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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.09.05 (Sun)

【2010リーグ1部】9/5レポート

各チーム固さが取れた部分が見えてきた2戦目
慶應大は修正が実って勝利し、東海大も本領発揮


リーグの幕開けは例年固いものだが、2戦目になるとようやくどのチームもほぐれてくる。夏の間見ていなかった対戦相手の様子も見て、精神的に落ち着いていくとも言える。初戦黒星を喫した慶應義塾大が、ディフェンス・オフェンスとも改善が見えて専修大にリベンジしたのを始め、初戦は今ひとつ勢いの感じられなかった東海大や明治大も本来の力を見せ始めた。


【東海大が序盤から法政大を圧倒し、開幕2連勝】
100905miura.jpg初日は法政大の頑張りもあったが、自分たちとしてはもどかしい試合内容だった東海大。2戦目はようやく本来の力を発揮して法政大104-68と圧倒した。1Qで11点差とすると後はさまざまなメンバーを入れ替えて余裕の展開となった。1試合目ではインサイドの得点が#7遥(4年・PF)ばかりに偏っていたが、この日は#0満原(3年・C)も存在感を発揮。アウトサイドでは#34三浦(3年・SG)も次々にシュートを沈めた。#5多嶋(4年・G)は「初戦は本当にダメな試合をしてしまった。でも2戦目に修正できたし、ここしばらく初週を2勝で勝てていなかった(2007・2009)ので、まず2勝できたことをプラスに考えたい」と言う。新人戦後はかなりハードトレーニングで追い込んできたという東海大。その成果をこのリーグ戦で発揮したいところだ。
法政大は#41谷口(3年・C)の奮闘も見られるが、ファウルがかさみ、出場が限られた。リバウンド数は東海大50に対し法政大が32。#11長谷川(3年・SG)が激しいマークにあってなかなかシュートチャンスをもらえない中、リバウンドは勝負を左右するポイントだが主将#10山越(4年・GF)も「平面では負けていないと思うが、高さで差が出てしまった」と振り返る。例年中盤位スタートのため、リーグ序盤は苦戦する傾向にある法政大。ここから巻き返しなるかが見どことだ。

写真:スタメンとしてシュートも好調の東海大・三浦。


【1Qでつけた差を青学大が守るが、明治大も奮闘】
100905tuji.jpgゲームの出足は青山学院大のものだった。1Qは#14辻(3年・SG)を中心に小気味よいテンポで得点を重ねる。トランジションも起点からのパスだしも早く、さすがの展開力を見せた。初戦は最低の出足だった明治大だが、この日は#14金丸(4年・SG)のシュートが序盤から決まると、大きく遅れずついていくことができた。「昨日は全員がふわふわしていて、いつものプレーができずに終わった。本当に悔いが残ったし、ショックでした。今日は出だしから“負けまい”という気合いを入れていて、やはり1Qはダメだったんですが、2・3・4Qは全てうちが勝っていた。最初からこんな風にやれれば勝てていたかもしれない」金丸。2Q以降、ゾーンを織り交ぜる明治大に、青学大も攻めあぐねる場面が見られた。
後半、明治大は#31駒水(4年・C)からこの日スタメンに変わった#20若林(4年・SG)が爆発。後半に青学大のディフェンスの穴から5本の3Pを決めて追い上げるなど、ようやく本来のオフェンスチームらしい動きを見せるが、最初に負ったビハインドを逆転することは叶わず、95-86と連敗スタート。「青学との差は自分たちのバスケをできたかどうか」と言う金丸。今年度日本代表であり、世界のレベルも知る選手として他をどう引き上げるか、リーダーシップはここからまだ問われそうだ。青学大は連勝スタートとなったが、ゾーン攻略、控えのメンバーとなったところで流れが止まる場面も見えた。他チームに負われる今リーグ、どんな存在感を見せつけることができるだろうか。

写真:青学大は辻が1Qを引っぱった。


【シューター家治の覚醒と4年コンビの奮闘で慶應大がリベンジ】
100905yaji.jpg慶應義塾大は2戦目、オーダーを変更。インサイドのスタメンに#9澤谷(4年・PF)、#20中島(1年・F・魚津)を据えた。出足でファウルやミスが続くが、#14家治(3年・F)のシュートが決まり始めると波に乗った。佐々木HC「お前が得点しなくてはいけない」と次期エースに奮起を促していたが、#14家治「初戦はパスしようかどうかとか、考えてシュートの決心が遅れてしまっていた。今日は最初にリングを見て、パスはセカンドオプションと考えていた」と言う。この日は躊躇なく打ったシュートが次々にネットに吸い込まれて、これに続くように#4酒井(4年・F)、#3二ノ宮(4年・G)の3Pも決まって1Qで26-17と差をつけた。専修大は第1戦ほど外が入らず、波に乗れそうで乗れない状態が続く。2Qで11宇都(1年・G・中部第一)の速攻からのバスケットカウント、#91太田(3年・F)の速攻が出ると、#33館山(2年G)の3Pも入って一時は2点差にまで追い上げる。しかしそこから慶應大も速攻や3Pで盛り返して専修大を引き離すと、#4二ノ宮が3Pのバスケットカウントを獲得するなどして再び10点差で前半を終えた。
後半も慶應大リードでゲームは進むが、インサイドでは専修大の前にファウルトラブルで苦しんだ。専修大も思うようにシュートが入らず、第1戦のような勢いは出せないが、主将の#6金田(4年・G)が「去年と違って最後まで気持ちを切らさないように意識してきた」と言うように4Qには引き離されて再び10点差に詰め寄るプレーも見せる。しかし、この日は慶應大の方が上だった。残り3分半となってからほぼ全ての得点を稼いだのは#4二ノ宮と#5酒井の4年生コンビ。この10点は勢いがあり、圧巻だった。慶應大は退場者を3人出しながらも第1戦でつけられた15点の差を19点で返し、得失点差で上回って89-71で2戦目に勝利した。#5酒井は23点13リバウンドのダブル・ダブル。「今日は家治(#14)も良かったし、退場は何人か出ましたが、リバウンドで頑張ろうと思っていました。相手は高いので、やられた部分はあります。でも専修の高さを経験できたのは相当いいことだと思います。下級生が多い分、上級生や家治がゲームを作っていかないといけないし、今日はそれが有る程度できたとは思います」。
初日に土がついたのは痛いが、ここから巻き返しをはかる。

写真:31得点の慶應大・家治。


中央大対筑波大の2戦目は中央大が逃げ切った。中央大は3Qでの#24塩谷(1年・SG・洛南)の3本の3Pが大きく、筑波大追撃の芽をつぶした。筑波大は攻撃が単調で、流れを作れない試合展開となった。日本大対拓殖大は点数的には近づく時間帯もあったが、勝負所の3Pやゴール下で日本大が上だった。1試合目はオフェンスで相手を驚かせた拓殖大だが、2戦目は接戦の中でも日本大が慌てず対処したと言えそうだ。
慶應大が1勝を返した形だが、その他は変動のない開幕2日目となった。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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