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2011.05.13 (Fri)
【2011トーナメント】5/13レポート
差が大きくついた準々決勝3試合
青山学院大、筑波大、拓殖大が準決勝へ
準々決勝第二試合、筑波大対早稲田大はロースコアな展開となったが、序盤からリードを続けた筑波大が早稲田大に追いつかせることなく72-57でベスト4へ進んだ。
筑波大は#76星野(3年・SF)が序盤に連続でバスケットカウントを奪うなど、攻撃のリズムを掴む。早稲田大は#14久保田(4年・C)が筑波大#99加納(4年・PF)や#32武藤(2年・C)など、厚みと高さがある筑波大インサイドの前になかなか点を取ることができない。#21河上(2年・F)ゴール下でボールに絡むシーンも見えるが、シュートが決めきれない場面も目立った。早稲田大は追い上げのきっかけとしたい#8玉井(2年・G)の3Pがこの日は1/9と不調。波に乗れない。対する筑波大はリードはしているものの3Qは11点と点が伸び悩む場面も。しかし早稲田大の追い上げは許さず大きく引き離して勝利、次の準決勝では拓殖大と対戦する。
準決勝第三試合、拓殖大対大東文化大の対戦は、拓殖大が自慢の攻撃力を発揮して大東大を翻弄。前半で大差をつけると、大東大を寄せ付けずに余裕を持ってベスト4へ進んだ。
前日の中央大戦ではゲームの入りで中央大に主導権を握られた拓殖大だが、この試合では逆に最初からスピードと攻撃で大東文化大を引き離した。#1鈴木(3年・G)を起点に#94長谷川智伸(3年・F)#40藤井祐眞(2年・G)のフロント陣が速さ・シュートの確実さを見せる拓殖大。それを#99長谷川技(4年・F)がうまくバランスを取り、#26上杉(4年・PF)がインサイドで踏ん張る。序盤から大東文化大は拓殖大相手に思うように攻めることができず、開始5分で10-2と大きく水を開けられると、1Q、2Qとも9点ずつしか取れない苦しい展開となった。拓殖大はシックスマンの#6長南(4年・SG)も好調で、シュート、ディフェンスともに好プレーを連発する。後半に入り、3Qでは大東大が上回り、次第に#15遠藤(4年・PG)や#13小原(4年・SG)らも点を重ねるが、追いつくには至らず、最後まで拓殖大の激しいディフェンスで楽にはシュートを打たせてもらえない展開となった。最終スコアは88-61。拓殖大が怒涛の攻撃力を見せつけ、準決勝へ進出を決めた。
準々決勝第四試合、青山学院大対専修大の対戦は2Q以降引き離した青山学院大が勝利し、準決勝へ進んだ。
1Qは#4高橋(3年・G)のスティールや#11宇都(2年・G)の速攻などもあり、17-14と3点差で終えた専修大。青山学院大は#56比江島(3年・F)が1対1でターンオーバーとなるなど、やや乗りきれない部分が見える。しかし#14辻(4年・SG)が大事なシュートをきっちりと決めていくと、2Qで#7伊藤(4年・PG)、#6織田(4年・F)、#12福田(4年・F)#14辻など最上級生を使った布陣で、パスを回してきれいに形をつくったシュートが決まっていき、速攻も決まる。このQで33点と攻撃力を発揮して点差をつけると、余裕を持った展開で専修大を引き離していき、94-61と勝利した。専修大は#32館山(3年・G)が23点、#22樋口(3年・F)がインサイドでリバウンドに粘るが、青山学院大の厚み、高さに抗しきれなかった。
写真上:若返ったチームの一つである早稲田大。1年の木村(洛南)など、これからの選手も多い。
写真中:大東大・鎌田対拓殖大・上杉。大東大はもう一人のインサイド・今井の出場時間が限られるのが惜しい。
写真下:レイアップにいく青学大・福田。この日は15点で攻撃に絡んだ。
※東海大対日本大は別途掲載します。
※拓殖大・長南選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「スタメンが頑張ってくれている分、自分も頑張らなくては」
点の取れるシックスマンとして、勝利に貢献
◆#6長南朝成(拓殖大・4年・SG)
途中出場ながらチームハイの20得点。要所での連続得点で見事チームに勢いをもたらした。
誰が出ても戦力が落ちないのが拓殖大の強みでもあるが、長南も実力あるシックスマンの一人。
ラストシーズンとなる今年、今後の活躍にも期待したい。
―快勝となりましたが感想をお願いします。
「練習試合でも競っていたので今日勝てるかなって少し不安だったんですけど、みんなでしっかりミーティングして、ビデオを見ながら相手の弱点や強みを研究して試合に臨んだので、その成果が出たんだと思います」
―昨日の中央戦より出だしも良かったですね。
「そうですね。昨日の試合は受け身になってしまってそれは試合後にすごく反省したので、今日はそうならずにと思っていました。応援もしっかりやっていこうと話し合って、盛り上げて今日こういう入りが出来て良かったです」
―個人的には調子はどうですか?すごく活躍されていましたが。
「自分の中ではまだだめだったなという部分もあるんですけど、でもチームの勝利に貢献できて良かったです。控えという立場もあって、気持ちに余裕があることも大きいかもしれません。スタメンが頑張ってくれている分、自分も頑張らなきゃと思いますね」
―シックスマンとしての役割があると思いますが、何を考えて試合に出ていますか?
「得点を取る人がスタメンにはノブ(#94長谷川智伸)だったり上杉(#26)だったり祐眞(#40藤井)だったりいるんですけど、それでもまだ物足りないというか、自分も点を取ることを求められているんだと思っています。そこを信頼されて出させてもらっているので、特に得点面に関してしっかりやらなきゃと感じています」
―今日でベスト4入りを果たしたわけですが。
「そうですね。僕たちが入学してから初めてのベスト4なんです。2年の時にベスト8(2009年7位)で、あとはベスト16で負けてたので、素直に嬉しいですね。でもやっぱり自分たちが目指しているのは優勝なので、明日も絶対勝って決勝にいきたいと思います」
―シーズンインしてからこの大会までの準備はどうでしたか?
「やっぱりスリーの距離が伸びたので、シューティングをメインに、走り込んで調整してきた感じです」
―拓殖大は昨シーズンからほぼメンバーが変わらないことも強みですね。
「それはやっぱり大きいと思います。その分チームの完成度も他より高いと思うので、それを見せていけたらなと。今年は、キャプテンの河上(#71)と主務の新岡がチームを引っ張ってくれています。ここまできて、もう優勝しか見えてないという感じですね」
―4年目の今年、どんな1年にしたいですか?
「今シーズンで拓大が強いというイメージをつけさせたいです。それが一番ですね」
青山学院大、筑波大、拓殖大が準決勝へ
準々決勝第二試合、筑波大対早稲田大はロースコアな展開となったが、序盤からリードを続けた筑波大が早稲田大に追いつかせることなく72-57でベスト4へ進んだ。
筑波大は#76星野(3年・SF)が序盤に連続でバスケットカウントを奪うなど、攻撃のリズムを掴む。早稲田大は#14久保田(4年・C)が筑波大#99加納(4年・PF)や#32武藤(2年・C)など、厚みと高さがある筑波大インサイドの前になかなか点を取ることができない。#21河上(2年・F)ゴール下でボールに絡むシーンも見えるが、シュートが決めきれない場面も目立った。早稲田大は追い上げのきっかけとしたい#8玉井(2年・G)の3Pがこの日は1/9と不調。波に乗れない。対する筑波大はリードはしているものの3Qは11点と点が伸び悩む場面も。しかし早稲田大の追い上げは許さず大きく引き離して勝利、次の準決勝では拓殖大と対戦する。
準決勝第三試合、拓殖大対大東文化大の対戦は、拓殖大が自慢の攻撃力を発揮して大東大を翻弄。前半で大差をつけると、大東大を寄せ付けずに余裕を持ってベスト4へ進んだ。
前日の中央大戦ではゲームの入りで中央大に主導権を握られた拓殖大だが、この試合では逆に最初からスピードと攻撃で大東文化大を引き離した。#1鈴木(3年・G)を起点に#94長谷川智伸(3年・F)#40藤井祐眞(2年・G)のフロント陣が速さ・シュートの確実さを見せる拓殖大。それを#99長谷川技(4年・F)がうまくバランスを取り、#26上杉(4年・PF)がインサイドで踏ん張る。序盤から大東文化大は拓殖大相手に思うように攻めることができず、開始5分で10-2と大きく水を開けられると、1Q、2Qとも9点ずつしか取れない苦しい展開となった。拓殖大はシックスマンの#6長南(4年・SG)も好調で、シュート、ディフェンスともに好プレーを連発する。後半に入り、3Qでは大東大が上回り、次第に#15遠藤(4年・PG)や#13小原(4年・SG)らも点を重ねるが、追いつくには至らず、最後まで拓殖大の激しいディフェンスで楽にはシュートを打たせてもらえない展開となった。最終スコアは88-61。拓殖大が怒涛の攻撃力を見せつけ、準決勝へ進出を決めた。
準々決勝第四試合、青山学院大対専修大の対戦は2Q以降引き離した青山学院大が勝利し、準決勝へ進んだ。
1Qは#4高橋(3年・G)のスティールや#11宇都(2年・G)の速攻などもあり、17-14と3点差で終えた専修大。青山学院大は#56比江島(3年・F)が1対1でターンオーバーとなるなど、やや乗りきれない部分が見える。しかし#14辻(4年・SG)が大事なシュートをきっちりと決めていくと、2Qで#7伊藤(4年・PG)、#6織田(4年・F)、#12福田(4年・F)#14辻など最上級生を使った布陣で、パスを回してきれいに形をつくったシュートが決まっていき、速攻も決まる。このQで33点と攻撃力を発揮して点差をつけると、余裕を持った展開で専修大を引き離していき、94-61と勝利した。専修大は#32館山(3年・G)が23点、#22樋口(3年・F)がインサイドでリバウンドに粘るが、青山学院大の厚み、高さに抗しきれなかった。
写真上:若返ったチームの一つである早稲田大。1年の木村(洛南)など、これからの選手も多い。
写真中:大東大・鎌田対拓殖大・上杉。大東大はもう一人のインサイド・今井の出場時間が限られるのが惜しい。
写真下:レイアップにいく青学大・福田。この日は15点で攻撃に絡んだ。
※東海大対日本大は別途掲載します。
※拓殖大・長南選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「スタメンが頑張ってくれている分、自分も頑張らなくては」
点の取れるシックスマンとして、勝利に貢献
◆#6長南朝成(拓殖大・4年・SG)
途中出場ながらチームハイの20得点。要所での連続得点で見事チームに勢いをもたらした。
誰が出ても戦力が落ちないのが拓殖大の強みでもあるが、長南も実力あるシックスマンの一人。
ラストシーズンとなる今年、今後の活躍にも期待したい。
―快勝となりましたが感想をお願いします。
「練習試合でも競っていたので今日勝てるかなって少し不安だったんですけど、みんなでしっかりミーティングして、ビデオを見ながら相手の弱点や強みを研究して試合に臨んだので、その成果が出たんだと思います」
―昨日の中央戦より出だしも良かったですね。
「そうですね。昨日の試合は受け身になってしまってそれは試合後にすごく反省したので、今日はそうならずにと思っていました。応援もしっかりやっていこうと話し合って、盛り上げて今日こういう入りが出来て良かったです」
―個人的には調子はどうですか?すごく活躍されていましたが。
「自分の中ではまだだめだったなという部分もあるんですけど、でもチームの勝利に貢献できて良かったです。控えという立場もあって、気持ちに余裕があることも大きいかもしれません。スタメンが頑張ってくれている分、自分も頑張らなきゃと思いますね」
―シックスマンとしての役割があると思いますが、何を考えて試合に出ていますか?
「得点を取る人がスタメンにはノブ(#94長谷川智伸)だったり上杉(#26)だったり祐眞(#40藤井)だったりいるんですけど、それでもまだ物足りないというか、自分も点を取ることを求められているんだと思っています。そこを信頼されて出させてもらっているので、特に得点面に関してしっかりやらなきゃと感じています」
―今日でベスト4入りを果たしたわけですが。
「そうですね。僕たちが入学してから初めてのベスト4なんです。2年の時にベスト8(2009年7位)で、あとはベスト16で負けてたので、素直に嬉しいですね。でもやっぱり自分たちが目指しているのは優勝なので、明日も絶対勝って決勝にいきたいと思います」
―シーズンインしてからこの大会までの準備はどうでしたか?
「やっぱりスリーの距離が伸びたので、シューティングをメインに、走り込んで調整してきた感じです」
―拓殖大は昨シーズンからほぼメンバーが変わらないことも強みですね。
「それはやっぱり大きいと思います。その分チームの完成度も他より高いと思うので、それを見せていけたらなと。今年は、キャプテンの河上(#71)と主務の新岡がチームを引っ張ってくれています。ここまできて、もう優勝しか見えてないという感じですね」
―4年目の今年、どんな1年にしたいですか?
「今シーズンで拓大が強いというイメージをつけさせたいです。それが一番ですね」
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