FC2ブログ
2019年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月


第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ1部】9/29レポート(つくばカピオ会場)

190929tukuba.jpg

筑波大がホームゲームを2連勝で飾る
東海大は3敗目で3位は維持も上位から一歩後退


 1部リーグ第10戦は9戦に引き続きつくばカピオと日本体育大の2会場で行われた。つくば会場では青山学院大、専修大、そしてホームの筑波大が勝利。東海大が筑波大に破れて3敗となった。日本体育大会場では首位の大東文化大が勝利し、1位大東文化大、2位筑波大、3位東海大の順位は変わらず。次の11戦でリーグ戦は半分の節目を迎える。
筑波大がホーム2連勝を飾る

写真:筑波大は最後に4年生の伊藤も出場し、見事ホームで連勝。


◆青山学院大VS神奈川大

190929dan.jpg 開始早々青山学院大は#21納見(4年・PG)の3Pが決まり、神奈川大は#75小酒部(3年・SF)が3Pでそれを返す立ち上がり。そこからは違いに激しいディフェンスで相手を簡単に攻めさせないが、青学大にファウルが続いた。しかし神奈川大もゴール下の守りでファウルが続いてしまい、互いに我慢の展開となると1Qは14―12。2Qは青学大が内外で決め、開始4分で8点のリードに。神奈川大は相手の高さに攻めあぐねた。それでも#75小酒部のフリースロー、3Pでついて行き、#3小針(2年・PG)の3Pが続くと1点差に。青学大はそこから#20和田(1年・PF・開志国際)のジャンパー、#7ナナー(4年・CF)のフリースローでさらに逃げ、#2斉藤(3年・PF)の3Pが決まると32―25。7点リードで前半終了。

 後半3Q、青学大は一時10点のリードとなる。インサイドでは#7ナナーのパワーと高さが生き、ファウルの危険もあって神奈川大も抑えにいきにくい。53―44で4Qに入るが、神奈川大はミスが続き、青学大は#14伊森(4年・F)、#21納見のタフショットで差を広げた。神奈川大は残り5分からゾーンやオールコートプレスで粘り、一時は差が6点に。しかし最後は青学大が逃げ切り75-66で試合終了。

写真:青学大はナナーがゴール下で存在感を発揮。


◆専修大VS法政大
190929abu.jpg 連敗中の両者の対戦は立ち上がりから専修大がリード。#30アブ(4年・C)が法政大の攻撃をことごとくブロックで阻止。連続ブロックには会場も沸いた。1Qで24-11とすると2Qは専修大にミスが多く、やや集中力に欠けた。その間に法政大が得点を詰めたが、後半はいずれのQも専修大が安定して20点以上を稼ぎ、84-67。専修大は集中力を欠いた時間帯もあったが、連敗を3で止めた。

写真:専修大は#30アブが12点14リバウンド8ブロックと、トリプルダブルまであと一歩だった。



◆筑波大VS東海大

190929tukuba5.jpg

【筑波大が粘る東海大を振り切り熱闘を制す】

 筑波大のホームゲーム2戦目は、東海大相手に白熱したゲームになった。立ち上がりは#19西田(3年・SG)のスリー、#1大倉 龍之介(4年・F)のジャンパーが決まった東海大。しかし筑波大も反撃し、連続でファウルを奪うと東海大は#19西田が早々の2ファウルとなってしまう。しかし激しいディフェンスを切らさない。筑波大は#16野本(3年・PG)のアウトサイド、#10村岸(4年・SF)のバンクショットが決まり、リズムは良い。東海大は#19西田に代わった#28津屋(3年・F)も2ファウルと追い込まれた。筑波大も好調の#16野本が2ファウルとなったが、速攻も出て流れは悪くない。東海大は#24松崎(1年・F・福岡第一)の3Pが入るが、筑波大も交代したガード#92中田(1年・PG・福大大濠)が返し、前節で見せた勝負強さは健在。筑波大リードの20―15で1Qを終了した。

190929unoue.jpg 2Qは互いに控えが主体でスタート。筑波大はそのまま出場を続ける#11増田(4年・PF)のスリー、#15森下(4年・C)のレイアップも決まり、リードを10に広げ、東海大は早々にタイムアウトを取らざるを得なくなる。仕切り直して#0寺嶋(4年・PG)のジャンパー、#23佐土原(2年・PF)のバスケットカウントで追い上げる東海大だが、この日はなかなか笛に対応できない。#92中田のスリーが再び決まった筑波大が東海大に息をつかせないが、東海大は#0寺嶋が奮闘し、ゴールへアタック。#19西田も2本のスリーを沈めて粘りを見せる。筑波大は#75井上(2年・C)がレイアップをねじ込み、37―31の6点リードで前半を終えた。

 3Q、#16野本が相手の隙を狙ったスローイン、さらには#11増田のスティールで筑波大はいい立ち上がり。東海大は#86八村(2年・C)がリバウンド、ブロックとゴール下で奮闘。#1大倉龍之介のスリーが決まって差を詰める。しかし4点差から先が縮まらず、#88牧(4年・PG)のジャンパー、#11増田が難しいゴール下でのシュートを入れると筑波大は再び10点のリード。東海大はなおも#38春日(4年・SG)のアウトサイド、#22笹倉(4年・G)のレイアップで粘るが52―46と差は詰まらず6点差で4Qへ。着々とフリースローを得ていく筑波大に対し、東海大は筑波大の高さの前に簡単にゴールを割れない時間が続き、差が大きく動かないままゲームは終盤へ。それでも粘って残り4分で再び点差は4にまで縮めた。しかしそこから先のシュート精度が上がらない東海大はターンオーバーが続き、#16野本の速攻もあって、筑波大は残り3分で8点のリードに。あきらめない東海大は#86八村のスリー、#22笹倉バスケットカウントで残り1分で62―58。しかしそれ以上は筑波大が詰め寄らせず、67-58で幕。筑波大がホームゲームを連勝で飾った。

190929hatimura.jpg 立ち上がりの雰囲気は互角だったが、ファウルが続いてしまった東海大が後手に回った。筑波大が17ファウルに対し、26ファウルと苦しい40分。粘りはあったが、筑波大が大事なシュートをことごとく決め、かつスティールは合計13と圧倒的な数字を叩き出したのに対し、東海大は終盤の追い上げでゲームを動かすあと1本が出なかった。筑波大は1敗を守り2位を堅持。東海大は3位と順位こそ変わらないが、リーグ前半戦で3敗目を喫する痛い結果となった。

写真上:筑波大は井上のフックやリバウンドが光った。
写真下:13点8リバウンドの東海大・八村。筑波大の高さの中で奮闘。


第10戦終了時(9/29)

大東文化大学 9勝1敗
筑波大学   9勝1敗
東海大学   7勝3敗
専修大学   7勝3敗
青山学院大学 6勝3敗
日本大学   5勝5敗
日本体育大学 5勝5敗
白鴎大学   4勝5敗
法政大学   2勝8敗
早稲田大学  2勝8敗
神奈川大学  2勝8敗
明治大学   1勝9敗

※筑波大・野本選手のインタビュー、ホームゲームの写真は「続きを読む」へ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:59  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ2部】9/29レポート

190928 keio

中央大が10連勝で首位独走
中盤位は混戦が続き先は読めず


 2部の第9、10戦は駒澤大学玉川キャンパスで行われた。中央大が10連勝で首位、拓殖大が2位は変わらず。3位以下は混戦だが、関東学院大と東洋大が2連勝し両チーム6勝目をあげ上位へと顔を出した。慶應義塾大は順天堂大に勝利し、嬉しい3勝目をあげた。山梨学院大は惜しい展開が続くも、未だ白星はなし。第10戦では、第2試合目の上武大VS関東学院大学、第4試合の慶應義塾大VS順天堂大が接戦となったが、順天堂大はこれに敗戦し、上位をキープしていたが順位を落とす結果になった。第10戦(9/29)の試合経過をまとめる。

写真:終盤に慶應義塾大・#5髙田が逆転の3Pを決め沸くベンチ。


 明星大77-61山梨学院大に勝利。3Qまでは互角の戦いをみせるも、明星大が終盤に点差をつけた。#12シェッラ(3年・C)にボールを集め落ち着いて加点し、シューター陣のシュートも当たった。山梨学院大はミスが続き、あと一歩届かなかった。東洋大71-61江戸川大を破った。オールコートプレスを仕掛け、ミスを誘った。しかし点は伸び悩み、フィニッシュの課題が浮き彫りとなる試合でもあった。江戸川大はボール運びに苦戦。終盤はディフェンスで粘ったものの、追いつかなかった。中央大国士舘大拓殖大駒澤大に余裕を持って勝利した。次週、中央大と拓殖大の直接対決の結果で1周目の首位が決まる。


◆関東学院大VS上武大

190918 keita 第2試合関東学院大上武大の対戦は4Qに上武大が追い上げをみせた。前半は33-40で関東学院大がリード。#22栗原(4年・GF)を中心に攻め、ディフェンスではセンター陣にダブルチームを仕掛けミスを誘った。上武大は#29細川(4年・SF)が1Qから得点を取りにいったが、ミスが響きビハインドで折り返した。

 3Qも関東学院大のペースだったが、4Q序盤に上武大が前からディフェンスを仕掛け、ミスを誘発。#14グリザック(4年・C)が留学生を相手にゴール下で粘る。じわじわと点差を詰め、残り1分を切って#16後藤(4年・PF)がドライブを決め同点。その後攻防があったが点は入らず、関東学院大は#12ケイタ(1年・C・帝京長岡)がディフェンスリバウンドをもぎ取り、ボーナスフリースローを1本決め上武大がタイムアウト。残り9.1秒のワンプレーは関東学院大が守りきり、69-70で6勝目をあげた。

写真:内外で柔軟なプレーをする関東学院大・#12ケイタ。最後はリバウンドをしっかり取り、勝利に貢献した。


◆慶應義塾大VS順天堂大

190928 hitomi 第4試合の慶應義塾大順天堂大の対戦は波のある内容で、最後までどっちに転ぶかわからない展開となった。1Qは順天堂大のペースで進む。#34大野(3年・SF)の3Pがこの日も好調。#26増田(2年・CF)も献身的にリバウンドを取り続けた。変わって2Qは徐々に慶應義塾大が#4山﨑(4年・G)を中心に点差を詰めた。シュートが落ちる時間もあったが、オフェンスリバウンドでセカンドチャンスを作った。順天堂大のシュートが落ち始めた時に、速攻で加点し42-35と7点リードで後半へ。

 3Q開始直後、順天堂大が怒涛の追い上げ。開始4分で逆転し、そこからは両者譲らない展開に。慶應義塾大は#7泉(4年・G)のドライブから粘り、ディフェンスを締めると順天堂大のシュートが落ち始め53-54と1点ビハインドで最終Qへ。4Qも点を取られては取り返すシーソーゲーム。終盤に順天堂大は#7千葉(4年・SF)がドライブでバスケットカウントを決めると、盛り上がりが最高潮に。#5岩井(3年・PG)が速攻に走り、1分半で3点リード。慶應義塾大は#14人見(2年・G)が2本連続で3Pを決め同点に追いつくと、さらに#5髙田(4年・G)が3Pを沈め逆転しガッツポーズ。そのまま3点リードを守りきり、74-71で3勝目をあげた。

写真:終盤に2本連続で3Pを決めた慶應義塾大・#14人見。ランキングも上位に食い込んでいる。


第10戦終了時(9/29)

中央大学   10勝0敗
拓殖大学   9勝1敗
関東学院大学 6勝4敗
東洋大学   6勝4敗
国士舘大学  5勝5敗
順天堂大学  5勝5敗
明星大学   5勝5敗
江戸川大学  4勝6敗
上武大学   4勝6敗
駒澤大学   3勝7敗
慶應義塾大学 3勝7敗
山梨学院大学 0勝10敗 

※慶應義塾大・髙田選手、拓殖大・杉野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2019リーグ2部/その他  |  Top↑

2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ】9/29結果(1部・2部/第10戦、3部/第7戦)

【1部】
◆つくばカピオ

青山学院大学75(14-12,18-13,21-19,22-22)66神奈川大学
専修大学84(24-11,16-21,24-19,20-16)67法政大学
筑波大学67(20-15,17-16,15-15,15-12)58東海大学

◆日本体育大学世田谷キャンパス
大東文化大学71(25-11,16-21,19-14,11-17)63明治大学
日本大学81(21-20,12-18,29-14,19-14)66早稲田大学
白鴎大学68(16-25,11-21,17-26,24-14)86日本体育大学

大東文化大学 9勝1敗
筑波大学   9勝1敗
東海大学   7勝3敗
専修大学   7勝3敗
青山学院大学 6勝3敗
日本大学   5勝5敗
日本体育大学 5勝5敗
白鴎大学   4勝5敗
法政大学   2勝8敗
早稲田大学  2勝8敗
神奈川大学  2勝8敗
明治大学   1勝9敗

----------------------------------------

【2部】駒澤大学玉川キャンパス
明星大学77(24-16,19-21,14-14,20-10)61山梨学院大学
上武大学69(20-17,13-23,14-20,22-10)70関東学院大学
江戸川大学61(13-19,10-16,14-18,24-18)71東洋大学
慶應義塾大学74(17-23,25-12,11-19,21-17)71順天堂大学
中央大学85(19-17,24-4,23-24,19-19)64国士舘大学
拓殖大学82(22-11,22-18,21-13,17-23)65駒澤大学

中央大学   10勝0敗
拓殖大学   9勝1敗
関東学院大学 6勝4敗
東洋大学   6勝4敗
国士舘大学  5勝5敗
順天堂大学  5勝5敗
明星大学   5勝5敗
江戸川大学  4勝6敗
上武大学   4勝6敗
駒澤大学   3勝7敗
慶應義塾大学 3勝7敗
山梨学院大学 0勝10敗

----------------------------------------

【3部】帝京平成大学 池袋キャンパス
◆aコート

東京経済大学66(12-24,14-24,16-31,24-20)99國學院大學
明治学院大学69(9-18,16-26,13-26,31-17)87西武文理大学
立教大学73(10-13,19-11,24-18,20-17)59帝京平成大学

◆bコート
国際武道大学77(15-20,22-20,13-18,27-15)83桐蔭横浜大学
東京成徳大学95(13-15,28^17,31-17,23-11)60埼玉大学
埼玉工業大学88(21-26,16-16,24-18,27-18)78玉川大学

立教大学   7勝0敗
東京成徳大学 7勝0敗
埼玉工業大学 6勝1敗
桐蔭横浜大学 4勝3敗
玉川大学   4勝3敗
帝京平成大学 3勝4敗
西武文理大学 3勝4敗
国際武道大学 3勝4敗
國學院大學  2勝5敗
明治学院大学 2勝5敗
東京経済大学 1勝6敗
埼玉大学   0勝7敗

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:26  |  2019関東リーグ予定・結果  |  Top↑

2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビュー・#34中村浩陸(大東文化大・4年)

※プレイヤーズインタビューは、リーグ戦における注目プレイヤーを取り上げていくインタビューです。試合に関係なく、随時掲載します。

nakamura3_20190929014102757.jpg

考えた末に出した答えは“らしさ”の追求
自分だから表現できることでチームを支える決意


◆#34中村浩陸(大東文化大・4年・主将・PG)

リーグ第7戦を終えた時点で首位に立った大東文化大。初戦こそ落としたものの、第3戦では東海大を撃破。その後も堅実なディフェンスを武器にコツコツと白星を積み重ねている。浮上のきっかけは、初週にあった。

中村:初戦で青山学院大に負け、第2戦の早稲田大には勝ちましたが、出来は良くなかった。そこでもう少し何かを改善していかなければ、この先の戦いでいい勝負はできても勝てない、そうチーム内はもちろん、西尾監督とも話をしました。あのあと次の試合まで1週空いたので、2週間で何ができるのかを考えた結果、自分たちはやはりディフェンスのチームだということを再確認したんです。ディフェンスの強度を上げてやっていかないとこの先がないぞと、第3戦の東海大戦までの時間はディフェンスの強度を上げて練習していきました。その結果、東海大にも勝ったし、ここまでの勝ちにつながっていると思います。

相手に80点、90点を取られたら、それ以上の点数を取る力は僕らにはありません。だからこそディフェンスで相手を50点、60点台に抑えることをベースとしてやっていこうとしています。

nakamura1_20190929014106265.jpg


元々ディフェンスの良さには定評のあった大東文化大だが、それは今年も継続している。また、これまで出場してきた選手に加え、4年生では昨年度まで出番のほとんどなかった#25高木がスタメンに入り、バックアップの#99増本もインサイドでチームに力を与えているのが印象深い。4年生がチームに力を与えているのだ。

中村:高木は本当に今年からのプレイヤーです。ここまでAとBを行き来している状況でしたが、最後の年だけに彼なりに思うものがあると思うし、それをコートで表現してくれています。4番ポジションの中では187cmと小さい方で線もそんなに太くないですが、リバウンドを献身的に取ってくれるし、外角シュートの成功率も高い。チームにもいい影響を与えてくれています。僕もそうだし他のメンバーも彼がいるので結構気持ちよくシュートを打てている部分はあります。増本もアビブが怪我の間、モッチの控えとして大きな留学生相手でも体を張ってやってくれて、ありがたいです。


今年主将としてチームを率いる中村は、昨年まで熊谷 航(現Bリーグ三河)のバックアップとして経験を積んできた。西尾監督によれば春先こそ好調だったが、その後は調子を落とした。トーナメント、その後メンバーに入った李相佰杯では思ったようなパフォーマンスが発揮できたとは言い難い。ただ、リーグでは東海大戦に勝利したあとは本来の彼らしいアグレッシブなプレーが戻ってきている。春と秋では身体面、そして内面にも大きな変化があるようだ。

中村:春は好調だった時期に肩の怪我をしてしまって、最初は不安や怖さがありました。代表はいい経験でしたがもっとやれたという悔しさもあります。そのあとリーグに入る前もあまり調子が上がってきていなかったんですが、それが初戦の青学戦にも影響してしまいました。気持ちの面で多少焦りがあったのかもしれないです。自分がキャプテンでガードをやっていて、チームが悪いときになんとかしなければ、という気持ちが強くて、逆によくないプレーにつながってしまったと考えられます。

ただ、やらなくてはいけないのは自分だということはわかっているので、そのメンタルは常に持っています。でもリーグが進むにつれ、みんなを信じてシューターにいいパスを配球したり、また一方でモッチと自分のツーメンサイドで崩すということも意識したり、春先に比べたら気持ちの余裕も出てきたし、自分だけがやらなくてもいいんだと思えるようになってきました。本当に大事なときはボールが回ってくると思っているので、そのときに自分の力を100%出せればいい、そう考えられるようになってきたんです。

nakamura5_20190929014100bb5.jpg


中村ともう一人、チームになくてはならない存在である大きな存在がモッチだ。昨年までは熊谷という圧倒的な司令塔がモッチをコントロールしてきたが、今年は中村とどんなパートナーシップを築いているのだろうか。また、熊谷が去ったあと、中村はどう自律してきたのか。

中村:入学した当初、モッチは僕に対して信用も信頼も何もなかっただろうし、意見を言っても聞いてくれなかったと思います。悩みもしましたが、少しずつ、自分が小さなことでも結果を残してやれることを見せ、また積極的にモッチとコミュニケーションを取るようにしてきました。そのおかげで信頼関係もできてきて、そこでさらにグッと自分から距離を詰めるようにして今に至ります。今は向こうからもどんどんバスケットの話をしてくるし、自分もこうして欲しいと言い合える仲になりました。同学年だし、いい関係を築けていると思います。

ガードとしては航さんが卒業して、最初は不安でした。いてくれたらものすごく安心できるプレイヤーだし、ああなりたいなとも思ったし、またならなくてはいけないとも思っていました。でも自分は航さんじゃない。僕は彼になるのではなく、僕らしさを出すことが大事なのでは、ということに途中で気づいたんです。では自分らしさとは一体何なのかと考えたら、声で盛り上げたり、チームが落ち込んでいるときはハドルを組んだり、みんなを鼓舞し続けるところだと思うんです。それを試合中でも練習中でもやっていかなくてはいかないと考え、意識し続けています。だから自分が航さんの穴を埋めるようとかそんなことではなく、僕が自分らしさでこのチームを作っていこうと考えています。

nakamura2_20190929014106d36.jpg


中村自身が自分らしさを見つめ直し、メンバーが意識して努力と修正を重ね、チームは着実に成長している。しかし理想はまだまだ先であり、リーグ戦の行方もわからない。

中村:チームとしては最初とはぜんぜん変わりました。でもまだ突き詰められる部分もたくさんあるし、課題を改善していけばもっと楽な試合展開になるし、ベンチメンバーを含めてチーム全員で戦えるようになるはず。だからそこを目指してここからもっと高めていきたいです。

(2019.9.18インタビュー)


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  10:26  |  2019リーグ1部  |  Top↑

2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#3北村孝太(中央大・1年)

※プレイヤーズインタビューは、リーグ戦における注目プレイヤーを取り上げていくインタビューです。試合に関係なく、随時掲載します。

kitamura2.jpg


チームを代表して試合に出ている責任を果たし
若い自分たちがチームの起爆剤になりたい


◆#3北村孝太(中央大・1年・PG・東海大諏訪)


中央大は開幕2連勝を飾り、いいリーグのスタートを切ったあとも連勝を伸ばし続けている。1年生ながら長時間のプレータイムを得ている北村は、2戦目以降はスターターとしても起用され、存在感があるプレーは必見だ。

北村:チームは昨年1部から降格して、2部で戦うことになりました。1年生の自分にとっては初めてのリーグ戦で、難しい戦いになると思っています。入りの2戦は特に今後につながると思いました。勝ち方というよりは、2勝するということに意識を置いていましたが、結果として達成することができて良かったと思っています。

学年関係なく、チームを代表してベンチに入り、試合に出ています。チームの代表という責任があり、試合に出たら司令塔としてチームをまとめ、どう引っ張るかを常に考えてプレーをしています。とはいえ、自分の中ではまだまだ満足はできていません。もっと周りを活かすプレーや自分の得意とするスピード、強い気持ちで1対1の勝負をかけたいです。持ち味を出しつつ、ガードとして最後は冷静な判断が求められると思います。自分の出来を採点すると、点数では今の時点では60、50点くらいですね。

kitamura1.jpg


今年の中央大は北村のほかにも多くの下級生が試合に出場し、のびのびとしたプレーを見せているのも大きな特徴。また、運動量が多く、40分間アグレッシブにプレーし続ける中央大らしいディフェンスも継続しており、相手を苦しめてもいる。

北村:下級生が出る場面が多いですが、コーチも信頼をしてくれていると思います。若いというところで起爆剤の役割を果たし、それによってチーム全体が底上げされればそれが一番。そして自分たちが競争心をむき出しにしていることで、練習中も試合中もいい勢いを与えられていられればと思います。ただ、下級生である僕たちがおごってプレーをするのは違うと思っていて、そうならないように意識していますが、このチームでは上級生、下級生それぞれが互いを尊重しつつ、いい関係を保つことができていると思います。

今年は選手層が厚いので、常にリフレッシュした状態でみんながプレーできているのもいいところです。中央大の持ち味はやはりディフェンス。前からハードにディフェンスをすることは疲れますが、コートに立つ人数を増やせば、みんな体力のある状態でいいパフォーマンスができます。自分たちのチームには留学生はいないので、スピードやチームの横のつながりが大事です。相手が大きくてもチームで守ることができるのが、うちの強みだと思います。また、ルーズボールや球際、リバウンドなど地味ですが勝利を呼び込むプレーってあるじゃないですか。そうした一つひとつのプレーでチームに流れを引き込むことはできると思ってやろうとしています。

kitamura4.jpg


初のリーグ戦とは思えない、落ち着いたプレーぶりが彼の魅力でもある。その冷静さは一体どこから来ているのだろうか?

北村:日頃から落ち着いた判断ができないと、試合中に崩れてしまうと思っています。特にガードが焦ってはダメです。試合を客観的に見て、外から試合を見る感じを意識しています。高校の時から、1、2番をやってきて、その経験は大きいのかな。


日頃からガードとしての視点を養うことがその落ち着きにつながっている。リーグ戦は長い。何を心がけて過ごしていくのか。

北村:2カ月は本当に長いし、まず怪我をしないことが大切だと思います。気をつけつつ、ゲームを通して課題はたくさん出てくるでしょうから、しっかり修正していきたいです。ゲームの中で解決できればいいのですが、できないこともあります。次の週につなげるためには、チーム内のコミュニケーションは最も大切だし、ガードである自分を中心に、スタメンの5人だけでなく全体で話していきたいです。リーグ戦を通して、総力が上がれば必ず1部に上がれると思います。試合だけではなく、試合後の練習も大切にしてこの2カ月を過ごしていきたいです。

kitamura3_2.jpg

(2019.8.25インタビュー)


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  09:30  |  2019リーグ2部/その他  |  Top↑
 | BLOGTOP |