日も(昌平高校の)先生が見に来てました。昌平いっぱいいるので、そういう選手が活躍しているのを見ると刺激になりますね。みんなで切磋琢磨して声かけ合って頑張っている感じです」

―今あるチームの課題は?
「やっぱり競った時にルーズボールが取れなかったり、もう1本って時のシュートが入らなかったりすることですね。ルーズボールやリバウンドから自分たちでリズムを作って、どんなシュートでもいいからその1本が繋がるといいなと思います」

―残り4試合への意気込みを。
「この先一つでも多く勝ちたいので、とにかく泥臭く、1点でもいいから上回って勝ちたいです」


「気持ちを切らさず勝ち切れたのは大きい」
競り勝てる精神的強さを得て手応え

◆#6田代高之(順天堂大・3年・F)
111016tashiro.jpg上位校と互角にやり合える部分を見せながらもなかなか白星が挙げられなかった順天堂大だが、終盤にきて徐々に勝ち切る試合もできるようになってきている。この試合ではエースの#10趙に加えてこの田代も17得点でチームの勝利に大きく貢献した。リーグ戦を通しても、田代らフォワード陣が速攻に走って流れを掴む場面も多々見られる。順天堂大は5人がほぼ40分間フルで出ているが、その分息の合った連携も試合を重ねるごとに良くなり、走るバスケットをしながらもあまり疲れは感じられない。残りの試合で一巡目で惜敗したチームに勝って行けるか注目だ。

―嬉しい勝利ですね。
「本当に今週2回勝てたのは嬉しいし大きいと思います。下部との入れ替えをかけて今関東学院大と並んでいるので、絶対に負けられない試合でした。2試合勝ち越せて良かったです」

―試合を振り返っていかがですか?
「神奈川大は守りが堅くて、やりづらい部分もありました。でもいつもだったら3Q、4Qで気持ちが切れてしまうんですが、今日は相手にリードされた時も、気持ちを切らさずに戦えたと思います。こういう風に粘れたのは今まであまり無かったことなので良かったです」

―神奈川大とは一巡目でも接戦でしたが、今日は勝てましたね。
「そうですね。やっぱり今まで競っても勝ち切れない試合が多かったんですが、今日気持ちを切らさず勝ち切れたのは大きいですね。前回の神大戦も勝てた試合だったと思うんですけど、あの時は気持ちが切れてしまって。今日は7点差をつけて借りを返すことが出来て、良かったと思います」

―相手の得点源の#21増子選手とのマッチアップはどうでしたか?
「彼は速かったし上手かったし、結構大変でした(苦笑)。同じ3年生だし、負けられないという気持ちでやってました」

―ディフェンシブな神奈川大に対しても息の合ったオフェンスを見せていたと思います。今までの試合も、攻めが単発にならずに必ず誰か合わせに飛び込んでいますね。
「そうですね。それは順大のスタイルだし、練習の成果が出ているのかなと思います。負ける時っていつも単発なシュートが多くなってしまうんですが、そんなに全部シュートが入るようなシューターもいないので、あれが自分たちの戦い方かなと思います」

―リーグの序盤より息も合うようになってきた印象を受けます。
「そうですね。最初に2敗しましたが、中央・法政に2勝したのは大きくて、そこでチームの調子も上がってきたと思います。今まで負けてる試合の方が多いんですけど、どこのチームとも競れることは競れているので、あとは勝ち切る力だけだと思います。あと4試合は、勝ち切りたいと思います」

―今まであと一歩のところで勝ち星を逃していた要因は、やはり気持ちの部分ですか?
「そうですね。相手がどうこうというより、自分たちで集中を欠いて試合を逃すことが多くて…。今までは勝負所でフリースローを落としたりミスがあったりしましたが、今日はそれがなかったから勝てたんだと思います。今までのリーグ戦を通して、やっぱり勝つって大変なことなんだなって思いましたね。勝ち切る力が必要なんだなと思いました。でもその分勝った時の喜びは本当に大きいので、これからの4試合は全勝してその喜びを味わいたいです」

―最近#10趙明選手が4年生としてチームを引っ張ろうという姿勢を見せていますね。
「そうですね。今週はあの人がチームに一言、頑張ろうってことを試合前に声掛けてくれたんですよ。今まではそんなことなかったので、それでチームの士気も上がったと思います。あの人がチームを引っ張ってくれているので、今はついていくだけという感じですね。さすが4年生だなって改めて思いました」

―#10趙明選手がベンチに下がった時も、ガード・フォワード陣がよく走ってトランジションバスケットが上手くいっている印象を受けます。
「夏に趙さんがいない間、泉(#13)とかがセンターをやって上背のないチームだったので、トランジションのバスケットは徹底して練習してきました。その時結構良い形が出来るようになったので、趙さんがいない時はそういうスタイルで点を取れるように心掛けています。だから誰が出ても戦えると思いますね」

―ガードは1年生の#18小薗井選手と#20千葉選手が頑張っていますね。
「そうですね。山下(#8)と大竹さん(#5)が怪我して、どうなるかなと思ったんですが、あの1年生2人が頑張ってくれて助かってます。すごいですよね、1年生らしくないというか…もっとフレッシュなところがあってもいいと思うんですけど(笑)。でも1年生でもすごく頼りになりますね」

―ここ数年下との入れ替え戦に進むことも多いですが。
「そうなんですよ。それはもう絶対に嫌なので、来週も絶対2勝したいです。国士舘とも一巡目でそんなに点差はなかったので(73-77)、次は勝ちたいです」

―負けは込んでいますが、今年は例年より雰囲気なども悪くない印象を受けます。
「そうですね。負ける試合でも、内容って大事じゃないですか。結果はついてこなくても、内容が良ければ次に繋がる試合になると思います。負けた中でも課題が見えてきたり上手くいく部分があったりするので、たとえ点差がついても次に繋がる試合にしよう、やれることをやろうってみんなで盛り上げてやってますね。それで雰囲気も明るいんだと思います」

―では残りの4試合への意気込みを。
「全部勝ちたいです。残りの4試合は1巡目で負けたチームが多いので、その時の借りを返したいですね。自分たちのバスケットをちゃんとやって、内容的にも良い試合に出来るように頑張りたいです」


「相手は関係なく、チャレンジ精神を持って戦う」
苦しい状況から気持ちを切り替えて浮上

◆#28河野誠司(関東学院大・4年・PG・主将)
111016kono.jpg駒澤大相手に大きな一勝を手にした関東学院大。エース#32前田の勝負強いシュートがチームを牽引したが、この河野も4Qの大事な場面で仕事を果たした。関東学院大は負けが込む中でも最近は要所で4年生の活躍が目立つ。昨年度の主将パプが抜けて春はリーダーシップを取ることに慣れていない様子だったが、今やチームの土台となって下級生を引っ張るまでに成長した。それも、苦しい時期を経験したからこそ得られた変化だろう。残りの4試合も、悔いなく戦ってほしい。


―試合を振り返ってどうでしたか?
「やっと勝てて良かったです。今日はスタメン以外の人たちが頑張ってくれて、それが勝利に繋がりました。特に3年の坂本君(#37)が頑張って引っ張ってくれましたね。4Qに入るまでみんな頑張って食らい付けたから、それが最後突き放すことにも繋がったんだと思います」

―立ち上がりは少し離されましたね。
「いつも出だしが悪いんですよね。それはスタートの自分の責任だと思うし、もっと出だしでスムーズに入れればベンチから出る人も気持ちよくやれると思います。そこは残りの試合でも課題ですね」

―今日の4Qもですが、ここ数試合、4年生が大事な勝負所で活躍してチームを引っ張っていますね。それに下級生がついて行っている印象を受けます。
「もう意地です、意地(笑)。4年生は持ってる力以上の力が出せてるんじゃないかと思います。チームとしても、下級生がミスしても“次、次”って切り替えようとする雰囲気があるし、出てるメンバーもベンチメンバーも、全員で全力で戦おうと意識しています。特にベンチは、4年の高橋(#4)が引っ張ってくれていることが大きいですね。そういうベンチの声援とか、応援して下さってる方の声とかがコートにも届いて、こういう良い結果が生まれたんだと思います」

―今週はホーム会場でしたしね。
「そうですね。応援してくれて、歓声とかが気持ち良かったです」

―リーグ戦全体を振り返ると負けが込んでいましたが、チームの状況はどうでしたか?
「負け続けてみんな落ちていた部分もあったんですけど、みんなで『切り替えよう』って話になって、それが上手くいったからこそ今日こういう展開になったんだと思います。チャレンジ精神を持ってみんな伸び伸びやるように切り替えたから、それが逆に良い結果に結びついたのかなと思いますね」

―順天堂大と勝敗が並んでいますが、何としても下位3枠は避けたいという想いは強いと思います。
「そうですね。下との入れ替え戦には絶対に行きたくないという気持ちがあるので、意気込みも強いです。どこのチームとか関係なしに、残りの試合もチャレンジ精神を持って戦って、絶対に下との入れ替え戦は回避したいと思います」

―では残りのリーグ戦への意気込みを。
「今まで試合によって波があってチームで落ち込む時もあったので、これからは上がっていきたいと思います。みんなでドンチャン騒ぎして盛り上げて、良い雰囲気で戦いたいですね。残り4試合、絶対に負けたくないです。出来るだけ多く勝って、みんなで勝利の喜びを味わいたいと思います」


「とりあえずがむしゃらに全部やっている」
高さのハンデをカバーする強い気持ち

◆#12永野俊輔(国士舘大・2年・F)
111016nagano.jpgアウトサイドのシュート力も持ち味だが、187cmのサイズで体を張ってリバウンドをもぎ取り、インサイドプレーでも得点を重ねる。これまでの試合でも要所で活躍し、#13曹とコミュニケーションをとって息の合った連係を見せるなど、チームに欠かせない重要なシックスマンだ。
国士舘大は中央大に勝利して同率3位に並び、悲願の上位3枠入りも見えてきた。ここまで波もあったために取りこぼしも気になるが、気持ちが乗っている時の国士舘大は非常に強い力を発揮する。3年ぶりのインカレ出場を決め、今度こそ入れ替え戦進出が果たせるかどうか成り行きに注目したい。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「やっぱり最初の方でリバウンドが取れなくて、セカンドチャンス、サードチャンスを相手に与えてしまいました。でも後半からはリバウンドをしっかり取るように心がけて、そこから自分たちもブレイクを出したり、逆にオフェンスリバウンドでセカンドチャンスから得点したり出来たので、ああいう結果になったんだと思います」

―昨日負けたことで、上位進出の為には絶対に負けられない試合だったと思いますが。
「そうですね。試合前は、絶対に負けられないという気持ちで、すごい気合いが入っていました。集中を切らさないで、油断せずに一つひとつのプレーを丁寧にやろうと心掛けていました」

―2Qで点差を離された場面がありましたが、みんな気持ちが切れませんでしたね。
「いつもだったら雰囲気が悪くなってそのままグダーっと流れの悪いままいってしまうんですが、昨日それが出てしまって勝てなかったので、その反省を活かして今日は悪い時こそチームで雰囲気を上げていこうとみんなで話していました。それで今日は盛り上げて雰囲気もいい感じだったし、だからこそ追い上げることが出来たんだと思います」

―永野選手はコートで#13曹選手とコミュニケーションを取る姿が頻繁に見られますね。
「やっぱり自分もパワーフォワードでインサイドを攻める立場だし、センターとの連携はすごく大事だと思っています。ハイローとかインサイドの連携から繋がるプレーは、やっぱりセンターとのコミュニケーションが取れていないと上手くいかないと思うし、オフェンスリバウンドを取っても連携が上手くいかないと得点に結びつけることは出来ないと思うので、そこは意識して話すようにしています」

―永野選手は身長もないのに他チームのインサイド陣と渡り合っているのがすごいと思います。
「高さで負けている分、とりあえずがむしゃらに全部やってますね。リバウンド1本も、絶対ボールは渡さないぞって、気持ちでそこはカバーしてます」

―去年から馬隆選手(10年度主将)が抜けたことで、インサイドでプレーする自身としても責任感が増したのでは?
「それはありますね。去年は馬隆さんが一人でやれちゃう感じでしたが、今年は大スターがいない分一人ひとりが自分に出来る事をしっかりやろうという感じでみんなもプレーしていると思います。そういう点で、今年のチームはすごい良いチームだと思いますね」

―3連敗から始まったリーグ戦ですが、上手く立て直してここまで好調ですね。要因は何だと思いますか?
「自分たちのチームは、やる気とか気持ちの部分でかなり変わるので…(苦笑)。今はすごい良い雰囲気で出来ているので、それが要因かなと思いますね。みんな気持ちで左右されるって分かってるから、例え練習がぐだぐたになって悪い雰囲気になる時があっても、試合では真剣に出来る事をやろうって気持ちを切り替えられてるんだと思います」

―リーグ戦全体を振り返ってどうですか?
「やっぱり最初に3連敗していなければもっと楽に戦えたと思うし、日体大戦とか勝てる試合を落とした事もあったので、そこは勝っておきたかったですね。でも崖っぷちでしたが今日勝てたのは本当にホッとしました」

―では残りの4試合への意気込みを。
「一戦一戦気を抜かないで、自分のできる事をしっかりやっていきたいです」
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