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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.09.18 (Sat)

【2010リーグ2部】9/18レポート

【関東学院大が國學院大に大差で勝利】
100918maeda.jpgここまで2勝2敗の関東学院大とまだ勝利なしの國學院大。両者の対戦は序盤からリードを奪った関東学院大が93-56と大差をつけて快勝した。
1Q開始から関東学院大は好スタート。#32前田(3年・F)のバスケットカウントもあり、開始3分で7-0とリードを奪う。一方の國學院大は、関東学院大の大黒柱である#1パプ(4年・C)を前に、思うように攻めることが出来ない。24秒ギリギリのシュートが目立ち、1Qで24-10と関東学院大に大量リードを奪われる。続く2Qは、ほぼ互角の戦い。「ディフェンスが切らさずに出来た」#32前田が言うように、関東学院大は#1パプがベンチに下がる時間帯も、ダブルチームなど激しいディフェンスで國學院大のミスを誘う。しかし関東学院大もシュートを決めきれず、点差はほぼそのまま。関東学院大が39-23とリードして前半を終える。
後半は國學院大#33杉本(4年・G)の3Pで先制するが、流れが傾くことはなかった。関東学院大#1パプが、オフェンスリバウンドで周りの選手をフォロー。また、コート内でハドルを組み、声をかけてキャプテンシーを発揮する。國學院大は#19松岡(2年・F)や#41保科(4年)が得点するものの、3Q終了時点で68-40と点差を広げられることとなる。最終Qでも、國學院大は関東学院大のディフェンスに自分たちのリズムを崩され、速攻のシュートをミス、続いてトラべリングと、流れをつかむことが出来ない。関東学院大は交代した控え選手も活躍し、27点差で快勝した。
関東学院大は地力の差を発揮して攻守ともに國學院大を圧倒。一方の國學院大は、ゴール付近のシュートは#1パプらに阻まれ、3Pも1試合通して1本に終わり、得点を伸ばすことが出来なかった。去年の主力が抜け、経験の浅い選手も多い國學院大。「まとまりきれていない」と主将の#51後藤(4年・G)が言うように、まだチームとして勢いに乗れずにいる。この先いかにチームとしてひとつになれるかが、重要なポイントとなるだろう。
写真:攻撃の先陣を切る関東学院大・前栄田。

※関東学院大・パプ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【勢いに乗り国士館大が神奈川大を突き放す】
100918hirata.jpg国士舘大神奈川大の一戦は、最後まで勝負のわからないシーソーゲームとなった。
1Qは終始一進一退の展開。終盤に神奈川大#9大山(3年・G)がフリースローを決めて残り20秒で同点にすると、続いて#42大久保(4年・F)が得点。26-28と神奈川大が2点リードして1Qを終える。続く2Q、国士舘大のシュートが外れる間に、#9大山や#0佐藤(3年・G)が確率良くシュートを決め、徐々に点数を伸ばしていく神奈川大。しかし国士舘大も#4馬隆(4年・C)がリバウンドや得点で奮闘し、食らいついていく。結局前半は38-47と、国士舘大は神奈川大のリードを1ケタにとどめた。
後半に入ると、国士舘大はスイッチが入ったかのようにシュートを決め、一気に差を縮めていく。ここからは再び両チーム一進一退の展開となった。神奈川大が#7古橋(1年・F)の連続得点で国士舘大を突き放すも、国士舘大は#4馬隆のバスケットカウント、#11三村(3年・F)の3Pで追いつき、点差を広げさせない。「前半は足が動いていて良かったけど、後半は相手のシュートも入りだして足が止まってしまった」と神奈川大の#11内藤(4年・F)。逆転はないものの、国士舘大はそのまま61-62の1点差まで詰め寄り、勝負の行方は全くわからなくなる。
続く最終Q、開始早々国士舘大は#11三村の3Pで64-64の同点とする。神奈川大は、中に切れ込めてはいるものの、最後のシュートが入らない。しかしタイムアウト明けに#9大山が速攻に3Pにと奮闘。リードを4点に広げ、国士舘大はタイムアウトを取らざるをえない状況となる。だがここからの約4分、国士舘大は怒涛の攻撃を見せた。圧巻は#4馬隆、#12川村(3年・G)が連続で3Pを沈め、大事な時間帯に2点ビハインドから一気に4点リードとした場面。勢いで神奈川大を突き放した。終盤には#17平田(2年・G)の速攻も出て勝負を決定づけ、92-83で国士舘大が逃げ切った。
前半ディフェンスやリバウンドで粘った国士舘大。後半徐々に流れをつかみ、終盤一気に神奈川大を置き去りにした。神奈川大に対して「インサイドがやりづらくて、自分が点数を取りにくい」とコメントした国士舘大#4馬隆だが、この試合では27得点16リバウンド。チームを引っ張る活躍を見せた。一方の神奈川大は、終盤に国士舘大の勢いにのまれてしまう形となった。しかし流れの良い時間帯もあり、悪い点ばかりではない試合だったと言えるだろう。第2戦でどう修正してくるか。
写真:国士舘大の司令塔・平田。

※国士舘大・馬選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【高確率でシュートを沈め、立教大が初勝利】
100918arai.jpgまだ勝利のない日本体育大立教大の戦いは、立教大が逆転で初勝利をあげた。
試合序盤から#00中西(4年・C)や#24于(4年・F)らでインサイドを攻めようとする日体大。しかし立教大のディフェンスに囲まれ、思うように得点につながらない。対する立教大は高確率で外からのシュートを決め、1Qで16-27と11点のリードを奪った。しかし2Qに入ると、日体大もリズムを取り戻し始めた。#24于、#00中西が高さを活かして得点やリバウンドで奮闘。一方の立教大はアウトサイドのシュートが落ち始め、得点を伸ばせない。2Q終盤、立教大は#18婦川(2年・C)、#13熊谷(3年・G)の3Pで突き放そうとするも、日体大は相手のミスから連続で速攻に成功。41-42と1点差まで詰め寄って前半を終える。
3Qに入ると、序盤は両チーム入れあいの展開に。逆転に次ぐ逆転で、両者一歩も譲らない。だがここで一歩抜け出したのは日体大。周りからのアシストもあって、#00中西がゴール下で得点を量産し、立教大からリードを奪う。立教大は#00中西に対してファウルがかさみ、勢いが弱まってしまう。最後に立教大#4宇野(4年・C)がレイアップシュートを決めるものの、67-60と日体大がこのQで大きくリードを奪って最終Qへ。
このままのリズムでいくと思われた4Q、しかし日体大はノーマークのゴール下シュートや速攻のパスを続けてミス。自分たちに来ていたリズムを失うと、ここで立教大が再びシュートを決めはじめ、一気に差をつめる。ここで立教大に流れを呼びこんだのは流血でベンチに下がっていた#14荒井(3年・F)。同点の場面から3Pを決めてチームをますます勢いづけると、流れは立教大のものになった。日体大はタイムアウトを取るもミスが続き完全に失速。一方の立教大は#17小宮山(2年・G)が3P2本にスティールと奮闘。勝負を決定づけ、90-79で立教大がうれしい初勝利。連敗は続く日体大は日体大主将#10永原(4年・G)も「苦しくて、チームがバラバラ」と固い表情。明暗が分かれた対戦となった。
写真:立教大・荒井の3Pが終盤ゲームの流れを変えた。

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その他、順天堂大早稲田大の一戦は、1Qは重い立ち上がりだった早稲田大に順天堂大がリード。しかし2Qで一気に逆転されて大差をつけられ、その後は危なげなく早稲田が97-79で勝利した。また白鴎大大東文化大の一戦は、大東大が前半まで食らいついたものの、後半には白鳳大の速い展開についていけず、101-79と100点ゲームで白鴎大が勝利。早稲田大と白鴎大はこれで5戦全勝となった。

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「良いところを見て、言うようにした」
下級生を引き上げる堂々とした主将ぶりで牽引

◆#1パプ・ムール・ファイ(関東学院大・4年・主将・C)
100918papu.jpgまだ勝敗に波がある関東学院大。パプの実力は疑うべくもないが、周囲はまだ経験の浅い下級生が多く、チームをまとめながらの初の2部リーグを戦っている。そうした主将の働きかけに下が応えていけるようになれば、関東学院大はまだまだ伸びていくだろう。2部でも思った以上にまだインサイドでの苦戦は見あたらない。本当の勝負はここからになるだろうが、3部で示してきた存在感をここでも出せるのか、それを楽しみにしたい。


―試合を振り返って。
「先週は、コミュニケーションが足りなかったからチームがバラバラになってしまいました。だから、試合の中でミスがあった時にすぐに立て直せなかった。それで負けてしまったので、悔しかったです。でも、今日の試合は出だしも良かったし、チームのみんなも言われたことをきちんと理解して、それをコートで出すことができていたし、コミュニケーションもとれました。だから、勝てたんだと思います」

―チームがバラバラになったとおっしゃいましたが、キャプテンとしてチームにどのような働きかけをしましたか?
「文句を言うと雰囲気が悪くなってしまうから、なるべく良いことを言いました。良いことを入った方が頭にも入ってくるので。あとは、一人ひとりを見て、どこがいけないかを理解して、それを言ったりしました。もちろん、自分の悪いところも探しました。特に國學院の試合の前はそれをやりました」

―パプ選手自身の調子はいかがですか?
「まだ自分のリズムでプレーはできていないけど、調子は上がってきてるところです。最後のほうが大事だから、それに向けてもっと上げていきたいです。あとは、インサイドプレーをもっとガンガンしないといけない。自分の目標は1試合で40~50点を取ることです」

―2部には、国士舘の馬選手(#4)や、白鴎大のアビブ選手(#30)、早稲田大の久保田選手(#14)など素晴らしいセンターがたくさんいますが、その中でも40点~50点取れる自信はありますか?
「私は相手の1on1を止める自信は100%あります。それに、私の1on1は止められないと思います。だから、50点を取るために1on1を仕掛けていくことは考えています。ただ、ディフェンスでダブルチームが来るとまた変わったプレーをしなければなりません。今までダブルチームに来たときの練習をしていたけれど、今までの対戦相手はあまりダブルチームに来ない。だから、なかなか調子が上がってこない。でも、今は自分のリズムになっていないだけ。2部のセンターも良い選手だけど、自分は負けないつもりでやります。それを周りにも見せられるようにしなければならないし、毎回頑張らなければなりません」

―今後へ向けて。
「今、自分達はどこのチームに対しても強気で戦っていける自信があります。最初の方に負けてしまった試合もあるけれど、まだ1位になれる可能性が残っているので、残りの試合は全部勝てるようにしたいです」


「まだ心が弱い」
雰囲気をいかに上げるかが主将の使命

◆#4馬 隆(国士舘大・4年・主将・C)
100918MA.jpg2年前、上級生の中でにこにことプレーしていた馬とは違い、今年は主将としてやや厳しい表情が続く。個々には力もある選手はいるが、まだチームとしてまとまりが足りないのか、流れが悪くなるとなかなか引き戻せない部分を「経験がなく心が弱い」と言う。順位的にはまだ2勝と厳しい部分があるが、ここからの巻き返しを期待したい。


―逆転勝利となりましたが、今の心境を聞かせて下さい。
「先週順天に2敗して1勝3敗だったので、今日も負けてしまったらまずいなって。勝てて良かったです」

―国士舘大は、勢いに乗ると一気に流れを持っていきますね。
「うちのチームは、まだ若いんです。下級生主体で、それも全国大会に出るような有名な高校から来たわけじゃないし、みんな経験がない。だからまだ心が弱いんですよ。負けてるときは、何も出来てないです、実際。もしシュートが入ればガーっといけるんですけど。まぁ負けたくないっていう気持ちが大事ですよね」

―今日の試合でも4Qで相手を突き放しましたが、何が良かったのでしょう。
「そこまでは、先生から結構怒られてて。ディフェンスもリバウンドも良くないし、シュートも行けてないし、連絡も取れてないし…気持ちの面でも弱くて。あとゾーンとマンツーの切り替えも遅かったので、それも怒られました。でも池田コーチに、ゾーンでいくかマンツーでいくかは自分たちで決めろって言われたんです。だから自分たちで考えて。そのディフェンスが良かったんじゃないですかね。そんなところです。あとはまぁ…雰囲気ですかね!」

―雰囲気といえば、4Q残り2分のタイムアウトで盛り上がっていたみたいですが。
「残り2分で4点差で勝ってるから、あと2分頑張ろうって感じですかね。それ我慢して、終われば休憩だって。まるで小学生の管理ですよ(笑)」

―神大の印象はどうですか?
「神大とは何度も何度も練習試合をしてるんです。今日もどういう作戦でいこうかって先生に言われてて、色々考えました。うちのチームに対して神奈川大はやっぱりセンター陣のディフェンスを徹底してくるので、インサイドがやりづらくて、自分が点を取りづらいんですよ。国士舘のアウトサイドが入らなくなると、自分のところのシュートに安定感がないので、大変ですね」

―最後に、リーグ戦の今後の抱負をお願いします。
「一試合一試合勝ちに行きます。とにかく負けたくないです」



「勝てるという自信はあった」
培ってきたものを信じた勝利

◆#4宇野善昭(立教大・4年・主将・C)
100918uno.jpg初勝利に「勝ってうれしい、バスケットが楽しい」と言う主将。最後の勢いある展開はバスケットの楽しさを満喫できる内容だっただろう。苦しい時も落ち着いて上級生としてしっかりしなければ、という冷静な気持ちが勝利を呼び込んだ。うれしい1勝、そしてまだ1勝でもある。ここから更に飛躍するために、まだリーグは序盤戦だ。


―リードしている時に、相手がゾーンディフェンスに変えてきましたが、やりづらいと感じましたか?
「そうですね。相手は基本自分たちより大きかったですし、うちはインサイドで面を取って2点しっかり取るっていう選手がいないので、それでちょっと攻めあぐねたっていうのはありますね」

―相手のゾーンに対して何か指示はありましたか?
「いや、特に指示はなかったです。ゾーンアタックは練習で結構やっているので。基本的にうちはベンチのスタッフからの指示というよりは、選手一人ひとりがやることを自覚してやってるって感じですね。特に今年はそれが出来る選手が多いので。今日もそこはいつも通り自分たちで対応してやりました」

―日体大の#00中西選手らセンター陣に手を焼いていたと思いますが。
「うちのセンターもいい時はいいんですけど、今日はちょっと00番のところでディフェンスがやられてしまいましたね。けどそこは、そいつだけの責任ではないですし、周りがもうちょっと声を出してヘルプとかやるべきで。センター一人だけというよりは、チーム全体としての未熟さが出たと思います」

―3Qで一度逆転されましたが、その時はどのように感じていましたか?
「僕自身、全く焦りはなかったですし、勝てるという自信がありました。そこはこの夏とか1年間の努力で培ってきた経験だとか自信があったので。でも下級生の子たちは少し動揺する部分がありますし、そこは声掛けをして特に4年生がしっかりしなければという気持ちでした。菊池(#5)とかがよく声出して頑張ってくれてたので、大丈夫だろうなと思いましたね」

―日体大には同じ光泉高校出身の横江選手(#23)がいて、先週は早稲田大の相井選手(#4)との試合もありましたが、そういう戦いは楽しみなものですか?
「正直な気持ちを言うと、少し怖い気持ちもありました。今キャプテンをやってみて思うんですが、高校の時は相井がキャプテンをやってくれて、自分は任せっきりだったんですよね。でも今はキャプテン同士という立場になって…誰にってわけじゃないんですけど、自分の4年間を試されているような気がして。だから早稲田大にも勝ちたかったんですけどね。日体大の横江も3年生でもチームの主力ですし、彼が率いるチームに対して自分がこの1年間作ってきたチームが通用するのかとか、自分自身4年間やってきたことが通用するのかとか考えて。正直楽しみというより怖い気持ちの方が強かったですね。だから今日は勝てて良かったです」

―立教は気持ちの面で乗ると強いなと思うんですが、宇野選手自身、立教はどんなチームだと思いますか?
「他のチームの練習は見たことないですけど、2部の中では1番バスケットを楽しんでできてるチームじゃないかなと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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