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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.08.29 (Sun)

関東大学リーグ戦の見所

リーグ改編による試合数の増加で変わる関東大学リーグ
2ヶ月の戦いの行方は一体どのチームに栄冠をもたらすか


100828hashimoto.jpg 9月4日(土)から大学シーンの秋冬の到来を告げる関東大学リーグ戦が開幕する。

 今年、関東大学リーグはこれまでにないシーズンを迎える。1部8チームを頂点にヒエラルキーが形成されていた各部の所属チーム数が変更になり、1部10チーム、2部10チーム、3部ABが統合され12チームへと1~3部までの枠が拡大された(チームは昨年の自動昇格・順位決定戦にて決まっている)。2部以下はこれまで何度も改編されてきたが、1部の枠が広がるのは大きな改革と言える。位置づけは1部と2部を強化対象チーム、3部を準強化対象チームとし、試合数を増やして強化・発展をはかるというものだ。これによって同じチームと2回対戦する方式はそのままに、1部と2部はリーグ戦が2週、試合数にして4試合が増えることになった。ただし、3部リーグはまず12チーム総当りの一次リーグを行ってから、上位と下位各6チームに分かれて二次リーグを行う。計16試合となり、1部と2部よりは1週短い計算になる。4部以下はこれまでと変わらない。

 ここしばらく、トーナメント大会になれば2部チームがベスト8に入ることは珍しくなかった。それほど8位のラインは曖昧な部分にある。それを全体の底上げの材料にしたいところだが、1部10チームでのリーグ戦がどう働くか、誰しもが初経験となる。上位と下位の実力差が大きすぎれば、余裕のある試合が多く生まれることになってしまうだろうし、逆に拮抗したゲームが今までより多く生まれて順位争いが面白くなるかもしれない。よりプラスに働くのは下位のチームか。部の壁に阻まれて対戦がままならなかったチームが、上位と戦い経験値をつけていけば10チームは有効に働くだろう。注目ポイントとしては1部優勝争いの行方はもちろん、2部リーグでは外国人センターも見所だ。関東学院大の昇格により、外国人選手のいるチームは半数の6を数え、チームの中心となっている例も珍しくない。インサイドでは日本人だけでは味わえないダイナミックなプレーが見られるだろうし、下部から始まっている外国人選手の増加が、今後の大学界を大きく変えていくのは時間の問題でもある。また、リーグ戦の醍醐味はなんといっても長期戦を戦うという部分。学生プレイヤーはたったの2ヶ月でも荒い波にもまれているような状態だ。長い戦いを通して伸びていくチームもあれば、上昇と下降を繰り返すようなチームもある。反対に悪い条件が続いて下降するところもあるだろう。2ヶ月間の“チーム”の波を追う、というのも一つの観戦方法として面白い。

 一方、選手たちはどう捉えているだろうか。春からどのチームも意識していたのは、長くなる分、体力的に厳しくなるということだった。4試合増の負担は決して軽くない。体力の低下は集中力の低下も招く。疲労からケガが増えないようにも気を配らなければならない。逆に言えば多数の選手を持ち、余裕を持って戦えるチームほど条件的には有利とも言える。リーグ戦は体力的にも疲れるが精神的な持久戦の面も大きい。かつてある優勝チームのキャプテンは「試合以外の5日間をいかにすごすかが、一番疲れる部分だった」と語ったことがある。それは授業に出ながら夜に練習をこなす生活を、丸々2ヶ月集中して過ごさなければならないことが、アマチュアの彼らにとっていかに難しいかを示す。リーグ戦は長いシーズンを戦う選手たちにとって、最大の“我慢”を結実させるための一つの舞台と言えるだろう。

 今年は春シーズンが早く終わったこともあり、秋シーズンまで3ヶ月があった。この時間をいかに有効に使えたかも大事だ。猛暑となった今年は、各チームともに仕上げ時期に練習環境や内容には気を遣ったことだろう。トーナメント、新人戦優勝の青山学院大、トーナメント準優勝の慶應義塾大、層の厚い東海大、昨年優勝の日本大、若手豊富な筑波大といった春の上位校の勢力図が塗り変わるのかどうか、戦いは目前に迫っている。

写真:優勝候補・青山学院大が2冠目を達成するのか、他が待ったをかけるか。試合は始まってみてのお楽しみだ。

※試合数の増加により、レポートは全試合ではなく各部随時とさせていただきます。ご了承ください。(BOJ)
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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