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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.10 (Mon)

【2011リーグ2部】総括VOL.1(9/4~10/9)

実力が拮抗した2部もいよいよ大詰め
混戦模様の6週間を振り返る

111006chuo.jpg 今年の2部リーグは1部から降格した中央大・法政大、3部から昇格した駒澤大・東京成徳大の計4チームが昨年と異なる顔ぶれとして加わりスタートした。昨年の2部リーグは上位と下位が大きく分かれる展開となったが、今年は新顔の実力が未知数なことに加え、神奈川大や白鴎大、日本体育大など春のトーナメントや新人戦で存在感を発揮したチームも多く、どこが抜け出すか全く予想がつかない状況だった。開幕前からリーグの成り行きが注目となったが、それを証明するように開幕2週目にして全勝チームが消え、混戦模様に。しかし全日程の2/3を消化し、ようやく形が見えつつある。現在単独首位は日本体育大。接戦を勝ち抜いて10勝2敗と、2位に2勝差をつけて一歩抜け出した所にいる。8勝4敗でこれを追うのが国士舘大、白鴎大、中央大の3チーム。次いで7勝の駒澤大、6勝の神奈川大、5勝の関東学院大、4勝の順天堂大、3勝の東京成徳大と1勝差で5チームが順々に並び、法政大が1勝で最下位に甘んじている。リーグ戦もいよいよ残り3週というところで、ここまでの2部6週間を振り返る。

写真:2部の高さに戸惑いながらも中央大は同率2位をキープ。

※2部リーグ第6週までの総括は「続きを読む」へ。


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混戦を一歩抜け出したのは日本体育大
111006nittai.jpg 中央大、法政大には敗れたものの10勝2敗で単独トップにいるのは日本体育大。ゲームのどこかで相手に主導権を握られ接戦に持ち込まれる試合も多かったが、勝負所では流れを掴み白鴎大戦や2順目の国士舘大戦、神奈川大戦など数々の接戦を勝ち抜いている。昨年から藤田ヘッドコーチの下、厳しい練習を積んで体力はもちろん“気持ち”の面も鍛え直してきた。春からエース#23横江(4年・G)以外の選手も積極的なプレーを見せ、存在感を示していることも取り組みの成果と言えるだろう。5月の日筑戦では「今年は点を取れる選手がたくさんいるから、自分が無理に行かなくてもいい。今年は特に信用している」#23横江もチームメイトへの信頼を口にしていたが、#21熊谷(3年・F)や#11北川(2年・G)らがそれに応える活躍を見せている。また日体大の選手たちが皆口を揃えて言及するのが、夏の厳しい練習。その練習量が、接戦でも最後に走り勝つ粘り強さの裏付けだと言える。“ディフェンスからブレイク”というスタイルを貫くガード陣のスピードに加え、今年は#21熊谷・#12周率(1年・C・大分明豊)のツインタワーの高さも強さの要因。2部降格以降低迷が続いていたが、今年こそ名門復活なるか。しかし勝ち切れているとは言え、ここまで大きく点差をつけた試合は少ない。接戦が多かっただけに、あと6試合もまだまだ油断の出来ない状態が続きそうだ。


上位3枠を狙う中位は実力差ほぼ無し
 日体大に次ぐ位置にいるのが、8勝4敗の国士舘大・白鴎大・中央大。3チーム同士の対戦では、国士舘大が1順目で白鴎大・中央大を破り最も優位に立っている。3連敗でリーグ戦をスタートさせながらも6連勝で勝ち進み、2順目に入って日体大には逆転負けを喫したが依然としてチームの調子は好調だ。春に比べてディフェンス力が高まり、平均失点69.0点はリーグトップの数字。今年はAチーム・Bチーム一体となって戦う雰囲気の良さもあり、悲願の1部昇格・インカレ出場に向けばく進中だ。この国士舘大には負けたものの、中央大からは白星を挙げているのが白鴎大。1順目は取りこぼしも見られたが、徹底された“全員バスケット”で噛み合った時は非常に強い力を発揮。昨年とほぼ変わらないメンバーが去年の悔しさをバネに、目に見えて成長してきている。今後前半戦のような取りこぼしを無くしていければ、上位も見えてくるだろう。そして第3週でこの国士舘大・白鴎大に2連敗したものの、同じく8勝を挙げているのが中央大だ。中央大は主力のカルテットが上級生となり、1・2年生の成長も見られてチームの完成度は高い。だがサイズがなく、順天堂大・国士舘大・白鴎大といずれも2部ならではの強力なインサイド擁するチームに3敗を喫した他、2順目に入って駒澤大との点の取り合いに敗れた。今後も高さの不利をどう克服するかが注目となる。

111006kanagawa.jpg この3チームに次ぐ位置にいるのが7勝5敗の駒澤大。3部からの昇格組ながら、1順目で白鴎大、2順目で中央大に勝つなど存在感を発揮している。上位校には敗れたが下位からの取りこぼしは無く、3・4年生がチームの中心とあって安定感もある。またランキングトップの#7馬場(3年・PF)を始め得点能力が非常に高く、平均85.7得点は中央大の87.8得点に次ぐ攻撃力だ。後半も虎視眈々と上位進出を狙ってくるだろう。6勝6敗の神奈川大は、スコアラー#7古橋(2年・F)が第2週での怪我もあって本調子でないままの戦いとなったが、国士舘大とほぼ同等の平均69.8失点という高いディフェンス力でカバーしてきた。しかし2順目に入って白鴎大・日本体育大・国士舘大といった上位チームと当たり、手痛い3連敗。勝敗をタイに戻し、一歩遅れを取る結果となった。

 これら中位のチームは実力が非常に拮抗していて、まだ上位3枠にどのチームが入るか予想はし難い。「混戦の中であとは気持ちの勝負だと思う」(神奈川大#9大山)と多くの選手がメンタル面の重要性を語るように、実力差がない分いかに気持ちで相手を上回り、コートで自分たちのスタイルを出せるかが重要になってくるだろう。またこれまでの対戦と同様に、留学生センターの存在も今後勝敗の大きな鍵を握りそうだ。国士舘大は#13曹(3年・C)、白鴎大は#30アビブ(3年・C)を大黒柱とした上で、周りも思い切りの良いプレーを見せた。逆に中央大・駒澤大・神奈川大は高さで劣る分、チームディフェンスや上手い連携がより必要になってくるだろう。入れ替え戦、インカレへの切符が手に入る上位3枠を懸けて、白熱した争いは必至だ。


下位は依然として苦しい戦いが続く
111014housei.jpg 負けが先行しているのは5勝7敗の関東学院大、4勝8敗の順天堂大、3勝9敗の東京成徳大、そして1勝11敗の法政大だ。関東学院大は、リーグを3連勝でスタートさせたものの、#30村田(2年・PF)ら主力の怪我から負けが込んだ。選手の奮闘は見られるが、苦しい戦いが続いている。第6週で東京成徳大に逆転勝利したことを弾みに、チームの調子も上げていきたい。順天堂大は4勝8敗で8位だが、リーグ前半も中央大から勝ち星を上げ、神奈川大や国士舘大とも5点差以内の惜敗と、上位校とも十分渡り合える強さは見せている。息の合った連係で2順目には関東学院大に大勝するなど、明るい兆しもある。あとは1年生が交代で担うPGの安定と、接戦を勝ち切る力が欲しい。また、3部からの昇格組である東京成徳大は、なかなか勝ち星を上げられずに3勝。しかし一桁の点差での敗戦が4試合と、惜しい試合も多い。チーム全体の3P成功数は白鴎大に次ぐリーグ2位で、勢いに乗った時は上位チームとも互角に渡り合う強さを見せる。終盤巻き返せるか。

 そして今最も苦しい状態にあるのがここまで1勝の法政大。第1週で駒澤大・東京成徳大という3部からの昇格組相手に連敗スタートとなると、第2週からは怪我でエース#11長谷川(4年・G)が離脱。その後も関東学院大戦・駒澤大戦と延長戦を二度経験しながらも、なお勝ち星が挙げられない悪夢が続いた。法政大は、高さで劣る部分が留学生選手の多い2部でより顕著に表れた。インサイドのディフェンスによるファウルが顕著で、一試合平均20.3ファウルは2部のチームの中で際立って多い数字だ。そこでリズムを崩し、決まるシュートも決まらず決定力に欠いた。しかし、第5週で#11長谷川、#0高田(2年・G)が復帰すると、第6週では日本体育大から延長戦の末に大きな一勝を挙げた。昨年も法政大は、リーグ後半で気持ちを切り替えてから調子を徐々に上げていった。インカレへの道は消えたが、後半は挑戦者として立ち向かいここからの挽回に期待したい。

 リーグは残り3週となり、入れ替え戦・インカレを懸けた負けられない戦いもいよいよ大詰めだ。上位3枠をめぐる争いも見逃せないが、下位も迫りくる3部との入れ替え戦への危機感が試合をより白熱したものにするだろう。終盤戦も注目だ。

写真:初勝利は首位の日体大からのものとなった法政大。これをはずみにしていきたい。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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