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2011.05.10 (Tue)

【2011トーナメント】5/10レポート

【代々木第二体育館】
初戦の固さが見られた青山学院大・慶應義塾大
日本大・筑波大は難なく初戦突破


110510aogaku.jpg 代々木第2会場では4試合が行われ、1部シード校がこの日から登場した。緒戦ということもあり、下から勝ち上がって試合慣れしてきているチームに押される場面もあったが、青山学院大、慶應義塾大、筑波大、日本大の4校はベスト16へと駒を進めた。

 日本大江戸川大は、1Qで33点の猛攻を見せた日本大が終始押す形となった。江戸川大は2Qで8点と失速。後半にメンバーを変えながら戦う日本大に追いすがり、4Qでは点差を詰めたが90-73で日本大が勝利した。

 筑波大上武大は終始筑波大が圧倒。スタメンガードで主将の#34田渡(4年・G)をベンチに置く余裕を見せて4年生の#5渡邉(PG)をスタートに据え、注目ルーキー#21笹山(1年・G・洛南)などものびのびプレー。121-60で緒戦を突破した。

 慶應義塾大玉川大の試合は、慶應大が序盤10点のリードを得ながらも、玉川大のトランジションと3Pで一時逆転される展開に。慶應大は途中ミスを連発するが、#21伊藤(1年・G・洛南)、#22吉川(1年・SG)らルーキーが思いきりの良いプレーを見せて終盤に流れを掴むと、じわじわと点差を離して逃げきりに成功。110-97で辛くも緒戦突破となった。「4Qを走り抜く1部との差」(#99菅原)と言う玉川大だが、慶應大のお株を奪うような早い展開で健闘した。

 優勝候補筆頭の青山学院大東洋大と対戦。しかし東洋大が序盤からふんばりを見せ、1Qは青山学院大相手に1点リードで終える立ち上がり。出遅れた青山学院大は#14辻(4年・SG)のシュートが当たり始めて東洋大を引き離していくが、東洋大は1年生も積極的にプレーし、最後まで食い下がる。103-78と最後は20点以上の差をつけた青学大だが、初戦の固さや反省も多い試合となった。

写真:流れが悪くなりかけたところでハドルを組む青学大。

※玉川大・菅原選手、青山学院大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【とどろきアリーナ】
シード校が順当に勝利
法政大は次戦で王者・青山学院大と対戦


110510abibu.jpg 川崎市とどろきアリーナでは6試合が行われ、白鴎大、明治大、神奈川大、立教大、法政大、國學院大と、まずはシード校が順当に勝利。翌日の対戦へと駒を進めた。

 6試合ほぼ全てで大差がついたが、今日この会場で唯一の接戦になったのが國學院大亜細亜大の対戦。亜細亜大が前半一時10点以上のリードを奪ったものの、#5武井(2年・GF)の連続得点などもあって國學院大が3Qで猛チャージ。4Qに入っても接戦が続くが、最後は國學院大が94-84で逃げ切った。國學院大は全員が2年生以下の若いチーム。追い上げて逆転から接戦をものにしたことを今後の経験として活かしたい。

 白鴎大は出だしこそ明治学院大にペースを奪われたものの、その後#30アビブ(3年・C)のダンクなどで流れを掴みリードを奪う。明治学院大も10点前後の点差のまま食らい付くが、2Q白鴎大にオールコートでディフェンスを仕掛けられると点数が伸び悩み、一気に差を広げられた。その後は危なげなく試合を進め、白鴎大が120-83で勝利した。白鴎大は、次は去年もトーナメントで戦った筑波大と当たる。昨年の雪辱を晴らせるか。

 法政大92-68東京経済大を下した。法政大は昨シーズン惜しくも2部降格となったが、去年チームを引っ張った代が今年最終学年となり実力は充分。しかし、「気持ちで負けていた。地力の差で勝ったようなもので、パッとしなかった」#11長谷川(4年・G)が振り返るように、今日は実力を発揮しきれない場面もあった。次の青山学院戦では修正したい。

 その他、明治大学や神奈川大、立教大も、様々な選手を起用しながらの快勝。余力を残したまま次の対戦に臨む。
 結局、6試合全て今日が初戦のシード校が勝利。各チーム初戦だけあって試合の入りには硬さが見られたが、徐々にペースを掴みそれぞれ力の差を見せつけた。

写真:白鴎大の大黒柱、アビブ。

※白鴎大・小山選手、神奈川大・高野選手、法政大・長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

また、駒沢体育館では大東文化大順天堂大が接戦を繰り広げ、大東文化大が72-71の僅差で逃げ切りを決めた。次はベスト8をかけて慶應義塾大と対戦する。

[続きを読む]

【INTERVIEW】
「目指すは3部全勝優勝と2部昇格」
まとまりを持ったチームで目標達成を目指す

◆#99菅原康平(玉川大・4年・SF)
110510sugawara.jpg要所で決まったシュートでチームを勢いづけた。
10点のビハインドから接戦に。一時は逆転に持ち込み、できる部分があると示したが、最後は1部校の底力にあと一歩及ばなかった。
秋は2部昇格に挑むが、今年は例年以上にスピーディーな展開も期待できる。
この試合で出た良さをさらに伸ばし、最後の年に結果を出したい。

-今日の試合を振り返っていかがですか?
「チームのミーティングでも話に出たんですが、3Qと4Qの半ばまでは相手のオフェンス・ディフェンスに対応してボールもしっかり運べていたんですが、4Q後半に1部と3部の差が体力面で出たと思います。リバウンドも取れなかったですし、オフェンスも相手は集中して決めるところはきっちりしていました。決定力の差で最後の点差になったと思います」

-走れていたように思いますが、体力面は大きかったですか?
「こちらも走りこんできていたんですが、それ以上に慶應さんも走っていました。高さのイメージがあったんですが、そこプラス走りこみが徹底されていて、試合開始から大きい選手が前を走っていたので、手強い相手だなと試合開始直後から感じました」

-玉川大もよく走っていたと思いますが。
「今年は新入生も2人いいのが入ってきたし、それで助かっているのはありますね」

-玉川大は春は教育実習などで4年生は忙しいイメージがあるのですが、地震の影響などもありましたか?
「そうですね。自分もこれから教育実習に行きますし、そういう面は大変ですね。地震の後は土日に体育館が使えなかったりして、他の場所に行ったり環境面ではいいとは言えない春でした。この後は新人戦までは体育館も使えるんですが、使えなくなる時期もあって、また難しいんですが。ただ、そういう中でもチーム自体の意思疎通はできていたし、結構まとまってやってこられたのでいい状態で試合に臨めたのはあります。慶應さんは今日は初戦でしたが、自分たちは一回戦から試合をしてきて3試合目なので、それで今日は集大成でいい形を出せました。そこは良かったと思います」

-今年の玉川大の目標は?
「3部全勝優勝、2部昇格が目標です」

-今日見る限りでは良い部分がたくさん見えましたが、今年はどんなチームなのでしょうか?
「去年は横沢というセンターがワンポストでいたんですが、今年はファイブアウトで外から攻撃を作る、ピック&ロールから作って中を広くして内外から合わせるというプレーになっています。そこが去年とは違いますね。周りから見るとリバウンドが強いようなフォーメーションではないんですが、飛び込みでリバウンドに行く形で、今日もそれで何本かいい形がありました。あと、一番違うのはトランジションですね。ディフェンスリバウンドを取った後のオフェンスの切り替え、相手に速攻でやられてもすぐ切り替えて前に出してという、速攻の練習をメインでやっています。慶應大相手にもそれを2、3本出せました。今日は負けたくないという気持ちもあっていい形でうちのプレーができたと思います」

-切り替えに関しては例年の玉川大より早い印象でした。
「そうですね。走りこみの練習もしっかりしています。そこを強化して1部のチームと4Q戦える体力をつけて、やっと3部全勝優勝、2部昇格できると思います。そこを気を抜かないで、自分も最後の年ですし頑張っていきたいと思います」

-最後の年、豊富を聞かせてください。
「今までの玉川は4年生主体のチームが少なかったんですが、今年は4年生で引っ張っていこうとまとまっています。4年生が下級生を引っ張って、リーグ戦をいい形で終えること。そして玉川が2部でも勝ち続けていけるようなチームになるよう、これから作っていきたいと思います」


「一戦一戦成長していかなければならない」
新生・青学大の新たなるスタート

◆#7伊藤 駿(青山学院大・4年・主将・PG)
110510ito.jpg初戦の反省はもちろん、チームづくりもこれからと言う。春はどこの主将も模索するものだが、優勝候補の青学大にあってもそれは他と変わらない。
スター選手を多く抱えるだけに周囲の目はどうしても青学へと向いていく。
しかし、メンバーに大きな変更がなくとも学年が変わればガラリとチームの様子も変わるのが学生チームならではでもある。
監督も、主将もまだ始まったばかりと言う。ここからどのような青学大が形造られるか、まずはトーナメントをどう戦うのか、その過程を見ていきたい。

-初戦を終えてどうですか?
「こういう風な試合になるかもしれないとは思っていたし、そうなったところで悪かった点は悪かった点で反省して、切り替えてやらなければいけないとみんな分かっています。でも今日の入りは悪かったですね」

-こういう風になるかも、というのは何故ですか?
「初戦というのもありますし、相手は逆に試合を重ねてきて、思いきりやってきていたのは大きいと思います。明日は明日で切り替えてやりたいと思います。自分たちのバスケットを一生懸命やることが大切ですね」

-長谷川監督は「一生懸命やっているけれどバラバラ」というようなことをおっしゃっていましたが。
「それはありますね。まだ一つになっていない、まだまだですね。これからもっと成長するチームだと思うし、一つひとつ目の前の敵と戦って成長していくことを自分としては望んでいます。長谷川さんもそうだと思います」

-今年の青学はどのようなチームでしょうか?
「個々の能力はすごく高いと思いますが、いいところも多ければ悪いところも多いです。いいところが出ればすごく強いですが、悪いところが出るとワンプレーでも崩れてしまうようなところがあります。ジャパン組が抜けている時期もあってチーム作りとしては遅れている面も感じます。もちろん他のチームも同様なので、そんな事を言っている訳にはいかないんですが。とにかく、まだチームが一つにまとまっていない。それが不安定な面に出ていると思います」

-そういう中で主将、4年生という立場ですが。
「去年の竜馬さん(10年度卒・JBLアイシン)のリーダーシップというのは強かったし、自分も見て学んできました。今度は自分が主将としてそれをどうみんなに伝えていくかですね。大学のキャプテンというのは特に難しいですし、過去にキャプテンを経験していても全然違います。そういう意味でまだ模索中です」

-全く新しいチームだと監督がおっしゃっていたんですが、見ている人にすれば昨年のメンバーも多く残っているし、昨年よりさらに強くなるのでは、と期待してしまう部分はあります。そういうプレッシャーを感じることはありますか?
「去年あれだけタイトルを取って、確かにメンバーも残っています。だから優勝しなくてはというのはあります。キャプテンですし、チームを導く立場としてはプレッシャーというか、責任を感じますね」

-伊藤選手が2年生の時の新人戦はチームがよくまとまっていたし、優勝できた原動力の一つだったのではないかと思うのですが、チーム作りは2年前とはまた違いますか?
「あの時はコートに出ている全員が同じ学年だったし、そういう面でまとまりは強かったと思います。今はいろんなメンバーがいますが、あの時のようにまとまらなければいけないと思いますね」

-目指すのは優勝だと思いますが、次戦からはどう修正しますか?
「相手のいいところを今日は出させてしまいました。そういうのを出させず、相手の出鼻をくじいて自分たちの走りやハーフコートオフェンス、セットオフェンスをしっかりすることですね。ゲームの主導権を握って青学のゲームをしたいです。本当にこれからだと思いますし、一戦一戦成長していかないと、本当に優勝はできないと思います」


「みんなで一つになって戦うのが今年の課題」
今年こそ、新しい法政へ

◆#11長谷川智也(法政大・4年・G)
110510hasegawa.jpg「変わること」
それは歴代の法政大の選手たちがたびたび口に出してきた。
2部からのスタートとなった今年は、それを確実に実行しなければならない。
そのためにチーム一丸となることが出来るか、それは軸となる4年生にかかっているだろう。
負けが続いた昨シーズン。昨年の悔しさを胸に、1部復帰を目指す法政大の今シーズンが始まった。

―今の試合について感想をお願いします。
「やっぱり相手はチャレンジ精神をもって向かってきました。こっちも試合前に、迎え撃つんじゃなくて自分たちもチャレンジャーなんだって事を忘れずにやろうって言っていたんですけど、やっぱりみんな気が抜けていたんだと思います。一言でいえば“気持ちで負けてた”ってことですよね。地力の差で勝った感じで、パッとしなかったので、そこは反省しなきゃいけない点だと思います」

―今シーズン、4年生になって自分の中で何か変わったということはありますか?
「そうですね…。でも去年から一応試合の経験は多い立場だったし、去年とやることは変わらないので、そこまで変わったという意識はないです。ただ副キャプテンとしてチームを引っ張る存在にはなった訳ですけど。あとは、1年生が入ってきたことはありますね。そこはコミュニケーションを取るように意識しています」

―鈴木選手など去年の4年生が抜けた穴というのはどう感じていますか?
「あまり言いたくはないですけど、正直まだ大きいですね。去年自分は本当に点数を取る事だけに集中していれば良くて、すごくやり易かったので。鈴木恵二さんは、何も言わなくてもすごく良いパスをくれました。そのお蔭で25点の点数が30点とか35点とかになってたんですよ。そのありがたさを今、身に染みて感じます。今は崎濱(#7)もいますが、2年の高田(#0)はシューターとしてやってきているので、ポイントガードに対して抵抗があると思います。彼も勉強中というか荒削りにやってますね」

―今シーズン、チームとしてどんなバスケットをしていきたいですか?
「やっぱりチーム一丸となって、応援席もベンチもスタッフも含めてみんなで一つになって戦うというのが今年の課題です。個人として点数を取ることはもちろんなんですけど、それ以外の部分もやっていきたいです。僕らも今年いなくなりますし、下級生の為にも悪い法政は今年で変えていかなきゃいけない。それで新しい法政を植えつけられるように、きっちりやっていきたいです」

―去年、主将だった山越選手も“法政を変える”と言っていましたね。
「そうですね。でも去年は山越さんが一人で頑張って下さっていた感じで。去年、モチベーションの差という問題があったからこそ、今年の4年はそういうのを無くそうと話し合いました。モチベーションの差とか、悪い部分は気付いたら4年生同士で言っていこうと」

―4年生同士で話し合いというのはよくするんですか?
「しますね。飲みに行って熱く語り合ったり(笑)、去年はそういう機会が少なかったのも良くなかったのかもしれませんね」

―やはり今年の4年生がチームの軸となると思いますが、長谷川選手から見て4年生はどんな代ですか?
「やっぱり去年色々経験を積んだし、一緒に試合に出るなら一番やりやすい仲間ですね。今シーズンは1部昇格という事が最大の目標なので、みんなでそこに向けてやっていきたいです」

―次の試合は青山学院大との戦いですね。
「別に自分たちは今までやってきたことを全て出すだけです。チームが完成してるわけじゃないですし、今日とは立場を変えてチャレンジ精神を強くもって、やるだけだと思います」


「自由に個々の能力を活かせるように」
今後のチーム作りで実力を発揮できるか

◆#6高野 敦(神奈川大・主将・4年・G)
110510takano.jpg昨年は2部リーグ4位と好成績を収めた神奈川大。しかし入れ替え戦進出をあと一歩の所で逃した悔しさもある。
だが今年は経験豊富な4年生も多く、#7古橋ら能力の高い下級生の成長も見られる。
今年更にもう一段階高いところへと飛躍できるかどうかに注目だ。

―まず初戦は快勝となりましたが、チームの状況はどうですか?
「地震で2週間くらい練習が出来ない時期があって、例年とはチーム作りが違う感じだったんですけど、ゴールデンウィークとかで練習試合をいっぱいやって徐々にチームが出来てきました。短い期間でも集中した練習が出来たと思います。今日の試合に関しては、スタートの5人以外が出た時に声が出なかったりピックアップのミスがあったりなどしたので、明日はそこを修正して切り替えてやっていこうと思います」

―去年の4年生が抜けた穴というのはどう感じていますか?
「やっぱり八幡キャプテンや内藤さん、大久保さんたちには、精神的にも頼っていた部分がありましたね。でも、それをどうにか埋めようって今年の4年生で話し合ってやっています」

―今シーズン、キャプテンとしてチームをどうまとめていきたいですか?
「数年前の神大よりも、今は1対1などの能力が高い選手が多いという風によく幸嶋さん(監督)に言ってもらっています。僕も本当にそうだと思うので、特に自分がああしろこうしろと言うよりは、自由に個々の能力を活かせるようにチームを導いていけたらと思っています」

―ベンチから試合に出る時はどんなことを心掛けていますか?
「ベンチで見ている時から、マッチアップする相手の癖を見抜くという事は意識しています。あとは自分が試合に出る時って、チームの元気がない時だったり雰囲気が悪かったりする場面が多いので、やっぱり声を出すことは一番に心掛けていますね」

―今日の試合でも高野選手のプレーにベンチが沸いて、チームに元気を与えていたと思います。
「うちは毎年キャプテンに沸いてくれるので(笑)、それに関しては後輩たちも盛り上がってくれて自分も嬉しいですね。やりやすいです」

―下級生も試合に多く出ていますが、後輩たちはどうですか?
「今日の試合もですけど、練習中から声が出なくなる時があるのでそこはもっと徹底しないと、と思います。でも本当にやっぱりみんなバスケットが上手いので、これからが楽しみですね」

―今見えているチームの課題というのは何でしょうか。
「やっぱり声が出なくなるような苦しい時間帯で、どれだけ我慢できるかってことだと思います。そういう時間帯のムラをなくしていきたいと思います」

―4年生になって最後のシーズンですが、どんな1年にしたいですか?
「続ける続けないは関係なく、本気でバスケをやるのは最後だと思うので、“悔いのないように”という事ですね。去年、内藤さんが引退の時に“悔いの残らないように全力でやれ”って言葉を残してくれて、自分はそれはすごく心に残っているので。ラスト1年、悔いの残らないように全力でやっていきたいと思います」

―最終的に目指す目標というのは?
「1部昇格です」

―明日は日本大との対戦になりますが。
「1部を目指す上で、早かれ遅かれいずれは1部のチームを倒せるようにならないといけないので、今から全力で勝ちを狙っていこうと思います」


「チームでやってきたことをまず自分がプレーで示せるように」
チームプレーでベスト8進出なるか

◆#44小山幸広(白鴎大・主将・4年・G)
110510oyama.jpg昨年、リーグ戦序盤は好調だったものの惜しくも入れ替え戦進出を逃した白鴎大。
その分、今年に懸ける想いがその言葉から伝わってくる。
昨年よりも4年生の人数が多い分、チームの基盤はしっかりしている。
主将として臨むラストシーズン、結果を残し昨年の悔しさを晴らすことが出来るか。

―まず今日の試合についてですが、出だしは少し相手のペースでしたね。
「そうですね。最初は練習でやってきたことが出せなくて、リズムが悪かったです。自分たちのバスケットが出来ていなかったと思います。でも、昨日みんなでしっかり上げて、このトーナメントに臨みました。今日は初戦で緊張などあって硬かったのかもしれませんが、明日からはスタートのみんなもやってくれると思います」

―地震の影響などもあって、トーナメントまでの調整が難しかったという事はありませんでしたか?
「いや、そこまで支障はなかったです。例年よりは練習試合などが出来なかったんですが、4月の始めから練習はしっかりやってきました」

―今シーズン、チームとしてどのようなバスケットをしていきたいですか?
「去年・一昨年と違って、今年は点数を稼ぐスコアラーがいないので、本当にチームプレーが大事になってくると思います。だから、チームディフェンスからのブレイクを心掛けてチーム作りをしています」

―小山選手はキャプテンとしてやっていく訳ですが、何か心掛けていることはありますか?
「自分はスタメンとして出るキャプテンではないので、しっかりベンチを盛り上げて、コートに出る時はチームでやってきたことをまず自分がプレーで示せるようにと心掛けています。スタメンの調子が良くない時でも、自分を含めベンチから出る選手がしっかり白鴎のバスケットをして盛り上げれば良いなと。今日はそれが少し出来たかなと思います」

―途中からコートに出る時はどのような事を考えていますか?
「自分は上手くないので、まずしっかり声を出そうということですね。声もそうですし、チームの士気を上げられるようなプレーを意識しています」

―同じ代の4年生はどうですか?
「今年は例年以上に自分たちの代、4年生の人数が多いので、それはすごく心強いですね。Bチームから一生懸命頑張って上がってきた選手とかもいますし。4年生がそんな感じなので、自分もキャプテンとして心強いしやり易いです」

―後輩たちについては。
「後輩は本当にやんちゃで…来年が少し心配ですね(笑)。でもその分元気が良くて、それはすごく良いことだと思います」

―今年で学生最後のシーズンになります。これからどんな1年にしていきたいですか?
「まだ実感が沸かないんですが、先輩たちが次々引退していって本当に早いなぁという感じですね。とにかく今年はしっかり結果を残したいなと思います。1部に上がる目標があるので。ただそれだけですね」

―昨シーズン惜しくも1部との入れ替え戦進出を逃して、その悔しさもあると思います。
「そうですね。去年は2人しかいなかった4年生の為にも頑張ろうってみんなでやってきたんですが、結局目標を叶えることが出来なくて…悔しかったですね。今年は、来年後輩たちを1部でやらせてあげたいという想いもあるので、4年生が一丸となって、チームとしても一丸となってやっていきたいと思います」

―その目標を達成する為にも、まずはこの春のトーナメントですね。次は去年も戦った筑波大との対戦ですが。
「そうですね。筑波とは去年もやってますし、自分たちが1年生の時の新人戦でもベスト8決めのときに筑波と当たったんです。公式戦では筑波にはいつも勝てないでいたので、今年は何とかそのジンクスを打ち破りたいですね。ベスト8に残って最終日までいるといないのとでは経験も全然違ってくると思うので、何としても勝ちたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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