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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.12 (Sun)

【2011新人戦】6/12 7位決定戦 明治大VS拓殖大

持ち味を出して終始リードを奪った拓殖大
アウトサイドで追い上げるも明治大は一歩及ばず


明治大学73(18-23,20-18,21-23,14-22)86拓殖大学
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スターティング5
明治大 #7森山/#16安藤/#22西川/#89土井/#92水口
拓殖大 #40藤井/#7逆瀬川/#13長田/#14大垣/#88兼子
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110612osada.jpg 7位決定戦の明治大と拓殖大の対戦は、足を使ったディフェンスでリズムを掴んだ拓殖大が試合の主導権を握り、73-86で勝利を収めた。
 出だしから拓殖大は#14大垣(1年・G・藤枝明誠)や#40藤井(2年・G)が積極的に攻めて明治大のファウルを誘い、開始5分で5-13とリードを奪った。明治大もシックスマン#12中東(1年・SF・光泉)が3Pを沈めていき15-18と差を詰めるが、フリースローで得点を伸ばした拓殖大が18-23とリードして1Qを終える。続く2Q、拓殖大は#20古賀(1年・G・福大大濠)の3Pを皮切りに#13長田(2年・PG)、#40藤井と得点が続いて20-30と10点差をつける。明治大#24田中(2年・G)が3Pを決めても#14大垣がバスケットカウントを獲得して拓殖大も流れを渡さず、そこから一進一退。しかし2Q終盤、明治大はメンバーをフルチェンジさせて流れを変え、徐々に追い上げると残り1分を切って#16安藤(1年・G・明成)が3P、#21岩淵(1年・PG・新潟商)が速攻を決めて38-41と3点差にして前半を終えた。
 
 3Q、序盤は互いに決めたら決め返すシーソーゲームとなった。明治大はオフェンスリバウンドで強さを発揮するが、拓殖大も速いトランジションゲームで対抗する。中盤になり、この拮抗を破ったのは拓殖大のバックコート陣。#40藤井、#13長田らが前から当たってスティールを連発し、残り4分を切って一気に12点差をつけた。しかし激しいディフェンスと同時に拓殖大はファウルもかさむ。また明治大のゾーンディフェンスに対しても外のシュートが決まらず、最後に明治大が盛り返して59-64の5点差で勝負は最終Qへ。4Q、明治大はオフェンスリバウンドを掌握するも拓殖大の堅守に阻まれシュートを決めきれない。その間拓殖大は#40藤井を中心に#14大垣や#20古賀といった1年生も活躍し、5分経って59-79と一気に20点差をつけた。明治大は9分間で#92水口(1年・SG・福大大濠)の2得点のみと完全にオフェンスが沈黙。残り1分を切って#0川内(2年・G・福大大濠)が3Pを連続で決めるも、大きくついた差をつめることは出来なかった。そのまま73-86で拓殖大が勝利し、拓殖大の7位、明治大の8位が決まった。

110612mizuguchi.jpg 明治大は高さもあり、激しいディフェンスと高確率で決まる外のシュートを武器に戦ったが、拓殖大のスピードに攻守共に翻弄される部分も見られた。しかし有望な1年生も多く、メンバーをフルで変えて戦えるほど層も厚い。今後これらの選手たちがどう伸びていくかに期待だ。
 拓殖大は今大会ここまで苦しい戦いが続いたが、この試合でようやくらしさが見られた。小さい布陣ながらスピード溢れるバスケットで勝利したことは、経験のない選手たちにとっても自信となっただろう。また好守ともにチームを引っ張ってきた#40藤井は、この試合圧巻の43得点。チームの半分の点数を取る活躍を見せ、見事今大会の得点王を獲得した。良い形で新人戦を締めくくった事を秋のリーグ戦に繋げたい。

写真上:拓殖大の司令塔・長田。
写真下:水口は今大会要所で登場。

※拓殖大・藤井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「もっと大人にならないと」
キャプテンとして見せた責任感

◆#40藤井祐眞(拓殖大・2年・G)
110612fujii2.jpg今大会では得点王を獲得し、経験の浅いチームを引っ張る活躍を見せた藤井。
主将を務めたことで、気持ちをコントロールすることの難しさと必要性を身を持って感じた。今後、精神的な成長にも期待しつつ、プレーにも注目したい。


―今の試合を振り返ってどうでしたか?
「今日の試合は最初から最後まで走れたと思うし、相手が大きい選手たちでもちゃんとボックスアウトしてディフェンスリバウンドもしっかり取れたことが良かったと思います。高さでは負けているので、リバウンドやルーズボールは全員で取りにいこうと言っていました。あと明治はピック&ロールとかスクリーンプレーが多かったので、そこはスイッチとかしてでもみんなで守ろうと意識していました」

―今日、リバウンドは#88兼子選手の頑張りが光りましたね。
「そうですね。インサイドは怪我人もいて自分たちは弱いと言われていたんですが、兼子とかみんな高い意識を持って粘ってくれたと思います」

―ディフェンスではガード陣のスティールで速攻が何本も決まりましたね。特に3Qの連続スティールはチームを盛り上げたと思いますが。
「相手は大きいので、フロントコートまで運ばれてしまってはペイント内とかリバウンドのセカンドチャンスでやられてしまうケースも多くなります。でもバックコートだったらうちの方が小さくて動ける分有利なので、拓大のバスケットらしく前からあたってスティールを狙いました。3Qは相手がはまってくれて、雰囲気もイケイケムードだったので自分の足も動きましたね」

―新人戦の今までの試合はチームであまり良いところが出せなかったと思いますが、今日は本当に拓大らしさが出せましたね。
「今までの試合はいいところでミスしたり、ディフェンスも守れてるのにセカンドチャンスでやられたりしていました。ハッスルしたディフェンスとか、勢いに乗ったオフェンスとか、そういう拓大らしさが全然出せなかったと思います。でも今日は本当に40分間集中して走り切れて、らしさを出せたのは良かったです」

―今までの試合からこういう風に切り替えられたのは何故だと思いますか?
「試合前のミーティングでも、最後なんだしベンチも応援団も全員で最初から楽しもうと言っていました。本当に今日は周りも声を出して、コートの中も楽しくやれたのが良かったんだと思います」

―新人戦のチームは試合経験の少ない選手も多くて、攻守共に自分が引っ張らなきゃという気持ちだったのではないですか?
「やっぱり上級生に混じってやっているのは本当に数人なので、オフェンスでは慎之介(#14大垣)と自分がやっていかなきゃいけないと思ったし、ディフェンスでは幸志郎(#13長田)とか自分とか上のポジションの人が頑張らなきゃと思っていました。昨日や一昨日は経験不足な部分が目立ったし、それを自分とか上級生の中でやってる人がカバーできなかったのが良くなかったと思います」

―#14大垣選手は同じ藤枝明誠高校の後輩ですし、プレーも互いに息が合うのでは。
「そうですね。あいつのプレーも自分はよく知ってるし、あいつも多分自分のプレーをよく分かっていると思うので、合わせとかもしやすいです」

―大垣選手の他にも、今大会良いところで3Pを決めた#20古賀選手など1年生の活躍も見られましたね。
「そうですね。あとは途中で怪我をしてしまったんですが石橋(#77)も、大きい選手相手に1センターとして頑張ってくれたし、交代で出る健太(#22上田)とかもディフェンスとかリバウンドを頑張ってくれました。1年生に助けられた部分も大きいですね」

―拓殖大は全体チームだと3Pを打てる選手がたくさんいる事が強みの一つかと思いますが、この新人戦チームではそうはいかなかったですね。
「上級生はちゃんとしたシューターがいたり一人ひとり役割が明確になっているので、自分とか達也さん(#1鈴木)が切れ込んでも上手く外にさばけるんですが、このチームはまだみんな迷いがあると思いました。パスやシュートを躊躇する部分があったのが良くなかったと思います」

―この新人戦を通して何を得られたと思いますか?
「自分はキャプテンとしてやってきて、あまり上手く口で言えるタイプではないのでプレーで引っ張らなきゃと思っていたんですが、上手く噛み合わないプレーや審判の笛とかに自分自身イライラしてしまって駄目でした。でもそういうのが見つけられたのは収穫だと思います。自分も来年は上級生になるし、これからもっと考えていかないといけません。やっぱりまだまだ精神的に子供な部分があるので、もっと大人にならないとと感じました」

―2年目になって、今シーズンどういうプレーをしていきたいですか?
「去年の最初とかはシックスマンで出て流れを変える役割だったんですけど、今はスタメンで出させてもらっているので、最初からチームを盛り上げられるようにしなければいけません。得点を取れる選手はいっぱいいるので、得点以外の部分をもっと頑張りたいと思います。ディフェンスとかリバウンドとかルーズとかセーフティ―とか、しっかりやっていきたいです」

―今シーズンへの意気込みをお願いします。
「今年は本当に優勝を狙えるチームだと思うし、新チームになってずっと今年こそと言ってきました。選手だけじゃなく監督やOBの人達も優勝出来るチームだと思ってくれているので、その期待に応えたいと思います。とにかく今まで青学にあと一歩のところで負けてきたので、今年こそ倒して優勝したいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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