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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.06.09 (Thu)

【2011新人戦】6/9レポート

【代々木競技場第二体育館】

【1Qで一気に突き放した筑波大が慶應大に勝利】
110609TUKUBA.jpg ともに、期待の選手が揃う慶應義塾大筑波大の対戦は、出足で畳み掛けた筑波大が終始リードする形となった。
 トランジションでは筑波大が一枚上手だった。#6西村(2年・G)を起点に早い展開から慶應大ゴールに襲いかかり、次々に得点を重ねていく。開始5分で西村が2ファウルになるが、交代した#14坂東(1年・SG・北陸)が連続3Pを決めてチームを乗らせる。それに対し慶應大はディフェンスの対応が遅れた上にミスが出て、点が伸びない。1Qは24-6と大きく引き離されてしまった。しかし、2Qになると慶應大も盛り返す。#17権田(1年・F・慶應義塾)のシュートや#7中島(2年・F)の3Pなども出て、シュートが落ち始めた筑波大に2Qの得点では上回った。

 後半、筑波大が再び勢いを取り戻す。#14坂東がノーマークから3Pを次々と沈めて3Qで17-34とすると、慶應大は苦しくなる。#12矢嶋(2年・SG)が3Pで返していくが、点差が縮まらない。4Qも慶應大は最後まで粘るが余裕の出た筑波大は控えを投入。72-101で試合終了となり、筑波大がベスト8へと駒を進めた。

 筑波大は初戦から華麗なトランジションを見せている。ボールへの意識が高く、インサイドも積極的に走って攻撃に絡んでいる。「細かいところの詰めは向こうが上」#4蛯名が言うように、慶應大はその走り合いの中で出たミスも点差に響いた。筑波大の次戦の相手は東海大。左ブロックでも要注目の対戦となる。一方の慶應大は次週の早慶戦に全神経を傾ける。2年生ながら新人戦メンバーは早慶戦の主力でもあり、トーナメント以降、新人戦用の練習よりも早慶戦に向けての全体練習を優先してきた。この負けからどう切り替えるか、次週を待ちたい。

写真:筑波大はトランジションも早く、メンバーも豪華。次の東海大戦も期待は募る。

※慶應義塾大・蛯名選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【接戦から3Pで抜けだした国士館大がベスト8へ】
110609KOKUSHIKAN.jpg 専修大を倒した大東文化大と昨年3位の国士館大の対戦。試合は終始競り合う形となり、何度も際どい場面を見せる内容となった。
 前半はロースコアで互いにきっかけを見いだせない内容となったが、2Q終盤に国士館大#6永野(2年・F)が3Pとバスケットカウントで大東文化大を引き離す。しかし大東文化大は粘りを切らさず#55永井(2年・G)や#1高橋(1年・F・樹徳)のシュートで29-28と1点追う形で2Qも譲らず終了。勝負は後半に持ち越された。
 3Qもシーソーゲームとなるが、3Pなどで大東大が逆転。流れをつかんだかに見えた。しかし、4Q序盤までリードしたものの、次第に流れが国士館大に傾いていく。国士館大は#8寺嶋(2年・G)へのアンスポーツマンライクファウルをきっかけに反撃に転じる。#8寺嶋はスティールからの速攻、3Pと畳み掛け、逆転からリードを奪い返すことに成功。残り3分、#8寺嶋の3Pが続いて8点リードに成功する。大東大は#31貝沼(1年・G・市立船橋)の3Pも出るが後が続かず、最後はファウルゲームに持ち込むも69-58で国士館大の勝利。粘りを見せたが、国士館大の爆発力の前に敗れた。

写真:仲間に話しかける国士館大主将・松島。

※大東文化大・永井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【江戸川大が拓殖大を追い詰めるも、惜しくも届かず】
110609TAKUSYOKU.jpg 昨年準優勝の拓殖大は3部の江戸川大との対戦となった。ともに、トランジションが持ち味のチームであり、拓殖大にビッグマンがいない点で、江戸川大は十分戦える条件が揃っていた。1Qは拓殖大が爆発力を見せて17-29とする。しかし2Qは江戸川大が23-22と1点上回る内容にすると、3Q以降はゾーンで10点差前後でついていく。拓殖大は#40藤井(2年・G)が3Qで3ファウル。江戸川大は#88内田(2年・PF)や#44田中(2年・G)がゴールに切れ込み、田中の3Pも生まれて終盤一気に追い上げ、64-61の3点差で3Qを終えた。

 江戸川大の押せ押せムードになった4Q、粘って得点する江戸川大に対し、拓殖大はリードはしているもののファウルやダブルドリブルなど、ミスが続く。しかし#77石橋(1年・C・拓大紅陵)のバスケットカウントや#40藤井、#14大垣(1年・G・藤枝明誠)の3Pが続いて開始4分で再び10点のリードを得る。江戸川大はそれでも切れずに追いすがり、残り1分で#88内田がバスケットカウントを獲得すると遂に82-82の同点に追いついた。残り1分で勝負は分からなくなったが、拓殖大は残り45秒で#20古賀(1年・G・福大大濠)が値千金の3Pでチームを救う。ここからファウルゲームに突入したが拓殖大が逃げきり、88-84で試合終了。江戸川大の健闘が光ったが、惜しくも届かなかった。

写真:拓殖大は#20古賀の3Pが窮地を救った。

※江戸川大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 青山学院大早稲田大相手に快勝を収めた。第1戦で欠場した#25永吉(2年・C)もこの日は出場。#88張本(2年・CF)、#0野本(1年・CF・北陸)の2m級3人が並ぶインサイドに、早稲田大は思うようにプレーさせてもらえなかった。#15木村(1年・F・洛南)が退場するなど、苦しい戦いを強いられベスト16で試合終了。青山学院大は多少バランスに課題を残すも、高さ・強さ・速さは申し分ない。次戦以降も楽しみは多い。早稲田大は慶應大と同じく次週の早慶戦と練習を両立させてきた難しさもある。ここからあと1週間、早慶戦までの準備がどこまでできるか、こちらも新人戦は終わったが次に期待したい。


【駒沢屋内球技場】

【インサイドを制した白鴎大が3点差で法政大に勝利】
110609nagashima.jpg
 白鴎大法政大の対戦はほぼ互角の戦いが繰り広げられたが、インサイドに分のある白鴎大がリード。接戦の末に逃げ切った。
 試合開始から白鴎大は#36パプロブヒナス(2年・C)が連続得点。ゴール下で存在感を発揮し、法政大を圧倒する。白鴎大の5点リードで2Qに入ると、白鴎大#7長島(1年・F・福岡第一)らが活躍。2Q残り6分には#15白濱(2年・F)のアシストに#81中村(1年・C・東海大四)が合わせて34-24と10点差をつけた。しかしここで法政大は全員が積極的にリングに向かい、フリースローでじわじわと得点を伸ばす。そのまま#31安達(1年・PF・東海大四)のゴール下で逆転。さらに#14大塚(2年・G)の得点が続いて39-41と法政大2点リードで前半を終えた。
 3Qに入ると、両者点の取り合いに。白鴎大は2Q主にベンチに控えた#36パプロブヒナスをコートに戻し、そのマンタスや#15白濱ら2年生が得点を重ねた。対する法政大も#19田宮(1年・GF・新潟商)が攻め気を見せてファウルを獲得、#0高田(2年・G)も大事なところで3Pを決めるが、逆転から白鴎大がリードを奪う。67-64で最終Qへ。
 4Q、白鴎大は#5柳川(2年・F)のバスケットカウント獲得や#36パプロブヒナスのリバウンドシュートで法政大に逆転させない。#13三角(2年・F)のジャンプシュートで2点差まで詰め寄った法政大だが、速攻でパスミスをするなど慌てた部分が見えた。しかし残り3分を切って#14大塚が奮闘。3Pを決めて82-82の同点にする。そこから#0高田がスティールして速攻に走り、逆転する絶好のチャンスを得るが、このレイアップが痛恨のオフェンスファウルに。逆に白鴎大#15白濱が落ち着いてドライブを決め、84-82とした。1分を切って法政大は#5松澤がオフェンスリバウンドに奮闘するも決めきれず、そのまま結局85-82で白鴎大が逃切り勝利。接戦をものにして大事な1勝をあげた。

写真:白鴎大はルーキー長島に注目。

※法政大・高田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中央大が粘って追いすがるも日本体育大の勝利】
110609nittaidai.jpg 中央大日本体育大の戦いは、終始日体大がリードするも中央大が食らい付いて追い上げを見せ、接戦となった。
 出だしから両者流れの奪い合いになり、点差がつかない。しかし1Q終盤#9出羽(1年・F・市立船橋)らがリバウンドに飛び込み、日体大が勢いに乗って徐々に点差を引き離した。13-20の日体大リードで1Qを終えると、2Qに入っても日体大が流れを切らさず主導権を握る。#12周率(1年・C・大分明豊)がゴール下で粘って残り7分半で15-28とし、中央大にタイムアウトを取らせた。だがここから中央大が好守を見せ、日体大の得点が伸び悩む。残り2分45秒、#5谷口(1年・F・洛南)がリバウンドをタップして23-33の10点差にすると、#5谷口、#37堀江(2年・PG)が3Pを沈め、#31流田(1年・SF・東山)の速攻が続いて31-33と遂に2点差まで詰め寄った。2Q残り1分日体大は#9出羽の1対1で約3分間ぶりの得点。31-35で前半を終える。
 3Qに入り中央大が一時逆転。しかし日体大も#1本間(1年・G・福岡第一)がバスケットカウントを獲得して譲らない。一進一退の攻防が続く中、中央大はファウルがかさむ。この好機に日体大は#11北川(2年・F)が奮起し、速攻を連発。3Q残り4分には北川のフリースローで40-51と日体大が再び10点のリードを奪った。だがここで中央大は#82藤井(1年・SG・明成)が激しいディフェンスでスティールから速攻に繋げて流れを変える。中央大は#24塩谷(2年・SG)らが高いジャンプ力で日体大のインサイド陣からリバウンドをもぎ取って粘り、最後に#82藤井が3Pを決めて53-55で勝負は最終Qへ。
 両者一進一退のまま試合が進む。4Q残り4分、#11北川、#19中野(2年・F)のシュートで61-68と日体大が引き離すが、この大事な場面で中央大も#31流田がバスケットカウントを獲得し、#22山田、#21大野ら2年生もこれに続く。そして残り1分、#24塩谷の3Pが決まって70-72とその差はわずか2点になった。だが残り40秒、激しいリバウンド争いがファウルとなって日体大#19中野がフリースローを獲得。これを落ち着いて2本決め、70-74とした。その後中央大は3Pを決めることが出来ずに70-76でタイムアップ。粘りを見せたものの、日体大が中央大を下した。
 高さでは日体大が勝るが、その差を感じさせないほど中央大はリバウンドに絡んで勝負を接戦に持ち込んだ。日体大は、大事な1勝をあげてベスト8進出。だがまだ試合の中で得点の止まる時間帯がある。波をいかに減らしていくかも今後の試合の鍵となるだろう。

写真:日体大は#12周率の活躍が気になるところ。日筑戦で見せたような豪快なプレーが出るか。

※日本体育大・北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 その他、明治大日本大の対戦は激しいディフェンスを仕掛けた明治大が前半から日本大を圧倒。オフェンスでも内外から決めるバランスの良さを見せ、余力を残したまま明日の青山学院戦に臨む。また、東海大も玉川大に100点ゲームで快勝し、危なげなくベスト8入りを果たした。順当に勝ち進んだここまでの2試合では余力十分。次の筑波戦に注目が集まる。

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【INTERVIEW】

「自分がミスをするとチーム全体に影響が及ぶ」
主力として求められる自覚とプレー

◆#4蛯名 涼(慶應義塾大・2年・G)
110609EBINA.jpg期待されているからこそ、求められるものも多い。
今の2年生は「今後の慶應大を担う選手」として昨年から佐々木HCが高い期待をかけている選手たちだ。
明確なスポーツ推薦がない慶應大にとっては、これだけの粒が揃うことは奇跡的でもある。
二ノ宮・酒井・岩下が卒業して今年は正念場の年だ。2年生にして既にチームの中核であることを求められる蛯名を始め、下級生たちがどこまで成長できるか。今はまだ模索の様子が見られるが、早慶戦も目の前。短い時間の中でできることを見せて欲しい。


-伊藤選手(#14)というガードもスタメンに入っていますが、ボール運びは分担が見えますね。その中で今の蛯名選手に求められていることはなんでしょうか?
「点を取ること、ミスをしないこと、リバウンドを取ること、ディフェンスをすること。全部ですね。先生が言うには僕がミスをしてしまうとチーム全体に影響が及んでしまうということですが、確かにそうだと思います。去年の祐典さん(昨年度副将・酒井)じゃないですけど、ニノさん(昨年度主将・二ノ宮・現JBLトヨタ)、岩下さん(10年度卒)がいなくてもあれだけ引っ張れた人なので、そういう風な選手になることが求められていると思います」

-ただ、今日はあまり点を取りに行く感じには見えませんでしたが。
「うまく行けなかったですね。そこはシステムの問題もあって点の取り方で迷いがありますね」

-伊藤選手がまだ1年ということも考えると、一緒に出ている時に蛯名選手があまり点に絡まないのはチームとして課題にもなりますね。
「ボールが止まった時に洛南だと決まった動きがあるんですが、それは慶應とは違いますし、まだ理解できていないと思います。早攻めをするにはまだ課題が多いし、ガードからのセンター陣との合わせをもっとやりたい部分もあるし、それをどううまくやるかだと思います」

-伊藤選手は洛南の後輩でもありますが、まだ少し遠慮が見えるような気もしますが。
「今はガードに徹していると思います。点を取れと言われれば取れますし、今日は相手が笹山(洛南の同級生)でやりにくかったんだと思います」

-2年生になりましたが、2年全体の意識も変わってきていますか?
「そうですね。今は2年全体で話し合いもしますし、この2年間ぐらいがすごく大事だということも分かっています。ただ1年生がスタートになったことについては、自分がもっとしっかりしなければいけないなと感じています」

-早慶戦までもう1週間ですが、昨年を経験して、それこそ1年生に伝えられるものもあると思いますが。
「そこは気持ちを整理してから切り替えたいと思います。頑張ります」



「下級生が上級生を脅かすほど成長しないと」
秋のリーグ戦を見据え、さらなる成長を誓う

◆#55永井裕也(大東文化大・2年・G)
110609NAGAI.jpg現在の大東文化大の主力は1年生の時からずっとコートに立ってきており、つまりそれは新人戦のメンバーはほとんど試合経験がないということでもある。
しかし、今大会有力チームと見られた専修大を破った試合では、パスを回し、焦らず勝利を勝ちとった。国士舘大戦では相手の3Pに遅れを取ったが、できる部分は十分見せた。これまでの大東大カラーとは少し異なるバスケットは、彼らの一つの持ち味となっていくのかもしれない。


―今の試合について感想をお願いします。
「3Qで9点差までリードしたのに、多分そこでみんな気が抜けてしまったんだと思います。そこで追いつかれて、4Qは相手のゾーンにはまってしまいました。自分たちの流れを、自分たちで逃してしまった感じでした。初戦の専修戦が一つの山場だったと思うんですが、そこに勝って一度気持ちが切れてしまったのかもしれません。国士舘戦も気を引き締めていこうとみんなで言い合っていたんですが、油断があったから負けたんだと思います」

―専修大戦はみんな気持ちが入っていましたね。身長はなくても、リバウンドに対する意識が非常に高かったと思います。
「うちはセンターがいなくて小さいので、リバウンドもルーズボールも全員で行こうという感じでやってきて、そういう風に“全員バスケ”が出来たから専修戦は良かったんだと思います」

―他に通用した部分や課題はどんなところですか?
「個人的には、ドライブは割と通用したと思います。課題は外のシュートの精度を上げることと、身体づくりですね。チームとしての課題は、後半とか勝負どころになって足が止まることがあったので無くしていきたいです。足腰をもう一回鍛え直さなきゃいけないなと思います」

―新人戦への練習はどのようにしてきましたか?
「トーナメントが終わってから大体3週間くらいあったので、1・2年のチームでずっと練習してきました。今の2年生はリーグ戦やトーナメントで試合に絡んだ選手がいなくて、自分も含め試合経験が少なかったので、そこは大変でした。でも自分がキャプテンだし引っ張らなきゃいけないと思ってやってきました」

―1年生ものびのびプレーしていましたが、一緒にプレーしてどうですか?
「試合に出る2年生が少ないので、どうしても1年生に頼るというか力を借りる部分も大きいですね。でももっと試合に出てる自分とか戸ヶ崎(#8)とか2年生がまとめていかなきゃいけなかったと思います。僕らが上手くまとめられなかったのが敗因かなと思いますね」

―キャプテンとしてどういう事を意識していましたか?
「西尾さん(コーチ)には、ガードだしキャプテンだし、“声を出せ”ってずっと言われてきました。新人戦では最上級生ですし、そこはいつもより意識していたと思います。でもまだまだ声掛けが足りなかったかなと感じました」

―試合経験が少ない分、この新人戦での経験は大きいですね。
「そうですね。だからこそ、もっと試合をするために今日勝って最終日まで残りたかったんですけど…。本当に今日勝ちたかったですね」

―主力の4年生に加えてトーナメントでは3年生も良い活躍を見せていましたね。そういう先輩たちを見てきて、2年生も負けられないという気持ちでしょうか。
「そうですね。ここからリーグ戦までに、1・2年生が3・4年生を脅かすくらいの上達をしていかないと、3・4年生のためにもならないと思うので、頑張っていきたいと思います」

―秋に向けて意気込みをお願いします。
「3・4年生はすごいですけど、自分ら2年生がリーグ戦までにもっと戦力になって、3・4年生の間に割って入れるような存在になりたいです。今年は1部ですし、リーグ戦までの間、練習やトレーニング頑張ります」



「格上の拓大相手に良い試合が出来たので良かった」
この手ごたえを今後のシーズンに

◆#44田中祥貴(江戸川大・2年・G)
110609TANAKA.jpg3部の江戸川大だが、拓殖大相手に粘りを見せて接戦に持ち込んだ。その原動力となったのがこの田中である。上背はないがPGとしての安定感は抜群だった。
新人戦チームのこの奮闘が、江戸川大のチーム全体としても良い刺激になったことだろう。
2部昇格に向け、秋の江戸川大の戦いが楽しみである。


―今の気持ちをお願いします。
「チーム一丸となって、自分たちより格上の拓大相手に良い試合が出来たので良かったと思います。拓大が相手という事で、個人個人ではなくチームで戦おうとみんなで言っていました。それで試合に出てる5人だけでなく、ベンチや応援席も含めて一つになれたのは良かったです」

―リバウンドなど良い部分もたくさんありましたね。
「そういうリバウンドやルーズは、ただがむしゃらにやろうと思っていました」

―逆に見えてきた課題はどんなところですか?
「簡単なミスだったりディフェンスの甘さはありました。あとはフリースローとか外のシュートもこれからの課題ですね」

―初戦の立教大戦も接戦になりましたね。この2試合で何を学びましたか?
「接戦の中での、ミスをしないことの大切さは身を持って感じました。あとはがむしゃらに行けば流れを掴めるという事も学びました」

―新人戦までの準備はどうでしたか?
「コーチが“1・2年生でチームになろう”と最初に話して、それを意識してずっとやってきました。それで3・4年生のチームと戦ったりといった練習ですね。その時手応えも感じました」

―この新人戦チームは田中選手の目から見てどんなチームでしたか?
「すごく仲の良いチームで、やるときはやるってチームだったと思います。コミュニケーションも取りやすかったです。自分はあまりチームをまとめる力が無かったので、自分の代の他の2年生にチーム作りを一緒に手伝ってもらいました。自分が引っ張るというよりは、みんなでって感じで、しっかりチームが作れたと思います」

―1年生はどうでしたか?
「1年生は入学してまだそんなに経ってないので分からないことも多かったと思うんですけど、みんな一生懸命やってくれたと思います」

―この経験を秋にどうつなげていきたいですか?
「やっぱりこの2試合は大きな経験だったと思うので、秋のリーグ戦で先輩たちにどんどん絡めるようにこの経験を活かして頑張っていきたいです。自分も2年になって、1年生を引っ張っていく事も大事だし、3・4年生とも上手くコミュニケーションをとっていかなくちゃいけない立場になったと思います。去年のようにただ一生懸命やるだけじゃなくて、そういう部分もしっかりやっていきたいです」

―昨年惜しくも2部昇格を逃して、今年こそという気持ちは強いと思います。
「そうですね。今年も絶対入れ替え戦に出て2部昇格します」



「自分が頑張る姿を見せて、
周りに“自分も頑張らなきゃ”って思ってもらえれば」
積極的なプレーで活躍、今後の飛躍に期待

◆#0高田歳也(法政大・2年・G)
110609takata.jpgチームの起点となり、要所で点を決めて何度も良い流れをチームにもたらした。
大学に入ってからコンバートされたPGというポジションでまだまだ模索が見られるも、成長過程にある分、今後が楽しみな選手である。
昨年から出番は得ているが、今年のトーナメントでも欠場の崎濱選手に代わって経験を積み、この新人戦でもチームを引っ張る頼もしさを見せた。
秋以降もチームを勝利に導く存在となれるか注目だ。


―今の試合について一言お願いします。
「この新人戦はチームとしてもすごく力を入れてきたんですが、最後競り勝てなかったのが悔しいです。精神面でまだまだ弱いなと感じました」

―力を入れてきたというのは、どのような準備をしてきたんですか?
「トーナメントが終わってからはずっと新人戦のチームで練習してきて、色んな大学と結構練習試合もしてきました」

―練習試合などで経験を積んだせいか、昨日の初戦も立ち上がりから良かったですね。
「そうですね。とりあえず1Qと後半の入りはとにかく走ろうと言っていて、それを練習でも意識してきたのが良かったと思います。ただ今日の試合はあまり出だしが良くなかったですね。でも慌てないでちゃんとついていけたのは良かったです」

―1Qの入りはインサイドのパプロブヒナス選手(白鴎大#36)に少しやられましたね。
「そうですね…。でも、うちのセンターの松澤(#5)も頑張ってくれたと思います。あいつは高校の後輩でもあるんですが、今後鍛えてもっとやってくれると期待してます」

―松澤選手ら1年生は一緒にプレーしていてどうですか?
「1年生はみんな気持ちが入っていて、“勝ちたい”というのが全面に出ているのが良いですね。ミスしても、切り替えてどんどん積極的に行けと言っています。消極的なミスはしちゃいけないと思うので」

―試合中下級生に声を掛ける場面も多いですよね。やはり意識はしていますか?
「みんなやられた後とか結構落ち込んでるんですよね。だからそういう時にみんなで集まって喋ったりするようにしています。キャプテンの大塚(#14)と一緒に、自分もゲームキャプテンとしてチームをまとめなきゃいけないと思っていました」

―新人戦はこれで終わりましたが、この2試合で見えた課題はありますか?
「昨日と今日の試合で、まだまだリバウンドが徹底できてないと思いました。あとは、流れが悪くなった時にどう立て直すか、誰がどう攻めるかが明確ではなかったと思います。そういう事もちゃんと考えてゲームメイク出来るようになりたいです」

―逆に通用した点はどういうところですか?
「やっぱり練習から走ることを意識していたので、ディフェンスからブレイクという自分たちのプレーを出せたときは勢いに乗れたと思います。それを40分間継続して出せるようにしていきたいです」

―この2試合、個人としての出来はどう評価しますか?積極的に点を取りに行く姿勢が見られましたが。
「やっぱり新人戦は上級生がいないですし、今井さんからも“ガードが崩れたらチームも崩れる”と言われていました。だから流れが悪い時こそ自分が崩れないようにずっと意識はしていました。それでガードが消極的だったらチームも消極的になってしまうと思ったので、行けるところはどんどん攻めていこうかなと。自分が頑張る姿を見せて、それで周りに“自分も頑張らなきゃ”って思ってもらえればと思っていました」

―全体チームとしての話ですが、昨年や春のトーナメントを見ていて長谷川選手ら周りの選手に点を取らせるときと、自分が点を取りに行くときとの判断が難しそうだなと感じるのですが。
「自分は高校まで2番ポジションだったんですが、身長もないし大学に入ってから1番になりました。それで去年はだいぶ悩んで色々大変だったんですけど、ずっと練習から1番でやってきたし、今年は2年生になったこともあって良い意味で落ち着いてきて、以前よりも先輩たちとコミュニケーションは取れていると思います。だから今年の方がちゃんと指示も出せるようになったかなと感じています。でも周りを活かしつつも、攻めるのが長谷川さんとかだけだと相手にとって守りやすくなってしまうと思うので、自分もドライブに行ったり、そこから味方に合わせたり、要所要所で攻めなきゃいけないと思っています」

―去年抜けた鈴木恵二選手(10年度卒・現JBL2)の穴を埋めなきゃいけないという意識はありますか?
「そうですね。あの人が抜けたから弱くなったとか言われるのは嫌なので、しっかりその穴は埋めて、もっと上をいくぐらいに頑張りたいと思います」

―今シーズンは2部で戦っていく事になりますが、どういうバスケットをしていきたいですか?
「チームとしては、やっぱりディフェンスとリバウンドを頑張って走るバスケットをしていきたいです。個人としては、4年生に頼り切るんじゃなく、4年生がコートにいなくても大丈夫なくらいチームを引っ張れる存在になりたいです。今の3年生は3人しかいないので、来年自分もチームの軸とならなきゃいけないと思いますし。それで今年絶対1部に昇格します」


「リズムが悪くなった時こそどう1年生を助けてやれるかが課題」
後輩を助けつつ、自身としてもさらに上のプレーへ

◆#11北川 弘(日本体育大・2年・F)
110609kitagawa.jpg2年生となり、そのスピードにますますの磨きがかかった北川。
この新人戦では、1年生を気に掛ける気持ちが大きく精神的な成長も見られる。
自分のプレーだけでなく、いかに下級生に気持ちよくプレーさせるかも、今後の試合の鍵となるだろう。
日体大は波はあるものの、戦力は十分。ベスト8から先の戦いにも注目が集まる。


―接戦となりましたが、今の試合について一言お願いします
「とりあえず勝ててほっとしているのが一番ですね。結構リバウンドとか相手に来られて、リズムを持っていかれた部分があったので、今後のゲームではそういうところを修正してしっかりやっていきたいです。でも昨日の試合とは違う雰囲気で試合に臨めたと思います。昨日のような試合をやってたら負けてたと思うんですが、今日はみんなの勝ちたいという気持ちが強かったので接戦でも勝つことが出来ました。みんな気合が入っていて全員で一つになって戦えたと思います」

―全員で戦えたということですが、1年生もみんな堂々とプレーしていますね。
「頼りになる後輩が入ってくれたのは、この大会だけじゃなくこの先リーグ戦の事とかを考えてもすごく心強いですね。この新人戦では自分も最上級生でいかに下を引っ張れるかが課題やったので、1年生が活躍してくれて嬉しいです。もっと経験を積めばもっとできる奴らだと思うので、期待しています」

―2年生になって意識も変わりましたか?
「そうですね。去年はミスしても1年生やからって部分があったかもしれませんが、2年生になって責任感とかは去年と全然違いますね。1年生も試合に出てるので、リズムが悪くなった時こそ自分がどうあいつらを助けてやれるかって考えています。自分が崩れないようにという事と、あとはいかに1年生の負担を減らすかが課題です。あとは、2年目ですし、もうちょい活躍出来るはずやないかなと思っていますね」

―もっと活躍できるという事ですが、トーナメントや日筑戦など全体チームを見てても、去年よりコートの中での存在感は増している印象を受けます。
「自分的に去年よりは体も出来てきたし、気持ちにも余裕が生まれて周りも見れるようになったかなと思います。でももっと去年とは違った自分を見せていきたいですね」

―新人戦への準備としてはどういう練習をしてきましたか?
「トーナメントが終わってから、ゲーム形式の練習のときに1・2年と3・4年で分かれて先輩たちに相手をしてもらう感じでやってきました」

―その時の手応えはどうでしたか?
「だいたい負けるんですけど、良い時はすごい流れ良くいけて勝てるときもありました。でも出だしから全然だめな時は、そのまま流れを掴めず大差で負けてしまうこともあって…だから出だしはこの大会の課題でした。そういう点では今日の中央戦は入りも悪くなかったのでそこは良かったと思います」

―今年は、新人戦のチームも全体のチームも、昨年よりチームの雰囲気が明るくなりましたね。
「そうですね。ここまで雰囲気よく出来ていると思います。ミスして落ち込むというよりは、ミスした時こそみんなで盛り上げたり話したりが今年は出来るようになりました。1年生も怖がったりとかせずのびのびやれていると思います」

―そういう雰囲気に変わったきっかけはありますか?
「去年の悪いところは今年やらないようにしようというキャプテンからの話があって、それが良かったんだと思います。去年は、1年の自分からしたら怒られることを気にしてミスする事の怖さがあって、やりづらい部分もありました。でも今年は、去年試合に出させてもらった分今試合に出ている1年生の気持ちも分かるので、試合中も強く言うところと言わないところを考えて声をかけるようにしています。だから1年も、先輩を怖がるとかじゃなく、いつも通りのプレーが気持ちよく出来てるんだと思います」

―新人戦の話に戻りますが、選手も揃ってますし、一つになれれば本当に力を発揮するチームだと思います。
「本当にそうだと思います。みんな優勝を目指してここまでやってきているので、このまま良い流れで絶対勝ちあがりたいと思います。自分も最後の新人戦なので、あとからあの時もっと出来たなって思わんように、悔いの残らないプレーをしたいです。言い訳とかなく、今持っている自分の力を120%くらい出せるように頑張ります」

―ベスト8に残ってたくさん試合も出来ますし、この大会で秋に繋がる経験が積めると思います。秋のリーグ戦ではどのようなプレーをしていきたいですか?
「何に臆することもなく、自分が先陣を切って走っていきたいと思います。自分は日々横江さん(主将)に追いつけ追い越せでやっているので、自分が流れを作ってみんなを気持ちよくプレーさせるくらいの気持ちでやっていきたいです。絶対に1部にあがります」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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