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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.09.25 (Sat)

【2010リーグ1部】9/25レポート

ライバル対決は青山学院大が先勝
東海大は2戦目に巻き返しなるか

 1部リーグは2会場に分かれて行われた。
 この日は専修大が3勝目をあげた。最初から波に乗れば強さを発揮する専修大らしい戦いだった。法政大は長谷川が53得点と1部リーグの個人得点としてはここしばらく見ないような奮闘を見せるが、オフェンスチームである拓殖大に点の取り合いで敗れ、苦しい7敗目となった。
 秦野総合体育館の見所は青山学院大対東海大。1Qは見事なディフェンスが光った東海大だが、後半得点力で青学大が勝った。また、慶應義塾大はようやく土曜日の勝利を手に入れて勝ち越し。4週目も目が離せない展開が続く。


[海老名運動公園]
【序盤から勢いに乗った専修大が中央大を圧倒】
 専修大中央大の第1戦は高さで勝る専修大が1Qから波に乗り、大差をつけて中央大を下した。
「アップからみんな気持ちが入っていて、最初からいいスタートを切れた」#33館山(2年・G)が言うように、始めに流れをつかんだのは専修大。2週間ぶりの出場となった#4高橋(2年・G)が、リバウンドやルーズボールでボールへの執着心を見せ、チームを盛り上げる。また先週は東海大相手に2戦とも1本に抑えられた#33館山の3Pだが、今回は出だしから絶好調。ラインやや後ろから放たれるボールは高確率でリングに吸い込まれ、得点を伸ばしていく。対する中央大は、得意のパッシングオフェンスが専修大の長いリーチを前に大苦戦。何度もパスをカットされ、#11宇都(1年・G)らに速攻を許す展開となる。なんとか#20小野(2年・F)や#16佐藤(2年・G)の3Pなどで対抗しようとするも、点が伸び悩む中央大。また守りでも専修大にオフェンスリバウンドを何度も取られ、セカンドチャンスから得点されてしまった。追い打ちをかけるように、1Qのラストプレーでは専修大#11宇都が角度のないボード横からのシュートを決め、結局15-31と専修大が大幅なリードを奪って最初のQを終える。
 続く2Qも、前半5分は完全に専修大ペース。リバウンドを完全に支配し、そこから得点につなげる。また#33館山の3Pもおもしろいように決まり、そのまま中央大から最大25点のリードを奪った。しかしここから中央大の追い上げが始まる。積極的に1対1を仕掛けて中をかき乱しつつ、ミドルシュートも決めていき、勢いに乗る。流れを持って行かれた専修大は2Q後半の約4分間ノーゴール。結局34-47と、差を13点に縮めて後半にのぞむこととなる。
 3Q立ち上がりは、両チームともシュートが入らない。その中でリバウンド争いは激しさを増した。両ベンチから激しく「リバウンド!」の声。この声が、まさしく何がこの試合の鍵となっているのかを示している。また、一進一退の攻防が続いて両チームともファウルがかさむ。特に中央大は#11入戸野(2年・PG)と#16佐藤が3Q中盤で4ファウル。中央大のファウルトラブルで専修大は#22樋口(2年・F)らがますます積極的に攻めていき、点差を広げる。3Q終盤に中央大は#5竹原(4年・SF)が次々にシュートを沈めるが、それでも専修大の勢いは止められず、点差が縮まらないまま最終Qへ。53-75と20点以上専修大がリードして迎えた4Q。専修大は#11宇都や#14藤岡(1年・F)といった元気のいい1年生が活躍。点差はますます広がり、そのまま65-98と専修大が大差をつけて快勝した。
 リバウンド数を見ると、中央大の38に対して専修大は58と圧倒的。その高さを存分に活かして、シュートも速攻もよく決まって中央大を寄せ付けなかった。中央大は1Qでついた差が大きく、自分たちの流れを作ることが難しかった。高さで劣る部分を、明日の第2戦ではいかに補っていくか。

※専修大・館山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 もう1試合、拓殖大法政大の戦いは、1Qから両者入れあいの展開に。しかし2Q後半、拓殖大が#94長谷川智伸(2年・F)らの連続3Pで一歩抜け出すと、その後は終始拓殖大がリード。法政大はエース#11長谷川智也(3年・SG)の活躍もあって何度も追い上げるが、あと5点が詰められない。そのまま拓殖大が93-82で逃げ切る形となった。法政大の#11長谷川智也は圧巻の53得点。しかし周りの選手の得点が伸びず、4人が2ケタ得点とまんべんなく点を取った拓殖大の前に敗れた。これで拓殖大はやっと2勝、法政大はまだ初勝利ならず。両チームともに勝ち星がほしいところであり、明日の第2戦も熱戦が繰り広げられるだろう。


[秦野市総合体育館]
【東海大は前半好守を見せるも後半青学大が巻き返す】
100925nagayoshi.jpg 互いを好敵手とする青山学院大東海大の一戦。1Qは13-19と東海大リード。1Qで青山学院大#0橋本(4年・G)と#23湊谷(4年・F)を2ファウルに追い込みベンチへと下がらせた。2Qもその勢いは続き、点差を広げる東海大。#24田中(1年・SF)の3Pや#4森田(3年・PG)の得点、#0満原(3年・C)のインサイドでの得点で20-34と大量リードを得ることに成功した。しかし青学大は#14辻(3年・SG)の3Pや#7伊藤(3年・PG)のシュートでなどで返し、守りではゾーンで東海大の勢いを封じると#14辻、#56比江島(2年・F)らで一気に追い上げ前半は35-36。1点差に詰めて折り返した。
 3Qは終始クロスゲームが続いた。青学大の得点源は#14辻、#56比江島、#25永吉(1年・C・延岡学園)。そこに#34中川(3年・C)もオフェンスリバウンドから得点し、ベンチを沸かす。東海大は#0満原が中心となるが、それ以外の点が伸びない。ファウルやミスが続いて逆転されると、残り5分は追う形となった。#24田中のカットから#0満原の速攻、#5多嶋(4年・PG)のドライブ、#36養田(4年・PF)の得点で一時引き離された点差を57-57とした東海大。しかし最後にターンオーバーから速攻を出され、3Qは61-57と4点を追う形に。
 最後のQ、東海大が失速する。青学大の稼ぎ頭が3人で得点するのに対し、東海大は#5多嶋の速攻がオフェンスファウルになるなど、流れが止まってしまう。開始3分でついた差は14。追い上げたいがアウトサイドも落ち始め、青学大に引き離されてゆく。終盤、メンバーチェンジで食い下がるも青学大に追いつくまではいかず、84-74でタイムアップ。青学大が逆転で勝利をつかみ7勝目をあげた。
 東海大は試合の出だしは良かったが、得点力で差がついた。青学大の辻、比江島は1人で30点は取れるスコアラー。しかもピンチの時に必ず得点を取ってくれる得難い選手だ。そこに永吉がからみ、3人で63点を稼いだ。ファウルトラブルもベンチメンバーがカバーした。東海大は満原が永吉を押さえながら23点と踏ん張ったが、それ以外の決定打が出なかった。2戦目にどのような修正をはかるのか、ライバル同士の戦いに注目したい。
写真:青学大・永吉は24得点。


【慶應大が終始リードし1戦目に初勝利】
100925keio.jpg 慶應義塾大明治大との戦いは、終始慶應大がリードする形となった。序盤は慶應大が#20中島(1年・F・魚津)の3P、#14家治(3年・F)のミドルシュートで抜け出すと#5酒井(4年・F)のアシストや#7岩下(4年・C)の得点も続く。明治大#14金丸(4年・SG)のマークは#14家治。ボールを持たせないようについていき、1Qの得点はフリースローのみに抑えた。慶應大は#5酒井の活躍などもあって1Qは25点。明治大は#19田村(3年・F)が返すがわずか12得点に終わった。2Qになると明治大はゾーンに。慶應大はターンオーバーもあるが、#5酒井や#11金子(3年・PG)の3Pもあって点差を開く。しかしゾーンの前にターンオーバーが続く間に、明治大に点差を詰められ、このQだけで#14金丸に15得点を決められる展開に。一時は最大16点あった差を39-37と2点差にまで詰められて2Qを終了した。
 振り出しに戻った3Q、慶應大がじわじわと抜け出す。明治大はアウトサイドは決まっているが、ファウルも多く逆転するまでには至らない。慶應大は残り4分で酒井が連続フリースローを得て、その後アシストから#18蛯名(1年・G・洛南)の得点に結びつけると、#11金子の3Pで再び明治大を引き離す。明治大は#20若林(4年・SG)が2本のシュートで返すが、慶應大も#11金子、#5酒井の3Pが続き3Qで63-51と12点の差をつけた。4Qも流れは変わらない。明治大はファウルトラブルが苦しくなり、激しいディフェンスには出られない。#66加藤(2年・PF)と#31駒水(4年・C)が5ファウルで相次いで退場になると慶應大との点差を埋めることは叶わず、87-66で試合終了。明治大は終始ちぐはぐなまま試合を終えることとなってしまった。
 ようやく土曜日に勝利を手に入れた慶應大だが、表情はまだ固い。既に3敗と、これ以上の負けは許されない。「まだもっと自分がしっかりしなければ」岩下。高さでは優位だったが、ターンオーバーも多くまだ反省点は多い。2戦目こそ本当に重要な戦いになるだろう。
写真:下級生に声をかける慶應大・酒井。現在リバウンドとブロックショットで並み居るセンターを押しのけランキング1位につける。


 最終試合、日本大筑波大は日本大が1Qからリードするとそのまま筑波大を圧倒して100-66の100点ゲームで圧勝。筑波大はここまで欠場していた#34田渡(3年・G)がようやくコートに姿を見せるが、まだ試合感覚はここからといったところで数分の出場。とはいえ、司令塔の帰還は心強い。本格復帰が待たれる。

[続きを読む]

「欲しいのは2連勝」
2戦目もこのリズムを保てるか

◆#33館山 健太(専修大・2年・G)
3Pが9本と館山らしい活躍の勝利。
好循環している時の専修大は勢いを止めるのは難しく、この選手が乗ればチーム全体も乗ってくる。ここまでは2戦目に失速する展開が続いている。このままの流れを持続できるか、2戦目に注目だ。


―快勝となりましたが、感想をお願いします。
「先週の東海戦では全然リバウンドが取れなくて流れが作れなかったんですけど、今日はリバウンドが取れて速い展開もやれたので、専修のいい流れになって良かったと思います」

―出だしから中央大を突き放しましたね。
「アップからみんな気持ちが入っていたので、1Qの最初からいいスタートが切れました。1Qで点差を広げられたので、そのままいい流れでいけたんだと思います」

―館山選手も序盤から3Pを沈めてましたが、調子はどうですか?
「シュートの調子はその日にならないとわからないので…(苦笑)。今日は調子よかったです。先週はディフェンスがきつくて打たせてもらえなかったんですけど、今日は結構打てたので」

―高橋 陽(#4)選手も今日は復帰していましたが、やはりチームの調子に影響しますか?
「やっぱり陽が入るとゲームの展開も速くなるし、あとはリバウンド・ルーズが強いので、相手にセカンドチャンスを与えずに自分たちのいい流れに持っていくことが出来ます。だいぶ変わりますね」

―今日は終盤には控えの選手たちの出場機会もありましたが。
「去年からリーグ戦を戦ってきてこんなに点差をつけたのは初めてなので、ベンチの人も出られて楽しかったです」

―明日の第2戦への意気込みをお願いします。
「まだ2連勝したことがなくて、勝ち星がないので、勝ち越したいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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