2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.09 (Sun)

【2011リーグ1部】10/9 レポート

ダブルオーバータイムの興奮に沸いた代々木
後半戦も熱戦が続く


 リーグ戦で最後の代々木第二が会場となったこの日、会場を沸かせる試合が続いた。日本大対早稲田大のダブルオーバータイムは何度もブザービーターの興奮が会場を包んだ。接戦は何度なくあれど、ここまで試合がもつれるのは1部では珍しい。また、ケガ人が出ている拓殖大は3敗となり優勝争いから一歩後退。慶應義塾大との最下位争いは明治大が制したが、残された試合で少しでも浮上は可能だ。終盤に向けて少しずつリーグ戦も動き始めた。


【攻守の噛み合った大東大が拓殖大に快勝】
111009daitodef.jpg ここまで2敗をキープしてきた拓殖大に、ついに3つ目の土がついた。この日の相手は大東文化大。立ち上がりこそ#26上杉(4年・PF)のポストプレーが決まって先制するが、その後はシュート率が上がらず、リバウンド争いでも後手を踏んだ。#94長谷川智伸のブザービーターが決まり、1Qこそリードを得るが、リズムに乗り切れない。2Qに入ると、大東大が3Pラッシュ。#19藤井佑亮(3年・G)、#14岸本(3年・PG)、#15遠藤(4年・G)がそれぞれ2連続の3Pを決める。拓殖大は#11佐々木(3年・C)が負傷交代を余儀なくされ、交代出場の#15八木(4年・C)が奮闘するものの、リバウンドは大東大が優勢だった。大東大は前半を12点リードで折り返すと、後半も積極的なロングシュートを決めていき拓殖大に流れを渡さない。拓殖大もエースシューター#94長谷川智伸が3Pを狙うが、この日はなかなか確率が上がらない。4Qの出だしには#75和田(3年・G)に3Pを決められると、このゲーム最大の17点差がついて万事休す。終盤になってようやく#94長谷川智伸の連続3Pが決まるものの、既に大差をつけられていた。88-75で勝利した大東大は、拓殖大から貴重な5勝目をあげた。

 拓殖大は序盤こそイーブンで試合を進めたが、長谷川技不在の穴を埋める#11佐々木のアクシデントが響いた。チームリバウンド39本は大東大よりも12本少なく、アウトサイドのシュートもことごとく落としてしまい精彩を欠いた。コートを自在に動く#40藤井祐眞(2年・SG)も大東大ディフェンスを崩せず、優勝が大きく遠のく3敗目を喫した。

写真:拓殖大は#40藤井が大東大に抑えられた。

大東文化大:5勝7敗
拓殖大:9勝3敗

※大東文化大・岸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【3Qで好ディフェンスを見せた明治大が2勝目】
111009ando.jpg 1勝の明治大対2勝の慶應義塾大。最下位争いは慶應義塾大がリードする展開となるが、勝負どころを押さえた明治大が68-71で2勝目をあげた。慶應義塾大は出足から#4家治(4年・SF)を中心に得点。#18中島(2年・PF)のドライブや#20伊藤(1年・G・洛南)のスティールなども出て、ややリードを奪う。明治大は前の試合からスタメンになった#7森山(2年・G)の3P、#51皆川(1年・C・京北)がゴール下で積極的に得点するなど互角に渡り合い、1Qは14-15と互角となった。2Qもシーソーゲームが続いたが、中盤で慶應大が抜けだし始める。交代した#21権田(1年・F・慶應義塾)や#18中島らのシュートも調子よく決まった。明治大は得点が止まり始め、#16安藤(1年・G・明成)が仕掛けるが、他の得点が伸びなくなってしまう。しかし慶應大も一気には突き放せない。3Qは38-35の3点リードにとどまった。

 3Q、明治大は前日の東海大戦でも見せたような激しいディフェンスで当たり始めて慶應大のミスを誘い、スティール、バスケットカウントと次々得点を重ねた。慶應大はこれに対処できずボール運びもままならなくなってしまう。明治大はここから積極的にゴールに向かい、慶應大は焦りからかファウルのミスも連発。明治大に次々フリースローを与え、ここで明治大が一気に逆転した。慶應大はこのQたった6点しか取れずに逆転されて終える。44-58となってからの4Q、優位を得た明治大は焦りなくゲームを進める。しかし慶應大も最後まで諦めず終盤に連続して3Pを決めて追いすがるが、68-71でタイムアップ。明治大が接戦を制して2勝目をあげた。

 1度目の対戦でも明治大が勝利しているため、ともに2勝だがこの結果により10位が慶應義塾大、明治大が9位となった。もちろんまだこの1勝で喜ぶ段階ではないが、明治大はここから浮上したいところ。前の試合からスターターを務める#16安藤「勝ったのはうれしいけれど、いい形で終わりたかった」と3Qで大量リードを得ながらも終盤追い上げられたことを反省する。ただし「課題の3Qを強気でいこうとしてそこで結果が出せた」のは大きいとし、下級生がメインとなっている分、強い気持ちを周囲にも伝えなければという責任感を見せる。試合をコントロールしながら、得点力不足に悩むチームで積極的に点を取りにいく姿勢も見せるなど、求められていることは多い。しかし今後の明治大を背負う選手として既に自覚も見えている。期待したい。

 慶應義塾大は競り合いながらの敗戦という形が続く。シュートの決定力が悪いのが最大の理由でもあるが、これについては折込済みの事項でもある。昨年までのようなエーススコアラーはおらず、それをこのチームのスタイルであるトランジションといった早い攻めで補おうとしている。ただしこのスタイルは素早い切り替えだけではなく走りながら瞬時の判断も必要になる。下級生が多く習熟している段階ではない状態で、勝負どころで競り負ける展開が見える。しかし最後まであきらめない姿勢に慶應大らしさも見える。#18中島、#23本橋らも次第に試合で結果を出しはじめている。残りの試合で自らのやることをしっかり実現していくだけだろう。

写真:13得点のチームハイで貢献した安藤。ここぞという場面で見せる鋭いドライブで流れを引き寄せた。

明治大:2勝10敗
慶應義塾大:2勝10敗

この他、東海大対専修大は98-63の大差で東海大が勝利。青山学院大対筑波大も2Qで失速した筑波大は追いつくことができず80-66で青山学院大が勝利した。

※日本大対早稲田大は別途掲載します。

[続きを読む]

【INTERVIEW】

「今までの課題は克服出来た」
確かな手応えを掴み、リーグ終盤に挑む

◆#14岸本隆一(大東文化大・3年・PG)
111009kishimoto.jpg「全然、僕が何かしたわけじゃない」と謙遜するが、この日は9アシストに加えて自らも6本の3Pを決めてチームを勢いづかせた。相手に負傷者が出るというラッキーな面もあったが、黒星が先行する状況で上位争いを演じる拓殖大からの白星でチームが勢いづくのは間違いないはず。長丁場のリーグ戦も残り6試合。チームとして入れ替え戦回避を至上命題にし、上位争いにも食い込みたい。


―今日はナイスゲームでした。勝因は何だったと思いますか。
「まず思いっきりオフェンス出来たことと、メンバーチェンジで変わって出てきた控えの6人目、7人目の活躍じゃないですかね。それでゲームを楽に持っていけたので」

―2Qの3Pラッシュで流れを引き寄せられましたね。
「そうですね。あそこも(ベンチスタートの)藤井佑亮(#19)が連続でポンポンと決めてくれたので、助かりましたね。今日はメンバーチェンジで出てきた選手がメチャクチャ活躍してくれました」

―拓殖大の藤井選手を楽にさせませんでした。
「ボールへの執着心はすごいなと思うんですよね。自分より年下ですけど見習わないといけないかなと思いますね」

―リバウンドも、かなりチームで絡めましたね。
「そういうところも楽に行けて。まぁ運も良かったかなと思います(笑)」

―拓殖大に勝ったことで上位も見えると思いますが。
「…そうですけど、自分たちは最初に出ばなをくじかれているので。目の前の課題を一つひとつこなしていかないと、絶対勝ち星は増えない。自分たちはちょっと調子に乗ると簡単に崩れちゃうんで。だから、もちろん上は狙いますけど、もう来週の土曜日に向けて切り替えて、土曜日が終わったら日曜日に向かって切り替えて、一つひとつ目の前の課題をクリアしていこうかなと思いますね」

―「目の前の課題」とは、例えばどんなことですか。
「今日は割と良かったんですけど、自分たちは4Qがいつも弱いっていう課題があって。そこだけを重点的に練習してきたんですよ。いつもそんな展開だったんですよ。12、3点リードしてて、4Qに詰められて逆転されるパターンだったんで。今日もこの展開だったので、そういう意味では今までの課題は克服出来たかなと思います。練習した甲斐があったかなって感じです」

―今日は要所でシュートが決まって流れを渡しませんでした。
「そうですけど、そこは僕じゃなくて周りの2番、3番の選手がやってくれたので。遠藤さん(#15)とか、控えの佑亮(#19藤井)、和田(#75)とか大久保(#85)もやってくれたので、全然、僕が何かしたわけじゃないです。僕も1番ポジションですけど好き勝手にやってる方なんで、特に何か考えてやっているわけじゃないですし(笑)」

―謙虚ですね(笑)。
「いやいやいや…(笑)。とんでもないです」

―ただ、入れ替え戦もちらついていた中で、これで星が伸ばせる目処が立ったと思います。
「今日みたいにやっていけば上位にも行けるだろうし、間違いなく入れ替え戦も無いと思うんで。そこはまず回避していきたいです」

―そろそろインカレの戦い方も考えていく段階だと思いますが。
「そうなんですけど、けどやっぱり、みんなはどう思っているか分からないですけど自分はリーグ戦に賭けてるので。あんまり先のことを考えられないので、まずは確実に1部に残留して、あわよくば上位を狙っていきたいです。それからインカレはインカレで考えていきたいです」
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2011リーグ戦1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |