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2007.09.02 (Sun)
9/2 関東大学2部リーグ 明治大VS中央大
明治大60(15-8,13-14,13-19,19-16)57中央大
力の差が拮抗している2部リーグ。1部との入れ替え戦出場を目指すには、1つでも多く勝利を収めることが必要となる。
昨年、惜しくも入れ替え戦を逃した明治大とようやくチームとしてまとまりが見え始めた中央大の一戦は、第1戦同様、大接戦となった。互いに激しいディフェンスを展開。意地の張り合いが続いたが、最後は明治大#21川崎(2年・F)の3Pがブザーと共に決まり、明治大が勝利。
これにより、中央大・明治大共に1勝1敗となった。
写真:明治大勝利後。塚本コーチが川崎選手を褒める
詳しいゲームレポートと、明治大・金丸英悟選手、川崎紘史選手のインタビューは「続きを読む」へ。
1Q残り4:30で9-6という数字からも分かるように、互いに激しいディフェンスで簡単にゴールを許さない。しかし明治大のタイムアウト明け、明治大#10古橋(4年・CF)、#3金丸英悟(2年・PF)が高さのある中央大インサイド陣の中で奮闘。リバウンドをもぎ取り、得点へと繋げる。更にゾーンディフェンスを展開するとこれが効果的に決まり、中央大から24秒バイオレーションを奪う。明治大はインサイド陣の活躍もあり、1Qを7点リードで終える。
2Qの立ち上がりは互いにシュートを狙いに行くが、リングに嫌われ得点が伸びない。そんな中先に動いたのは明治大だった。1・2・2のゾーンディフェンスを展開し、中央大インサイド陣をがっちり固め、中で攻めさせない。しかし中央大も黙ってはいない。#4富田(4年・G)がそのディフェンスを粉砕するかのように連続で3Pを沈め、2点差まで詰め寄る。このまま勢いに乗りたい中央大だったが、攻めきれずに24秒バイオレーションを取られてしまう。その間に明治大は#10古橋の3P、#14金丸晃輔(1年・PF・福大大濠)のバスカン、そして#21川崎(2年・F)の3Pを含む連続得点で差を広げ、6点差を保ち後半へ。
試合が動き始めたのは3Q中盤だった。中央大#4富田が明治大の厳しいディフェンスを掻い潜ってジャンプシュートを沈めると、それに続いて#12中野(3年・F)が3Pを決め、流れを掴み始める。一方の明治大は#21川崎のリバウンドシュート、#6伊與田(3年・PG)のパスカットからのブレイクで応戦する。その後、しばらく得点が停滞するが残り2分台、中央大は#7田原(4年・F)、#4富田の3Pで2点差まで詰め寄る。更に、明治大からボールを奪い、速攻に走った富田がファウルを貰い、フリースローに。富田はこれを2本沈め、残り1:12でようやく明治大を捕らえる。明治大のファウルは続き、中央大#18小野(2年・C)にもフリースローを与えてしまう。小野は1本決め、中央大は逆転。そしてラスト1分、明治大は#14金丸晃輔にボールを託す。金丸はリリースの速い3Pを沈め、再び逆転に成功するが、中央大#4富田が残り4秒でレイアップを決め、同点で最終Qへ。
中央大#4富田の強烈なノールックパスを受けた#12中野の得点で始まった4Q。この得点の直後、上背はないながらも中央大#4富田に厳しいディフェンスを仕掛けていた明治大#6伊與田が痛恨のファウルアウト。明治大に暗雲が立ち込める。ここで逆に勢いに乗りたい中央大だったが、#6田嶋(4年・C)のトラベリングなどもあり上手くいかないが、中盤になると#12中野が連続得点し、同点に。その後は我慢の時間帯に突入する。両者の放つシュートはことごとく落ち、リバウンド争いも熾烈を極める。意地の張り合いが続く中、残り2:29で明治大#33北向(4年・PG)が距離のある3P、#14金丸晃輔がジャンプシュートを決めると、差は3点に。だが、この後明治大はファウルを犯し、中央大#4富田のフリースローに。富田は2本とも決め、遂に1点差。残り時間も1分を切る。47秒で明治大#45根岸(4年・F)がドライブを決め、中央大がタイムアウト。その後、中央大ボールで試合はスタートしたが、明治大#45根岸にパスカットされ、万事休すかと思われた。だが、得点には繋がらず3点差を保つ。そして残り16秒、ここまで当たりの来なかった中央大#18小野の3Pが決まり、この土壇場で57-57の同点に追いつく。最後、明治大#21川崎にボールが回ると川崎は躊躇せずに3Pを放った。それがブザーとともに決まり、明治大が劇的な勝利を飾った。
試合後、明治大の面々はコートへ流れ込み川崎を囲んだ。ベンチで指揮を取る塚本コーチも満面の笑みで川崎の頭をくしゃくしゃにし、褒め称えた。
◆#3金丸英悟(明治大・2年・PF)、#21川崎紘史(明治大・2年・F)
明治大フォワード2年生コンビ。
両選手とも、第1戦から高さのある中央大インサイド陣を尻目に何度もリバウンドをもぎ取った。
なお、川崎選手はこの試合を決めた3Pを沈めた。
―接戦を制しての感想を。
金丸(以下、金):いやー感動しました(笑)。最後はベンチだったので、勝利を願うばかりでした。
―川崎選手はブザービーターを決めましたけれども。
川崎(以下、川):シュートはまぐれでしたけど、それまでにちゃんと気持ちで負けなかったのがよかったのかなって思います。
―今日はどういうところを意識して戦ったのですか?
金:とにかくディフェンス。あとはビデオで見た悪い部分を直して、我慢していこうと。
川:そうだね、我慢だね。
―昨日の負けというのは気持ち的にどうでしたか?
金:もちろん負けたのは悔しかったんですけど、10点差離されても何回も追いつけたので、勝てるという感覚はあったので、すぐに切り替えられました。
川:初戦だったし、負けたことに関しては気持ち的にちょっと凹んだんですけど、でも英悟が言ったみたいに、“これをちゃんと直せば、もっと戦える”っていうのが明確に出ていたので、そこをしっかり意識すれば大丈夫だなって思っていました。
―ディフェンスではゾーンとマンツーとの切り替えが激しかったですね。
金:そうですねー。効いてたかどうかはわからないです(笑)。とりあえず守るのに必死でした(笑)。
川:必死だったよね(笑)。
―2人はシュートも然ることながら、リバウンドの頑張りが印象的でした。
金:得点を取ることももちろん大切なんですけど、それ以上にリバウンドのような地味なところで頑張るというか、自分の仕事をしっかりやるっていうのがチームに貢献できる方法だと思うので、そこが1番大切なのかなって思いました。
川:やっぱり俺らが入ってカバーしていかないと、センターの古橋さん(4年)も取れなくなっちゃうんで、そこは英悟が言うように自分たちの仕事なのでしっかり頑張っていかないと。しかもそこ(リバウンド)を頑張れば自分たちのいいリズムになるし、誰かがいいシュートを打てたりするかもしれないので、そのきっかけになればいいなと思って頑張っています。
―明治大はベンチメンバーの活躍も光りますね。
金:合宿の時から色んなメンバーでやってきたので、誰が出ても合わせられるようにしています。
川:誰が出ても力が変わらないというのはこれからリーグを戦う上で、強みになっていくと思います。
―夏の間はどういった練習を?
川:ディフェンス…だよね?
金:とか、しんどい練習を…(笑)。春は結構悔しい思いをしたので、リーグ戦でその借りを返してやる、っていう気持ちを持ってやってきました。今年のリーグは勝負だと思いますし。
川:英悟の言う通りです。
―重点をおいていたのは、ディフェンスということですね。
金:そうっすね。オフェンスは1年生エースのあいつとか(と言って、金丸晃輔選手を見遣る)、結構点の取れる人はいるので。あとはディフェンスを頑張ればオフェンスは上手くいくから、重点を置いていたのはディフェンスですね。
川:そうですね。どこからでも点を取れるっていうのも、うちの強みですよね。
―今年は各チームの差があまりないですよね。これからリーグを戦っていくに当たって、このことについてはどう考えますか?
金:このリーグ中に強いチームと当たっていって入れ替え戦に行ったら、戦ってきたことがそのまま自信になって、逆にいいんじゃないかなって思います。
川:本当にどこが勝ってもおかしくないっていう状況なので、とにかく“勝ち”にこだわっていきたいです。
―来週へ向けて一言ずつ。
金:自分の仕事をしっかりして、勝っていきたいです。
川:今週の試合の課題をしっかり克服して、来週の試合に臨んでいきたいです。
写真:左が金丸選手、右が川崎選手

昨年、惜しくも入れ替え戦を逃した明治大とようやくチームとしてまとまりが見え始めた中央大の一戦は、第1戦同様、大接戦となった。互いに激しいディフェンスを展開。意地の張り合いが続いたが、最後は明治大#21川崎(2年・F)の3Pがブザーと共に決まり、明治大が勝利。
これにより、中央大・明治大共に1勝1敗となった。
写真:明治大勝利後。塚本コーチが川崎選手を褒める
詳しいゲームレポートと、明治大・金丸英悟選手、川崎紘史選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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■GAME REPORT■
2Qの立ち上がりは互いにシュートを狙いに行くが、リングに嫌われ得点が伸びない。そんな中先に動いたのは明治大だった。1・2・2のゾーンディフェンスを展開し、中央大インサイド陣をがっちり固め、中で攻めさせない。しかし中央大も黙ってはいない。#4富田(4年・G)がそのディフェンスを粉砕するかのように連続で3Pを沈め、2点差まで詰め寄る。このまま勢いに乗りたい中央大だったが、攻めきれずに24秒バイオレーションを取られてしまう。その間に明治大は#10古橋の3P、#14金丸晃輔(1年・PF・福大大濠)のバスカン、そして#21川崎(2年・F)の3Pを含む連続得点で差を広げ、6点差を保ち後半へ。
試合が動き始めたのは3Q中盤だった。中央大#4富田が明治大の厳しいディフェンスを掻い潜ってジャンプシュートを沈めると、それに続いて#12中野(3年・F)が3Pを決め、流れを掴み始める。一方の明治大は#21川崎のリバウンドシュート、#6伊與田(3年・PG)のパスカットからのブレイクで応戦する。その後、しばらく得点が停滞するが残り2分台、中央大は#7田原(4年・F)、#4富田の3Pで2点差まで詰め寄る。更に、明治大からボールを奪い、速攻に走った富田がファウルを貰い、フリースローに。富田はこれを2本沈め、残り1:12でようやく明治大を捕らえる。明治大のファウルは続き、中央大#18小野(2年・C)にもフリースローを与えてしまう。小野は1本決め、中央大は逆転。そしてラスト1分、明治大は#14金丸晃輔にボールを託す。金丸はリリースの速い3Pを沈め、再び逆転に成功するが、中央大#4富田が残り4秒でレイアップを決め、同点で最終Qへ。

試合後、明治大の面々はコートへ流れ込み川崎を囲んだ。ベンチで指揮を取る塚本コーチも満面の笑みで川崎の頭をくしゃくしゃにし、褒め称えた。
◆#3金丸英悟(明治大・2年・PF)、#21川崎紘史(明治大・2年・F)

両選手とも、第1戦から高さのある中央大インサイド陣を尻目に何度もリバウンドをもぎ取った。
なお、川崎選手はこの試合を決めた3Pを沈めた。
―接戦を制しての感想を。
金丸(以下、金):いやー感動しました(笑)。最後はベンチだったので、勝利を願うばかりでした。
―川崎選手はブザービーターを決めましたけれども。
川崎(以下、川):シュートはまぐれでしたけど、それまでにちゃんと気持ちで負けなかったのがよかったのかなって思います。
―今日はどういうところを意識して戦ったのですか?
金:とにかくディフェンス。あとはビデオで見た悪い部分を直して、我慢していこうと。
川:そうだね、我慢だね。
―昨日の負けというのは気持ち的にどうでしたか?
金:もちろん負けたのは悔しかったんですけど、10点差離されても何回も追いつけたので、勝てるという感覚はあったので、すぐに切り替えられました。
川:初戦だったし、負けたことに関しては気持ち的にちょっと凹んだんですけど、でも英悟が言ったみたいに、“これをちゃんと直せば、もっと戦える”っていうのが明確に出ていたので、そこをしっかり意識すれば大丈夫だなって思っていました。
―ディフェンスではゾーンとマンツーとの切り替えが激しかったですね。
金:そうですねー。効いてたかどうかはわからないです(笑)。とりあえず守るのに必死でした(笑)。
川:必死だったよね(笑)。
―2人はシュートも然ることながら、リバウンドの頑張りが印象的でした。
金:得点を取ることももちろん大切なんですけど、それ以上にリバウンドのような地味なところで頑張るというか、自分の仕事をしっかりやるっていうのがチームに貢献できる方法だと思うので、そこが1番大切なのかなって思いました。
川:やっぱり俺らが入ってカバーしていかないと、センターの古橋さん(4年)も取れなくなっちゃうんで、そこは英悟が言うように自分たちの仕事なのでしっかり頑張っていかないと。しかもそこ(リバウンド)を頑張れば自分たちのいいリズムになるし、誰かがいいシュートを打てたりするかもしれないので、そのきっかけになればいいなと思って頑張っています。
―明治大はベンチメンバーの活躍も光りますね。
金:合宿の時から色んなメンバーでやってきたので、誰が出ても合わせられるようにしています。
川:誰が出ても力が変わらないというのはこれからリーグを戦う上で、強みになっていくと思います。
―夏の間はどういった練習を?
川:ディフェンス…だよね?
金:とか、しんどい練習を…(笑)。春は結構悔しい思いをしたので、リーグ戦でその借りを返してやる、っていう気持ちを持ってやってきました。今年のリーグは勝負だと思いますし。
川:英悟の言う通りです。
―重点をおいていたのは、ディフェンスということですね。
金:そうっすね。オフェンスは1年生エースのあいつとか(と言って、金丸晃輔選手を見遣る)、結構点の取れる人はいるので。あとはディフェンスを頑張ればオフェンスは上手くいくから、重点を置いていたのはディフェンスですね。
川:そうですね。どこからでも点を取れるっていうのも、うちの強みですよね。
―今年は各チームの差があまりないですよね。これからリーグを戦っていくに当たって、このことについてはどう考えますか?
金:このリーグ中に強いチームと当たっていって入れ替え戦に行ったら、戦ってきたことがそのまま自信になって、逆にいいんじゃないかなって思います。
川:本当にどこが勝ってもおかしくないっていう状況なので、とにかく“勝ち”にこだわっていきたいです。
―来週へ向けて一言ずつ。
金:自分の仕事をしっかりして、勝っていきたいです。
川:今週の試合の課題をしっかり克服して、来週の試合に臨んでいきたいです。
写真:左が金丸選手、右が川崎選手
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