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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2018.10.20 (Sat)

【2018リーグ1部】10/20レポート

専修大が首位の大東文化大をワンゴール差で撃破
中央大は劇的勝利を収め下位争いも混戦


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 1部リーグ第17戦は専修大学と明治大学の2会場で開催となった。いまだ順位は暫定で上位も下位も争いは熾烈だ。この日は専修大が接戦の末に大東文化大を下し、大東文化大は3敗目。暫定ながら東海大が首位に立った。また、中央大がブザービーターで早稲田大に勝利し、再び9位に浮上した。

 また、明治大学会場では筑波大、日本大が勝利した。

写真:専修大が接戦の末に大東文化大に勝利。


白鴎大・拓殖大は後半に失速
青山学院大・東海大の上位が確実に勝ち星を増やす


181020noumi.jpg 白鴎大青山学院大の試合は1Qから競り合いになった。前半は互角の両者。3Qも互いに点を取り合うが、青学大は#21能見(3年・PG)、#13前田(4年・SF)、白鴎大は#75シェッハ(3年・C)の高さが生きる。終盤ゾーンを敷いた青学大がやや優位に立ち58―52で4Qへ入ると、#21能見の3P、#31戸田貫太(4年・SF)のバスケットカウントで開始1分、青学大が10点リード。ディフェンスも激しくなる。白鴎大はここでついた10数点の差を盛り返せず。一方の青学大は得点を重ねて差を広げると85―62で試合終了。

181020miyakoshi.jpg 東海大拓殖大と対戦は拓殖大が奮闘し、後半まで譲らぬ展開になった。1Qから拓殖大は#24荒川(3年・G)らスコアラーが好調。東海大はインサイドの#86八村(1年・C・明成)をはじめまんべんなく得点に絡む。拓殖大は#9小室(3年・SG)、#99多田(3年・SG)の3Pも高確率。接戦から2Qに入ると#0山梨(4年・PG)もバスケットカウントの3Pを入れる4点プレーを見せ、リバウンドやディフェンスも粘って差を広げていく。拓殖大は最大9点リードに成功するが、東海大もディフェンスから粘り、#86八村のゴール下の得点も続いて追い上げ、前半は40―44拓殖大リード。

 後半の立ち上がり、東海大は#19西田(2年・SG)の3Pで迫るとここから僅差の戦いに。東海大は#25平岩(3年・C)の3Pで同点にするが、拓殖大も#99多田の3Pで逃げる。取ったら取り返すゲームは、東海大がインサイドでは#25平岩や#86八村、外からは#19西田のシュートが決まると得点で先行。拓殖大はインサイド陣のファウルが込んでくるが、#34宮越(4年・PF)のオフェンスリバウンドも良く、3Pも決まると#0山梨が攻撃のきっかけを作っていく。#9小室の3本目の3Pも入って粘るが、チームファウルが5を越え、フリースローを多く獲得した東海大が最後に速攻も出して74―68と6点のリードで4Qへ。すると東海大のディフェンスが激しくなり、拓殖大は簡単にボール運びができなくなり、シュートもタフショットに。それでも3Pで点差を詰める拓殖大だが、東海大は内外安定。最後は95―83で逃げ切った。

写真上:青学大は納見が得点を取っていく。
写真下:拓殖大は宮越がディフェンス・オフェンスとも踏ん張るがインサイドでのファウルが込むと厳しくなった。


【PICK UP1】
最後は中村の劇的3Pで幕
中央大が5勝目をあげる


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181020higo.jpg 早稲田大は前節で負傷した#27濱田(4年・F)が欠場。中央大は#86青木(2年・C)が好調で3P、バスケットカウントでリズムを作ると速攻も続く。早稲田大は一気に10点差にされるが次第に落ち着くと追い上げ開始。しかし中央大のアグレッシブなディフェンスに阻まれて決めきれないシュートが続き、25-15の中央大リードで1Q終了。2Q、依然ペースは中央大。高い位置からのディフェンスやアタックし続ける姿勢で勢いを切らさない。早稲田大はファウルが続いて思うような展開にできない我慢の時間もあったが、#15森定(4年・G)が起点になって早い展開から地道に返し、残り1分で1点差に。中央大は最後のオフェンスで#12樋口(2年・SG)の3Pが決まり、40―44で前半終了。

181020kuwata.jpg 後半の立ち上がり、3Qは中央大が5分間無得点の時間帯があるものの、早稲田大も突き放せず57―54と早稲田大リードで4Qへ入る。すると早稲田大はファウルトラブルもあって控えメンバーがコートにいる時間が長くなる。中央大はここで#2大﨑(3年・PF)の活躍で逆転。わずかにリードを奪う。早稲田大は残り7分に#15森定、#7宮本(1年・C・桐光学園)ら主力をコートに戻すが、早々にチームファウルも5となりギリギリの状態で1点を争う展開が続いた。試合時間残り1:17、#86青木がファウルを得てフリースロー獲得すると中央大は同点68―68に持ち込む。早稲田大は残り5秒、#39桑田(3年・F)のフリースローで2点のリードに成功するが、中央大最後の攻撃は、#28鶴巻(4年・SF)がドライブをしかけて外にパスをさばいた。0度で待ち構えていたフリーの#13中村(4年・PG)はブザーとともに3Pを沈め、70-71。中央大が劇的勝利を飾った。

 早稲田大はこの日、機動力の高い中央大に対して序盤からファウルに悩まされた。対する中央大は最後の攻撃が見事にハマり、貴重な5勝目となった。

写真上:中央大は肥後も奮闘し、10得点。出番を分け合いながらインサイドで戦っている。
写真下:早稲田大は桑田が得点、リバウンドで貢献するシーンも増えてきている。

※中央大・青木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


専修大が攻守で粘り大きな1勝
大東文化大は3敗目で暫定2位へ


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 暫定首位の大東文化大は暫定4位の専修大との一戦を迎えた。#12熊谷(4年・PG)、#2飴谷(2年・SG)も復帰した負けられない一戦は、1Qから互いに主導権を求めて接戦になるが、最後に#34中村(3年・PG)が決めて16―15と大東大がまずリード。2Qは専修大が#12西野(2年・F)のシュートもあり先行。ディフェンスも締めて簡単に大東大には攻めさせない。大東大はアウトサイドがなかなか入らないが、#15モッチ(3年・C)がリバウンドを取ってインサイドで奮闘。しかし追い上げの段階でテクニカルもコールされ、我慢の時間が続く。その中でも#23奥住(4年・SG)を筆頭にディフェンスで粘り、#2飴谷がオフェンスリバウンドに何度も絡んで前半は31―31に追いついた。

181020kouzaki.jpg 同点で迎えた3Q、専修大は#12西野が攻め、柔らかいシュートが決まっていく。大東大は#12熊谷の3Pが決まり始め、#23奥住が続けてスティール。しかし専修大も#30アブ(3年・C)のダンク、#34盛實(3年・G)の3Pと譲らず、ディフェンスリバウンドからの速攻も出て点の取り合いになる。大東大はこのQ#12熊谷の3本の3Pもあってリードするが、最後に専修大#23キング(1年・G・アレセイア湘南)が3Pを沈めて52―53と大東大のリードは1点となり最終Qへ。

 4Qは開始早々#13熊谷の3Pで幕が開く。しかし専修大は#30アブが2連続のダンクを見せ、#34盛實の速攻で同点に。ゲーム動かない時間帯が続き、専修大は残り5分で#12西野が退場に。しかし選手層の厚さがその影響を感じさせない。取ったら取り返す展開は残り1分を切ってもどちらに転ぶかわからないまま進行していった。残り1分半、大東大のターンオーバーから#34盛實が3Pを決めると専修大が2点のリード。大東大もディフェンスから#2飴谷がボールを奪い速攻に走るが、これを#30アブが見事にブロック。残り5.5秒、2点を追う大東大はスローインからの攻撃になるが、思うような攻撃の形が作れないまま#15モッチが放ったシュートが外れ、同点にはできず67-69。専修大がホームで大東大を下した。

181020ametani.jpg 最後までどちらに転ぶかわからない試合となった。リバウンドでは大東大が圧倒的だったが、専修大はこの日ディフェンスも集中しており、勝負どころのシュートの確実性において大東大に勝った。大東大はこれで3敗目。ここで東海大が暫定的に首位に躍り出たが、大東大がまだ1試合少ないため、まだなんとも言えない状況だ。ただ、これ以上負けられなくなったことは確か。リーグ優勝を目指すには勝ち続けるしかない。

写真上:幸崎が熊谷に対しても好ディフェンス。
写真下:飴谷も復帰しサイズのある専修大に対しても高さ勝負で絡んだが、あとわずかだった。

※専修大・アブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2018.10.20 (Sat)

【コラム】2部リーグのニューフェイスたち~昇格組の挑戦~

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新たな挑戦者たちの台頭が
2部リーグに新風を吹き込む


 今季2部昇格を果たした4チームのうち上武大は十数年ぶりの2部、埼玉工業大、明星大は初の2部リーグ参戦と、フレッシュな印象をもたらしているチームだ。3チームとも上のレベルのリーグに挑戦中といった状況だが、中には上位チームにも劣らない力を持ち、個人ランキングではトップクラスの力を披露する選手もいる。その中から3名の選手をピックアップし、彼らにとっての新しい舞台で活躍する姿を紹介する。



点を取るため、常に進化を続けるエース
~細川一輝(上武大・♯29)~


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 第17戦終了時点で361得点と、現在得点ランキング1位につけ、圧倒的なオフェンス力を見せている。しっかりした体格でフィジカルの強さを持ちながら、機敏さも兼ね備え、常にゴールにアタックしていく。チーム全体の攻撃力が高い上武大だが、今年に入り細川にエースとしての自覚が生まれたと言う。

「昨年まではマーテルさん(マーテル・テイラーバロン)がいて、ゴール下で全て点数を取ってくれていました。今年は彼が抜けて、自分が点数を取らないと勝てないと自覚をしています。プレッシャーの中でも自分が一番積極的に攻めていきたいと思っています」。

180929 hosokawa 高校では186cmながらガードポジションを任され、外のプレーに専念。大学からフォワードとしてプレーを始め3年、どんな状況でもここぞという一本を任される存在に。得意な3Pを武器としつつ、持ち味を生かして安定して点数を取る方法を常に考えながらプレーをしていると言う。

「3Pは自分の一番の武器だと思っています。それに加えて高校ではやっていなかったポストプレーをやり始めました。このポジションとしてはある程度のサイズがあるので、ミスマッチを突こうと思ったからです。どうやって自分の武器を増やして、点数を取るか。厳しくマークをされても、先輩方が練習でタイトにディフェンスをしてくれるので、自分で工夫してボールをもらう方法を模索しています」。

 ゲーム中の工夫の成果は数字が明確に表している。得点ではコンスタントに1試合2桁をマークし、3Pでは第17戦終了時点で50本とランキング2位につける。得点王、3P王と共に期待したいところだが、個人賞よりも他に大切なことがあると言う。

「自分たちの速いバスケットを発揮して、常にチャレンジャーとして挑みたいです。個人賞を取れてもチームが勝てないと意味がないと思います。できればインカレにも出たいですし、最低でも2部残留はしっかり果たしたいです。そのために得点を取っていきたいと思います」。

普段の性格は控えめだというが、コートに入るとエースの表情に一変。上武大の核としてこれからも点数を取り続けていく。



走るバスケットの先陣をきるPG
~新田嵐(明星大・♯2)~


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 2年生が主体となるチームの中で、司令塔として活躍を見せるのが新田だ。170cmと小柄だがコート上では一番のスピードで果敢にゴールへ向かう。オフェンス主体の明星大の持ち味を発揮するためには欠かせない選手だ。

「ベンチでは上級生がしっかり声を出してくれるので、PGとして学年関係なくコートの上で一番声を出していきたいです。自分は攻めることが好きなので、明星大のチームスタイルには合っていると思います」。

 小学2年生からバスケットボールを始め、中学時代は神奈川県代表のキャプテンとしてジュニアオールスターで全国制覇を果たした。そのメンバーと共に進学した高校は強豪の桐光学園。実力のある選手が多い中で、小さい新田は生きていくために周りを見る力をつけた。その成果は大学でも生かされ、第17戦終了時点で78本のアシストを記録し、暫定1位につけている。

「小学生の頃からスピードが武器ですが、50メートルとかはそんなに速くないです。体育館でボールをついているときは走りやすいので、足の速さは関係ないかもしれません。アシストに関しては、高校で力のある選手がたくさんいたのでパスをよく見ていました。それが生きているかもしれないですね。今は自分が一番攻めないといけないので、攻めつつパスを意識しています」。

180909 nitta2 今年の春のトーナメント戦では筑波大に4Qまで1点を競う展開に持ち込んだ。惜しくも敗れたが、1部のチームにいいゲームで戦えたことは大きな自信となった。ただ、今季の2部リーグでは接戦が多い中、チームとしては決定打に欠けるという課題がある。しかしここまで高い意識を保ち戦い続けるのは、夏の厳しい練習や台湾遠征が大きく影響している。

「夏はずっと走って体力を作ってきたので、プレータイムが長くても大丈夫です。台湾遠征に行きましたが、自分たちのフィジカルの弱さを実感しました。台湾の選手は常に意識が高く、それに影響されて“リーグ戦をやってやる”という気持ちを持っています」。

 常にアグレッシブに先頭に立ってチームを牽引する。名前の通りチームに「嵐」のような勢いを持ってくる選手だ。



チームの勝利のために奮闘するルーキー
~張子駒(埼玉工業大・♯1)~


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 埼玉工業大のスーパールーキーとして目が離せないのはこの人だ。3P、ドライブ、リバウンドまでこなすオールラウンダー。数字でもチームを引っ張る存在だが、あくまでもチームの勝利が一番という考えで、コート上で声を出す積極性がある。

「順天堂大(第8戦)に勝ってからチームの雰囲気がいいです。ずっと試合に出ていて、疲れるけど勝ちたいからやるしかないです。できれば得点王やリバウンド王は取りたいけど、チームのリズムを崩してまでやることはない。チームが勝つことが何よりも大切だから。まず勝ちたい。そのために日本語はまだまだだけど、ガードもセンターもやるから、チームメイトとしっかりコミュニケーションを取っていきたい」。

 出身地は中国四川省。中学1年生までのポジションはガード。その後一気に身長が伸びたため、サイズがあっても幅広いプレーをこなす。大学では足りない部分や課題がまだまだあるというが、負けず嫌いな性格は張の技術やメンタルをさらに磨いていきそうだ。

181018zan.jpg「初めてのリーグ戦、2部はすごい。高校生と違って体の大きさ、身長、能力が高いし、自分はまだまだ足りないです。だから日頃の練習からもっと頑張らないといけません。オールラウンダーだけど190cmは小さいです。小さい僕でもけどリバウンドも3Pもドライブもディフェンスもなんでもできることを見せたい。舐めないでください」。

 その闘志は他チームのエースにも向けられている。第14戦では68-48で上武大に勝利。

「今日は得点ランキング1位の細川選手に勝つことができて本当に嬉しいです」と素直に喜びの笑みを見せた。コンスタントに点数を重ね、リバウンドでチームにセカンドチャンスをもたらし続けた成果が、リーグ戦後半になりようやく結果として見えてきた。張にとっての大学バスケットボールはまだ始まったばかり。今年のリーグ戦での自信をバネに成長し続ける姿に注目だ。


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