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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.17 (Fri)

早慶戦の見どころ

勝敗が並んで重要な戦いとなる69回目の定期戦
プライドのぶつかり合いはどちらが勝つか予想困難


11sokei_yaji.jpg 第69回早慶バスケットボール定期戦が目前に迫った。早稲田大と慶應義塾大の伝統ある戦いは、バスケットにとどまらず、数多くの競技が両校学生に楽しまれているが、会場を満員にするバスケットボールは例年熱戦が多く、延長、接戦等話題に事欠かない好勝負が繰り広げられてきた。春シーズンの締めくくりに相応しい、一大イベントと言える。

 今年、早慶男子は両校とも代替わりを迎えた。昨年インカレ2位の慶應義塾大は主力の3人が抜け、同じく今期1部昇格となる早稲田大もここまでチームを支えてきた選手が多く卒業した。早慶戦の勝敗は実力差や戦力には全く関係がない。その独特の空気感をどう制するかが勝負だ。そういう意味でチームが刷新した今年はまだ互いにチームカラーがはっきり確立している訳ではなく、例年以上に勝敗を予想しにくくもある。

11sokei_kaneko.jpg 慶應義塾大は主将・家治(4年・F)以外のスタメンはほぼ1、2年生が務める。春のトーナメント、新人戦ともにベスト16で終わったが、下級生がどこまでエースの家治を支え、動けるかが重要だ。家治「トーナメントの後もう一度基礎の走りこみから始めました。1人が1.5人分働く、つまりそれだけ頑張ることを意識して練習してきています。苦しんだ時もあったけれど、下級生も新人戦に向けてまとまった部分もあるし、春の悔しさをバネにして早慶戦にみんなで向かいたい。それに若いチームだからこそ、残りの時間で早慶戦がどういうものか自分たち4年生が伝えていかなければならない。最後の早慶戦は絶対に負けたくない」と決意を新たにする。昨年から試合に絡んでいる蛯名、中島、矢嶋、本橋ら2年生を中心に、ルーキー伊藤が初めての早慶戦でどこまで貢献できるかに注目したい。また、4年生の金子、春本らも正念場で力の見せどころになるだろう。学生らしさこそが魅力である慶應大は、全員バスケが必定であり、昨年勝って34勝34敗と、一昨年に続いて再び勝敗で追いついた。20年ぶりの勝ち越しをぜひとも決めたいところだろう。

11sokei_oshimi.jpg 早稲田大は春は8位、新人戦はベスト16で終わった。大黒柱の久保田(4年・C)を中心に、こちらも下級生が多い。久保田をフォローする河上や3Pを武器とする玉井は2年生、3年生ガードの大塚の動きもカギを握る。主将の押見「自分たちはディフェンスができなければダメなチーム。ディフェンスができればオフェンスもついてきます。これを中心に頑張りたい」と言う。まだシステムやローテーションに慣れていない下級生についてどこまでディフェンスの習熟度を上げられているかに注目だ。また、押見は初の男子戦出場も狙う。「会場を観客が埋め尽くす早慶戦の雰囲気を味わってみたい。もし出場の機会を得れば、ディフェンスで貢献したい」と前向きだ。また、2年生ながら主力として欠かせない存在の一人である河上(2年・F)は「うちは久保田さんが点を取りにいかなかれば始まらない。自分の役目はそれをフォローするディフェンスとオフェンスのリバウンド。去年はすごく緊張して選手紹介の花道も見えないほど頭が真っ白だったけれど、今年は大丈夫。2年目になってがむしゃらにやっている時期は終わりました。今年からは自分が引っ張っていかなければ」と、成長した様子を見せる。早慶戦では毎年調子のいい久保田をどこまで助けられるか、見どころの一つだ。

11sokei_kubota.jpg「早慶戦は年を重ねるごとに重みを感じるもの。慶應の代表として戦うことを一番実感できる試合。今年こそ、という気持ちが強い」家治。それは互いの4年生全員が同じ思いだろう。家治「どんな泥試合でも、内容が最悪であっても勝つこと。それが最優先」と言い、押見は「去年負けたとかそういう感情はない。ただ勝ちたい、何がなんでも勝ちたい」と強調する。

 強い気持ちと勝ちにこだわる姿勢、そして期待と不安を背負い、ゲームの主役たらんとする4年生にはさまざまな重圧がのしかかる。「早慶戦には精神面も含めたコンディション調整も重要」という押見の言葉は重い。当日までどのように歩むか、練習の段階から早慶戦は始まっている。

 相手より一歩抜きん出るのはどちらか。戦いは目前だ。


写真上:慶應大主将・家治。2年時から早慶戦には出場。エースとして、主将として期待がかかる。
写真中上:同じく4年の副将・金子。チームを乗せる3Pを決められるか。
写真中下:早稲田大主将・押見は自分にできる部分での貢献を誓う。
写真下:久保田は今年李相佰杯代表にも選出。早慶戦は例年すこぶる調子がよく、今年も試合を楽しみにしている様子だった。

第69回早慶バスケットボール定期戦開催概要

【現役生の過去3回の対戦はこちら】
68回早慶戦 慶應大の勝利で34勝34敗に
67回早慶戦 早稲田大がロースコアに持ち込み春優勝の慶應大に勝利
66回早慶戦 延長戦となる熱戦で慶應大が勝利
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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