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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.15 (Sat)

【2011リーグ2部】10/15レポート

駒澤大が国士舘大を下し同率4位に浮上
中央大は首位日本体育大に快勝して実力発揮


111015kangaku.jpg 2部も6週を過ぎた時点で全日程の2/3を消化した。残りはあと3週となりここからは終盤戦になるが、この時点でもまだなお混戦は続いたままだ。特にこの日駒澤大が国士舘大に勝利したことで、国士舘大は一つ順位を落として駒澤大と並んだ。日本体育大も中央大に負けたことで2位の中央大・白鴎大と1勝差に。「トーナメントのように戦う」と白鴎大#30アビブが言う様に、今後は1敗が運命を左右しそうだ。3部との入れ替え戦ラインである8位争いも、今日の結果で関東学院大と順天堂大が並んだ。2部は上位も下位も白熱した週が続く。

写真:ホーム会場の試合で沸く関東学院大のベンチ


【テンポ良くシュートを沈めた駒澤大が国士舘大を下す】
111015watanabetakumi.jpg 8勝4敗の国士舘大と、7勝5敗の駒澤大の対戦は、1Qからハイスコアを叩きだした駒澤大が65-107で快勝を収めた。

 1Qから駒澤大は全開だった。#6北(4年・SG)や#17槇坂(3年・F)ら全員が積極的にリングを狙い、序盤から怒涛の得点ラッシュ。ディフェンスでは大黒柱の#5成瀬(4年・PF)が今日は不在だったが、その穴を#11伊藤(3年・C)が見事に埋めた。国士舘大は駒澤大の的を絞らせないオフェンスにディフェンスが機能せず、後手に回って得点も伸びない。強みのインサイドで攻めようとボールを中に集めるも、#13曹(3年・C)のシュートは惜しくもこぼれる場面が目立った。そのまま流れを引き戻すことが出来ずに、1Qで18-31と予想外に大きなビハインドを負う。続く2Qに入っても駒澤大はシュートが落ちない。国士舘大はディフェンスも良く足が動くようにはなったが、無駄なファウルがかさんで勢いに乗れず、さらに点差を引き離された。

 3Qに入ると、駒澤大は好調だったシュートが落ちはじめ、その間国士舘大が積極的にドライブを仕掛けて20点以上あった点差を40-55と15点差に縮める。だが前からディフェンスにあたるも駒澤大は落ち着いて対処し、ロングパスを繋げてやすやすとシュートに繋げる場面も見られた。4Qには調子を取り戻した駒澤大がテンポよく内外から攻めて32得点を稼ぎ、最後はベンチメンバーも出して65-107でタイムアップ。40点差をつけて大勝した。

 これで駒澤大は国士舘大と並んで同率4位となり、上位進出も見えてきた。国士舘大は手痛い1敗。上位3枠に入るためにも、明日の中央大戦はますます負けられない戦いとなるだろう。

写真:駒澤大の主将・渡邊も要所で活躍。

国士舘大:8勝4敗
駒澤大:8勝4敗

※駒澤大・北選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【流れの奪い合いになるも神奈川大が接戦を勝ち切る】
111015sato.jpg 神奈川大東京成徳大の対戦は追い上げを見せた東京成徳大が残り2分を切って1点差にまで詰め寄ったが、神奈川大が逃切り75-65で勝利した。

 立ち上がりでリズムを掴んだのは東京成徳大。#11斉藤(4年・SG)の3P2本、#51ビャンバナラン(3年・C)のミドルシュート2本で0-10と幸先の良いスタートを切る。神奈川大は何とか#21増子(3年・G)のシュートで食らい付く状況となり、14-22とビハインドを負って1Qを終えた。だが続く2Qで、本来の激しいディフェンスが上手く機能。リバウンドから速い展開でシュートまで持ち込み、#29田村(2年・F)の速攻が決まって24-24の同点に追いつくと、その後もじわじわと点差を離した。東京成徳大はこのQで8点しか取れず、34-30で前半終了となる。

 しかし3Q、東京成徳大は#11斉藤の連続得点で流れを掴み、#32高橋(3年・F)のリバウンドシュートで40-39と1点差に。しかし神奈川大も粘って逆転はさせず、噛み合った連係プレーで再び流れを引き戻す。#0佐藤(4年・G)がバスケットカウント獲得やスティールで活躍し、53-43の10点リードで最終Qへ。すると4Q、#21西谷(2年・SG)の連続得点で東京成徳大がまたもや盛り返し追い上げを図る。神奈川大は#9大山(4年・G)が負傷し交代となると、得点が伸び悩んで追い上げを許した。果敢に攻めるも惜しくも笛が鳴らず、反対に東京成徳大の#32高橋、#51ビャンバナランがそれぞれバスケットカウント獲得の3点プレーを見せ、残り1分50秒で63-62。勝負は分からなくなる。だがこの神奈川大にとっての危機的状況を打開したのは、好調の#21増子。攻め気を見せて連続得点に成功し、再び点差を広げた。ファウルゲームで#29田村らがフリースローを決め、75-65と最後は10点差で神奈川大が試合を制した。

 互いに激しい流れの奪い合いとなったが、神奈川大は堅守で粘って逆転はさせなかったところで力の差を示した。また、#9大山の退場もあって東京成徳大に流れを掴まれていたところで、#21増子の勝負強さが光った。東京成徳大はまたもや追い上げても勝ち切れない悔しい試合に。毎試合追い上げは見せているだけに、こうした試合の勝負どころを掴みたいところだ。

写真:バスケットカウント獲得でチームを沸かせた神奈川大・佐藤。

神奈川大:7勝6敗
東京成徳大:3勝10敗

※神奈川大・増子選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中央大が会心の試合運びで日体大に勝利】
111015taniguchi.jpg 中央大日本体育大の上位校争いは、レベルの高い好ゲームが繰り広げられた。特に中央大は高い完成度を発揮し、単独首位に立つ日体大に102-87で快勝した。
 
 立ち上がりは日体大が#11北川のバスケットカウントで先制し、#22水沼(2年・PF)らが3Pを沈めて日体大がリードしたが、中央大も#14渡邉の3P、#20小野(3年・F)のドライブで立て直して20-22とほぼ互角の1Qとなった。だが2Qに入り流れを掴んだのは中央大。#31流田(1年・G・東山)が高いジャンプ力でリバウンドをタップでねじ込み、続けて#5谷口(1年・F・洛南)がドライブを決めるなど、二人の1年生が攻め気を見せる。これに#20小野、#14渡邉が3Pで続き、逆転から一気に8点のリードを奪った。日体大はタイムアウトを挟むもその後#12周率(1年・C・大分明豊)が3ファウルになるなど悪い流れを払拭できない。しかし#14竹中(3年・C)が高さのアドバンテージを活かして得点し、中央大はターンオーバーが続いてやや追い上げられ、47-43で試合を折り返すこととなった。

 すると3Q、#16佐藤(3年・PG)の連続得点で中央大が先制。だが負けじと日体大も#21熊谷(3年・F)の3Pや#23横江(4年・G)のバスケットカウントで1点差に詰め寄る。すると中央大はここから#20小野が奮闘。攻め気を見せてファウルを勝ち取ると、日体大はファウルトラブルに陥ってこのQで#12周率や#23横江が4ファウルに。75-66と中央大が10点近くリードを奪って4Qに入ると、その後も主導権を渡さなかった。#22山田(2年・PF)がオフェンスリバウンドに奮闘し、「高校生の時に国体でも一緒にやっていたからやりやすい」という様に#31流田と#5谷口も1年生らしからぬ息の合ったコンビプレーを見せる。そのまま102-87でタイムアップ。中央大が100点ゲームで大きな勝利を上げた。

 日体大はこれで法政大戦に引き続き2連敗。中央大に1戦目の借りを返すことは出来なかった。依然として単独首位に立つが、まだ課題も見られる。残り5試合で修正していきたい。中央大は#20小野が31得点10リバウンドのダブルダブルで、大事な時間帯でチームを牽引した。さらにルーキーの#31流田が17得点11リバウンド、#5谷口が16得点8リバウンドと存在感を見せ、高さのある日体大に対しリバウンドで14本の差をつけたことも大きい。スタメン起用となった#31流田「特に気負いもなくプレー出来ているし、初めてのリーグ戦は楽しい。うちは小さいチームなので、自分がリバウンドに飛び込むことは意識している」とコメント。物おじしない堂々としたプレーを見せた。中央大はこのリーグ戦で1・2年生の活躍が見られる。3年生のカルテットの負担が減った事はチームにとって好材料だろう。明日の国士舘大戦では1戦目のリベンジなるか注目だ。

中央大:9勝4敗
日本体育大:10勝3敗

写真:中央大のルーキー・谷口は速攻でダンクも決めた。

※中央大・渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 関東学院大白鴎大の戦いは、4Qで白鴎大が逆転し79-86で勝利した。1Qで関東学院大が10点近くビハインドを負うも、2Q終盤#32前田(4年・SF)の3Pが高確率で決まって逆転。3Qに入っても#28河野(4年・PG)や#51細谷(4年・PG)が活躍を見せて関東学院大の13点のリードで最終Qに入る。だが4Q序盤で白鴎大は#10田中(2年・G)、#15白濱(2年・F)が高確率でシュートを沈め、#30アビブ(3年・C)も#1エリマン(1年・C・延岡学園)相手に積極的に攻めて残り5分に遂に追い付いた。その後も中・外バランスよく攻め、逆転を許した関東学院大は焦りからシュートやフリースローがこぼれた。そのまま白鴎大が勝利し、関東学院大はホーム会場での勝利とはならなかった。 

関東学院大:5勝8敗/白鴎大:9勝4敗

※白鴎大・アビブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 法政大順天堂大の対戦は、終始接戦になるも順天堂大が74-81で法政大を下した。立ち上がりこそ法政大のゾーンディフェンスが上手く機能し14-2と大量リードを奪うも、順天堂大も#18小薗井(1年・G・美濃加茂)や#6田代(3年・F)のアウトサイドで18-14まで追い上げ、1Q終盤には#10趙明(4年・C)が3連続得点と気を吐いて逆転に成功する。そこからは両者一進一退が続いて全く点差が離れず4Q終盤までシーソーゲームが続くが、法政大は惜しくも笛を吹かれる場面が多く、好調だった#6陳(4年・F)が残り3分でファウルアウト。残り40秒、順天堂大が4点をリードしていた場面で、#9大下内(3年・F)が#21加藤(3年・CF)が取ったオフェンスリバウンドからのパスをカットし万事休す。法政大は惜しくも2勝目を逃し、順天堂大が5勝目を手にして関東学院大と勝敗で並んだ。

法政大:1勝12敗/順天堂大:5勝8敗

※順天堂大・趙明選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「“自分たちもやれるんだ”と思えるようになった」
リーグを通し、徐々に手にした手応え

◆#6北 直哉(駒澤大・4年・SG)
111015kita.jpg序盤から次々シュートを沈めていった。自分でも「波がある」というが、この北が活躍している時の駒澤大はより強さを発揮している。スコアラー馬場に加え、シュートの上手い北までも止めることは相手チームにとっても厄介だろう。
今日の試合は序盤から全員が気持ちのこもったプレーを見せ、畳み掛けるようにシュートを決めて上位の国士舘大を圧倒した。5人全員がシュートを打てる駒澤大の強さが、最大限に発揮された試合だった。先週白鴎大に負けた時点で5位となった駒澤大にとって、この一勝は非常に大きい。これで上位進出の望みも繋がった。ここからの戦いにも注目だ。


―国士館大相手に快勝でした。
「国士舘は1戦目で負けてる相手だったし、うちは先週も白鴎に負けて上位進出が結構危ない雰囲気だったので、本当に大きな一勝だったと思います。これでまた上への望みも見えてきたと思うので、勝てて良かったですね」

―上位進出のために、この試合への意気込みがかなり強かったんですね。
「そうですね。だから試合の出だしも良かったんだと思います。あと今日は成瀬(#5)がいなかったのでインサイドが不安要素だったんですけど、その分伊藤(#11)が頑張ってくれて良かったですね」

―1Qから勢いを掴んだと思いますが、どこが特に良かったと思いますか?
「自分だけじゃなくみんな外角のシュートがよく決まりましたね。リズムよく点を重ねられたのが良かったと思います」

―終盤国士舘大にオールコートであたられた時もみんな落ち着いていましたね。
「そうですね。当たってきたんですけど、大きい選手の戻りが遅いかなと思ったので、結構縦パスでシュートまで繋げることが出来ました」

―最後にはベンチメンバーも出せましたが、特に4年生の#9山口選手のプレーには皆かなり盛り上がっていましたが。
「そうですね、シュートは決めてくれませんでしたけど(笑)。駿(#9山口)はいつもすごい練習を頑張ってるし、試合に出てなくてもベンチからたくさん声を出してくれているので、やっぱりああいう選手が出て盛り上げてくれるのは嬉しいですね。だから今日の試合は良い終わり方が出来たと思います」

―これで8勝5敗となりましたが、リーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「正直、リーグが始まるまでは2部で通用するかどうか全く分からなかったんです。夏休みも他大学相手じゃなく実業団との練習試合が多かったので、自分たちがどのくらいのレベルにいるのか未知数で。でも1順目で白鴎に勝ったり強いチームと競れたりして、みんな手応えを感じて“自分たちもやれるんだ”って思えるようになりました。多分みんな徐々に自信がついてきたと思いますね」

―駒澤大は流れに乗ると本当にシュートが落ちませんね。そういう時、自分たちでも“きてるな”という感覚はあるんですか?
「いや、コートの中にいたら全然分からないんですけど、ベンチや応援が盛り上げてくれるのでそこで勢いに乗ってる感じですね。盛り上げてやりやすい雰囲気を作ってくれるので、感謝しています。でも自分は波が激しくて、入らない時は本当に入らなくて…。今日は久々に活躍出来て良かったです(笑)」

―#7馬場選手がスコアラーとして活躍していますが、馬場選手のシュートが入らなくなった時に周りが決められるのは強みですね。
「いつも馬場が30点近く取る感じですが、実際周りの選手も10点~20点は取れる選手たちなので、それは的を絞らせなくて良いと思います。5人全員外のシュートがあるのはうちの強みだってよくコーチとかにも言われますね。サイズは小さいですけど、そこがうちの武器なんじゃないかなと思います」

―やっぱりインサイドが小さい分、自分たちのバスケットを出すことがより重要になりますよね。
「そうですね。うちは小さいので、まず大事なのは速い展開を作ることだと思います。それで今日みたいに外のシュートが入ってくれれば一番良いですね。でも入らない時に、まだ馬場(#7)頼みになってしまう部分が少しあるので、そこは直していきたいです。苦しい時に個人で攻めちゃうケースが今まで多かったので、今後そういう時こそチームで攻められたらいいなと思います」

―では課題はそういう苦しい時にどう点を取るかという事ですか?
「そうですね。サイズが無いからインサイドでゴリゴリいくのは難しいと思うので、速攻だったり相手の裏をかくような連係プレーだったり、そういう2点のプレーが大事かなと思いますね」

―4年目で最後のリーグ戦ですが、今後どう戦っていきたいですか?
「4年生になって特に拓実(#4渡邊)と成瀬(#5)は体を張って今まで以上に頑張ってくれているので、僕も負けずに頑張りたいですね。今日勝てたことで上も見えてきたし、入れ替え戦とインカレを目指して今後も戦っていきたいです」


「4年生に頼ってばかりではいけない」
上級生になりチームを引っ張る固い決意

◆#21増子 匠(神奈川大・3年・G)
111015masuko.jpg今や神奈川大にとって欠かせない存在となった増子。自分では「あまり点を取るという意識ではない」と言うが、それでも大事なところでの増子の得点力がこれまでの戦いで何度もチームを救った。神奈川大は堅い守りで失点を抑えている分、得点が止まる時間帯を無くすことが出来れば勝利に大きく繋がってくるだろう。増子の活躍は今後も大きな鍵を握りそうだ。
2順目に入り3連敗と負けが込んでいたが、まだ残り5試合で何が起こるかは分からない。粘りのバスケットで、上位進出を勝ち取れるか。


―接戦になりましたが無事勝ち切れましたね。
「最近3連敗して、そこでは競った試合を落としていたので、今日は勝ち切れて良かったと思います」

―国士舘大戦などもそうでしたが、立ち上がりが少し重い印象を受けます。
「そうなんですよ、最近立ち上がりがいつも悪くて。みんな1対1を忘れて、チームオフェンスばかりを優先していたんです。でもそういう課題が見えてきたから最近は1対1も練習してきて、修正もできてきて勝てたのは良かったです」

―今日の試合も含めて、増子選手はスコアラーとして活躍していますね。#7古橋選手が怪我もあって本調子でない分、増子選手の頑張りが目立つかなと思うんですが。
「いや、でも自分的にはあまり点を取るという意識ではないんです。やっぱりディフェンスのチームなので。それに耕治さん(#9大山)とかも点を取ってくれるし、自分はディフェンスを一番に意識していますね。点を取ることはその次という感じです」

―ではここまでのリーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「やっぱり勝てるはずの試合を落としてしまったと思います。そこはずっと課題だったメンタルの弱さが出てしまったのかなと。でもそこを修正出来れば残りの試合は全勝できると思うので、メンタル面はもう少し意識してやっていきたいです」

―2巡目に入って3連敗と負けが込みましたね。
「そうですね。でもうちは割とみんな明るいので、チームの雰囲気が悪くなることはなかったと思います」

―例年と同じく、今年もすごくディフェンシブなチームだと思いますが。
「今年はセンター陣の層が去年より少し減ってしまったので、その分インサイドとかもチームでしっかり守ることを意識してやってきました。それが上手くいっているんだと思いますね」

―個人的に、3年生になって試合にも出るようになって、何か意識は変わりましたか?
「そうですね。4年生に頼ってばかりではいけないと思うので、下級生も試合に出てるし、3年が4年生をフォローしなきゃなとは思っています。3年生でもチームを引っ張るという気持ちでプレーしています」

―先ほどメンタル面の話も出ましたが、今ある課題は何ですか?
「やっぱりミスをするとみんな下を向いてしまっているので、明るい声を掛けるとかベンチが盛り上げるとかして、ミスしてもすぐ切り替えられるようにしたいですね。うちは一丸になったら本当に強いと思うので、そういう部分が出来るようになればもっともっと良くなると思います」

―残りのリーグ戦への意気込みを。
「まだ全勝すればインカレも入れ替え戦も行ける可能性があると思います。全勝を目指して、しっかりみんなでチーム一丸となって頑張りたいです」


「コミュニケーションが無いと勝てない」
チームで戦う事を学び、意識を改革

◆#30トゥーレイ・アビブ(白鴎大・3年・C)
111015abibu.jpg白鴎大の大黒柱。この試合では同じセネガル人留学生の#1エリマン相手に積極的に攻め、26得点16リバウンドで勝利に大きく貢献した。下級生だった去年までと比べ、今年はコートの中で積極的にチームメイトと話し合う姿が見られる。後輩たちが試合に多く絡むようになり、自身も精神的に成長した部分があるようだ。白鴎大の“全員バスケット”にとって、このアビブもますます欠かせない存在になりそうだ。


―試合を振り返って。
「1Qはすごく良かったんですが、途中で相手のシュートがすごく入りました。でも最後はディフェンスを頑張れて、オフェンスも良くなって良かったです」

―関東学院大の#1エリマン選手とのマッチアップはどうでしたか?
「うん、彼も頑張っていました。お互い良い勝負が出来たと思います」

―去年よりアビブ選手はコートの中で積極的にチームメイトと話す姿が見られますね。
「はい。やっぱりコミュニケーションは大事。今年から、コミュニケーションがないと勝てないという風に意識が変わりました。去年まではあまり自分はコートの中で喋らなかった。でも今年はもう3年生ですから、意識も変わってきました」

―試合に出る選手には2年生も多いですしね。
「そうですね。2年生で経験とかあまりないから、自分も先輩として引っ張らないと」

―今年は4年生がよくチームを引っ張っていると伺いました。
「そうです。4年生は本当に素晴らしい。コートに立つのは一人とかでも、他の試合に出ない4年生も練習とか試合以外のところでしっかりチームを引っ張ってくれています」

―ここまでリーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「今まで、良い時も悪い時もありました。なるべく良い時を増やしたいです。2巡目で相手の特徴とかも分かってきたし、練習もいっぱいしてきたし、チームは良くなってると思います」

―今ある課題は?
「まずディフェンス。あとはリバウンドとか、トランジションとか、オフェンスとか…いっぱいあります(笑)。個人として、もっと点も取りたいしリバウンドも取りたいです」

―2部は、パプ選手(関東学院大10年度主将)や馬隆選手(国士舘大10年度主将)が卒業してインサイド陣もメンバーが少し変わってきたと思いますが、今年の2部のセンターはどうですか?
「パプとか強い選手ですからいなくなったのは大きいです。でも相手は関係ない。自分のバスケットをするだけだと思います」

―今年の2部はかなり混戦ですね。
「そうですね。例えば国士舘も、最初に3連敗したのに今上の方まで来てるし、本当に何が起こるか分かりません。去年はリーグの最初の方で大きく(上位と下位が)分かれたけど、今年はどこが上にいくか分からない。とりあえず、諦めずに全力で戦いたいです」

―では今後のリーグ戦への意気込みを。
「これからの試合は本当に大切です。これからはトーナメントだと思って、絶対負けられないという意識で戦っていきたいです」


「4年生として自分がチームを引っ張らなきゃいけない」
昨年までとは異なる最上級生としての心境

◆#10趙 明(順天堂大・4年・C)
111015chou.jpg190cmでも、2m級の選手と互角に渡り合うパワーと上手さを兼ね備える趙明。リバウンドランキングでも、現在関東学院大#1エリマン、白鴎大#30アビブに続く第3位だ。試合に出ている4年生は少ないが、この趙明がゴール下で体を張っているという安心感は3年生以下にとって大きいだろう。また、苦労しつつも4年生としてチームを牽引しなければいけないという自覚も見られる。順天堂大は上位校とも接戦に持ち込む強さはあり、トランジションや上手い連携もリーグ戦を通して完成度を増している。ここ数年は下との入れ替え戦に進むことが多いが、今年は一つでも順位を上げていきたい。


―接戦になりましたが、大事な一勝を挙げました。
「今日は絶対に勝たないといけない試合で、みんな何でもいいからとにかく全力で頑張ろうという感じでした。勝てて良かったです」

―立ち上がりは法政大のペースでしたね。
「うちは最近ゾーンを練習してて、今日も最初に試してみたんです。でも今まであまりやってきてない事だからあまり良くなくて、相手のペースになってしまいました。でもマンツーに直したら良くなったと思います。それはまだ課題です」

―ここまでのリーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「4年目で今年はリーグ戦のやり方が変わって土日で相手も違うし、少し慣れてなくてやりにくい部分はあります。あとこのリーグ戦を通して、やっぱり“気持ち”が大事だと思いました。順天はそんなにすごい選手がいる訳じゃないし、身長も小さい。走って最後まで諦めないのが順天らしさだと思います。負けた試合は多分、順天らしさが出せていない試合でした。大体今年は勝っても負けても接戦が多いです。その分、みんなが気持ちを出して戦えば勝てると思います」

―順天堂大はプレーの連携がだんだん良くなっている印象を受けます。
「そうですね。最初2敗したけど、次に中央・法政に勝ちましたし、あの2試合以降みんな息も合うようになったと思います。自分は夏にいなくてリーグ戦の1週間前から練習に加わったので、リーグに入る時は全然慣れてなかったんですよ。あの頃は上手くチームで繋がっていない感じで…。でも試合を重ねていくうちに良くなったと思います。それに大竹(#5)が怪我してガードが新しく入った1年生になったので、それで最初の方は大変でした」

―ガードは#18小薗井選手がすごく頑張っていますね。
「そうですね。1年生はよく頑張ってくれています。それはすごく助かってますね」

―今までもチームの大黒柱という感じでしたが、最終学年の今年、心境的にはいかがですか?
「3年生までは、自分は全然チームの事を考えていなくて、自分がただ思い切り攻めて点を取ったりリバウンドを取ったり出来ればいいやという感じでした。でも4年になって、4年生らしくチームを引っ張ることも意識するようになりましたね。もともと4年生は少ない上に怪我人も出てしまったので、ますます自分がチームを引っ張らなきゃいけないし。こんな風に考えるようになったのは初めてで、結構苦労しています(苦笑)。1年生から3年生の時、いつも4年生は“難しい難しい”って言ってたんですが、自分は“そんなに難しいの?”って思ってたんです。でも実際自分がなってみたら、先輩たちの言ってたことは本当でしたね。本当に大変で難しいです。プレッシャーも半端じゃないです。チームが負けたら4年生の責任なので」

―では残りの5試合への意気込みを。
「順大は今までいつも下との入れ替え戦に行っているので、今年はもう絶対入れ替え戦に行かずにリーグ戦だけで良い形で引退したいです。それを目標に頑張ります」


「1部復帰に向けて、みんなの意識も変わった」
昨年と比べて目に見えてわかるチームの成長

◆#14渡邉良健(中央大・3年・SG)
111015watanabeyositake.jpg2敗で首位に立つ日本体育大に対し、1戦目と同様快勝を収めた中央大。この渡邉も、3P4本を含む18得点で勝利に貢献した。リーグ戦全体を通してもシュートは好調で、3Pランキングでもずっと首位を脅かされずにいる。
リーグ戦もいよいよ終盤に入るが、中央大に昨年のような疲れた様子はあまり見られない。1・2年生の成長で、カルテットの負担が減ってきたせいもあるだろう。中央大は今後国士舘大、白鴎大と、一巡目で敗北を喫した相手との対戦が続く。上位進出をかけ、この山場を乗り切りたい。


―日本体育大から大きな一勝ですね。
「今日は本当に負けられない試合だったので、勝ててホッとしてます」

―日本体育大には1度目も快勝していますが、どういう部分が通用していると思いますか?
「日体はやっぱり良いガードがいて速いですし、それだけじゃなく高さもあるので、こっちもとにかく走って戦おうと意識しています。それが2試合とも上手くいきましたね」

―今週の2試合は結構山場だと思いますが。
「そうですね。今週絶対二つ勝たないと上位3つに入ることが危ういので、明日の国士舘戦も気持ちを入れて戦いたいと思います。国士舘には1順目でかなりやられていますし、そこは修正して絶対勝ちたいです」

―ここまでのリーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「やっぱりまだムラがあるというか、勝たなければいけない相手に負けた試合がありました。もっと集中して頑張りたいです。負けた試合はやっぱりインサイドでやられることが多かったので、そこは今後しっかり対策して戦いたいです」

―渡邉選手はスリーも好調ですが、個人的な調子はどうですか?
「でも前半しか入らないとか後半しか入らないとかいう感じなので、1試合通してちゃんと決められるようにしたいです」

―今まで同様に相手チームも当然シューターとして渡邉選手を警戒してくると思いますが、1部と2部のディフェンスの違いは感じますか?
「やっぱり1部の方がプレッシャーはすごかったです。でも2部にもディフェンスが上手い人は結構いるので、あまり差は感じないですね」

―最近ルーキーの二人がすごく良い活躍を見せていますが、チームとしても去年とスタイルが変わってきましたね。重くなる時間帯が減った印象を受けますが。
「そうですね。去年までは結構重いバスケットでしたが、今年はパスを回してボールを動かして戦うことはずっと意識しています。最近それがやっと形になりつつあるかなと思います。小さくてもその分機動力があるし1年生も能力が高いし、去年よりかなり良くなりましたね。1部復帰に向けて、みんなの意識も変わったと思います」

―今まで中央大と言えば“カルテット”という感じでしたが、良い意味で4人だけのチームではなくなりましたね。
「そうですね。上手い具合に負担が分散してると思います。自分たちではよく分からないんですが、周りからはすごく“変わったね”と言われます。控えにも流田(#31)とかがいるのは心強いですし、去年より余計なプレッシャーなく良い意味でリラックスして試合に臨めてるのかなと思います。今年、流田と谷口(#5)の加入はすごく大きいですね。かなり能力高いし、小野(#20)とか佐藤(#16)も少し負担が減ったと思います。山田(#22)とかも今年から頭角を表してるし、結構いい感じですね」

―来年1年間がかかりますし、1部昇格というプレッシャーはあると思いますが。
「そうですね。結構今年に懸けてすごい練習してきましたし。OBの方たちもすごく応援してくれているので、頑張らなきゃと感じますね」

―今は入れ替え戦というよりまずはリーグ戦という感じですか?
「そうですね。まだ入れ替え戦の事はあまり考えていないです。混戦で全然分からないですし、まだまだ気の抜けない戦いが続くので。まずはリーグ戦で勝って上位3つに入ることだけに集中してますね。一つひとつ戦って勝っていきたいです。あと5試合、絶対勝ちます!」
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