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2011.09.11 (Sun)
【2011リーグ2部】9/11レポート
2週目にして全勝チームが消えた2部
混戦の様相を呈す
第2週、2部から全勝チームが消えた。
関東学院大は白鴎大に、日本体育大は中央大に、中央大はここまで勝ち星がなかった順天堂大に敗北。これで全チームに黒星がつき、混戦の様相を呈す。
「今年は力の差がない」
様々な選手からこうした声が聞かれ、今年の2部は昨年以上に1戦1戦の集中力が問われ、また試合中にどれだけ我慢できるかの重要性を肌で感じているコメントが出てきている。拮抗しているからこそ、どのチームにもチャンスはある。それと同時に、1敗が重くのしかかるということも忘れてはならない。
今後、どのチームが勝ち星を伸ばしていくのか。全く先が読めない2部から目が離せない。
写真:全員バスケットで勝ち星を掴んだ白鴎大。試合前のハドルは気合十分だった。
【粘る駒澤大を振り切り、国士舘大が初勝利!】
1Q、駒澤大はファウルラッシュとなって次々と笛を吹かれ、あっという間にチームファウル5。国士舘大にフリースローを与えてしまう。国士舘大にとってはチャンスの時間帯となったが、もらったフリースローを全員が決めきれない。悪い流れは2Qに入っても続き、駒澤大に連続でパスカットを許し、そのまま5分間無得点。その間に駒澤大は、#7馬場(3年・PF)や#17槇坂(3年・F)のシュートで得点を重ね、逆転に成功する。残り5分、国士舘大はベンチに下がっていた#11平田(3年・G)をコートへ戻すと、流れが変わる。これまでシュートさえ打てていなかった状況で、平田が半ば強引にゴール下まで切れ込んだ。シュートは外れたが、これを皮切りに国士舘大は#14板垣(3年・G)、#17高橋(2年・F)のシュートが決まり出し、駒澤大を逆転。36-34の2点リードで前半を終える。
後半は一進一退の攻防が続くが、駒澤大は国士舘大#13曹(3年・C)の高さに阻まれ、徐々にシュート成功率が落ちていく。また、セカンドチャンスを曹に奪われ、得点に伸び悩む。それでも、#5成田(4年・PF)や#14鈴木(3年・SG)が内外角で粘りを見せ、試合終盤まで接戦に持ち込む。残り18.4秒、国士舘大が2点リードで駒澤大のタイムアウト。ハーフスローインから逆転のチャンスを掴みたい駒澤大だが、パスが通らず万事休す。そのまま国士舘大がリーグ戦初勝利をあげた。
<国士舘大・平田選手のコメント>
「インサイドはミスマッチだったので、後半はそこがうまく機能したと思います。高橋(#17)や板垣(#14)は今まであまり試合に出ていなかったので、そういう選手が活躍するのはうれしいです。先週2連敗して、正直どうなるかと思っていました。でも、今日勝ったことで自信がつきました。今年の2部は力の差はないと思っています。最後は気持ちのぶつかり合いだと思うので、これからも気持ちでは負けないようにしたいです」
写真:国士舘大に流れを呼び込んだ#17高橋。
駒澤大学:2勝2敗 / 国士舘大学:1勝3敗
【#9大下内の活躍が光り、順天堂大が逆転勝利を飾る】
開始6分で13-2と最悪のスタートとなってしまった順天堂大。だが、タイムアウト後は#18小薗井(1年・G・美濃加茂)、#6田代(3年・F)のジャンプシュートで徐々にリズムを掴んでいく。2Q、決定力に欠ける法政大に対し、順天堂大は残り3分27秒、#6田代の速攻で28-25の3点差とする。そのまま逆転したいところだが、法政大は#6陳(4年・F)のゴール下、#24神津(4年・F)の3Pなどで押し戻し、37-31で前半を終える。
後半、順天堂大は開始3分半で39-39と同点に持ち込む。しかし、法政大は#24神津のジャンプシュートで再びリードを奪うと、堅いディフェンスでミスを誘い、そのまま12点を開く。順天堂大はタイムアウトで立て直しを図り、#10趙(4年・C)のプレーで1点差まで追い上げる。4Q、法政大#41谷口(4年・PF)、#6陳のインサイド陣が次々とファウルトラブルに陥る中、順天堂大は#9大下内(3年・F)の活躍が光る。ゴール下でバスケットカウントを奪ったかと思えば、#6田代に鮮やかなアシストを送るなど、攻守で要となる。また、体を張ったプレーでリバウンドを増産。法政大に流れを掴ませない。点差は徐々に広がっていき、残り1分で点差は7。法政大はファウルゲームを仕掛けるが、順天堂大はもらったフリースローを全て沈め、中央大戦に引き続き勝利を飾った。
<順天堂大・大下内選手のコメント>
「今日は、自分のところにこぼれ球が落ちてきたりしてラッキーだったと思います。でも、それを勝ちに繋げることができて良かったです。1週目に連敗した後、最初に戻ってがむしゃらにやった結果、中央に競り勝つことができました。それをこの試合でも出すことができたと思います。今はベンチも盛り上げてくれて、一致団結してやれています。今週勝たないと次に繋げられなかったので、連勝できて自信になりました。本当に1部に行きたいと思っているので、来週も頑張ります!」
写真:順天堂大の追い上げをことごとく断ち切ったのは法政大#24神津。勝利に結びつかなかったのが悔しい。
順天堂大学:2勝2敗 / 法政大学:0勝4敗
東京成徳大対神奈川大は、序盤から東京成徳大が勢いのあるプレーで神奈川大を圧倒した。2Q序盤は東京成徳大が3Pラッシュで一気に10点を開く。それでも神奈川大は#7古橋(2年・F)、#9大山(4年・G)らが落ち着いてプレーし、10点以上の点差はつけさせない。後半に入り、神奈川大は#8五十嵐(4年・F)、#21益子(3年・G)のアグレッシブなプレーで3Q終了時には逆転に成功。神奈川大の積極的なプレーに焦りを隠しきれない東京成徳大だが、4Qに入ると#77田中(4年・F)、#37松本(4年・PF)のオフェンスリバウンドが光り、残り6分21秒で再びリードを奪う。その後は神奈川大を24秒オーバータイムに追い込み、ディフェンスでもリズムを掴む。何とか食らいついていきたい神奈川大だが、終盤にかけてはミスが増え、オフェンスも単発に。そんな神奈川大を尻目に東京成徳大は、終始安定したプレーで試合終了のブザーを待った。
神奈川大学:2勝2敗 / 東京成徳大学:2勝2敗
白鴎大対関東学院大は、白鴎大が全員バスケットで全勝の関東学院大から白星をあげた。中でも、#30アビブ(3年・C)は攻守で要となった。この日は26点16リバウンドとダブルダブルの活躍を見せ、勝利に大きく貢献。関東学院大#1エリマン(1年・C・延岡学園)とのマッチアップについては、「相手は1年生だから、絶対に負けたくないと思った」という言葉通り、力強いプレーで存在感を見せつけた。関東学院大は勢いに乗るアビブ、#10田中(2年・G)らアウトサイド陣を止めようと様々な策を投じるも、好転の材料とはならなかった。ゲーム序盤に開けられた点差を詰めることができぬまま試合終了となり、初黒星を喫した。
<白鴎大・アビブ選手のコメント>
「今日は自分も、チームも持っているものを全て出せたと思います。これからも負けられないから、100%の力を出していきたいです。今年は、相手は気にせず自分のバスケットをするだけだと思っています。相手には合わせない。自分のバスケットをしたいです」
関東学院大学:3勝1敗 / 白鴎大学:2勝2敗
中央大対日本体育大は、終始中央大ペースで試合が進んだ。序盤から主導権を握った中央大は、ルーキー#31流田(1年・G・東山)の活躍、#14渡邉(3年・SG)の3P6本を含む21得点が光った。対する日本体育大は、#23横江(4年・G)、#11北川(2年・F)以外の得点が伸びず、苦しい展開となった。横江が中央大ディフェンスを割ってシュートを決める等、何度か反撃の機会を伺うが、中央大も堅い守りで得点を許さなかった。ここまで無敗だった日本体育大にも1敗がついた瞬間、2部から全勝チームが消えた。
日本体育大学:3勝1敗 / 中央大学:3勝1敗
※2部のレポートは不定期で掲載します。
混戦の様相を呈す

関東学院大は白鴎大に、日本体育大は中央大に、中央大はここまで勝ち星がなかった順天堂大に敗北。これで全チームに黒星がつき、混戦の様相を呈す。
「今年は力の差がない」
様々な選手からこうした声が聞かれ、今年の2部は昨年以上に1戦1戦の集中力が問われ、また試合中にどれだけ我慢できるかの重要性を肌で感じているコメントが出てきている。拮抗しているからこそ、どのチームにもチャンスはある。それと同時に、1敗が重くのしかかるということも忘れてはならない。
今後、どのチームが勝ち星を伸ばしていくのか。全く先が読めない2部から目が離せない。
写真:全員バスケットで勝ち星を掴んだ白鴎大。試合前のハドルは気合十分だった。
【粘る駒澤大を振り切り、国士舘大が初勝利!】

後半は一進一退の攻防が続くが、駒澤大は国士舘大#13曹(3年・C)の高さに阻まれ、徐々にシュート成功率が落ちていく。また、セカンドチャンスを曹に奪われ、得点に伸び悩む。それでも、#5成田(4年・PF)や#14鈴木(3年・SG)が内外角で粘りを見せ、試合終盤まで接戦に持ち込む。残り18.4秒、国士舘大が2点リードで駒澤大のタイムアウト。ハーフスローインから逆転のチャンスを掴みたい駒澤大だが、パスが通らず万事休す。そのまま国士舘大がリーグ戦初勝利をあげた。
<国士舘大・平田選手のコメント>
「インサイドはミスマッチだったので、後半はそこがうまく機能したと思います。高橋(#17)や板垣(#14)は今まであまり試合に出ていなかったので、そういう選手が活躍するのはうれしいです。先週2連敗して、正直どうなるかと思っていました。でも、今日勝ったことで自信がつきました。今年の2部は力の差はないと思っています。最後は気持ちのぶつかり合いだと思うので、これからも気持ちでは負けないようにしたいです」
写真:国士舘大に流れを呼び込んだ#17高橋。
駒澤大学:2勝2敗 / 国士舘大学:1勝3敗
【#9大下内の活躍が光り、順天堂大が逆転勝利を飾る】

後半、順天堂大は開始3分半で39-39と同点に持ち込む。しかし、法政大は#24神津のジャンプシュートで再びリードを奪うと、堅いディフェンスでミスを誘い、そのまま12点を開く。順天堂大はタイムアウトで立て直しを図り、#10趙(4年・C)のプレーで1点差まで追い上げる。4Q、法政大#41谷口(4年・PF)、#6陳のインサイド陣が次々とファウルトラブルに陥る中、順天堂大は#9大下内(3年・F)の活躍が光る。ゴール下でバスケットカウントを奪ったかと思えば、#6田代に鮮やかなアシストを送るなど、攻守で要となる。また、体を張ったプレーでリバウンドを増産。法政大に流れを掴ませない。点差は徐々に広がっていき、残り1分で点差は7。法政大はファウルゲームを仕掛けるが、順天堂大はもらったフリースローを全て沈め、中央大戦に引き続き勝利を飾った。
<順天堂大・大下内選手のコメント>
「今日は、自分のところにこぼれ球が落ちてきたりしてラッキーだったと思います。でも、それを勝ちに繋げることができて良かったです。1週目に連敗した後、最初に戻ってがむしゃらにやった結果、中央に競り勝つことができました。それをこの試合でも出すことができたと思います。今はベンチも盛り上げてくれて、一致団結してやれています。今週勝たないと次に繋げられなかったので、連勝できて自信になりました。本当に1部に行きたいと思っているので、来週も頑張ります!」
写真:順天堂大の追い上げをことごとく断ち切ったのは法政大#24神津。勝利に結びつかなかったのが悔しい。
順天堂大学:2勝2敗 / 法政大学:0勝4敗
東京成徳大対神奈川大は、序盤から東京成徳大が勢いのあるプレーで神奈川大を圧倒した。2Q序盤は東京成徳大が3Pラッシュで一気に10点を開く。それでも神奈川大は#7古橋(2年・F)、#9大山(4年・G)らが落ち着いてプレーし、10点以上の点差はつけさせない。後半に入り、神奈川大は#8五十嵐(4年・F)、#21益子(3年・G)のアグレッシブなプレーで3Q終了時には逆転に成功。神奈川大の積極的なプレーに焦りを隠しきれない東京成徳大だが、4Qに入ると#77田中(4年・F)、#37松本(4年・PF)のオフェンスリバウンドが光り、残り6分21秒で再びリードを奪う。その後は神奈川大を24秒オーバータイムに追い込み、ディフェンスでもリズムを掴む。何とか食らいついていきたい神奈川大だが、終盤にかけてはミスが増え、オフェンスも単発に。そんな神奈川大を尻目に東京成徳大は、終始安定したプレーで試合終了のブザーを待った。
神奈川大学:2勝2敗 / 東京成徳大学:2勝2敗
白鴎大対関東学院大は、白鴎大が全員バスケットで全勝の関東学院大から白星をあげた。中でも、#30アビブ(3年・C)は攻守で要となった。この日は26点16リバウンドとダブルダブルの活躍を見せ、勝利に大きく貢献。関東学院大#1エリマン(1年・C・延岡学園)とのマッチアップについては、「相手は1年生だから、絶対に負けたくないと思った」という言葉通り、力強いプレーで存在感を見せつけた。関東学院大は勢いに乗るアビブ、#10田中(2年・G)らアウトサイド陣を止めようと様々な策を投じるも、好転の材料とはならなかった。ゲーム序盤に開けられた点差を詰めることができぬまま試合終了となり、初黒星を喫した。
<白鴎大・アビブ選手のコメント>
「今日は自分も、チームも持っているものを全て出せたと思います。これからも負けられないから、100%の力を出していきたいです。今年は、相手は気にせず自分のバスケットをするだけだと思っています。相手には合わせない。自分のバスケットをしたいです」
関東学院大学:3勝1敗 / 白鴎大学:2勝2敗
中央大対日本体育大は、終始中央大ペースで試合が進んだ。序盤から主導権を握った中央大は、ルーキー#31流田(1年・G・東山)の活躍、#14渡邉(3年・SG)の3P6本を含む21得点が光った。対する日本体育大は、#23横江(4年・G)、#11北川(2年・F)以外の得点が伸びず、苦しい展開となった。横江が中央大ディフェンスを割ってシュートを決める等、何度か反撃の機会を伺うが、中央大も堅い守りで得点を許さなかった。ここまで無敗だった日本体育大にも1敗がついた瞬間、2部から全勝チームが消えた。
日本体育大学:3勝1敗 / 中央大学:3勝1敗
※2部のレポートは不定期で掲載します。
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