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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.04 (Sun)

【2011リーグ1部】9/3レポート

新方式での対戦となったリーグ戦は
どのような展開・結果をもたらすか


110903aogaku.jpg これまで同じ相手と週末で2戦を戦う方式だったリーグ戦が、1部と2部は今年から1戦ずつの総当りを2度行う形に変更された。当たる順序は変わらないが、毎日違うチームと戦うことでこれまで以上に予想がつけにくなることが考えられる。選手たちにあまり気にしている様子はないが、毎週2チームずつのスカウティング、対応を迫られる状況が勝敗にどう響くか、混戦模様も予想されなくはない。

 開幕戦、まずは昨年の上位と下位から対戦する形で始まった1部リーグ。優勝候補筆頭・青山学院大は危なげなく勝利。慶應義塾大、東海大、専修大、拓殖大も初戦をものにした。昨年通りなら勝負のポイントや修正もつけやすいが、翌日はまた違う相手との戦いになる。この1勝を大きなものとしながらも、2戦目も全く油断ならないリーグ戦がここから2ヶ月、続いていく。


【最後に爆発した拓殖大が明治大を振り切る】
110903hasegawatomonobu.jpg この日は印象的な逆転勝利が2つあった。

 明治大拓殖大の試合は、鈍い立ち上がりから明治大がリードを奪った。平均身長の高さで拓大を凌駕する明治大は好ディフェンスも見せ、拓殖大は高さ、守りに阻まれて前半きれいなシュートを打つ形がなかなか作れなかった。ポイントゲッターである#94長谷川智伸(3年・F)や#40藤井(2年・G)にあまりボールが渡らず、フリースローの確率も悪く得点機会がなかなか得られない。1Q、互いに突き放せない展開の中から明治大は残り4分で#16安藤(1年・G・明成)を投入。安藤の連続得点で逆転に成功すると1Qにリードを奪い、2Qに#6佐藤(4年・PG)や#17田村(4年・SG)の3Pなどもあって一気に11点差をつけた。拓殖大は早い展開が出せず得意のアウトサイドも当たりが来ない中で苦しむ。何度も追い上げるポイントで得点をしながらも、なかなか明治大を捕まえられずに33-38で前半を終えた。

 3Q、打ち続けた#94長谷川智伸の3Pについに当たりの兆しが出るが、明治大も#1岸本(4年・PG)の3Pで逆転、簡単には主導権を渡さない。それでも拓殖大は苦しい中でじわじわ点差を詰め、4Qに#8長南(4年・SG)、#94長谷川智伸のシュートが立て続けに決まり、逆転。そのままの勢いでようやく拓殖大らしい爆発力を発揮して明治大を引き離していく。明治大は#17田村が連続3Pなどで粘るが拓殖大は#99長谷川技(4年・SF)がダメ押しの得点を決め、82-76で逆転勝利を収めた。

 明治大は前半いいディフェンスで拓殖大を押さえた。持続していけば伸び盛りの選手も多く、期待ができる。春は欠場した#51皆川(1年・PF・京北)も復帰。しっかりした体はゴール下でも存在感があった。今後の活躍に期待したい。拓殖大は「今日は自分たちの形ができなかったのが反省」長谷川技。最後の爆発力はさすがだが、やや課題の残るリーグの初戦となった。

写真:最後は足がつりながらも渾身の3Pを決めた長谷川智伸。


【粘りの慶應大が13点差を跳ね返す】
110903yajima.jpg 逆転劇のもう一つ、慶應義塾大大東文化大の試合も白熱した。

 スコアラーの多い大東文化大が序盤からリードを奪ったが、慶應大はこの日の勝利の立役者、#19矢嶋(2年・SG)が好調で、次々シュートを決めて1Qは22-25と喰らいつく。2Qに入ると大東大は#7今井(4年・C)が活躍。豪快なドライブやミドルシュートを次々に決めて慶應大を一気に突き放す。慶應大は#4家治(4年・SF)がマークに遭いきれいなシュートは打たせてもらえず、苦しい展開。前半は36-49と大東大が13点のリードを得て終了した。

 3Q、粘る慶應大は次第に得意の速攻を出し始め、じわじわ追い上げる。大東大も#15遠藤(4年・PG)や#85大久保(3年・SG)の3Pでリードを保つが、慶應大は#14蛯名(2年・G)、#20伊藤(1年・G・洛南)、#19矢嶋の得点が続き、59-63で3Qを終えるとその勢いを4Qを持続していく。大東大はオフェンスが単発になり、リバウンドを慶應大に取られ始める場面が目立つ。慶應大は#19矢嶋の得点や#20伊藤のフリースローで残り4分半で遂に同点。#4家治が渾身の3Pでチームを勢いづけると大東大は失速、慶應大が最大13点差を跳ね返して初戦を92-86で飾った。

 春は結果の出なかった慶應大はある意味これが大きな意味で初勝利とも言える。選手を育てるのに時間がかかるチームであり、代替わりの年でもあるため、春は震災の影響をモロに受けた。「8月の関西大との定期戦に勝利してから、夏の練習でようやくいい方向になってきた」と主将の家治「このリーグ戦で成長していきたい」と言う。大東大は岸本や遠藤、今井が好確率でシュートを決めていったが、勝負どころの粘りで敗れた。

写真:矢嶋はこの日37得点の大活躍。慶應が欲するスコアラーの一人となれるかに注目だ。


 この他、東海大は序盤で筑波大に差をつけると、終始リードして初戦突破。ユニバーシアードで陸川監督が不在にしたが、「その分選手同士でまとまることができたのがすごくよかった」と主将の三浦は強調する。筑波大は2Qに失速するが、後半は持ち直した。「第1週はフタを開けてみないと分からない」吉田監督。ここから上がっていきたいところだ。

 専修大日本大は終始専修大がリードを奪った。日本大は決定力が上がらず、何度か僅差まで追い上げたがそのまま専修大が逃げ切った。ディフェンディングチャンピオン青山学院大早稲田大から1Qでリードを奪うと、快勝した。早稲田大は上位チームからの対戦となるが、春から注力しているディフェンスは悪くない。2戦目は早慶戦となる。春の再現となるか。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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