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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.10.09 (Sat)

【2010リーグ2部】10/9レポート[早稲田大学戸山キャンパス]

セネガル人センター対決や順位争いなど
2部もいよいよ佳境

 2部リーグも後半に入り、重要な対戦が続くスケジュールとなった。この週の注目は関東学院大VS白鴎大の外国人センター対決。セネガル人留学生としてまず先陣を切ったのは浜松大のママドゥ・ジェイ(09卒)だが、大学界の強豪が集まる関東へ初めてインパクトを与えたのが関東学院大のパプだった。パプは3部Bリーグからスタートし、1年生の時は関東トーナメントで3位に入った際に大きく貢献するなど、ここまで結果を出してきた。パプの存在がのちに続く留学生たちに大きな礎になるはずだ。もちろん、個人の力だけがゲームを決める訳ではないが、第1戦はアビブのファウルトラブルが大きく勝負を左右する形になった。他にも、少しでも順位を上げたい各チームの戦いも次第に熱を帯び始めた。


【接戦から4Qで日体大が順天堂大を一気に突き放す】
 2部リーグ第6週、ともに3勝7敗と下位から抜け出したい日本体育大順天堂大。互いに負けられない戦いは、3Qまではほぼ互角だったが、4Qに44点とハイスコアをたたきだした日体大が抜け出して順天堂大を下した。

 まず流れを掴んだのは日体大。#24于(4年・F)のインサイドや#11北川(1年・G・光泉)のスピードを活かした攻撃で最大7点のリードを奪う。対する順天堂大はシュートが落ち、開始5分でチームファウルが4つと重い立ち上がりとなった。しかしタイムアウトで切り替え、ディフェンスで相手のミスを誘い逆に一時7点のリードを奪い返すと、順天堂大の4点リードで2Qへ。

 だが2Q開始から約1分ですぐさま日体大が逆転に成功。だが順天堂大も#19鈴山(1年・F)の3Pでリードを許さず、そこからは両チーム入れあう展開となった。順天堂大は1Q同様ファウルがかさみ勢いに乗れないものの、#19鈴山の3Pで何とかついてゆく。最後に#6杉本(4年・F)が3Pを沈めて42-42の同点に持ち込み前半を終えると、続く3Qでも一進一退の攻防が続いた。ここで日体大は序盤にファウルがかさむも、#23横江(3年・G)がアシストでもシュートでも魅せ一歩抜け出す。順天堂大はアウトサイドが決まらず、64-59と5点を追って最終Qに臨んだ。

 勝負どころとなった4Q、日体大は#11北川が先制。3Qまでアシスト重視だった#23横江もここにきて積極性を見せ始め、果敢にリングに向かってリードを広げる。順天堂はタイムアウトを取るもその後も相手の波に飲まれて自分たちのバスケットが出来ず、得点が滞る。また、チームの柱である#10趙(3年・C)も、フリースローを2本落とし1対1でもミスをするなど不調だった。日体大は#11北川、#24于のバスケットカウント獲得もあって、一気に順天堂大を置き去りにする。試合の締めには#21熊谷(2年・F)の3本のダンクもあり、そのまま108-83と大差をつけて勝利となった。

 5点差で迎えた4Qだが、試合が終わってみれば結局25点差。4Qでテンポよく攻めた日体大に軍配が上がった。#11北川、#19鈴山といった両校1年生の活躍が光る試合だった。これで順天堂大は7連敗と、勝てない状況が続いている。一方の日体大は来週の早稲田戦に繋げるためにもこの順天堂戦は大事にしたいところ。第2戦も熱戦は必至だ。

※日本体育大・北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。



【食らいつく神奈川大に地力の差で早稲田大が勝利】
 前週白鴎大1勝して勢いに乗る神奈川大と、2部リーグ1位である早稲田大との戦いは、神奈川大が終盤失速する間に早稲田大が大差をつけて勝利した。

 早稲田大は出足で好調な立ち上がりを見せた。#21河上(1年・F・洛南)のバスケットカウントで先制し流れに乗ると、そこから開始4分で一気に13-0とリードを奪う。一方の神奈川大はシュートがリングに嫌われ、残り5分となってようやく#9大山(3年・G)がチーム初得点。だがここからは一転して神奈川大のシュートラッシュとなった。あっという間に早稲田大に追いつき、ブザー直前に#9大山が3Pを沈めて2点リードで1Qを終える。2Qに入っても流れは依然として神奈川大で、開始3分で19-28と差を広げた。だが早稲田大も負けじと#00金井(4年・F)が活躍し、それに伴ってディフェンスも良くなる。#7井出(4年・G)の3Pで逆転すると、そのまま41-38と3点のリードを奪って後半へ。

 3Qが始まると、神奈川大はディフェンスから相手のミスを誘って流れを掴み、#7古橋(1年・F・興誠)の活躍で開始4分逆転に成功する。早稲田大が徹底的にインサイドを攻めるのに対し、神奈川大はセンターらしいセンターがいない中でよく守った。だが3Q後半になると、早稲田大がことごとくリバウンドを奪い、#00金井が走って徐々に神奈川大を突き放す。#14久保田も調子を取り戻して次々にシュートを決め、残り23秒には#00金井の3Pで11点差となった。その後神奈川大は、差を1ケタに引き戻せるかどうかの重要な場面で痛恨のスローイン5秒オーバータイム。逆に#14久保田に決められ、66-53と13点差をつけられると、続く4Qでも終始試合は早稲田大のリズムとなった。早稲田大はほぼ最後までスタートのメンバーで手を緩ませずに点差を離し、最後は#00金井のブザービーターで93-68として勝利をあげた。

 早稲田大は前半神奈川大の勢いに飲まれる場面も見られたが、ディフェンスやリバウンドで我慢し、3Q後半からは完全にゲームの主導権を握った。一方の神奈川大は、自分たちのイージーミスや、リバウンドが取れなかった事で、後半は流れを引き戻せなかった。しかし神奈川大に早稲田大が何度も苦しめられた事も確か。特に前週の10月3日時点で得点ランキング堂々1位の#7古橋は、「シュートは、入ると思って打たないと入らないと思うので、空いていたら打ちます」と、1年生らしい迷いのなさで度胸満点。チームハイの25得点の活躍で早稲田大を苦しめた。また、「ランキングは狙ってないです。チームの勝利が優先。自分は点を取るというより、リバウンドシュートのような泥臭いプレーが出来れば」と、チームへの貢献を誓った。修正し、2戦目で早稲田大に2敗目をつけることが出来るか。



【迫力の対決はファウルを我慢した関東学院大に軍配】
 関東大学界初のセネガル人対決となった関東学院大白鴎大の一戦。それぞれチームの大黒柱である#1パプ(4年・C)と#30アビブ(2年・C)が序盤から火花を散らすが、白鴎大の早い時間からのファウルトラブルもあり、84-70で関東学院大が勝利した。

 1Q、いきなり白鴎大#30アビブが関東学院大#1パプに1対1を仕掛け、会場は歓声に沸く。シュートは落ちるが、リバウンドシュートでまず白鴎大が先制点を取り、その後もリードを奪った。しかし開始3分半で#30アビブが2つ目のファウルを吹かれ、#36マンタス(1年・C・桜丘)と交代になるとその後逆転を許すことに。だが#65高橋(3年・SG)、#32黒川(3年・G)らの活躍で食らいつき、最後に#10田中(4年・SG)が3Pを沈めて20-25の白鴎大5点リードで1Qを終える。続く2Q、関東学院大は徹底して#1パプのインサイドで攻め、相手のファウルを誘った。前半終了の時点で白鴎大は#30アビブも#36マンタスもファウル3つ。また関東学院大は#1パプが抑えられても#28河野(3年・G)を中心に周りの選手がテンポよく得点し、4点リードで後半へ。

 41-37で後半に入ると、やはり#1パプのシュートで関東学院大がじわじわと点差を離す。だが白鴎大#30アビブの1対1で#1パプもファウルが3つとなり、一気に白鴎大の追い上げムードになった。一時12点離れた点差も、タイムアウト明け後の怒涛の攻撃で4点差に。だがここで#30アビブが4つ目のファウルを犯し、流れが断ち切られてしまう。交代で入った#36マンタスも活躍を見せたが、逆転には至らずそのまま最終Qへと突入した。4Q序盤は、互いに一進一退の攻防が続く。#1パプの連続得点で関東学院大は突き放そうとするが、白鴎大も#2石川(2年・F)らがリバウンドに奮闘して4点まで差を縮めた。しかし追い上げもそこまでとなり、4Q後半は白鴎大も失速。残り3分半には#30アビブが5ファウルとなり、#1パプとハグで健闘をたたえ合って退場した。その後も白鴎大はミスが続き、関東学院大が白鴎大に3敗目をつけた。

 白鴎大#30アビブはファウルトラブルに陥り、得点もフリースローの2点のみともどかしい結果となり、「最初にファウルしたから負けたのかもしれない」と悔しさを滲ませた。一方の関東学院大#1パプ「自分は強いセンターの方がやりやすい。向こうはすごいセンターが2人いるし、同じ国の後輩だから負けられなかった。決勝のような気持ちで臨んだ」と、この試合に対する意識の高さを窺わせた。白鴎大も得点面では#65高橋を筆頭にガード・フォワード陣の奮闘が見られたが、#1パプを止めることに苦戦し、何度追い上げても4点から先に繋がらなかった。第2戦でどう修正してくるか。

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【INTERVIEW】

「もう負けられない!」
ルーキーとしての元気の良さでチームのために

◆#11北川 弘(日本体育大・1年・G・光泉)
リーグ戦3週目からスタメンに入る1年生。リーグ戦に入ってから布陣で試行錯誤が見られる日体大だが、今はルーキーとして持てる力を出すだけだろう。この試合では速攻によく走ってバスケットカウントを含む19得点(フィールドゴール8/9)と活躍した。

―試合を終えて感想をお願いします。
「もう負けられない状況なので、緊張もして重みのある試合でしたけど、チーム一丸となって最後一気に離して勝てたので良かったです。これから戦う白鴎大や早稲田大との試合に繋げるためにも、この2試合は良い試合にしたいと思っていて。今日の試合は、残りのリーグ戦でのステップアップに繋がる良い試合になったと思います」

―リーグの序盤は負けが続きましたが、先週も國學院に連勝ですし、チームの状況は向上しているのではないですか?
「そうですね。負け続けた時はチームの雰囲気も落ちていったんですが、そこからみんなで声かけ合ってやってきたから今があるんだと思います。やっぱりバスケットはチームプレーなので、一人じゃ何も出来ないし、チームで頑張って今日勝てたのは良かったです」

―北川選手は1年生でありながら良い活躍を見せていると思いますが、自分ではどう感じていますか?
「チャンスをもらっているので、自分はもうがむしゃらにやるだけですね。今試合に出させてもらっている環境に感謝していますし、やっぱりその期待に応えたいという気持ちがあります。それに先輩たちと一勝でも多く勝っていきたいので、自分は声を出して頑張るだけですね」

―今日も最初から最後までよく走っていましたね。
「自分が先陣を切って走っていけば、チームのスピードも上がると思うので、そこは意識していますね。常に最後まで諦めずに走っていきたいと思います」

―北川選手にとって横江選手(#23)は光泉高校の先輩でもあると思いますが、やはり一緒にプレーしていてやり易さなど感じますか?
「そうですね。先輩が先に日体に行かれて、憧れて僕も日体に入った感じなので。高校の時は全く一緒にプレーすることはなかったですけど、今一緒にやれてすごく楽しいです。信頼していますし、頼りになる先輩だと思います」

―今日の試合で順天堂大は鈴山選手(#19)が活躍していましたが、同じ1年生ですし負けられないという気持ちはありましたか?
「そうですね。同じ1年だし、高校の頃から同じ関西で知っているので、やっぱり意識はしますし、負けたくないなと思います」

―初めてのリーグ戦ですが、苦労もあるのではないですか?
「最初の方は夏休み中だったので、そこまで疲れも感じなかったんですけど、学校が始まってからは少し大変ですね。でもそこはやるしかないので。まだ1年なので、来年以降にも繋げられるような経験をこのリーグ戦でしていきたいです。今試合に出られているからといって、来年同じように出られるとは限らないし、一試合一試合しっかりやっていこうと思います」

―第2戦への意気込みをお願いします。
「ここからはもう負けられないので。今日一勝出来たことはとりあえず今喜んでおいて、明日は明日で勝ちにいきたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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