FC2ブログ
2019年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月


第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ1部】10/26レポート(東海大学会場)

191026tokai1.jpg

華やかな東海大のホームゲームが開幕
2位筑波大は3位の青山学院大に破れる


 10月の後半の恒例となっている、東海大学のホームゲーム週。華やかな演出に彩られ、さまざまな企画が用意された会場は、1500人近い来場者を集めて今年も華々しく開催された。東海大はベンチメンバーを全員出場させ、法政大に勝利。また、青山学院大が筑波大を倒した試合も見どころがあった。青山学院大はまだ一試合少ないため、順位変動はなかったが、調子は上向きだ。なお、2位の筑波大の敗戦により、大東文化大が優勝に王手をかけた。



◆専修大VS神奈川大

191026morizane.jpg 1Qは互いに点を取り合う。専修大は#34盛實(4年・G)の3Pや#23キング(2年・SG)のシュート。神奈川大は#51横山(1年・SG・実践学園)、#11工(1年・PF・高岡商)のジャンパーに#21岡部(3年・PG)のアシストなども出た。しかし#75小酒部(3年・SF)が3ファウルとなってしまい、ベンチに下がらざるを得ない状況に。それでも22―20と互角で2Qに入り、#75小酒部は下がったままで神奈川大はスタート。専修大は#12西野(3年・F)や#0ケイタ(1年・C・日体柏)の高さで得点し、#34盛實のスティールも出ると一気に10点近いリードに。神奈川大はディフェンスでこれを止めようとするがファウルが続いてしまい、抑えがきかない。神奈川大はこのQ得点が伸びず、専修大が一気に抜け出して54―31。3Q、専修大はベンチメンバーを積極的に使い、得点を重ねる。神奈川大はシュートの確率が上がらず差が縮まらない。専修大はこのQ33得点を取って87-50で4Qに入り、その後も得点を続けて最後は110-72。大台を越える点数で勝利。

写真:盛實はこの日序盤から3Pが気持ちよく沈んだ。



◆筑波大VS青山学院大

191026saito.jpg 2位の筑波大と3位の青山学院大の戦いは、上位同士の戦いであり、また首位の大東文化大の優勝にも影響を与える注目の一戦だったが、ロースコアゲームは青山学院大がリードを握った。序盤から固い守り合いになり、なかなか点数が伸びない中、青山学院大は#21納見(4年・PG)、#14伊森(4年・F)、筑波大は#11 増田(4年・PF)のスリーがゲームを引っ張る。 1Qは17―16と互角。2Q頭は互いに控えが主体でスタートするが、ここでも得点は伸びない。筑波大は#16野本(3年・PG)が積極的にアタックし、わずかにリード。しかし青学大は#14伊森のフリースロー、#2斉藤(3年・PF)の3Pが決まると逆転。ポストの#7ナナー(4年・CF)にボールも入った。ここから青学大のディフェンスが冴え、ターンオーバーを奪って得点に繋げると、リードを広げた。青学大は#7ナナーが3ファウルとなってベンチへ下がり、筑波大は最後に#27山口(3年・SF)がスリーを沈めて追い上げると、前半は29―31で青学大リード。

 3Qも接戦。取られたら取り返す形で試合が進行する。青山学院大は#7ナナーが筑波大の高さにも負けずゴール下で続けてシュートを入れ、残り4分で#21納見のスリー、ドライブが決まると青学大が7点のリード。さらに#52赤穂(3年・PG)が2本の3Pを沈めると青学大が流れを握って43―51で3Q終了。4Q、#20和田(1年・PF・開志国際)の3Pが決まり開始3分で青学大は15点のリード。その後も青学大のアタックが続く一方、筑波大は5分間で4点しか取れず、最後のタイムアウトも早々に消費してしまった。しかし残り時間で筑波大はディフェンスを締め、終盤に#8菅原(3年・PG)、#27山口のスリーで追い上げ、残り11秒で7点差。しかしそれ以上は縮まらず、60―68で青山学院大が勝利。

 筑波大は外のディフェンスで後手に周り、かつ青学大がこれを10/22と高確率で沈めた。また、インサイドでもナナー、ウィタカで14点と、守りきれていない。1巡目は5点差で筑波大が制した勝負だったが、青学大が得失点でも上回った。一試合少ないために順位変動はなかったが、終盤戦で大きな一勝になったことは間違いない。

写真上:青山学院大は斉藤が欠場した試合もあったが、やはり彼がいるとアウトサイドの安定感が増す。



◆法政大VS東海大

191026tokai2.jpg

【ホームの東海大が大観衆の後押しを受けまず1勝】

191026hosei.jpg ホームに法政大を迎えた東海大。この日、第6戦以降再び故障で欠場していた#11大倉颯太(2年・G)がようやく復帰し、スタメンで出場した。1Qは大きな差がつかなかった。東海大は#19西田(3年・SG)が3Pで先制。法政大は#30水野(3年・PG)を起点に#1川島(2年・SG)、#24鈴木(4年・C)らが応戦。最後に#30水野の3Pが決まった法政大が19―15のリードとなった。2Q、東海大は#38春日(4年・SG)のアウトサイドが好調。法政大はややディフェンスに押されてシュートが形にならず、打たされる形に。その間にインサイドでの得点が続いて逆転した東海大だが、法政大は#24鈴木がシュートを狙って食らいつく。大きな差はない状態で続くが、法政大はフィニッシュの確率が悪くターンオーバーが続くと、追う形になった。それでも4点差で終わりたいところを、東海大は最後のオフェンスで#11大倉颯太の3Pがブザーともに沈むと31―38。7点のリードで前半を終えた。

 3Q、東海大は#25平岩(4年・C)のゴール下が続き、#86八村(2年・C)のブロックも出た。法政大は攻撃起点の#30水野がディフェンスされてなかなかボールが回らない。東海大はメンバーを入れ替えつつ、リードを広げた。#28津屋(3年・F)の3Pや#86八村のリバウンド、#23佐土原(2年・PF)のオフェンスリバウンドやレイアップに会場が湧くと42―65で3Qを終了。4Qは#9山内(4年・SG)、#21長澤(4年・F)、#5山本(4年・C)、#60坂本(2年・G)らベンチメンバーを次々に出場させる展開に。#25平岩のダンクも出るなど会場を沸かせ、最後は57―84で東海大が勝利した。

191026NISIDA2.jpg まずはいい形でホームゲーム第1戦を終えた東海大。この日の観客によるMVPに選ばれた西田「自分たちのリズムを立て直す試合になった」と、ここしばらく調子の上がらなかったチームにとってはいい弾みになったと言う。ミーティングでは下級生たちが「4年生のために頑張ろう」と再確認したことがいい方向に働き、泥臭い部分でも東海大らしいプレーを見せた試合になった。西田は出番を分け合ったために点数こそ多くはないが、ここのところシュートでは存在感を見せている。「やっとシューティングの成果が出始めた。颯太(大倉)の復帰でまだ噛み合わない部分はあるが、ペリメーター陣の負担が分散する。自分は声を出したりして、ディフェンスの圧も上げて、チームを引っ張っていく役割にも徹したい」と、上級生としての自覚が見えた。

写真上:法政大はアウェイの不利な立場ながら、ベンチも自チームの活躍を盛り上げた。
写真下:恒例のクイズになっている、1Qのファーストシュートも決めた西田。ここのところ上り調子で上級生としてやるべきことを考える自覚も高まっている。


※青山学院大・赤穂選手のインタビューは「続きを読む」へ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ2部】10/26レポート(明星大学会場)

191026 meisei1

後半にシュートが当たった明星大が拓殖大を破る
入れ替え戦の枠は未だ不透明

 2部リーグの第18戦は明星大学と関東学院大学の2会場で開催された。明星大会場では2試合が行われたが、すでに第17戦で残り5試合を残し拓殖大が1部昇格、インカレ出場を決め優勝にも大きく近づく中、上位争いに踏みとどまる明星大が拓殖大を破る金星をあげた。ただし現在2位の中央大は3試合を残し14勝。3位以下と星の差は3つで次節の結果次第で自動昇格が決まり、明星大を含む3位以下のチームが争うは、現状は入れ替え戦枠。10/29の時点では東洋大、国士舘大、関東学院大、明星大が11勝で並び、江戸川大も10勝。1部との入れ替え戦2枠をめぐる競争はより激しくなっている。下位の入れ替え戦も未だ見えず、残り3試合の結果次第だ。
 
191026 iwai 明星大学会場のもう一試合で勝利した現在9位の順天堂大は8勝とやや苦しむ。26日は山梨学院大と対戦し、一時逆転される場面はあったが終盤は点の取り合いとなり98-81でハイスコアのゲームをものにした。しかし学生スタッフによると、前日(10月25日)の記録的大雨により、最寄りである酒々井駅と順天堂大学の間の道が冠水。授業は途中で休講となり、チームでの練習ができなかったという。また、9月末には台風15号により停電や断水という被害も受けた。他のチームも今年は天候により被害を受け、制約を受けているチームは多い。順天堂大もストレスはかかるところだが、最終戦まで集中力を保ってほしいところだ。

写真:安定したゲームコントロールでチームを引っ張る順天堂大・岩井。仲間からの信頼も厚い。


◆拓殖大VS明星大

【明星大が3Qの連続3Pからリードを奪い白星】

 前節に1部昇格を決めた拓殖大と上位の入れ替え戦枠を手にしたい明星大の対戦は、前半はロースコアの展開となるが、3Qに明星大のシュートが当たった。

191026 nitta 前半、拓殖大は前半#12中尾(4年・PF)が好調で、外角のシュートがなかなか入らなかったが我慢の時間をしのいだ。明星大は#10福田(2年・PF)や#12シェッラ(3年・C)がリバウンドで粘りシュートチャンスを作った。シュート率は良くはなかったが28-29でややリードし後半へ。

 3Qに試合は動いた。序盤、拓殖大は前半に続き#12中尾が果敢にリングに向かう。明星大は#2新田(3年・PG)と#12シェッラの2メンも出ていい形。シーソーゲームが続いたが、中盤に明星大は#7岡田(2年・SG)、#10福田が計4本連続の3Pを決め一気に差をつける。拓殖大はシュートが落ちる時間が続いたが#51平良(4年・G)が3P、#41杉野(3年・PF)がリバウンドからタップシュートを決め食らいつき51-59のビハインドで最終Qへ。4Qも明星大の攻撃は止まらなかった。#23ニャシ(1年・C・開志国際)がいいところに合わせ、ダンクシュートも決めた。#7岡田はシュートを決め続け、この日6本の3Pを含め24点の活躍。拓殖大は#51前田(4年・SG)や#41杉野がジャンパーを決め応戦するも、全体的にシュートの調子が上がらず66-79で明星大が勝利した。

191026 nakao 明星大は新田とシェッラの2メンを中心に攻撃のパターンを作っている。キックアウトでシューター陣がしっかりと3Pを決めていることも大きい。徐々に1年生のニャシも貢献度が高くなってきた。点の取り合いになればどのチームにも負けない勢いと個々の得点力を持つ。昨年は2部に昇格したばかりで苦しい年になったが、今年は選手各々の意識改革があっての結果だ。3位以下が混戦となっているが、入れ替え戦への切符を得ることができるか。リーグ戦終盤の戦いにも注目していきたい。

 拓殖大はこの日はシュートが全体的に当たらなかった。2Qではまんべんなく選手を起用するも、後半の集中力は明星大が上回った。しかし決して大きくはない4番ポジションの中尾や杉野の粘りは健在だった。主将の平良はシュートとディフェンスがよく、声を積極的に出し、雰囲気が悪い中でも役割を果たしたといえる。優勝はお預けとなったが、インカレに向けてもいい雰囲気でリーグ戦を終えたいところ。

写真上:攻撃の軸となる明星大・新田。今年はよりアシストに専念している印象で、現在ランキング1位。
写真下:好調だった拓殖大・中尾。コンスタントにリバウンドでもよく粘っている。


第19戦終了時(10/29)

拓殖大学   17勝2敗
中央大学   14勝5敗
東洋大学   11勝8敗
国士舘大学  11勝8敗
関東学院大学 11勝7敗
明星大学   11勝8敗
江戸川大学  10勝9敗
駒澤大学   8勝10敗
順天堂大学  8勝11敗
上武大学   7勝12敗
慶應義塾大学 5勝14敗
山梨学院大学 0勝19敗

※10/29に延期試合を消化。

※明星大・岡田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2019リーグ2部/その他  |  Top↑

2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ】10/26結果(1部・第17戦、2部・第18戦、3部・2次ステージ)

【1部】

◆白鷗大学大行寺キャンパス

日本体育大学81(14-12,25-11,21-20,21-23)66明治大学
大東文化大学78(15-15,24-16,21-12,18-21)64早稲田大学
白鴎大学82(18-20,21-17,14-25,29-23)85日本大学

◆東海大学湘南キャンパス
専修大学110(22-20,32-11,33-19,23-22)72神奈川大学
筑波大学60(17-16,12-15,14-23,17-14)68青山学院大学
東海大学84(15-19,23-12,27-11,19-15)57法政大学


17試合終了時(10/26)

大東文化大学 16勝1敗
筑波大学   12勝5敗
青山学院大学 11勝5敗
東海大学   11勝6敗
専修大学   11勝6敗
日本体育大学 10勝7敗
白鴎大学   8勝7敗
日本大学   9勝8敗
早稲田大学  4勝13敗
神奈川大学  3勝13敗
法政大学   3勝14敗
明治大学   2勝15敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

----------------------------------------

【2部】
◆関東学院大学金沢八景キャンパス

東洋大学71(12-19,16-16,25-18,18-14)67関東学院大学
国士舘大学88(17-13,28-8,24-19,19-17)57慶應義塾大学
駒澤大学56(14-11,10-19,17-19,15-17)66江戸川大学
中央大学98(26-18,14-24,27-16,31-17)75上武大学

◆明星大学日野キャンパス
順天堂大学98(29-18,15-28,29-19,25-16)81山梨学院大学
拓殖大学66(15-15,13-14,23-30,15-20)79明星大学

18試合終了時(10/26)

拓殖大学   16勝2敗
中央大学   14勝4敗
明星大学   11勝7敗
関東学院大学 10勝8敗
東洋大学   10勝8敗
国士舘大学  10勝8敗
江戸川大学  9勝9敗
駒澤大学   8勝10敗
順天堂大学  7勝10敗
上武大学   6勝11敗
慶應義塾大学 5勝13敗
山梨学院大学 0勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

----------------------------------------

【3部】2次ステージ
◆立教大学新座キャンパス

東京成徳大学95(19-14,21-12,33-10,22-17)53西武文理大学
立教大学92(20-13,15-26,23-15,34-28)82玉川大学
埼玉工業大学80(19-14,21-22,20-16,20-14)66桐蔭横浜大学

◆東京経済大学武蔵村山キャンパス
國學院大學54(8-12,17-25,15-11,14-21)69明治学院大学
帝京平成大学90(16-18,27-14,29-14,18-25)71埼玉大学
国際武道大学95(22-15,18-17,31-15,24-22)69東京経済大学


第12戦終了時(10/26)

埼玉工業大学  11勝1敗
立教大学   10勝2敗
東京成徳大学 10勝2敗
玉川大学   8勝4敗
西武文理大学 6勝6敗
桐蔭横浜大学 6勝6敗
国際武道大学 6勝6敗
帝京平成大学 5勝7敗
國學院大學  4勝8敗
明治学院大学 3勝9敗
埼玉大学   2勝10敗
東京経済大学 1勝11敗


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:31  |  2019関東リーグ予定・結果  |  Top↑

2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ】10/27試合予定(1部・第18戦、2部・第19戦、3部・2次ステージ)

HG2019_poster.jpg

東海大学のホームゲームでは各種イベントが開催されます。チームの特設ページをご確認ください。
東海大学バスケットボール部ホームゲーム特設ページ


【1部】

◆東海大学湘南キャンパス

12:00 青山学院大学 vs 神奈川大学
13:40 専修大学法政大学
15:30 筑波大学東海大学

◆白鷗大学大行寺キャンパス
13:00 大東文化大学 vs 明治大学
14:40 日本大学 vs 早稲田大学
16:20 白鴎大学 vs 日本体育大学

----------------------------------------

【2部】明星大学日野キャンパス

10:00 慶應義塾大学 vs 関東学院大学
11:40 駒澤大学 vs 上武大学
13:20 中央大学 vs 東洋大学
15:00 江戸川大学 vs 山梨学院大学
16:40 国士舘大学 vs 明星大学
18:20 拓殖大学 vs 順天堂大学

----------------------------------------

【3部】

◆立教大学新座キャンパス
12:00 玉川大学 vs 桐蔭横浜大学
13:40 立教大学 vs 東京成徳大学
15:20 埼玉工業大学 vs 西武文理大学

◆東京経済大学武蔵村山キャンパス
13:00 埼玉大学 vs 東京経済大学
14:40 帝京平成大学 vs 國學院大學
16:20 国際武道大学 vs 明治学院大学


※入場料(1・2部有料)や4部以下、延期試合に関する最新ニュースについては関東大学バスケットボール連盟の公式サイトを参照ください。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  19:31  |  NEWS・告知  |  Top↑

2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#4山﨑 純(慶應義塾大・4年・G)

yamasaki1.jpg

10月17日時点でようやく4勝をあげた慶應義塾大。上に並ぶチームとの勝率はわずかな差だが、順位は3部の自動降格圏内である11位と、苦しい戦いが続いている。昨年は4年生を中心にサイズはなくてもよくまとまったチームで、5位。持てるものが多くはなくても勝っていけると証明した。続く今年度は春から試合経験の少なかった選手たちが少しずつ成長し、早慶戦は完勝。いい形で春を終え、秋に入れるはずだった。しかし昨年以上の混戦となった2部リーグは、ほとんどのチームが予測のつかない戦いを繰り広げ、リーグが終盤に入った今も中盤から下位まで安定しない戦いが続く。

山﨑:結果的に見るとここまでの負けは競った試合を落としていて、苦しい状況です。OBの方にも早慶戦のときの勢いがないというアドバイスをいただいたりしていますが、自分もそれに気づかないくらいでした。それだけ追い込まれていたのかなと感じています。

正直実力だと思うところはあります。春も早慶戦は勝ちましたが、それ以外の結果はいいゲームはしたかもしれないけど、今と同じで競って負ける試合が多かった。早慶戦に勝ててOBも期待してくれていましたが、自分たちの完成度がまだそれに応えられるほどまで高まっていないのかなと思います。

yamasaki2.jpg


一発の戦いで1部の早稲田大に勝てる力はある。しかし長いリーグ戦で調子を維持して勝ち切るには、また違う力が必要なのだ。今年度の主将として慶應義塾のキャプテンナンバー・4番を背負う山﨑は、高校時代には全国優勝し、この世代を代表するガードであり、経歴も能力も申し分のない選手。だがその彼をもってしてもこのリーグの荒波を越えていくのはそう簡単ではない。

山﨑:勝たせることが自分の仕事だと思っています。経験の少ない選手が多い中で自分が言葉で言うことも大事だし、プレーでも引っ張って競った試合を勝たせていく必要があります。その中で勝ちグセというものがついてくると思いますが、そこができていないというのは事実ですね。

昨年は先輩方もいたのでオフェンス中心でも良かったんですが、今年はディフェンスやリバウンド、ルーズボールのところでももっとお手本になるというか、気持ちを出して当たってやりきりたいなとは思っています。4年生は工藤や泉に関しては出せる精一杯のことをやってくれていると思います。そこに最後は自分や髙田が今以上のプレーをやらなければいけないと感じています。


yamasaki4.jpg


全国区のプレイヤーだった山﨑は、高校まではバスケットにかけてきたと言っても過言ではない。土浦日大高校時代は全国で優勝するために、練習を増やすことを監督に進言するほど、打ち込んだ。ただ、バスケット以外にも世界を広げたいと慶應義塾の門を叩いたことは、部のブログにも詳しく記されている。文武両道を掲げる慶應義塾大での学びは、彼に大きな視野を開いたい違いない。一方で、一度はやりきったと思ったバスケットを大学でも4年間続けてきて、最後のシーズンに彼は何を残そうとしているのか。

山﨑:何かを見せるというよりは、自分で納得して終わりたいなと思っています。結果はもちろん目指しますし、その上で自分がやりきったと言えるかどうか。4年生全員でやりきったと言えることが大事ですね。

小さく続けた「負けられない」という一言。その言葉には重みがあった。背負うものが小さくないことを理解しているつぶやきだった。

そして10月22日、台風によるスケジュール変更によって振り返られたこの日の試合の相手は、その時点で2位の中央大。1巡目では24点差で敗れたこの相手に、慶應義塾大は61―72で勝利。山﨑が19点、髙田が27点をあげ、両エースがチームを牽引した5勝目は、上位のチームにも勝てると示した試合となった。

ここからリーグ戦の残りは5試合。順位は依然として変わらず、背水の陣は続く。どのような結果が出るのかはわからない。しかしそれでも力を尽くしてやりきれるかどうか。

山﨑の戦いはまだ、続く。



yamasaki3.jpg

(2019.10.17インタビュー)


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  12:11  |  2019リーグ2部/その他  |  Top↑
 | BLOGTOP |