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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】5/5 決勝 筑波大VS白鴎大

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1Qで立て直した白鴎大が後半はリードし
チーム初、そして新時代最初のチャンピオンに輝く

 平成から令和へ時代をまたがって開催された今年のトーナメント。決勝は一昨年と同じ筑波大白鴎大の顔合わせとなった。前回は馬場雄大(現Bリーグ東京)が筑波大でプレーした最後の試合であり、また白鴎大はノーシードの一回戦から勝ち上がり、他チームよりも数多く試合をこなした上での決勝だった。前回は白鴎大がダブルスコアで苦い思いをしたが、2年を経たチームは大きな成長を遂げて筑波大の4連覇を阻止にかかった。

190508nakagawa.jpg 立ち上がりは筑波大のシュートが次々に決まり開始3分で12-4。「やって欲しいのとは違う守り方」(網野監督)と、ディフェンスで後手に回った白鴎大は早々にタイムアウトで修正。しかしその後は#75シェッハ(4年・C)のシュートを皮切りに速攻など早い展開も続いて残り4分で同点にすると、一進一退。18-16で1Qを終える。2Q、白鴎大は1Q終盤からのセカンドメンバー主体の構成で継続するが、この選手たちが躍動する。#77前田(4年・F)のジャンパーで同点にすると#23荒谷(3年・PF)が速攻に走って逆転。すかさずゾーンプレスを仕掛ける。これに筑波大はミスが続いてしまい、約5分ほど得点が止まってしまった。白鴎大は#0関屋(1年・SG・飛龍)や#3板橋(3年・PG)らの活躍もあってリードを広げ、28-37と9点のリードで前半を終了。筑波大はこのQ10点に終わってしまった。

 3Q、筑波大はゾーンを展開。白鴎大はやや打たされる格好で得点が鈍りがちだが、対する筑波大もファウルが続き思うようなオフェンスが展開できない。両者攻めあぐねる中、筑波大は#88牧(4年・PG)の連続得点で差を一桁に戻すが、すぐさまタイムアウトで流れを切った白鴎大は#24星野(4年・PF)のミドルシュート、#32三浦(4年・SG)の速攻からのバスケットカウントで再び10点以上の差に広げる。筑波大は#75井上(2年・C)がアンスポーツマンライクファウルを取られるなど流れを持って来られないが、ここで#11増田(4年・PF)が奮闘。多彩な動きで得点を重ねると、41-50と9点差で4Qへ入った。

190508masuda.jpg 4Qの頭、白鴎大は再び控えを主体にした時間帯となるが、#25角田(2年・SG)の3Pが決まる幸先の良い立ち上がり。ゾーンを継続するオフェンスでは筑波大は#11増田のほか、#15森下(4年・C)もゴール下で粘ってファウルを獲得し、この2人で得点を詰めて残り5分に3点差とした。しかしその次のプレーで#11増田のドライブがチャージングになってしまうと、流れが途切れる。とはいえ、白鴎大も#75シェッハのファウルが続き、アウトサイドもリングに弾かれていく。一方の筑波大も#88牧や#8菅原(3年・PG)の外が入らない。膠着状態のまま白鴎大4点リードで試合は残り1分を迎える。白鴎大は#77前田がドライブを仕掛けて難しい体勢から決めきると、残り時間は48.7秒で58-64。筑波大はなるべく時間の進行を止めたいが、ディフェンスでの妨げはリスクが大きく、アンスポーツマンライクファウルを吹かれるなどして挽回できないまま、58-66でタイムアップ。白鴎大が一昨年の借りを返し、チーム初の、そして令和最初の王者という栄冠に輝いた。

 白鴎大は1Q途中から終始ペースを握り、全員バスケが光った。リバウンドではサイズのある筑波大に対して12本の差をつけたが、全員に分散しており、ディフェンス力が目立った。終盤こそアウトサイドの確率が落ちてきたが、得点も全員がバランスよく加点。さらにエース前田が大事な1本を決めきる強さを見せ、控えの躍動もチームに勢いをつけた。

 筑波大は大きく離されこそしなかったが、自分たちのリズムを作れないまま40分が経過してしまった。キーマンの一人である山口のところで得点できなかったことと、何度かあったチャンスにファウルで良い流れが切れたのも惜しまれる。4連覇の夢は絶たれたが、6年連続決勝進出を果たしている筑波大は現在の大学界のトップチームの一つであり、安定度は群を抜いている。メンバーも昨年とほぼ変わりないだけに秋以降の結果で強さを証明して欲しい。

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◆網野友雄監督(白鴎大
190508amino.jpg「出だしは求めているものとは全く違うディフェンスをしたので、そこで一気に持っていかれてしまった。ただ、タイムアウト明けには確認したことをしっかりやってくれたので、1Qのうちに追いつけたのが一番大きかった。ゾーンにはまったときは荒谷(怪我で途中退場)がいなかったのは少し痛かったが、相手が長くゾーンをやってくれたので逆に慣れていくことができた。今大会は東海大に勝ってから、チャレンジャーではなく優勝に向かう、というマインドになった。『掴みにいかないと何も取れないよ』、という話はしていた。失うものは何もないので思い切って行けと伝えた。

今年のチームは粘り強さが出てきたと思う。今回は序盤の国士舘大戦からだが、東海大戦もすごく苦しいゲームで、そこに耐えられた。そこに4年はもちろん、今回はベンチスタートの板橋、関屋、角田は本当に頑張ってくれた。練習中から良かったので思い切って使ってみようという気にさせてくれたし、彼らの得点でより盛り上がった。秋はオフェンスのバリエーションを増やすというところをやっていきたい。もっとリズムいいオフェンスを展開しなければいけない。トランジションは武器なのでハーフコートに入ったときのオフェンスがうまくできればと思う」

写真上:強いメンタリティを持つ主将の中川がチームを引っ張った。
写真下:筑波大は増田が22得点。難しいシュートも次々に決めた。

※白鴎大・星野選手、三浦選手、シェッハ選手、前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】5/5 3位決定戦 大東文化大VS専修大

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終始ディフェンスで粘った大東文化大が3位
専修大は追い上げるも最後はシュートが入らず


190505 abibu 大東文化大専修大による3位決定戦は、序盤のロースコアの展開から先に大東大が抜け出す。#25高木(4年・SF)が点を稼ぎ、リバウンドにも貢献。ディフェンスでは相手のセンター陣を囲み簡単にプレーさせない。専修大は#1山本(2年・F)の3Pから持ち直すが18-13と1Qは5点ビハインド。2Qの立ち上がりは大東大の#34中村(4年・PG)がドリブルで見せ、#99増本(4年・PF)が3Pを決める。厳しいディフェンスも継続し、専修大は得点が止まってしまうが、早めのタイムアウト後#30アブ(4年・C)の高さを活かし、点差を一桁に戻した。両チーム点を取っては取り返す時間が続くが、大東大の9点リードの37-28で前半を折り返した。

 3Q、専修大は#12西野(3年・F)と#30アブを中心に得点し、前からディフェンスをしかけミスを誘う。大東大はファウルが続くも、チームディフェンスの徹底で我慢し、オフェンスでは#13小谷(4年・PG)のミドルが光る。専修大は#46寺澤(2年・F)がオフェスリバウンドからシュートで得点し、ブザー直前に#30アブがバスケットカウントを決め、55-50と5点差に迫って4Qへ。すると専修大は#46寺澤のシュートを皮切りに連続得点。開始1分で同点に追いつくと、終盤まで1点を争う展開に。専修大は#12西野、#30アブで得点し、大東大はディフェンスで粘り、#39アビブ(2年・C)がオフェンスリバウンドで奮闘。勝負は残り1分までわからない展開となるが、こぼれ球を#39アビブが拾いゴール下、#34中村のドライブが決まると5点リード。残り30秒、専修大はタイムアウト後のオフェンスでシュートが入らず、残り時間でファウルを受けた大東大がフリースローを決めきり、69-60で3位の座に就いた。

190505sigetomis.jpg 専修大は4Qに得点力を見せたが、大東文化大のディフェンス力に終始苦しんだ。「高さのアドバンテージを気にしすぎた」とPGの安部は振り返る。大東文化大は飴谷とモッチが怪我で欠場の中での最終戦だった。高さでは劣るが、終始ディフェンスを徹底し、粘りのバスケットで3位をもぎ取った。中村を筆頭に高木、増本、小谷と4年生の頑張りは特に目立ち、チームを支えた。

写真上:モッチが欠場の中、終盤の大事な場面でオフェンスリバウンドやルーズボールに奮闘した大東文化大・アビブ。
写真下:多彩な選手が揃う専修大は、ガードポジションでは重富周希も見事なボール捌きでオフェンスを組み立てた。

※大東文化大・中村選手、専修大・安部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  23:50  |  2019トーナメント  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】5/5 5位決定戦 日本体育大VS東海大

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日本体育大が終盤に勢いを切らさず逆転勝利で5位
東海大は内外のディフェンスで止めきれず6位


 4位以下の最高位を目指す5位決定戦。短い時間でオフェンスを完結する日本体育大と、昨年の覇者として注目が集まった東海大の戦いは、両チーム合わせて24本の3Pが乱舞するハイスコアリングゲームとなった。

190505tuya.jpg 立ち上がりから東海大は#28津屋(3年・SF)が連続3Pを沈めると、日体大も応酬。#3大浦(4年・PG)、#28井手(2年・PG)の3Pが続く。しかしなおも東海大は#22笹倉(4年・G)、#28津屋のスリーにゴール下へ#86八村(2年・C)へのパスが連続で通り続けて#22笹倉、#11大倉颯太(2年・G)の3Pも決まると10点以上のリードに。これで差がつくかと思いきや、日体大は#50バム(2年・C)、#24土居(3年・SG)の3Pが決まり、互いに譲らないまま27-32。1Qだけで合計10本の3Pが決まる、ハイスコアな立ち上がりとなった。2Q、開始2分で#28井手2本目の3Pが決まると日体大が同点に追いつく。このQはセンターを#21クリスティン(1年・C・東山)にするが、そこで速攻、バスケットカウントを獲得し、さらに#24土居の3Pが決まると一気に日体大がリード。しかし東海大も慌てず#86八村で得点すると終盤には#28津屋の3Pがまたも連続して炸裂し、#0寺嶋(4年・PG)のシュートで45-52と東海大リードで前半終了。

190505ooura.jpg 3Qになっても両者の3P確率は下がらない。インサイドでも決め合い譲らないまま、65-71と点差が縮まらないで4Qへ入り、ここでゲームが動く。日体大は#21クリスティンのオフェンスリバウンド、バスケットカウントなどで追い上げ、#3大浦のシュートで同点に。すかさず東海大も#86八村の3Pが決まって再逆転するが#3大浦が3Pで返すと再び同点にし、譲らないままゲームは終盤へと入っていく。そして、終盤に流れを掴んだのは日体大。残り2分、#3大浦がバスケットカウントを奪い1点のリード。ここから東海大はややオフェンスに焦りが見えてくる。日体大は足を止めず東海大のターンオーバーから速い展開で畳み掛け、さらにはリバウンドも#21クリスティンが支配して3点のリード。1分を切って東海大は残り2度のタイムアウトを使ってオフェンスを組み立てようとするも、形にならない。89-86と日体大が逆転で6位の座を獲得した。

 シュートが決まったことでハイスコア展開となったが、これは日体大のペースにほかならず、陸川監督もそれを認めた。日体大は「前の試合で調子が良かった」(藤田監督)というクリスティンを多めに起用したが、これが当たった。走り続け、攻め続けた大浦を起点に持ち味を存分に出しての見事な勝利となった。

 東海大は今大会直前に怪我人が続き、大会中に西田も負傷してしまった。ただ、代わってスタメンに入った津屋が最終日は3P6本、20点の活躍を見せたのは一つの収穫でもある。春は代表合宿や特別指定選手の不在、怪我があってチーム固めに使えた時間は短い。次は秋シーズンとなるが、ここで王者らしい力を見せてもらいたい。

写真上:最終戦では高確率の3Pを次々に沈めた東海大・津屋。
写真下:今季は司令塔の役割も兼任してプレーする大浦。最後まで運動量が落ちず、攻め続ける姿勢で相手の勢いをそいでいく。

※日本体育大・井手選手、東海大・寺嶋選手、平岩選手、大倉颯太選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】5/5 7位決定戦 日本大VS拓殖大

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拓殖大が終始点を積み重ねて7位を勝ち取る
日本大はリズムをつかめず8位


190505 tairayouta 7位決定戦、日本大拓殖大はともに得点力に定評があるチームだが、1Qは拓殖大が速いテンポで攻めてリードを得た。立ち上がりから快調に得点する拓殖大は#24荒川(4年・G)が3Pのバスケットカウントを沈めるなどしてベンチを沸かせ、リズムを保つ。日本大は#10杉本(3年・SG)を中心に点を取るも、ディフェンスの戻りが遅く速攻を出されてしまうと16-23で追う展開に。2Q、拓殖大は#99多田(4年・F)が好調で3Pを連発する。#13森田(1年・C・奈良育英)はゴール下で献身的にプレーし、ルーキーらしい頑張りを見せる。日本大は#22飯尾(1年・SG・洛南)のシュート、#0シェイク(3年・C)がリバウンドでしのぐが、拓殖大のシュートが当たり42-34で後半へ。

 3Qも拓殖大のペース。外角のシュートが当たり、スティールで速攻を連発すると一気に点差をつけて引き離していく。日本大は#10杉本、#13駒沢(3年・SF)が攻め込むも、50-67と拓殖大17点リードで4Qへ。その4Q序盤、日本大は#22飯尾が走りテンポアップ。出遅れたと見えた拓殖大だが、#58平良(4年・G)が献身的にプレーし、#99多田が気持ちよくシュートを打って得点を量産。この日3P7本を含む29点の活躍を見せる。全体的にシュートが好調だった拓殖大がハイスコアで流れを渡さないまま、70-87で7位、日本大は8位で大会を終えた。

190505sugimoto.jpg 拓殖大は昨シーズン途中から選手のタイムシェアが進んでいる。それぞれ出場した選手が役割を果たした大会だったが、得点力のある多田や荒川、リバウンドランキングでも上位に食い込んだ杉野らの持ち味が出るとさらに勢いを増す。日本大は昨年とは大きく変わらない陣容だが、バックアップはまだ試合経験が少ない選手もおり、全体的な底上げも期待したい。

写真上:多彩な技を見せた平良陽汰。今大会はスタメンのPGとして活躍した。
写真下:日本大は内外自在にオフェンスを仕掛けていく杉本が大会を通じて奮闘。

※日本大・松脇選手、駒沢選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】最終結果

優勝  白鴎大学(初優勝)
準優勝 筑波大学
3位  大東文化大学
4位  専修大学
5位  日本体育大学
6位  東海大学
7位  拓殖大学
8位  日本大学

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優勝 白鴎大学


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準優勝 筑波大学



【個人賞】

■最優秀選手賞 前田怜緒(白鴎大学)
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■敢闘賞 増田啓介(筑波大学)
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■優秀選手賞
中村浩陸(大東文化大学)
山口颯斗(筑波大学)
中川 綸(白鴎大学)
ディオップ マム シェッハ イブラヒマ(白鴎大学)
アブ フィリップ(専修大学)
※写真左から
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■得点王 多田武史(拓殖大学) 89点
■3ポイント王 多田武史(拓殖大学)18点
■リバウンド王 シェイク ケイタ(日本大学) OFF17/DEF45/TOT62
■アシスト王 大浦颯太(日本体育大学) 18本
※写真左から
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2019.05.05 (Sun)

【2019トーナメント】5/5結果

水元総合スポーツセンター体育館

日本大学70(16-23,18-19,16-25,20-20)87拓殖大学(7位決定戦)
日本体育大学89(27-32,18-20,20-19,24-15)86東海大学(5位決定戦)
大東文化大学69(18-13,19-15,18-23,14-9)60専修大学(3位決定戦)
筑波大学58(18-16,10-21,13-13,17-18)66白鴎大学(決勝)


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2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 決勝 近畿大VS京都産業大

我慢を重ねた京産大が最終盤に逆転に成功
宿敵を下しシーズン最初のタイトルを勝ち取る


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 昨年の全関以来、関西の三大タイトルを最後まで争ってきた近畿大京都産業大。今年最初の優勝をかけた戦いも、この2チームによる顔合わせとなった。昨年は、僅差の戦いもあった中で、3つのタイトルを全て手にしたのは近畿大。しかしこの日は、その悔しさを晴らしたい京産大の集中力と気持ちの強さが、最終盤で発揮されるゲームとなった。

写真:優勝を決め、ベンチに戻った主将の大庭が感極まった。昨年跳ね返され続けた壁をようやく突破した。

190505PATRICK.jpg 立ち上がりから、近畿大はこの大会でもここまで盤石の#9パトリック(2年・C)のインサイドが際立つ。京産大も#23サンブ(2年・C)がやり返すが、その以外の得点が伸びず、単発さが否めないオフェンスに。さらに1Q終盤には#23サンブが苦しい2ファウル目。近畿大は、それとは対照的に得点面のバランスは欠くものの、#9パトリックが順調に得点を重ね、2Q立ち上がりには早くも2桁の点差に乗せた。これに対して京産大はゾーンディフェンスを敢行。#90北條(2年・PG)の3P、#14川口(4年・SG)のレイアップなどで離されずに追走する形となった。ゾーンに苦しみつつも得点を重ねていた近畿大だが、京産大タイムアウトが空けると停滞の時間帯に。京産大はこの間に#10上田(2年・SG)の速攻で4点差にまで挽回。しかし#23サンブが3ファウルとなって更に苦しくなる。近畿大は#24今村がドライブでファウルを貰いフリースローで無得点を脱すると、#9パトリックのゴール下、#36榎田(3年・PF)のジャンパーも出て、前半は37−31で折り返すこととなった。

 京産大#90北條のフローターでスタートした3Q。ここで京産大が一気に迫った。#38リンダー(4年・PF)も技ありの得点を決め、#24大庭(4年・SF)のゴール下も続き、最上級生の意地で、3分で同点に。しかし近畿大は動じない。#24今村の3Pで再度勝ち越すと、#33濱田(4年・PG)の速攻、#13渡辺(3年・SG)の合わせ、#9パトリックの豪快なダンクも出て、追いつかれてから4分間のうちに一気に11点リードとする。京産大も#23サンブがダンクを試みるが決めきれない。しかし、ここで思いがけずゲームが止まる。ダンクによるリング調整のため、レフェリータイムに。流れを手にした近畿大にしてみれば、やや水を差される格好になってしまった。調整の後、再開したゲームでペースを握ったのは京産大。#38リンダーのランニングショット、#23サンブのゴール下も出て食い下がり、このQ終えて7点差に戻した。

190505HOJYO.jpg 最後の10分間を迎え、近畿大は#9パトリック、#24今村が相次ぎ得点し、駄目押しにかかる。京産大も引かずに#23サンブの得点で返す。すると#10上田、#24大庭と大きな3Pが続き、ビハインドは3点に。近畿大はタイムアウトを取るが、直後にターンオーバーからの速攻で#90北條に決められ、じわりと苦しい状況に。逆に勢いに乗った京産大は、またも繰り出した速攻で#24大庭が決め遂に逆転に成功。直後にターンオーバーからの逆速攻で#9パトリックのダンクを許すが、ここでまたもリング調整に。京産大はこの2度目の「水入り」の間も集中を切らさず、再開早々に#10上田のフリースローで再逆転に成功。落としたシュートをも#23サンブが押し込み引き離しにかかる。昨年三冠の近畿大も慌てず、#36榎田のリバウンドシュート、#9パトリックのセカンドショットで3分21秒を残して再度リードに。直後に#23サンブが4つ目となり、俄かに盛り上がる。どちらに転ぶか分からない緊迫の状況下で、京産大は#90北條が自らレイアップを決める。「パトリックがサンブを意識しすぎていることが分かったので、僕や北條でドライブしていこうと狙っていた」とは#10上田の弁。反面近畿大は続くオフェンスでさすがの#9パトリックも決めきれず、京産大は時間を使いながら#38リンダーが落ち着いてレイアップを沈め残り1分42秒で3点リードに。近畿大は最後のタイムアウトを使うも、#90北條のシュートに対する#9パトリックのブロックはテンディングの判定となった。最後に#36榎田の3Pが決まるが、時すでに遅し。獲得したフリースローを着実に沈めた京産大が76−70で勝利し、全関では11年ぶり22回目となる優勝を決めた。

190505FINAL1.jpg 特に後半は、時間が経つにつれてリードが二転三転する緊迫の様相だったこの決勝戦。勝利した京産大は、逆転の場面での勢いはもちろん、それと同時に冷静さも光った。北條を中心に相手インサイドの隙をついたドライブが最後まで効果的に決まり、確実に得点していった。一方で、ディフェンスでは飛び道具とも言えるゾーンがある程度勝利に寄与した部分もある。この勝利を喜ぶ反面、大庭「今日勝ってもまだ近大には負け越している。もう一度やり返さないといけない」と気を引き締める。次の西日本インカレは、一歩上のレベルの力を示せるか。

 近畿大には、流れを掴んだかに見えた場面での2度の中断も不運だった側面はあるだろう。ただ、今大会は得点面で良くも悪くもパトリックの活躍が顕著。全関のみを見れば、昨年の準々決勝以降の総得点は266点に対して、今大会は265点とほぼ変わらない中、パトリック個人の総得点は、昨年の全関での58点から今大会は109点と大幅に増加。パトリックの力量がより際立つものとなった一方で、チームとしてのアウトサイドの確率は本来のものではなく、オフェンスはバランスを欠いてしまったとも言える。ゾーンに対するオフェンスは近年の課題であり、アウトサイドで苦しい状況で、パトリック以外の部分でいかにして攻め込んでいくか、次に向けての修正点が浮き彫りになった。

写真上:サンブを前にしてもスコアを順調に伸ばした近畿大・パトリック。
写真中:京産大は北條のプレーも際立ち、最終盤に逆転に成功。
写真下:試合を終え、サンブとパトリックが健闘を称えあった。

※京都産業大・大庭選手、リンダー選手、上田選手、近畿大・濱田選手、今村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:00  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 3位決定戦 大阪体育大VS関西学院大

関西学院大が一旦は追いつくも
大阪体育大がこれを振り切り3位


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 ともに準決勝では良い場面も見せながら敗れた大阪体育大関西学院大。勝って大会を終えたい両者が、3位決定戦に登場した。

写真:バスケットカウントを獲得し、笑顔の藤本。年々頼もしさを増している。

190505IKEDA.jpg 大会を通じて好調の大阪体育大#9藤本(3年・PG)。ミドルシュートでオフェンスの口火を着ると、この日は#6ウィリアム(2年・SF)、#11池田(3年・SF)も好調で、バランス良く得点を伸ばす。関西学院大は、立ち上がりは出遅れ。#7横川(3年・SG)、#50坂本拓馬(4年・SF)の3Pが出るが、単発さは拭えない。それでも2Qになると、こちらも今大会好調の#50坂本拓馬の3Pが2連続で決まり、関西学院大にもエンジンがかかり始める。2Q4分過ぎ、#13古家(4年・PG)のジャンプシュートが決まって同点となった。ここからは、お互いにファウルも込んでしまいフリースローを決め合う膠着状態に。36−35と、関西学院大が僅かにリードして前半が終わった。

 3Qになっても、しばらくは拮抗したこの試合。流れが変わったのは、大阪体育大#20山田(4年・SG)のバスケットカウント。#6ウィリアムがゴール下で得点を続け、大阪体育大が抜け出した。関西学院大はタイムアウトで修正を図るが、波に乗る大阪体育大の勢いは止まらず、#10大橋(4年・PF)の得点も出てベンチも応援席も沸く。#11小西聖也(2年・PG)が意地の得点を続けるが、関西学院大のビハインドはこのQ終了時点で13点となってしまった。4Qも大阪体育大のペースが続き、#20山田の3点プレー、#11池田の速攻などで4分過ぎに20点近いリードを得た。関西学院大は、#13古家が意地の3P、#50坂本拓馬もバスケットカウントを得て猛追するが、劣勢を覆すまでにはさすがに至らず。83−75で大阪体育大が3位決定戦を制した。

190505YOKOKAWA.jpg 藤本、山田の両輪が安定感を見せた大阪体育大は、今年もこの全関ではベスト4入りとなった。インサイドは近畿大や京産大に比べれば劣るが、この日は意図的にそこを使いながらオフェンスを構築。バランス良く得点を伸ばし続け、後半一気に引き離した。まずまずの内容の3位ではあったが、一方でこのチームの課題は秋の戦績。一昨年はギリギリでインカレ出場を果たしたが、それ以外は満足のいく結果をリーグ戦では残せていない。今年こそは、ここから更に上の結果を示せるか。

 関西学院大は、4位こそ確保したが最後の2試合で連敗。決して悪い内容ではなかったものの、上位陣との細かい部分での力量差を突きつけられた感は強く、主将の古家も悔しい顔。一方オフェンス面では坂本拓馬が一貫してシュートが好調で、卒業した中野の穴を感じさせない活躍だった。今後はマークが集中することも予想されるだけに、他のメンバーの力を試される場面が増えていくだろう。

写真上:積極性を示した大阪体育大・池田はチームハイの22得点をマークした。
写真下:関西学院大は横川らが好調にアウトサイドを射抜き、中野が抜けた穴を感じさせなかった。

※大阪体育大・山田選手、関西学院大・古家選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 5位決定戦 関西大VS天理大

狙い通りのゲーム運びで天理大に軍配
関西大は終始ビハインドを強いられる


 準々決勝では敗れたが、前日の順位決定戦では見事に切り替え勝利した関西大天理大。この先のチームの成長のためにも勝って大会を終えたい両者が、5位の座を争った。

190505SASAKI.jpg ここまでの2試合では狙い通りにロースコアゲームを演じ続けている天理大。この日も立ち上がりから相手の関西大を苦しめた。#24佐々木(4年・PG)のドライブ、#28二見(2年・PF)のバスケットカウント、#58川真田(3年・C)のツースローなどで早々にリードを得る。関西大は天理大の好ディフェンスもあって単発な得点が続き、速攻に行った#17菅原(3年・PF)も#24佐々木のブロックに遭うなど波に乗れない状態が続く。2Qになると天理大は立て続けにファウルを犯し、さすがに序盤の勢いはなくなる。関西大はスローテンポに付き合わせられながらも、#41下田(2年・SG)のミドルシュートや#0足立(4年・PG)のドライブも出て追撃体制に。だが天理大は、#68高松(3年・SF)に3Pが出てリードを渡さない。最後は#3藤澤(3年・PG)のブザービーターとなる3Pも決まり、9点のアドバンテージを得てハーフタイムに入った。

 後半も天理大のスローテンポが続く。関西大は#45西村(1年・SG・草津東)の3Pなどで迫るが、リードの天理大は慌てず、その都度#24佐々木が決め、相手に尻尾を掴ませない老獪な試合運びを続ける。4Qに入ると、関西大は#28中谷(4年・SG)の速攻、3Pの甲斐あって、ようやく4点差に戻すことに成功。逆転がちらつき始める。するとここで天理大は#68高松が奮起。こぼれ球を押し込み、速攻も決める。さらには#3藤澤から#24佐々木への合わせも綺麗に決まり、残り3分半で大きな10点差となった。関西大はそれでも粘り、#17菅原のゴール下や#0足立の3Pで再び接近するが、さすがに時間が足りず。57−51で勝利した天理大が、5位の座を掴んだ。

190505AKIOKA.jpg 昨年は2部での戦いを余儀なくされた天理大にとっては、この全関は自らの立ち位置を知る上でも貴重な戦いとなっただろう。どの相手でも本来のロースコアゲームに引きずり込み、2勝ができたのは大きな収穫と言える。しかし主将の藤林は細かい部分を詰めていく必要があると気を引き締める。この経験を、復活の足がかりとしていきたい。

 フレッシュなメンバーも起用しながらの戦いとなった関西大。これまで試合経験の少なかったベンチメンバーも、スタート起用の選手と遜色のないプレーを見せていた。西日本インカレは、昨年はベスト4にまで到達した舞台。準決勝でも近畿大相手にあわやという戦いぶりだった。今年も上位に食い込み、リーグ戦につなげたい。

写真上:1年間の短期留学期間があり、今年も登録している天理大・佐々木はさすがのプレーを続けている。大阪学院大・吉井と同様、Bリーグで貴重な経験を積んだ。
写真下:若い選手の台頭が目立った関西大。上級生となった秋岡にも、経験の少ないメンバーを鼓舞していくことが求められる。

※天理大・藤林選手、関西大・足立選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 7位決定戦 大阪学院大VS流通科学大

流通科学大の奮起で前半は競り合いも
徐々に引き離した大阪学院大が制す


 全関最終日、最初のゲームとなったのは、大阪学院大流通科学大による7位決定戦となった。

190505YOSHII.jpg 高さの部分ではどうしても不利を強いられ、準々決勝以降はなかなか良いリズムに乗れない流通科学大。この日も#71小川(2年・SF)を中心とした相手オフェンスを止めきれないが、一方でアウトサイドのシュートが好調。ルーキーの#18永本(1年・PG・西海学園)が1Qだけで3本の3Pを決める。これに触発されたか、#14松屋(4年・PG)もバスケットカウントを獲得すると、ここまで得点面で伸び悩んでいた#9諏訪(4年・SF)にも3Pが出て、互角の展開が続く。2Qになると大阪学院大も本領発揮。#0工藤(4年・PF)、#8吉井(3年・SF)、#71小川ら、バランス良く得点を決めていき、じわりとリードを拡大する。しかし流通科学大も切れず、要所で#0木川(2年・C)が得点しチームに喝を入れる。1Q同様#18永本も外のシュートを決めていき、ハイペースの前半は47−43と大阪学院大の4点リードで終了。

 3Q、再度大阪学院大がリズムを掌握。#71小川が得点を続け、#9儀間(2年・PG)もバスケットカウントを獲得。前半はここから相手に詰め寄られたが、#14安田(3年・SF)のバスケットカウント、#8吉井も確実にペイント内で得点し、引き離しに成功。流通科学大も#14松屋が積極的にシュートを沈めるが、この時間帯は他の選手の得点が止まってしまった。このQで18点リードとした大阪学院大は、これで優勢の構図を確定させた。最後はベンチメンバーも起用し、94−72で勝利。昨年に続いて7位となった。

190505SUWA.jpg 双方とも、昨年と同じ最終順位となった今大会。ともに主力が卒業し、ポジションによっては布陣の固まっていない部分もあり、これから完成度を高めていく段階となるが、高さに勝る大阪学院大が押し切った格好となった。ここ最近は、リーグ戦の結果ギリギリでのインカレ出場となるケースもあり、秋はやや苦しむ傾向にある。それだけに、まずは布陣を固めていきたい。一方ベスト8には食い込んだものの、流通科学大には厳しい全関だった。しかし、この日は苦しんだ前日、前々日とは打って変わって、前半は好内容だった。サイズの部分ではこの先も簡単ではないだろう。だが全員でリバウンドに飛び込んでいく姿勢を示し、ジャンプアップを狙っていきたい。

写真上:Bリーグで大きな経験を積んだ大阪学院大・吉井。この先のシーズンでは更なる存在感を示して欲しい。
写真下:諏訪が本来の役割を見せた流通科学大。チームの浮沈を左右するプレーヤーの一人だ。

※大阪学院大・工藤選手、流通科学大・松屋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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