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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.11 (Sat)

【2011新人戦】6/11 東海大VS明治大

終始一進一退のクロスゲームは
4Qに一歩抜け出した東海大が逃げ切り勝利


明治大学62(15-16,18-13,11-17,18-23)69東海大学
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スターティング5
明治大 #7森山/#12中東/#16安藤/#19古本/#22西川
東海大 #51須田/#10バランスキー/#12梅林/#18和田/#24田中
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110611zakk.jpg 明治大東海大の順位決定戦は、互いに激しいディフェンスを見せてロースコアでの接戦になったが、内外からバランスよく攻めた東海大が明治大を下した。

 開始5分経っても6-4と、両者ミスも出て点が伸びない重い立ち上がりとなった。明治大は#89土井(1年・C・日本学園)らがオフェンスリバウンドに奮闘してリズムを掴む。しかし残り3分を切って東海大は速攻に走って勢いに乗り、1Qは15-16と互角の点数になった。2Qに入ると、明治大はゾーンプレスで東海大のターンオーバーを誘う。東海大も足の動いた好守を見せ、出番を得た#7晴山(1年・SF・盛岡市立)も攻め気を見せて簡単には明治大に流れを渡さないが、明治大は#92水口(1年・SG・福大大濠)が3Pを確率良く沈め、アウトサイドを中心に得点を伸ばして33-29とリードして前半を終えた。
 
 続く3Q、明治大はシュートがこぼれて4分間ノーゴールとなり、その間東海大が追い上げる。#10バランスキー(1年・PF・東海大三)からのアシストで#12梅林(2年・C)が決め、33-35と逆転に成功した。しかし流れが悪くなった明治大も、ここで#16安藤(1年・G・明成)が強気の1on1を仕掛けて連続得点し勝負強さを見せる。反対に東海大は速攻を止められ、その後3連続でファウルを吹かれるなど我慢の時間帯に。だがここで東海大は#12梅林がリバウンドや得点面で奮闘し、#24田中(2年・SF)の3Pに#12梅林のドライブが続く。44-46の2点リードで最終Qへ。

110611_ando2.jpg 東海大が2連続で速攻を成功させた4Qの立ち上がり。この勝負所で流れを掴んだことが試合の大きなポイントとなった。明治大のゾーンにも#7晴山がハイポストからシュートを決めるなど上手く対応し、#8藤永(1年・PG・北陸)も良いアシストを見せて残り5分51-60と一気に9点差をつける。残り3分、明治大はタイムアウトを取るも、そのあとのプレーで#22西川(2年・SF)がオフェンスファウルを吹かれ、逆にそこから#10バランスキーがバスケットカウント獲得して東海大の勢いは止まらなかった。明治大は#12中東(1年・SF・光泉)、#92水口の3Pで追い上げるも、そのまま東海大が69-62と逃げ切った。

 #10バランスキー、#12梅林といった強力なインサイドに加え#24田中が機能した東海大は、持ち前のバランスの良さを上手く発揮した。しかし4Qで引き離された明治大も、ゾーンとマンツーを駆使した激しいディフェンスや、#92水口らのアウトサイドなど良い面も見えている。1年生が多い布陣なだけに、今後の伸びが楽しみだ。

写真上:ゴール下で力強い攻めを見せた東海大・バランスキー。
写真下:明治大・安藤は強気のプレーとコートでの態度も魅力。

※東海大・梅林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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「とにかく勝ちたいという気持ちだけでプレーした」
強気で攻めたプレーで活力をチームに

◆#12梅林聡貴(東海大・2年・C)
110611umebayashi.jpg筑波戦、明治戦と要所で得点を決めた。
期待される選手だが、まだインパクトを残すほどのプレータイムは与えてもらっていない。層の厚い東海大にあっては、ルーキーだった昨年は恵まれたサイズだけに頼らない、土台作りが求められてきた。
課題である体力面の問題も、「ペース配分が分かってきた」と試合の経験を積んで成長を見せている。
トレーニングを積んでたくましくなった今年、活躍に期待したい。


―今の試合を振り返って一言お願いします。
「昨日筑波に負けてしまいましたが、負けた次の試合でまた負けてしまっては意味のない試合になってしまうと思ったので、気持ちを切り替えて絶対5位になるという意気込みで今日は臨みました。昨日の試合後のミーティングでもそういう話をして、みんな上手く切り替えられたと思います。それで最後粘れて勝てたんだと思います」

―戦ってみて明治の印象はどうですか?
「青学戦のスタッツを見て途中かなり競っていましたし、監督もお互いの戦術を良く知っている相手だと思ったので、すごくタフな戦いになるだろうなと試合前から思っていました。だから油断とかは全然なかったです。実際タフな試合になって、チームとしてすごく手強かったですね」

―相手はゾーンとマンツーを使い分けて激しくディフェンスにきましたが。
「自分はゾーンオフェンスは好きなんですよ。あまり当たられないので。だから相手がゾーンの時の方がやりやすかったですね」

―昨日に引き続き今日の試合も活躍を見せましたし、この新人戦を通して“やれる”という自信もついたのではないですか?
「そうですね。昨日やって出来た部分があったのでそれは今日も継続してやらなきゃと思っていたし、負けてからの2試合も自分の成長に繋がるような試合にしたいと思っていたので、それが多少出来たのは良かったです。点を取りに行くというのが自分の役目だと思っているんですけど、ゴール下の攻めなどは通用したと思います。あとはリバウンドも結構取れたと思います」

―昨日の試合では短いプレータイムの中でもしっかり結果を残しましたね。
「結果を出そうというよりは、何も考えずがむしゃらに、とにかく勝ちたいという気持ちだけでプレーしていました。夢中で、どんなプレーをしたのかも覚えてないくらいです(笑)。でもそれが勝ちという結果に結びつかなかったことは、すごく悔しかったですね」

―オフェンスは通用したという話ですが、ディフェンスはどうですか?梅林選手について、陸川監督もディフェンスを課題に挙げていましたが。
「ディフェンスは本当に課題ですね。自分の課題はディフェンスと、あとは体力面です。異常なほど体力がないので(苦笑)」

―新人戦までの準備としてどういった練習をしてきましたか?
「トーナメントが終わってから最初に少しファンダメンタルの部分をやって、その後は先輩たちとのゲームで実践的なことを練習してきました。最初上手くいかなかった事もミーティングとかして修正して、上手くまとまれたと思います。自分は風邪ひいたり怪我したりで少し抜けていた期間もあったんですけど、チームとして準備は良かったです」

―昨日までプレータイムがわりと短かったのも風邪や怪我で練習を抜けていたことも影響しているんでしょうか。
「いや、それは多分関係ないです。それより、やっぱり体力がなくて自分がバテちゃったので交代になったんだと思います」

―でも今日は長時間あまりバテずに出れましたね。
「はい。タイムアウトに助けられました(笑)。でも、新人戦の最初の2試合はすごく疲れたんですけど、試合を重ねていくうちにペース配分みたいなのが段々分かってきて、昨日と今日はちょっともちましたね。やるところはやって、フリースローとか休むところは休んでっていうのが分かったので、そこは伸びた点だと思います」

―東海大はトレーニングもしっかりしていますし、1年間やってきたと思うんですが、去年よりは体力がついたと思いますか?
「入学したとき79キロとかですごく細かったので、それから体重をすごく増やしたんですよ。でもとにかく食べてたら10キロ以上太っちゃって、以前より走れなくなってしまいました。今はまたちょっと落としましたけど。ただトレーニングもしてきたので、去年より下がったという事はないと思います」

―東海大学は4年生を含めたチームだとビックマンもたくさんいて、なかなか出番を得るのが難しい面もあると思います。もっと試合に絡む選手になるために、ディフェンスと体力面の他になにが必要だと思いますか?
「あとはやっぱりフィジカルの面ですね。新人戦は相手が1、2年生なので押し込める部分もあるんですが、上級生相手だとそれがなかなか難しくて。4年生相手にも押し込めるようなフィジカルがないと、今後通用しないんじゃないかと思います」

―高校までずっと試合に絡んできた分、なかなか出られなかった去年1年間はどういう心境でしたか?
「高校は背が高いというだけで多少やれちゃう部分があったんですけど、大学に入って身長差だけじゃ何も出来ないという事に気付きました。正直、大学でもいけると思ったんですよ。でも実際は全然押し込めないし吹っ飛ばされちゃうし、何も出来なくて。それで、1年の時は、試合に出るというよりトレーニングの年だと思っていました。まだまだですけど、今は多少抵抗出来るようになったと思います」

―入学してすぐにそういう気持ちに切り替えられたんですね。
「そうですね。悔しい部分もあったんですけど、1年生から試合に出るというのは本当に化け物みたいな奴しかいないと思ったので、昨年の1年間はトレーニングをしていこうと切り替えていました。3、4年生になった時に自分が試合に絡めて活躍できればいいかなと。その成果を今年出せるといいと思います」

―新人戦は明日が最終日です。
「もう本当に勝つしかないですね。5位で終わって、新人戦チームも良い形で終われればいいなと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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