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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.08 (Sat)

【2011リーグ1部】10/8レポート

接戦を制した筑波大、早稲田大は5割前後をキープ
1勝が重みを増す後半戦


 後半戦に入り、それぞれのチームに「負けられない」という雰囲気が漂い始めている。優勝を狙うチーム、苦しい中で一つでも勝ち星を上げたいチーム、それぞれ立場は異なっても勝利への希求が強くなる時期となってきた。慶應義塾大、明治大はそれぞれ相手に善戦シーンも見せたが勝ちに至るにはまだ一歩、二歩足りない結果となった。専修大は勝利を目の前にしながら惜しい敗戦。こうした勝負をいかに勝つか、チーム競技とは単純なようでいて難しい。そしてそこが最大の面白さでもある。


【筑波大が延長戦を制す】
111008IKEDA.jpg 専修大筑波大は専修大がややリードを保った展開が続いたが、最後に流れをつかめず延長戦に持ち込まれると、86-78で筑波大が勝利した。

 1Qは同点で終えたが、2Qに入り専修大はオフェンスが停滞。筑波大に何度もターンオーバーから得点を許してしまう。インサイドで得点、リバウンドに絡めず#11宇都(2年・G)を下げていた時間帯に筑波大に一気にリードを許してしまうが、終盤に持ちなおして追い上げると35-38で筑波大3点リードで前半を終えた。

 後半の立ち上がり、先に抜けだしたのは専修大。#11宇都のバスケットカウントや#33館山(3年・G)の3Pなどが当たりだし、逆転して一時56-48とリードする。しかし筑波大も#76星野(3年・SF)の3Pが好調で譲らない展開に持ち込む。やや流れが変わったのは3Q終盤、専修大がテクニカルを取られたのを機に流れが変わり、筑波大は10点近くあったビハインドを取り戻し、56-57と1点リードして4Qに入った。専修大は4Qに入り#33館山の3P、スティールが続き、再び専修大が盛り返す。筑波大はファウルが混んでいくが、専修大も何度もオフェンスリバウンドを取りながら決め切れない時間帯が続き、ゲームの終盤に得点の取れない時間帯が続いた。筑波大も得点が止まるが、勝負のポイントになったのは残り20.9秒。専修大は3点リードで#11宇都がフリースローを得るが、なんとこれを2本とも失敗。筑波大はこのリバウンドから#35池田(2年・SG)が3Pを決めて同点、延長に持ち込む。延長戦はその勢いで筑波大がトランジションの早い攻撃を仕掛け、一気に勝負をつけた。専修大は#11宇都頼みとなり、得点が伸びず試合終了となった。

 筑波大は4Q終盤チームファウルが5となっており、専修大に有利だった。#11宇都のフリースローが決まってさえいれば5点、ないしは4点のリードを得て残り時間での逃げ切りも可能だったが、2本を外して#35池田に3Pを決められ、延長に持ち込まれた時点で勝負は厳しくなった。延長戦は守りきられて宇都はタフショットの傾向に陥り、反対に次々とターンオーバーを奪った筑波大が速攻を決め、流れをつかんだ。勝利目前だっただけに、専修大には惜しい敗戦だった。

写真:池田の3Pが延長への皮切りになり、筑波大に勝利を呼び込んだ。

筑波大:6勝5敗
専修大:4勝7敗


【4Qで早稲田大が逆転し、早慶戦を制す】
111008tamai.jpg 早慶戦は序盤から接戦が続く好勝負となり、慶應義塾大がリードを奪ったままゲームを進めるが、終盤の勝負どころで早稲田大が逆転、85-81で早稲田大の勝利となった。

 開始から積極的に攻める慶應大は#18中島(2年・PF)の3Pなどもありリード。早稲田大はアウトサイドの当たりが来ず、ファウルも増えていくが1Qは20-20の同点とする。2Qに入ると慶應大が細かい交代を繰り返しながらも点の取り合いを続けていく。早稲田大は#21河上(2年・F)が3ファウルとなりベンチへ。慶應大はこの間に差を広げ、最後には#14蛯名(2年・G)のスティールからの速攻も決まり43-36と7点リードで前半を終えた。

 3Q序盤もペースは慶應大だが、早稲田大は#8玉井(2年・G)の3Pで3点差にすると勢いづき、ここから再び1、2点差の勝負へ。慶應大は逆転させずに2点リードで4Qへ突入するが、最終Qの立ち上がり、#8玉井が2本の3Pを決めると早稲田大が逆転。ここで勝負の流れが変わる。#18中島の3Pでついていくかに見えた慶應大だが、ディフェンスを厳しくした早稲田大に対し、足が止まりがちになるとターンオーバーを連発。オフェンスリバウンドも早稲田大に奪われ、数点差から一気にリードを奪われてしまった。残り1分で早稲田大のリードは10点。粘りの慶應大は最後まで諦めず食らいつくが85-81で早稲田大が勝利。勝負どころのオフェンス、ディフェンスで早稲田大が確実さを見せ、早慶戦を制した。

 慶應大は#14久保田(4年・C)のインサイドはよく押さえたが、この日の久保田はミドルシュートも落ちず内外から36点。そこに大事な場面での#8玉井の援護も大きく、チームを助けた。後半の#91藤原(3年・F)のディフェンスも効果的だった。慶應大は1回目と同じく前半リードからの逆転負け。いい勝負をしていただけに、最後に競り負けたのは惜しい。#18中島が22点、#20伊藤(1年・G・洛南)が16点と数字を出したが、ゲームの流れの大事な部分を掴みきれなかった。

写真:玉井は一度流血でベンチへ下がるが、4Qの2本の3Pは勝負に大きく貢献した。

早稲田大:5勝6敗/慶應義塾大:2勝9敗


 日本大拓殖大は序盤は激しい攻防になった。日本大#19浜田(3年・F)が幸先よく3Pを決めると拓殖大は#94長谷川智伸(3年・F)が決め返し、試合の立ち上がりは互いにシュートを決め合う展開となる。しかし日本大が何度かシュートを落とす間に拓殖大は持ち前のスピードを活かして#40藤井(2年・G)、#1鈴木(2年・PG)が得点。わずかに拓殖大がリードを奪う展開となった。2Qに入り、日本大は#24熊吉(4年・C)や#11飛田(3年・F)の得点が続く。拓殖大は3P確率が上がらず2Qは40-40の同点となった。しかし後半に入ると日本大のシュートが入らず、拓殖大が10点のリードを維持しながら試合を進め、79-66で拓殖大が勝利を収めた。

拓殖大:9勝2敗/日本大:5勝6敗


111008ando.jpg 明治大東海大は東海大が前半にアウトサイドの確率が今ひとつだったものの、インサイドで#16坂本(4年・C)がフックやオフェンスリバウンドで活躍。明治大はスタートに#16安藤(1年・G・明成)、#7森山(2年・G)起用。しかし#17田村(4年・SG)は#24田中(2年・SF)らに守られて簡単には得点が取れない。インサイドでも#51皆川(1年・C・京北)や#22西川(2年・F)らのファウルが続き、流れをつかめないままに前半を36-22で終了した。しかし後半、明治大はディフェンスで奮起。高い位置からプレスを仕掛けて東海大から再三ターンオーバーを奪い、粘りを見せる。東海大はアウトサイド、フリースローとも確率が上がらず、後半は我慢の時間帯が続いた。明治大は東海大に簡単にオフェンスをさせないディフェンスで粘るが、自分たちも得点面を伸ばすことができない。#6佐藤(4年・PG)が積極的に点を取りにいくが届かず64-51で東海大が勝利した。

写真:安藤をスタートに据えた明治大。

東海大:9勝2敗/1勝10敗


 青山学院大大東文化大の対戦は90-50と40点の大差で青山学院大が勝利した。大東文化大はゴール下まで行きながらシュートを落とすような場面が多く、点数が伸びなかった。青山学院大も簡単なミスは見えたが、リードは脅かされることなく勝利。首位を守った。

青山学院大:10勝1敗/大東文化大:4勝7敗
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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