FC2ブログ
2019年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月


第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ1部】11/3レポート(青山学院大学会場)

191103 senshu

専修大が集中力を保ちアウェイで勝利
青山学院大はホームで1勝1敗


 青山学院大のホームゲーム2日目となった第20節。2会場に分かれたが、青山学院大学会場では前節に続き、2位以下の上位チームには順位に関わる大事な試合が続いた。この日の注目は最終試合の青山学院大と専修大のカードだったが、専修大が前節の東海大戦に続きいい形で14勝目をあげた。青学大は6日に第4節白鴎大との延期試合が控えており、結果次第で再び順位が変わってくる。


◆東海大VS神奈川大

191103 sadohara 東海大が前半からの点差を守り、神奈川大に94-80で勝利した。序盤から東海大は#11大倉颯太(2年・G)を中心に攻め、神奈川大も#75小酒部(3年・SF)、#3小針(2年・PG)が得点し両チーム入りがいい。東海大は高さで上回るため、リバウンドやゴール下で優位に。さらに、セカンドメンバーに切り替え#0寺嶋(4年・PG)がスピードアップ、#38春日(4年・SG)も3Pを決め27-18でリードする。2Qも東海大が主導権を握り、50-38で折り返す。

 3Q序盤は神奈川大のペースだが、中盤に#19西田(3年・SG)の3Pを皮切りに東海大が20点差をつける。しかし5分を切って#75小酒部が3P、フローターを決め、さらにディフェンスを締めてミスを誘発。スティールから#21岡部(3年・PG)がレイアップを決め9点差まで詰め寄る。東海大は#23佐土原(2年・PF)と#38春日がシュートを決めリードを保ち71-57。4Q、神奈川大はディフェンスから粘り、終盤に追い上げるも東海大は控えの選手も出場し94-80でハイスコアゲームを制した。

写真:どんな時間帯もリングに向かい続ける東海大・佐土原。23得点のチームハイ。



◆筑波大VS法政大

191103 sugawara 前半は互角の勝負だったが、3Qから筑波大が立て直して勝利した。法政大は#30水野(3年・PG)は前節の怪我により欠場するが、#24鈴木(4年・C)がゴール下で奮闘し、#14小野(2年・PG)がスピードを活かし得点する。筑波大は#27山口(3年・SG)や#11増田(4年・PF)が得点するも、法政大のシュートが良く決まり16-20でリード。2Q序盤に筑波大はミスが続いてしまい、隙を突いて#2澁谷(1年・SG・洛南)、#14小野が3Pを決めリード。法政大は終盤に#1川島(2年・SG)がバスケットカウントを決め29-32でリードし後半へ。

 3Q、筑波大は#88牧(4年・SG)のタップ、3Pを皮切りに一気に得点し逆転する。法政大は筑波大の高さのあるヘルプディフェンスに苦しみ攻めあぐねた。筑波大は#11増田と#88牧のツーメンも出て10点差をつけ、終盤に#92中田(1年・PG・福大大濠)が3Pを沈め54-41とリードし最終Qへ。4Qも筑波大がいいペース。法政大は#24鈴木がゴール下で粘るも攻めきれない時間が続く。終盤に前からディフェンスを仕掛け、#34濱田(3年・SG)が3Pを決め詰め寄るも、追いつかずタイムアップ。筑波大は全員出場の66-59で勝利し、暫定2位の座を守った。

写真:スタートのPGでゲームメイクをする筑波大・菅原。



◆青山学院大VS専修大

191103 senshu2

【#34盛實が得点力を発揮し専修大が連勝を伸ばす】

 専修大は#34盛實(4年・G)の3P、#30アブ(4年・C)のブロックなどで入りがよく、青山学院大は#7ナナー(4年・CF)を中心に得点。立ち上がりから互角の勝負が続いた。青学大は#21納見(4年・PG)がスティールから速攻、#52赤穂(3年・PG)が3Pを決めリードする。専修大は#23キング(2年・G)がレイアップ、#30アブが高さを活かし攻めるが、終盤にかけて少しリズムが崩れてしまう。その隙に#52赤穂がドライブをきめ22-16で6点リード。

191103 abu 2Qは開始2分半で専修大が#95齋藤(2年・G)の3Pで追いつき、#12西野がうまさをみせ逆転。青学大はシュートが入らず5分間でわずか2得点に留まった。専修大は連続速攻も出てペースをつかみ、残り3分で10点差。点が伸び悩む青学大は#36相原(2年・SF)、#52赤穂が3Pを決め、さらに#36相原はリバウンドで粘り点差を詰めるが、専修大は終盤に#28野崎(2年・SG)が3Pを沈め、35-43とリードで折り返す。

 3Qは青学大が#21納見のシュートで先制し、#7ナナーがバスケットカウントで会場を沸かせるが、すぐに#34盛實も3Pのバスケットカウントが決まる。前節に続き好調で、多様なプレーでうまさが光る。両者我慢の時間があるが、先に抜け出したのは青学大で、#52赤穂がドライブ、3Pで得点し6点差まで詰める。シーソーゲームが続き点差はあまり変わらず専修大がリードを保ち53-61で最終Qへ。

 4Q立ち上がりも点の取り合いとなるが、専修大が#34盛實の技ありのレイアップから一歩抜け出した。14点差をつけられた青学大は#21納見の3Pが決まるが、専修大は#34盛實が3Pのバスケットカウントで返し点差を詰めさせない。専修大は集中力を保って攻撃の手を緩めることもなく、71-88で勝利し14勝目をあげた。

 専修大は前節の東海大戦に続き、集中力を保ち貴重な白星をあげた。この2試合盛實が点数を取りにいき、この日は26点の活躍。3Pのバスケットカウントでの4点プレーやドライブも光った。またアブはゴール下を守りきり7ブロック。青学大の外角のシュートが入った時間はやや追い上げられたが、西野や盛實を中心にすぐに返した。残り2試合筑波大と大東文化大との対戦が控えている。インカレのシードに関わるため、この状態を維持したい。

191103 noumi 青学大は赤穂が完全復帰で26点と躍動したが、点の取り合いに陥り、またディフェンスがやや緩い時間もあり、専修大の勢いを止め切ることができなかった。

 初のホームゲームには多くの観客も集まった。試合後、主将の納見「こんなにいい環境で試合ができて楽しかったです。でも期待してもらった分、結果で示すことができなくて申し訳ないです。この2試合チームの状態がベストではないとは思ったのですが、課題といい所が明確になったと思います。我慢できずに相手の得点源にやられてしまって。でもあと3試合勝てば2位の芽はありますし、修正していきたいです」と感謝の気持ちと反省点を述べた。

写真上:ゴール下を支配した専修大・アブ。ディフェンスでもどっしり構えて簡単に中で得点をさせなかった。
写真下:ホームゲーム2日間、試合後は来場者に対して感謝の気持ちを述べた青学大・納見。


第20戦試合終了時(11/3)

優勝・大東文化大学 18勝2敗
筑波大学   14勝6敗
専修大学   14勝6敗
青山学院大学 13勝6敗
東海大学   13勝7敗
日本体育大学 13勝7敗
日本大学   11勝9敗
白鴎大学   9勝10敗
早稲田大学  4勝16敗
神奈川大学  4勝16敗
法政大学   3勝17敗
明治大学   3勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※東海大・春日選手、専修大・西野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:55  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ1部】11/3レポート(水戸市青柳公園市民体育館会場)

191103meiji.jpg

日本大は大東文化大に迫るもわずかに届かず
明治大は白鴎大相手に渾身のプレーで3勝目


 1部第20節は、青山学院大学と水戸の2会場に分かれ、水戸は2部リーグとの共催で行われた。第19節では日本体育大によって大東文化大の連勝がついに止まったが、翌日の第20節は、日本大に追い詰められはしたが、逃げ切った。2勝で崖っぷちにいる明治大はこの日白鴎大と対戦。接戦から抜け出して嬉しい3勝目をあげた。これにより3勝が2チーム、4勝が2チームとなり、降格と入れ替え戦争いは最終週にすべてが決まることになった。



◆大東文化大VS日本大

191103daito.jpg

【1点を争うゲームを粘って大東文化大がものにする】

 既に優勝を決めている大東文化大日本大の戦いは、徐々にテンポアップしていく形になった。1Qは互いにシュートが決まらず17―15と互角。大東大は2Qにコートに入った#3星野(2年・SG)のスリーでリズムをつかみたいところ、日本大のディフェンスもよく、高さにも阻まれてターンオーバーが続くと日本大が逆転。しかし点差は離れず接戦が続く。日本大は#11高原(2年・SG)、#22飯尾(1年・SG・洛南)の勢いが活きてフリースローを獲得し、#33細割(1年・C・土浦日大)も#39アビブ(2年・C)を交わしてドライブを決めた。大東大はここでタイムアウトをかけて#99増本(4年・PF)を投入。ディフェンスを締めてボールマンに当たり、ターンオーバーを奪うと#34中村(4年・PG)のスリーにつなげた。日本大は終盤チームファウルからのフリースローを得ていくが、前半は34―30と大東大がリード。

191103takahara.jpg 3Q、日本大はゾーンを混ぜながら対応し、大東大は攻めあぐねる。互いに得点は伸びないままだが日本大が#22飯尾のドライブ、#59嶋田(3年・C)のゴール下で得点すると開始3分で同点に。しかしここで大東大も我慢し、#15モッチ(4年・C)のレイアップ、ジャンパーも決まり再びリード。#3星野の2本目のスリーも決まると7点のリードとなった。しかし日本大は#11高原が切り込んでからの#0シェイク(3年・C)へのパス、#14松脇(4年・SG)もドライブを決める。大東大は#34中村がファウルを得ると、50―44と6点リードで4Qへ。

 大東大がリードのまま4Qは進行。しかし日本大は#11高原のジャンパー、3Pで詰め寄る。残り3分、日本大は#0シェイクのフリースローで3点差に。大東大は中に入れず外から打つ形になるがシュートが決まらず苦しい。それでもオフェンスリバウンドを粘って#15モッチが決めると、残り1分半で5点差に戻した。日本大は#11高原のスリーで62―60とて日本大は絶好のチャンスだが、3秒オーバーも犯してしまう。大東大は#25高木(4年・SF)が3Pファウルのフリースローを2本決め、残り35秒で4点のリード。日本大はタイムアウトで最後のオフェンスをセット。ここで再び#11高原の3Pが炸裂する。残り31秒で64―63となり大東大のタイムアウト。ゲーム再開で日本大は激しいディフェンスを仕掛けるが、ここで#11高原が痛恨の5ファウル退場に。大東大はこれで得た#81後藤(4年・SF)のフリースローが1本決まり65—63。日本大は最後のオフェンスにかけるが、中に切れ込んだところを最後は大東大がブロック、そのままタイムアップとなった。

191103ms.jpg 日本大の209cmのシェイク、200cmの嶋田のツインタワーの高さに、サイズ面では劣る分、大東大は簡単に攻められなかった。また、高原がオフェンス・ディフェンスでも粘り、飯尾の機動力も活きた。スタメンとして定着してきている黒田や、スポット出場でワンゴールを決めた細割など、さまざまな選手が出場時間で役目を果たした。日本大はリーグ序盤こそ調子が上がりきらなかったが、この2カ月で下級生もかなり成長が見えてきているのは大きな収穫だろう。

 一方、この日の大東大は動きが重く、アウトサイドも確率が悪かった。それでも勝ちきる我慢強さと勝負強さこそ、今の大東大の持ち味といえる。リバウンドは7本劣ったが、スティールは10。ターンオーバーは日本大の約半分だった。辛勝ではあったが前日の負けを引きずらない大事な1勝になった。

写真上:日本大・高原は16点。自分に引きつけてからゴール下へのパスを出し、アシストも4を記録。3Pは3/10だが、最終盤の2本で大東大を追い詰めた。
写真下:19点の大東文化大・モッチ。守られてターンオーバーもあったが、それでも大事なときの1本を決める強さもあった。



◆日本体育大VS早稲田大

191103ooura.jpg 前日の第19節で大東文化大の連勝をストップさせた日本体育大は、早稲田大と対戦。前半から試合を優位に進めていった。1Qは3P、インサイドでの優位な日体大が14—24と10点リード。2Q以降は日体大がややペースダウンするも差は縮まることなく推移し、28—40で前半を終了する。後半、早稲田大は3P、また#39桑田(4年・F)がゴールにアタック。#14柳川(3年・G)も果敢に3Pを打っていった。しかし日本体育大も安定して試合を進めると、最後は73―63で勝利した。

 早稲田大は、宮本が復帰してきたが、この試合は津田が3分の出場にとどまった。人数が少ないだけにコンディションは鍵だ。この日、明治大が3勝目をあげたが、翌週に直接対決を控える。この勝敗如何では順位変動があるため、現在10位だがまったく気が抜けない状況で最終週を迎えることになる。また、日本体育大も現在勝敗では同率の東海大との対戦を最終週に残す。終盤にかけて上がり調子のチーム状況で結果を出せるかに注目だ。

写真:日本体育大・大浦は22点。前節の大東文化大戦に続き、好調さを見せた。



◆白鴎大VS明治大

191103watanabe.jpg 最下位であとがない明治大は、一丸となった奮起が白鴎大を凌駕した。1Q、明治大は渡辺を起点に早い展開を畳み掛ける。白鴎大はこの日#2中川(4年・PG)が欠場。#3板橋(3年・PG)がスタメンとして#15渡辺(3年・PG)にマッチアップするが、その#15渡辺が果敢に攻め続けていく。白鴎大は#24星野(4年・pF)がファウルをもらっていき、フリースローで加点すると1Qは21―20で白鴎大リード。2Qも接戦が続く。白鴎大のミスもあって明治大がやや先行するが、白鴎大は#77前田(4年・F)がレイアップ、シュートファウルをもらい追いつく。さらに#0関屋(1年・SG・飛龍)の3Pで逆転からリードを広げると、明治大のミスから速攻も出して前半は38―33。

 3Q、白鴎大がリードしたいところ、明治大も粘ってタイトなディフェンスでターンオーバーを起こさせて追い上げ、開始4分で逆転に成功する。ここからは一進一退となるが3Qは明治大リードの54―58。4Q、白鴎大は#28菅野(3年・SG)の3P、#52ブラ(2年・C)のブロックで1点差にするが、ここから明治大は#15渡辺がドライブで切れ込み、一歩も引かない。さらにアウトサイドのシュートが着実に決まって、ゴール下ではファウルも獲得。残り3分で9点のリードを得た。白鴎大はようやくここでスタメンを戻し、#77前田の速攻も出るが、明治大は#7植松(3年・PF)の3Pが決まって残り2分、66—76と10点のリードに成功。白鴎大は最後は引き離されて68—82。明治大がようやくの3勝目をあげ、下位争いの行方は最終週へと持ち越された。

 白鴎大は明治大の勢いに終盤立て直しが効かず、ずるずると離された。中2日で延期試合の青山学院大戦を迎えるが、引きずらずに臨みたい。

写真:明治大・渡辺は3P4本を含む25点。自分よりも大きい相手に守られながらもタフショットを次々と沈めた。


第20戦試合終了時(11/3)

優勝・大東文化大学 18勝2敗
筑波大学   14勝6敗
専修大学   14勝6敗
青山学院大学 13勝6敗
東海大学   13勝7敗
日本体育大学 13勝7敗
日本大学   11勝9敗
白鴎大学   9勝10敗
早稲田大学  4勝16敗
神奈川大学  4勝16敗
法政大学   3勝17敗
明治大学   3勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019関西リーグ1部】最終日(11/3)レポート

 関西リーグはこの日が1部の最終日。優勝チームは既に京都産業大に決まり、インカレ出場チームも4枠が固まった段階ではあったものの、出場各選手が気持ちの入ったプレーを披露。例年とは異なり、最終週も無料入場が可能になったことも手伝ってか、東淀川体育館には多くの観衆が詰めかけた。それに応えるかのように、リーグ戦の最後を飾るにふさわしい戦いが続いていった。


流通科学大が意地を示すも同志社大が譲らず白星締め

191103FURUMURA.jpg 最初に登場の流通科学大は10位が既に確定。2部3位との入替え戦に進むこととなっているが、前日関西大相手に見せたのと同様に、この日も勝利への執念を見せた。序盤こそ同志社大がフリースローで得点を伸ばすが、#18永本(1年・PG・西海学園)、#54山本(3年・SF)の連続3Pですかさず追いつく。この日は#54山本が好調で、同志社大が抜け出しかけても外のシュートを決めていき僅差での攻防が続く。だが同志社大は#84北方(2年・SG)の3P、#88長﨑(2年・SG)の速攻が出て8点リードし前半終了。こうなるとこのまま引き離される展開が目立っていた今年の流通科学大。しかしこの日は粘る。3Q、今度は#14松屋(4年・SF)がオフェンスを牽引。サイズで優位な同志社大に引かず、次々と3Pを決めて一挙に逆転。3Q終盤に一旦は9点差とした。一方負けて終われない同志社大もここから#21田邉(4年・PF)、#24万久里(3年・SF)の奮闘で迫り、4Q開始すぐに#5古村(4年・PF)の速攻で再び同点とする。ここからは一進一退の攻防となるが、終盤は同志社大#88長﨑の活躍が際立ち貴重なセカンドショット、さらにバスケットカウントも出て僅かながらのリードを維持。最後は#24万久里の3Pで勝利をほぼ手中とした。最後は77−72となり、同志社大が3つ目の勝ち点を得て大会を終えた。

191103MATSUYA.jpg ともに苦しいリーグ戦だったが、同志社大は2巡目に立命館大に勝利したことで、流通科学大との勝ち点差を広げ、これが最終週に効き、順位決定を最終日前に決めることができた。しかし自動残留を決めたチームからは古村、田邉の両名が卒業していくこととなり、チームの再構築は必至。幸いリーグ戦では高嶋や丸山といった下級生インサイドも経験を重ねた。昨年リーグ4位となった躍進を再現するために、オフシーズンからの強化にいかに力を注いでいけるかも重要だ。

 流通科学大は、最後までサイズ面で苦しい戦いとなった。今年は入替え戦で挽回のチャンスがあるが、この点をいかに克服していくかが、入替え戦のみならず来年以降に突きつけられた課題と言えよう。能力のあるメンバーは揃っているだけに、ポテンシャルは見えている。その弱点をカバーできれば今後怖い存在になっていけるだろう。


写真上:同志社大は、古村が田邉の負傷欠場中も献身的に我慢のプレーを続け、入替え戦を回避した。
写真下:170センチのサイズでも果敢に攻め込み続けた流通科学大・松屋。


大阪学院大が立命館大を寄せ付けず13勝目

191103OGAWA.jpg 2巡目に入り、勢いに乗っている大阪学院大。既にインカレ出場が決まってはいるものの、最終日も立命館大相手に、その力を余すことなくぶつけていった。相手のフリースローのミス、24秒オーバーを尻目に#8吉井(3年・SF)を中心に#43都築(3年・PF)、#6山下(2年・PG)の得点もあって快調に飛ばす。立命館大は#13大竹(3年・SG)の3Pや#1満尾(1年・SF・尼崎小田)のゴール下などが出るが、前半で2桁点差に。後半早々に#32大野(4年・SG)の2本の3Pで迫るも、ここで大阪学院大が#8吉井が気を吐き、一挙に差を開いた。結局最後はやや立命館大に詰め寄られたが、80−71で13勝目を挙げた。

 2巡目は順調に白星を並べ、近畿大に肉薄することとなった大阪学院大。吉井の実力はさることながら、2巡目は都築がリバウンド面で貢献し、小川も本来の状態を取り戻していった。ガードにも儀間を据え、固まってきた印象だ。毎年出場を続けているインカレの舞台では、関東勢を越えるには至っていない。今年はこの状態を持続させ、上のステージで戦うことができるか。

191103MATSUHASHI.jpg 長年守ってきた1部から降格し、昨年の2部2位を経て言わば再出発元年となった立命館大は8位。このチームも、この日好調だった大竹や満尾のみならず、3年生以下にも才能の片鱗を感じさせるプレーヤーは多い。サイズ面でも他に引けを取らない布陣だけに、今大会でなかなか勝ち切れなかったのは惜しいところ。来年こそは上位進出、インカレ出場に期待したい。


写真上:大阪学院大は、小川も2巡目は一気にパフォーマンスを上げた。コンスタントな活躍ぶりを、この先も継続させていきたい。
写真下:マークが寄る中でも果敢にシュートを狙い続けた立命館大・松橋。最上級生となる来季は、これまで以上のプレーに期待が集まる。


不調を感じさせないプライドを見せた近畿大が一矢報いる

191103KONISHI.jpg すでに優勝を決めたものの、前週負傷のサンブが前日に続いて欠場の京都産業大。対する近畿大もこの日はパトリックが欠場という中でのリーグ最終試合となった。先行は京産大。成長著しい#7小西(1年・C・鳥羽)がペイント内で順調にスコアを伸ばし、近畿大は単発なオフェンスで大きく出遅れる。しかし2Qに入り#13渡辺(3年・SG)の連続得点でエンジンがかかり始め、#33濱田(4年・PG)、#24今村(4年・PF)も3Pを決めてじわじわと点差を埋めていく。3Q中盤、#36榎田(3年・PF)の得点が続いて一気に逆転に成功。その後も攻撃の手を緩めない。追いつかれた京産大は#10上田(2年・SG)が得意の鋭いドライブでスコアを重ね、この時間帯はシーソーゲームの様相となった。最終盤になり勝利の女神を振り向かせたのは近畿大。#36榎田の得点で勝ち越すと、#24今村のフリースロー、#56米澤(1年・SG・延岡学園)のレイアップなどで5点リードに。京産大は当たりにいくが、#33濱田が冷静にフリースローを決めてリードを堅持し79-73でゲームセット。2巡目は非常に苦しんだ近畿大だったが、最後に京産大を下し、2位の座は確保した。

191103IMAMURA.jpg リーグ佳境の段階からまさかの失速で連覇を逸した近畿大。歯車が噛み合わないどん底の3週間だったが、なんとか最後は意地を見せた。インカレには態勢を立て直して臨みたいところだろう。一方の京産大は、重要だと認識していた優勝決定後のゲームで連敗し。最後に課題を突きつけられた。ただ、多くのメンバーが万全の状態でなかった今大会を鑑みれば、この2日間はまさに満身創痍の状態でもあった。インカレ前には新人戦も控えるが、まずは早期にコンディションを回復してほしい。

 インカレでは両者とも昨年悔しい思いを経験している。今年も立ちはだかる関東勢との戦いは、容易なものではないだろう。リーグ終盤に味わった苦い思いをインカレの舞台で払拭し、一歩上のレベルに到達できるか。


写真上:新人賞を獲得した京産大・小西。このリーグ戦は、インサイド陣のアクシデントを支え続けた。
写真下:いつも以上のアグレッシブさを見せた今村。近畿大に意地の白星をもたらした。

【最終成績】
優勝・京都産業大学 勝ち点15
2位・近畿大学   勝ち点13
3位・大阪学院大学 勝ち点13
4位・天理大学   勝ち点12
5位・大阪体育大学 勝ち点11
6位・関西学院大学 勝ち点11
7位・関西大学   勝ち点7
8位・立命館大学  勝ち点5
9位・同志社大学  勝ち点3
10位・流通科学大学 勝ち点0


・近畿大・濱田選手
・大阪学院大・吉井選手のインタビュー
・立命館大・葛原選手
・同志社大・田邊選手のコメントは「続きを読む」へ。


※天理大vs大阪体育大、関西学院大vs関西大は別途掲載します。
EDIT  |  23:49  |  2019関西  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ1部】青山学院大ホームゲームレポート

191193aogaku2.jpg

青山学院大がリーグ戦初のホームゲームを開催
学園祭でにぎわうキャンパスを盛り上げる


 11月2日、3日の関東大学リーグ戦は、青山学院大が初めてホームゲームという形式で試合を開催した。青山学院大はカレッジスポーツを盛り上げていくための取り組みをスタートさせており、4月には産学連携のスポーツイベントとして、「The Ivy Green Match」を開催。女子バレーボール部が立教大学、男子バスケットボール部は明治大学を招いて学内の生徒や教員を対象にした試合を行った。これらの試合は特に新入生へのアピールを意識した開催で、青山学院大の体育会の試合に触れてもらう機会を作る場となった。

 今回のリーグ戦は春に続き、学内にスポーツ観戦文化を根付かせていくための継続した取り組みの一つ。関係各所の協力を得て実現した2試合は、学園祭開催中ということもあってキャンパス全体がにぎわっていたが、1階の特設席がほぼ埋まる観客が来場した。青山学院大学の選手がシュートを決めると、大きな歓声も上がった。一試合約1500人を集める東海大のホームゲームや、3000人を越えることもある早慶戦のようなビッグイベントもあるが、大学全体ではまだまだ盛り上がりが必要だ。青山学院大学も開催を重ねて観客を増やし、大学スポーツの躍進に一役買って欲しい。

 写真で2日間の様子を振り返る。

※当日の様子は「続きを読む」へ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:45  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ】11/3結果(1部・第20戦、2部・第21戦、3部・2次ステージ)

【1部】
◆青山学院大学 青山キャンパス

東海大学94(27-18,23-18,21-21,23-23)80神奈川大学
筑波大学66(16-20,13-12,25-9,12-18)59法政大学
専修大学88(16-22,27-13,18-18,27-18)71青山学院大学

◆水戸市青柳公園市民体育館 aコート
大東文化大学65(17-15,17-15,16-14,15-19)63日本大学
日本体育大学73(24-14,16-14,18-18,15-17)63早稲田大学
白鴎大学68(21-20,17-13,16-25,14-24)82明治大学


第20戦試合終了時(11/3)

優勝・大東文化大学 18勝2敗
筑波大学   14勝6敗
専修大学   14勝6敗
青山学院大学 13勝6敗
東海大学   13勝7敗
日本体育大学 13勝7敗
日本大学   11勝9敗
白鴎大学   9勝10敗
早稲田大学  4勝16敗
神奈川大学  4勝16敗
法政大学   3勝17敗
明治大学   3勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

----------------------------------------

【2部】
◆水戸市青柳公園市民体育館 bコート

上武大学87(19-9,27-15,19-16,22-25)65関東学院大学
慶應義塾大学64(16-21,20-17,13-16,15-22)76順天堂大学
拓殖大学92(24-18,17-20,33-17,18-38)91駒澤大学

◆国士舘大学多摩キャンパス
明星大学99(16-20,17-9,37-17,29-22)68山梨学院大学
江戸川大学72(19-23,21-18,11-19,21-15)75東洋大学
中央大学54(14-15,11-18,10-14,19-24)71国士舘大学


第21戦終了時(11/3)

拓殖大学   19勝2敗
中央大学   15勝6敗
———————————↑1部昇格
東洋大学   13勝8敗
国士舘大学  13勝8敗
明星大学   12勝9敗
関東学院大学 12勝9敗
江戸川大学  10勝11敗
駒澤大学   9勝11敗
上武大学   9勝12敗
順天堂大学  9勝12敗
―――――――――――↓3部降格
慶應義塾大学 5勝16敗
山梨学院大学 0勝21敗

----------------------------------------

【3部】帝京平成大学池袋キャンパス
◆aコート

東京成徳大学79(18-24,16-13,22-15,23-15)67桐蔭横浜大学
立教大学89(23-13,19-6,21-17,25-27)63西武文理大学
埼玉工業大学80(21-18,19-13,21-20,19-11)62玉川大学

◆bコート
國學院大學70(17-21,23-12,13-15,17-13)61東京経済大学
帝京平成大学75(15-17,17-13,24-13,19-17)60明治学院大学
国際武道大学106(26-18,23-12,33-19,24-21)70埼玉大学


第14戦終了時(11/3)

上位リーグ
埼玉工業大学  3勝0敗
東京成徳大学 3勝0敗
立教大学   2勝1敗
玉川大学   1勝2敗
西武文理大学 0勝3敗
桐蔭横浜大学 0勝3敗

下位リーグ
帝京平成大学 3勝0敗
国際武道大学 3勝0敗
國學院大學  1勝2敗
東京経済大学 1勝2敗
明治学院大学 1勝2敗
埼玉大学   0勝3敗

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:30  |  2019関東リーグ予定・結果  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#21池田祐一(国士舘大・4年)

ikeda1.jpg


人のことは簡単には変えられない
だから自分自身を変え続けていく


◆池田祐一(国士舘大・4年・主将・PG)

2部の上位争いに絡む国士舘大は波のある戦いを続け、リーグ戦終盤に至った今も混戦の中にいる。勝敗的には苦しさもあるが、主将の池田は怪我人が続いたコンディショニングを一因という。ただ、最初から順調にいくリーグではないだろうということも、念頭にはあったようだ。

池田:たくさん勝ってうまくいくだろなという思いはなかったです。ずっと苦しい試合展開ばかりで、いい状態をキープできていません。一番の理由は怪我人が多いこと。スタートじゃない選手がスタメンで出て、メンバーが変わって変化が起きるといい流れが継続できないのが、自分たちの悪いところかなと思います。変わった選手が爆発的に活躍してくれてもいますが、メンバーが変わって1Qの入りでプレーが合わなかったり、自分も含めて乗れなかったり、今年はそれが目立っています。波が激しいです。

勝利した1巡目の拓大戦は最初の入りからいい感じでしたが、その試合で二村の脱臼、清水の捻挫があって、次の週は2人がいない中での戦いでした。全体的にそうしたことが続いてしまいましたね。でも全部言い訳です。ちゃんと勝たなければいけないです。


ikeda4.jpg

チームとしてはうまくいかないことが多い2カ月だが、それでも国士舘大に目がいくのは、池田のリーダーシップによるところが大きい。17日の試合のあと、全体ミーティングが終わってからもさらにベンチ入りメンバーだけを残し、池田は話し続けていた。内容は何かと尋ねると、他愛もないこと、と言いつつ、出ている選手たちにやるべきことを求めていたようだ。

池田:怪我をしていた選手たちはケアもあるので練習を休むんですが、その状況でも試合には出たりしますよね。でも試合に出るなら練習にも参加しろというようなことをいろいろ。練習していない選手が試合に出ると、5人が連動して動けずにやりたいバスケットができないから、ほころびが生まれることも多いんです。ケアをしている選手もただ見ているんじゃなくて、体を慣らしたり、チームメイトとコミュニケーションをしたり、責任を持って取り組んで欲しいという話をしていました。


促すのは意識改革だ。ベンチに入る以上はどんなコンディションであれ、誰もがチームに対しての責任を果たすことを求める。ただ、それがすんなり実現されるとも思ってはいない。

池田:言ってはいますがぜんぜん足りないです。やはり人、もう大人になっている人間を変えるって難しいことです。とても大変なので、リーグの途中からは少し考えを変えました。人を変えられないのだったら、自分を変えるしかない。言い続けることはもちろん必要でやっていくけど、自分自身もまた変わるしかないんです。

自分も今年のリーグ戦はすごく悪くて、自分のプレーに集中できていないと先生にも言われています。言われて確かにそれはそうだと思ったし、自分ができていないのにチームメイトのことを気にかけてああだこうだとは言えない。だから途中から思い直して、声もそうだし、自分のプレーも必死で集中してやるようにと意識を変えました。


人を変えることは容易ではない。それならば自分が変わるしかない。それが池田の導き出した答えだ。チームメイトに言いながら、それに説得力を持たせるため、自分自身を変えることも同時に行おうとしている。

池田:負けが続くとどうしても考えすぎてしまいます。でも誰かに何かを言われても、自分で考えることしかできないんですよね。だから人に変われといっても意味がない。今は自分のプレーが悪いのであれば、そう思われるプレーを減らしていくことで、試合の流れもよくなるんじゃないかなと思ってやっています。自分が変わることで周囲に影響を与えていくしかないんです。

ikeda2.jpg

「自分を変える」そんな風に言える選手は多くない。一度コートに入れば見せる池田の激しい闘争心は、大学界を通じても指折りの強烈さがある。春のトーナメントで優勝した白鴎大と対戦したときも、それを剥き出しにして向かう強さがあった。その存在感だけでも十分人を引っ張るに足る輝く個性だが、それも自分を変えてきた延長線上にあるものだという。

池田:高校まではただのわがまま。我が強いだけの選手でした。でも大学は高校と違って先生に縛られませんよね。高校みたいな細かな指導があるわけじゃないし、自分たち、選手同士で考えてやらなければならないところも多い。先生の指示の元ではありますが、やはりその中で細かな部分は自分たち次第です。大学に来てそういう環境の中に置かれたからこそ、自分が変われたと思います。

自分を変え続けてきたのかと言われたら、確かに1年、2年、3年とそうしてきたといえます。1年のときなんてとてもじゃない性格で、ひどく子供でした。誰かのせいにすると楽だから、先生のせいにしたり、周りにぶつけていましたね。でも3年になったときに「それは違う」と気づいたんです。そこから自分を変えなければと意識し続けて今に至ります。でも今は逆にキャプテンになって大人しいとも言われますね。いいことなのかどうかわからないですけど。


大学生プレイヤーは子どもから大人への成長過程にあるからこそ波があり、またここでどんな成長を遂げるかが問われる。しかしそんな池田に、ほかの4年生が刺激を受けているのは確かだ。同期の佐脇も望月も池田が頑張っているから4年として頑張らなければ、と口にしていた。

池田:同期は本当に支えてくれています。自分以外の4年生もチームの中で責任が大きいし、難しい環境に置かれています。彼らも人間だから感情的にもうまくコントロールできないところもあるだろうし、いろいろあります。でも彼らのバックアップは大きな助けになっています。

ikeda3.jpg


うまくいかないこともあるのは確かだが、その中でも国士舘大の4年生たちは必死にもがいている。入れ替え戦に行けるかどうかは微妙なラインだが、しかし昨年の入れ替え戦、自身のファウルで見えかけた1勝を失ってしまった池田には期するものもあるだろう。

池田:入れ替え戦には行きたいですね。2部は混戦で、むしろここで勝つ方が難しい。でもみんな負けん気は強いし、入れ替え戦では燃えるタチなので、そこで勝ちたいですね。その分このリーグは毎試合勝つことが大事になるし、みんなで一つになってやっていかなければ。スタッツなんかはどうでもいいんです。4年生がやるべきことはただ一つ。勝つことです。それが4年生の評価だし、突き詰めてやるだけですね。

何をすべきなのか、腹は決まっている。ただ、どんな結果になっても、強い意志を持つ池田からは最後まで目が離せないだろう。

(2019.10.17インタビュー)


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  12:09  |  2019リーグ2部/その他  |  Top↑

2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ1部】11/2レポート(青山学院大学会場)

191102aoyama.jpg

専修大が延長で2年ぶりに東海大に勝利
青山学院大は初のホームゲームを開催


 1部リーグ戦も残りあと4試合。第19、20節は青山学院大初のホームゲームとして設定され、学園祭開催中の青山キャンパスでの試合となり、観客席が緑色で染まった。ホームゲームに華を添えるように、この日は残りの2試合も接戦で大盛り上がりとなった。

 もう一つの水戸会場では、優勝を決めている大東文化大が日本体育大に敗れて連勝は17でストップ。調子を上げてきた日本体育大は中盤にいるが、残りの試合でさらなる順位浮上も可能だ。2位以下がいまだ確定しない状況で、終盤戦も目が離せない。

写真:青山学院大は選手入場のあと、整列して校歌を歌った。



◆専修大VS東海大

【専修大が延長までもつれたシーソーゲームを制す】

191102senshu.jpg

 先制は東海大#19西田(3年・SG)のシュートで始まり、先行する。専修大は#23キング(2年・G)のオフェンスリバウンド、#46寺澤(2年・F)のドライブ、東海大は#22笹倉(4年・G)への合わせ、#19西田、#86八村(2年・C)のスリーも決まり、#19西田の速攻もあって一気にリード。専修大は#12西野(3年・F)の3P、#30アブ(4年・C)のブロックで対抗し、#34盛實(4年・G)の3P、#30アブのジャンパーが決まると追い上げた。#34盛實の3Pのバスケットカウントで残り2分半に専修大は同点にすると、フリースローを得て逆転。東海大は#0寺嶋(4年・PG)が高いフローターで専修大の高さをものともせず返すが、専修大も交代した#0ケイタ(1年・C・日体柏)にゴール下の得点があり、シーソー状態に。1Qは19―21で東海大リード。

191102hiraiwa.jpg 2Q、開始数分は互いにやや停滞すると、東海大はスタメンを戻して対応。#86八村の高さが活きた。しかし専修大は#28野﨑(2年・G)の3Pを皮切りに早い展開に移行すると、再び差のない状態からリード。東海大は終盤#11大倉颯太(2年・G)が抜け目なくボールを狙って攻撃に繋げると、#25平岩(4年・C)のダンクなども出て34―36と2点リードで前半終了。

 3Q、東海大は#22笹倉がボールをカットして走り、フリースローなどで逃げるが、専修大もディフェンスで東海大のターンオーバーを誘い、こちらも得意の走りで稼いで接戦は続く。東海大は#11大倉颯太がアンスポーツマンライクファウルでベンチへ。専修大はフリースローを中心に得点していき、#12西野、#23キングのシュートも続いてリード。東海大は残り3分で#11大倉颯太を戻して対応。#0寺嶋から#23佐土原(2年・PF)につなぐパスも続いて52―52の同点に戻して3Q終了。

191102abu.jpg 4Qも違いに譲らない展開が続いた。開始は#34盛實から#46寺澤へのアシスト。東海大は#38春日(4年・SG)のスリーが決まる。専修大が続けて決めれば東海も得点が続いて盛り返すという流れが交互に訪れ、開始5分では62―62の同点。残り3分、東海大は#86八村が足を痛めて下がるが、互いに切れず得点が続いて残り2分でも66―66の同点。ここで東海大は#19西田のスティールが出て、一方の専修大は足が止まりがちに。しかし#30アブがポストで攻め、譲らない。残り1分を切っても決めたら決め返す両者は、残り3.3秒73―74で東海大リードの状況で、#34盛實がフリースローを獲得。しかしこれは1本しか決まらず勝負は74―74で延長戦へ。

 延長戦、東海大は#86八村をコートに戻し、最初に得点が決まった。しかしこのプレーを打ち消したのは、この日前半からシュートが好調だった#34盛實。2本の3Pと#30アブのオフェンスリバウンドが出た専修大が流れを掌握。東海大はシュートを打っていくが決めることができない。#23キングのフリースロー、#12西野へのアシストパスなど、専修大が勢いを切らさず93―81。専修大が2年ぶりに東海大から勝ち星を掴んだ。

写真上:ダンクを見せた東海大・平岩。両チーム最多の14リバウンド。
写真下:専修大はこの日アブの粘りも良かった。ディフェンスを受けつつも集中して決めた。



◆筑波大VS神奈川大

191102osakabe.jpg 立ち上がりは高さのある筑波大のリードで始まり、スロースターターの神奈川大は1Q17-9と8点のビハインド。しかしここからゆるやかに試合のペースを掴むのは神奈川大になった。2Qを30-24の6点差にして終えると、後半に反撃が始まった。3Q、筑波大は#27山口(3年・SG)、#8菅原(3年・PG)のスリーで出鼻をくじこうとするが、神奈川大は#75小酒部(3年・SF)がギアを上げて店の取り合いになる。一時は10点以上離された神奈川大だが、ディフェンスの粘りと、#75小酒部がフリースローを奪っていき、あきらめない。残り1分で5点差にまで縮めた。ここで筑波大は#8菅原の3Pが決まるが、残り0.1秒で自陣ボールにした神奈川大は、エンドスローインで大きく浮かせたボールを、ビッグマンひしめく中でひときわ高く飛んだ#75小酒部がタップで入れ、53-47として3Q終了。

 4Q、神奈川大は#75小酒部がブロック、3Pと立て続けに見せ、ディフェンスから#21岡部(3年・PG)の速攻が出ると開始2分で55―53の2点差。さらに#3小針(2年・PG)のフリースローで1点差に迫る。筑波大は#23半澤(2年・SG)が返すものの、#75小酒部の3Pでついに同点。#88牧(4年・SG)の3Pも決まるが、勢いは神奈川大。#11工(1年・PF・高岡商)のフリースロー、#51横山(1年・SG・実践学園)のドライブで神奈川大が逆転すると、#3小針の3P、ジャンパーが続いて残り3分で60—66の神奈川大6点リードに変わった。筑波大はここでタイムアウトを取ると、#75井上(2年・C)のゴール下、#88牧のバスケットカウントが出て、追い上げる。神奈川大は残り1分、ディフェンスが厳しい中でも#75小酒部にボールを回す。しかし体勢を崩しつつのシュートはファウルコールはなし。ボールを奪った筑波大は#27山口が決めて67―66と逆転。残り25.6秒、神奈川大は最後のタイムアウト。しかしマークを受けつつの#75小酒部のシュートは決まらず、ファウルに行くも笛がならないままタイムアップ。筑波大が辛くも勝利を収めた。

191102masuda.jpg 筑波大は連敗を2で止めたが、今ひとつの内容になった。ホームゲームの時期は安定感があったが、後半に入りやや下降気味だ。増田「こういうゲーム、接戦では自分と牧が存在感を見せていかなくてはいけないのに、できていない。反省というか、身に染みた試合。4年生になり、今までより勝ちたいという気持ちが出てきたし強いけれど、それが悪い方向にいってしまっている」と後半になり相手チームのスカウティングにはまってしまっている状況の打開をはかろうとしている。ここまでチームを引っ張ってきたのは自分と牧だという自覚は強い。「やっぱり牧と自分が相手にとって一番嫌なプレーヤーでないといけない」というが、それを見せられるか。

写真上:水曜日の試合に続き30点オーバー、35点の神奈川大・小酒部。筑波のビッグマンに対してリバウンドも10を記録。
写真下:筑波大・増田は「いい方向にいくためもがくしかない」と解決策をさぐる。



◆青山学院大VS法政大

191102alex.jpg 初のホームゲームを開催する青山学院大は、第1戦の相手として法政大を迎えた。終始リードは奪ったが、精度を欠く場面も多く、法政大も終盤まで粘った。

 1Qは青学大が#2斉藤(3年・PF)の3P、#7ナナー(4年・CF)もゴール下でターンからシュート。一方の法政大は開始5分で司令塔の#30水野(3年・PG)が負傷退場し、苦しい状態に。しかし青学大もシュートが入らず、14―9で1Q終了。2Q、青学大は立ち上がりに#52赤穂(3年・PG)の連続得点。法政大は#2澁谷(1年・SG・洛南)のシュートなどで返す。青学大はシュート精度を欠いて得点が止まってしまい、その間に法政大がコツコツ縮め、#34濱田(3年・SG)、#14小野(2年・PG)の3Pが決まって31―27と追い上げて前半終了。

 3Q、立ち上がりは法政大#14小野のレイアップが決まるが、その先が続かず青学大が#7ナナーのインサイドで加点。法政大は1対1を仕掛けるが、インサイドの高さに阻まれる場面が目立つ。10点の壁が大きいが、法政大は最後に3Pが決まり、45―37の8点差にして3Q終了。4Q開始早々、#36相原(2年・SF)が2本目のダンクを決めて会場は大盛り上がり。法政大も果敢に攻め続け、#14小野がドライブを仕掛け、#1川島(2年・SG)も早い展開に絡んでいくと、#34濱田のスリーも決まった。しかし#21納見(4年・PG)のスリーが決まると、再び青学大の流れとなり、法政大の追撃を振り切って66―59で青山学院大が勝利。

写真:豪快なランニングダンクを2本決めた青山学院大・相原。試合に復帰以後、抜群の身体能力でチームに勢いをもたらしている。


第19戦試合終了時(11/2)

優勝・大東文化大学 17勝2敗
青山学院大学 13勝5敗
筑波大学   13勝6敗
専修大学   13勝6敗
東海大学   12勝7敗
日本体育大学 12勝7敗
日本大学   11勝8敗
白鴎大学   9勝9敗
早稲田大学  4勝15敗
神奈川大学  4勝15敗
法政大学   3勝16敗
明治大学   2勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※専修大・盛實選手、キング選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  07:27  |  2019リーグ1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |