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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ 1部】10/14レポート(日本体育大会場)

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大東文化大は東海大を破り首位を維持
東海大・専修大と上位が揃って破れる


 台風19号の影響により日程変更になった1部リーグの第13戦は、2日間順延となり、日本体育大と筑波大学の2会場に分かれて開催された。注目となったのは、首位の大東文化大と3敗で3位に位置する東海大の一戦。立ち上がりに好調なオフェンスを見せ、また固いディフェンスでも東海大に得点を許さなかった大東文化大が、第1戦に続き見事勝利を納め、首位を守った。青山学院大は明治大に逆転勝利。日本体育大は専修大に勝利して上位陣へ一歩近づいた。また、筑波大会場では2位筑波大も難なく勝利し、大きな順位変動はなかった。



◆大東文化大VS東海大

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【大東文化大が集中力を持続し、東海大から連勝】

 幕開けは大東文化大#81後藤(4年・SF)のジャンパー。そこに#15モッチ(4年・C)のジャンパーも続き、さらに#25高木(4年・SF)の3Pなども次々沈むと、開始数分で0―9とリード。東海大は#0寺嶋(4年・PG)のシュートが出るとディフェンスもインサイドを固めて外から打たせる形に持っていき、追い上げる。残り4分半、前節で欠場した#86八村(2年・C)を投入した東海大に対し、#81後藤の3Pで大東大も逃げる。東海大は#38春日(4年・SG)の3Pが決まり、11―16。大東大が5点のリード。

191014goto.jpg 2Qは互いに激しいディフェンスの応酬。東海大は#38春日の2本目の3Pが出て追い上げる。さらになかなか通らなかったゴール下にボールが渡り、#5山本(4年・C)が決めると同点に追いついた。しかしここから大東大は好調の#81後藤、#1深渡瀬(2年・SF)のシュートもあって再びリード。#15モッチが2ファウルとなってベンチに下がるも、ディフェンスでは東海大に簡単にゴールを許さず。東海大は終盤#86八村がゴール下で粘って得点する。しかし互いにフィールドゴールは伸びず29―25の大東大リードで前半終了。

 3Qの主導権争いはディフェンスで互いの動きを封じ、簡単には得点ができない。東海大は序盤に速攻を出し、大東大が#25高木のスリーで返したあとは膠着状態が続いた。大東大はQ半ばに#15モッチをベンチへ。この間にディフェンスを締めていく東海大だが、大東大は#99増本(4年・PF)の3Pが決まってチームを盛り上げ、#12中村拓人(1年・PG・中部第一)のフリースロー、#25高木のジャンパーで流れを切らさない。残り2分に#25高木のフリースローが決まると大東大は10点リード。最後は44―32の大東大リードで4Qへ。

191014hachimura.jpg 4Q序盤、東海大は高い位置からプレッシャーをかけてターンオーバーを奪っていくと、点差を一桁に。一方で開始3分、ディフェンスで粘る#60坂本(2年・G)が4ファウルとなり、全体的にもファウル数が嵩んでいく。大東大のディフェンスは固く、そしてオフェンスでもボールを回してしぶとくゴールを狙う。残り3分、#2飴谷2本目の3Pが決まり、大東大は再び11点のリードに。東海大は残り1分、外のシュートが決まって粘るが、63―53で大東文化大がこのカード2連勝。

 ほぼ1年前、その時点で1位の大東文化大は2位東海大の挑戦を受け、試合は接戦に。両者の対決はわずか5点差で東海大に軍配が上がった。東海大はここから優勝に向けてさらに調子を上げ、大東文化大は苦戦が続いていくターニングポイントにもなった試合だ。それだけに大東文化大にとっては前節の青山学院大とともに負けられない試合だった。今回は立ち上がりの攻撃でまずダメージを与え、またディフェンスでも東海大の攻撃を封じた。外からの攻めに頼らざるを得なくなってしまった東海大には苦しい展開だった。

191014nisio.jpg 大東文化大は台風19号により大学最寄り駅が冠水。選手に被害はなかったが前日は練習も予定通りとはいかなかった中での試合だった。西尾監督「不安はあったがよく気持ちで乗り切ってくれた。モッチがいなくても、春からやっている増本を5番にしたバリエーションが生きたし、ディフェンス力も大崩れすることはない。そこに欠場したアビブのパターンも加わればさらに強くなる。リバウンドもモッチがいないからこそ集中力が高まる部分もある。昨年とは違って中村浩陸、後藤、中村拓人、飴谷らいろんな選手がモッチとツーメンゲームができ、相手はディフェンスを絞りにくいと思う。足も止まらずにスムーズにディフェンスにも入れる。それは昨年とは大きく違うところ。選手も試合中にしっかり考えてやっていたし、試合後も『日頃の練習レベルを上げて一つずつ戦っていこう』と集中していた」と、選手個々の集中力や持ち味をしっかり出せていることを評価。ひとまず大きな山と捉えた東海大戦には勝利したが、まだ2位筑波大など強敵との戦いは残る。後半戦も挑戦者としての戦いが続く。

写真上:立ち上がりのシュートで試合のいい流れを作った後藤。前節の青山学院大に続き好調さを見せた。
写真下:東海大は2試合欠場のあと復帰。ゴール下では大東大の粘りもあり、激しい競り合いが続いた。



◆青山学院大VS明治大

191014dan.jpg 入りが良かったのは明治大。#56永田(3年・PF)、#10須藤(4年・SG)のバスケットカウント、前からディフェンスを仕掛け一気に得点する。青山学院大は#21納見(4年・PG)が欠場で点数が伸び悩み、動きも固い。徐々に#14伊森(4年・F)がアタックしていくも、17-28と追う展開に。2Q序盤も明治大が果敢に攻めた。ゴール下では#7植松(3年・PF)や#56永田がディフェンスで粘り、一時14点差をつけるが、青学大は高さで優位の#7ナナー(4年・CF)がリバウンド、#14伊森が好調。点差を詰めるが、明治大は最後の攻撃で#10須藤がシュートを決め34-41と7点リードで折り返す。

 3Q、青学大は#51赤穂(3年・PG)の3Pを皮切りに、#7ナナーがゴール下で得点し開始3分半で1点差に迫る。明治大は高さに苦戦しシュートが決まらない。青学大はオフェンスでも高さを活かし、逆転に成功。#36相原(2年・SF)の3P、#14伊森のドライブなどで点差をつけ、ディフェンスも足が動いてきたところで58-48と10点リード。4Q、青学大のハードなディフェンスで、明治大のシュートは落ちる。青学大は高さを活かしつつ、#36相原が連続スティールでベンチを沸かせそのままリードを保ち、77-63で勝利した。

写真:青山学院大はゴール下のナナーのサイズ、幅で得点を量産。



◆専修大VS日本体育大

191014chris.jpg 走り出したら止まらないのは両者同じだが、この日は日本体育大の7秒オフェンスに分があった。専修大は#30アブ(4年・C)、#12西野(3年・F)、#10貴志永(1年・G・豊浦)が欠場。1Qは日本体育大の勢いが勝り、3P、速攻なども決まると26―14と、らしい立ち上がりとなった。2Qも日体大の勢いは持続。ディフェンスから速攻に持ち込み、アタックを続けてスピード感あるバスケットを展開し、差を広げる。残り4分から互いになかなか得点が入らなくなるが、前半は22―38で日体大がリード。

 後半、日体大は#5磯野(4年・SF)のスティールにリバウンドをはじめ、#50バム(2年・C)のダンクも出て、また内外のシュートも決まって得意の早い攻撃でたたみかける。専修大はタフショットが増えて苦しい展開。開始4分半で21点差をつけられた。タイムアウトで修正をはかるが、走りはじめてしまうと日体大を止めるのは難しい。45―60で入った4Qも流れは大きく変わらず。専修大は#46寺澤(2年・F)、#0ケイタ(1年・C・日体柏)がゴール下で粘る。日体大はスピードを緩めず走り続け、63―81で試合終了。日本体育大は7勝目。専修大は痛い5敗目となった。これにより青山学院大が4位浮上。日体大は5位専修大と星の差一つの6位となった。

写真:日体大はバムのほか、クリスティンも豪快なダンクを決めた。


第13戦終了時(10/14)

大東文化大学 12勝1敗
筑波大学   11勝2敗
東海大学   9勝4敗
青山学院大学 8勝4敗
専修大学   8勝5敗
日本体育大学 7勝6敗
白鴎大学   5勝6敗
日本大学   6勝7敗
法政大学   3勝10敗
早稲田大学  3勝10敗
神奈川大学  2勝10敗
明治大学   2勝11敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※東海大・増本選手、青山学院大・相原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ】10/14結果(1部・第13戦振り替え・2部・第15戦)

【1部】

◆日本体育大学世田谷キャンパス

大東文化大学63(16-11,13-14,15-7,19-21)53東海大学
青山学院大学77(17-28,17-13,24-7,19-15)63明治大学
専修大学63(14-26,8-12,23-22,18-21)81日本体育大学

◆筑波大学中央体育館
日本大学70(17-12,13-15,26-19,14-22)68法政大学
筑波大学88(18-15,24-11,17-21,29-12)59早稲田大学

大東文化大学 12勝1敗
筑波大学   11勝2敗
東海大学   9勝4敗
青山学院大学 8勝4敗
専修大学   8勝5敗
日本体育大学 7勝6敗
白鴎大学   5勝6敗
日本大学   6勝7敗
法政大学   3勝10敗
早稲田大学  3勝10敗
神奈川大学  2勝10敗
明治大学   2勝11敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

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【2部】駒澤大学玉川キャンパス

明星大学88(6-18,27-23,17-15,29-23,9-13*)92関東学院大学 *OT
江戸川大学80(18-14,25-16,15-15,22-31)76順天堂大学
慶應義塾大学77(13-22,18-14,24-24,22-20)80東洋大学
中央大学67(13-17,16-18,21-16,17-25)76駒澤大学
拓殖大学76(23-15,9-19,28-22,16-16)72国士舘大学

拓殖大学   12勝1敗
中央大学   10勝3敗
関東学院大学 9勝4敗
東洋大学   7勝6敗
江戸川大学  7勝6敗
国士舘大学  7勝6敗
明星大学   7勝6敗
順天堂大学  6勝7敗
駒澤大学   5勝8敗
上武大学   4勝8敗
慶應義塾大学 3勝10敗
山梨学院大学 0勝12敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。



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2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビュー・#21納見悠仁(青山学院大・4年)

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立て直せる力がついたことでチームとしての成長を実感
自身は主将として引っ張り、プレーで見せることも使命


◆#21納見悠仁(青山学院大・4年・主将・PG)

第7戦で当時首位だった専修大、第9戦では6年もの間勝っていなかった東海大を破り、そこから好調を維持している青山学院大。2巡目最初の大東文化大戦には破れて4敗となっているものの、チームとして手応えを得ているのではないだろうか。

とくに東海大戦の勝利は、今大会のスケジュール都合で少し空いた時間を有効に使って焦点を合わせ、練習したことも大きいようだ。東海大には納見が入学してからもちろん一度も勝てていない。もしかしたら苦手意識があったかもしれないと言いつつ、今回の試合内容はそれを払拭するかのような、攻守とも鮮やかな展開だった。相手についてどうこう考えるのではなく、「自分たちのやることをやろう」という意識で臨み、そして見事勝った。この試合で納見は27点、スリーポイントは7/9、アシストも3を記録。相手のディフェンスからマークを外してのジャンプシュートは面白いようにリングに吸い込まれ、勝利したあとの顔は晴れ晴れとしていた。


納見:東海大に勝ったことは率直に嬉しいです。シュートはノーマークになったときはしっかり打とうと思っていて、周りもやることをやる中で打てていたので、そこがよかったです。前回の試合から少し時間があったので東海大に照準を合わせてやってきて、ディフェンスでも抑えるところはしっかり抑えて要所要所を止めることができたのと、激しさをなくさずにやり続けることができました。出てきたメンバーもそれを継続できてプレッシャーをかけられましたし。そこで相手も簡単にシュートを打てなかったと思います。

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会心の試合だったといえるが、リーグはこの試合に至るまで順調だった訳ではない。初戦は大東文化大を倒して仕上がりの良さを感じさせたが、その後は波があり、筑波大には延長戦で破れ、明治大戦は接戦で勝利、日本体育大戦は流れがよくなく敗戦し、続く早稲田大戦にも負けて2連敗。だが、そこから立て直してきた。

納見:明治大戦で少し流れがよくなったのを、日体大に負けて、その状態の中で早稲田大戦に入りました。この2つを負けてしまったんですが、そこから一度チームでミーティングをして、やるべきことを確認して、もっとコミュニケーションを取っていこうということを話し合いました。それをその次の専修大戦で表現できて、そこで自信がつきました。東海大戦もミーティングで専修大との試合に入る前の心境になってもう一度試合に臨もう、と確認しました。それができたし、プレーでも表現できての勝利です。

早稲田大戦の負けから話そうとか、粘り強くやっていこうとみんなで一層しっかり話し合いましたね。リーグの最初はそれができていたんですが、途中で崩れて春の自分たちに戻って負けてしまいました。でもそこを立て直してできたことが、このチームが成長したところです。こうやっていけば負けるチームではないと思うし、続けていくことが大事です。

長いリーグ戦は決して平坦ではない。悪くなってもコミュニケーションを取って修正できたことは大きいだろう。

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納見自身は今季、主将を務める。廣瀬ヘッドコーチは春から「リーダーになれ」と、納見の成長を促し、期待するからこそ厳しい言葉もかけていた。ただし、春はチーム全体でも結果が出なかった。トーナメントベスト16での敗退は、チームにも納見にも明確な変化を促す出来事だった。


納見:今年はキャプテンですが、春はそこまで喋れない部分がありました。でも春に負けたところからなるべくみんなに声をかけて、チームを鼓舞していくことは意識してやってきました。それは本当に負けて痛感したことです。あとはプレーで引っ張ることですね。ガードとしての仕事もあるので、チームをまとめていろんなところに気を配りながらやること、その上で自分でやるところはやる、と常に考えています。今はプレーも好調で表現できているので、春に比べて個人的に成長できてきたところなのかなと思っています。ガードについては昔から得点を取る選手だったので、点を取るスタイルはなくさずにやることが大事だと考えていますね。さばくときはさばくというのをできていれば問題ないと思います。

チームの雰囲気や作り方も違うので、大学の主将というのは高校とはまったく違います。でも4学年いて、みんなが声をかけてくれるので、大変なこともあるけれど、みんながやろう、やろうと高校のときよりもみんなの主体性が高まっているのが大学だと思います。

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変化については初戦のあとナナー・ダニエルも「負けたことで4年生一人ひとりの意識も変わったし、それについてきてくれる後輩たちが多くなったことで、チームとしても向上している」と語っていた。納見だけではなく、4年生、そしてチーム全員が悔しさをバネにして一丸となろうとしているのが、今の青山学院大だ。

順位は前半戦を追えてまだ上を狙うには十分の位置。残りのリーグ、シーズンに目指すのはやはり頂点しかない。まずが自分が見せていくことで納見はチームを引っ張ろうとしている。

納見:このチームでやってきたからこそ、このチームで勝ちたいし、その中でも自分の仕事をしっかりやって勝ちに貢献できれば。チームの勝ちに貢献できることが、自分のプレーが周囲を活かしていることにもつながっていると思います。そのために、自分たちがやるべきことをやっていきたいです。

その言葉を自身のプレーで示し続けていくことができるのか、ここからもコート上の彼に注目したい。

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(2019.9.28インタビュー)



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2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビュー・#10杉本天昇(日本大・3年)

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ガードをやることで壁を越えていく
苦闘を越えた先にある“成長”を目指して


◆#10杉本天昇(日本大・3年・SG)

ここまでのバスケット人生で点取り屋としての名をほしいままにしてきた杉本は、このリーグで新しいことにチャレンジしている。それは司令塔の役割である1番ポジションへの取り組みだ。ガードを努めていた駒沢 颯が怪我によってリーグ戦はプレーできなくなったため、彼が人生で初めて挑むことになったのだ。慣れない仕事に戸惑いつつも必死に取り組んでいることを、多少神妙な面持ちで語ってくれた。

杉本:このリーグ戦は、トーナメントではガードをやっていた颯が夏に怪我でいなくなって、スタメンに1番ガードがいないという状況です。彼の代わりに自分がやることになりましたが、夏の練習から慣れなくて、自分的にも練習から落ち込んでしまう感じでした。いつものようにシュートを打って、パスを出して、それにプラスしてコントロールをすることはとても難しいと感じますね。今はそこを周りにカバーしてもらいながらやっている状況です。ポイントガードの先輩もいますが、とりあえずは自分がメインで1番をやっているし、出ていない先輩のためにも自分がしっかりしなければいけない、そんな気持ちがあります。

ガードをやることになってから、夏はBリーグの三河に行ったり、いろんな合宿などで経験を積んでここまで来ました。でも実際の公式戦になるとディフェンスの圧も違うし、いろんな感覚は練習通りではありません。そこを苦戦しながらやっています。でも将来、自分がもっと上にいくためには2番ポジションではなく、1番もできなくてはいけないのもわかっています。それをすごく意識しながらやっています。

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1番と2番は似ているようで大きく違う。だからこそ考えることは多く、またプレー的にも未知の領域に踏み込んで経験値を上げている段階だ。しかも夏の間は主将の松脇らと共に3☓3(スリー・エックス・スリー)の八戸DIMEに参戦し、各地で試合をしてきた。夏の間だけとはいえ、リーグ戦の少し前まで別のカテゴリに参加するのは簡単ではない。そこに混乱はなかったのだろうか。

杉本:3☓3はリーグ戦の2、3週間前ぐらいまで参加していました。そこに参加している間は大学の練習とも平行しつつ、3☓3の練習にも試合にも参加して、という感じ。難しさというと、ボールも5対5と違うし、笛の鳴り方、また移動も多くてハードではありました。ただ、楽しくて充実していたし、細かいスキル部分ではプラスになっているのは間違いないです。3☓3は上に行くと相手の圧もすごいので、ボールをなくさないように(取られないように)扱ったり、フィジカルでやられないようにしたり、ボールを持つときのスキルやぶつかりあいなんかはすごくためになりました。そこは夏の間に強化できた部分だと思います。

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昨年から3☓3に参加しているが、試合時間が短い中でもハードに動き回り、またスキルやフィジカルが必要な3☓3の世界で得られたことは少なくはない。ただ、5対5に戻ってくればまた違うことが要求され、同じバスケットでも別の種類のスキルを発揮していかなくてはならない。ただ、1番に苦戦している中でも、持ち味である得点力は失ってはおらず、彼らしいアウトサイドやペイントに切れ込んでの難しい体勢でも決めきるシュートは健在。難しいと言いつつ、2つの役割をこなそうと必死だ。

杉本:ガードをやるにあたって、ヘッドコーチの城間さんに「ガードとしてただボールを運ぶだけなら誰でもできる」と言われています。確かにそうですよね。そして自分の持ち味は得点を取れることなので、ガードではありますが、そこを一番に考えながらやっています。周りを活かすということはしなければいけないけれど、さらに自分でアタックして、引きつけてパスを出すということでうまくやっていけたらと思っています。

また、自分がスタメンガードではありますが、上澤(#4)や藤井さん(#34)など、ガードの選手が出ている時間帯は2番をやれて、ものすごくプレーはやりやすいです。僕は彼らからもらったボールをつないでさばいて、打ってという自分の仕事ができます。本当にガードの選手たちは信頼できますね。自分がガードをやってみることで、ガードの大変さを知りました。ガードをしていてミスをしてしまったときの気持ちなんかは今まで想像できていなかったけれど、本当に大変なポジションなんだなと。そしてその壁を自分がどう破るかが大事だと思っています。藤井さんとか上澤にガードとして心がけていることを聞いたり、ナンバープレーについては1番ポジションの分を覚えて、2番ポジションの分も覚えて、頭がこんがらがったりしましたが、みんなが優しくカバーして教えてくれています。

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苦戦しているが、だからこその成長もある。チームとしては怪我人が多く、それもうまくいっていない理由の一つだったが、少しずつ戻ってきた。開幕時から欠場していた島尻、高原もリーグ半ばには復帰。第11戦、第12戦では特に高原がオフェンス・ディフェンスでチームを盛り上げた。

杉本:自分も残りの試合で成長できると思うし、晟也(#11高原)、玲央(#9島尻)も戻ってきて、2周目くらいに新しい日大を見せられたらと思います。勝敗ではまだまだですが、勝ち越しを狙っていきたいです。

杉本の言う「新しい日大」がどのように形になっていくのか、後半戦を楽しみにしたい。

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(2019.9.15インタビュー)


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2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビュー・#34盛實海翔(専修大・4年)

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怪我をしてプレーできることの幸せを実感
楽しさを忘れず、最大の目標としてタイトル獲得を目指す


◆#34盛實海翔(専修大・4年・主将・G)

ここまで大学界で数々の印象的なシュートを沈めてきた盛實。昨年のインカレ後、Bリーグの特別指定選手としてサンロッカーズ渋谷にも参戦し、その実力を広く知らしめたのは間違いない。しかしそこで負った怪我のせいで大学の春シーズンは欠場。公式戦復帰はこのリーグ戦から。Bリーグに行く前と行ったあとでは、心境もプレーも異なっているようだ。

盛實:5月末頃からプレーには復帰しています。手術もして順調に回復したので、長引くこともなかったです。リーグ戦に向けて練習を積んでこられました。その部分では心配はありません。

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今季はキャプテンであり、ここのところの大会で上位をキープしている専修大は注目もされている。チームとしては多くのメンバーを使ったタイムシェアをここ数年続けているが、今季は特に下級生の出番も増えて底上げされてきている印象はある。しかも、試合の大事な場面で盛實が出ていないことも少なくはないのだ。

盛實:チームの層の厚みはこれまで以上になってきていますね。自分が出ていない時間でもメンバーがしっかりやってくれて、一人ひとり役割を全うして、いい流れをチームにもたらしてくれています。チームの厚みという部分では昨年よりさらによく出ているのかなと思います。

たとえ勝負どころで自分が出ていなくても、コートに出ているメンバーが頑張ってくれて、そこから逆転したりして一気に突き抜けることもできています。それはベンチで見ているからこそわかる部分もあって、そういうときは積極的に声を出したり、タイムアウトのときにしゃべったりするようにしています。選手同士で話すこともとても大事だと思っているので、監督もやらせてくれるし、尊重してくれるのはありがたいですね。自分だけではなくて、そのとき出ていないメンバーもそれをちゃんと理解して、ベンチからも声を出したりアドバイスをしたり、役割をきちんと果たしています。それが今年のチームのよさですね。去年はまだまだ我慢しきれない部分があったと思います。でも今のチームでみんなが役割を果たすことで、相手のペースから自分のペースに持ってきて勝ちきれるということが、昨年よりもできるようになっています。

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チームとしての成長は見逃せない部分だろう。うまくパフォーマンスを出せない試合で崩れても、最後まで粘って追い上げる姿勢が見える試合も増えてきた。タレントもかなり揃ってきている。そして盛實自身の変化もある。自分だけがやるのではなく、周りを生かし、みんなでやるスタイルに変わってきているのだ。

盛實:特別指定選手としてBリーグを経験しましたが、そこでわかったことがあったというか、バスケットに対して視野が広がったと思います。昨年までは苦しい状況でも自分が1対1をやって、ディフェンスがいてもタフショットでたくさんシュートを打っていました。でもBリーグに行ったことで視野が広がって、周りにパスを散らすことを考えるようになったし、本当にここだ、と思う大事なときは自分で打っています。相手が嫌がることをやってやろうという気持ちが強いかな。それに、自分以外にも点を取ってくれるメンバーが増えたので、無理して得点を取りにいかなくてもよいと考えるようになりました。今は一歩引いてやっているような感じはありますね。Bリーグではいろんなことを吸収できたので、そこをチームに還元したいと思っています。また、怪我をしたのは残念でしたが、その分、チームを外から見る時間があって、いろいろわかることはありましたね。

今は動きの中でパスを出して、回して、そこからズレたところで誰かが攻めるということが増えてきました。相手も以前より守りずらいんじゃないかな。そのおかげで昨年だと自分を止められれば全部止まる感じはあったけど、今はみんなが10点、10点、10点というバランスになってきています。ベンチに入っているメンバーがちゃんと仕事をしてくれれば、それで勝つことができる。とてもいいと思います。今の専修大にはこれだけのメンバーが揃っているのだから、やることをしっかりやり、相手にやりたいことをやらせないようにすればうまくいくはず。苦しいときも盛り返して、自分たちのペースにした試合を今後も継続してやっていくことが大事です。

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チームは開幕6連勝で一時首位に立ち、半分の日程を終えたところで4位につけ、まだ優勝は十分狙える位置だ。昨年のインカレ、今季の新人戦ともに準優勝し、あと一歩のところまで来ている。頂点をどう目指すのか、そして盛實自身最後の年にどんな思いがあるのか。

盛實:昨年のインカレでは決勝に行きましたが東海に勝てませんでした。やはり勝ちたい思いは強いです。だからこそチーム力をここから高めていくことが必要です。今年は4年生で、最後の年。学生バスケットとして何を達成したいかと考えると、自分はまだタイトルを取ったことがありません。個人タイトルはそれなりに取ったけれど、チームとしての優勝がない。それを取るのが一番の目標です。個人の結果どうこうではなく、チームとして勝つことが何よりも目標です。優勝するということはやってきたことをちゃんと出せたということだし、応援してくださる方も喜んでくれると思います。それを残り2つの大会で実現したいです。

そのために何を大事にしているかといえば、前から言っていることだけど、やはり楽しむことですね。怪我をしたことで、コートでプレーできることはとてもありがたいことだとしみじみ感じました。バスケットをできていることに感謝しつつ、それをコートで表現して、見ている人が楽しんでくれればと思うんです。だから楽しむことを大事に、ここからもやっていきます。

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(2019.9.14インタビュー)


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