2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.12 (Sun)

【2011新人戦】6/12 5位決定戦 東海大VS国士舘大

じわじわ引き離した東海大が勝利して5位
国士館大は秋以降に期待が見える内容に


東海大学79(18-14,18-14,20-16,23-13)57国士舘大学
―――――――――――――――――――――――――――――――――
スターティング5
東海大 #51須田/#10バランスキー/#12梅林/#18和田/#24田中
国士舘大 #4松島/#5伊藤/#6永野/#7高橋/#13新田
―――――――――――――――――――――――――――――――――

110612fujinaga.jpg 5位決定戦は東海大と国士館大の対戦になった。戦力十分の東海大に対し、国士館大はここまでの戦い、離されそうになっても何度も追い上げる戦い方を見せてきた。5位決定戦でもつかず離されずで粘りのあるバスケットを展開した。

 試合開始からしばらくは互いに主導権を握れず。ターンオーバーが続き、開始5分で互いに一桁得点という出足となった。立ち上がりで国士館大がリードしたが、東海大も次第に調子を上げ、#10バランスキー(1年・PF・東海大三)のフックシュートや#24田中(2年・SF)のパスを#10バランスキーが決めるなど、#10バランスキーを中心にしたオフェンスで逆転。しかし国士館大も#5伊藤(2年・G)や#6永野(2年・F)のシュートなどで大きくは離されない。東海大は残り40秒で#51須田(2年・SG)が3Pを決めて18-14とし、1Qを終えた。

 2Q、東海大がリードするものの、国士館大も大きく離されずについていく。東海大は#12梅林が存在感を見せ、国士館大は#15伊集(1年・G・興南)や#12大河原(1年・F・米沢中央)ら途中交代の選手たちが積極的なオフェンスで粘る。東海大は#23佐藤(2年・PF)の3Pなどもあって相手を突き放す展開に。終盤に#24田中がアンスポーツマンライクファウルを撮られる場面もあったが、大きく崩れず36-28とじわりと国士館大を引き離して前半を終えた。

110612ito.jpg じわじわ国士舘大を引き離す東海大は開始4分で#10バランスキーがポストからバスケットカウントを獲得し、43-32とようやくリードを10点以上にする。国士館大はポイントゲッターの#6永野が4ファウルでベンチへ下がることになり、苦しくなる。それでも#8寺嶋(2年・G)や#4松島(2年・G)の3P、3Q最後には#6永野がバスケットカウントで粘りを見せるが点差が縮まらず最終Qへ。しかしその4Qでは東海大は激しいディフェンスを国士館大に仕掛け、国士館大はシュートが簡単に打てなくなる。アウトサイドの決まらない厳しい時間帯が続き、最終的には79-53と引き離されて試合終了。東海大が5位、国士館大が6位となった。

 東海大は激戦ブロックで筑波大相手に惜しい試合を落とし、昨年と同じく5位。トーナメント戦では入るブロックも重要なだけに簡単ではないが、十分な戦力を保有するだけに来年以降さらなる上位進出が望まれる。梅林や晴山など、重要な場面でいい活躍を見せた選手たちには今後の全体チームでの活躍も期待したい。

 国士館大は昨年3位よりは順位を下げたが、2mの3年生、曹のような強力なインサイドがいない状況で6位獲得は大きい。インサイドでは新田、機動力では大河原ら1年生の活躍も目立ち、寺嶋の勝負強い3Pは何度もチームを救った。爆発力がつけば再び怖い存在になる。秋の2部リーグを面白くしてくれる存在になりそうだ。

写真上:インサイド層の厚い東海大だが、セカンドガードとして登場したルーキーの藤永(北陸)も注目選手。
写真下:司令塔としてチームを引っ張った伊藤。全体チームでも出場時間を得ており、秋からの働きも問われる。


※東海大・須田選手、国士館大・松島選手のインタビューは「続きを読む」へ。

[続きを読む]

【INTERVIEW】

「試合に出て初めて感じることもたくさんあった」
この経験と悔しさを今後にぶつける決意

◆#51須田侑太郎(東海大・2年・SG)
110612suda.jpg東海大の新人戦チームを引っ張ったキャプテンは須田。AチームとBチームをまとめる難しい役割をつとめ、プレーでもチームに貢献した。「悔いが残る」と多々悔しさを口にしたが、層の厚い東海大でプレータイムを得るためにもここで積んだ試合経験や主将として学んだ事を大事にして欲しい。


―新人戦全体を振り返ってどうでしたか?
「結構良い状態で大会を迎えられたんですが、どこか甘くて実力を十分に発揮できませんでした。自分は1年生の頃から新人戦を楽しみにしてたので、こういう結果になってしまったのはすごく残念です。でもここで悔いが残った分、これから向上心を持ってやっていきたいと思います。自分たちの代になった時とかに、新人戦でああいう思いをして良かったと思えるようにしたいです」

―悔いが残ったというのは特に筑波戦での敗戦でしょうか。
「チーム的に言えばそうなんですけど、個人的には今大会は一回戦から全然だめでした。そこも経験かなと思いますが、悔しいですね」

―特にどういう部分が個人的に上手くいきませんでしたか?
「シューターとして、勝負所でシュートを決めようという目標を掲げていたんですが、それが出来ませんでした。シュートに関して悔いが残ります」

―今大会、特に印象に残っている試合はどの試合ですか?
「筑波戦もありますが、やっぱり明治に勝った試合ですかね。優勝するために走り込みとかキツイ練習も結構してきたのに筑波に負けて、でもそこから気持ちを切り替えて明治に勝てたのは大きかったと思います。そこでさらにチームも一つになって、シーガルズらしい試合が出来ました。チーム一丸という事を強く感じて、印象に残ってますね」

―主将として見てきて、今大会を通してチームはどう変わっていったと思いますか?
「最初は、Aチーム・Bチームで分かれていたので2年生の中でもあまり交流がなくて、2年生はバラバラだとか仲が悪いとか色んな人から言われていました。でも、食事会というかみんなで話し合う場を設けて、言いたいことを全部言い合って、そこからはまとまっていきました。今となっては、お互い切磋琢磨できるすごく良いチームになったと思います」

―1年生も多く試合に絡んでいますが、1年生はどうですか?
「1年生、いいですよ。すごい可愛いです(笑)。実力もあって、なおかつみんな慕ってくれて一緒にどこかへ行ったりする事も多いです。コミュニケーションもすごく取りやすいですし、チームの出来上がりという部分では1年生のそういう所も大きかったと思います。苦労しなかったというか、ありがたかったですね」

―東海大は選手層も厚くてなかなか出場機会を得るのが難しいと思うので、この新人戦での経験は大きいですよね。この経験を秋にどう繋げていきたいですか?
「そうですね。チームの中心は上級生と1年生なので、こんなに試合に出られるのも今回が初めてでした。試合に出てみて初めて感じることもたくさんありましたね。普段感じられない事が感じられたのは、自分の成長に繋がったと思います。これから全体チームに戻った時に、この経験を活かして、学年とか関係なくリーダーシップを発揮して、チームの底上げをしていきたいです」



「見ている人も楽しくなるようなプレーがしたい」
人一倍バスケットを楽しむチームのムードメーカー

◆#4松島良豪(国士舘大・2年・G)
110612matusima.jpg応援席も含め、明るい雰囲気でここまで戦ってきた国士舘大だが、中でも特にチームの盛り上げ役となったのがキャプテンの松島。コート上の誰よりも声を出し、笑顔も忘れない。プレー以外の部分でもチームを引っ張った。
今大会は昨年の3位から結果は落としたものの、チームとして手応えも感じている。この成果を全体チームに持ち帰り、秋にどう活かしていくか注目だ。


―東海大と戦ってみてどうでしたか?
「こっちは小さいので相手の高さを警戒していたんですが、やっぱり最後リバウンドを取られてやられてしまったと思います。東海は層も厚くて、エースの田中君(#24)やリバウンドの要のザック(#10バランスキー)を休ませる時間もあったと思いますが、誰が出ても東海のバスケットが出来るというのは強いなと感じました」

―それでも前半は点差もつかず食らい付いたと思います。それはどういう部分が通用したからだと思いますか?
「うちは小さいんですけど、ディフェンスは関東の中でも上の方だと思っています。ディフェンスからブレイクは速くいけたので、そこは負けてなかったかなと感じました」

―東海大の高さに対して、1年生の#13新田選手や#12大河原選手がよく頑張りましたね。
「はい。1年生も華武伊(#13新田)はリバウンドとディフェンスがとても良くて、特にリバウンドの部分では本当に助けられました。あとこの大会を通じて、大河原(#12)がすごく成長してくれたと思います。正直この大会は1年生に助けられたなぁと思いました。1年生が試合に出て使えることが分かったのは、秋のリーグ戦に向けて良い材料になったと思います」

―2年生についてはどうですか?
「去年のリーグ戦とかは、雄太(#5伊藤)と自分が試合に出て、まだ高橋(#7)とか寺嶋(#8)とか永野(#6)はあまり出てなかったんですね。でもこの新人戦で、みんな強い相手にも自分が通用するんだって分かったと思います。これを自信にして、これから2年生も上級生に負けないくらい頑張っていきたいです」

―2年生はすごく個性的なメンバーが集まっている印象を受けるのですが、松島選手の目から見て今の2年生はどんな学年ですか?
「2年生は、1年生から4年生の中でも特に明るい学年で、アップの時から本当にこれがアップなのかというぐらい盛り上がるんですよね(笑)。ふざけてはないですけど、本当に楽しくやれています。去年1年間いろいろ問題とかもあったんですが、話し合って一緒に苦労して乗り越えてきた仲間なので、まとまりがあってこういう風に楽しい雰囲気を作れているんだと思います」

―新人戦を振り返って、接戦になる試合が多かったですね。中でもどの試合が印象に残っていますか?
「どの試合というより一試合一試合が楽しくて全部印象に残っているんですけど、あえて挙げるとすれば白鴎戦ですね。欲を言えば白鴎戦に勝って去年の先輩たちを越えたかったなと思います。あそこで勝っていればもしかしたら決勝に行けたんじゃないかとか考えたりしましたね」

―でもその白鴎大戦で負けた後も、拓殖大戦は良い雰囲気で競り勝ちましたね。気持ちの切り替えというのは上手く出来たんでしょうか?
「そうですね。みんなを集めて、もう勝っても負けても2試合しかないから、残りの2試合は自分たちがやってきたことを楽しんで出し切るだけだと話しました。でもやっぱり負けたら楽しくないので、勝って楽しくやろうと。そういう風にみんなでミーティングしたので、しっかり気持ちを引き締めて試合に臨めました」

―楽しくやろうという話ですが、特に松島選手は試合中とても楽しそうですね。
「もう本当に楽しいですね。やっぱりみんな楽しくてバスケットを始めたと思うので、その気持ちを忘れたらダメかなと思って。大学に入って、自分だけじゃなく見ている人も楽しくなるようなプレーがしたいなと思いました。あとは応援席からヤジとかも飛んできたので、結構ふざけましたね(笑)」

―試合中声もよく出ていましたね。キャプテンとしてチームを引っ張る役割があったと思いますが、何か意識していたことはありますか?
「去年自分は先輩たちに支えてもらって3位という結果を残したので、今度は自分が1年生を支えなきゃいけないなと思っていました。練習では一つひとつのプレーに対して結構叱ったりしたんですけど、試合中は叱ってばかりいたらチームも落ち込んでしまうと思ったので、ミスがあっても“切り替えよう”とか前向きな声を掛けるように意識していました」

―この新人戦で得られたものはありますか?
「4年生って、最上級生でやっぱり気合いとか気持ちも違うじゃないですか。それでこの新人戦を通して、今の4年生もこういう気持ちなのかなって少し分かったような気がします。だから自分たちもただついて行くんじゃなくて、4年生と同じ気持ちで頑張らなきゃゃいけないなと。絶対1部に昇格してインカレに出るんだという強い気持ちを、4年生だけじゃなく全員が持たなきゃいけないなと感じました」

―秋のリーグ戦まで2か月ほどありますが、これからどういう部分を頑張りたいですか?
「自分はシュートが下手なので、外のシュートの確率をもっと上げたいです。あとはチーム全体として体がまだ弱いので、この2か月半くらいでしっかりトレーニングを積んでいきたいと思います。体づくりとか基本的な事から見つめ直して、一日一日を大切にして頑張ります」
関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:47  |  2011新人戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |