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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.08 (Sat)

【2011リーグ2部】10/8レポート

駒澤大が中央大との白熱した試合を制す
法政大は東京成徳大に敗れ初勝利ならず


 先週の日曜日から2部も2巡目に突入。この日は国士舘大、駒澤大がそれぞれ1巡目の借りを返しての勝利となった。特に神奈川大対日本体育大、中央大対駒澤大は上位校同士の戦いとあって白熱した好ゲームとなった。これで7勝4敗の同率2位に4チームが並ぶ。ここからどこが抜け出すか、2部リーグはまだまだ未知数だ。

 また、法政大と東京成徳大の下位争いは東京成徳大に軍配が上がった。法政大はなおリーグ戦全敗。切り替えて立て直したい。


【日体大が接戦で神奈川大を下し1敗を守る】
111008igarashi.jpg 互いに主導権を奪い合い接戦となった神奈川大日本体育大の戦いは、3Qが試合のポイントとなり日本体育大が4Qでも点差を保って10勝目をあげた。

 1Q、神奈川大も日体大のゾーンに攻めあぐねるが、日体大もミスがかさんで重い展開に。しかし終盤日体大が速攻を出し、10-15と一歩抜け出して2Qに入る。しかし2Q、神奈川大はオフェンスリバウンドに粘ると、#8五十嵐(4年・F)が3連続得点と気を吐いて2Q残り2分には22-21と逆転。交代で入った主将#6高野(4年・G)の3Pもチームを大いに盛り上げ、29-27とリードして前半を終えた。

 すると3Q、神奈川大が堅い守りで日体大のターンオーバーを誘い、#98大石(1年・G・東海大相模)のフリースローや#21増子(3年・G)のシュートによって開始3分で38-31と7点のリードを奪う。しかし日体大も気持ちを切らさず、ここからガード陣が激しくディフェンスを仕掛けて速攻を連発。#11北川(2年・F)のアシストで#21熊谷(3年・F)の豪快なダンクも飛び出し、38-39と一気に追いついた。神奈川大は何とかオフェンスリバウンドに絡むが、シュートがこぼれて流れに乗りきれない。神奈川大は6分間でわずか2得点とオフェンスが沈黙。その間日体大にさらにリードを広げられ、40-45で3Qを終えた。

 4Q、日体大はファウルがかさむも、神奈川大はせっかく得たフリースローを決めきれない。そこから一進一退が続き、#7古橋(2年・F)の3Pで残り5分49-51と神奈川大が2点差に詰め寄るも、日体大は#23横江(4年・G)が勝負強さを見せて攻め込み、簡単には逆転させない。残り2分20秒、この大事な場面で#23横江がバスケットカウントを獲得し、5点差を8点差に広げたことも大きかった。その後もリードを保ち、58-62でタイムアップ。神奈川大も堅い守りとオフェンスリバウンドで粘ったが、気持ちを切らさず流れを引き戻した日体大が接戦をものにした。

写真:リバウンドや得点面で奮闘した神奈川大・五十嵐。

日本体育大:10勝1敗
神奈川大:6勝5敗

※日本体育大・横江選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【4Qで流れを掴んだ東京成徳大が法政大を下す】
111008tanaka.jpg 現在9位の東京成徳大と10位の法政大は、互いになかなか勝ち星が上げられない状況とあって、この一戦は絶対に勝っておきたい対戦。試合は3Q途中まで法政大のやや優位で進んだが、3Q終盤で東京成徳大が追い上げると4Qに入っても流れを離さず、法政大を置き去りにして3勝目を挙げた。
 
 法政大はファウルがかさむものの、確率良くシュートが決まって勢いに乗った。2Qでフリースローから東京成徳大に食らい付かれるも、#21加藤(3年・CF)がインサイドで踏ん張り34-31で前半を終える。すると3Q、法政大は#27岩崎(3年・G)の3Pを皮切りに、#11長谷川(4年・G)のドライブや#41谷口(4年・PF)の速攻で連続得点。約3分間で一気に13得点をあげ、3Q残り6分47-37と2桁のリードを奪った。

 しかしここで東京成徳大は#77田中(4年・F)、#37松本(4年・PF)が奮闘。シュートの落ちない法政大に食らい付いて点の取り合いを演じると、その勢いに乗って#77田中がバスケットカウントを獲得。これに#37松本の3P、16西田(4年・PG)のミドルシュートが続いて残り2分一気に3点差まで詰め寄った。法政大はここから#6陳(4年・F)が4つ目のファウル、#21加藤が3つめのファウルを吹かれ、不安要素を残したまま57-55で3Qを終える。すると4Q、開始早々#77田中がスティールから法政大#24神津(4年・F)のアンスポーツマンライクファウルを誘い、2本のフリースローに加えて与えられたオフェンスチャンスで#11斉藤(4年・SG)が得点。逆転からリードを奪うこのビッグプレーで、東京成徳大は勢いに乗った。#51ビャンバナラン(3年・C)や#77田中が積極的に攻めてフリースローを確実に決め、徐々に点差を開いていく。法政大は#21加藤が奮起するもシュートまで決めきれない。結局このQで7得点しか上げられず、64-76でタイムアップ。逆転負けを喫し、この日も初勝利とはならなかった。

写真:31得点の東京成徳大・田中。法政大は田中の一対一をなかなか止められなかった。

法政大:0勝11敗
東京成徳大:3勝8敗

<東京成徳大・#16西田将選手のコメント>
「僅差でしたけど勝てて嬉しいです。連敗が続いていたので、今日は絶対勝つぞという気持ちでした。ここまでのリーグ戦は接戦で負ける試合が多かったんですが、今日は競り勝つことが出来たので良かったですね。田中(#77)も頑張ってくれたし、みんな気合いが入っていたと思います。接戦で負けるのはやっぱり気持ちとかメンタル的な問題が大きいと思うので、そこはこれからも課題です。2部は、去年までの3部とは実力的にも全然違うし身体の当たりとかフィジカルの部分も違いますね。気持ち的にも、今年はチャレンジャーという気持ちなので全然違います。やってやろう、足元すくってやろうって気持ちで今年は戦っています。今年でラストなので、出来るだけ勝って、良いシーズンにして引退したいです。頑張ります」


【ハイスピードな展開を制したのは駒澤大】
111008suzuki.jpg ここまでのリーグ戦でも速い展開からハイスコアな展開に持ち込み、共に攻撃力抜群の中央大駒澤大の対戦。上位校対決とあって開始からレベルの高い戦いが繰り広げられたが、勢いを切らさなかった駒澤大が中央大を下し、同率2位に並んだ。
 
 試合開始直後から互いに決め合うハイスコアな展開が続いた。序盤はブレイクを出した中央大がやや主導権を握っていたが、駒澤大も#5成瀬(4年・PF)、#7馬場(3年・PF)の得点で盛り返し、24-24と1Qは同点となった。すると2Qに入り、駒澤大は#7馬場のシュートが高確率で決まる。だが対する中央大も#16佐藤(3年・PG)や#11入戸野(3年・PG)が安定感のあるプレーで得点を重ね、ルーキー#5谷口(1年・F・洛南)も攻め気を見せて、試合は白熱した盛り上がりを見せた。ここで駒澤大は#14鈴木(3年・SG)の連続3Pで一歩抜け出し、44-48で前半を終える。

 3Q、開始直後に#5成瀬、#7馬場に得点を許した中央大は、焦りも見えてシュートがこぼれる。#4渡邊(4年・PG)のスティールからの得点で駒澤大が45-59としたところで、中央大はたまらずタイムアウト。するとここから#22山田が奮闘して連続得点でチームを引っ張る。しかし駒澤大も慌てずシュートが落ちない。10点前後の点差が変わらないまま試合が進み、59-72と駒澤大が3Q序盤につけたリードを保ったまま最終Qへ。

 すると最終Q、駒澤大は中央大の堅い守りもあって#7馬場や#6北(4年・SG)のシュートが落ちる。その間中央大は速攻を決め、#11入戸野の3点プレーで68-74と開始3分も立たないうちに猛追を見せた。しかしここからの1本がなかなか繋がらず、両者点数があまり動かないまま時間が進む。すると中央大の7点ビハインド、残り3分半の言わば“ここから”という場面で、中央大は#20小野(3年・F)がファウルアウト。このファウルで得たスローインから駒澤大#4渡邊が決めて差を9点に広げると、ここから勢いに乗ってリードを守った。82-93で駒澤大が中央大に1順目のリベンジを果たし、大きな一勝を上げた。

写真:7分間の出場で3本の3Pを含む11得点の駒澤大・鈴木。応援席にいる#15竹本(3年・F)と共にチームの盛り上げ役。

中央大:7勝4敗
駒澤大:7勝4敗

※駒澤大・渡邊選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 その他、白鴎大順天堂大の戦いは、91-70で白鴎大が勝利した。順天堂大は素早いトランジションや、#30アビブに対するディフェンスなど良い部分も随所で出たが、白鴎大がチーム全体で13/19と高確率で3Pを沈め、#44小山(4年・G)を始めベンチメンバーがよく繋いで逆転はさせなかった。これで7勝目を上げた白鴎大は明日同じく7勝の駒澤大と対戦。一周目では敗北を喫したが、リベンジなるか。順天堂大は勢いに乗った時の強さは発揮しているものの勝ち切れずに7敗目。早めに立て直しを図りたい。

白鴎大:7勝4敗
順天堂大:4勝7敗

※白鴎大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
 

 関東学院大国士舘大は、国士舘大が序盤からペースを掴み74-48で快勝、7勝目をあげた。国士舘大はインサイドの要・#13曹(2年・C)が関東学院大の#1エリマン(1年・C・延岡学園)を序盤から圧倒し、ほとんど仕事をさせなかった。関東学院大はインサイドが機能せず、前半はチーム全体で僅か20得点しかあげられないなど決定力不足を露呈。7敗目を喫して苦しい戦いが続いている。

国士舘大:7勝4敗
関東学院大:4勝7敗

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【INTERVIEW】

「こんなに全員が気持ちを高めて戦っているリーグ戦は初めて」
チームの状態に感じる手応え

◆#23横江 豊(日本体育大・4年・G・主将)
111008yokoe.jpgエースとして相手に主導権を握られそうになった勝負所で果敢に攻め、見事勝利を引き寄せた横江。終盤のバスケットカウント獲得の時には、クールな横江にしては珍しくガッツポーズも出た。日本体育大はこれで1敗をキープし、混戦の中でも一歩抜け出した位置にいる。チームの雰囲気も良好で、横江がこんなにも活き活きとチームについて語ることも、今までのシーズンでは見られなかった姿だ。それだけ今年のチームへの信頼が厚く、リーグ戦中の日々が充実しているということだろう。追われる立場となる後半戦も期待だ。


―試合を振り返ってどうでしたか?
「前半で相手に合わせてしまった事と、リバウンドやルーズボールといった気持ちの部分で相手を上回ることが出来なかったのはこれからの修正点ですね。そこが修正出来ればもっと点差を開けると思うので、相手に合わせず1Qから全開で気持ちを出して戦っていきたいです」

―神奈川大はかなりディフェンシブなチームですが戦っていてどうでしたか?
「ディフェンスもすごかったですが、ボックスアウトもしっかりやってくるチームでした。結局うちと10本近くリバウンド数で差が出て、そこで苦しんだ部分はあります。あとはやっぱり相手もよく研究してるなという雰囲気がありましたね。神大に限らず他のチームもこれからスカウティングしてくると思うので、その裏をかけるように、読まれても次にどうするかというのは練習から常に意識していきたいです」

―逆に良かった点は?
「3Q真ん中で相手に少し離されたときに、自分たちの気持ちが切れなかったのは良かったと思います。相手にリードされていても、みんな流れが来ればまた逆転出来るという気持ちがありました。そういう自信が過信にならない程度に良い方向に繋がればいいなと思いますね。ただ、いずれ追い付けるだろうと過信して甘い気持ちでいたら、追い付くことも出来ないと思うんです。ここまでこれだけ勝っていますが、プレー面で勝っているわけではなくて、気持ちで勝っている部分が大きいと思います。だから変に過信してしまうとプレーもぶれてくると思うので、勝敗は関係なく一戦一戦相手より強い気持ちを持って戦っていきたいです」

―リーグ戦を通して、本当に3年生以下も“気持ち”という点で成長が見られますね。
「そうですね。自分は4年目ですが、こんなに全員が気持ちを高めて戦っているリーグ戦は初めてですね。シュートを決めて大きくガッツポーズしたり、全員でハイタッチして盛り上がったり、そういうのが今まではあまり無かったんです。でも今年はそういうのが出来ていて、一つのチームになってきている実感はすごくありますね。4年間の中で一番良いチームだと思うし、他のチームにもそこは負けないです」

―横江選手自身も、去年までは『気持ちが表に出てしまう』と精神面での課題を挙げていたと思いますが、今年はずっと気持ちが切れずにより頼もしくなったように感じます。
「そうですね。1・2・3年のときは考え方が若かったというか、自分勝手な部分もあって。藤田さん(ヘッドコーチ)が来てくれて、この2年間で自分は性格や考え方が180度変わりましたね。自分でもすごく大人になったなと思います。プレー以外の面でも藤田さんには色々教わってお世話になっているので、そういう部分も大きいですね」

―4年目のリーグ戦は心境的に今までとは違いますか?
「全然違いますね。これだけの長い期間モチベーションを高く保つことが、いかに重要で大変なことか4年目にしてやっと分かってきました。去年までは正直“週末、あ、試合や”くらいの気持ちだったと思うんです。でも今年は、日曜に試合が終わってすぐ月曜日から、ビデオを見て研究したりチームで話し合ったりして、週の最初から気を抜く時が無いですね。寮なんですけど、同じ部屋のやつと相手チームのことについてあれこれ話して、気付いたら深夜遅くまでつい話し込んでしまったり。“勝ちたいなぁ”とかそういう話ばっかりしてますね。そういうのが今まで4年間無かったことなので、自分としては今のチーム状況がかなり嬉しいです。これがチームなんやなって感じます。まぁまだ満足はしてないですけどね。1部復帰に向けて、これからもチームで一つになって頑張りたいです」

―ここまで1敗を守り切っていますが、先週の国士舘戦での逆転勝利など、接戦でも最後には勝ち切れていますね。その一番の要因はなんだと思いますか?
「そこは絶対気持ちだと思いますね。今年はビハインドの場面でも、タイムアウトとかQの間で話し合って、もう一回“行くぞ!”という雰囲気を上手く作れています。今までの年も作れていたとは思いますが、誰かが集中していなかったり声出さなかったりしたんですよね。仕方なく声出してるみたいな選手がチームに一人でもいたら、チームの雰囲気も全然違うものになってしまうんです。でも今はそういう人もいなくなって、選手も監督も応援してくれる人たちも含めて、全員が気持ちを高めて戦えています。だからこそ国士舘戦も勝てたと思うし、そういう部分が今まで勝ち切れている一番の要因だと思いますね」

―ここまでのリーグ戦で見えてきた課題は?
「課題はやっぱり離しきれないところですね。10点離してもすぐ6点差、4点差に詰められてしまっています。逆転まではいかなくても、離したとき緩んでしまう部分があるので、そこは改善していかないとってみんなで話してるんですが…向こうも必死でやってくるし、難しいところですね。10点差くらいつけた後のオフェンス、ディフェンスを一つひとつ頑張って、点差をさらに広げられるようにすることを今後特に意識してやっていきたいです。相手に合わせず、自分たちのバスケットを最初から最後までやれれば結果もついてくると思うので、明日もそこは集中したいと思います」

―では今後のリーグ戦への意気込みを。
「一戦一戦、気持ちでは絶対に負けたくないです。自分はラストで悔いは残したくないので、精一杯自分の100%を出し切りたいですね。そうすれば結果もついてくると思うので、これからも頑張りたいです」


「あくまでも自分たちはチャレンジャー」
上位に立ちながらも挑戦者としての意識を

◆#4渡邊拓実(駒澤大・4年・PG・主将)
111008watanabe.jpg単独2位に立っていた中央大から大きな一勝を上げた駒澤大。中央大との走り合いにも気持ちを切らさず序盤からついていき、中盤ではシュートがほぼ落ちなかった。駒澤大は得点源の#7馬場や#6北はもちろん、泥臭く体を張る#5成瀬や、ディフェンスやリバウンドでも奮闘する渡邊や#13近藤といったガード陣にも注目。高さはないものの、選手たちの能力は2部でも全く引けを取らない。明日の白鴎戦も注目だ。


―試合を振り返ってどうでしたか?
「一巡目で中央には負けているので、絶対に勝ちたいなという気持ちがありました。今週の勝敗で順位も大きく変わってくると思っていたし、そういう気持ちの面で全員がしっかり準備出来たことが良かったですね。やっぱり相手も速い攻めを得意としているチームだし、こっちもそういうゲームがしたいということもあって、前半からかなりハイペースで試合が進みましたが、後半しっかりディフェンスしてそこからブレイクを出して、全員でバスケット出来たことが大きかったと思います」

―駒澤大はシュートの上手い選手も多くて、得点能力がすごく高いですね。
「そうですね。勢いに乗った時にシュートがほぼ落ちないのは良いと思います。でも逆に、シュートが落ちた時にどうするかが課題でもありました。でも今日なんかは、そういう時にインサイド陣がハイローとか、ハイポストに繋いでジャンプシュートとかよく踏ん張ってくれましたね。他のチームに比べてサイズはありませんが、インサイドでも十分戦えるというのはリーグの1周目をやってきて感じた部分でもあるので、2周目も外だけじゃなくインサイドもしっかり攻めて展開できればいいなと思います」

―高さが無い分、ガード陣の渡邊選手や#13近藤選手の飛び込みリバウンドがここまでのリーグ戦でも光りますね。
「そういう練習をしている訳ではないんですが、戦っていく中で自分たちは小さいからその分全員が飛び込まないと、という意識が自然についたのかなと思います。大(#13近藤)もガードが出来るしあいつもすごく飛び込めるので、自分と大で、片方が飛び込んだ時に片方がセーフティーという役割分担はコミュニケーションを取りながら出来ていると思います」

―ここまで11試合を終えて、リーグ全体を振り返って手応えはどうですか?
「全然自分たちでもやれるんだなというのはすごく感じますね。ただ健司(#7馬場)がポイントゲッターなんですが、あいつがマークされて点を取れなくなったりリズムを崩したりしたときに、周りがどう頑張るか、あいつをどう上手く活かすかというのはまだ課題ですね。いつもそれが出来ない時に流れが悪くなってしまうので。それはこの先のリーグの中でしっかり全員で修正していきたいです」

―4年目の最後のリーグ戦はどうですか?
「やっぱり去年までとは全然違いますね。去年は3部でやってて西山さん(10年度主将)という何でも出来るエース級の選手がいて、正直西山さん頼みの部分がありました。でも今年は自分たちの代になって、自分も最後だし思い切り気持ちよくプレーしたいと思っているので、最後のリーグ戦というのは気持ち的に全然違いますね」

―3年生に良い選手がたくさんいる分、後輩たちの為にもという部分も大きいのでは?
「それはありますね。今上手く繋いでくれているのも3年生だし、リズムが良くなる時も3年生が絡んでたりして、来年も良いチームになると思います。十分戦って行けるので、2部だったり出来れば1部だったりでやらせてあげたいですね」

―残りのリーグ戦への意気込みを。
「やっぱり勝った方が楽しいので、とにかく勝ちたいですね。あとは一試合一試合戦っていきたいです。あくまで自分たちは今年から2部に上がってきたチャレンジャーなので、構えたりせずに自分たちからやっつけに行くんだという気持ちを出して戦っていきたいですね」


「流れが悪い時にこそ4年生がしっかりしないといけない」
最上級生としての自覚を持ち、チームを上位進出へ

◆#65高橋健太郎(白鴎大・4年・PG)
111008takahashikentaro.jpg白鴎大のスタメン5人の中で、唯一の4年生。要所でシュートを決める華やかさもあれば、体を張って頑張る泥臭さも兼ね備える。プレーだけでなく4年生として声を張って仲間を鼓舞し、チームの精神的支柱とも呼べる存在だ。下級生も思い切りの良さを見せている白鴎大だが、その活躍もこの高橋や主将の#44小山、#32黒川、#22森田と言った4年生が積み上げてきたものがあってこそ。最終学年の今年、「後輩たちをインカレに連れて行く」と強く言い切った高橋の言葉を信じたい。


―追い上げられる部分もありましたが、無事7勝目を上げましたね。
「内容はともかく、勝てたのはホッとしました」

―順天堂大に途中走られてトランジションでやられた部分もあったかなと思いますが。
「そうですね。やっぱり順天は波に乗ったら勢いに乗るチームでした。自分たちも走るバスケットをメインにやっているのに、そこでやられてしまったのは一番の反省点だと思います」

―最後に引き離せた要因はなんだと思いますか?
「完璧にキャプテンのおかげですね。さっきミーティングでも話に出たんですが、ああいう風にキャプテンが途中で出て自分の役割をしっかり果たしてくれたから、流れを掴むことが出来たんだと思います。今年はやっぱり自分たちの代ですし、齋藤さん(監督)にも“4年生がしっかりしないと”とは言われています。そういう面では今日キャプテンがプレーでああやって示してくれたのは大きいですね」

―では、ここまでのリーグ戦11試合を振り返ってどうですか?
「リーグが始まる前は、全部勝つという気持ちで試合を落とす気はなかったんですが、結果としてここまで4敗してしまって、インカレに行けるかはまだ分かりません。でも、とりあえず今自分たちが出来る事をしっかりやっていきたいですね。4年生が強い意志を持ってやっていけば、自ずと結果もついてくるかなと思います」

―試合を見ていると“全員バスケット”がすごく徹底されていますね。
「そうですね。スタメンだけじゃなくベンチメンバーも頑張ってくれて、誰が出ても戦力が変わらないのは強みだと思います。だからこそスタメンもミスを恐れないくらいの勢いでプレー出来るのかなと。ベンチ力が上がっていることはすごく助けられていますね。先輩・後輩関係なく底上げが出来ているのは、普段の練習から意識が高い成果かなと思います」

―去年からあまりメンバーは変わっていないのに、今年はかなりチーム力が上がっている印象を受けるんですが、その要因は何だと思いますか?
「去年は4年生が2人しかいませんでしたが、今年は合わせて5人いるんです。だから土台がしっかりしているのかなと思いますね。そこが去年との大きな違いです。やっぱり4年生が少ないと、下の学年も“自分が引っ張らなきゃ”って気持ちになるじゃないですか。でも今年は4年生が多いから、3年生以下も安心感を持ってのびのびプレーできてるのかなと。自分たちも、特にキャプテンの幸広(#44小山)とかはチームを引っ張ろうという気持ちがすごく強いんです。それが上手くいっているんだと思いますね。今日の幸広みたいに4年生がああいう姿を見せれば、下級生もついて来てくれると思います」

―ベンチにも#44小山選手や#32黒川選手といった経験ある4年生が控えていることは大きいですね。
「そうですね。自分もベンチに下がるときは大体、黒川と交代なので、すごく安心して見ていられます。自分がベンチで気持ちを切り替える時間も出来るし、黒川が調子よければそのまま出て、それがチームの為になると思うので。そういう面ではすごく助かってます」

―高橋選手は去年から“チームを引っ張ろう”という意志がプレーから伝わってきます。
「去年はスタートに4年生がいなくてコートの中では3年生が最上級生だったので、試合に出ている自分が引っ張らなきゃとは思っていました。今年もスタートは、2・3年生プラス4年の自分一人という感じなので、引っ張らなきゃとかミスしちゃいけないとか、少しプレッシャーはありますね。そういうことを考えすぎて、今日みたいに空回りしてしまうんですが(苦笑)。でもそういう時に他の4年生に頼ってる部分も大きくて、他の4年生は自分のそういう面も分かってくれていると思います。普段から仲も良いですし、信頼し合えているのは今年の4年生の良さかなと思いますね」

―白鴎大は噛み合った時に本当に強さを発揮しますね。でも逆に駒澤大戦や国士舘大戦などでは、つまづいた時になかなか立て直せないという展開が見られましたが。
「そうですね。やっぱりそこで大事になってくるのが、4年生の存在だと思うんです。特に国士舘大戦では自分自身も点差を見て焦ってしまって、あまり4年生として人を集めて声を掛けたりすることが出来ませんでした。4年生は下級生より1年・2年長くバスケットをしてきている分、そういう時の経験も一番踏んでいると思います。だから流れが悪い時にこそ4年生がしっかりしないといけないというのは、国士舘戦であらためて感じましたね」

―4年生として臨む最後のリーグ戦は、気持ち的にも違いますか?
「やっぱり違いますね。去年も“4年生の為に”という感じで頑張っていたと思いますが、今年は自分たちの為にインカレに行きたいし、後輩たちの為にも1部でやらせてあげたい気持ちがすごく強いです。2・3年生は能力の高い選手が多いので、あいつらの為にも絶対入れ替え戦で1部に上がりたいです」

―ここまでで見えてきた課題は?
「ディフェンスはそんなに悪くないと思うんですが、いつもターンオーバーから流れを持って行かれてしまうんですよね。オフェンスのミスから走られてリズムが悪くなるパターンが多いと思うので、最低でもシュートで終わるというのはもっと意識しないとなと思います。波に乗った時はディフェンスからブレイクを出して白鴎らしいバスケットが出来るんですが、波が良い時だけじゃなくて常にそれが出来ないといけないですね」

―残りのリーグ戦への抱負を。
「チームとしては、絶対にインカレに行きたいので、ディフェンスを頑張ってオフェンスでもリズムを掴むという自分たちのスタイルを徹底して戦っていきたいです。個人的には、もっとチームを上手くまとめられるようにしたいですね。残りは全部勝ちます。後輩たちをインカレに連れて行きます!」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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