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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.10.24 (Sun)

【2010リーグ1部】10/24レポート

激戦の末、青山学院大が優勝を決定
リーグ戦は残すところあと1週

 8週目、青山学院大が最終週を待たずに優勝を決定した。本来ならばホームで、と考えていただけにチームの喜びはやや薄い状態だったが、彼らが強いことには変わりはない。今年度3冠目を達成した。
 残りの順位争いは熾烈だ。入れ替え戦進出はあと1校、そして各順位争いも最終週、しかも直接対決で決定する形となり、波乱のリーグ戦もいよいよ大詰めを迎える。


【専修大がリードを守り切り、ロースコアゲームを制す】
101024tamura.jpg 互いに点が取れない試合だった。明治大はリーグ中盤から後半にかけ、得点が伸び悩んでいる。#14金丸(4年・SG)という素晴らしいスコアラーはいるが、全体では60点台、70点台という試合も多い。対する専修大は1Qの出足がよければ最後までもつが、流れが悪いと立て直しに苦心するという展開が見える。そんな両者の戦いは最初からロースコアで、互いに主導権を握りきれない内容となった。

 両者シュート確率が悪く、流れが出ない前半。専修大はそれでもリバウンドで優位に立ち、リードを保つことになった。明治大は消極的なオフェンスが目立ち、シュートを打つ回数が少ない。また、シュートを外しても専修大にディフェンスリバウンドを取られる場面が多く、3Qまで10点前後の差がどうしても縮められないまま試合が続いた。4Qの序盤で専修大のシュートが5分近く入らない状態になるとようやく明治大が追い上げを開始し、残り4分で#20若林(4年・SG)、#14金丸の3Pなどで3点差に。専修大はターンオーバーを奪ってもオフェンスへのパスが大きすぎるなどミスが続き、明治大を突き放せない。しかし明治大も大事なところでパスが通らないミスやファウルで流れが保てず、専修大が#52喜納(4年・F)のシュートなどで61-54と逃げきり勝利をあげた。

 これで専修大は9勝となり最終週に拓殖大との順位争いに臨む。明治大は筑波大との直接対決で入れ替え戦回避を賭ける。1勝できれば入れ替え戦回避となるが、終盤にかけてオフェンス面で停滞している場面が多く、筑波大はもともとディフェンス面では定評がある。最終週に最後の立て直しをどのようにしていくか、最後まで見逃せない。

写真:オフェンスのもう一つの起点となる明治大・田村。この日は専修大の高さに苦しむ部分も。

※明治大・若林選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中央大が最後まで粘るが拓殖大が逃げきりを決める】
101024sato.jpg 入れ替え戦行きが決まっている中央大と、残りの試合で順位を上げたい拓殖大。中央大はアウトサイド確率で苦しい試合が続くが、前半は互角。課題の3Qで引き離される展開となった。

 1Qは拓殖大は#94長谷川智伸(2年・F)と#42永井(4年・F)が得点を引っ張り、中央大は#11入戸野(2年・G)のシュートなどで互角。2Qも拓殖大のゾーンに対し、中央大は#14渡邊(2年・F)の3Pが連続で決まり、ゾーンアタックが成功。9点リードで前半を終えた。「3Qが課題」とハーフタイムの#11 入戸野の言葉通り、拓殖大は3Qでゾーンで中央大のオフェンスを止めると内外の得点で一気に逆転。しかし中央大も大きく引き離されず差は6点にとどめた。勝負の4Q、拓殖大は#94長谷川智伸や#42永井、#5根木(3年・G)などの得点で中央大を引き離す。再びシュート確率が悪くなった中央大はあと1本がなかなか出ない。残り2分となって拓殖大は82-96のセーフティリードかと思われたが、ここから中央大も最後の粘りを見せ、#16佐藤(2年・G)がリスタートやターンオーバーから思い切りの良い3Pを放ち始める。最後まであきらめない#16佐藤のシュートは5連続の3Pとなり拓殖大に襲いかかるが、103-99と4点差まで追い上げたところで時間切れとなりタイムアップ。拓殖大が9勝目をあげた。

 中央大は前半はどの試合も競り合いに勝てている。後は後半のゲームコントロールが課題だろう。この試合では#14渡邊、試合終盤には#16佐藤の3Pで持ち直したが、#20小野(2年・F)が再び決まってくればもっと流れが良くなるはずだ。まだ若いチームだけに波があるが、3Qを持ちこたえれば入れ替え戦での勝利は見える。

写真:最後は集中力で3Pを決め続けた佐藤。これを入れ替え戦でも見せたい。


【精細を欠いた前半から、東海大がリードを守り切る】
101024tanaka.jpg 入れ替え戦回避のために1勝が欲しい筑波大。しかしこの日は得点の要でもある#15山口(3年・G)が欠場。#19富岡(3年・G)と#34田渡(3年・G)が2ガードでスタメンを務めた。だが得点面で立ち上がりに苦戦し、すぐに#35池田(1年・F・京北)をベンチから起用する。それでも流れを変えることはできず、1Qは8点しか取れない立ち上がり。一方の東海大は#0満原(3年・C)が2本のミドルシュートを決めた後がリズム良く続かず、互いに点の入らない前半戦となった。東海大はアウトサイド確率が悪く流れが出ないが、筑波大は東海大ディフェンスに内外から攻めあぐね、前半は互いに低調な34-23。

 後半になりようやく#33狩野(2年・SG)や#24田中(1年・SF・長崎西)の3Pなどで東海大がリズムを掴むと、筑波大は#36本井(4年・C)のインサイドや#34田渡のシュートで付いていく。しかし4Q、筑波大が大事な場面でのターンオーバーが目立ち、追いつくまでには至らない間に、東海大がじわじわ引き離し、最後は75-61。東海大が手堅く勝利をあげた。

 筑波大は最終週に明治大との直接対決で入れ替え戦回避を賭ける。条件は2勝。2部時代からライバルの両者だが、ここ数年のリーグ戦での勝率は筑波大が上だ。金丸以外に得点が滞っている明治大と、やはり得点力不足で後半失速気味の筑波大。最後のプライドがかかる舞台でどちらが相手を上回ることができるかに注目が集まる。

写真:田中は満原とともにチームハイの得点。


【慶應大が100点ゲームで2連勝】
101024sakai.jpg 慶應義塾大法政大は、#4二ノ宮(4年・G)をスタメンに復帰させた慶應大が、序盤から法政大を早い展開で大きく引き離して114-79の100点ゲームとなった。試合序盤から慶應大は#4二ノ宮を起点に早い攻撃を展開。法政大相手に次々と得点を奪う。法政大はゴール下でのファウルが続き、1戦目ほどのいいバスケットを持続できない。1Qで10点差をつけられる形となった。2Qも慶應大は速攻を次々と出して法政大を翻弄。法政大はゾーンを繰り出す場面もあるが、慶應大との差は縮まらない。3Qにアウトサイドで反撃するが、大きく差を縮めることなく、最後は引き離されて試合終了となった。

 法政大はここ数試合#21加藤(2年・C)の得点が伸び、慶應大との試合では#0高田(1年・G・明成)も出番を得て得点するなど良い材料も見える。順位は10位と確定したため、対戦相手は2部1位となった。最終週の相手は青学大。最大の強敵との対戦を、入れ替え戦前の大きな経験としたいところだ。

 慶應大は二ノ宮復帰で「だいぶ走らせてもらった」#14家治(3年・F)。速攻や切り替えについては二ノ宮のおかげで大きく改善された。#5酒井(4年・F)も「負担は減ってやりやすい」と言う。しかし一方で「これまで頑張ってきた下級生には、二ノ宮が帰ってきたからといってここまでのプレーを忘れて欲しくない。(二ノ宮と)合わせる時間は少ないが、ミスはなくさなくてはならない。自分も全てを任せずボール運びも分担する」と、全ての負担を主将に戻すことはなく、ここまでの成長力をチームの力としたい構えだ。最終週の相手は日本大。これも大一番となるが、ここでの勝敗次第では大きく順位も変わる。このリーグの集大成となるチーム力をトリオを始め、全員そろった状態で見せてくれることを期待したい。

写真:二ノ宮が復帰しても酒井の影響力は依然大きい。このリーグで最も存在感を示した選手のうちの一人だ。



【1点を争うゲームを制し、青学大が優勝を決定】
101024minatoya2.jpg 第1戦の敗戦でホームでの優勝を逃した青山学院大。日本大との第2戦も熾烈な接戦を展開することになった。

 日本大は#24熊(3年・C)、#14森川(3年・F)がまずインサイドで得点。対する青学大は体調があまり良くなく、1戦目はあまり活躍できなかったという#56比江島(2年・F)が序盤から得点を重ねる立ち上がり。日本大は第1戦ではファウルが少なかった#14森川が1Qでファウル2となり、苦しい面も見える。青学大はゴール下で#25永吉(1年・C・延岡学園)がファウルをもらうプレーを見せるが1Qは25-23と日本第リード。2Qも拮抗したゲームが続いた。日本大は#3石川(2年・G)にガードをチェンジするが、石川が3Pのバスケットカウントを獲得する活躍を見せてリードを奪う。しかし青学大は#23湊谷(4年・F)が1対1から得点を量産。フェイダウェイ気味のミドルシュートを次々沈めてついていくと、#56比江島、#14辻(3年・SG)のバスケットカウントなどで追い上げ、#14辻の3Pで逆転。前半は42-46と4点リードに成功した。

 3Q、青学大は前半で3ファウルとなった#7伊藤(3年・PG)にかわり2Q途中に交代した#3小林(1年・G・洛南)をそのまま使う。洛南らしいパス回しでオフェンスの機会を作ると、#14辻、#56比江島、#23湊谷といった洛南メンバーで得点を重ねる。日本大は#4篠山、#14森川、#15熊澤ら主力が活躍。#24熊もポストのターンシュートなどで見せる。しかし、クロスゲームの残り2分、#3石川がアンスポーツマンライクファウルを取られて流れが青学大に傾く。青学大はここで一気に9点リードを奪い、4Qへ。

 追う形になった日本大だが、辛抱強く機会を作り、残り4:40で同点に戻す粘り強さを発揮。しかしヘルドや24秒などで微妙な判定が不運に働き、逆転までの流れを掴みきれない。しかし残り1分、#14森川のシュートで78-80と2点差にした日本大。更に残り40秒で#4篠山がスティールに成功するが、#24熊へ渡したボールが得点に結びつかない。続くオフェンスで#29金城のドライブがターンオーバーとなると、青学大は速攻で返して4点のリード。日本大は最後に#15熊澤が渾身の3Pを沈めるがここでタイムアップ。82-81の1点差で青学大が優勝を手にした。

 青学大は比江島が20得点と回復。日本大は辻に対してはディフェンスで対応したが、湊谷には1対1から決めさせてしまう場面が目立った。接戦の末に優勝を決めた青学大だが、ホームで優勝できなかったことには一様に残念がった。「まだ足りないものがある」と認識して、次へと進む。

写真:24得点でチームを引っぱった湊谷。

※青山学院大・長谷川監督、橋本選手、湊谷選手、宇田川選手、小林純也選手のコメント、日本大・熊選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「最終週、一番大事なのは4年の気持ちの大きさ」
入れ替え戦回避にかけてあと2試合に賭ける

◆#20若林 良(明治大・4年・SG)
101024wakabayashi.jpg副将としてチームを支える今年、プレーで引っ張る主将の金丸に変わり、言葉や態度でチームに示してきた。「チーム作りは難しい」と言いながら、最後までチームを引き上げる術を考えている。
入れ替え戦のかかる最終週、ここまでの反省を生かしてチームとして一段階上に行けるかどうか、若林の働きに注目したい。


-リーグ戦終盤に入りましたが、疲れなどは出てきていますか?
「今週はヘッドコーチの塚さんが、『ここから入れ替え戦がかかったプレッシャーのかかった試合が続くから』ということで、練習もそこまでハードではありませんでした。だから疲れはないんですが、プレッシャーで重い感じになってしまったのかなと思います。この2戦は重かったですし、相手がゾーンをしてきたのもあります。うちはインサイドを攻められるチームではないので、外ばかりになってというのはあります」

-そこで若林選手が求められているのは?
「アウトサイドのシュートが持ち味なので、そこで決めてプレーを軽くしたかったと思います。ただ、自分もできなかったのは良くない流れにしてしまったし、中央戦からディフェンスのコミュニケーションを言ってきたのに、自分が第1戦ではミスをしてしまって、良くない流れが続きました。その分行央(#35岸本)とかが思い切りやってくれているし、第1戦では目(#2)も入ったので結果的にはつないでくれる面も出てきています。ただ、勝負どころでミスをして自分たちで勝利を手放してしまっています。そこを上級生がしっかりしなければいけないし、そこの弱さが出ている状態です」

-4年生としてはどう取り組んでいるんですか?春から若林選手が練習などから引っ張ろうとしているという話は聞こえていましたが。
「春は就職活動や教育実習で抜けていた部分も多いので、迷惑はかけたと思います。そこで卓哉(#11佐藤)や行央や3年生がやってくれていた部分も多かったんです。晃輔(#14金丸)も代表で抜けていてケガもあって思うようにはいかなかったと思うし。だから声を出そうというのは決めていました。ただ、塚さんに求められていることは多いし、それぞれが応えられていないというのもあるので、今は考えすぎている選手が多いのが実情ですね。だからそういう選手には話しかけていかなければいけないし、自分たちがうまくコントロールしなければいけない。1年生も多いのでチームのことを考えつつ、4年生たちがやらなければいけないことは何かまず心がけています」

-でも入れ替え戦も目の前にありますが、まだ2試合あるというのもあります。どういうところを出していきたいですか?
「こういう入れ替え戦がかかったところで一番大事なのはまず気持ちだと思います。4年生の数は筑波と明治では変わらないと思います。そうすると、4年生の気持ちの大きさが大事だと思うんです。本当だったら今日勝って終わらせたかったのはありますが、まだ緊張感のある試合が2試合できるというのはプラスに考えたいですね。特に今はディフェンスの悪さがオフェンスの悪さにもつながっているので、いいディフェンスをしたいですし、そこから入ることは塚さんもいつも言っています。もっとディフェンスからの意識とコミュニケーションを強くして、“チームで守る”ということを考えたいです。今日もそうやって宇都(#11)を止めたと思いますし。筑波大も速攻主体という印象があるので、ディフェンスをきちんとすれば怖いことはないし、それがないとインカレにもつながりません。そこに先がつながっているという意識をみんなで持っていきたいです」

-最後まで気の抜けない試合が続きますね。
「次の試合までもう練習は数日しかないし、インカレまで含めても1ヶ月しかない。そこで悔いを残したくはないですね。結果がどうあれ、後輩に残せるものは残したい。自分は自分以上のことはできません。声を出すとか、シュートを打つとか自分ができる部分を精一杯頑張ります」



【青山学院大学優勝コメント】

「目指すは天皇杯でJBLチームへの勝利」
◆長谷川健志監督(青山学院大)
-優勝して。
「全勝を賭けてホームで勝ちきれなかったのは、まだまだ精神的にも技術的にも体力的にもまだまだ足りないというところが出ました。今日勝ったのはうちの選手が頑張ったからだけど、第1戦に勝てなかったのは自分も含めて選手ももう一度反省しなければいけないところ。でも一番いけなかったのは、あれだけ応援してくれたのに、ハッスルしたプレーをしてくれなかったところ。あれだけの応援は普段いないんだから、昨日のテーマは“感謝を持ってプレーしよう”だったのに、そこが足りませんでした。練習中からそれを感じながらやらなくては。たった1ゲームでも、その1ゲームのために練習をしているんだから、それができないということはまだうちには目的やモチベーションやいろんなものが足りないということでしょう」

-課題は。
「インカレまではまずディフェンス。ディフェンスの基礎はまず自分の相手にやられないということで、ローテーションやヘルプやそういったことは関係ない。まず自分のマークマンにやられないことを第一にしないといけないし、今はそれが足りないし姿勢もない。それができてこそのチームディフェンスだと思います。今は下級生が多くて速攻も少ないし、ディフェンスリーダーがいない。オフェンスにリーダーがいるのと同じで、ディフェンスにもリーダーが必要だと考えています。本来は橋本がやるべきだけど、まだ他はまだまだ。今はそれを作るよりは一人ひとりのディフェンス力を上げるしかないと考えています」

-能力の高い選手が増えて、青学のバスケットとはどういうものなのかが見えにくいのが現状あると思いますが。ディフェンスの課題はもちろん、速攻も少なくなっています。
「今、目指すところとして天皇杯を考えています。そのためにはハーフコートのバスケットをうまくしないと竸った試合になればJBLには勝てません。トランジションだけでは勝てないので、ハーフコートは意識してきたし、前よりもうまくなってきていると思います。だからディフェンスからのファーストブレイクは少し消えかけている部分ですが、もう一度そこはインカレまでに見直す部分。でも体の中にはあるはずなので、もう少しやれば思い出すだろうと思います。確かに今は言われたような状態になっているのは確かです。そこはインカレまでに直しますし、リーグ戦では今伸ばしたい部分を伸ばしたかったので、ハーフコートをやりながら、と考えていたのはあります。もちろんインカレのようなトーナメントではそうはいかないので、もう一度やり直します」



「今回のことを通過点に、さらにディフェンス強化を」
◆#0橋本竜馬(青山学院大・4年・PG)
101024hashimoto.jpg「第1戦で負けてしまって、やっぱり負けると自分自身悔しいし、それはみんなもあったと思います。でも今日負けたら優勝しても意味がないよ、ということをみんなに言ったし、それを今日1点でも2点でも勝てたっていうことが良かったと思います。自分は欠場しているということもあって、(ベンチに)いても悔しいし、いなくても悔しいですね。勝ちたい気持ちは本当にあります。去年勝てなかった分の気持ちが自分の心の中に本当にあるので。もうどこにも負けず最後まで突っ走りたいですね。

 ここから勝つには本当にディフェンス力が鍵になると思います。2点穫ってディフェンスで0点に抑えたら勝ちじゃないですか?究極は。難しいけど、平均的に相手を60点台に抑えれば、どんなに悪くてもこちらは70点は取れると思うんですよ。だからここから相手を60点台に抑えるディフェンスを意識的にやらないと、優勝できる確率はどんどん減っていくと思います。だからインカレに向けて残りの1ヶ月間でチームにその意識付けをできるかが鍵になってくると思います。そこは毎日ずっとずっと言い続けます。

 選手としてコートに出ることが一番良いことだと思うので、出られないことはチームにも申し訳ないし、自分ももどかしい。でもその中でコートにいると見えないことが見えたり、もっとこうすればいい、自分ならこうしてみようって思う時間を今回は作れました。インカレでそれを出せればいいと思います。そして今回の勝ちも通過点にしていかなければ、さらに上では難しくなっていくと思います。ここで終わりじゃなくて、また再出発だと思ってみんなでやっていきたいと思います。

 でもリーグ戦での優勝を4年のうち3回もできたことは自分でも誇れることだと思うし、こういうところでバスケットボールをできることが幸せなことだと思います」


「4年生がチームの士気を高める動きを率先してやること」
◆#9小林純也(青山学院大・4年・SG)
101024kobayashij.jpg「とりあえず優勝したのでほっとしています。やっぱり4年生になったら、勝ちたい気持ちが出てきますし、それが第一ですね。全勝はできませんでした。このリーグ戦では何試合も延長戦とかで競っていて、残りギリギリで勝てた試合もあったんですけど、昨日はそうはいかなくて。やっぱり自分たちのだめな部分が前面に出てきて、相手はいいプレイをして。負けるべくして負けたと思います。しょうがないって言ったらおかしいですけど、昨日は本当に悔しかったです。

 ルーキーの時もリーグは全勝できませんでしたが、あの時も同じ感じですね。向こうは自分たちのプレーをして、自分たちは全然だめでした。今回はやっぱり駄目だった部分は細かいところですけど、ディフェンス面の力不足とか、スクリーンのかけ方とかに課題があります。そういうところが試合に結構出たと思うので、細かいところがいかに修正できるかがインカレに向けての一ヶ月間の勝負だと思っています。

 試合にあまり出る機会はありませんが、やっぱり4年生は一番声を出して、練習中から士気を高めるのが大事です。今は橋本が怪我していて、別メニューでトレーニングしていますが、残りの4年生が士気を高めるような姿を見せていかないといけない。上級生はそれがまだ足りないと思うし、下級生が補ってくれている部分もあるので、そこをいかに出していくかを大事にしたいと思います」


「最後に勝って終わりたい」
◆#23湊谷安玲久司朱(青山学院大・4年・F)
101024minatoya.jpg「4年生で出ているのは自分。自分が一番声を出して頑張らなければという意識がありました。竜馬がいない分、前よりも声を出すようになったし、気持ちも強くなりましたね。長谷川さんにもハッスルしろと言われているので、そこを出していかなければと思っています。

(先週あたりからオフェンスが積極的になったのは)今までは比江島(#56)にパスをしておけば、なんとかなるというのがあったんですが、あいつも不調だったし辻(#14)も決められていなかったので、今日は攻める気持ちでいきましたね。それまでは後輩たち2人がダメだった時は自分で行こうという感じだったんですが。それとリーグの初めに指をケガしたのもあって、少しシュートの感覚が狂っていたんです。今はようやくシュートの感覚が戻ってきた感じがするので、この後はインカレもガンガン決めたいですね。

 優勝の実感は今はないですね。インカレで勝ちたい、最後に勝って終わりたいというのが一番強くあるので、インカレ優勝を成し遂げたい気持ちの方が強いですね」



「自分たちにも弱い部分があると再認識」
◆#27宇田川一馬(青山学院大・4年・F)
101024udagawa.jpg「優勝した実感がありませんが、早めに優勝を決められてよかったです。第1戦は自分たちがしっかりできなくて負けたと思います。そこがインカレへ向けての課題。気持ちでもディフェンスでもやられてはいけないことをやられて後手に回ってしまいました。そういう試合でここまで負けることはなかったけれども、ディフェンスでみんなで1つになれなかったのが一番の修正点です。負けたことで弱い部分があることを知ることができたし、課題ができて良かったと思います。

 ポイントで出番をもらっていますが、苦しい面で出させてもらっているのはありがたいことです。そこで自分がどういう役割でどういう活躍ができるかというのを常に考えています。今、何が必要かを考えながら出るのが自分の仕事だし、インカレでもきっとこういう場面はあると思います。しっかりと状況を見てから試合に出たいですね。

 あと1週試合があります。試合の中でできる修正はしっかりと修正していきたいし、後はみんなで1つになってディフェンスをやる。それを念頭に置いてとりあえず最終試合をしっかり終えることが第一です。その後は、インカレまでに個々に修正点を修正できるように頑張りたいと思います」


「1点差だけどそれが試合」
敗戦を受け入れ、次へと切り替える

◆#24熊 吉(日本大・3年・C)
101024syon.jpg日本大インサイドを支える2本柱の一人。機動力のあるプレーで、ゴール下ではパワープレーからターンシュート、この日は3Pまで決めた。まだ日本語はたどたどしい部分もあるが、真面目な人柄も好感が持てる。1戦目は体調不良もあって消化不良な内容だったが、2戦目は最後までゴール下で奮闘した。


-試合を終えての気持ちは。
「勝ちたかったですね。1点差だけどそれが試合、しょうがないと思います」

-ファウルトラブルもあって1戦目はあまり活躍できませんでしたが、今日は随分積極的でした。
「第1戦は熱があって気持ちも力も出なかったんです。今日はしっかり直して調子も良くて、第1戦の分も取り返しました」

-永吉選手(#25)相手にインサイドがキーだったと思うんですが。
「永吉くんはすごく大きくて、中でゴリゴリやるのは有利じゃないと思いました。中で持たれると力は向こうの方があるので、そこは持たせないように意識していました」

-残り1分を切ってからの攻めについては、どういう風に攻めようというのはあったんですか?
「チームの作戦が一つあるんですが、大事な場面でしか使わないので今は言えません(笑)」

-この2戦を振り返って、リーグの中で一番の山だったと思いますが、どう感じていますか?
「青学はやはり強いチームで、みんな意識していました。でも相手が強いと皆が燃えるしいいと思います。まだリーグ戦は終わってないから、今日はこれを忘れて来週の慶應戦を勝ちたいです」

-来週はタイプの違う岩下選手(#7)というセンターが相手ですが。
「岩下さんはでかくてアウトサイドもできます。丁寧に一つひとつ攻めていきます。慶應もすごくいいチームだと思いますが、負けられないです」

-序盤は苦労しましたが、随分チームとして良くなってきていると思います。チームの成長はどこに感じますか?
「みんな合わせるコンビプレーが良くなってきました。最初は(ケガ人もあってメンバーも変わったので)合わせるのが大変でした。でもみんなセンスがあってすごい選手だから、試合を重ねてきてすごく良くなってきています。そこが成長したところだと思います」

-インカレに向けての課題は?
「全部ですね。フォワードは良くなってきていますが、そこを金城(#29)がもっとやってくれれば勝てますね。もう少し経験を積めばできると思います。練習だとノーマークだと絶対決めるし、熊澤さんしかディフェンスでは止められません。だからもっとできると期待しています」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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