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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.11 (Sat)

【2011新人戦】6/11 準決勝 青山学院大VS筑波大

序盤から本領を発揮した青山学院大
筑波大は3Pで追い上げるが届かず


青山学院大学101(31-18,18-24,27-14,25-13)69筑波大学
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スターティング5
青山学院大 #4畠山/#3小林/#25永吉/#88張本/#0野本
筑波大 #6西村/#10山田/#21笹山/#32武藤/#35池田
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110611nagayoshi.jpg 準決勝第二試合はディフェンディングチャンピオン・青山学院大とここまでスピードあふれるバスケットで相手を翻弄してきた筑波大の対戦となった。

 優勝候補筆頭の青山学院大はここまでミスのある試合も見られたが、この日は序盤から集中していた。開始15秒で#4畠山(2年・G)がまず大事な3Pを1本決める。そこから#25永吉(2年・C)のリバウンドからのシュートや#88張本(2年・CF)のドライブからのダンクも出て、青山学院大は一気に勢いづくと開始3分で11-0のリード。筑波大は外から打つ形になるが、高さのプレッシャーもこれまでとは段違いの相手に、なかなか決めることができない。筑波大は開始2分半で#14坂東(1年・SG・北陸)をコートに。3連続の3Pを坂東が沈めてチームを盛り上げる。しかし青山学院大は焦らずインサイドで筑波大を翻弄。#0野本(1年・CF・北陸)がバスケットカウントを決めるなどして、1Qで31-18と大量リードを奪った。

 2Q、追いつきたい筑波大はゾーンを展開。オフェンスでは#14坂東が3Pを確実に決める勝負強さを見せる。2連続で入れると、#21笹山(1年・G・洛南)もそれに続き、反撃ムードになると#32武藤(2年・C)のドライブや#10山田(1年・CF・市立船橋)のミドルシュートなども出て一気に追い上げる。青山学院大はアウトサイドが決まらず、2点差まで詰め寄られる形となった。しかし2Q残り2分から盛り返して#25永吉がカバーリングや#88張本のバスケットカウントで再びリードを広げ、49-42と再度引き離して前半を終えた。

110611bando.jpg 後半、追いつきたい筑波大だが青山学院大がそれを許さず、引き離す形となった。高さ、速さからの攻撃は圧倒的。#23満山(1年・SG・洛南)の3Pが当たり始め、勢いに拍車を掛ける。筑波大は#35池田(2年・F)が強気のドライブを仕掛けて得点するが、それでもついた点差は20点。苦しい3Qとなった。4Qは勢いに乗った青山学院大がそのまま筑波大を引き離した。筑波大はあきらめずに粘るが、じわじわ離されていく。最終スコアは101-69、青山学院大が圧倒的な力を見せて勝利を決めた。

 筑波大は#14坂東が3Pを8本決めるなど、見せ場を作った。しかしアウトサイドだけでは勝てない。吉田監督「インサイドが1人ならなんとかなるが、2人、3人とあのサイズで来られては」と悔しさを見せる。青山学院大は要所で決めたガード陣、速攻でもきっちり走るビッグマンら緩まずプレーした結果が出た。

写真上:シュートにいく青山学院大・永吉。
写真下:筑波大・坂東は強気で3Pを狙っていった。

※筑波大・池田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「頑張りきれるかどうかで“チームの質”が決まる」
勝負だけではない、大事なものの獲得を目指して

◆#35池田龍之介(筑波大・2年・F)
110611ikeda.jpg自分より10cmは大きい相手のマッチアップは、想像以上のものがあっただろう。今回はチームを支える役割に徹し、地道な仕事を続けていた。
2年生になってから発言する内容から意識の変化が見える。早い段階で自分が何をすべきか気づき、歩んでいこうとする選手は、貴重なタレントだ。
今後どのような変化を遂げるか、精神面でも非常に楽しみな選手だ。


―試合について振り返ってどうでしたか?
「入りの一番大事にしなければいけないところを相手に打たれて、自分たちのバスケットの入りができなくてペースを持ってくるのが遅くなりました。前半の最後でリズムを持って来られたんですが、前半の入りと後半の入りをもっとしっかりやっていればもっといいゲームができたんじゃないかと思います」

―入りは11-0になってしまいましたね。
「固さなどは意識してはいなかったんですが、一気に走られて相手のシュートが入りました。その後に自分たちのオフェンスになった時にオフェンスリバウンドに入らないで、その後もう1回簡単に走られて点数を取られたのが問題かなと思います。一つひとつしっかりやっていかなければ次はないのに、それを意識しないで全て単発になってしまって流れを持ってこられませんでした」

―点差は最終的には離れましたが、4Qの最後もう一度気持ちを切らさずにいいプレーも出ましたが。
「そこでできるかできないかでそのチームの質というか、次につながるチームなのか勢いだけで上がってくるチームになるかの違いになると思いました。そこを頑張りきることは今後自分たちが3、4年生になっても大事だと思ったし、明日の試合にも大事なことだし、1年生にもそれを分かって欲しいと思ったのでみんなで頑張ろう、やろう、と話していました」

―準決勝まで勝ち上がって来て得られた手応えもあるのではないかと思いますが。
「相手どうこうというより、まず自分たちのバスケットを意識してやってきました。自分たちのバスケットをちゃんとやり通すことができれば、どんな強い相手でもいいゲームができるし、やれるという自信はついたし、それについての手応えはあります」

―トランジションが徹底していて、しかも池田選手は今回リバウンドなどの方で貢献していましたね。
「このチームは小さいので走らないと対抗できないですから。それに坂東(#14)とか得点を取れる選手はいっぱいいるので。武藤(#32)や山田(#10)もそうです。僕はそれよりも、そういう選手に気持よくやってもらうためのリバウンドだとかパスや相手の流れを切るためのプレーだったり、そこを今大会は意識していました」

―新人戦では自分が最上級生というのは違いますか?
「4年生なんかと一緒にやっていたら自分は“ここに乗っかっていればいいんだろうんな”というところもあるんです。でもそういう風になっている時は無意識のうちに静かになっているし、ここ、という時に声が出ていないなと感じます。キャプテンの西村はしっかり声を出してくれているんですが、今日は彼もベンチにいることも多かったので、自分が声を出さなければいけないなと。これが上級生なんだなと、プレー以外にも大事なものを感じました」

―3番ポジションはあまり経験がないかと思うんですが、どうでしたか?
「あまりやったことはないですが、そこまで意識はしていませんでした。でもディフェンスではつく相手がサイズの大きい人ばかりだったので、2番だったら飛び込みリバウンドなんかもあまり意識しませんが、そこを考えたり。特にこの試合では4番の選手が3番に上がったりしていたので、飛び込みリバウンドを意識しないとリズムを持っていかれるなと感じました。そこを頑張ろうと思っていましたね」

―そうするとオフェンスに使うパワーとのバランスが難しいということは?
「オフェンスには自分以外にも点が取れる選手がいます。だからシュートが入っている時はリバウンドを頑張って、そうでない時はリングに向かう姿勢を見せるようにどっちかが頑張れていない状態をなくそうと思っていましたが、最初に離されたところでリバウンドとかを頑張りきれていませんでした。そこを頑張らないといけないのに」

―でも後半のドライブなどは力強かったですね。
「そこは坂東だけに頼りすぎてもいけないと思ったしアウトサイドだけでは勝てないので、ドライブも入れていこうかと。行けたら行くし、そうでなければパスで展開するという、そういう時間を考えて作らなければいけないなと思っていました」

―戦い方で言えば、このチームは非常にトランジションも優れていましすが、新人戦チームという練習時間の短いチームでよく仕上げてきていますね。
「西村(#6)と笹山(#21)がよく見えているからだと思います。自分たちは空いているところに走りこんでいるだけです。あの2人がちゃんとコントロールしてくれるし、出してくれると思うから走っているだけです。形がある訳じゃなくてフィーリングで走っています」

―まだ1試合ありますね。
「明日しっかりできるかどうか、ゲームの最後と同じです。明日が一番精神的にもタフな試合になってきます。相手がどうではなく、このチームでしっかりやりきって、このチームで良かったと思えるように最後頑張ります。日筑戦になりますが、僕達は僕達のチームだからそれが全てじゃないですが、先輩たちの悔しい気持ちも(※1)晴らせたらと思います」

※1)5月1日の日筑戦は敗退している。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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