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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.24 (Sat)

【2011リーグ2部】9/24レポート

首位の日体大は好調の駒澤大を振り切る
法政大はあとわずかが届かず無念の敗戦


 混迷の2部も次第に勝敗の差が出始めているが、いまだ混沌とした戦いが毎週続いている。日体大はこの日首位を堅持、白鴎大も2敗を守った。3位圏内を目指す神奈川大対中央大は、中央大が勝利して踏みとどまり、国士舘大も勝って4勝。中央大、関東学院大、神奈川大、国士舘大が並び3位以下はまだどのようにも転びそうだ。もちろん上位とて安泰ではない今年の2部は、まだまだ目が離せない。


【注目の対決は高さで勝った日体大の勝利】
110925SYU_20110925080730.jpg 2部首位を走る日本体育大は今期昇格組ながら、次々上位を崩している駒澤大との対戦となった。1Qは互いに点を取り合い、2Qになると勢いのある駒澤大の良さが出た。日体大も得点を決めてはいるが、乗った時の駒澤大はシュートが落ちない。ディフェンスリバウンドにもよく絡んで#7馬場(3年・PF)が内外から、#6北(4年・SG)が3Pで貢献すると#5成瀬(4年・PF)が速攻に走るなど、バランスよく加点していく。日体大は#21熊谷(3年・F)や#11北川(2年・F)のシュートで応戦するが、駒澤大のシュートが全くといっていいほど落ちず、前半は42-51で駒澤大リードとなった。

 このまま押したい駒澤大だが、3Qに流れが変わる。前半あれだけ好調だったシュートが次第に落ち始めると、高さ負けが如実になってくる。ルーズボールのリバウンドをモノにしていた前半と異なり、日体大の#12周(1年・C・大分明豊)が高さを活かしてリバウンドを取り始めると、駒澤大は苦しくなった。アウトサイドが決まらなくなり、リバウンドを日体大に奪われて一気に追い上げから逆転される形となってしまう。3Q終了時には71-58と日体大が立場を逆転。駒澤大はそれでも4Qに#6北が2本の3Pを決めるなどして追いすがり、最後は3点を追う形となるが、日体大は簡単に逆転はさせず83-80で勝利。首位を守った。

 駒澤大はシュートの上手な選手が多く、選手の役割バランスもいい。乗せるとその勢いは上位を十分に脅かすことができる。しかし高さがない分、流れが停滞した時にどう戦うかは課題だ。それでもここまで見事な戦いぶりを見せており、後半戦にも期待したい。日体大は高さ、早さ等2部の中でもバランスよく充実している。まだ油断はできないが、混戦の2部で首位を守っている事実は大きく、入れ替え戦に向けて今後も注目だ。

写真:周率はまだブレーの幅は限られているが、リバウンドを取ることでチームに大きく貢献している。

日本体育大:6勝1敗
駒澤大:3勝4敗

【関東学院大が延長を制し、あとわずかで法政大が涙を飲む】
110924taniguchi.jpg この日一番の接戦になったのは法政大関東学院大。互いの勝利にかける執念が、今シーズンの2部リーグ初となるオーバータイムの熱戦となった。スタートに成功したのは開幕6連敗中の法政大。#21加藤(3年・CF)が積極的にゴール下で得点を重ね、#24神津(4年・F)はミドルシュートを沈めていく。関東学院大は大黒柱の#1エリマン(1年・C)が#41谷口(4年・PF)の好ディフェンスを前に、なかなか自由な動きをさせてもらえない。法政大は、谷口が2ファールとなってベンチに下がるものの、交代出場の#6陳(4年・F)もエリマン相手に引かず、1Qは5点のリードを奪う。対する関東学院大はエリマンで加点出来ない代わりに、#13尾野(3年・SF)が内外で得点を重ねてリードを徐々に詰める。そして#32前田(4年・SF)のレイアップで逆転に成功。さらには#1エリマンのポストプレイも徐々に決まり始め、このまま関東学院大がリードを保つかと思われた。

 しかし、この日の法政大はベンチメンバーを含めた選手の表情から集中力が伝わってきた。コートに戻った#41谷口は必死のディフェンスでエリマンのシュートをブロック。3Qにはメインガードの#0高田(2年・G)が負傷退場するものの、代わって入った#32明田(2年・PG)が高田と遜色ない活躍を見せる。4Q開始早々に#13三角(2年・F)のゴール下で50―50と、ゲームを振り出しに戻してみせた。もちろん関東学院大もこれに呑み込まれず、ファールで得たフリースローを確実に決めて応戦していく。

 試合は法政大が2点ビハインドの試合時間残り20秒、#21加藤のミドルシュートで同点とし、オーバータイムへ。法政大は既に4ファールの#41谷口が#1エリマンをかいくぐってペイントエリアで得点を重ね、初勝利への執念を見せる。だが、勝利の女神が微笑んだのは関東学院大。残り35秒で、皮肉にも奮闘する#41谷口から#1エリマンがバスカンを獲得。もちろんこのプレーで谷口はファールアウト。ワンスローも決められると、もう法政大に追いつくだけの力は残されていなかった。法政大は72―76と関東学院大に4点及ばず、今日も初勝利を逃した。

 法政大はこれで屈辱の7連敗となったが、今日はあと一歩で勝利を手に出来たゲームだった。試合前にアップを行う選手の表情も明るく、ゲームの切れ間にはコート上の5人が頻繁に集まってプレーの確認を行っていた。リーグ戦序盤はあまり見られなかった光景だけに、負けが込む中でもチーム状態が上向いていることを感じさせる。これまでなら#41谷口のファールがかさみ、#0高田が負傷交代した時点で、ずるずると離される展開になったはずだ。今日の試合で見せた粘りをきっかけに、明日の初勝利を目指して欲しい。

写真:エリマンのシュートブロックに行く谷口。高さでは10cm近くの差がある。

関東学院大:4勝3敗
法政大:0勝7敗


 同率対決の国士舘大順天堂大は、前半からじわじわ引き離した国士舘大が4Qに追い上げを食らうも逃げきり勝利を決めた。前半終了時に8点のリードを奪った国士舘大だが、3Qには順天堂大#7飯田(3年・F)の3Pなどで追い上げられる。しかし4Q、一時は同点にまで追いついたものの、勝負どころで順天堂大はフリースローを4本続けて落とす弱さも出て77-73でタイムアップ。国士舘大が1歩リードを奪った。

国士舘大:4勝3敗/順天堂大:3勝4敗


 白鴎大東京成徳大は、序盤から白鴎大のペースとなった。#30アビブ(3年・C)がゴール下を制し、#65高橋(4年・PG)は高確率での3Pを連続して決めていく。東京成徳大は左膝にサポーターをつけた#77田中(4年・F)を後半から出場させるが、ベンチメンバー中心となった相手にも点差を詰めることが出来ない。結局89―56の大差で白鴎大が勝利。明日の日本体育大との上位対決に向け、内容の伴ったゲームとなった。

白鴎大:5勝2敗/東京成徳大:2勝5敗


 この日最後のカードは中央大神奈川大。2Q終わって16点リードの中央大が早々に試合を決したかに見えたが、神奈川大が3Qに猛ラッシュ。エース#7古橋(2年・F)の得点はもちろん、#8五十嵐(4年・F)も速攻でバスカンを獲得し、点差を3点にまで詰める。だが、最後は3年生カルテット擁する中央大が地力で勝った。最終スコアは96-81と結局15点差がついた。

 ライバルの日本体育大や白鴎大が先を走る状況となり、中央大にはもう取りこぼしは許されない。「2部は留学生がいて、体の当たりも違うし、ジャッジにも違いを感じる。まだその違いに対応出来ていない」と話すのは中央大#11入戸野(3年・G)。1部に在籍したチームが降格して2部を戦うとき、多くは1部とのこうした「違い」に戸惑いを見せる。本来であれば、所属リーグの違いだけで差があってはいけないのだが、ある程度の違いは仕方がないものとした上でアジャストを試みるのも、チームが勝っていくためには必要なことかもしれない。中央大としては早く2部の環境に慣れ、明日以降も順調に勝ち星を重ねていきたいところだ。

中央大:4勝3敗/神奈川大:3勝4敗
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