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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.12 (Sun)

【2011新人戦】6/12 3位決定戦 筑波大VS日本体育大

前半で差をつけた筑波大が3位獲得
日体大は悔しい敗戦も、ベスト4で大会を終える


筑波大学101(17-15,30-4,20-20,34-22)61日本体育大学
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スターティング5
筑波大 #6西村/#10山田/#21笹山/#32武藤/#35池田
日本体育大 #11北川/#12周/#13清水/#19中野/#94延原
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110612muto.jpg 3位決定戦、筑波大対日本体育大の対戦はトランジションに加えて得点力で優った筑波大が101-61で余裕の勝利を納めた。

 立ち上がりは#21笹山(1年・G・洛南)の3P、続いて笹山が#32武藤(2年・C)へアシストを決めて5-0とすると、#35池田(2年・F)も続いて、一気に点差を開いた。ここまで#12周(1年・C・大分明豊)のリバウンドを軸にトランジションで戦ってきた日本体育大だが、さすがに筑波大相手にはそれをうまく出せない。しかし早い展開への意識は変わらず、TOなどから走って追い上げ、#15濱田(1年・F・市立船橋)の3Pもあって1Qは17-15。筑波大は#21笹山が2ファウルになるなど、点数が今ひとつ伸びなかった。

 2Q、立ち上がりの主導権争いで互いにボールが行ったり来たりする状態となるが、筑波大は#14坂東(1年・SG・北陸)の3Pで波に乗ると、次第にペースを掴む。#32武藤の速攻や#35池田のシュート、得たファウルからフリースローなどで得点を重ねていく。日体大はなかなか得点を取ることができず、どんどん引き離されてこのQわずか4得点。筑波大は30点の猛攻で前半で47-19と大差をつけた。

110612niitai.jpg 後半は終始筑波大ペースで進んだ。日体大はインサイドで苦戦し、攻撃の軸を組み立てられないことで攻撃がアウトサイド頼みに。#11北川(2年・F)や#19中野(2年・高知中央)らが決めてこのQは20-20のタイで終える。しかし4Qになると筑波大の勢いが勝り、最後は101-61。40点の差をつけて筑波大が勝利した。

 筑波大は激戦の左側ブロックで見事存在感を示して3位。ワンセンターで高さはなかったが、走るバスケットを徹底、チームの一体感も良好で筑波らしさとは何か、を見せてくれた。アシスト王を獲得した笹山は優れた視野で随所にいいパスを供給し、勢いに乗った坂東が次々3Pを沈めて3P王を獲得した。全体チームでも戦力になる選手たちが多く、この結果を糧に秋に臨みたい。

 日体大はセンターの周以外は小兵だが、その分トランジションを徹底し、不利な状況でも最後まで走り続ける姿勢が見えた。周はまだ技術・経験ともにこれからだが、リバウンド王を獲得。インサイドで安定してボールを確保できるようになれば周囲がもっと楽にバスケットができる。今後の成長に期待だ。2部降格となってから久しぶりのベスト4入りを自信として、リーグに向かって欲しい。

写真上:速攻に走る筑波大・武藤。ファウルをよく我慢してインサイドで耐えた。
写真下:#11北川がみんなに声をかける。試合後、2年生が涙する1年生に「来年勝ってくれ」と声をかけていた。

※筑波大・笹山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「ガードって難しいけどやりがいもあって楽しい」
大器の片鱗を見せた期待のPG
◆#21笹山貴哉(筑波大・1年・PG・洛南)
110612sasayama2.jpg1年生ながら2位と大差をつけてアシスト王を獲得。周りがよく見え、ガードとしてのセンスや度胸は今大会でも特に光るものがあった。
また、チームのことや先のことも今からしっかりと考えている。こうした姿勢が今後の成長に結びつくことを期待したい。
全体チームに戻ればまだ競争もあるが、秋以降も活躍を見せて欲しい。


―快勝で新人戦を終えましたね。チームで意思疎通もすごく取れていたと思います。
「日筑戦で負けていたので3・4年生の借りを返そうという気持ちもあったし、このチームでやれるのは今年最後なので、最後は絶対勝って終わろうと言っていました。それでアップから声も出ていたし、最後一つになれたなと思いました」

―新人戦全体を振り返ってどうでしたか?
「主力でこうやって試合に出るのは初めてだったので緊張もしたし、大学バスケがまだ分かってなかったので最初はやりづらさもあったんですけど、試合を重ねるごとに色々分かってきたし、チームとしても一つになっていけました。青学には負けたんですけど、最後勝って3位で終われたのは良かったと思います」

―緊張があったと言いますが、堂々としたプレーでアシストやシュートなど素晴らしい活躍を見せていたと思います。
「緊張してたんですけど、やることはいつもと変わらなかったので、自分のいつもやっているプレーを出そうと自分の中で思っていました。それが良い形に結びついただけだと思います」

―自身を評価するとしたら何点ぐらいですか?
「チーム的には100点ですけど、個人的にはまだミスとか集中が切れたところとかがあったので、60点ぐらいですかね」

―トーナメントや新人戦を通して、高校バスケと大学バスケの違いは感じましたか?
「そうですね。高校は、言ってしまえば子供のバスケという感じで、大学まで来ると大人のバスケだなと思いました。自分で考えてやっていかないといけないし、全然違うなって大学に入ってから感じました」

―この新人戦チームはトランジションなどスタイルが徹底されていましたね。
「小さいので高さでは絶対勝てないし、ディフェンスを頑張って走ることでしか得点に結び付けられないと思ったので、それはすごく意識していました」

―ガードとして心がけていたことなどはありますか?
「シュートが当たっている人にパスを出したりとか、流れが悪い時にはちゃんと落ち着かせたりとか、そういうチームの状況を見て判断することが大事だと思って心がけました。あとは自分でも行くところは行かなきゃいけないし、けど無理し過ぎてもだめなのでそのバランスを意識したり。今までずっとガードをやってきたんですけど、大学に入ってほんとにガードって難しいなと思いました。でも同時にやりがいもあるなって思って、とにかく楽しいです」

―#6西村選手が今年は1年生と2年生の仲が良いと言っていましたが、笹山選手から見てこのチームはどんなチームでしたか?
「2年生の人も、どんどん言っていいって言ってくれてるので、自分たち1年生も言いたい事を言えないとかは全くないです。ここはこうした方が良いとか、誰でもなんでも言い合えるし、仲も良くて本当に良いチームだと思います。3・4年になってもう一回このチームでやることが楽しみです」

―こうやって新人戦で結果を残して、将来このチームでやることへの期待も生まれますね。
「主力の3・4年生の人たちが上手いので、1・2年はだめなんじゃないかとか周りの人は言っていたと思います。だからそれを見返したいなと思っていました。今回東海にも1点差で勝ったりして、正直自分たちでもびっくりするくらい良い試合が出来ました。小さくてもチームで一つになれば勝てるという事があらためて分かったし、手応えはすごく感じられたと思います」

―全体チームとしては、田渡選手(#34)の次やその次として試合に出ることになるのではないかと思います。その役割分担についてはどう考えていますか?
「修人さん(#34田渡)は本当に得点能力もあるしオールラウンドにこなせるプレーヤーなので、修人さんと一緒に出た時は合わせるというか修人さんを活かすような役割が出来ればいいと思っています。修人さんもアシストが上手いので、自分もアシストがやりたいんですけどそこは点を獲りに行ったりとか、逆に修人さんが攻めている時は自分が一歩引いてチームの状況を見たりだとか。自分なりにここはこうした方がいいんじゃないかとか言えるようにしたいです」

―筑波大は毎年3人推薦の枠があってあとは一般入学の選手ですね。全国区で活躍した選手もいれば、そうでない選手も混じって一緒にやっていく訳ですが。
「一般入学の人とかも普通に接してくれるし、向こうからここ教えてって言ってくれるので距離とかは全然感じません。コミュニケーションも取れてるし、自分たちも気にせず普通にあそこはああした方がいいとか言えますね。この大会でもベンチで2年生の人が盛り上げてくれて、応援が本当に力になりました」

―ベンチで特に坂口選手(#42)が盛り上げているようでしたが。
「はい、本当に坂口さんはすごいです。しかも応援を頑張って盛り上げるだけじゃなくて、チームの状況を見てタイムアウトの時とかにここ出来てないよとか言ってくれるんです。あの人に本当に何回も助けられました」

―こうやって新人戦で1・2年生が結果を残したことが、3・4年生への良い刺激になるといいですね。
「そうですね。さっき試合が終わってから先生も言っていたんですが、今3・4年生は試合もないから練習に身が入りにくい時期でもあるんです。だから先生も、“1・2年生だけでもこれだけ出来るんだから、上級生の中に入っても引いたりしないで下級生がもっと底上げして、チームに活気を与えてくれ”って言っていました。自分たちとしても、やれるって事がここで分かったので、チームに戻ってからもしっかりやっていこうと思います」

―秋に向けて抱負をお願いします。
「この大会で自分に足りないところも分かったし、このチームは終わりですけど3・4年生に加わってもすることは一緒なので、まず自分の足りないところを補って、上級生の中に入ってもしっかり自分のプレーが出来るように頑張っていきたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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