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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.09 (Fri)

【2011リーグ2部】~各主将に聞くチームの見所~vol.1

見逃せない2部リーグも激戦必至
各チーム主将に見どころを聞く


 今期、1部から中央大と法政大が降格し、3部から駒澤大と東京成徳大が昇格、4チームが入れ替わることになった2部。1部と同様に、10チームで2ヶ月間に渡る長丁場のリーグ戦を戦っていく。

 2部の上位3チームは1部との入れ替え戦、そして冬のインカレへ出場、下位3チームは3部との入れ替え戦に進むことになる。またそれ以外の4~7位の4チームはリーグ戦でシーズンが終了、4年生が引退になる。2部の上位と下位とは順位によって運命が天と地ほども違う。それゆえに選手のリーグに懸ける想いも大きい。特に今年は混戦が予想され、上位3つの切符はどこが手にするか分からない。「優勝を狙う反面、一歩間違えれば3部に落ちるという危機感を持っている」(神奈川大・幸嶋監督)というようなチームも多いだろう。2部もまた、大学バスケットの面白さが味わえる見逃せないリーグだ。

 各チームのキャプテンに以下の5項目について聞いた。

1・夏の間の練習について
2・春と比べて成長したところ
3・現時点での課題
4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み


※Vol.1は中央大・白鴎大・日本体育大・駒澤大・東京成徳大を掲載します。
法政大・関東学院大・神奈川大・国士舘大・順天堂大はVol.2にて掲載予定です。


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【中央大学】
「今年は厳しい練習でも良い雰囲気で練習できるチーム」
(#13上田広輝・中央大学主将)
110903ueda.jpg 下級生主体のチームだった昨年は、いつも“若さ”が課題として付いて回った中央大。しかし今年は#16佐藤(3年・PG)、#11入戸野(3年・PG)、#20小野(3年・F)、#14渡邉(3年・SG)と、主力のカルテットも3年生となった。上級生としてこれまでの経験を活かし、リーダーシップを発揮してくれることを期待したい。また主将の#13上田「選手層も厚くなって、去年みたいに少ない人数で戦うことがなくなった。去年多かった怪我人も今年は減らせると思う」と言うように、2年生らも成長して試合に絡む選手が増えたこともチームの好材料の一つだろう。
 今年は1部昇格という明確な目標の下にまとまり、また今年から就任した中山コーチの指導の元、チームも変わり始めている。専属トレーナーもついてウエイトトレーニングが重視し、変化は体つきを見ても明らかだ。1部復帰に向け、混戦の2部リーグを引っ張る存在になれるか。

1・夏の間の練習について
「今までにないくらい厳しい練習をしてきました。トーナメントが終わってからは外や体育館でかなり走り込みましたね。去年までは正直なんとなくリーグを戦っていたんですけど、今年はみんなずっと1部に復帰することだけを考えて、自分たちの力を信じてやってきています。今年は厳しい練習でも良い雰囲気で練習できるチームなので、合宿とかもキツかったんですけど自分たちで盛り上げながら乗り越えられたと思います」

2・春と比べて成長したところ
「今年は学年などに関係なくコミュニケーションが取れるチームで、夏の間に『ここはこう修正した方がいいんじゃないか』とか自分たちで話し合いながらやってこれたのは、春に比べて成長した点だと思いますね。中山コーチは結構僕たちの意見を積極的に取り入れてくれるので、練習の仕方とかにも自分たちの意見を出して、自分たちでチーム作りが出来たと思います」

3・現時点での課題
「去年からの課題ですが、3Qで緩んでしまうことがあるということですね。リーグの戦いの中で修正していかないと入れ替え戦も勝っていけないと思うので、3Qの戦い方は意識していますね」

4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
「やっぱり今年はみんなで頑張ってきたので、「チーム力」ですね。チーム全員で頑張る中央大学を見てもらいたいです。今年は特に小さいチームなので、ディフェンスから全員でリバウンドを抑えて、全員で走っていかないと勝てないのは自分たちでも分かっています。だからこそ走り込みとかもかなりやってきたので、そういうところを見て欲しいですね」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「試合に出ている4年生は限られているんですが、他の4年生にサポートしてもらいながらも主将としてちゃんとチームをまとめてかなきゃいけないと思っています。主力の3年生も上級生になって、あいつらはすごく真面目で一生懸命練習に取り組んでくれているので、彼らにも手助けしてもらいながらですね。今年はすごく仲の良いチームなので、仲が良い中でも練習や試合は厳しくやっていきたいです。絶対1部に復帰して有終の美を飾りたいと思います」


【白鴎大学】
「チームとして良い方向を向いている」
(#44小山幸広・白鴎大主将)
110904oyama.jpg 去年の4年生2人が抜けたものの、メンバーが昨年とほぼ変わらないのは白鴎大の大きな強み。昨年は期待されながらリーグ後半から失速、惜しくも入れ替え戦、インカレ出場を逃した悔しいシーズンだった。その雪辱を今年は晴らそうと、選手たちの今年に懸ける想いも強い。
 白鴎大は春とはスターターを少し変えてリーグ戦に臨んできた。#3横塚(3年・PG)、#5柳川(2年・F)と成長著しい選手を新しくスタメンで起用しているが、#32黒川(4年・G)、#15白濱(2年・F)ら昨年から試合経験を積んだ選手がベンチに控えることも心強い。初戦は神奈川大に敗戦となったが翌日の順天堂戦では上手く修正し、100点ゲームで快勝を収めた。絶対的なスコアラーがいるわけではないが、今年は全員で得点を分散し、“全員バスケ”を信条に春から戦ってきている。激しいディフェンスと的を絞らせないオフェンスは、チームの見所の一つだ。
 上級生には#65高橋、#32黒川、#44小山ら実力あるガード陣や、インサイドの要#30アビブもいる。加えて1・2年生は春の新人戦でチーム初の準優勝を勝ち取り、経験と自信を身につけたメンバーだ。これらの選手たちが噛み合えば、大きな力を発揮することは間違いない。今後、どこまで登りつめられるか。

1・夏の間の練習について
「夏は合宿で大阪に行って、立命館や関西のチームと試合をやらせてもらいました。あとはこっちでも大東とか日大とか結構1部のチームと練習試合をさせてもらって、改善点が色々見えてきたのでそれを一つひとつ直してきましたね。自分たちの経験にもなりましたし、自信もついたと思います。チームの色もその中でしっかり見えてきました。リーグ戦中も良いところをどんどん伸ばして、リーグが終わるころにはもっと強いチームになれたらいいなと思っています。練習試合以外の練習では、主にチームカラーであるディフェンスを徹底的に練習して、走り込みも結構してきましたね」

2・春と比べて成長したところ
「スタートのメンバーが変わった事もありますし、結構春から大きく変わったんじゃないかと思います。ディフェンスも新しく一つ増やしました。あと今年からアルビレックスの廣瀬さん(廣瀬昌也コーチ・元新潟アルビレックスHC)に来ていただいたことも、すごく良い刺激になっていて、チームとして良い方向を向いてると思います」

3・現時点での課題
「リバウンドとルーズボールはかなり重視してずっと練習してきたんですが、初戦はあまり出せなかったので、そこが課題ですね。チームのカラーであるディフェンスからの速攻を上手く出すためにも、リバウンドとルーズはしっかり抑えなきゃいけないと思っています。まだ気を抜くとすぐに出来なくなってしまうチームなので、そこは常に意識していきたいですね。今年の白鴎大は全員でバスケットをすることを重視していて、#30アビブだけに頼るのもダメだし、外だけに頼るのもダメだと思っています。やっぱりシンプルにディフェンスからの速攻で点を取っていきたいです」

4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
「やっぱりカラーとしているところですね。ディフェンスからの速攻で、全員で点を取るというところを見て欲しいです。あとはベンチメンバーが元気よくプレーしているところですかね。ベンチが元気よく盛り上げたいと思っているので、交代で出てくる選手にも注目してほしいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「去年は結果を残せなかったので、今年は何とか1部に上がって後輩たちに1部でプレーさせてあげたいですね。チームとしても、自分個人としても、ただ1部に上げたいってそれだけです。リーグ戦は長くてすごく厳しい戦いなので、自分はベンチにいる時とか練習中から常に声を出して、みんなのモチベーションを上げられるようにやっていきたいです」


【日本体育大学】
「4年目、このまま負けて終われない」
(#23横江 豊・日本体育大学主将)
110904yokoe2.jpg 主将の横江が春に語ったのは、「メリハリのあるチームにしたい」ということ。それがチームに上手く浸透していて、雰囲気も昨年に比べ格段に良くなった。
 5月の日筑戦勝利から始まり、トーナメントでは東海大に善戦して新人戦ではベスト4と、春から選手達は自信と手応えを手にしている。このリーグ戦も久しぶりの白星スタートで弾みをつけ、2戦目は神奈川大との激戦を制して開幕2連勝を収めた。今後2ヶ月の長丁場でも継続して結果を残していけるか注目したい。
 エース#23横江(4年・G・主将)も最終学年となり、最後の年に懸ける気持ちは並々ならぬものだろう。#21熊谷(3年・F)も上級生になって積極的なプレーを見せるようになり、新人戦で結果を残した#11北川(2年・F)や#12周率(1年・C・大分明豊)ら下級生の思い切りの良さも光る。
 スピード溢れるガード陣と高さのあるインサイドが揃った。今までの悔しさをバネにし、今年2部リーグでの飛躍を目指す。

1・夏の間の練習について
「ほとんど合宿と試合ばっかりでした。毎年と同じように北海道に合宿に行ったんですが、今までで一番きつい練習でしたね。走りでは絶対に負けたらダメだと思っているので、とりあえず走り込みました。4年間で一番きつかった練習に耐えたので、それが今自信になっているのかなと思います」

2・春と比べて成長したところ
「きつい練習をしてきて、みんな走れるようになったことはあります。あとは後輩たちもみんな考えてプレーするようになりましたね。特に1年生は、何もかもが分からない状態で入ってきて、春は大変だったと思うんです。でもそこから3・4年生が下に伝えようってずっと練習してきて、何も分からなかった1年生とかも知識が増えて応用がきくようになってきました。春よりも賢いプレーが出来るようになりましたね。1・2年は新人戦で自信がついたと思うので、あとは3・4年生も加わった中でどれだけ出来るかだと思います。ミスも多いですけど、今のところはすごく良くやってくれていますね」

3・現時点での課題
「課題はやっぱりリバウンドからファーストブレイク。苦しいときにどれだけ走れるかですね。それは夏に走り込みもしてきましたし、あとは気持ちの部分が大きいと思います。気持ちの部分では絶対に負けたくないですね」

4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
「日体はどこのチームよりも頑張るチームだと思うので、一人ひとりが必死に頑張ってる姿を見て欲しいですね。プレーというよりは、礼儀正しく、学生らしく頑張る姿を見てもらいたいと思います」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「4年目ですし、このまま負けて終われないので、勝つしかないです。今年は4年生が少ないですけど、その中でどれだけやっていけるかって結構ミーティングしてきて、それで今は上手くできていると思います。あとは優勝して、1部復帰するしかないですね。やってきたことをどれだけ試合に出せるかって、大事なのは気持ちだと思うので、強い気持ちを持って勝ちにいきたいと思います」



【駒澤大學】
「数字に残らないところも頑張りたい」
(#4渡邊拓実・駒澤大学主将)
110903watanabe.jpg 今年から2部に昇格し、1勝1敗で初週を終えた駒澤大。特に初戦は法政大相手に大きな一勝をあげた。1プレー1プレーに大きな歓声が上がり、ベンチや応援席もひとつになって戦う一体感が勝利を後押し。春のトーナメントでも主将の渡邊から「うちのチームはお祭り騒ぎ的なところがある」という言葉が出たが、リーグ戦に入ってもその明るさは変わらず持ち味となっていると言えるだろう。
 また、ベンチメンバーの層も厚く、交代しても戦力が落ちないのはチームの強み。去年まで強いリーダーシップを発揮していた西山が卒業したが、昨年と違って4年生が多いという面で安定感がある。第2戦は中央大に一歩及ばなかったが、それでも94点を奪うなど全員が思い切り良くシュートを狙って随所に良さが出た。昨年は3部で屈指の強さを誇り、迎え撃つ側としてのリーグ戦だったが、今年は挑戦者として臨むまた違ったリーグ戦になるだろう。今後どう戦っていくか見守りたい。

1・夏の間の練習について
「春に関東学院大にあとちょっとのところで負けたので、絶対リーグ戦では関東学院大にリベンジしてやろうという気持ちがありましたね。まぁ春に負けたのは負けたでしっかり受け止めて、リーグ戦で勝てばいい、と切り替えて夏は練習してきました。ディフェンスを頑張って走るチームなので、ランメニューとかも結構ありました。でも走り込みは他のチームの方がしてると思うんですよね(苦笑)。走ったことというよりも、チームの中で一つ一つ話し合いながら練習してきたことが良かったと思います」

2・春と比べて成長したところ
「自分たちの持ち味でもある、雰囲気とか勢いの面を大事に夏は練習してきました。あとは控えも多くて使える選手もいっぱいいるので、本当に1番から5番まで色々メンバーを変えて試しながら練習してきて、チーム内で選手間のコミュニケーションはさらに取れるようになったと思います」

3・現時点での課題
「気持ちの部分ですね。今日の試合(※法政大戦)も、4Qで油断した部分がありました。あれがなかったらもっとしっかりしたゲーム展開で勝てたと思いますね。そういう気持ちの部分は明日からも切らさずやっていきたいです」

4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
「やっぱり勢いを見て欲しいです。勢いがあるとやっぱり楽しいじゃないですか。ベンチだけじゃなくて、応援席まで大きく沸かせられるくらいに試合を持っていけたら最高です。今の明るい雰囲気は持ち味として崩さないように心がけていますね。うちはチャレンジャーなので、構えてやるよりは思い切り自分たちの出来る事をやりきった方が絶対良いと思うんです。そういう勢いを見て欲しいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「キャプテンとして1部昇格、インカレ出場という結果を残すことを目指してやっていきたいと思います。でもキャプテンだから自分が頑張るとかではなく、チーム全員でバスケットがしたいので、全員バスケットという形でリーグ戦も戦っていきたいです。全員でオフェンスして、ディフェンスして、全員で盛り上げていけたらと思いますね。そうすれば悔いの残らない年になると思うし、何より楽しいですから。あとは、数字に残らないようなところを頑張りたいです。泥臭いところを頑張って粘って粘って戦えばいい結果を出せると思うので、そこをしっかりやっていきたいです」


【東京成徳大学】
「スーパースターはいない。いかにチームで戦うか」
(#77田中大地・東京成徳大主将)
110903tanaka.jpg 昨年立教大との死闘を制し、見事2部昇格を成し遂げた東京成徳大。今シーズンは2部10位からチャレンジャーとしてリーグ戦に挑む。初戦の中央大戦では思うように自分たちのプレーをさせてもらえなかったが、翌日の試合では各選手の思い切りの良さも光って見事法政大との接戦をものにした。「成徳は周りから見たら1勝も出来ないと思われていたと思う。それが悔しくて、絶対まずは1勝したいと思っていた。とにかく嬉しい」と主将の#77田中も喜びを爆発させた。この勢いに乗って2勝目も勝ち取りたい。
 得点源の本多純平(10年度卒・現bj滋賀レイクスターズ)ら去年の4年生の抜けた穴は大きいが、今年も#77田中(4年・F)、#16西田(4年・PG)といった試合経験の多い選手も残り、インサイドの#51ビャンバナラン(3年・C)ら3年生の成長も見られる。法政大戦では3Qで10点以上離されるも一気に追い上げる勢いと粘りを見せた。今後も思い切りよくプレーし、一つでも多く勝ち星を上げていきたい。

1・夏の間の練習について
「夏は毎年北海道に合宿に行ってるんですが、そこで韓国のチームと練習試合をして、思いっきりボロ負けしたことが大きかったですね。韓国はでかくて速くてシュートも入って、すごく良い刺激になりました。上のチームのレベルを間近で見ることが出来たのは、自分たちにとって良い経験になったと思います」

2・春と比べて成長したところ
「夏の間は、コミュニケーションや声を出すことが課題でそれを重視して練習してきました。まだまだですけど、少しは良くなったと思います。このリーグ戦を通してそこをもっと強化していけば、ディフェンス力もチーム力も上がると思いますね」

3・現時点での課題
「試合の途中でまだ気持ちが切れる時間帯があると思います。勝っている時に点差を離して油断してしまったり、追いつかれてテンションががくっと下がってしまったり。そういうメンタリティーの部分をもっと強化していかないと2部は乗りきれないなと感じています」

4・自分のチームの“ここを見てほしい!”
「成徳にはスーパースターがいないので、いかにチームで戦っているかを見て欲しいですね。誰がすごいとかじゃなくて、チームが一つになって、一生懸命最後まで諦めないバスケットをしているというところを評価してもらいたいです」

5・キャプテンとして臨む最後のリーグ戦への意気込み
「周りはパスを回せば決めてくれる選手ばかりなので、自分は0得点でもルーズボールとかリバウンドを頑張っていければと思っています。リバウンドはもう全部取ってやろうという気持ちですね。ジャンプ力には自信があるし、相手より先に飛べれば絶対に取れると思っています。そういう泥臭いところを頑張りたいですね。キャプテンですし、人一倍声を出してリバウンドとかルーズボールを自分が積極的に見せていけば、まわりもついてきてくれると思います。誰かに言う前に、まず自分がみんなの手本になれるようにしたいです。来年も後輩たちにもう一回2部で、出来れば1部で戦わせてあげたいですね。とりあえずは入れ替え戦回避を目標にして、もし入れ替え戦に行ったとしても絶対に負けないで2部に残留したいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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