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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2007.06.17 (Sun)

関東大学新人戦6/17最終日 決勝 東海大VS日本大

東海大学83(23-15,17-16,14-12,29-17)60日本大学 (決勝戦)
0617tokai決勝はディフェンスと総合力で勝ち上がってきた東海大と、高いオフェンス能力で大差の勝利をおさめてきた日本大の対決となった。日本大は昨年の雪辱を、東海大は3年前の石崎巧(現東芝)、竹内譲次(現日立)らゴールデン世代の果たせなかった優勝への夢を賭けて戦った。

立ち上がりこそ互角に見えた戦いは、1Q後半から東海大がリード。ディフェンスの良さで日本大に楽にシュートを打たせない。1Qで8点差をつけると徐々に引き離し、終始リードした展開で試合は進む。結局日本大が追いつけないまま東海大が逃げ切り、初優勝をあげた。

詳しいレポートと東海大・古川選手、嶋田選手、石井選手、日本大・上江田選手、新人王・篠山選手のインタビューは「続きを読む」へ。




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■ GAME REPORT■
0617yo先制点をあげたのは日本大#4上江田(2年・F)。しかし東海大も#7姚(1年・C)が決め返す。ディフェンスでは#24古川(2年・F)と#4上江田がマッチアップ、互いに守りあい、決めあって火花を散らす。インサイドでも日本大#5中村(2年・C)と#29嶋田(2年・C)がリバウンド争いを繰り広げる。開始5分までは互角の展開となるが、#17前村(2年・PG)の3Pを皮切りに#27石井(2年・SG)の連続3Pで東海大が引き離すきっかけを作る。日本大も#5中村がリバウンドを取り#7福田(和)(2年・G)が3Pで返すが、東海大のディフェンスがきっちりと日本大を守っていいシュートが打てず後が続かない。反対に東海大は#24古川のアシストから#7姚が連続得点、更に1Q終了のブザーとともにシュートを決めて23-15とリードして2Qへ。

東海大は2Qも1対1の激しいディフェンスをしかける。スタメンに代わった#36養田(1年・F)、#15中務(1年・F)も得点に貢献、中務は2本連続3Pを決めて会場をどよめかせる。人材豊富な東海大が選手をこまめに入れ替えながら戦うのに対し、日本大は#7福田のドライブ、#4上江田のミドルシュートがあるがオフェンスがパターン化してしまって流れを変えるプレーヤーがいない。東海大は開始5分で#82福田(洋)(2年・SG)の3Pが決まるとそこから気を緩めないでさらにディフェンスを激しくする。日本大は#6一色(2年・G)を投入し、流れを変えようとするが一色もシュートが入らず2Qは9点差で日本大が追う展開は変わらない。

0617fukudakazuhiro3Qも日本大のターンオーバーが続くのに対し、東海大は#27石井のミドルシュート、#29嶋田のバスカンで更に点差を離していく。だが日本大も東海大から24秒を奪うなど少し守りが良くなると#9栗原(2年・F)のシュート、#14篠山(1年・G)がスティールから栗原へアシストし得点。#5中村もポストアップからシュートを決めて点差をつめる。足が止まり気味になった東海大だが、#24古川が3Pを沈め、#29嶋田もシュートを決めるなど、チームの主軸がしっかり得点していく。日本大は残り3分となって#4上江田、#9栗原がともに3ファウル。東海大は最後に#36養田がルーズボールを取って得点し、ベンチメンバーの活躍もあって11点とまた日本大を引き離した。

4Q開始直後は点こそ入らないものの、日本大に走られる展開となる。#9栗原にシュートを決められ58-49と9点差に。しかし#4上江田が4ファウルと苦しい展開。東海大はタイムアウトで佐々Aコーチが「油断するとそういう点差になるんだ!」と決して気をゆるめないように選手に檄を飛ばす。これで気を引き締めたのか、#27石井がスクリーンから3P。しかし日本大も#4上江田がキャプテンの意地か3Pを入れ返す。だが東海大の優位は揺るがない。東海大は最後に出番の少なかったベンチメンバーを出場させ、逃げ切って勝利。初優勝の栄冠に輝いた。

東海大は2003年、2004年とゴールデンメンバーを擁して優勝候補の筆頭にあげられ、2年連続で決勝に進むものの新人戦制覇はならなかった。その雪辱を果たした今年のチームに派手さはない。キャプテンを務めた古川も「優勝など考える段階ではない」と語っていた。そのかわり全員が自分の責務を果たした結果、優勝の2文字が舞い込んだ。総合力の勝利。そう言えるのではないだろうか。

◆ #4古川孝敏(東海大・2年・F)
0617furukawa_i主将としてチームを率いて初優勝。
責任を持ってチームを預かる立場に最初はプレー面では戸惑いも見せていたが、
立派にその責務を果たした。

ー優勝おめでとうございます。
「個人としてはできは今ひとつだったんですが、チームの力で勝てました(苦笑)」

ー今年はチームを引っ張る立場になっていると思いますが。
「今回はキャプテンをやらせてもらって意識した部分があったんですけど、逆にあまり考えすぎない方がいいのかなと思います。去年みたいに思い切りやればうまいこといくと思います」

ーコートで集まって声をかけているシーンが目立ちました。
「ずっとディフェンスという事しか言っていませんでした。オフェンスはもう積極的にやるしかないので。ディフェンスは点を取られないように押さえれば負けることはないので、ディフェンスを中心にやっていこうと」

ー今日は上江田(#4)選手に対して1対1でかなりしっかりマークできていましたね。
「珍しく(笑)。試合を見ているとあまり中まで突っ込んでくる感じではなかったので、間合いを詰めてシュートを打たせない。後はワンドリブルでのジャンプシュートとかこっちならこう、逆ならターンとかパターンがあって、自分の中でそこがうまく読めていたと思います。もともとディフェンス得意じゃないんですけどね(苦笑)」

ーディフェンスで勝利したと思います。
「60点に押さえたというのはびっくりですね」

ーリードできたのも良かったと思います。
「弱気にならずにいけました。オフェンスもみんな積極的にできましたね」

ー初優勝ですがそういう変な肩の力も入っていなかったように見えました。
「いやー、どうですかね。試合前に先輩たちからも『がんばれ』とか言われた時には個人的に『あっ』という思いはあったんですが、実際に試合をやっている時も終わった今も実感が湧かないですね」

ー新チームになって、トーナメントもあまり良くない結果で終わっていましたが、これで秋に向かって弾みになるでしょうか?
「個人的にはトーナメントよりは良かったし優勝できましたけどチームでだし、僕個人としてはまだそれを振り払うほどではない。でもこれをいい材料にしてもっと上を目指していけたらと思います」


◆ #29嶋田基志(東海大・2年・C)
0617shimada準決勝ではファウルトラブルに陥りながらも勝利に貢献。決勝でもその存在感は際だっていた。

ー今の気持ちは。
「うれしいですね」

ー中村選手とのマッチアップはいかがでしたか?
「自分では止められてないと思います。アイツ結構点を取ってますよね?(12点)だからそこはちょっと。そのかわりリバウンドは頑張りました。後は今日はファウルをしないこと。それを心がけていました」

ー3年ぶりの決勝だったんですが…
「え、そうなんですか?」

ーということは全然緊張はなかったと。
「そうですね。そういうのは気にしてなかったし緊張はしなかったです。1Qから集中できたしリラックスできていましたね」

ー終盤少し日本大が追い上げそうになったところでAコーチも「気を抜くな」と最後まで厳しかったですが。
「リードしていたので、でもあまり気にはしていませんでした。落ち着いてやっていれば必ず勝てると思っていました。ずっとシーソーゲームだと思っていたんですが、1Qからしっかりディフェンスをやったおかげで日大を60点に押さえることができました。しっかりディフェンスをやれば得点が入らなくても勝てるということを証明したと思います。東海のバスケットをしましたね」



◆ #27石井講祐(東海大・2年・SG)
0617ishii_i今年からAチームに昇格。新人戦ではスタメンとして出場し、大事なシュートを決めた。決勝は15得点と活躍。

ー優勝おめでとうございます。今日はすごくシュートが入りましたね。
「入りました。昨日からすごく調子が良くて」

ー決勝に対しての気持ちなどは?
「チームでやろうという話があって、普段練習でやってきたことをみんなでやろうと話し合っていました」

ー去年まではBチーム、今年Aチームに上がってこうして試合に出られるということは。
「うれしいですね、やっぱり」

ー今年2年生として新人戦に出場して、どんな風なことを心がけていましたか?
「去年はAチームの試合に出られなくて経験という面ではできませんでした。そういう面で劣っているところを練習でカバーしようとして1年生を引っ張ったり、古川・嶋田に負担をかけないように自分も一生懸命練習してきたという感じです」

ーAチームで練習するのはやはり違いますか?
「はい、レベルが全然。だから楽しいです(笑)」

ー今日、日本大の方がオフェンスでは力があるかもしれないと言われていて、そこを押さえられたのは何が良かったのでしょうか。
「ミーティングやその前のアップからみんなで集中していて、出だしをうまくできたことだと思います。昨日も出だしが勝負と言っていたのでそこで全員集中できたのが良かったと思います。

ー先輩もしたことのない新人戦優勝ですね。
「正直うれしいです。でもまだ秋もあるので満足しないで頑張りたいと思います。プレイングタイムを勝ちとっていきます」




◆#4上江田勇樹(日本大学・二年・F)
0617ueta3
「やっぱり1Q目から10点差をどうしても詰めれなかったっていうのか最後に響いてきて、最後は自分らが焦って逆に離された。10点前後を行ったり来たりした時に詰めれなかったのが負けにつながったと思います」

―最初にガツンと来られたのが響きましたか?
「東海の人は結構気持ちも入ってて、シュートも結構入ってたんでそこでちょっと自分らも焦ってしまったのが、最初の出だしにつながったかなと」

―最初の方の上江田選手を見ると今日はシュートタッチがいいのかなと思いましたが。
「今日は全然だめで。昨日ちょっと手首を怪我して、今日はだめだったんですけど、最後まで頑張ろうと思って耐えてたんですけど…」

―東海大に対策はありましたか?
「24番の古川が結構やってくるんで、そこを栗原がついて抑えようってことでやってたんですけど、そこから合わせとかがあって、最初はアウトサイドがやられてたんで。その差かなと。点差が詰まらなかったのは自分らが我慢しきれなかったのが結構あると思うんで。逆に東海は我慢してる時間が長かったと思うし」

―また決勝で悔しい思いをしましたね。
「はい。去年も準優勝だったんですけど、今年も結局準優勝になってしまって」

―去年優勝できなかっただけに今年こそはという思いから気負いは?
「はい。去年優勝できなかったぶん今年はなんとしても勝ちたいって思ってたんですけど、やっぱり最後コミュニケーションとか連携ミスとかあってそこを相手にしっかり攻めこまれた感じでやられました」

―今大会での収穫は?
「ディフェンスのローテーションの遅さとファーストブレイクの少なさが結構敗因につながったかなと。あと体も強くしていって、そこをやっていけば、もっと上の方に行けると思います」

―あまり走る展開がなかったですね。
「そうですね。栗原でも一本ぐらいしかなかったんで。逆に東海は走っていたんでそこも負けてた感じで。走り負けとアウトサイドシュートの確率、確率がよかったんで東海は。そこの差ですか」

―新人戦も含め今年の春はあと一歩で届かない感じですね。
「やっぱり最後の最後で詰めが甘いから。そこの壁を破ることができるように今度のリーグ戦、インカレで頑張っていきたいと思います」

―去年とどんなところが気持ちの上で違いますか?
「去年は祥平(菊地祥平・東芝)さんとかがいて、どちらかと言うと出るというより見て学ぶような感じだったんですけど、今年は主力が抜けて見る立場から出る立場に変わって。祥平さんたちの頑張りが自分らには足りないなっていうのがわかってきたんで。ディフェンスを頑張ってチームでがんばっていきたいです」

―昨日の筑波戦の後のミーティングでどんなことを言いましたか?
「東海ということもあったんで。決勝なんで楽しく勝ちに行こうとは話したんですけど」

―これまで楽に勝ち進んできたと思いますが、接戦がなかったのが逆に調子を上げられない原因には?
「そういうわけではないと思います。楽に勝ち進んできたんですけど、日体でも他のチームでも強いところなんで、僕らが出だしで頑張って離したから楽に勝てたのもあると思うんですけど。決勝っていう場面で相手もそれだけ勝ち上がってきてるんで、楽にはいかないなと思って。接戦になることはわかっていたんですけど頑張りきれなかったっていうのが敗因」

―上江田選手自身についてですが、以前まで声を出してチームをまとめるのが苦手という話しでしたが、昨日の声を出している様子をみると変われたのでは?
「やっぱ4番着てるんで。そこはやっておかなきゃいけない立場なんで」




◆#14篠山竜青(日本大・1年・G・北陸)
0617shinoyama_i
日本大に新たな風を吹き込んだ超攻撃型ガード。
スピード溢れるドライブは豪快且つ強烈。
チームは準優勝だったが、今大会での頑張りが認められ、新人王を獲得した。


-今日の試合は今までにない展開でしたが、焦りなどはありましたか?
「今までなんだかんだいって1Qでリードしていたんで、それが今日は9点くらいビハインドになって、ちょっとまずいな…と思って。思った以上に向こうのガードの人が組み立ててきてたし、ディフェンスもなかなかプレッシャーがかけづらかったので、ちょっと焦りはありました」

-東海大のディフェンスはいかがでしたか?
「抜かれてもすぐローテーションとかヘルプとか出てくるし、組織でちゃんとできてるなっていう感じで、正直あまり攻められなかったです」

-苦しい体勢でのシュートが多かったですよね。
「そうですね。準決勝くらいからなんですけど、筑波の吉田監督とか東海の陸川監督とかから僕がボールを持ったら、『おい!ドライブ!左!止めろ!左!』とかっていう声が聞こえくるんですよ。ああ、これは完全に読まれてるなって(苦笑)。だから嶋田さん(東海大#27嶋田)にも自分のレイアップのタイミングもバレてるんだろうなって思ったし、実際ちょっとクラッチ入れても、すぐ次の人が飛んできたり、パスするところがローテーションで潰されたりしました。もう、やられた…研究されたって感じでしたね。バレバレでした(苦笑)」

-追いつけそうな場面でなかなかチャンスが回ってこなかったですね。
「いいところでルーズボールが向こうに転がっちゃったり、ファウルが吹かれたりっていうのはあったんですけど、そこはあと一歩だと思うので…。まぁ、新人戦が最終目標ではないので、インカレとかリーグ戦でこの経験を生かせたらと思います」

-4Q序盤はかなり攻めていましたが、なんとか流れを変えてやろうという気持ちはあったんですか?
「そうですね。ちょっと自分が攻めたほうがいいかなとは思って攻めました。でもなかなかうまくいかなかったですね…」

-新人王が準優勝チームから選出されるのは異例なのですが、このタイトルにこだわりなどはありましたか?
「…ちょっと。ちょーっと(笑)。ちょっと欲はありましたけど、チームが負けてしまったので天翼(東海大・#7姚)とか向こうの10番のガード(東海大・#10三澤)かなと思っていたんですけど。でもやっぱり勝って貰いたかったですね」

-名前を呼ばれた瞬間は?
「いや…なんか式が始まる前にアレック(青学大・#23湊谷)に『お前らしいぞ』って言われて。いや…そんなに煽られても困るって感じで(笑)。トロフィーをもらった後に手をあげたのは、ああいうのは慣れているので(笑)。でもやっぱりチームが負けてしまったので、悔しさはあります」

-新人戦での収穫は?
(※ここで北陸出身の東海大・多嶋選手が咳払いをしながら篠山選手の後ろを通り過ぎる)
「新人戦での収穫ですか?えーっと、とりあえず多嶋がウザかったです(笑)。収穫は自分で行けるところは行くんですけど、そこからシュートに持っていくときとか、まぁ…『ドライブ、左!』とか相手ベンチから聞こえてきてて。やっぱ読まれてるんだなぁって。最初の方は通用するけど、大学だと研究されててそこを止めに来るんで、ドライブしていっても最後にガツンと体負けしない体を作ることと、アウトサイドのシュートをもっと生かしていきたいなということに気がついたことですね」

-当たりの強さは高校とは違いますか?
「新人戦だったんでそこまでではなかったんですけど、要所で結構ガツガツやられるのが効いてくるというか…ボディーブローのように効いてくることもあったし。これが4年生とやったらもっとキツくなってくるだろうし。リーグ戦までには下半身とかもっと鍛えていきたいです。肉体改造します!」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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