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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.17 (Sat)

【2011リーグ2部】~各主将に聞くチームの見所~vol.2

2部で頭角を現すのはどのチームか
後半5チームを紹介


110903kokushikan.jpg 2週目で早くも全勝のチームが姿を消すなど、ここ数年で稀に見る混戦状態にある2部。中央大・関東学院大・日本体育大が3勝1敗でトップを争い、3部から昇格したばかりの駒澤大・東京成徳大を含む5チームがその後に続くなど、力は非常に拮抗している。今年から土日で対戦相手が変わる方式になったこともあって、まだまだ先の展開が読めない状況が続くことが予想される。まだ序盤戦であり、先は読めない2部。残りの5チームの情報を掲載する。

 各チームのキャプテンに以下の5項目について聞いた。

1・夏の間の練習について
2・春と比べて成長したところ
3・現時点での課題
4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み

※Vol.2は法政大・関東学院大・神奈川大・国士舘大・順天堂大を掲載します。
中央大・白鴎大・日本体育大・駒澤大・東京成徳大はVol.1をご覧ください。

~各主将に聞くチームの見所~Vol.1

写真:各チームのにぎやかな応援も見所あり。写真は国士舘大の応援席。

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【法政大】
「一人ひとりが高い意識を持って戦う」
(#7崎濱成矢・法政大主将)
110903sakihama.jpg 昨年は1部リーグで全敗、2部降格となってしまった法政大。そしてこのリーグ戦でも4連敗と出だしでつまずき、「どこか歯車が噛み合ってない部分がある」#7崎濱も言う。だが、リーグ戦はまだ2週目を終えたばかり。ここから巻き返すことも十分可能であり、選手たちもそれを分かって気持ちを切らさず戦っている。「今までの法政とは意識が変わってきた」という法政大の戦いは、今後も目が離せないだろう。
 今年の夏は富山合宿などで例年以上の走り込みやキツイ練習をしてきた。高さはないものの、平面バスケットでチームとしてやるべきことははっきりしている。その力が発揮出来れば、勝ち星も上げていけるはずだ。

1・夏の間の練習について
「自分たちは上背がないので、やっぱり速め速めの展開にしていこうということで、3メンだったり、5対5でもなるべく速く攻めることを意識してやってきました。毎年合宿に行ってるんですが、今年は自分が4年間大学にいて断トツでキツい練習でしたね。走り込んだなと自覚しています」

2・春と比べて成長したところ
「走ることの意識がついたことと、全体的にみんなの意識が変わったってことですかね。今年のチームを見てれば、今までの法政のバスケットに対する意識とは少しずつ変わってきていると感じる人も多いんじゃないかと思います。自分自身でもそう感じますね」

3・現時点での課題
「去年の1部降格からみんなで1部に復帰したいという目標を持ってやってきたんですが、出だしでつまづいて4連敗ということになってしまいました。しっかり準備してきたつもりだったんですけど、何かおかしなところというか、歯車が噛み合ってない部分があるんだと思います。でもディフェンスもオフェンスもやる事は明確になっているので、あとは本番に向けてその精度を上げきれていなかったのが歯車の噛み合わない原因だと思っています。新チームになってからオフェンスもディフェンスもやることはずっと変わってないので、それを信じてその精度を上げるしかないですね。まだリーグ戦は前半戦の最初なので、開き直って切り替えてやるしかないと思います」

4・自分のチームの“ここを見て欲しい!”
「学生バスケは4年生中心だと言われていますが、自分はチーム一人ひとりが頑張らないと、4年生がどう頑張っても意味がないというか、結果は出てこないと思っています。ベンチに入ってない人も含めて、チーム全員一人ひとりが高い意識を持って試合に出る準備をして、それを支えてあげるのが4年生だと思いますね。そういう一人ひとりが頑張るところを見てもらいたいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「まだ始まったばかりなので、しっかり結果を残したいと思います。1部復帰という目標も、たぶん今日の試合(※2週目第2戦)が終わって誰一人諦めてないと思います。それに向かって練習頑張っていくしかないですね」


【関東学院大】
「去年とは違うチームスタイルを見て欲しい」
(#28河野誠司・関東学院大主将)
110904kouno.jpg 昨年7年ぶりのインカレ出場で一気にベスト4という大躍進を成し遂げた関東学院大。しかしその原動力となったパプ、原田という2人の4年生が抜けたことで、チームも転換期を迎えている。特に昨年は主将のパプが並外れたリーダーシップを発揮し、周りもそれについて行く形だったが今年はそうはいかない。彼らの穴をどう埋めていくかは、これから確立していく必要がある。しかしインカレでの経験は決して小さなものではなく、#32前田(4年・SF)、#30村田(2年・PF)などタレントは豊富。パプと入れ違いに入学したセネガル人留学生の#1エリマン(1年・C・延岡学園)や、#33前川(1年・SG・京北)などのルーキーも、これからの成長が期待できる選手たちだ。今後チームがどこまで伸びるか注目したい。

1・夏の間の練習について
「パプがいなくなって、“ここ”って時に攻めれるところが一つ減ったので、今年は走ることを意識して練習してきました。ブレイクを意識して、結構走ってきましたね。合宿は大阪に行きました。練習試合ではプロともやったので、当たりの強さや勝負所でのプレーは勉強になりましたね。そこで走り負けないことを意識して戦えたのは、合宿の大きな成果だったと思います」

2・春と比べて成長したところ
「やっぱりチーム力ですかね。春は全然まとまってないというか、すごくバラバラで、少し不安だったんですけど、夏の合宿を終えてチームが一つになったかなと思います。今後のリーグ戦の中でも、もっともっとチーム力を高めたいです」

3・現時点での課題
「チームディフェンスです。もっと追求しないと勝てないと思っています。去年もチームディフェンスが崩れたから入れ替え戦で負けたと思うので、そこは意識してみんなで頑張りたいと思います」

4・自分のチームの“ここを見て欲しい!”
「去年と違うチームスタイルを見て欲しいです。外国人だけと思われないようなチームを作りたいと思ってやってきているので、ぜひ周りの選手に注目してもらいたいですね。周りの選手も去年よりすごく積極的になって良い感じだし、下級生も頼れる存在になってきています。足りないところは上級生が補って、チームで戦っていきたいですね」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「今までチームを引っ張ってくれたパプが抜けて、次は自分が引っ張らなきゃいけないというプレッシャーも少しありますが、自分のできることを頑張りたいと思いますね。チームが沈んだ時や流れが悪い時に、自分がどれだけ声を掛けて、流れを引き戻せるかということをキャプテンとして意識しながらやっています。一戦一戦みんなで盛り上げて、見てる人も応援したくなるようなチームを作りたいです」


【神奈川大】
「我慢するべき時間帯で我慢できるように」
(#6高野 敦・神奈川大学主将)
110917TAKANO.jpg トーナメントでは日本大に1点差、新人戦では明治大に延長戦の末敗退と、春は接戦に涙を飲んできた神奈川大。幸嶋監督も「接戦で負けるのはメンタリティが弱いから」と、実力があっても勝ちきれない精神的弱さを課題に挙げた。しかし北海道合宿など夏の厳しい練習を乗り越え、神奈川大もよりタフなチームに生まれ変わってきている。リーグ戦ではその力を発揮してほしい。
 #9大山(4年・G)、#8五十嵐(4年・F)といった経験豊富な上級生に加え、勝負強いシュートを決める#7古橋(2年・F)、シックスマンながら高い得点能力を発揮している#21増子(3年・G)など主力の能力は高い。チームカラーでもある“全員で頑張るディフェンス”も健在だ。昨年はリーグ戦4位と、入れ替え戦まであと一歩のところまでは登り詰めた。今年はさらに上まで駆け上がりたい。

1・夏の間の練習について
「8月はあたまから2週間くらい北海道に遠征に行って、そこでかなりきつい練習をしてきました。合宿後半は札幌大とか色んなチームと練習試合をして、最後の2日間はレバンガ北海道(JBL)さんと試合をさせてもらったんです。それはすごく良い経験になりましたね。帰ってきてからは練習試合を結構やって、最後の1週間は普通の練習でリーグ戦に向けて調整してきた感じです。練習試合で上手くいかなかったことを最後の1週間で確認して修正できたのは良かったと思います。あとはリーグ戦直前に、チームの士気をもっと上げていかなきゃなと思ったので、4年生で集まったりしてこのリーグに臨みました」

2・春と比べて成長したところ
「春はトーナメントと新人戦で接戦を落として、それは監督からも何度も言われてきました。今回こそはという気持ちで夏を過ごしてきて、成長した部分は大きいと思います。春より3年生以下も少しずつ声が出るようになったし、苦しい時間帯でも下を向く選手がいなくなりました。我慢するべき時間帯で我慢できるようになったのは成長した点だと思います」

3・現時点での課題
「リーグ戦初戦から見えてきた課題は、フリースローとか、取るべきところで点が取れなかったことですね。そこは改善していこうと思います」

4・自分のチームの“ここを見て欲しい!”
「うちは昔から全員でディフェンスを頑張って、我慢して我慢して戦うチームなので、そういうところを見てもらいたいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「トーナメント、新人戦と惜しいところで逃してきたので、今度こそ勝って1部昇格とインカレ出場を掴みたいと思います。チームで一致団結して頑張ります」


【国士舘大】
「応援が盛り上げてくれるから、やりがいも生まれる」
(#4西片 翼・国士舘大主将)
110904nishikata.jpg 開幕3連敗とつまづいたが、駒澤大に競り勝ち1勝目を上げた国士館大。どこかのQで必ず勢いに乗る爆発力と「どこのチームにも競れる」(#4西片)というチームカラーは、今後の立て直し次第でリーグ戦をますますの混戦に持ち込みそうだ。
 昨年のチームから大黒柱の馬隆が卒業したが、「馬隆さんは器用だから外のプレーも多くて、インサイドがいなくなってリバウンドが取れないということが多々あった。でも今年は宇辰(#13曹)が中のプレーがメインの分インサイドがしっかりしていると思うし、華武伊(#9新田)が入ったことも大きい」と、主将の#4西片も去年からの変化を前向きに捉えている。
2008年のインカレを知る最後の学年が4年生となった。2・3年生が主体とは言え、4年生の「インカレに連れて行く」という想いは強い。にぎやかな応援は今年も健在。勢いに乗り、国士舘旋風を巻き起こせるか。

1・夏の間の練習について
「基本的には走ってたと思います。辛かったのは、練習の終わりにあるランメニューですね。時間決めてコート往復って走るんですけど、もう足取れるんじゃないかと…22歳にはキツかったです(苦笑)。あとはディフェンスが出来ないチームだったので、ヘルプとかローテーションのディフェンスは特に練習してきました。ピック&ロールをされても、うちは宇辰(#13曹)とかがまだ足を使えなくて、そこは自分も根気強く言ってきたつもりです。それでもまだ補えていない部分もあるんですけど、みんなでカバーし合って守りたいですね。去年は馬隆さん中心という感じでしたが、今年はあの人が抜けてしまったので、その分みんなで話すことが増えたと思います。今年は下級生も学年関係なく色々意見を言ってくれるし、チームも良い雰囲気で夏は過ごせたと思いますね」

2・春と比べて成長したところ
「ディフェンスですかね。自分たちはトーナメントも新人戦も東海大に負けたんですけど、トーナメントの時は本当にローテーションとかヘルプとか何も出来なくて、ザルのように抜かれて、好きなように外も打たれて、という感じでした。手も足も出ないで負けたようなものですね。でもそこを反省してみんな一生懸命練習してきて、このリーグ戦でもディフェンスを頑張ってブレイクに繋げて流れを掴む場面が多々見られるようになりました。それで勢いに乗って、“国士館タイム”みたいな自分たちの時間帯を作れてるのかなと思います。やっぱり成長したのはディフェンスですね」

3・現時点での課題
「やっぱり出だしですね。第1週の2試合では追い上げましたが、あれだけ追い上げる力があるということは、勢いだけのチームじゃないってことだと思うんです。だからこそこういう負け方はもったいないねってみんなで試合終わってから話しました。入りが対等であれば、もっと楽に戦えたし勝てたはず。でもチームの中心は2・3年生で下級生ですし、若いので修正も出来ると思います。リーグはまだ始まったばかりなので、これから改善していきたいですね」

4・自分のチームの“ここを見て欲しい!”
「応援とか、見てれば楽しんでもらえると思います。あそこまで普通ははっちゃけられないと思うんですよ。恥ずかしい気持ちもあって。でも今日も即興というか、今までそんな応援なかっただろ、みたいな応援始めてたし…みんな思いつきでやっちゃうので(笑)。先生には怒られますけどね。でもみんなちゃんと応援に来てくれる良いやつらなんですよ。応援がああやって盛り上げてくれるから、やりがいが生まれるし、選手も盛り上がれるんだと思います。出てる選手にも松島(#18)とか良いキャラも多いので、チームの雰囲気とか明るいところを見て欲しいですね」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「僕は1・2年の時は怪我してて、手術とリハビリの繰り返しだったんです。それで2年間はずっと応援する立場で、3年生になってやっとベンチに入ることが出来た。そういうのって他のキャプテンとは違うと思うんです。他のチームのキャプテンって、結構1年生の頃からスターだったりずっと試合に出てたりする人が多い中で、他の人が経験してないようなことをしてきてるから、応援してる人の気持ちも分かるし、ベンチの気持ちも分かります。そういう所は自分にしかない良さだと思ってるので、活かしたいですね。出ているのは下級生でも、インカレに連れて行くのは4年生だと思うんです。3年前のインカレ(※2008年インカレ準優勝)を知ってるのは僕らしかいないですから。試合に出ているのは下級生ですけど、下級生もすごく素直なので僕の意見もちゃんと聞いてくれます。だから4年が腐らずにやっていって、何としてもインカレと1部昇格を成し遂げたいですね。あとは個人的にも、今年の2部には新商(新潟商業高校)多いので…長谷川(法政大#11)もそうですし駒澤、神大にもいて。だから負けたくない。何としても勝ちたいです」


【順天堂大】
「4年生としての意地を見せたい」
(#4近藤宏哉・順天堂大主将)
110903kondo.jpg リーグ初戦は2連敗となったが、2週目で中央大・法政大から勝ち星を上げ、2勝2敗にしてきた順天堂大。昨年1部で戦ってきた2チーム相手に勝利したことは、チームにとって大きな弾みとなったことだろう。「ベンチも盛り上げてくれて、一致団結してやれている」と#9大下内(3年・F)が言うように、チームの雰囲気も昨年のリーグ戦に比べて格段に明るくなったようにも見える。ここからの戦いに期待したい。
 大黒柱#10趙明(4年・C)を中心に、#9大下内(3年・F)や#6田代(3年・F)とフォワード陣も充実。主将の#4近藤も、ベンチから出てインサイドで体を張り、泥臭い献身的なプレーでチームを支えるプレーヤーだ。昨年はリーグ8位と沈んだが、今年はチーム一丸となって上位進出を狙う。

1・夏の間の練習について
「夏の始まりに山形にトレーニング合宿に行って、そこで基礎体力などを見つめ直しました。それから8月中盤に関西にいって関西のチームと戦って、その中で自分たちで課題を見つけて、それを少しずつ直しながらこのリーグに臨めたと思います。趙明(#10)がちょっといなかったので、その分全員で動いてオフェンスしたり、ディフェンスから走るスタイルなんかは徹底してきました。趙明を柱としているんですが、彼を40分間コートに出し続けるのは負担になるし今後のリーグ戦も厳しくなると思うんです。だから趙明がいない時に、趙明の代わりに出る自分や他のセンター陣がどれだけ勝負出来るかが鍵になります。そういうところが学べたのは良かったですね」

2・春と比べて成長したところ
「春はオフェンスの組み立て方がなんとなく、って感じだったんですけど、夏で形がはっきりしてきたと思います。趙明がコートにいるとき、いないときでオフェンスでどうするかとかも変わってくるので。あとはディフェンスの部分で、春の大東戦は1歩がつめられなくて外のシュートをかなり決められてしまったので、プレッシャーの部分は意識してやって変わってきたと思います」

3・現時点での課題
「チームの状態はすごく良いと思うので、あとは相手どうこうというよりいかに自分たちのバスケットをしっかりやれるかが課題ですね。得点力のあるチームではないので、あまりハイスコアなゲームにならないようにまずはディフェンスからしっかり守って、相手を抑えながら走れるところで走って、粘って粘って勝つということが出来るようにしたいです。そういう自分たちのバスケットを展開していく事が、チームの力を最大限に発揮することに繋がるんだと思います」

4・自分のチームの“ここを見て欲しい!”
「やっぱり泥臭いプレーだったり必死にルーズボールを追う姿ですね。泥臭い部分を最後まで全員で一生懸命頑張るってところが順天堂らしさだと思うので、そこを見てもらいたいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「今まで自分が経験したリーグの中でもやっぱり今年は思い入れが違いますね。4年生だから、という気持ちはあると思います。でもやっぱり全員で戦おうってことでやってますし、勝ちたいって気持ちはどの学年も一緒です。今年はリーグの前からみんなで意見を出し合ってぶつかってやってきたので、チームとして戦いたいって気持ちが強いですね。今まで下との入れ替え戦を経験しているので、今年は勝ち星を伸ばして上との入れ替え戦を目指したいと思います。去年の入れ替え戦で先輩が見せてくれたような、4年生としての意地みたいなものを今年も引き継いで見せていきたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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