2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.09 (Sun)

【2011リーグ2部】10/9レポート

法政大が日本体育大との激戦を制し初勝利
駒澤大・神奈川大は上位対決に敗れ一歩後退

111009chin.jpg この日の2部は5試合中4試合で1巡目に負けたチームがその借りを返して勝ち星を上げた。2部にあまり実力差の無いことを物語っている結果と言えるだろう。白鴎大・国士舘大が上位校との対戦に勝ち、中央大と共に2位の位置をキープ。1位の日本体育大を3チームが追う形となった。関東学院大と東京成徳大の下位対決は、4Qで猛追を見せた関東学院大が逆転勝利を納めた。

 また、長く苦しい戦いが続いていた法政大に、この日ようやく光が差し込んだ。単独首位に立つ日本体育大相手に、延長戦にもつれ込む大接戦の末勝利。タイムアップの瞬間、選手や応援団は飛びあがって喜びを爆発させ、涙する選手もいた。その光景は、法政大のこれまでの苦しく、また勝ち星を渇望していた状況を象徴するものだった。

写真:法政大・陳のハッスルプレーはチームに活力を与えた。


【1Qでリズムを掴んだ国士舘大が神奈川大に勝利】
111009hirata.jpg ここまで6勝5敗の神奈川大と、7勝4敗の国士舘大の対戦。両者実力あるチームだけに試合の成り行きが注目だったが、1Qで神奈川大が大きく水をあけられる展開になると、国士舘大が53-73で逃げ切り勝利を収めた。

 1Q、開始直後に#9大山(4年・G)の3Pが決まって神奈川大が先制するが、国士舘大が仕掛けたゾーンディフェンスにその後得点がぴたりと止まる。フリースローも2本落とすなど、神奈川大はシュートがことごとく外れた。その間ディフェンスからリズムを掴んだ国士舘大は#7三村(4年・F)が3Pを次々沈め、神奈川大の堅い守りを物ともせず周りの選手も好調。神奈川大は1Qの得点がなんと最初の3P1本のみに終わり、3-23と1Qだけで20点もの差をつけられた。

 2Qは13-13の同点となり、20点差のまま迎えた3Q、神奈川大は持ち前の堅い守りで追い上げを図る。前からディフェンスを仕掛けて国士舘大の運びを止め、8秒オーバータイムに二度追い込むなどしてじわじわ差を縮めた。#8五十嵐(4年・F)のバスケットカウント獲得で、残り2分40秒には44-34と遂に10点差。そこから4Qに入っても一進一退が続くが、#21増子(3年・G)、#0佐藤(4年・G)の活躍で残り7分6点差とし、勝負は分からなくなる。

 だがここでインサイドの要#8五十嵐が2連続で笛を吹かれ、4ファウルでベンチに下がる。するとこれを好機に国士舘大は再び息を吹き返し、#11平田(3年・G)、#7三村がシュートを決めて点差をまた二桁に広げた。その後も神奈川大は流れを引き戻すことが出来ず、53-73でタイムアップ。国士舘大が2位の位置を保ち、神奈川大は勝敗がタイになって上位争いから一歩後退した。

 神奈川大は国士舘大の大黒柱#13曹(3年・C)を上手く囲んで8得点に抑え、一時25点開いた差を6点差まで縮める粘りを見せたのはさすがだが、そこで力尽きた。得点源の#7古橋(2年・F)も万全のコンディションとは言えず、プレータイムは短く終わった。一方の国士舘大は序盤から気持ちのこもったプレーを見せ、試合の主導権を握ることに成功。リバウンド数で20の差をつけたことも大きい。一順目で大敗を喫した神奈川大相手に大きな一勝を挙げた。

写真:勝負強い国士舘大・平田は28得点・8リバウンドの活躍。

神奈川大:6勝6敗
国士舘大:8勝4敗

※国士舘大・三村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【関東学院大が東京成徳大を逆転で下す】
111009hosoya.jpg 関東学院大東京成徳大の対戦は、4Qで42得点と猛攻を見せた関東学院大が勝利した。

 序盤から点差のつかない互角の戦いが続き、37-34と関東学院大がわずか3点リードして前半を終える。3Qに入っても競り合いが続くが、関東学院大は3メンでのきれいな速攻を最後に、東京成徳大の激しいプレッシャーに対して得点が止まった。その間#37松本(4年・PF)が交代後すぐさま3Pを決め、#32高橋(3年・F)の活躍もあって東京成徳大が流れを掴む。加えて#32高橋のドライブが#1エリマン(1年・C・延岡学園)の4つ目のファウルを誘い、そのまま49-56と東京成徳大が一歩抜け出して最終Qへ。

 すると4Q、関東学院大は怒涛の3P攻勢に出る。ここまで好調だった#51細谷(4年・PG)がまず決めると、それに#81横瀬(2年・SG)、#28河野(4年・PG)、#32前田(4年・SG)が続いた。東京成徳大も#32高橋がバスケットカウント獲得に加えて3Pを沈める意地を見せるが、関東学院大はフリースローも含めてシュートが落ちず、一気に形勢逆転となった。ファウルゲームでさらに点差を引き離すと、関東学院大が91-78で東京成徳大を下した。

 関東学院大は、この日4年生が大事な場面でチームを引っ張った。#30村田(2年・PF)がリーグの第3週で離脱するなど怪我人も相次いで連敗が続いていたが、この負けられない対戦で逆転勝利を収めたことは大きい。東京成徳大は#32高橋が29得点、#77田中(4年・F)が19得点10リバウンドと奮闘したが、終盤の勝負所で流れを持って行かれる悔しい結果となった。

写真:今年関東学院大はリーグ戦を通して細谷の活躍が光る。

関東学院大:5勝7敗
東京成徳大:3勝9敗

※関東学院大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【白熱した延長戦の末、法政大が日体大を下す!】
111009hosei2.jpg 法政大は、復帰後初めて#11長谷川(4年・G)をスタメン起用。合わせて#6陳(4年・F)、#27岩崎(3年・G)といったいつもとは違う布陣で試合に臨んだ。立ち上がりこそ速い展開で日本体育大がリードするも、日体大はシュートがこぼれ、パスも噛み合わずにリズムを崩す。その間法政大が追い上げて2Qで逆転すると、その後も#6陳が攻め気を見せて法政大が主導権を握り、#0高田(2年・G)の速攻もあって3Qには一時45-35と点差を二桁にまで広げた。

 だが日体大もここから#11北川(2年・F)が奮起し、2本の3Pと#12周率(1年・C・大分明豊)への2アシスト、そして速攻で#21熊谷(3年・F)のダンクを演出して12得点に貢献。この逆転劇に#12周率も調子を上げ、法政大のタイムアウト後も連続得点に成功する。10点ビハインドだった日体大が、逆に51-59と8点のリードを奪い返した。だが法政大も負けてはいない。#21加藤(3年・CF)の価値あるバスケットカウントで日体大の勢いを断ち切ると、そこから#27岩崎が2本の3Pを沈めて差を縮める。61-65と、食らい付いて3Qを終えた。

 法政大の追い上げに日体大は焦りも見えてミスが増えた。加えて4Q残り8分で#23横江(4年・G)が4つ目のファウルを吹かれて一旦ベンチへ下がり、その後も法政大のゾーンに対して3Pが再三外れる。法政大は交代してきた#41谷口(4年・PF)が必死にオフェンスリバウンドをはじいてチャンスを作り出し、残り1分半には好調#27岩崎が3Pを沈めて遂に71-71と日体大をとらえた。しかしこれにすぐさま日体大は#22水沼(3年・G)がバスケットカウントで返す意地を見せ、3点差が動かないまま試合は進む。だが残り30秒、法政大は#0高田が値千金の3Pを決めて74-74とし、勝負は延長戦へと持ち越された。

111009hosei.jpg 延長戦に入り、日体大は#23横江のスティールから#21熊谷がダンクを決めるなど、大いに盛り上がって勢いを掴む。だが対する法政大も、1Qから4Qで2得点と調子を上げられなかった#11長谷川が遂に覚醒。ドライブや3Pでチームを盛り上げ、試合は互いに一歩も譲らない白熱した展開になった。すると残り16秒、85-87と法政大が2点を追う場面で、ボールは#11長谷川の手に渡った。迷いなく放たれた3Pは、見事にリングへと吸い込まれて88-87と逆転。その後の日体大のオフェンスを守り切り、法政大が悲願のリーグ戦初勝利を挙げて歓喜に沸いた。

 まさに、意地と意地とのぶつかり合いだった。日体大も確かにミスは多かったが、勢いが無かったというわけではない。何度も流れを掴み、試合の主導権を握る場面も多々あった。しかしそれ以上に、法政大は全員が渾身のプレーを見せ、逆境を何度も跳ね返す粘り強さを見せた。わずか1点上回って欲しかった1勝を手にしたことは、選手たちにとって大きな自信になったに違いない。ここからチームが変わってくることを期待したい。

写真上:気迫が伝わってきた法政大。長谷川の呼びかけでハドルを何度も組んだ。
写真下:勝利に喜ぶ法政大ベンチ。

法政大:1勝11敗
日本体育大:10勝2敗

※法政大・長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 その他、白鴎大駒澤大の対戦は、白鴎大が103-83で快勝した。白鴎大は1Qだけで#65高橋(4年・PG)が3本の3Pを含む13得点を稼ぎ、#15白濱(2年・F)も積極的にドライブを仕掛けて序盤から全開だった。1Qで11点差をつけられ後手に回った駒澤大は、#7馬場(3年・PF)や#6北(4年・SG)の得点で食らい付くものの、#30アビブ(3年・C)の高さに阻まれインサイドが思うように攻められない。その後もアウトサイド中心の攻撃となった。3Qで一時7点差に追い上げたが、その後内外からバランスよく攻める白鴎大に再び引き離され、勝率で並ぶチーム同士の対戦は白鴎大に軍配が上がった。

白鴎大:8勝4敗/駒澤大:7勝5敗

※白鴎大・横塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 中央大順天堂大の対戦は、同点で試合を折り返すも3Qで30-7と中央大が攻守に渡って順天堂大を圧倒し、105-79で勝利した。中央大は#11入戸野(3年・PG)が前半で負傷し交代となるも、#31流田(1年・G・G)らシックスマンも仕事を果たした。順天堂大は#6田代(3年・F)、#9大下内(3年・F)が得点を稼ぎ#10趙明(4年・C)も21リバウンドという数字を残したが、後半に失速した。

中央大:8勝4敗/順天堂大:4勝8敗

[続きを読む]

【INTERVIEW】

「一つになれば本当に強くて怖いものなしのチーム」
チームの一体感から生まれた国士舘大の強さ

◆#7三村辰之輔(国士舘大・4年・F)
111009mimura.jpg この試合、20得点とチームの勝利に大きく貢献した三村。序盤から気持ちのこもったプレーを見せ、3Pも4/5と立派な数字を残した。写真にもあるように、コートにいる唯一の4年生として後輩たちとのコミュニケーションも欠かさない。自身の不調で苦心している部分もあるが、それでも「自分が試合に出ても出てなくても、後輩たちの気持ちをいかに乗らせるかが大事」と4年生らしさを見せる。
 国士舘大はここ9試合中1敗のみと好調。ディフェンスにも粘りが出て、オフェンスでも全員が積極性を見せる。その強さは、決して勢いだけのチームでは無いことを証明していると言えるだろう。この先も注目のチームだ。


―1Qから全開でしたね。
「最近自分はシュートが全然入ってなかったので、ホッとしました。今日の神大戦は順位的にも負けられない試合だったので、絶対勝たなきゃという気持ちが今までのリーグ戦で一番強かったと思います。絶対決めてやるという気持ちで1Qは打ちました」

―ディフェンスも良かったですね。
「最初からゾーンというのは初めてやったんですけど、それが効いたみたいで、そこからオフェンスの流れも良くなりましたね。この試合は本当に1Q目のディフェンスが鍵だったと思います」

―途中追い上げられる場面もありましたが。
「そうですね。自分たちは試合の中でも結構波があるので、点差を離しても追い上げられる時がくるだろうなとは思っていました。でもそういう時間帯が来ても、落ち着いて戦おうって感じでしたね。自分たちはボール運びが課題なんですが、この一週間練習してきて、ミスはあっても先週よりは良くなったと思います」

―“先週より”という話ですが、先週は日本体育大に4Qで逆転されてしまいましたね。
「13点差くらい勝っていたんですが、そこから引っくり返されてしまって…。その時は本当にボールが運べなかったんですよね。前から当たられてハーフまで行けなくて。そういう課題が見えてきて、この一週間はそこを練習してきました」

―ボール運びの他に課題はありますか?
「あとは、追い上げられたりする悪い時間帯にいかに我慢して、逆転させないようにするかですね。うちは悪い時に一気にコートもベンチも静かになってしまうので、そこをいかに上手く克服するかは課題です」

―では、ここまでのリーグ戦全体を振り返っていかがですか?
「最初3連敗してしまいましたが、そこから絶対に負けられないという気持ちになって、今チームとしてもすごく一つになれています。かなり良い感じだと思いますね」

―リーグ序盤の3試合とは見違えるようにチームが変わった印象を受けます。
「それはやっぱり翼(主将#4西片)の存在が大きいですね。あいつは1年から3年の途中くらいまで膝の怪我で全然バスケが出来なかったんですけど、誰よりも勝ちたいという気持ちが強いので。試合に出てなくても、キャプテンが周りを盛り上げてるからみんな頑張れてる部分もあるし、みんなあいつについて行ってる感じですね」

―去年の馬隆選手(10年度主将)も一昨年の吉満選手(09年度主将)も、“チームを一つにまとめることが難しい”と言っていましたが、今年のチームの雰囲気はどうですか?
「去年は実際、AチームとBチームが違うチームのような感じだったんですよね。でも今年は翼がキャプテンになった時に、『AチームもBチームも関係なく、みんなで戦っていこう』と最初に言ってて、みんなそれについて来ていますね。あいつの言葉がみんなに響いたんだと思います」

―#4西片選手の働きが大きいんですね。三村選手自身は試合に出ている唯一の4年生ですが、その中で心掛けていることは?
「3年生以下が主力で若いチームだから、コートでは自分がまとめなきゃいけないとは思うんですけど、それがあまり出来ていない部分もあります。最近はシュートも入らなくてプレータイムもそんなに長くないですし、どうしたらいいのか分からなくなることもあって…。でもそこで、自分が試合に出ても出てなくても、下級生の気持ちをいかに乗っけていけるかが大事だと思うんですよね。そこは強く意識しています」

―控えのメンバーも活躍していますね。
「そうですね。練習中から切磋琢磨してますし、全員試合に出たいという気持ちはすごく強いです。誰が出ても強いというのは良いと思いますね」

―大黒柱の馬隆選手が卒業して、それが大きな穴になるかなと思っていたんですが、むしろ去年よりもバスケットの質が上がっている印象を受けます。
「そうですね。馬隆さんがいたら馬隆さんについ頼ってしまうので。今年は馬隆さんが抜けた分、まわりも“自分がやらなきゃ”って自覚を持てたんだと思います。一人ひとりの責任感が去年より全然増しましたね。そこが良くなった要因かなと思います」

―今の3年生も成長が見られますね。
「そうですね。でも実際、あいつらは去年馬隆さんがいて少しやりにくい部分があったと思うんですよ(苦笑)。今は上級生になって、何も恐れることなくプレー出来てると思います。だからああいう風にみんな良さが出せてるんだと思いますね」

―では今後のシーズンへの意気込みを。
「1年の時にインカレに出てから、2年・3年と出ることは出来なかったので、最後に絶対に出たいですね。そのチャンスも今掴めるところまで来ているし、もうこの先一回も負けられないです。絶対に入れ替え戦に行って1部に上がって、それでインカレに出たいですね。国士館って一つになれば本当に強くて怖いものなしのチームだと思うので、それを果たす力はあると思います。練習から強い気持ちで頑張っていきたいです」


「怪我人が多い分まわりが頑張っている」
苦しいチーム状況から見えてきた成長

◆#32前田陽介(関東学院大・4年・SF)
111009maeda.jpg関東学院大の得点源、前田。相手チームのマークは厳しいが、周りをアシストで活かす一面も見せてこれまでチームに大きく貢献している。怪我人の多い中で40分近く試合に出続け、チームの柱とも呼べる存在だ。関東学院大は負けが込んで苦しい状況が続いていたが、前田が「河野(#28)と細谷(#51)がすごく頑張ってくれた」という様に4年生が気持ちを見せてこの日は大きな一勝を手にした。今までプレータイムのあまり無かった選手たちも奮闘が見られ、苦しい状況の中だからこそ成長している部分もある。ここからチームが上向きになることを願いたい。


―接戦となりましたが、見事な逆転勝利ですね。
「下の入れ替え戦を回避するためにも、負けられない戦いでした。ずっと負けが込んでいたので、この試合で流れを変えられればいいなと思いますね。来週はホームコートですし、この先も全勝したいです」

―試合中は何を意識していましたか?
「自分が無理に行くんじゃなく、引きつけてパスとかを考えていました。結構ディフェンスがきつく来ていたので、周りを活かすプレーというのを心掛けていましたね」

―4Qで逆転出来た要因は?
「あれはやっぱり河野(#28)と細谷(#51)がすごく頑張ってくれたおかげですね。これまでは村田(#30)とか荒木(#7)が頑張っていましたが今はあいつらも怪我でいないので、その分4年生が力を出してくれました。自分は結構ちゃらんぽらんなタイプなので(笑)、その分あの2人がチームを引っ張ってくれてそれはすごい感謝してますね」

―#51細谷選手は去年まであまり試合に出ていないのに、今年かなり活躍が目立ちますね。
「そうなんですよ。多分今一番安定しているのはあいつですよね」

―ここ数試合連敗が続いてきましたが、チームの雰囲気はどうですか?
「色々あって悪かったですね。怪我人も多くて大変ですから。でも今日で少し上がったんじゃないですかね?怪我人が多い分まわりが頑張ってるし。それはすごくありがたいです。彼らのおかげですね」

―パプ選手(10年度主将)が卒業して今年#1エリマン選手が入って、“去年とは違うスタイルを出したい”と#28河野選手もリーグ戦の最初に言っていましたが、それについてはどうですか?
「それは意識してたんですけど、でも結局同じスタイルになっちゃってますね(苦笑)。でもその分、エリ(#1エリマン)も一年生ながら頑張ってますよ。だからまぁ良いところもありますね」

―今のチームの課題は?
「出だしですかね。出だしがいつも悪いので。1Qの出だしと、3Qの入りを改善して良ければもっと強くなると思います」

―4年目の最後のリーグ戦はいかがですか?
「悔いは残したくないですね。どうなるか分からないですけど、笑って終われればいいなと。怪我人がいなければもう少し戦えたんじゃないかって少しは思いますけど、でも残りの試合を頑張って、悔いなく終われれば自分はそれでいいかなって感じですね」

―では今後への意気込みを。
「監督とかAチーム、Bチーム合わせて一丸となって、悔いを残さず頑張りたいです。それが出来れば勝敗は関係ないですね。あとは自分まで怪我しないようにってことですね(苦笑)」


「みんなの笑顔が見られて良かった」
仲間のために打ち続けて掴んだ一勝

◆#11長谷川智也(法政大・4年・G)
111009hasegawa1.jpg延長戦での法政大の14得点中、10得点がこの長谷川の得点。怪我の治りも万全ではなく、第5週に復帰してからも本調子とは言えなかったが、大事な延長戦ではしっかりと仕事を果たした。逆転の決勝点を決め、応援団から巻き起こったのは大きな『おかえり』コール。エース長谷川の復調は、勝利の大きなポイントとなった。
だがこの試合は長谷川の活躍だけでなく、周りの選手全員の活躍が光った。それぞれが自分の役割を全うし、気持ちの入ったプレーを見せたからこその一勝だ。昨年のリーグ戦は長谷川が一人で53点を稼ぐような試合もあったが、もはや法政大は長谷川のワンマンチームでは無くなった。5人が二ケタ得点と、チーム一丸で勝ち取った白星。この一勝を弾みに、残りの試合も悔いの無いよう戦って欲しい。


―勝利の瞬間はどういう風に感じましたか?
「いや…実感が全然ありませんでしたね。本当に勝ったのかなって。でもみんなが喜んでたので、『あ、勝ったんだな』って思いました。最後まで気が抜けない戦いで、勝てて本当に嬉しいです。なにより、みんなの笑顔が見られて良かったです」

―試合開始から気持ちの入り方がいつもとは違うような印象を受けました。
「スタメンを変えたこともあって、フレッシュな気持ちで試合に臨めましたね。自分としてもそんなに相手が日体だからって悪いイメージはなかったし。特別な対策はあまりなかったんですが、とにかく気持ちが違いましたね。3Qで一回離された時にもう一回追いつけたのは、みんなの気持ちがいつもとは違ったからだと思います」

―3Q日本体育大の#21熊谷選手のダンクが出た時は、このまま日体大の流れで進むのかなと感じたんですが、違いましたね。
「正直、僕も『あ、やっぱりいつも通りなのかな…』と少し思いましたよ(苦笑)。でもそこで食らい付けたのは、みんなが勝ちたいという気持ちを持っていたからだと思います。今さら遅いかもしれませんが、あの時はやっとチームが一つになれた気がしましたね」

―でも長谷川選手が復帰してから、チームも徐々にまとまってきたように思います。今日もコートで頻繁にチームメイトに声を掛けていましたね。
「やっぱりまとめることは自分の仕事だと思っています。怪我して外から見てた時に、まとめるやつがいないなと思っていたので。正直怪我もあるし自分の事で一杯一杯なんですが(苦笑)、それでも自分がやらなくちゃとは思いますね。それで周りもついて来てくれてますし。みんなの支えになりたいとは思いますね」

―4Qまでシュートは不調でしたね。
「怪我で全くシュート練習もしてないし、バスケの練習も全然してなかったですからね。体力もかなり落ちてるなって自分でも感じて、今日もすっごいキツかったです(苦笑)。体力的にもきついし、手も痛いし…でも、自分の仕事はやっぱり点を取ることだと思って打ち続けました。それに自分はやっぱりシュートが好きなので(笑)。でも、今はスイッチを切り替えてアシストの方もしっかりやろうと思っています。それは結構出来たかなと思いますね」

―それでも延長戦でああいう風に決められるのはさすがですね。
「足に結構きてたんですが、ここまで来たら頑張ろうって気持ちで延長戦に入りました。本当に『勝ちたい』という気持ちしかありませんでしたね。入らないと思って打ってるシュートなんて1本もないので、そこは自分を信じて打ちました。延長戦の最初にコーナーで1本3Pを決めたと思うんですけど、『あ、こういう時に入るんだな』って感覚があったんですよね。4Qまでは入りませんでしたが、延長戦の最初の1本で『これだ』って。だから最後に2点差で負けている時も、ボールが回ってきたら絶対に打ってやろうと思ってました。そんなタイトにディフェンスも来てなかったし、僕が打って外れて負けてもそれはそれでいいかなと思って。結果入って良かったと思いますね。本当に」

―今日は本当に選手全員が良い活躍を見せましたね。去年などは長谷川選手に頼る部分もあって、今までの法政ではあまり見られなかったことかなと思いますが。
「実はみんなすごいシュート入るんですよ(笑)。今自分は本調子じゃないし、その分みんなが思い切りよく攻めてくれているのは良いと思いますね。前はとにかく点を取ることが自分の仕事でしたが、今はまわりをよく見て活かすことかなと思います」

―先週の中央戦後に、“まだ1部でやってきたという無駄なプライドがあって受け身に回っている。切り替えてチャレンジャーとして戦いたい”と仰っていましたが、今日はその言葉を実現できていたように思います。
「そうですね。今日はチャレンジャーとして向かって行けたと思います。それは良かったですね。これを持続するのは簡単な事ではないと思いますが、この先も続けていきたいです」

―この一勝でチームが変わっていければ良いですね。
「本当にそうですよね。今までみんな今日こそは、今日こそはと思ってても空回りしてしまうことが多かったので…。でも日体は今1位のチームだし、この勝利はすごく大きいと思います。これをきっかけに、新しい法政が作れればなと思いますね。負け癖とかもう言ってられないですし。この先本当に全勝したいです。少しでも順位を上げて、後輩たちに繋げたいですね。チーム一丸となってひたむきにバスケを頑張れば、結果もついてくると思います。それでバスケをもっと楽しんで、より良い引退をしたいですね」


「全体的に前よりどんどん良くなっている」
試合を進めるごとに感じるチームの成長

◆#3横塚 蛍(白鴎大・3年・PG)
111009yokotsuka.jpgリーグ戦からスタメンに抜擢された横塚。負けん気が強く、積極的なプレーでチームに勢いを与えられる選手だ。横塚自身が「うちは出だしが重要」と言う様に、白鴎大は立ち上がりでリズムを掴んで強さを発揮する試合がこれまで多く見られる。だからこそ、スタートで出るこの横塚の強気なプレーも勝負の大きな鍵を握ると言えるだろう。
白鴎大は“4年生の為に”という下級生の強い気持ちが、チームの柱となる4年生を支えている。今日の勝利で2順目に入ってから取りこぼしなく3連勝。リーグ戦を通し、徐々に調子を上げてきている。この勢いを継続させ、残りの試合も戦っていきたい。


―快勝でしたが、試合を振り返ってどうでしたか?
「前回駒澤には結構点差を開いて負けてしまったので(※75-89)、今日は何としても勝ちたかったし、なおかつ点差をつけて一戦目の借りを返さなきゃという気持ちでした。みんな練習中からそういう意気込みでやってきたから、今日こうやって白鴎らしいバスケットが出せたんだと思います。結果的に点差をつけて勝てたので良かったです」
 
―前回の敗戦からチームとしてどういう部分が変わってきましたか?
「やっぱり気持ちの部分が大きいと思います。リーグ戦を通して、一人ひとり勝ちたい気持ちが強くなったかなと。やっぱり今2位から4位くらいまで混戦じゃないですか。その中で結果を出すには、やっぱり気持ちの面が大事だと思うんですよね。自分は、ディフェンスなんかは気持ちが8割くらいを占めていると思っているし、一つのルーズボールにしても、いいやって諦めるんじゃなくて線出てもいいから飛び込もうって、そういう気持ちが必要かなと思っています。そういう気持ちの面が大きく成長しましたね」

―横塚選手はこのリーグ戦からスターターとして試合に出るようになりましたが、自分としてはどう感じていますか?
「僕、生まれて初めてポイントガードとして試合に出てるんですよ。今まで2番ポジションで出ることが多かったので。だから慣れないポジションで、ミスも多くて。でもミスを怖れてたら、自分の持ち味は出ないと思うんですよね。なぜ自分がスタートで出してもらっているのかをよく考えて、自分の良さを目一杯出したいと思ってます。それでみんなとか監督、コーチに認められるように、結果を出そうと必死にやっている感じですね」

―ベンチに#32黒川選手や#44小山選手、#10田中選手といったガードポジションの選手が控える事も心強いと思いますが。
「そうですね。お手本になる選手が周りにいっぱいいることは、自分の為にもなるし、刺激になりますね。負けないようにやってやろうって気持ちも自分は強いですし。ベンチにそういう選手がいる中で、ミスも多い自分が試合に出してもらっているので、監督とかまわりの期待に応えたいと思います。自分ももう3年生なので、先輩の良いところを盗みながら、自分の良いところもどんどん伸ばしていきたいですね」

―白鴎大はスタメンだけでなくベンチメンバーも要所で活躍していますね。
「そうですね。去年と比べても、5人で戦うというよりはベンチから出てくる選手もみんな点数を取れるし、一人に掛かる負担が減ったんじゃないかなと思います。そこは今年の白鴎のすごく良いところですね」

―去年からそういう風に変わってきた要因は何ですか?
「やっぱり4年生の力がすごいと思います。4年生がチームを作ろうって色々働きかけてくれて、そういう意志が1年生・2年生にも伝わっているから、みんな“4年生の為に”って気持ちで戦ってます。だから頑張れたりしますね。やっぱり4年生が大きな存在です」

―4年生の引っ張ろうという意志がチームに良い影響をもたらしているんですね。
「ミーティングの時から4年生はみんな“自分たちがやらなきゃいけない”って言ってて、そういう4年生としての責任感みたいなものはすごく感じます。自分らはあの人たちにグイグイ引っ張ってもらってる感じですね」

―これで8勝4敗で同率2位という結果ですが、ここまでのリーグ戦を振り返ってどうですか?
「やっぱり負けちゃいけないチームに負けたから、今4敗がついているんだと思います。一周目で4敗して6位くらいまで落ちて、そこから2周目で取り返している感じですね。一周目でこれが出来ていればなとは思いますけど、逆に言えば、前は出来なかった事が今は出来るようになってきたのかなと。それが今日みたいに結果に表れているんだと思います。悪い時間帯もまだありますが、全体的に前よりどんどん良くなっていると思うので、チームとしても個人としても、今後残り6試合で引き続き成長していければいいなと思います」

―国士舘大戦のように、立ち上がりでリズムを崩したときになかなか立て直せない試合もありましたね。
「そうですね。僕らは出だしがすごく重要なんですよね。後追いになってしまうとあまり強さを発揮できないので、どれだけ良い入り方が出来るかがかなり大事だと思います。最初にどれだけ守れてこっちも点を取れるかってところは、監督からもきつく言われていますね」

―そういう意味ではスタートで出ている横塚選手の活躍も鍵になりますね。
「そうですね、だから結構緊張します(苦笑)」

―では残りのシーズンへの抱負を。
「もちろん残りの6試合全勝です。ただそれだけですね。自分は骨折れても怪我してもいいくらいの死ぬ気で、チームの為に頑張ります」
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |