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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.05.13 (Fri)

【2011トーナメント】5/13 準々決勝 東海大VS日本大

日本大#3石川が35得点するも
東海大が僅差で逃げ切り


東海大学74(17-16,22-25,18-17,17-13)71日本大学
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スターティング5
東海大 #34三浦/4森田/#10バランスキー/#16坂本/#24田中
日本大 #4森川/#1坂田/#3石川/#24熊/#29金城
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110513TOKAI.jpg ベスト4の座を掛けた東海大と日本大の戦いは、互いに一歩も譲らない熾烈なゲームとなった。

 先制点は東海大#24田中(2年・SF)の3P。しかし東海大は勢いに乗れそうなところでイージーミスやファウルがあり、自ら勢いを断ち切ってしまう。対して日本大はリバウンドに奮闘し、得点では#3石川(3年・G)が3Pやバスケットカウント獲得など勝負強さを見せた。17-16とわすか1点東海大がリードして1Qを終える。

 2Q開始早々、#24熊吉(4年・C)の得点で日本大が逆転に成功。東海大も落ち着いて#0満原(4年・C)が3Pで返すが、#3石川が決め返して日本大は譲らない。その後石川のスティールから#4森川(4年・F)がダンクに繋げ、完全に勢いに乗る。#37渡部(4年・G)、#3石川の3Pも決まって2Q開始5分で9点のリードを奪った。しかしここで東海大もタイムアウトを取って立て直し、#10バランスキー(1年・C・東海大三)が気を吐いて連続得点。追い上げられる日本大には焦りが見え、得点が停滞する間に東海大が追いついた。だが終了間際に#37渡部がオフェンスリバウンドを上手くシュートに繋げ、結局39-41と日本大の2点リードで後半へ。

110513morikawa.jpg 3Qに入り、#4森田(4年・PG)、#0満原の活躍でリードを奪い返した東海大。オフェンスリバウンドに絡んで試合の主導権を握る。しかし押される日本大だが、ここで次々に3Pが沈んだ。日本大の1点リードで入った続く4Qでも、日本大は体勢を崩しながらのシュートを気迫で決めていく。だがそれも東海大の激しいディフェンスを前に徐々に簡単にシュートを打たせてもらえなくなり、守りでは東海大#0満原を相手にファウルがかさんだ。さらに東海大は#10バランスキーが高確率でシュートを沈め、残り2分半には74-65とリードを9点まで広げる。日本大はその後#3石川が3Pを沈め、3Pのファウルで得た3本のフリースローをきっちり全て決めて計6点を稼ぐが、わずか3点届かず。74-71でタイムアップとなった。

 日本大は#3石川が3P7本を含む35得点と奮闘。また#4森川も12得点12リバウンドと活躍を見せたが、やはり東海大の前にインサイドでは得点、リバウンド面であまり仕事をさせてもらえなかった。
 東海大は#0満原が26分間の出場で23得点13リバウンドとチームを引っ張る活躍。またチーム全体でバランスよく得点を稼ぎ、層の厚さを見せつけた。接戦をものにしこれでベスト4。次は青山学院大との対戦となる。お互いチームの戦力は十分であり、熱戦は必至だ。

写真上:満原が1本決めるごとに東海大が勢いづいた。
写真下:森川はダンクを見せるなど、気迫十分のプレーを続けた。

※東海大・満原選手、日本大・渡部選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「周りを励ましたりするのも4年生の仕事」
最終学年になり、ますますのリーダーシップを

◆#0満原優樹(東海大・4年・C)
110513mituhara.jpgチームの大黒柱である満原も最終学年。
去年まではプレーで引っ張る選手だったが、今年はベンチで声を出すことや下級生に声を掛けることなど、プレー以外の面でもチームを引っ張ろうという意識が見られる。
戦力も安定し東海大にとって勝負の年である今シーズン、チームを勝利に導くことが出来るか。

―接戦となりましたが、今の試合について一言お願いします。
「最初試合前のミーティングで、コーチから“途中で負けていても40分間粘って最後に勝てばいい”と言われていたので、そういう意味では競っても焦らずプレー出来たし粘って最後は勝てたので良かったです。ここまできて本当に1戦1戦みんなで頑張っていかないといけない中で、集中できたと思います」

―この試合で見つかった課題というのは?
「やっぱり石川海斗君(#3)にやられたので、もう少し思い切ったディフェンスが出来ればもっと良かったかなと思います」

―リバウンドが勝負の鍵となったと思いますが。
「試合後にリバウンドの数を見ても僕らの方が勝ってますし、そこは大きかったと思います。でも相手のディフェンスリバウンドはある程度仕方ないとしても、オフェンスリバウンドを少し取られすぎたかなと思いますね。そこはもうちょっと出来たかなと感じました」

―1年生のバランスキー選手も活躍していましたね。
「そうですね。シュート入るなぁって思いますね。でも僕は“1年生だから”って見方はしたくないんです。そういう意味では、あと少しディフェンスを頑張って欲しいですね。そこは経験だと思うんですけど。でも思い切ってプレーしてくれているし、すごく良いと思います。そんな心配して見ていないです」

―チャリティーゲームの時に、今年は下級生にも声を掛けていきたいと仰っていましたが、下とのコミュニケーションはどうですか?
「同じ寮に住んでいますし、食事の時とかプライベートで飲みに行った時とかにコミュニケーションは取っています。1年生も含めて、みんなもう本音で話せる仲だと思います」

―4年生になって何か自分の中で変わったことはありますか?
「そうですね。3年生まではベンチとかでもあまり声を出すタイプではなかったんですが、周りを励ましたりするのも4年生の仕事だと思うので、そういう部分を意識するようになりました」

―シーズンが始まってからこの大会まで、どのような準備をしてきましたか?
「オフェンスもある程度練習していましたが、やっぱりディフェンスのチームなので主にディフェンスの練習ですね。今日やったゾーンとかもそうですけど組織的なディフェンスというのを一番練習してきました」

―今シーズン、チームとしてどんなバスケットをしていきたいですか?
「それは毎回変わらないですけど、オフェンスに意識が行くんじゃなくて、ディフェンスとリバウンドとルーズボールを頑張るチームにすることですね。そこを頑張って点数を決めさせなければ負けないので。まずディフェンスを頑張って、そこからオフェンスは思い切ってやりたいと思います」

―個人としてはどんなバスケットを?
「ディフェンスとかリバウンドは気持ちだと思っているので、そこは徹底していきたいです。それでなおかつ点数が欲しいときとか、大事な場面では自分が行かなきゃいけない役目だと思っているので、そこはちゃんと決めてチームの力になりたいです」

―明日の準決勝は大きな山場だと思うのですが。
「僕らは全部の試合が山場ですが、やっぱり明日青学に勝たないと決勝はないですしね。青学が強いというのは分かっていますけど、でも別に固くならずにやるべきことを徹底してやるだけだと思います」



“ハッピー”で日本大にいい風を吹かす
4年目だからこそ、悔いのない1年に

◆#37渡部敬祐(日本大・4年・G)
110513watanabe.jpg自他共に認める日本大のムードメーカーだ。
彼がコートに入れば、応援団も沸き返る。神奈川大戦で足を痛めた浜田の欠場もあって、この日は約24分の出場となった。
チームを乗らせ、勝利を呼び込むことを考える副将であり、今年のチームのモットーは「ハッピーオーラ全開」。
学生だからこそ、明るく、楽しくが勝利の大きな原動力になることもある。それを実現できるかどうか、この1年に注目したい。

-今日は惜しい結果でしたが、振り返って。
「昨日もビデオを見たりしていろいろ研究して、勝負どころは満原(#0)というのは分かっていたんですが、熊が出ていない間に坂田(#1)や大(#25菊池)も焦ってしまって、いい意味でまだこれだけしかできないんだという現状を分からせてもらった試合でした。でもそれでほぼ接戦という形でできました。今年の日本大のテーマは“ハッピーオーラ全開”なんです。ハッピーでいればいいことは必ずくるし、人も寄ってくる。全部がよくなるはずだからハッピーオーラ全開で行こう、と言っています。だから今日も終わった後、悪いことを言わずに、“今日が一番最低ということだと考えて、また明日から頑張ろう”と。今日は負けましたが、ここからリーグ戦、インカレに向けてここから一旋風起こしていこうとしています」

-神奈川大戦でいい1本を決めて、今日もプレイングタイムをもらいましたが、自分の調子としては?
「出番があるかどうかというのもありますが、出た時はもちろん、チームに何ができるかと考えて表でも裏でも行動しています。でもプレー面では自分が出るとみんなが応援してくれるし、決めるとすごく喜んでくれる。そういう場面をもっと作れると思って頑張っています」

-石川選手は渡部選手はバスケットをよく知っているし、前向きに攻めてくれるのでやりやすいと言っていましたが。
「日頃からコミュニケーションも取っているし、自分たちが思うバスケット像も話をしています。昨日もNCAAの決勝のDVDを2人で興奮しながら見て、“これなんだよ、これぐらいアグレッシブにルーズボールとか行かなきゃ”“これだよね”ってモチベーションを上げました。自分も海斗と感覚が一緒というか、やりやすいし最高です」

-4年生たちの意思疎通はどうですか?
「森川(#4)は本当に全力で一生懸命やっているのはみんな見て分かりますし、私生活を含め、いろんな面で森川をバックアップしていこうとしています。仲もいいし、いい雰囲気だと思いますよ」

-あとは2年生の坂田選手や菊池選手を使って成長させていかなければなりませんが、どういうことを望んでいますか?
「プレーというよりかは、コートに入ってきた時に“自分に任せろ”ぐらいの度胸を見せて欲しいですね。上下関係なしに勢いを出して欲しい。それで自分たちが落ち込みそうな時に“おお、こいつ頑張るな”という気持ちにさせるぐらいの。そういう面で精神的なところからタフな人になって欲しいなと思います。本当に今育っている途中ですね」

-今年はどういうシーズンにしたいですか?最終学年になりましたが。
「去年は自分は裏方で何もできませんでした。そこは悔いも残ります。でも今年は4年目だし、守りに入りたくないですね。出られない時はみんな、Bチームにもまわりの人みんなに支えてもらったし、それを返したいです。出た時は盛り上げて、人を巻き込んで、日大がいい方向にいけばいいと思っています。2年前勝った時を思い出すと、勝つためにそういう状態になることは大事だと思うし、これが日大だってわかるような雰囲気を出すために、まだやれることがあるので、やります。見ていてください」
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