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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.04 (Sun)

【2011リーグ2部】9/4レポート

開幕週の連勝は中央大・関東学院大・日本体育大
法政大は2敗スタートで2部リーグは読めず


110904seitoku.jpg 2部リーグ2日目にして、既にリーグ戦は読めない展開が始まろうとしている。長い強化の末にようやく力がついてきている神奈川大は初戦で白鴎大に競り勝ったものの、2日目は日体大に敗戦、法政大は3部からの昇格組にまさかの2連敗を喫するなど、簡単に予測ができない勝負が続いた。日体大は復活の兆しを見せつつあり、開幕2連勝。関東学院大も初週は連勝で終え、主力の成長してきた中央大も取りこぼしはない。しかしこの先の戦いがどうなるか、次週以降も目の離せない状態が続きそうだ。

写真:勝利に沸いた東京成徳大の応援席。


【2Q以降突き放した白鴎大が100点ゲームで快勝】
110904chou.jpg 1Qは勢いに乗った順天堂大が主導権を握る時間帯も多かったが、その後白鴎大が盛り返して快勝した。#71大野(3年・C)のゴール下シュート、#5柳川(2年・F)の3Pで0-5とまずは白鴎大が先制。しかしターンオーバーからの速攻で#9大下内(3年・F)が速攻を決めると、そこから順天堂大が勢いに乗る。#9大下内が白鴎大#30アビブ(3年・C)を上手くかわしてスクープショットを決め、続いて#10趙(4年・C)も果敢に1on1を仕掛けてファウルを獲得。またディフェンスも上手く機能し、リバウンドをしっかり抑えてリードを奪った。しかし1Q残り3分を切って白鴎大は#30アビブが2本のブロックショットをお見舞い。リズムを掴んだ白鴎大はブレイクを出して逆転し、最後に#65高橋(4年・PG)がリバウンドをタップでねじ込んで14-19として1Qを終えた。
 
 続く2Q、#5大竹(4年・G)が3Pを決めて順天堂大が2点差につめ寄る。だが白鴎大も#30アビブと#71大野がきれいにハイローを決めて簡単には追い付かせない。そこから一進一退の展開が続くが、2Q終盤は白鴎大ペースになった。激しいディフェンスからルーズボールに飛び込んで白鴎大が流れを呼び込むと、#10田中(2年・G)や#2石川(3年・F)の活躍で点差を一気に引き離す。前半残り2分#3横塚(3年・PG)の速攻で26-40とされた順天堂大はタイムアウトで立て直しを図るが、その後もターンオーバーが続き、逆に#36パプロブヒナス(2年・C)に連続得点を許してしまった。前半終了時点でスコアは28-46。2Q終盤に白鴎大が猛攻を見せ、20点近いリードを奪った。

後半は、順天堂大もルーズボールやオフェンスリバウンドで粘りを見せるが決めきれないミスが続き、白鴎大がさらにリードを広げた。白鴎大はベンチメンバーも活躍し、そのまま65-105でタイムアップ。快勝でリーグ戦1勝目をあげた。

 順天堂大は速い展開を出そうとするも白鴎大の堅守に阻まれ、ターンオーバー数が32とミスがかさんだ。#9大下内や#6田代(3年・F)が奮闘するも、大黒柱#10趙明が4得点に抑えられたこともリズムを掴めなかった要因だろう。来週は立て直したい。白鴎大は主将#44小山(4年・G)が「全勝を目標にしていたから昨日の負けはすごく応えた。でもだからこそ今日はみんな気合いの入りとかが違ったと思う。昨日の神大戦では出せなかったブレイクとかチームプレーが出来たのは良かった」と、昨日の敗戦から上手く修正してきた。得点も分散し、まさに白鴎大が目指している“全員バスケ”で勝ち取った1勝となった。

写真:順天堂大は大黒柱・趙がどこまでチームに貢献できるかも注目。


【白熱した試合を制したのは日体大!】
110904kitagawa.jpg 日本体育大神奈川大は主導権を奪い合う白熱した戦いが繰り広げられたが、4Qで突き放した日体大が見事勝利を収めた。序盤から日体大は2-3のゾーンディフェンスを仕掛け、そこから#11北川(2年・F)の速攻や#12周率(1年・C・大分明豊)のゴール下で得点を伸ばす。しかし神奈川大も#7古橋(2年・F)の3Pなどで追い上げ、#21増子(3年・G)のバスケットカウント獲得もあってリードを奪った。18-24と神奈川大の6点リードで1Qを終える。
 2Qは、序盤は互いに我慢の時間帯となったが、2Q後半に日体大#11北川のスティールが神奈川大のアンスポーツマンライクファウルを誘うと、その後#21熊谷(3年・F)のミドルシュートやリバウンドからの速攻が決まり、ついに逆転。神奈川大はタイムアウトを挟むが、その後も得点を伸ばせない。日体大がリバウンドをきっちり抑え、神奈川大にセカンドチャンスを与えなかったことも大きかった。#22水沼(3年・G)の3Pもチームを後押しし、最後にブザービーターで#12周率がシュートを決めると、日体大の応援席が大きく沸く。40-33と前半が終わって日体大が7点のリードを奪った。

 続く3Q、点を取り合う激しい攻防が繰り広げられるが、日体大のターンオーバーが増える間に#0佐藤(4年・G)や#7古橋の得点で少しずつ神奈川大が差を縮め、残り2分半49-49の同点にした。この勝負どころで日体大#23横江(4年・G)がパスカットから3Pを沈めるも、神奈川大も#7古橋が負けじと3Pを決め返し、両チームのエースが火花を散らす。58-54と、わずかに日体大がリードして最終Qへ。4Q、ルーズボールから#23横江がシュートに持って行きフリースローで日体大が先制。その後も#12周率のシュートミスを#21熊谷がタップでカバーするなど日体大が得点を重ねる。神奈川大も#9大山(4年・G)のドライブなどでついて行くが、どうしても4点以上差が縮まらない。神奈川大はセンターにダブルチームを仕掛けてボールを奪うなど持ち前のディフェンス力を見せるが、オフェンスでは日体大のゾーンを攻略できず単発となった。終盤には日体大#22水沼のドライブで10点差。最後に#23横江がきっちり決めて試合を締め、75-63で試合終了となった。

 神奈川大は激しいディフェンスを見せ、得点源の#7古橋も28得点と奮闘したが、試合の中で波があった。2Qと4Qは日体大の守りを前にそれぞれ9得点しか取れていない。1Qと3Qでは流れを掴んでいただけに、それを持続させたいところだ。一方の日体大は5人が2ケタ得点と、チーム一丸となっての勝利。エース#23横江がベンチにいる時間帯でも流れを掴むなど、周りの選手も力をつけている。初週の2連勝を弾みにして、来週は法政大、中央大が相手。昨年1部だったチームとどんな勝負を行うか、この先のリーグ戦にも影響しそうだ。

写真:日体大ポイントゲッターの一人、北川の働きも大きい。

※日体大・熊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【国士舘大が食らい付くも関東学院大が逃切り勝利】
0904eriman.jpg 国士舘大関東学院大の対戦は、1Qで大きくビハインドを負った国士舘大がその後追い上げに成功。しかし関東学院大が接戦を逃げ切り、リーグ2連勝を収めた。1Q、国士舘大が#13曹(3年・C)のバスケットカウント獲得や#11平田(3年・G)のミドルシュートで流れを掴もうとするが、負けじと関東学院大も#30村田(2年・PF)の3Pや#1エリマン(1年・C・延岡学園)の得点で対抗。すると#30村田の速攻を皮切りに関東学院大が速い展開を作り、怒涛の4連続得点。終盤には#1エリマンのダンクもあり、13-26とダブルスコアで幸先の良い立ち上がりとなった。しかし2Qに入ると、今度は国士舘大が4連続得点。#18松島(2年・G)が3Pを決めた後ディフェンスでは相手のチャージングを誘うなど、攻守に渡りチームを盛り上げて一気に点差を縮めた。走り合いを制した国士舘大は、#12永野(2年・F)、#18松島の速攻で前半残り3分ついに逆転。関東学院大も終盤に#32前田(4年・SF)が3P、#51細谷(4年・PG)がゴール下を決めるなど再びリードして前半を終えるが、3Qに入ってまたしても国士舘大が追い上げを見せた。積極的に攻めてフリースローから得点を重ね、51-52と国士舘大が1点を追う形で4Qへ。

 4Q、互いに一歩も譲らない激しいせめぎ合いが続く。関東学院大は残り8分に#1エリマンが4つめのファウルを吹かれ、その後も国士舘大の#13曹にインサイドを攻められて苦しくなるが、#32前田や#30村田の得点で逆転はさせない。残り4分国士舘大の#7三村(4年・F)に3Pを決められ1点差となるも、#1エリマンの1on1や#30村田のバスケットカウント獲得で持ち直し、その後も5点前後の点差をキープしたまま試合を進めた。国士舘大はオフェンスリバウンドに粘るがなかなかシュートを決めきれない。終盤ファウルゲームとなったが、関東学院大はきっちりとフリースローを沈め、付け入る隙を与えなかった。最後に#7三村が3Pを連続で沈めるも時すでに遅く、80-84で関東学院大が逃げ切った。

 国士舘大は、「やっぱり出だし。接戦には持って行けてるんだから、出だしが良ければもっと楽に戦えたはず。もったいない」と主将の#4西片(4年・F)が2試合共につまづいた1Qを課題にあげた。しかし「あれだけ追い上げる力があるということは、勢いだけのチームじゃないということ」とチームの底力も感じている。修正し、来週は白星を勝ち取りたい。対する関東学院大は#30村田が31得点、#32前田が19得点と2人の得点源がしっかりと仕事を果たし、国士舘大の猛追にも耐え抜いた。2連勝を上げ、リーグ戦を好調な滑り出しでスタートさせている。今後の戦いにも注目したい。

写真:昨年度主将・パプの後を継ぐエリマンはどこまでチームに貢献できるか。


【勝負所で勢いを掴んだ東京成徳大が法政大を下す!】
110904takahashi.jpg 初の2部を戦う東京成徳大が序盤から勢いに乗り、法政大を下して嬉しい1勝目をあげた。1Q開始早々、スタートダッシュを切ったのは東京成徳大。#77田中(4年・F)のドライブ、#51ビャンバナラン(3年・C)の合わせ、#32高橋(3年・F)の3Pと、畳み掛けるように得点を伸ばして法政大から大量リードを奪った。法政大は速い展開を意識した攻撃を見せるが、昨日に引き続きファウルトラブルに見舞われて勢いを掴めない。その間東京成徳大は#11斉藤(4年・SG)が立て続けに3Pを沈め、27-12とリードを広げて1Qを終えた。続く2Q、スピードのある#0高田(2年・G)を起点に、徐々に追い上げる法政大。#21加藤(3年・CF)が上手く合わせて得点を伸ばし、点差を詰める。東京成徳大の#32高橋が3Pを決めてもすぐに#11長谷川(4年・G)が3Pを決め返し、流れを引き渡さなかった。しかし勢いに乗れそうなところでファウルを吹かれ、追いつくまでにはいたらない。42-36で前半終了となった。

 3Q、序盤は法政大ペースだった。速い展開から開始すぐに3連続得点で42-42の同点に追いつくと、#41谷口(4年・PF)の外したフリースローを#21加藤がタップでフォローし残り8分ついに逆転。その後も#21加藤が堅い守りで東京成徳大のエース#77田中を抑え、#0高田の連続得点もあって42-52と法政大が10点のリードを奪った。東京成徳大は#16西田(4年・PG)のアシストを起点に何とかついて行くが、24秒オーバータイムになるなど気持ちよくシュートまで持って行けない。このまま地力の差で法政大が点差を広げるかと思われた。しかし残り1分半を切って、東京成徳大はここから反撃に出る。#16西田がバスケットカウントを獲得し、これで法政大は#41谷口に引き続き#6陳(4年・F)までも4ファウルに。その間東京成徳大はリバウンドを粘って追い上げ、3Q終了のブザーギリギリに#32高橋が3Pを沈めて56-59と差を縮めて3Qを終えた。

 4Q開始直後、東京成徳大は好調の#32高橋が2本連続で3Pを決め、62-59と形勢逆転。ベンチも応援席も大盛り上がりで、コートの選手を後押しする。#16西田がバスケットカウント獲得の3点プレーでこれに続き、完全に勢いに乗った。だがここで法政大の#0高田が奮闘。2本の3Pで同点に追いつき、大きなガッツポーズも出て東京成徳大にタイムアウトを取らせる。ここからは互いにシーソーゲームに。しかし残り2分、ここで#51ビャンバナランが2連続でのバスケットカウント獲得。この値千金のプレーで東京成徳大が一歩抜け出し、94-81でそのまま嬉しい初勝利を収めた。

 東京成徳大#77田中「昨日は初めての2部ということで相手を見過ぎてしまった。でも昨日で2部がどういうものかある程度分かったから、今日は吹っ切れていつも通り思い切りよくやれた」とコメント。昨日とは見違えるほどの勢いが序盤からあった。また3Qに法政大に逆転されても、「リードしていた時も、このまま行けるだろうとは全く思っていなかった。むしろ逆転されても10点差くらいでついていけば、4Qで勝機があると思っていた」と、気持ちを切らさなかったことが勝利を呼び寄せたと言えるだろう。この1勝は選手たちにとって大きな自信になったに違いない。

 法政大は昨日の駒澤戦に引き続き、手痛い2敗目。1部在籍時にもリーグ初週では勝利をあげたことはないが、2部リーグでも最悪の出足となってしまった。コートの中で終始笑顔でチームを鼓舞していた#0高田も、試合終了後には悔しさに涙を浮かべた。#0高田の奮闘や#21加藤の20得点10リバウンドの活躍は光ったが、やはり法政大の柱である4年生が実力を発揮できるかどうかが、チームの行く末を左右するだろう。今年は4年生が上手くまとまっていて、夏の間の厳しい練習では「去年の倍以上走った」(#11長谷川)と言うだけに、その成果が結果に表れないのがもどかしい。長く1部で戦ってきて、2部のバスケットに少し戸惑っている様子もある。早めに立て直し、実力を発揮して欲しい。

写真:3Pで見せた東京成徳大・高橋。


【息の合ったオフェンスを見せた中央大が逃げ切り勝利】
110904yamada.jpg 中央大が息の合ったプレーで駒澤大を翻弄、最後はベンチメンバーの1年生らも送り出して2連勝を決めた。出だしは互いに主導権を奪い合う互角の戦いになった。序盤から駒澤大は#6北(4年・SG)、#4渡邊(4年・PG)らがテンポよくシュートを沈めるが、中央大も#16佐藤(3年・PG)、#22山田(2年・PF)らの得点でついて行く。すると1Q終盤、中央大は#11入戸野(3年・PG)を起点に#14渡邉(3年・SG)、#16佐藤が3Pを沈め、外しても#20小野(3年・F)がリバウンドシュートでフォローするなど3年生カルテットが駒澤大を圧倒。21-29と接戦から一歩抜け出して1Qを終えた。続く2Q、中央大のディフェンスが機能して駒澤大は得点が停滞。その間中央大はオフェンスリバウンドでセカンドチャンスを得て点差を広げる。駒澤大も#7馬場(3年・PF)のシュートや#4渡邊のスティールで何とか盛り返そうとするも、36-52と16点差がついて後半へ。

 3Qでも引き続き中央大が攻守に渡って主導権を握る。#16佐藤が切れ込み、パスアウトからまわりの選手が確実にシュートを沈めて一時30点近い点差がついた。駒澤大もオールコートでミスを誘うなど良さも出るが、59-81と前半のについた差を縮められないまま3Qを終える。だが4Qには、駒澤大も速い展開から追い上げを図った。中央大の戻りが遅くなった隙を狙い、速攻を出して食らい付き、両者点の取り合いとなってハイスコアなゲームになった。だが終盤駒澤大はルーズボールやリバウンドに奮闘するも、肝心のシュートが決まらない。差をキープした中央大は控えの選手をコートに送り出し、94-112でタイムアップとなった。

 駒澤大は思い切りの良いシュートと速い展開で94点とハイスコアを上げたが、持ち前のディフェンスが中央大の息の合った攻撃に対し上手く機能しなかった。しかし中央大#16佐藤「体力的にキツかった」と言わせるほど、4Q最後まで走り合いを演じる体力も見せた。今後どのような戦いができるかに注目したい。中央大は意思疎通の取れた小気味よいバスケットで駒澤大を下した。主力も下級生の頃から試合経験を積んで3年目、今に活きているといえるだろう。初週は取りこぼしなく2連勝。幸先の良いスタートを切ったが、来週は順天堂大、日本体育大とインサイドの強いチームとの対戦となる。この2試合はある程度点差がついたため、まだ本来の力は未知数。ここからの戦いに注目したい。

写真:中央大は山田の成長もチームに大きな意味合いをもたらす。

※中央大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「コンディションも抜群、どんどん走っていきたい」
今シーズン、開花しつつある注目株

◆#21熊谷尚也(日本体育大・3年・F)
110904kumagae.jpg16得点12リバウンドのダブル・ダブルの活躍で勝利に大きく貢献。今シーズンに入ってスターターに定着し、コートでの存在感がさらに増している。学生選抜にも選ばれ、今まさに勢いに乗っていると言えるだろう。軽やかなダンクや豪快なブロックショットなど、試合を大きく沸かせられる選手だ。
日体大は193cmの熊谷に加え202cmの#12周率も加入し、高さでも対抗できるチームになってきた。日筑戦に勝利し、新人戦もベスト4に入るなど好調で、夏の厳しい練習を乗り越えたこともあって熊谷の言葉からも自信が感じられる。ここからの長いリーグ戦でも、積極性を見せていって欲しい。

―初週を終えて今の心境はいかがですか?
「とりあえず2つ勝てて良かったです。去年は負けからスタートしていたので、今年は絶対に勝とうという気持ちでチーム一丸となってやってきました。初週を2つ勝つのはとりあえずの目標だったので、それが出来て嬉しいです」

―ここ数年リーグの序盤はあまり上手くいきませんでしたよね。
「去年、一昨年はトーナメントくらいからチームの雰囲気が全体的に悪くなって、自分たちで自滅する感じでした。チームがまとまってなかったから結果を残せなかったんだと思います。でも今年はトーナメント前の日筑戦あたりからチームの調子が良くて、チームで一つになって今年こそ絶対にやってやろうという感じでここまでくることが出来ました。それが今に繋がったんだと思います」

―今日はゾーンディフェンスが上手く機能して、そこから速い展開に上手く繋げていましたね。
「去年から藤田コーチに代わってゾーンは練習して来て、それで上手く守れたのは良かったですね。終盤でも気持ちを切らさずに速攻を出せたことは良かったです」

―速攻の起点になったのが、熊谷選手や周率選手(#12)のリバウンドだったと思いますが。
「自分とか周率は、リバウンドだけは絶対にしっかりやろうと言ってやってきて、今日もしっかりリバウンドは抑えることが出来ました。自分達を起点に速攻に繋げて点を取れたのは良かったかなと思います」

―神奈川大は昨年4位で今年も勢いに乗っているチームです。今日の勝利は大きい1勝なのでは?
「そうですね。去年のリーグでも2敗していますし、今年の練習試合も1勝1敗で、その分リーグ戦では絶対に勝ってやろうという気持ちでした。応援してくれる人たちもベンチのみんなも含めてチーム一丸となって、最初から全力で試合に臨めましたね」

―チーム一丸になれたということですが、今年はチームの雰囲気がとても良いですね。
「一昨年や去年も盛り上がる時は盛り上がったんですけど、一度落ちていったらそこから上手く立て直せなくて、コートの中も声がなくなって…。でも今年は気持ちを切らさずに行こうって、練習中でもそういう声を皆ずっと出し続けています。それが上手くいっていますね」

―熊谷選手自身、今年に入ってとてもプレーが良くなったように感じるんですが。
「個人的な話なんですが、自分はずっと貧血持ちで、でも病院で治療して今は体力的にも走れるようになったかなと思います。去年までは走ったらすぐに息が切れて、チームに迷惑をかけてしまったんですが、今年はコンディション抜群です。どんどん走っていこうと思います」

―夏はかなり走り込みをしたと聞きました。
「きつかったですね。もう本当に、走って走っての繰り返しで。今年から新しくトレーナーの方が来て下さったので、トレーニングもしっかりやって……そのあとまた走って(苦笑)。辛かったです。でもそれで自信がつきましたね。夏のキツさに比べたら一試合なんて全然楽なので。夏は本当にきつかったです」

―今年は上級生になりましたが、下級生とはどうコミュニケーションを取っていますか?
「自分は基本的に後輩たちとも仲良く接しているつもりですね。練習中は上級生として引っ張らなきゃいけないと思ってしっかりやってるんですけど、練習が終われば結構1年生とかともコミュニケーションをとって仲良くやっています。日体大って厳しいイメージがあると思うんですけど、今はチーム全体で仲良く、全員で上を目指していこうという感じですね」

―だからこそ下級生がのびのびプレーしているのですか?
「そうですね。試合前も横江さん(#23)がミーティングで、“1年生は機会があったらどんどん気楽に、100%の力を出してやってくれ”と言っていて、それで下級生も思い切りよくプレー出来てるのかなと思います」

―今年は土日で対戦相手が変わりますが、どう感じていますか?
「少しやりづらい部分はありますね。試合してすぐ次の日違う相手なので、スカウティングが上手く出来なくて、練習もその分難しいです。でも自分たちの出来る事をしっかりやれば、こういう風に土日で2勝出来るんだって分かりました。これからもやっていきたいです」

―これからのリーグ戦、どのように戦っていきたいですか?
「2ヶ月って気持ちを継続させていくのは難しいと思うんですが、チーム一丸となってしっかりみんなで盛り上げて、一戦一戦戦っていきたいです」



「受けて立つのではなく、自分たちも挑戦者」
油断なく万全の態勢で挑む2部リーグ

◆#16佐藤将斗(中央大・3年・PG)
110904sato.jpg初週は高確率でシュートを沈め、2試合連続チームハイの得点だった佐藤。見事2連勝の立役者となり、チームを勢いづけた。中央大は下級生から主力として経験を積んだカルテットが揃うと、やはりゲームの支配力は抜群。スピードと息の合ったプレーで2試合ともに相手チームを翻弄した。
昨年は長いリーグ戦で怪我人にも悩まされ、後半に失速した。しかし今年は夏の間にしっかりとトレーニングを積み、長丁場の戦いにしっかりと備えてきている。1部復帰に向け、盤石の構えでリーグ戦に臨む。


―試合を振り返ってどうでしたか?
「春に練習試合をして30点くらいの点差で負けてたんですよ。だから結構緊張していました。でもいい感じで入れて、勝ててとりあえずホッとしています」

―速い展開も出せましたね。
「それは意識していましたね。あと、昨日はあまりフォーメーションは使わなかったんですけど、今日は何個か使って。でもまだ全部は使ってないので、手の内を全部出さずに勝つことが出来たのも良かったと思います」

―ディフェンスは少し失点が多かったように思いますが。
「そうですね。それはこれからしっかり修正しないと。でも前半は結構点も抑えられたし、リバウンドも取れていたので、それを継続させたいです。今日の問題は体力ですかね、キツかったです。夏に厳しく練習してきたはずなんですけど…緊張もあったからですかね(苦笑)」

―2連勝となって、チームの調子も良好ですね。
「そうですね。今年はオフがなくて、ずっと練習してきたので。あとはみんなシュートも調子良いし、自信を持ってプレーしてると思います」

―佐藤選手自身も、すごくシュートが安定しているように思いますが。
「いや、これは本当にたまたまです(笑)。夏はシューティングとかよりもウエイトばっかりでしたし。まぁこのまま調子を崩さずにいければいいですね」

―3年生になって何か自分の中で変わった事はありますか?
「今までと意識の差はあまりないですけど、出来るだけ声を出すことと、ボール運びだけは絶対しっかりやろうというのは意識しています。今年のチームは特に頑張る人が多くてみんな走ってくれるので、自分としてはすごくやりやすいですね」

―きつい練習も明るい雰囲気でやれていると#13上田選手も言っていました。
「そうですね。僕の代のやつらがみんな能天気な感じなので、ラントレとかも出されたメニューに対して“そんなもんでいいんですか?”とか言ったりするんですよ(笑)。きつい練習でもみんな盛り上げてくれますね」

―2年生も成長してきて、層が厚くなったように思います。
「そうですね。ベンチから出る人たちもほとんど力が落ちないので、すごく頼もしいです。1年生もかなり体力ありますし、やる時はやってくれると思います」

―今年コーチが変わったことで特にどのような部分が変わったと思いますか?
「今までは、オフェンスは結構フリーに攻める感じだったんですよ。でも今年はセットプレーも結構取り入れるようになったので、ガードとしてやりやすいですね」

―今年は他のチームもチャレンジャーとして中央大に挑んでくると思いますが、それについてはどう感じていますか?
「でも自分たちも1部から落ちたので、強いとかいう過信はありません。試合前もキャプテンから“挑戦者として戦おう”って話がありましたし、受けて立つとかそういう気持ちはないですね。自分たちもチャレンジャーとして戦おうと思っています」

―ここから長いリーグが始まりますが、どういうリーグ戦にしていきたいですか?
「今年はトレーナーの人も変わってトレーニングの仕方も変わったので、リーグの後半になっても力が落ちないと思います。今チームが本当に一丸となっていますし、結構勢いがついていると思うので、このまま勢いに乗っていきたいと思いますね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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