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2007.09.02 (Sun)

9月2日 関東大学2部リーグ

0902nakatsuka.jpg2部リーグ第2戦は1試合目から熱い戦いが繰り広げられた。明治大VS中央大は、序盤から一進一退の攻防が続いたが、最後に明治大#21川崎(2年・F)のブザービーターが決まり、明治大が大接戦を制した。第3試合の大東大VS神奈川大は第1戦同様、大東大の圧勝となった。神奈川大は#21林(3年・F)の連続3Pなどで前半は粘るものの、大東大の総合力の前に敗れた。
1週目を終了し、大東大、筑波大、拓殖大が2勝スタートとなった。

拓殖大VS國學院大(成田選手インタビュー)、筑波大VS白鴎大(片岡選手インタビュー)は「続きを読む」へ
※明治大VS中央大は詳細レポートをお待ち下さい。


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拓殖大72(16-16,16-20,21-22,19-10)68國學院大
0902kokugaku.jpg第1戦同様、拓殖大は自らの力を思うように出せずに苦しんだ試合となった。1Qを16-16の同点で終えるが、2Qに入ると國學院大が#12成田(3年・PF)を中心に得点を重ねると、開始3分で9点差まで広げられてしまう。國學院大ディフェンスの前に思うような攻撃ができなかった拓殖大だが、2Q中盤で得意のブレイクで得点するとじわりじわりと差を詰めていき、試合を振り出しに戻す。しかし、粘る國學院大は#11須永(3年・PG)、#15大熊(2年・SF)が立て続けに3Pを沈め、逆転を許さない。なんとか逆転に持ち込みたい拓殖大だが、#21寒竹(3年・F)のファウルトラブルなどもあり、きっかけを掴めない。4Qに入っても國學院大の快進撃は続き、拓殖大からミスを誘い、#12成田が得点という形が続く。しかし、残り5分に拓殖大がゾーンディフェンスを展開すると状況は一変。國學院大はオフェンスが機能しなくなり、ラスト16秒まで約5分間無得点に。その間、拓殖大は#38宇田(4年・F)のバスカンや#21寒竹の得点で差を広げ、國學院大に勝利した。リーグ1週目を白星で終えた拓殖大だが、次週へ向けて不安が残る試合となってしまった。逆に國學院大は、今後へ向けて弾みになる試合となった。


◆#12成田拡明(國學院大・3年・F)
0902naritainterview國學院大のゴール下で体を張る仕事人。
この試合は攻守共にバランスの良い活躍を果たした。

―惜しい試合でしたね。
「そうですね…。ちょっと悔しかったですね。最後、ゾーンになってそこを上手く攻められなかったことが敗因かなと。うちはいつも途中まで競るのに最後に甘さが出ちゃうから…そういうところはまだまだですね」

―第1戦の負けをどう生かそうと考えていましたか?
「とりあえず昨日やった時点で、俺が勝負できるってわかったんで、積極的にやろうと思っていました。そしたら、今日ガツガツやったら結構上手くいって最初のほうはいい感じで出来たと思います」

―積極的に行った結果が出ましたね。いい働きをしていたと思います。
「そうですね。ただ、毎回それができるといいんですけどね(笑)。ゾーンになった時にどうしたらいいかっていうのをもっと考えていかないと駄目だなって思いました」

―チームではディフェンスもかなり頑張っていましたね。
「あれが本来のうちのスタイルのはずなので。本当は1戦目からやりたかったんですけど、今日それができたってことはこれからもきっとできると思うし。だから、長いリーグの間に完成度を高めていければいいかなって思います」

―昨年、國學院大のエースとして活躍した青木選手、大石選手が抜けて戦力ダウンが否めないという評価もありますが、どう考えていますか?
「周りはそう思ってるけど、俺はそんなことないと思うし、去年よりもいいチームを作れると思います。だからそういった意味では、見せ付けたいというか。そういう気持ちはありますね」

―今日のように粘れる試合ができたということはこれからの自信につながるのでは?
「そうですね。最初は正直、“やれるかな?”って思ったんですけど、全然やれたのでこれからも頑張りたいです」

―では最後に来週へ向けて一言お願いします。
「相手は明治で強いですけど、そこをどうやって戦うかっていうことを考えて頑張りたいです。そして、まず1勝。出来れば2勝したいです」




筑波大76(17-20,16-12,21-17,22-10)59白鴎大
0902kataoka2.jpg第1戦は前半で21点差をつけられてしまった白鴎大だったが、第2戦は序盤から白鴎大ペースで試合は進む。#17杉本(4年・F)が3連続で3Pを沈め、ベンチ、応援団共々大騒ぎする白鴎大。筑波大は再三シュートを狙うが、リングに嫌われ開始3分間無得点。そんな筑波大を尻目に白鴎大は#3店橋(3年・G)、#91片岡(4年・F)が3Pを沈め、3Pだけで一気に15点を獲得する。しかし、インサイドの要である#33ピーター(3年・C)が立て続けにファウルを犯すとそこからゲームは動く。筑波大は#4吉田(4年・G)の3P、#9中務(3年・F)のドライブなどで加点していき、3点差まで詰め寄る。そして、2Q残り6:14で白鴎大を捕らえると、その後白鴎大#33ピーターが3つ目のファウルを犯してしまい、ベンチに下がらざるを得なくなってしまう。リバウンドが取れなくなった白鴎大は一気に苦しくなるが、#17杉本が3Pでなんとかつなぎ、1点差で前半を終える。

白鴎大#91片岡の強烈なブロックで始まった後半。序盤から点の取り合いとなり、目まぐるしく点が動く。3Q残り3:38、白鴎大が#91片岡のバスケットカウントで2点差まで詰め寄るが、その直後、筑波大#9中務、#4吉田が立て続けに得点し、再び点差が開いてしまう。「まだまだいけるぞ!」との白鴎大応援団からの声援もあり、最後は#91片岡が渾身のドライブを決め、6点差で最終Qを迎えることとなる。最終Q、白鴎大は#33ピーターをコートに戻し、勝負に出る。しかし、筑波大のインサイド陣がピーターを厳しいディフェンスで抑え、ボールを渡さない。白鴎大は必死にゴールへと向かうものの、外一辺倒となってしまう。その間に筑波大は#15木村理、#13富田(3年・C)の得点でじわじわと点差をつけていき、最後は17点差をつけて勝利した。点差が離れても走り続けた白鴎大だったが、最後は力尽きた。しかし筑波大相手に健闘を見せ、今後のリーグを面白くしてくれそうだ。


◆#91片岡大晴(白鴎大・4年・F)
0902kataokainterview今年度から2部リーグ所属の白鴎大主将。
当たり負けしない強い体から繰り出されるドライブは豪快。
この試合では、最後まで諦めずにコートを駆け回った。
まずは1週目を終えての感想を聞いてみた。

―1週目を終えての感想を聞かせて下さい。
「昨日の話なんですけど、最初からちょっとあがっちゃって(苦笑)。でも、4Qで追いつけたから、今日は落ち着いてやれば行けるかなって思ったんですけど、そんな甘いものじゃなく…。やっぱり筑波は伝統あるチームだし、強かったです。ただ、リーグは長いので気持ちを切らさずにチームでやっていって、自分たち上級生は下級生へつなげられるような試合をしていきたいなと思います」

―やはり3部とは違いますか?
「全然違いますね…って言ったら、失礼ですけど。でも、サイズも大きいですし、当たりも強いから、もっと経験を積まないと戦うのは厳しいかなって感じました。これから本当に頑張りたいです」

―筑波と試合をして、手ごたえは感じましたか?
「そうですね。全然やれるところはあったので、そこを伸ばしていけるように頑張りたいです。細かいところはまだまだなので、コミュニケーションを取りながら直していきたいと思います」

―2部を観に来るファンの方々のために、白鴎はどういうバスケをするチームか説明をしていただきたいのですが。
「見ての通り、日本人だけのチームじゃなくてグローバルな…(笑)。ディフェンスして、走るっていうあまり派手ではない、地味なチームですね」

―ただ、シュートを決めた後のパフォーマンスなどは…(笑)。※1
「あれは(僕)個人の問題なので(笑)。チームとしては、地味に頑張るってことで!とりあえず、白鴎を応援して欲しいです!」

―ちなみに…サインバヤル選手はどこの国の出身なのでしょう?※2
「モンゴルです。パンフレットのコメントですか?あれ、ふざけてますよね(笑)」

―では最後にリーグの目標を聞かせて下さい。
「絶対にインカレ出ます!インカレ出場が目標です」

※1片岡選手は3Pを決めた後に応援団へ向けて小さなパフォーマンスを行う。必見である。
※2リーグのパンフレットに掲載されている白鴎大#88サインバヤル選手のコメントは、モンゴル語で書かれている。
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