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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.10.24 (Sun)

【2010リーグ3部】10/24レポート

2強対決は東京成徳大がリベンジも駒澤大が優勝
2次リーグ躍進の江戸川大とともに入替戦へ


20101024_3top.jpg1・2部より1歩早く、3部リーグが最終戦を迎えた。
12チームで1戦総当りを行い、いったん仕切りなおして上位リーグ・下位リーグという新しい形で行ったが、これは“1度負けた相手に、もう1度準備をして挑戦できる”と下位のチームのモチベーションになったようだ。上位リーグでは江戸川大が接戦を勝ち抜き、3枚目の2部入替戦切符をゲット。さらに東京成徳大が駒澤大に土をつけて入替戦へ弾みをつけた。しかし駒澤大も優勝は譲らず、3部覇者として入替戦に臨む。

一方、下位リーグでも1次リーグの勝敗と同じ結果にはならなかった。東京学芸大は1次リーグに続き東京農業大と延長戦にもつれ込んだが、2次リーグでは勝利を収めることに成功。また、上位リーグ進出にあと1歩だった国際武道大は意気消沈したか途中2連敗を喫した。しかし下位リーグトップをかけた東京大との最終戦は勝利し、来シーズンにつなげた。

上位・下位リーグ方式を取り入れたことで、力の近いチーム同士のカードを組むことができ、特に最終週はどの試合も競った好ゲームになったと言える。

20101024_3top2.jpgまた、全試合終了後に3部閉会式が行われた。東京成徳大・川北準人監督の呼びかけにより、まず本部スタッフに拍手を送った。「毎週選手の皆より早く来て、遅く帰っていました。設営やランキング集計など、支えてくれてありがとう!」と。続いて、好敵手である、隣に並んでいる他チームの選手と握手してねぎらい合う。そして最後に、「この2ヶ月頑張った自分を褒める意味で拍手!」―全12チームの選手・スタッフによる大きな拍手で、今シーズンの3部リーグは幕を閉じた。

写真:笑顔で言葉を交わす駒澤大#9西山と東京成徳大#77田中。
写真:閉会式では、リーグ運営になくてはならないスタッフたちに感謝の拍手を送った。

※駒澤大-東京成徳大のレポート、駒澤大・渡辺選手、東京成徳大・本多選手のインタビュー、個人賞は「続きを読む」へ。

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■PICK UP
20101024_seitoku37.jpg長かったリーグを締めくくる最終週最終戦、駒澤大-東京成徳大は優勝決定戦となり、最高の盛り上がりの中で行われた。
前半は、駒澤大が3点リードと互角の展開。3Qに入っても東京成徳大が#16西田(3年・PG)を起点に裏を突いて加点すれば、駒澤大もドライブで切り裂いて返しと譲らない。4~6点差の攻防が続き、残り2分57-63でタイムアウトを挟む。再開後、流れをつかんだのは駒澤大だった。東京成徳大のミスやスティールから早い攻撃を仕掛けて点差を2桁とし、Qのラストプレーでは#11成瀬(3年・PF)がブザービーターでレイアップを決め59-71とリードを広げる。

4Q、東京成徳大はシューターの#34山本(4年・F)、#37松本(3年・F)を投入する。すると#34山本が続けてジャンプシュートを決めて反撃ののろしを上げる。9点差になったところで駒澤大はタイムアウトを取るが、その後も東京成徳大が合わせのゴール下シュートで迫る。そして駒澤大が足踏みする間に#34山本が2本の3Pシュートを沈め、残り4分78-78とゲームを振り出しに戻してみせた。ここで駒澤大はガードの#13渡辺(3年・PG)が落ち着いてロングシュートを決め、さらに#9西山(4年・SG)がスティールからあっという間にレイアップを決めて突き放す。しかし、東京成徳大のリベンジしたいという気持ちが勝った。#77田中(3年・F)は密着マークに苦しんでいたが、終盤になってディフェンスの足が遅れ始めたのを突きバスケットカウント。さらに#37松本が2本の3Pを迷わず決めて残り2分で86-84と前に出る。

この後、駒澤大は再三のリバウンドから波状攻撃を仕掛けるが決めきれないのに対し、東京成徳大は#34山本がトップから3Pを射抜き、残り40秒5点差とする。駒澤大は#9西山にボールを預けるが、強引な3Pとなりさすがに決めきれず。ファールゲームに望みをかける。すると東京成徳大はフリースローを2本落としてしまい、駒澤大のチャンスになる。ここで#13渡辺がフリースローを得ると、1本目を決め2本目のリバウンドをつかむ。しかしなかなかシュートが決まらず、#6北(3年・SG)が2点シュートを決めたときはラスト3秒となっていた。さらにファールに行くと同時にタイムアップのブザーが鳴るが、協議の結果残り1秒で東京成徳大のフリースローとなる。東京成徳大は2本決めれば4点差と実質的に勝利が決まったが、1本目を落としてしまいまだわからない。残り1秒、駒澤大は#13渡辺がエンドラインから3Pラインに立つ#7馬場(2年・PF)にロングパスを通してみせたが、シュートは決めきれず90-87で東京成徳大の逆転勝利となった。

これで勝敗の並んだ2チームだったが、1次リーグでは駒澤大が20点近く差をつけて勝利しており、得失点差により駒澤大が優勝、東京成徳大が準優勝となった。


■INTERVIEW
「どれだけいい流れで自分たちのプレーができるか」
#13渡辺拓実選手(駒澤大・3年・PG)
101024_kwatanabe.jpg―優勝おめでとうございます。全勝はなりませんでしたが…。
「全勝優勝を目標にやっていたので、それができなかったのは自分達のまだ力不足な部分で、これから入替戦に向けての課題になります。ただ、それでも1位で通過できたというのは、今後の自分達にとってもプラスになると思うので、入替戦をしっかり勝って2部に上がりたいという気持ちです」

―東京成徳大には1次リーグでは勝利しましたが、2次リーグではどんな違いがありましたか?
「僕達の集中力が切れてしまったなと思います。1次リーグでは40分集中できていたので、3Qにチャンスを逃さず自分達の流れに持っていきその勢いで勝てたんですが、今回は1次リーグと比べて足も止まっていたし、相手のペースになったときそのままのペースでバスケットをやってしまっていました。それで自分達の思ったようなプレーができなかったです」

―渡辺選手は今年からスターティングメンバーを務めましたが、リーグを振り返っていかがですか?
「もちろん去年より責任感はありますが、自分ができるプレーをすれば大丈夫だと思っていたので、それを心掛けていました。練習通り、気負いなくやれたと思います」

―では、入替戦へ向けての抱負をお願いします。
「これから入替戦までの鍵は、どれだけいい流れで自分たちのプレーができるかだと思うので、あら探しをするのではなくいいところを皆で褒めあうようにして、しっかり準備していきたいです」

―個人的にはどんなプレーで今シーズンを締め、来シーズンにつなげたいでしょうか。
「ゲームの流れをしっかり読んでやれたらなと。うちにはスコアラーは本当にいっぱいいるので、自分がガンガン点を取りに行くというよりは、しっかり周りを見てさばいてというプレーをしたいです」


「自分達のチームらしく、勝つ!それだけです」
#18本多純平選手(東京成徳大・4年・F)
20101024honda.jpg―駒澤大にリベンジを果たしました。
「負けて終わりたくなかったので、嬉しいです。これで勢いに乗って入替戦に行けるのでよかったですね。といっても、もうとにかく駒澤に勝ちたかったので、この試合ではとりあえず入替戦のことは横に置いていました(笑)。3Qに自分達のミスでターンオーバーが続いて離されてしまったので、4Qはミスをなくして、ディフェンスから走ることを意識してやったのが逆転につながりました」

―1次リーグでの唯一の1敗から、どんなことを考えましたか?
「自分が無理をしなくても皆が点を取れるチームなので、皆でバスケをしようと改めて思いました。今日はそれができて、皆で勝てたと思います」

―要所では本多選手が大きな声でチームメイトを鼓舞していましたね。
「去年もコートに出ている中では最上級生だったんですが、それができなかったんです。今年は4年で、声出しだったりは1番やっていかないといけないところだと思ってやったつもりです。リーグ最終戦ではそれができて、しかも勝ててよかったです」

―今シーズンは去年までとリーグ方式が変わりましたが、何か違いは感じましたか?
「特に…変わらなかったかなと思います。1戦1戦大事にして、2次リーグは全部勝とうと皆で話し合って乗り越えました」

―では、入替戦へ向けての抱負をお願いします。
「本当に後輩には2部でやってもらいたいので、自分達のチームらしく、ディフェンスをやって走って、リバウンド取って。勝つ!というだけです(笑)」

―個人的には4年分の思いをどうぶつけたいですか?
「うーん…とりあえず勝って2部に上がって締めたい。それだけです。勝って笑顔で引退します!」


20101024_komazawaall.jpg優勝・駒澤大

20101024_seitokuall.jpg準優勝・東京成徳大


■RANKING
■得点
20101024p.jpg1位 国際武道大#12大金広弥(3年・F) 432点
2位 東京成徳大#18本多純平(4年・F) 366点
3位 明星大#7木村駿太(2年・G/F) 364点




■3P
20101024_3p.jpg1位 東京農業大#0鈴木桂介(3年・SG) 55本
2位 国際武道大#12大金広弥(3年・F) 53本
3位 東京経済大#3深井俊太(4年・F) 52本







■リバウンド
20101024r.jpg1位 東京経済大#63鈴木喜暁(3年・C)
   OR54-DR118-TOR172本
2位 東京成徳大#77田中大地(3年・F)
   OR51-DR116-TOR167本
3位 東京大#6岡健太(4年・F)
   OR50-DR105-TOR155本




■アシスト
20101024a.jpg1位 東京成徳大#16西田 将(3年・PG) 84本
2位 東京成徳大#77田中大地(3年・F) 71本
3位 駒澤大#13渡辺拓実(3年・PG) 63本







■スティール
20101024st.jpg1位 明星大#7木村駿太(2年・G/F) 45本
2位 東洋大#32池田 祥(3年・G) 33本
2位 玉川大#20川端秀明(3年・G) 33本
3位 東京成徳大#16西田 将(3年・PG) 30本






■ブロックショット
20101024bs.jpg1位 東洋大#4金 賢(3年・C) 33本
2位 玉川大#9佐藤 琢(3年・F) 27本
3位 明星大#29里井雅昴(3年・F) 26本







■新人賞・MVP
20101024fresh.jpg新人賞 江戸川大#89陶山 新(1年・PF・秦野総合)









20101024mvp.jpgMVP 駒澤大#9西山達哉(4年・SG)
今シーズンは、メインでコートに立つ唯一の4年生として働いたため、個人賞の受賞はナシ。しかしそれ以上のMVPに選出され、プレゼンターを務めた駒澤大・牧野監督が頭を撫でてねぎらった。





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