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2018.10.31 (Wed)
【2018リーグ1部・コラム】再び挑むホームでの戦い 〜筑波大ホームゲーム〜
11月4日のホーム戦をもう一度盛り上げる

9月29日(土)は筑波大学のホームゲームだった。つくばカピオでリーグの中日を迎えるのは恒例になっており、大学バスケファンにもお馴染みのイベントだ。運営は毎年筑波大がBチームを中心にホームゲーム委員会を結成し、彼らが中心になって運営している。手作りのアットホームな雰囲気が魅力だが、ポスターを始めビジュアルのクオリティは高く、グッズも豊富に用意され、チームをしっかりアピールしている。
このホームゲームを“声”で盛り上げたのは、普段は関東大学バスケットボール連盟で広報に従事する、筑波大の野島義史(3年)。ここ2年ほどマイクを握っていた仲澤翔大(筑波大・4年)が今年はAチームに昇格してプレイヤーとしてベンチに入るため、彼が抜擢された。張りのある声と、試合の盛り上がりに応じたMCは存在感があり、会場もヒートアップ。
「今年は仲澤さんがいないので、やって欲しいと頼まれました。自分で言うのもなんですが、普段から自分は盛り上げ役みたいな存在なんです。これまでやったことがないし、緊張をすると思ったんですが、自分の特徴を試合でも活かせればいいなと思ってやらせてもらいました」。
学連の仕事ではアナウンスは担当していないが、どんなことを言えばいいのか、基本的なことを事前に書き溜めた。また、会場の前日設営のあと、Bチームが紅白戦を行うのを利用してリハーサル的に練習できたという。

「最初はとにかく緊張していましたが、試合が熱くなるにつれて、自然と声も出せたのかなと思います。いい試合になったし、自分の気分も盛り上がりました。それが実況に活かせましたね」。
29日の中央大戦は延長戦となり、最後は1点を争う展開。試合に呼応するようなアナウンスは熱さも全開で、チームを後押しした。試合後は声が掠れていたが、彼自身もチームの一人として頑張った証拠だ。
ホームゲーム初日のあと、「2戦目も頑張ります」という決意は、惜しくも台風の到来によって阻まれる。翌30日(日)の試合は筑波戦を含む3試合が延期という判断になってしまった。この日のためにとやってきただけに悔しさも募っただろうが、この延期試合が11月4日(日)の筑波中央体育館にて開催される。もちろん内容はホームゲーム仕様。照明設備の関係でつくばカピオよりもドラマチックな演出も可能という。今度は学内で開催される真のホームゲーム。熱い試合展開を期待するのはもちろんだが、これまで以上にチーム、またスタッフも含めてチーム全体での盛り上がりを期待したい。
また、29日同様、ホームゲームのグッズも販売予定だ。今年はTシャツ(1500円)やタオル(1000円)、ナップザック(500円)に加えて、チームの全選手・スタッフを紹介したオールカラー・全20ページのパンフレット(300円)、大人気で完売してしまった選手のトレーディングカード(3枚入り300円※)も再販される。なお、トレーディングカードについては18種類のコンプリートパックも限定数で発売予定だ。


チケットに関しては、延期になった9月30日の当該チケットの半券を持っている人はそれで観戦することができる。また、11月4日は筑波大学の学祭の最終日でもあるため、キャンパス内は混雑が予想される。余裕を持って訪れたい。

↑トレーディングカードの中身は開けてみてのお楽しみ。
※トレーディングカードの再販分は価格を改定。
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2018.10.29 (Mon)
【2018関西リーグ1部】10/28 京都産業大VS近畿大
京産大は終盤肉薄するも3度目の正直ならず

一方、優勝すれば昨年に続く連覇となる京産大は、春の悔しさを晴らす絶好の機会。1巡目で関西学院大に敗れた以外は、16個の星を積み重ねてきた。序盤から、互いの優勝への気持ちが見え隠れする一戦となった。
写真:優勝まであと僅かとなり、ボールを受けた濱高がその場で感慨深げに片手を膝についた。関西3冠を、その手に取り戻した。

2Qに入ると、京産大も#38リンダー(3年・PF)、#23サンブ(1年・C・沼津中央)のインサイド陣の得点で停滞を脱するが、#0パトリックのインサイドを止められずに差を詰められない。再度#36榎田に3Pを沈められ、相手のプレッシャーからのターンオーバーも目立ち始める。タイムアウトのカードを切っても悪循環は止められないまま時間が経過する。近畿大は#33濱田にも2本の3Pが飛び出し好リズムを維持。最後は#23サンブの豪快なダンクが飛び出すが、50−32という思わぬ大差で前半終了となった。

このまま終われない京産大も、最後の10分間に意地を見せた。#0パトリックのファウルトラブルにもつけ込み、#90北條(1年・PG・関福大金光藤蔭)の個人技や#38リンダーの3Pも出て相手に迫る。残り約4分、#24大庭のジャンプシュートで10点差に戻した。敗れても7点差以内ならば優勝となる京産大にとっては、ついに相手を射程圏とした形となった。しかし、3冠をかける近畿大がここから底力を発揮。コートに戻った#0パトリックのゴール下、#33濱田のレイアップが続く。#36榎田がツースローの2本目を落とすも、リバウンドを制した#0パトリックがそのまま押し込んでまたも安全圏のリードを奪還。京産大はプレス気味に当たりにいくも近畿大は落ち着いてこれを対処。最後はファウルゲームも凌いだ。最後は88−67。近畿大が、ともに3年ぶりとなるリーグ優勝と関西3冠を成し遂げた。

これまでの主力だけでなく、サンブや上田、北條といった若いメンバーも着実な成長を見せた京産大は、リーグ戦全体としては決して悪い内容のバスケットだったとは言えない。しかし、近畿大を上回るためのあと一歩を埋められなかったことも突きつけられたシーズンとなった。主将の高田も、奇しくも壁となって阻んだ近畿大・濱高も、勝負を分けたポイントに「気持ち」を挙げた。名実ともに関西の覇権を奪還するためには、今年はこのままでは終われない。関西に京産ありを示すべく、足りなかった気持ちを見せてインカレでの上位を目指したい。
写真上:京産大・サンブは、一時流血の場面もあったが最後まで奮闘。
写真中:近畿大は、濱田の仕事も優位に立つ上での要因となった。
写真下:関西では優勝タイトルなしとなった今年の京産大。大庭にはよりコンスタントな活躍が求められる。
※近畿大・稲見選手、濱高選手、京都産業大・高田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
2018.10.29 (Mon)
【2018関西リーグ1部】後半戦(10/6〜10/28)レポート
4位同志社大までに自動でのインカレ出場権

各地区でリーグ戦が佳境を迎える中、関西でもリーグ戦がクライマックスを迎えた。
春は全関、西日本インカレをいずれも近畿大が制し、京都産業大がそれに僅かな差で届かず、という戦績だった2018年の関西学生界。リーグ戦もこの2チームの力が目立つかと思われたが、それを追う勢力が両校を脅かし、例年になくレベルの高い上位争いが、最後まで繰り広げられた。
【最終順位】
優勝 近畿大学(3年ぶり8回目)
2位 京都産業大学
3位 関西学院大学
4位 同志社大学
5位 大阪学院大学
6位 関西大学
7位 大阪体育大学
8位 流通科学大学(2部3位との入替え戦へ)
9位 大阪産業大学(2部2位との入替え戦へ)
10位 大阪教育大学(2部1位との自動入替え)
写真:最終的に全敗で2部への自動降格となってしまった大阪教育大は、最後まで下を向かずに1部での戦いを全うした。これを次年度以降にどう活かすかが問われる。
※リーグ後半戦の概要、関西学院大・中野選手、同志社大・古村選手のインタビュー、大阪学院大・木下選手、関西大・梶原選手、大阪体育大・草川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※大会最終日の近畿大対京産大のレポートは別途掲載します。
2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ1部】10/28レポート(東海大学会場)
神奈川大は崖っぷちから2連勝で暫定10位浮上

1部リーグはいよいよ残り3戦。この日、2会場で試合が行われたが、東海大会場では10周年目を迎えた華やかなホームゲームの前に、下位、そして上位対戦で激しい火花が散った。上位では暫定2位をキープしている大東文化大が破れ、首位の東海大と2勝差がついた。また下位争いだが、この日別会場で拓殖大の2部降格が決まった。残りの1枠と順位決定戦の2枠は明治大・神奈川大・中央大の3チームになることも確定。そしてこの日の対戦で中央大が暫定11位に転落したが、まだその上の神奈川大、明治大とも1勝差でもあるため、自動降格の残り1枠をめぐる攻防に注目が集まる。
1部リーグは11月4日(日)に台風の延期試合が3試合行われるが、それ以外のチームは11月10日(土)まで長いインターバルができる。残り2試合、全22戦を戦い抜いた末に待つのは歓喜か悲哀か、さまざまなドラマが展開されるだろう。
神奈川大が退場者を出しつつ6勝目
中央大は追い上げ叶わず11位へ

神奈川大と中央大、5勝同士の一戦は、自動降格回避がかかる大一番。1Qから激しい主導権の握り合いになった。中央大は#14久岡(4年・SG)、#13中村(4年・PG)、#28鶴巻(4年・SF)らの得点源が攻め、ここに#86青木(2年・C)も加わる。一方の神奈川大は#75小酒部(2年・SF)、#11細澤(4年・SG)の3Pも決まり、#34工藤(4年・PF)のジャンパーもあってリードを奪う。1Qは22―25、神奈川大が3点リードで終了した。2Qも互いに譲らない。中央大は#13中村がフリースロー、レイアップと攻めるが、神奈川大も速攻を出し、チャージングを取っていく。しかしディフェンスで勝る神奈川大の前に中央大はペイント内で得点できない。さらに残り3分21秒で#34工藤の3Pが決まると、ここで神奈川大が10点のリードに成功。前半は34―43で神奈川大リードとなった。

勝負の4Q、神奈川大は#11細澤の3P、#30松岡(4年・PG)のペネトレイトで再び12点差に。中央大は#0肥後(4年・PF)の3P、#28鶴巻のバスケットカウントと攻め続け、すぐに点差を一桁にする。この日好調の#0肥後のシュートで残り4分半に4点差にするが、オフェンスファウルも犯し、ファウルが嵩んでいく。一方の神奈川大は#5緒方(4年PF)の5ファウルに続き、#75小酒部が足にきて退場し苦しい状況。中央大は#13中村の3Pが決まり、残り1分39秒で3点差。しかし神奈川大も#34工藤のポストアップからのシュートが決まり逃げる。中央大は残り38秒で#0肥後が退場し、これでチームファウルが5となったため、神奈川大はフリースローで逃げる展開に。中央大は残り10秒で3Pが決まるが、神奈川大はフリースローを着実に決めて73―79。6勝目を手にした。

写真上:主力がファウルトラブルになる中、最後まで安定して働き続けた工藤。16点7リバウンド。
写真下:中央大・肥後は攻守で健闘したがが惜しくも5ファウル退場に。
序盤かが主導権を握った青山学院大が
大東文化大を封じて完勝

写真:大東大・熊谷には青学大・石井がつき、終始激しいディフェンスを展開。
大東文化大と青山学院大の戦いは、これも見逃せない一戦になった。立ち上がりから互いに好ディフェンスで簡単に得点が入らないが、大東大はリバウンドが取れず、ファウルも続いて青学大が開始4分半で0―10とリード。しかも大東大は#15モッチ(3年・C)がQの半ばに2ファウルとなりベンチへ。大東大はこの後もファウルが止められず、青学大にフリースローを与える機会が多くなってしまう。青学大は#7ナナー(3年・CF)のゴール下もよく決まり、10―20とリードに成功。

3Q、青学大は#13前田の外が連続するが、開始2分半で#7ナナーが4ファウル。交代した#27ウィタカ(3年・C)がパワーと体格を生かして#15モッチを止め、流れを呼び込む。大東大はタフショットが続き、残り4分半で再び10点差にされるとさらに速攻などで引き離されてしまう。しかし青学大も早々に#27ウィタカのファウルが4つになり、フリースローで大東大が追い上げ45―53で4Qへ。
4Q、大東大はモッチのゴール下が続き、開始1分半で2点差に迫った。しかしここから青学大もディフェンスが良く、オフェンスも#15石井、#52赤穂(2年・G)のシュートで逃げる。青学大は残り5分で#10高橋(4年・CF)がファウルアウト。しかし大東大は大事な場面でターンオーバーを出してしまい、流れが来ない。青学大は#7ナナーもファウルアウトするが持ちこたえ、60―74で大東文化大を下した。

前日の東海大との対戦から1日でまったく異なるチームに変貌した青山学院大。「3年生たちが話し合い、チームとして4年生についていこうとまとまれたことが、結果につながった」と前田。4年生はリーグを通して気の引き締まったプレーを続けている。そこをチーム一丸となれたことが大きい。大東大は前半からファウルトラブルに悩まされ、リバウンドもなかなかいいところに落ちて来ずに巻き返しがきかなかった。これで首位の東海大にさらに引き離され、後ろには専修大が迫る。大東大は延期試合があるため、残りの3試合を勝って締めくくれるかに注目だ。
写真上:大東大・アビブはモッチがベンチにいる間、代わりをよく務めた。このリーグ戦の期間での成長が見えてきている。
写真下:青学大・赤穂のサイズと器用さは相手チームには驚異だ。高い位置でのディフェンス、ゴール下での競り合い、どちらもこなすことができる。
※青山学院大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
前半は互角の戦いになるが
4Qで東海大が地力を発揮


後半の立ち上がり、明治大はゴールを決めきれず。東海大は#25平岩(3年・C)のダンク、#11大倉颯太(1年・G・北陸学院)のアウトサイドが沈み開始3分半で9点のリードに。明治大はタイムアウトで流れを切り、なかなか端緒が開けないながらも地道にディフェンスから粘り、#3綱井(4年・SG)の3Pで差を詰め、#10須藤(3年・SF)の速攻、#7植松(2年・PF)のフリースローも獲得。しかし東海大も#0寺嶋(3年・PG)、#10鶴田(4年・C)など控えが仕事を果たして42―50の8点リードで3Q終了。

写真上:前日、東海大の陸川監督が「サイズもあるのにドリブルもできて要注意」と話した今川は、15点10リバウンドと奮闘を見せた。
写真下:東海大・平岩はダンクも見せて会場をわかせた。13点6リバウンド。
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2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ1部】10/28レポート(専修大学会場)
拓殖大は2部自動降格が決定
専修大学生田キャンパスで行われた3試合では、中位の順位変動はなかった。だが拓殖大が日本大に敗れ、3勝止まり。暫定10位の神奈川大とは星の差は3つのため、残り2試合を残すが2部自動降格が決まった。リーグ戦も終盤になり、選手たちの体力、精神共に疲れが見え始める。インカレのシードもかかってくるため、最後まで気を引き締めていきたいところだ。
日本大はシューター陣の活躍で点差をつけての勝利
拓殖大は一時追い上げるも及ばず

3Qは両チーム譲らない展開となるが点差はそのまま。日本大は#0ケイタ(2年・C)の高さを活かしつつ、得意の外角でも点を伸ばす。拓殖大も粘るが54-66と点差は縮まらない。4Qに日本大が一気に点差をつけ、70-98でタイムアップとなった。

日本大はシューター陣の活躍が光った。特に松脇はシュートのみならず、ディフェンスでの働きも見事。この試合は島尻や青木のディフェンスも良く、1対1で守る力を証明した。現在暫定順位は7位とインカレのシード圏内ではあるが、8位白鴎大との星の差はない。残り3戦は上位チームとの戦いも控えるが、しっかり勝ちを積みたい。
写真上:フル出場に近かった日本大・比嘉は13得点。
写真下:拓殖大は苦しいリーグ戦だったが、それでもチーム全体の成長が見えたのは確か。残り2戦をしっかり戦いたい。
専修大が走り勝ち3位をキープ
各ポジションで激しい1対1に燃える

後半からゴール下では、専修大の#30アブ(3年・C)と白鴎大の#75シェッハ(3年・C)が白熱した攻防を見せた。流れを掴んだのは専修大。#9重富友希(2年・G)の3Pが決まり、開始3分で同点に追いつくと#30アブのオフェンスリバウンド、#46寺澤(1年・F・東海大諏訪)がレイアップをねじ込み、ブザーと共に#12西野がレイアップを決め48-52とリードし最終ピリオドへ。

専修大は序盤から西野のファウルトラブルがあったが、寺澤やキングいった1年生が元気を持ってきた。ここまで5連勝でいい流れを作っている。インカレに向けてあと2戦は筑波大と青学大だ。春のトーナメント上位チームに勝って終わりたい。
白鴎大は長島が終始良かったが、専修大の幸崎も負けていなかった。アブとシェッハの熱い戦いもあった。走ると一気に強さを見せるが、その時間が短かった。だが荒谷の復活はチームにいい影響を与えるだろう。延期試合もあって休めないが、タイムシェアで体力を分散させたいところだ。
写真上:専修大はキング、寺澤といった1年生たちの活躍もチームを盛り上げている。
写真下:スピードある攻撃をリードする白鴎大・長島。持ち味を出し続けることが重要だ。
※専修大・幸崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。
早稲田大が勝負所で3Pを決め10勝目
インカレシード圏内に食い込む

3Qに筑波大が反撃に出る。#11増田の個人技が光り、#88牧(3年・G)も攻める。この日#65玉木がリバウンドで意地を見せ何度もセカンドチャンスを作った。開始7分で6点差に迫ると早稲田大はタイムアウトを要求。ここから#41小室(2年・C)が2本連続で3Pを沈め54-44と点差を2桁に保つ。4Qは筑波大の#27山口(2年・SF)がレイアップをねじ込みスタートするも、早稲田大は#39桑田(3年・F)と#14柳川の3Pが決まり最大で14点のリードを得る。あとがない筑波大は前からディフェンスを仕掛け、リバウンドも粘るが外角のシュートが落ち、追いつくことはできなかった。66-58で早稲田大が勝利した。
「早稲田らしいプレーができた」と小室は振り返る。外角のシュートと引き締まったディフェンスは大きな武器だ。高さで大きく劣るカードとはなったが、ローポストでダブルチームを仕掛け、ミスを誘い速攻で得点する場面は多かった。今週は見事2連勝でインカレのシード圏内に食い込んだ。前日に白鴎大との接戦を制した筑波大は、連日走るチームを相手に苦戦を強いられた。増田はコンスタントに得点し、玉木はリバウンドで大きく貢献したがあと一歩及ばなかった。
写真:早稲田大は森定の機動力も欠かせない。
※早稲田大・小室選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ】10/28結果
◆東海大学湘南キャンパス
中央大学73(22-25,12-18,19-17,20-10)79神奈川大学
大東文化大学60(10-20,18-14,17-19,15-21)74青山学院大学
東海大学64(17-15,13-15,20-12,14-14)56明治大学
◆専修大学生田キャンパス
拓殖大学70(15-21,21-26,18-19,16-32)98日本大学
専修大学77(16-20,18-17,17-11,25-17)65白鴎大学
筑波大学58(20-18,10-19,14-17,14-12)66早稲田大学
東海大学 17勝3敗
大東文化大学 15勝4敗
専修大学 14勝6敗
青山学院大学 12勝7敗
筑波大学 11勝8敗
早稲田大学 10勝10敗
日本大学 9勝10敗
白鴎大学 9勝10敗
明治大学 6勝14敗
神奈川大学 6勝14敗
中央大学 5勝14敗
拓殖大学 3勝17敗
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【2部】
◆江戸川大学駒木キャンパス
順天堂大学84(31-19,20-15,16-22,17-22)78東洋大学
駒澤大学81(22-12,22-19,14-19,23-17)67法政大学
江戸川大学84(21-22,21-17,24-18,18-24)81明星大学
◆国士舘大学多摩キャンパス
慶應義塾大学81(13-8,25-12,17-23,26-19)62立教大学
国士舘大学107(24-23,25-16,28-21,30-22)82上武大学
日本体育大学87(21-7,27-13,15-12,24-22)54埼玉工業大学
日本体育大学 20勝0敗
法政大学 16勝4敗
駒澤大学 13勝7敗
国士舘大学 12勝8敗
順天堂大学 11勝9敗
慶應義塾大学 11勝10敗
江戸川大学 10勝10敗
東洋大学 10勝11敗
上武大学 8勝13敗
明星大学 5勝16敗
立教大学 4勝17敗
埼玉工業大学 3勝18敗
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【3部】2次ステージ(最終日)
◆帝京平成大学池袋キャンパス
山梨学院大学80(22-15,18-22,20-20,20-19)76東京成徳大学
文教大学74(12-23,17-14,17-15,28-17)69学習院大学
玉川大学68(20-12,16-17,20-17,12-7)53帝京平成大学
国際武道大学93(30-14,15-19,22-16,15-33,11-10*)92桐蔭横浜大学 *OT
明治学院大学70(19-15,16-15,18-25,17-24)79関東学院大学
東京経済大学62(12-11,13-9,17-16,20-15)51國學院大學
1位 関東学院大学 12勝4敗
2位 山梨学院大学 11勝5敗
———--2部自動昇格―――--
3位 明治学院大学 11勝5敗(2部10位との順位決定戦へ)
4位 東京成徳大学 11勝5敗(2部9位との順位決定戦へ)
――――――――――――――
5位 国際武道大学 9勝7敗
6位 玉川大学 9勝7敗
7位 帝京平成大学 8勝8敗
8位 東京経済大学 8勝8敗
——————————————
9位 國學院大學 8勝8敗(4部4位との順位決定戦へ)
10位 桐蔭横浜大学 5勝11敗(4部3位との順位決定戦へ)
―――--4部自動降格―――--
11位 文教大学 2勝14敗
12位 学習院大学 2勝13敗
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2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ2部・PICK UP】チームのキーマン・2年生座談会 〜日本体育大〜
リーグ戦でもチームに活力をプラス

今季の2部リーグを圧倒的な強さで勝ち進み、いち早く1部昇格を決めた日本体育大。主将の井手優希ら、ここまでチームを引っ張ってきた上級生たちがチームをまとめているが、そこにプラスして勢いをもたらしているのが、元気のいい下級生の面々。新人戦でも準優勝を果たし、頭角を現し始めた2年目の選手たちはここからの期待も大きく伸び盛り。その中から全体チームでも出場機会の増えてきた3名に、普段の素顔も垣間見えるよう、Q&Aを元に座談会形式で答えてもらった。
Q.普段はどんな仲間ですか?
A.仲は良くていい仲間です。
土居「去年はこの3人と、あと江戸保(#0)を含めて同じ部屋だったんです。部屋割りは先輩が決めたんですけど、みんな元気がありますね。普段は下の名前で呼び合っています。ディクソンはDJとか、ゆかりの国の名前で呼んだりとか」
ディクソン「学年みんな仲はいいです。こいつのこういうところは嫌だな、とかそういうのもぜんぜんないですね。みんないい仲間です」
遠藤「です」
ディクソン「ちゃんと話して(笑)」
土居「ダルい感じで絡んでくるのが遠藤です」
ディクソン「それで、ちょっと抜けててかわいいところがあるのが土居です(笑)」

Q.それぞれ2年目になり成長が見えます。持ち味は?
A.スピード、合わせ…そして迷い⁉︎
遠藤「速攻では自分がどんどん前に走って、流れを変える役目だと思っています。足は…速いのかな? スピードをプレーで生かしていきたいです」
ディクソン「足は速いでしょ!その代わりディフェンスはしてないよね」
遠藤「速さはまあまあだと思ってたけど、そうなのかな。そう、とりあえずディフェンスは置いといてとにかく走る。みんながボールを取ってくれると信頼しているから、リバウンドに参加しないで走ってる。速攻の先頭にいるってそういうことでしょ」
土居「自分は走れてないな〜。今はプレーに迷っている時期かも。高校の途中までセンターをやっていて、その後は4番。今は2から4番という感じでやっていて、だんだんポジションが上がってきたせいで大学でのプレーはまだ慣れない」
ディクソン「自分はベンチから出て行くので、出番が来るまでは2人がいいプレーをしたらベンチで騒ぐっていうのが役目かな。もともと子供の頃は1〜3番をやっていたからボールも運ぶけど、最近は自分でプレーを作るというより合わせのプレーが増えてきた。ガードがドライブしてきたら内外で合わせることを意識してる。それでシュートを引っ張っていけたらいいなと思ってる」

Q.チームも非常に好調ですね。
A.今季取り組んでいる7秒オフェンスがハマっています。
土居「新チームになったとき、監督の藤田さんがブレイクで勝つチームにしようと方針を決めました。7秒でオフェンスを終わらせるというスタイルで、速い展開が特徴です。新人戦もそれでやって準優勝という結果が出たし、リーグ戦も同様で、それがうまく機能しているときの日体大は強い、そう感じます」
遠藤「いい流れでリーグ戦も戦ってこられているので、このまま継続できればいいなと思います」
土居「夏の練習試合では1部チーム相手にもこのスタイルで通用したので、インカレに向けても頑張りたいです」

Q.日本体育大のいいところを教えてください。
A.元気な下級生とチーム一体の盛り上がりに注目。
遠藤「ベンチも応援席も盛り上がって一つになってやっています。それはうちの強みなんじゃないかな」
土居「井手キャプテンもふざけてみんなの雰囲気を明るくしてくれます。面白くて優しいキャプテン」
ディクソン「井手さん、愛されキャラだよね」
土居「そうそう」
ディクソン「1、2年はみんな元気があって、そこがチーム全体にいい影響として出ているんじゃないかなと思います。下級生はフレッシュでエネルギッシュに頑張っているのでそこを見てもらいたいです。ベンチもコートもハッスルするので、どちらも必見です」
遠藤「1、2年は気が強い人が多いよね。それはメンバーに入っている子もそうじゃない子もみんなそう。だから練習からガツガツやっているし、試合でもそのエネルギーが伝わっているんじゃないかな。そういう部分も注目して見てもらって、日体大を感じてもらえたら嬉しいです!」

#24/SF/188cm/81kg/福岡第一
#33/SG/181cm/77kg/帝京長岡
#96/SF/181cm/84kg/中部第一
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2018.10.28 (Sun)
【2018リーグ1部・コラム】熱い気持ちで歩み続けてきた二刀流 〜筑波大・仲澤翔大〜

プレイヤーと運営、歩いてきた2つの道
〜仲澤翔大(筑波大・4年)〜
毎年セレクションが行われ、認められればBチームからの昇格が成る筑波大。今年度、4年目にしてこのAチームへの仲間入りを果たしたのが仲澤翔大。1年時から関東大学バスケットボール連盟の学連常任委員として活動しながら、プレーを続けてきた二刀流だ。
高いレベルでのバスケットを求めて
叩いた筑波大の門
筑波大を目指したのには二つの理由がある。一つは体育教師になりたかったから。そしてもう一つは高いレベルでのバスケットに触れてみたいと思ったからだ。この4年間は「気持ち一本でやってきた」と言う。
「中学からバスケットを始めて、僕自身は決して上手いわけではなく、チームも強くはなかったので6年間ほとんど勝てませんでした。でも、高校の恩師に指導を受けて成長できて、大学でもバスケットをしたかった。高いレベルのバスケットを経験したいという思いもありました。そこで、父が勧めてくれたのが筑波大です。教師の資格が取れて、バスケット部にはBチームなら誰でも入れるというのが魅力でした」。
一般入試で見事筑波大への入学を果たすが、そこから新たにプレイヤー一本ではない道がスタートする。関東大学バスケットボール連盟(以下学連)での活動だ。
学連は大学の公式戦の運営を担う、要の組織。関東では全日本大学バスケットボール連盟の委員も兼務し、筑波大からは毎年Bチームから人員の派遣を行なっている。筑波大では通常は一学年に2名を派遣しており、都合をつけながらプレイヤーを続ける者もいる。しかし、彼の代は活動可能な同期が4名しかおらず、ここから2名を派遣してしまうとBチームの練習や試合が成り立たない。そこで仲澤が一人名乗り出た。自分が「プレイヤー一本でいくような選手ではない」と感じ、それなら学連での貢献も視野に入れてもいいと思えたからだ。とはいえ、楽な道ではなかった。

簡単ではない二刀流の道は
仲間のサポートで乗り越える

両立に悩みつつも、サポートを得て歩んできた2つの道。今は最上級生になり、選手活動をする後輩には練習を優先させる。Bチームとはいえ、プレイヤーとして入ってきた者にバスケットを制限させたくないと思うからだ。数年前より学連の人数が増え、余裕ができてきたことも良い方向に働いている。そして、仲澤自身は今季筑波大のAチームへ昇格を果たした。
「バスケットの実力というよりは、元気なキャラクターを監督の吉田さんが買ってくれました。吉田さんはチームの盛り上げにプラスになる選手の重要性を知っていて、そういう部分をちゃんと見てくれます。自分はバスケットの力では足りていないかもしれないけど、声出しは得意だし、貢献できることはあるのかなと」。
そんな思いで挑むAチーム。仲澤のポジションはパワーフォワード、練習でのマッチアップは増田だ。大学界でもこのポジションでトップクラスの選手の相手は、容易ではない。

「Aチームに上がったことで、一生交わることのなかったような高いレベルの選手たちとバスケットをやれています。でも毎日増田のサンドバッグになっていますね。関東で一番彼にやられている自信があります(笑)。将来振り返ったらすごくいい経験になったと言えると思いますけど、今のところは毎回練習で彼とやるのが嫌でしょうがないかな。わりと打たれ弱いメンタルなので(笑)」。
憧れの高いレベルのバスケットは充実はあるが甘くはない日々だ。だが、それもいずれ大事な財産になるだろう。
どちらにおいても自分のできることを
熱い気持ちでやり続けていく

そして、二つの道を歩む学生生活もあと残りわずかになった。
「今思うのは、選手としては自分ができることをやり続けることだけです。試合に出る選手たちがのびのびプレーできるよう、それ以外の環境づくりが役目。プレーではそこまで貢献できなくても、チームのためになることをやっていきたいです。後輩たちが自分がいてくれて良かったと、少しでも思ってくれればそれで役目は果たせたと言えるし、十分だと思います。そして、学連としては後輩たちに感謝しつつ、できることで関われたら。インカレは4年生として最後の舞台。まだどうなるかわかりませんが、選手として登録されても会場でできる仕事はやるかもしれないです」。
チーム的には波多が再びの負傷でプレーできなくなり、数少ない4年生として気持ちの盛り上げはこれまで以上に重要になっている。そして“気持ち”こそ中澤の持ち味であり、チームのために出し続けて鼓舞することが最大の仕事だろう。
「ここまで学連もプレイヤーも、気持ち一本でやってきました。そして最後にAチームへの昇格も叶った。気持ちがあればここまでできるんだということを、伝えたいです。将来、指導者になって自分が人に教えるようになったとき、大事なものは何なのかを教えていきたいですね」。
自身の生き方をもって伝えられることがある。そのために残りの学生の日々を、あとはただやりきるだけだろう。ここまで自身を進ませてきた、強く熱い気持ちで。

#21/PF/183cm/91kg/4年/逗子開成
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2018.10.27 (Sat)
【2018リーグ1部】10/27レポート
下位では神奈川大が貴重な5勝目
1部リーグ戦は延期試合を除きあと4試合。19、20戦は東海大のホームゲームとなる。順位的には上位、下位ともまだ混戦が続いている。上位は東海大、大東文化大が揃って勝利。3位の専修大も勝利したが、残り試合すべてを勝利すればもう一つ順位を上げることは可能だ。大東文化大が1試合を残すため、最終順位は上位待ちになる。混戦の中盤の順位が決まるのは最後だろう。なお、インカレのシードは、今年は7位までだ。
自動降格・順位決定戦については、3勝で12位の拓殖大は自力回避はなく、残りすべてを勝利して周囲の結果次第という状況。その上にいる11位の神奈川大は5勝目をあげて星の数で10位の中央大に並んだ。9位で6勝の明治大は破れ、星の差は一つと際どいところ。こちらも最終日までどうなるかわからず、緊張感に満ちた試合が続く。
■専修大学生田校舎
早稲田大が終盤の攻防で接戦を制す
拓殖大は前半のリードを守りきれず

3勝にとどまる拓殖大は、3連敗の早稲田大相手に立ち上がりから仕掛けた。シュートタッチが良く、#24荒川(3年。G)、#41杉野(2年・PF)、#99多田(3年・SG)が次々外から沈めると、ディフェンスも締めて早稲田大からターンオーバーを何度も奪いリード。早稲田大は#13長谷川(4年・G)の3P、#15森定のドライブで対抗するが、それ以外のシュート確率が今ひとつで、拓殖大の勢いは止まらず、最後に#9小室(2年・C)の3Pが決まると31―12で拓殖大が大量リードで1Qを終了した。


写真上:早稲田大は中谷が好機にリバウンドやシュートで貢献。
写真下:27得点と得点を牽引した荒川だが、終盤は簡単には打たせてもらえなかった。
そのほかの2試合も競り合ったが、専修大、筑波大は4Qに逆転勝利を収めた。順位は動かず。
■東海大学会場
白熱の下位争いは神奈川大が4勝目
白熱したのは6勝で自動降格圏内から遠ざかりつつある明治大と、4勝で苦闘中の神奈川大。前半から1点を争う攻防が続いたが、最後は神奈川大が勝利し、5勝目。また、5勝の中央大は2位の大東文化大に立ち上がりから差をつけられ、勝利は叶わず。中央大は1試合少ない状況だが、勝ち星で神奈川大に並ばれた。明治大は6勝しているが残りの試合は上位の大東文化大や東海大戦を残しており、ここからが正念場だ。
青山学院大は4Qに猛追するも
わずかに及ばず東海大がホームで勝利


3Q、東海大は#11大倉颯太(1年・G・北陸学院)がアシスト、シュートで青学大ディフェンスを翻弄。内外キレのある動きで掻き回し、周囲のメンバーが次々にシュートを決めると東海大のリードは20点に。4Q、あきらめない青学大は#21能見(3年・PG)の3P、#52赤穂のレイアップなど地道に追い上げ、残り4分で9点差と、最大23あった点差を一桁にまで戻す。余裕のあった東海大は控えを主体にしていたがミスが続き、あれよあれよという間に青学大に走られ、得点されてしまう。東海大は#11大倉颯太以下、スタメンを順次コートに戻して立て直しをはかるが、青学大はディフェンスでボールをカットし、#52赤穂が走り、フリースローなどで残り時間30秒を切って2点差にまで追い上げた。しかしここからのオフェンスはチャンスが作れず。83-81で東海大が際どい勝負を逃げ切った。

写真上:東海大・西田は15得点。3Pは3/5。柔らかかつ正確なシュートが決まり始めるとチームも乗る。
写真下:23得点の青学大・赤穂。積極的なアタックで追い上げの中心となった。
※東海大・大倉颯太選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.27 (Sat)
【2018リーグ2部】10/27レポート(江戸川会場)
駒澤大が順位決定戦の切符を手にする

リーグ戦も終盤になり、徐々に結果が確定し始めた。日本体育大に続き、法政大が第20戦で自動昇格を決め、目標である1部復帰を果たした。さらに駒澤大が2連勝で1部との順位決定戦の1枠を埋めた。
下位チームでは立教大と埼玉工業大の自動降格が決定。10位の明星大は11位立教大と星の差が1つ。直接対決の結果で自動降格を逃れたが、3部との順位決定戦は確定。さらに上武大は8勝で10勝の暫定8位の東洋大には追い付くことはできないため、こちらも9位で順位決定戦へ。明星大は3部3位の明治学院大と、上武大は3部4位の東京成徳大との対戦となる。
未だ確定しないのが4位だ。延期試合が11月4日に控えており、最終日が終わっても結果がわからない。現在暫定4位の国士舘大は12勝で、順天堂大と慶應義塾大は11勝。残る1枠争いは熾烈だ。東洋大は江戸川大と10勝で並ぶが、残り1戦のため8位が確定した。
国士舘大は一歩抜けるが、1試合多く残しており、ここから上位チームの駒澤大と日本体育大戦が待ち受ける。確実に順位決定戦に進むためには2勝が欲しい。第22戦には慶應義塾大と順天堂大が対戦するため、勝者が4位争いに食い込むが、国士舘次第でもある。慶應義塾大は延期試合がないため、順天堂大に勝ってからの結果待ち。順天堂大は延期試合に1巡目でアップセットを起こした法政大との対戦が控えている。いずれのチームが1部との順位決定戦に進むか、注目が集まる。
法政大が2位自動昇格を決める
2連勝の駒澤大が順位決定戦へ
第19戦で法政大が江戸川大に勝利し、2位自動昇格が決まった。1巡目でオーバータイムの接戦となったカードは、2巡目の対戦も最後までどっちに転ぶかわからない展開となった。

法政大は目標として掲げていた1部復帰、3年ぶりのインカレ出場を決めた。玉城は「やっとこの瞬間が来ました。嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。「まだ波があるチーム」と水野は課題を示す。シュートが当たると全体のリズムが良くなるため、各々がどれだけ集中力を保てるかは、インカレで上位に進む鍵となる。来シーズンは1部で戦うことも考えると、インカレで結果を残し自信をつけたいところ。
駒澤大は東洋大と法政大に勝ち、入れ替え戦出場を決めた。第17、18戦と2連敗し、「気持ちを切り替えて今週に挑んだ」と金久保。見事2連勝で結果を残した。針生がゴール下で粘りを見せ、チームを安定させていたが、決定打に欠ける試合もあった。しかし第20戦目の東洋大戦は3年生の活躍が見えた。金久保はリーグ戦を通して得点やリバウンド面で支えていたが、徐々に櫻井のシュートも安定してきた。大高、布田、黒田も仕事を果たし、力が分散された印象だった。1部リーグ相手は楽ではないが、粘ってチャンスを掴みたいところだ。
下位チームは順位が決定
明星大と上武大は3部との順位決定戦へ
埼玉工業大学と立教大が3部自動降格となった。両チームともリーグ戦を通して勝ちきることができず、苦しい試合が続いてしまった。延期試合はないため、残り1試合で4年生は引退。来シーズンは3部でプレーすることになるが、また2部に上がってくることを期待したい。
明星大と上武大は3部との順位決定戦に進む。明星大は新田を中心にスピードを武器とするが、下級生が主体ということもあり、安定感に欠けた。だが来年、再来年は上を狙うチャンスも出てくるとも言い換えられる。そのためには順位決定戦でまず勝ちたいところ。 上武大は細川がトップスコアラーで、他の選手も高さもフィジカル、得点力は十分だ。だが相手のペースに持っていかれると、立て直せない試合もあった。まず順位決定戦で勝ち、2部に残って次シーズンにつなぎたい。
日本体育大はこのまま全勝優勝を狙いたい。残るは江戸川大と国士舘大だ。どちらも4位争いが絡み、全力で挑んでくるだろう。日体大らしさを出し、インカレに向けていい締めくくりをしたい。
※駒澤大・金久保選手、法政大・水野選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.27 (Sat)
【2018リーグ】10/27結果
◆東海大学湘南キャンパス
明治大学69(18-19,15-16,19-19,17-20)73神奈川大学
中央大学65(19-24,12-25,13-15,21-21)85大東文化大学
東海大学83(15-11,24-20,25-16,19-34)81青山学院大学
◆専修大学生田キャンパス
拓殖大学84(31-12,17-30,23-24,13-24)90早稲田大学
日本大学79(24-12,20-30,24-19,11-27)88専修大学
筑波大学81(19-19,14-17,22-23,28^19)78白鴎大学
東海大学 16勝3敗
大東文化大学 15勝3敗
専修大学 13勝6敗
青山学院大学 11勝7敗
筑波大学 11勝7敗
白鴎大学 9勝9敗
早稲田大学 9勝10敗
日本大学 8勝10敗
明治大学 6勝13敗
中央大学 5勝13敗
神奈川大学 5勝14敗
拓殖大学 3勝16敗
----------------------------------------
【2部】
◆江戸川大学駒木キャンパス
順天堂大学95(25-28,26-14,24-19,20-14)75明星大学
駒澤大学79(19-15,15-2,23-17,22-19)53東洋大学
江戸川大学63(16-20,17-21,13-15,17-17)73法政大学
◆国士舘大学多摩キャンパス
慶應義塾大学75(19-7,19-11,13-12,24-11)41埼玉工業大学
国士舘大学86(26-12,16-18,16-12,28-13)55立教大学
日本体育大学106(31-18,27-14,20-29,28-18)79上武大学
日本体育大学 19勝0敗
法政大学 16勝3敗
駒澤大学 12勝7敗
国士舘大学 11勝8敗
順天堂大学 10勝9敗
東洋大学 10勝10敗
慶應義塾大学 10勝10敗
江戸川大学 9勝10敗
上武大学 8勝12敗
明星大学 5勝15敗
立教大学 4勝16敗
埼玉工業大学 3勝17敗
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【3部】2次ステージ
◆帝京平成大学池袋キャンパス
帝京平成大学68(18-26,20-15,9-21,21-27)89山梨学院大学
桐蔭横浜大学90(28-7,13-19,19-18,30-28)72文教大学
関東学院大学64(13-16,14-17,15-17,22-23)73東京成徳大学
國學院大學100(30-20,29-16,17-21,24-16)73学習院大学
明治学院大学82(11-16,20-17,25-18,26-20)71玉川大学
東京経済大学53(7-16,15-14,16-22,15-25)77国際武道大学
明治学院大学 11勝4敗
関東学院大学 11勝4敗
東京成徳大学 11勝4敗
山梨学院大学 10勝5敗
玉川大学 8勝7敗
帝京平成大学 8勝7敗
国際武道大学 8勝7敗
國學院大學 8勝7敗
東京経済大学 7勝8敗
桐蔭横浜大学 5勝10敗
学習院大学 2勝13敗
文教大学 1勝14敗
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2018.10.25 (Thu)
【2018リーグ】10/27,28試合予定
【1部】
◆東海大学湘南キャンパス
14:30 明治大学 vs 神奈川大学
16:10 中央大学 vs 大東文化大学
18:10 東海大学 vs 青山学院大学
◆専修大学生田キャンパス
15:00 拓殖大学 vs 早稲田大学
16:40 日本大学 vs 専修大学
18:20 筑波大学 vs 白鴎大学
【2部】
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 順天堂大学 vs 明星大学
14:20 駒澤大学 vs 東洋大学
16:20 江戸川大学 vs 法政大学
◆国士舘大学多摩キャンパス
13:00 慶應義塾大学 vs 埼玉工業大学
14:40 国士舘大学 vs 立教大学
16:20 日本体育大学 vs 上武大学
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10月28日(日)
【1部】
◆東海大学湘南キャンパス
13:00 中央大学 vs 神奈川大学
14:40 大東文化大学 vs 青山学院大学
16:40 東海大学 vs 明治大学
◆専修大学生田キャンパス
13:00 拓殖大学 vs 日本大学
14:40 専修大学 vs 白鴎大学
16:20 筑波大学 vs 早稲田大学
【2部】
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 順天堂大学 vs 東洋大学
14:40 駒澤大学 vs 法政大学
16:20 江戸川大学 vs 明星大学
◆国士舘大学多摩キャンパス
13:00 慶應義塾大学 vs 立教大学
14:40 国士舘大学 vs 上武大学
16:20 日本体育大学 vs 埼玉工業大学
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2018.10.21 (Sun)
【2018リーグ1部】10/21レポート(明治大学会場)
明治大がホームゲームで白鴎大との接戦を制す

この日は明治大がホームで勝利し6勝目。自動降格圏内から星の差を2つとし、一歩遠ざかった。上位では東海大は暫定首位を守ったが、青山学院大が破れた。大東文化大は拓殖大の猛攻を耐えてワンゴール差で辛勝。上位も下位もまだ予断を許さない。
明治大会場の3試合のうち、最初から大差がついたのは日本大と神奈川大の一戦で、108-63と日本大が余裕を持って勝利。♯10杉本(2年・SG)の復活は大きく、♯14松脇(3年・SG)や♯21青木(4年・PG)への厳しいマークも分散されてきた。この試合は♯23本村(4年・SG)もプレータイムを伸ばし、キャプテンとしての意地を見せる。一方神奈川大は、♯34工藤(4年・PF)と♯75小酒部(2年・SF)が中心となり点数を取るが、マークも厳しくなり苦しい状況に。自動降格圏内からの脱出のため、ここからは負けられない戦いとなる。
写真:日本大・本村も調子を上げつつあり、終盤にかけてその働きも見どころだ。
【PIC UP1】
筑波大がルーキーの活躍で青学大に勝利
終盤戦に向けてさらなる浮上を目指す

後半戦にかけて勝率を上げてきた筑波大と、ディフェンスを武器に安定感を見せる青山学院大の対戦。青学大は平均身長の高い筑波大に合わせ、スタメンに♯52赤穂(2年・G)を起用すると、期待に応えた活躍で、ダンクシュートを始め着々と点数を取っていく。対する筑波大は♯11増田(3年・PF)が安定したプレーを見せ互角の戦いに。20-19と青学大がわずかにリードで1Qが終了。2Q序盤は青学大のペース。持ち味のディフェンスは健在で、♯10高橋(4年・CF)は簡単にゴール下を譲らない。しかし筑波大は♯11増田の個人技を皮切りに、前からゾーンを仕掛けると、ミスをついて速攻。青学大は♯15石井(4年・PG)をコートに戻し立て直すも、筑波大の1年生が勢いを作った。♯75井上(1年・C・福大大濠)は果敢にゴールへ向かい、♯23半澤(1年・SG・福島南)が見事なブロックショットから3P、ドライブと多彩な技をみせ47-34と点差をつけ、折り返す。

筑波大は波多の怪我による離脱はあったが、代わって主将を務める牧が精神面の安定をはかり、増田がプレーでチームを牽引。菅原と山口は下級生ながら我慢のプレーを見せる。玉木は唯一試合に出場する4年生として、自覚の姿勢を示す。そしてこの試合は1年生の活躍が光った。半澤と井上のフレッシュさがチームに元気と勢いをもたらし、10勝目につながった。
青学大は4年生の石井、高橋、前田、戸田貫太が我慢のプレーで粘るが、第16戦の明治大戦から後半にかけての伸びがやや不調。ディフェンスからオフェンスへの切り替えが早い時は良い流れが来ているだけに、その時間をどれだけ継続させるかが課題だ。3年生以下の活躍にも期待していきたいところだ。
写真:筑波大は井上も持ち味を出してチームに貢献。
※筑波大・半澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【PIC UP2】
明治大は再逆転で1点差の勝負を勝ち取る
白鴎大は怒涛の追い上げで逆転に成功するも惜敗

明治大と白鴎大の一戦は、最後のブザーが鳴るまでどう転ぶかわからない白熱した内容になった。1Q序盤に明治大は♯10須藤(3年・SF)が点を取り、♯7植松(2年・PF)のディフェンスとリバウンドが光る。白鴎大は♯75シェッハ(3年・C)の高さを生かし譲らない展開で、16-14と明治大がリード。2Qは明治大の#7植松と♯15渡辺(2年・PG)のドライブから、♯21野口(3年・SF)の3Pと一気に12点差をつけ、白鴎大が早めのタイムアウトを要求。その後持ち味の速攻が出るが、明治大も負けず点を取り合い、リードを保ち42-30で折り返す。3Qも同様、白鴎大は果敢に攻め込むが明治大も外角が止まらず63-52と点差はそのまま。
4Qに試合は大きく動いた。明治大リードのまま両チームノーゴールの状態が続くが、白鴎大は♯14髙間(4年・SF)の3Pや♯52ブラ(1年・C・帝京長岡)のダンクで残り5分で8点差の一桁にすると、そこからもペースを握り♯37長島(4年・PG)の2連続3Pが決まり同点。さらに明治大のミスを突いた♯58前田(3年・SF)の速攻、#37長島のフリースローで、残り1分10秒で67-71と逆転から4点のリードに変わった。明治大はこの勝負どころで一本を作り、このQなかなかボールの渡らなかった♯10須藤が右45度から放った3Pが決まり1点差。白鴎大はタイムアウト後の残り39.3秒、サイドラインからオフェンスを開始して早めにシュートを打つが決まらず。明治大の♯15渡辺がこぼれ球を拾い、そのままコートの端を駆け抜けた速攻が決まり、逆転に成功する。すぐさま白鴎大の♯37長嶋がドライブで仕掛けるも、これは入らずタイムアップ。72-71で明治大が劇的な勝利で6勝目をあげ、ホームの会場は熱狂した。
明治大は、前半からセンター陣のファウルトラブルもあったが、植松や山口、野口が大事な場面で仕事を果たしたことで、スタメンの負担が軽減。3Qにセカンドメンバーで我慢ができたことは意味が大きい。これで下位争いから一歩抜け出したが、とはいえ残りはまだ4試合。油断はできない。白鴎大は4Qに勢いを持ってきたが、惜しくも及ばなかった。前田の復活でスピードと得点力はあがったが、荒谷の欠場は大きいか。だが、菅谷やブラという1年生も徐々にプレータイムを伸ばし始め、終盤戦、インカレに向け選手層を厚くしていきたいところだ。
※明治大・須藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.21 (Sun)
【2018リーグ2部】10/21レポート(東洋大会場)
東洋大は順位決定戦まで目前の位置に浮上

2部リーグは残すところこの日の第19戦を含めて4試合(延期試合を除く)。大詰めに近づいている。前18節で既に日本体育大が1部への昇格を決め、あとは順位がどうなるかといった状況にある。また、下位では立教大と埼玉工業大は残りをすべて勝利しても8位以上にはなれないため、順位決定戦の進出は確定。あとは自動降格を阻止できるかどうか、残りの試合に勝負がかかる。ただし、そのほかはこの日の結果でかなり混沌としてきた。
駒澤大と国士舘大がこの週連敗となり、3位と4位が進める1部との順位決定戦の権利を守りきれるかは、残りの試合にかかっている。さらにそれ以下の争いも依然として1勝で一気に順位が上下しており、3位の駒澤大から9位の上武大まで星の差はわずか3つ。一つの勝ち負けで上下のリーグへの順位決定戦への進出もあり得る。しかも、台風による延期試合が最終戦の翌日開催になったため、計算もしづらいのが悩みどころ。しかし1勝の重みはどのディヴィジョンであっても変わらない。どのチームも残りを全力で勝っていくだけだ。
写真:日体大は#13磯野が前半好プレーを見せた。
慶應大は21本の3Pで明星大を圧倒
東洋大が国士舘大に流れを渡さず同率に

写真:バスケットカウントを獲得した上甲をラシードが抱きしめる。東洋大は上甲も良いプレーを随所に見せ、ルーキーながら欠かせない選手。


後半の立ち上がり、国士舘大は#86下(4年・PG)、#98林のシュートで追い上げる。しかし東洋大は#57上甲(1年・C・幕張総合)がアタックし、#28佐久間(4年・SF)がルーズボールやリバウンドにも粘り強く絡んで、#30川上(4年・SG)の3Pも決まると点差は10点以上に。リバウンドでも#24ラシード(3年・C)の高さが生きる。48―62で4Qに入っても東洋大の勢いは止まらず。国士舘大は簡単に点差を詰めさせてもらえない中で#21池田が攻め続け、フリースローを獲得していく。しかし差は詰まらず67―80。東洋大はこの勝利によって国士舘大と10勝で並んだ。国士舘大の方が一試合少ないため順位は暫定だが4位に限りなく近づいた。次節、第20戦で対戦する11勝の駒澤大戦が山場となりそうだ。
写真上:慶應大・鳥羽は25点。3Pは5/8と好調だった。
写真下:東洋大はラシードが18点13リバウンドと高さを活かしたプレーを連発。
※慶應義塾大・髙田選手、東洋大・古賀選手のインタビューは「続きを読む」へ。
法政大が4Qの猛追で迫るが
日本体育大が逃げ切って全勝を守る

第18戦に勝利して1部昇格を決めている日本体育大は、暫定2位の法政大に対し、前半からリードを握った。#3大浦(3年・SG)が攻め、ゴール下では#50バム(1年・C・福岡第一)がゴール下を支配。1Qは徐々にエンジンをかけ、2Qに入ると控えも投入。それでも27―15と圧倒し、前半は50―31。#13磯野(3年・SF)が再々バスケットカウントを獲得し、チームを盛り上げた。法政大は#34濱田(2年・F)の3Pは好調だが、高さは生きない。3Qに入ってオフェンスも勢いが出てくるが、日体大も#3大浦、#24土居(2年・SF)、#45河野(3年・PF)らが次々にシュートして譲らず、点の取り合いになり差が縮まらない。


日体大は3Qまでは彼らの持ち味を十分に出した、運動量と勢いあるバスケットだった。4Qでミスが続いて法政大に迫られたのは課題だが、最後はリバウンドを押さえて1点を守った。1部昇格を決めてはいるが、インカレも控え、彼らにはまだ次がある。残りの試合も油断せずいきたい。
写真上:7本の3Pを入れた法政大・濱田はリーグを通して外が安定している。
写真下:日体大は土居がオフェンスリバウンドやミドルシュートでバム、大浦に次ぐ活躍でピンチを救った。
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2018.10.21 (Sun)
【2018リーグ】10/21結果
◆明治大学和泉キャンパス
筑波大学87(19-20,28-14,20-17,20-24)75青山学院大学
日本大学108(21-8,18-19,36-14,33-22)63神奈川大学
白鴎大学71(14-16,16-26,22-21,19-9)72明治大学
◆専修大学生田キャンパス
東海大学74(17-7,23-15,20-14,14-24)60早稲田大学
大東文化大学89(22-24,23-18,25-27,19-18)87拓殖大学
中央大学68(13-19,18-20,17-26,20-14)79専修大学
東海大学 15勝3敗
大東文化大学 14勝3敗
専修大学 12勝6敗
青山学院大学 11勝7敗
筑波大学 10勝7敗
白鴎大学 9勝8敗
日本大学 8勝9敗
早稲田大学 8勝10敗
明治大学 6勝12敗
中央大学 5勝12敗
神奈川大学 4勝14敗
拓殖大学 3勝15敗
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
慶應義塾大学101(29-15,18-16,35-26,19-25)82明星大学
国士舘大学67(17-21,16-17,16-24,18-18)80東洋大学
日本体育大学95(23-16,27-15,22-20,23-43)94法政大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
順天堂大学92(16-19,21-14,29-26,26-27)86埼玉工業大学
駒澤大学80(23-20,19-23,21-25,17-13)81立教大学
江戸川大学85(28-19,12-15,19-27,26-22)83上武大学
日本体育大学 18勝0敗
法政大学 15勝3敗
駒澤大学 11勝7敗
国士舘大学 10勝8敗
東洋大学 10勝9敗
江戸川大学 9勝9敗
順天堂大学 9勝9敗
慶應義塾大学 9勝10敗
上武大学 8勝11敗
明星大学 5勝14敗
立教大学 4勝15敗
埼玉工業大学 3勝16敗
【3部】2次ステージ
◆帝京平成大学 池袋キャンパス
国際武道大学87(31-10,17-19,22-18,17-22)69学習院大学
玉川大学83(25-22,13-25,27-20,18-22)89東京成徳大学
関東学院大学75(12-34,24-22,9-27,30-17)100山梨学院大学
國學院大學64(15-15,21-15,13-13,15-17)60文教大学
東京経済大学73(20-14,17-21,20-20,16-25)80桐蔭横浜大学
明治学院大学65(10-23,23-15,12-15,16-8,4-8*)69帝京平成大学 *OT
関東学院大学 11勝3敗
明治学院大学 10勝4敗
東京成徳大学 10勝4敗
山梨学院大学 9勝5敗
玉川大学 8勝6敗
帝京平成大学 8勝6敗
東京経済大学 7勝7敗
國學院大學 7勝7敗
国際武道大学 7勝7敗
桐蔭横浜大学 4勝10敗
学習院大学 2勝12敗
文教大学 1勝13敗
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2018.10.20 (Sat)
【2018リーグ1部】10/20レポート
中央大は劇的勝利を収め下位争いも混戦

1部リーグ第17戦は専修大学と明治大学の2会場で開催となった。いまだ順位は暫定で上位も下位も争いは熾烈だ。この日は専修大が接戦の末に大東文化大を下し、大東文化大は3敗目。暫定ながら東海大が首位に立った。また、中央大がブザービーターで早稲田大に勝利し、再び9位に浮上した。
また、明治大学会場では筑波大、日本大が勝利した。
写真:専修大が接戦の末に大東文化大に勝利。
白鴎大・拓殖大は後半に失速
青山学院大・東海大の上位が確実に勝ち星を増やす


後半の立ち上がり、東海大は#19西田(2年・SG)の3Pで迫るとここから僅差の戦いに。東海大は#25平岩(3年・C)の3Pで同点にするが、拓殖大も#99多田の3Pで逃げる。取ったら取り返すゲームは、東海大がインサイドでは#25平岩や#86八村、外からは#19西田のシュートが決まると得点で先行。拓殖大はインサイド陣のファウルが込んでくるが、#34宮越(4年・PF)のオフェンスリバウンドも良く、3Pも決まると#0山梨が攻撃のきっかけを作っていく。#9小室の3本目の3Pも入って粘るが、チームファウルが5を越え、フリースローを多く獲得した東海大が最後に速攻も出して74―68と6点のリードで4Qへ。すると東海大のディフェンスが激しくなり、拓殖大は簡単にボール運びができなくなり、シュートもタフショットに。それでも3Pで点差を詰める拓殖大だが、東海大は内外安定。最後は95―83で逃げ切った。
写真上:青学大は納見が得点を取っていく。
写真下:拓殖大は宮越がディフェンス・オフェンスとも踏ん張るがインサイドでのファウルが込むと厳しくなった。
【PICK UP1】
最後は中村の劇的3Pで幕
中央大が5勝目をあげる



早稲田大はこの日、機動力の高い中央大に対して序盤からファウルに悩まされた。対する中央大は最後の攻撃が見事にハマり、貴重な5勝目となった。
写真上:中央大は肥後も奮闘し、10得点。出番を分け合いながらインサイドで戦っている。
写真下:早稲田大は桑田が得点、リバウンドで貢献するシーンも増えてきている。
※中央大・青木選手のインタビューは「続きを読む」へ。
専修大が攻守で粘り大きな1勝
大東文化大は3敗目で暫定2位へ

暫定首位の大東文化大は暫定4位の専修大との一戦を迎えた。#12熊谷(4年・PG)、#2飴谷(2年・SG)も復帰した負けられない一戦は、1Qから互いに主導権を求めて接戦になるが、最後に#34中村(3年・PG)が決めて16―15と大東大がまずリード。2Qは専修大が#12西野(2年・F)のシュートもあり先行。ディフェンスも締めて簡単に大東大には攻めさせない。大東大はアウトサイドがなかなか入らないが、#15モッチ(3年・C)がリバウンドを取ってインサイドで奮闘。しかし追い上げの段階でテクニカルもコールされ、我慢の時間が続く。その中でも#23奥住(4年・SG)を筆頭にディフェンスで粘り、#2飴谷がオフェンスリバウンドに何度も絡んで前半は31―31に追いついた。

4Qは開始早々#13熊谷の3Pで幕が開く。しかし専修大は#30アブが2連続のダンクを見せ、#34盛實の速攻で同点に。ゲーム動かない時間帯が続き、専修大は残り5分で#12西野が退場に。しかし選手層の厚さがその影響を感じさせない。取ったら取り返す展開は残り1分を切ってもどちらに転ぶかわからないまま進行していった。残り1分半、大東大のターンオーバーから#34盛實が3Pを決めると専修大が2点のリード。大東大もディフェンスから#2飴谷がボールを奪い速攻に走るが、これを#30アブが見事にブロック。残り5.5秒、2点を追う大東大はスローインからの攻撃になるが、思うような攻撃の形が作れないまま#15モッチが放ったシュートが外れ、同点にはできず67-69。専修大がホームで大東大を下した。

写真上:幸崎が熊谷に対しても好ディフェンス。
写真下:飴谷も復帰しサイズのある専修大に対しても高さ勝負で絡んだが、あとわずかだった。
※専修大・アブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.20 (Sat)
【コラム】2部リーグのニューフェイスたち~昇格組の挑戦~

新たな挑戦者たちの台頭が
2部リーグに新風を吹き込む
今季2部昇格を果たした4チームのうち上武大は十数年ぶりの2部、埼玉工業大、明星大は初の2部リーグ参戦と、フレッシュな印象をもたらしているチームだ。3チームとも上のレベルのリーグに挑戦中といった状況だが、中には上位チームにも劣らない力を持ち、個人ランキングではトップクラスの力を披露する選手もいる。その中から3名の選手をピックアップし、彼らにとっての新しい舞台で活躍する姿を紹介する。
点を取るため、常に進化を続けるエース
~細川一輝(上武大・♯29)~

第17戦終了時点で361得点と、現在得点ランキング1位につけ、圧倒的なオフェンス力を見せている。しっかりした体格でフィジカルの強さを持ちながら、機敏さも兼ね備え、常にゴールにアタックしていく。チーム全体の攻撃力が高い上武大だが、今年に入り細川にエースとしての自覚が生まれたと言う。
「昨年まではマーテルさん(マーテル・テイラーバロン)がいて、ゴール下で全て点数を取ってくれていました。今年は彼が抜けて、自分が点数を取らないと勝てないと自覚をしています。プレッシャーの中でも自分が一番積極的に攻めていきたいと思っています」。

「3Pは自分の一番の武器だと思っています。それに加えて高校ではやっていなかったポストプレーをやり始めました。このポジションとしてはある程度のサイズがあるので、ミスマッチを突こうと思ったからです。どうやって自分の武器を増やして、点数を取るか。厳しくマークをされても、先輩方が練習でタイトにディフェンスをしてくれるので、自分で工夫してボールをもらう方法を模索しています」。
ゲーム中の工夫の成果は数字が明確に表している。得点ではコンスタントに1試合2桁をマークし、3Pでは第17戦終了時点で50本とランキング2位につける。得点王、3P王と共に期待したいところだが、個人賞よりも他に大切なことがあると言う。
「自分たちの速いバスケットを発揮して、常にチャレンジャーとして挑みたいです。個人賞を取れてもチームが勝てないと意味がないと思います。できればインカレにも出たいですし、最低でも2部残留はしっかり果たしたいです。そのために得点を取っていきたいと思います」。
普段の性格は控えめだというが、コートに入るとエースの表情に一変。上武大の核としてこれからも点数を取り続けていく。
走るバスケットの先陣をきるPG
~新田嵐(明星大・♯2)~

2年生が主体となるチームの中で、司令塔として活躍を見せるのが新田だ。170cmと小柄だがコート上では一番のスピードで果敢にゴールへ向かう。オフェンス主体の明星大の持ち味を発揮するためには欠かせない選手だ。
「ベンチでは上級生がしっかり声を出してくれるので、PGとして学年関係なくコートの上で一番声を出していきたいです。自分は攻めることが好きなので、明星大のチームスタイルには合っていると思います」。
小学2年生からバスケットボールを始め、中学時代は神奈川県代表のキャプテンとしてジュニアオールスターで全国制覇を果たした。そのメンバーと共に進学した高校は強豪の桐光学園。実力のある選手が多い中で、小さい新田は生きていくために周りを見る力をつけた。その成果は大学でも生かされ、第17戦終了時点で78本のアシストを記録し、暫定1位につけている。
「小学生の頃からスピードが武器ですが、50メートルとかはそんなに速くないです。体育館でボールをついているときは走りやすいので、足の速さは関係ないかもしれません。アシストに関しては、高校で力のある選手がたくさんいたのでパスをよく見ていました。それが生きているかもしれないですね。今は自分が一番攻めないといけないので、攻めつつパスを意識しています」。

「夏はずっと走って体力を作ってきたので、プレータイムが長くても大丈夫です。台湾遠征に行きましたが、自分たちのフィジカルの弱さを実感しました。台湾の選手は常に意識が高く、それに影響されて“リーグ戦をやってやる”という気持ちを持っています」。
常にアグレッシブに先頭に立ってチームを牽引する。名前の通りチームに「嵐」のような勢いを持ってくる選手だ。
チームの勝利のために奮闘するルーキー
~張子駒(埼玉工業大・♯1)~

埼玉工業大のスーパールーキーとして目が離せないのはこの人だ。3P、ドライブ、リバウンドまでこなすオールラウンダー。数字でもチームを引っ張る存在だが、あくまでもチームの勝利が一番という考えで、コート上で声を出す積極性がある。
「順天堂大(第8戦)に勝ってからチームの雰囲気がいいです。ずっと試合に出ていて、疲れるけど勝ちたいからやるしかないです。できれば得点王やリバウンド王は取りたいけど、チームのリズムを崩してまでやることはない。チームが勝つことが何よりも大切だから。まず勝ちたい。そのために日本語はまだまだだけど、ガードもセンターもやるから、チームメイトとしっかりコミュニケーションを取っていきたい」。
出身地は中国四川省。中学1年生までのポジションはガード。その後一気に身長が伸びたため、サイズがあっても幅広いプレーをこなす。大学では足りない部分や課題がまだまだあるというが、負けず嫌いな性格は張の技術やメンタルをさらに磨いていきそうだ。

その闘志は他チームのエースにも向けられている。第14戦では68-48で上武大に勝利。
「今日は得点ランキング1位の細川選手に勝つことができて本当に嬉しいです」と素直に喜びの笑みを見せた。コンスタントに点数を重ね、リバウンドでチームにセカンドチャンスをもたらし続けた成果が、リーグ戦後半になりようやく結果として見えてきた。張にとっての大学バスケットボールはまだ始まったばかり。今年のリーグ戦での自信をバネに成長し続ける姿に注目だ。
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2018.10.17 (Wed)
【2018リーグ】10/20,21試合予定
【1部】
◆専修大学生田キャンパス
12:00 白鴎大学 vs 青山学院大学
13:40 東海大学 vs 拓殖大学
15:20 中央大学 vs 早稲田大学
17:00 大東文化大学 vs 専修大学
◆明治大学和泉キャンパス
15:30 筑波大学 vs 神奈川大学
17:10 日本大学 vs 明治大学
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
13:00 慶應義塾大学 vs 東洋大学
14:40 国士舘大学 vs 法政大学
16:20 日本体育大学 vs 明星大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 順天堂大学 vs 立教大学
14:40 駒澤大学 vs 上武大学
16:20 江戸川大学 vs 埼玉工業大学
----------------------------------------
10月21日(日)
【1部】
◆明治大学和泉キャンパス
13:00 筑波大学 vs 青山学院大学
14:40 日本大学 vs 神奈川大学
16:20 白鴎大学 vs 明治大学
◆専修大学生田キャンパス
13:00 東海大学 vs 早稲田大学
14:40 大東文化大学 vs 拓殖大学
16:20 中央大学 vs 専修大学
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
13:00 慶應義塾大学 vs 明星大学
14:40 国士舘大学 vs 東洋大学
16:20 日本体育大学 vs 法政大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 順天堂大学 vs 埼玉工業大学
14:40 駒澤大学 vs 立教大学
16:20 江戸川大学 vs 上武大学
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2018.10.14 (Sun)
【2018リーグ1部】10/14レポート
明治大はリーグ初の連勝を記録

リーグ戦は16戦目。終盤戦に入り順位は気になるところだが、それと同時に長いリーグを戦うにつれて選手のコンディションにも少なからず影響が出てきている。戻ってきた選手がいる一方でここにきて主力選手の欠場も相次ぎ、長期戦をいかに健康に戦い抜けるかも残りの試合のポイントになってきそうだ。暫定首位の大東文化大はスタメンの2名が欠場しつつもなんとか勝ちきったが、残りの試合でのコンディションが気になるところ。
また、熾烈になってきている下位争いは明治大が2連勝で5勝目をマークし、暫定9位へとジャンプアップ。自動降格・インカレ出場の有無がかかるこちらの順位からも目が離せない。
写真:専修大はチアの応援などもあったホームゲームで、会心のゲーム。ベンチも盛り上がった。
大東大はヒヤリとするも逆転勝利
専修大はホーム戦を白星で飾る


そのほか、東海大、筑波大は危なげなく勝利した。上位は順位が動かなかったが、下位は拓殖大が3勝、中央大と神奈川大が4勝で動かず。明治大が5勝と星一つ抜け出し順位を上げた。
写真上:大東大はモッチがリーダーシップを取り、みんなを落ち着かせた。
写真下:抜群の運動量で何度も速攻に走った専修大のキング。リーグ戦から出番が増えてきた期待のルーキー。
※専修大・寺澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【PICK UP1】
明治大が攻守で激しさを見せ
逆転で青山学院大に勝利

暫定3位の青山学院大は、前節で4勝目をあげて波に乗る明治大に2Q以降に強烈な突き上げを食らった。

3Qはどちらも主導権を握れないまま時間が過ぎる。互いにしぶといディフェンスを繰り出し、簡単にはゴールを割らせない。しかし、リバウンドに皆で飛び込み、運動量が落ちない明治大がじわじわ引き離し、最後は#33山口(4年・PG)が自らのシュートのオフェンスリバウンドに飛び込み、62―54とリードして4Qへ。その最終Qは開始早々#33山口の速攻が決まり、#24森山の3Pが沈むと開始1分半で明治大が13点のリード。タイムアウトを取った青学大は立て直しをはかるが、明治大は連続の速攻や#15渡辺の3P、全員で粘るリバウンドで残り5分を切っても10点ほどのリードを保っていく。残り3分を切り、青学大は#15石井、#14井森(3年・SF)で3本の3Pを沈めるものの、明治大も#7植松(2年・PF)のオフェンスリバウンドなど、集中力を保って84―74。連勝での5勝目を獲得。

写真上:青学大はタイムシェアをしつつも前田がチーム最長出場で奮闘。24得点リバウンド7と4年としての意地を見せる。
写真下:明治大・植松は7リバウンド。抜群のタイミングで飛び込み、ボールをもぎ取っていく。
※明治大・渡辺選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【PICK UP2】
激しい戦いを制したのは白鴎大
終盤の3Pとリバウンドで勝利を掴む


3Q、白鴎大はディフェンスからターンオーバーを再々奪うが、外のシュートの確率が今ひとつ。早稲田大は迫られながらもうまくパスが回り、最後は#41小室(2年・C)の3Pが決まって50―55とリードで4Qへ。開始1分、白鴎大は9月末から欠場し、ようやくの復帰戦となった#58前田(3年・SF)の速攻で1点差に迫るとオフェンスリバウンドから得点が続き、逆転。ここからは一進一退の展開になる。白鴎大は#44星野(3年・PF)、#14髙間の3Pで流れを掴むが、早稲田大も#41小室が返して譲らない。しかし残り1分半、#14髙間の2本目の3Pで白鴎大に流れが来る。だが早稲田大は残り28秒、#15森定(4年・G)のスティールから得点につなげて最後の勝負へ。白鴎大はタイムアウト後のスローインミスで早稲田大に走られるが、早稲田大のシュートは入らずリバウンドは白鴎大#75シェッハ(3年・C)が長い手で誰よりも高い場所でキャッチ。最後は72―68。クロスゲームは白鴎大が勝利を収めた。

写真上:早稲田大・小室は勝負強い3Pでチームを助けている。
写真下:白鴎大・星野は3Pを3/4。立ち上がりから好調だった。
※白鴎大・髙間選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.14 (Sun)
【コラム】手探りながら温かい空間を構築〜専修大学ホームゲーム〜
さまざまな協力を得てホームゲームを開催

10月13日(土)、14日(日)は専修大のホームゲームとして開催された。これまでリーグ戦会場になることはあってもホーム色はさほど強くなかった専修大学での試合。しかし今年は開催告知ポスターを作成し、ホームゲームTシャツ販売やチアによるハーフタイムショーなど、ホームらしい演出が随所に見られた。
開催のリーダーシップを取ったのは工藤厚志学生コーチ(3年)。今年はリーグ戦自体が会場選定に時間を要したが、最終的に専修大開催が決まった際、「じゃあホームゲームをやろう」という流れになったという。そこにはホームゲームとして盛り上げることで、チームに良い流れを与えたいという気持ちも大いに働いている。とはいえ、手探りの中での準備だった。
「初めてのことだったので何をしたらいいのかわからないことが多かったですね。予算はいくらか、これをするのは良くて、これは駄目といったことが、ノウハウがないのでまったくわからない。なので他チームの開催例を参考にして、あれをやろう、これをやろう、と準備を進めながら見つけていく感じでした」。

時間がない中での準備だったが、ポスターは専大スポーツの協力を仰いで作成。Twitterで告知をし、来場を促した。ホームゲームTシャツは監督がデザインし、当日は応援スティックも配布。1階、2階とも観客が数多く訪れ、チームに声援を送った。音響設備も借り、学連の委員が普段のアナウンスとは異なるMC風に試合を実況し、慣れない中でもホームらしい雰囲気を構築。一戦目の早稲田大戦は競り負けたが、二戦目は立ち上がりから勢いあるプレーで勝利し、いい雰囲気でホーム戦を締めくくることができたのは、こうした盛り上げもあってこそだろう。
「二戦目は勝てたので良かったです。今回開催してみて他の学生や部活動、教職員、父兄までみんな一丸となって応援できる空間を作り上げられたのは本当に良かったし、自分も楽しかったです。来年があればもっと早くから計画を立てて、もっとしっかりした形のものができるといいなと思います」。
苦労の中に手応えもあったホームゲーム。これが良い形で続いていくことを期待したい。チーム的にも16戦終了時点で暫定3位。「うちは選手個々のポテンシャルが目立ちがちだけれど、今年はチームみんなでディフェンスして、走って、点を取れるという点で今まで以上にいいチームになってきています。まだ優勝も狙えるし、残りのリーグ戦でいい結果を出したい」と学生コーチらしく意気込む。ホームゲーム形式ではないが、専修大を会場にした試合もまだ残る。ホームの利を次戦以降も活かしたい。

写真下:一番左が工藤学生コーチ。ゲーム終盤は4年の長谷川選手にシュートを決めてもらおうと、ベンチも大盛り上がりになった。
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2018.10.14 (Sun)
【2018リーグ】10/14結果
◆専修大学生田キャンパス
青山学院大学74(27-17,15-29,12-16,20-22)84明治大学
大東文化大学89(15-20,14-17,35-14,25-19)70神奈川大学
白鴎大学72(17-14,15-23,18-18,22-13)68早稲田大学
中央大学67(16-17,12-12,16-23,23-24)76東海大学
筑波大学85(22-11,21-20,24-15,18-18)64日本大学
専修大学97(31-20,25-14,19-20,22-14)68拓殖大学
大東文化大学 13勝2敗
東海大学 13勝3敗
青山学院大学 10勝5敗
専修大学 10勝6敗
白鴎大学 9勝6敗
筑波大学 8勝7敗
早稲田大学 8勝8敗
日本大学 6勝9敗
明治大学 5勝11敗
中央大学 4勝11敗
神奈川大学 4勝12敗
拓殖大学 3勝13敗
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
上武大学88(25-13,17-28,22-17,24-19)77東洋大学
国士舘大学95(30-20,19-24,22-24,24-21)89明星大学
日本体育大学90(21-13,28-18,17-22,24-9)60順天堂大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
法政大学93(25-9,18-22,24-21,26-22)74立教大学
駒澤大学87(17-13,18-28,26-16,26-13)70埼玉工業大学
慶應義塾大学82(19-14,24-14,18-23,21-17)68江戸川大学
日本体育大学 16勝0敗
法政大学 14勝2敗
駒澤大学 11勝5敗
国士舘大学 10勝6敗
東洋大学 8勝9敗
慶應義塾大学 8勝8敗
江戸川大学 7勝9敗
順天堂大学 7勝9敗
上武大学 7勝10敗
明星大学 5勝12敗
立教大学 3勝14敗
埼玉工業大学 3勝14敗
【3部】
■関東学院大学金沢八景キャンパス
◆aコート
玉川大学77(10-17,18-19,24-24,25-24)84山梨学院大学
関東学院大学87(23-15,22-20,25-21,17-26)82帝京平成大学
明治学院大学50(11-14,10-23,8-35,21-10)82東京成徳大学
◆bコート
国際武道大学92(10-17,18-19,24-24,25-24)84文教大学
國學院大學78(22-14,13-18,21-26,22-22)80桐蔭横浜大学
東京経済大学97(22-15,23-16,22-7,30-16)54学習院大学
関東学院大学 10勝2敗
明治学院大学 9勝3敗
玉川大学 8勝4敗
東京成徳大学 8勝4敗
山梨学院大学 8勝4敗
帝京平成大学 7勝5敗
東京経済大学 6勝6敗
国際武道大学 6勝6敗
國學院大學 5勝7敗
桐蔭横浜大学 3勝9敗
文教大学 1勝11敗
学習院大学 1勝11敗
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2018.10.14 (Sun)
【2018リーグ】10/14 3部2次ステージ試合予定
■関東学院大学金沢八景キャンパス
◆aコート
14:40 玉川大学 vs 山梨学院大学
16:30 関東学院大学 vs 帝京平成大学
18:20 明治学院大学 vs 東京成徳大学
◆bコート
14:40 国際武道大学 vs 文教大学
16:30 國學院大學 vs 桐蔭横浜大学
18:20 東京経済大学 vs 学習院大学
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2018.10.13 (Sat)
【2018リーグ1部】10/13レポート
星の数では大東文化大に並ぶ

第16戦、専修大のホームゲーム週でもあるこの日一番の注目となったのは、首位の大東文化大と1勝差で2位につける東海大の一戦だった。序盤からロースコアの戦いは東海大が確実さを見せて勝利。大東文化大は2敗目を喫し、星の数は東海大と12勝で並んだ。延期試合のある大東大はまだ1試合少ない状況であり、優勝争いはまだ予断を許さない。また、明治大が4勝目をあげ、下位争いも4勝が3チーム並ぶ形になり、ますます熾烈さを増してきた。
写真:見ごたえのあった大東文化大・熊谷と東海大・大倉颯太のマッチアップ。
全6試合はいずれも好勝負が続き
上位チームがしっかり勝ち切る


そのほか、明治大は中央大との接戦を制して4勝目。#15渡辺(2年・PG)、#10須藤(3年・SF)が好調だった。これで暫定だが下位4チームは3勝が1チーム(拓殖大)、4勝がチーム(中央大・明治大・神奈川大)となり、混戦の様相だ。また、拓殖大は#1岡田(2年・GF)が復帰。#99多田(2年・SG)が7本の3Pで盛り上げ、筑波大相手に僅差に迫って粘るが、最後は及ばず。筑波大は#11増田(3年・PF)が31得点12リバウンドで気を吐いた。また、ホームの専修大は早稲田大に対して前半大きく遅れを取るが、後半怒涛の追い上げ。しかし終盤#41小室(2年・C)の2本の3Pもあって早稲田大が逃げ切り、専修大はホームでの勝利ならず。
写真上:青山学院大学は前田の貢献度も大きい。
写真下:日本大はこの試合から杉本が復帰。チーム浮上の起爆剤となるか。
※青山学院大・井森選手、白鴎大・三浦選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【PIC UP】
激しいディフェンスが見られた上位決戦は
東海大はメンバーがバランスよく活躍

首位の大東文化大と2位東海大との戦いは、ロースコアで互いのディフェンスの良さが光る勝負になった。

2Qは互いに控え主体でスタート。東海大は#10鶴田(4年・C)のタップやレイアップ、#0寺嶋(3年・PG)が走力を生かした速攻に、#12熊谷(4年・PG)からのスティールを決めると、ディフェンスでは高い位置から当たってミスを誘う。大東大は簡単にはオフェンスを組み立てられないながらも、#12熊谷の3P、#2飴谷(2年・SG)のオフェンスリバウンドなどで粘り、#15モッチの得点で11点差から3点差にまで詰め寄り、前半は23―27。
3Q、大きく差のない中でゲームが展開するが、大東大はこの日は中・長距離ともアウトサイドの確率が上がってこない。東海大はリバウンドを押さえ、走って残り2分には再び11点のリードに成功する。しかし、#37秋山(4年・F)がアンスポーツマンライクファウルを取られたのをきっかけに大東大が盛り返し、#15モッチが3連続ゴール、#34中村(3年・PG)の3Pで39―42と大東大が追い上げて4Qへ。

互いにディフェンスは良く、守り合いでは見応えがあった。各Qごとの数字は10-13,13-14,16-15,12-14とほとんど差はない。だが、大東大はいつもの勝負強いアウトサイドが入らず、また東海大が大東大の得意な形を出させなかった。陸川監督はようやくチームとしての安定感が出てきたことを評価。バックアップのメンバーたちも練習ではスタメンに勝るほどの力を見せているといい、試合を重ねることでついてきたチームとしての総合力の向上を、この勝利でさらに自信としたいところだ。
写真上:東海大は寺嶋のスティールやシュートも効果的だった。
写真下:大東大・モッチは激しいディフェンスを受けながらも22点17リバウンド。
※東海大・平岩選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.13 (Sat)
【2018リーグ】10/13結果
◆専修大学生田キャンパス
青山学院大学83(27-14,14-14,25-21,17-17)66神奈川大学
大東文化大学51(10-13,13-14,16-15,12-14)56東海大学
白鴎大学83(23-16,18-26,21-16,21-21)79日本大学
中央大学59(17-23,17-14,10-11,15-14)62明治大学
筑波大学63(25-24,21-4,18-28,19-23)79拓殖大学
専修大学78(19-23,17-27,21-16,21-15)81早稲田大学
大東文化大学 12勝2敗
東海大学 12勝3敗
青山学院大学 10勝4敗
専修大学 9勝6敗
白鴎大学 8勝6敗
早稲田大学 8勝7敗
筑波大学 7勝7敗
日本大学 6勝8敗
中央大学 4勝10敗
明治大学 4勝11敗
神奈川大学 4勝11敗
拓殖大学 3勝12敗
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
上武大学83(22-25,19-28,21-26,21^34)113明星大学
国士舘大学71(19-21,12-19,16-21,24-27)88順天堂大学
日本体育大学85(18-16,18-12,30-21,19-19)68東洋大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
法政大学105(31-15,28-16,20-21,26-19)71埼玉工業大学
駒澤大学70(15-17,15-15,12-20,27-8)60慶應義塾大学
江戸川大学73(24-28,16-20,11-13,22-8)69立教大学
日本体育大学 15勝0敗
法政大学 13勝2敗
駒澤大学 10勝5敗
国士舘大学 9勝6敗
東洋大学 8勝8敗
江戸川大学 7勝8敗
順天堂大学 7勝8敗
慶應義塾大学 7勝8敗
上武大学 6勝10敗
明星大学 5勝11敗
立教大学 3勝13敗
埼玉工業大学 3勝13敗
【3部】
◆明治学院大学白金キャンパス
山梨学院大学73(16-17,20-20,16-10,21-18)65明治学院大学
関東学院大学75(19-9,13-22,22-20,21-20)71玉川大学
【1次ステージ順位】
1位 明治学院大学 9勝2敗
2位 関東学院大学 9勝2敗
3位 玉川大学 8勝3敗
4位 帝京平成大学 7勝4敗
5位 山梨学院大学 7勝4敗
6位 東京成徳大学 7勝4敗
7位 東京経済大学 5勝6敗
8位 國學院大學 5勝6敗
9位 国際武道大学 5勝6敗
10位 桐蔭横浜大学 2勝9敗
11位 文教大学 1勝10敗
12位 学習院大学 1勝10敗
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2018.10.13 (Sat)
【COLUMN】注目!大学バスケのSNS
大学バスケットの楽しみが何倍にもアップ
大学バスケットボール界で早期からチームのホームページを立ち上げたのは、愛称がグリズリーだった時代の日本体育大学などいくつかある。インターネットの発達とともにさまざまなチームがHP、ブログ、掲示板等を活用してきたが、ここ数年はSNSの利用が活発だ。チームが気軽に情報や魅力を伝え、以前より大学バスケットボールの面白さが伝わりやすくなったと言えるが、今回はその中から質や量が充実している慶應義塾大学、法政大学、そして関西学連の3つを紹介。ぜひフォローして大学バスケを幅広く、より深く楽しんで欲しい。

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2018.10.12 (Fri)
【2018リーグ】10/13,14試合予定
【1部】
◆専修大学生田キャンパス
10:00 青山学院大学 vs 神奈川大学
11:40 大東文化大学 vs 東海大学
13:20 白鴎大学 vs 日本大学
15:00 中央大学 vs 明治大学
16:40 筑波大学 vs 拓殖大学
18:20 専修大学 vs 早稲田大学
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
13:00 上武大学 vs 明星大学
14:40 国士舘大学 vs 順天堂大学
16:20 日本体育大学 vs 東洋大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 法政大学 vs 埼玉工業大学
14:40 駒澤大学 vs 慶應義塾大学
16:20 江戸川大学 vs 立教大学
【3部】
◆明治学院大学白金キャンパス
11:00 山梨学院大学 vs 明治学院大学
12:50 関東学院大学 vs 玉川大学
※9/30の延期試合
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10月14日(日)
【1部】
◆専修大学生田キャンパス
10:00 青山学院大学 vs 明治大学
11:40 大東文化大学 vs 神奈川大学
13:20 白鴎大学 vs 早稲田大学
15:00 中央大学 vs 東海大学
16:40 筑波大学 vs 日本大学
18:20 専修大学 vs 拓殖大学
【2部】
◆東洋大学総合スポーツセンター
13:00 上武大学 vs 東洋大学
14:40 国士舘大学 vs 明星大学
16:20 日本体育大学 vs 順天堂大学
◆江戸川大学駒木キャンパス
13:00 法政大学 vs 立教大学
14:40 駒澤大学 vs 埼玉工業大学
16:20 江戸川大学 vs 慶應義塾大学
【3部】
13日の試合後、順位が確定してから2次ステージのカードが決定します。
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2018.10.08 (Mon)
【2018リーグ】10/8結果
■江戸川大学駒木キャンパス
立教大学70(13-27,22-27,25-20,10-35)109明星大学
順天堂大学77(28-13,18-19,15-15,16-19)66上武大学
江戸川大学79(21-18,14-15,18-13,26-27)73国士舘大学
■日本体育大学世田谷キャンパス
東洋大学77(28-13,18-19,15-15,16-19)66埼玉工業大学
慶應義塾大学69(9-18,20-12,18-27,22-29)86法政大学
日本体育大学89(21-17,16-20,31-20,21-15)72駒澤大学
日本体育大学 14勝0敗
法政大学 12勝2敗
国士舘大学 9勝5敗
駒澤大学 9勝5敗
東洋大学 8勝7敗
慶應義塾大学 7勝8敗
江戸川大学 6勝8敗
順天堂大学 6勝8敗
上武大学 6勝9敗
明星大学 4勝11敗
立教大学 3勝12敗
埼玉工業大学 3勝12敗
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2018.10.08 (Mon)
【2018リーグ2部】10/8レポート
法政大も後半抜け出し慶應義塾大に勝利

2部リーグは3連戦の最終日。この日は日本体育大会場では首位の日本体育大、2位の法政大に対して駒澤大、慶應義塾大が前半は互角の戦いを展開し、上位に迫った。また、江戸川大会場では明星大、順天堂大、江戸川大が勝利。
写真:日本体育大はこのまま無敗で首位を守れるか。
【ディフェンスの良さを見せた東洋大が8勝目】

写真上:東洋大は古賀が得点をリードし18得点。チームは中盤から上位を目指す。
【前半は互角も後半は法政大のペースに】


写真上:法政大は鈴木が高さを生かして25得点14リバウンド。
写真下:慶應大は鳥羽ら4年生が奮闘。後半惜しくも失速。
【速攻、インサイドで得点し日本体育大が無敗を守る】

2Q、#96ディクソン(2年・SF)の3Pが決まり、沸く応援団。駒澤大はセカンドユニットで対応し、#30櫻井(3年・F)のアウトサイドが連続で沈み1点差。日体大はやや球際の精彩を欠いてシュート確率も悪く、我慢の展開。ディフェンスで再々日体大を止めた駒澤大は残り2分に逆転し、#3澁田の3連続得点で逃げようとするところ、#33遠藤(2年・SG)の3Pで日体大が再び同点に追いつき、37―37で前半終了。
3Q、日体大はディフェンスからターンオーバーを奪い、#24土居の速攻、#50バムのゴール下、#45河野(3年・PF)のフリースローなどで再び10点のリードに。駒澤大は#65針生が4つ目のファウルを取られベンチへ。駒澤大は必死のプレーを見せるが、日体大は勢いを切らさず68―57で3Q終了。

駒澤大は櫻井が25点、澁田が20点と好調だったが、針生はファウルトラブルで苦しんだ。日体大はミスが多く見られたが、波に乗ると一気に引き離し、バムが34点、大浦が22点と走力、ゴール下の強さをしっかり見せて無敗の14勝。
写真上:日本体育大・土居は13点。チームは速攻が出てくると強い。
写真下:アグレッシブに攻めた25得点の駒澤大・櫻井。
※日本体育大・バム選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.07 (Sun)
【2018リーグ1部】10/7レポート(白鴎大会場)
神奈川大が4勝目で暫定10位浮上

第14戦は2会場で熱い戦いが繰り広げられた。首位は揺るがず大東文化大。4位チームまでもそれぞれ勝って、暫定ながら順位は動かなかった。反対に変動し始めたのは下位チーム。中央大は4連敗。神奈川大が勝利して最下位から10位へと上がった。中央大は一試合が延期になっているが、これで神奈川大と勝ち星では並び、次週以降の戦いぶりが注目になるだろう。
専修大は明治大に対して1Qから高さを生かして得点し、27-6とリードを得る。明治大は#28今川(4年・SF)が2Q早々に3ファウルになり、インサイドで苦戦。専修大はまんべんなく選手を使い優位に試合を進める形に。明治大は後半に粘り、#21野口(3年・SF)のアウトサイドもきれいに決まったが89-70で試合終了。明治大はいまだ3勝に留まる。専修大は9勝で暫定4位。後半戦にかけて上位を狙うには十分な位置につけている。
写真:専修大が脆い試合を見せたのは数試合。あとはタイムシェアしながら着実に白星を増やしている。
東海大は終盤に逆転で勝利
筑波大は終盤に失速


後半の立ち上がり、筑波大は#11増田の連続得点が出るが、東海大はゴール下の#86八村(1年・C・明成)にボールが回り差を開かせない。筑波大がリードを保ちつつもあまり差がない状態で試合は進み、残り4分から東海大が速攻で1点差に迫るも、#88牧の3P、#11増田の速攻からのバスケカウントで再び筑波大が逃げる。東海大は#38春日の連続速攻もあるが、#8菅原の最後のショットが決まった筑波大が64-56として4Qへ。

写真上:筑波大は波多が再びの怪我で欠場し、コート上では牧がリーダーとしてチームを牽引する。
写真下:東海大は八村のゴール下での活躍がたびたびチームを助けている。特にオフェンスリバウンドやセカンドチャンスに絡むタイミングは抜群。
※東海大・笹倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
アグレッシブなディフェンスとオフェンスで
神奈川大が白鴎大を圧倒し4勝目

白鴎大は神奈川大をホームゲーム2戦目の相手に迎えた。立ち上がりは#75シェッハ(3年・C)の高さが生きた白鴎大だが、神奈川大は持ち前のディフェンスで粘り、#30松岡(4年・PG)の得点と#7東野(1年・SG・厚木東)がジャンプ力と走力を活かし、リバウンドをもぎ取って速攻につなぐと互角の戦いに。しかし最後は#14高間(4年・SF)の3Pが決まって白鴎大リードの22―19。2Q、白鴎大は#56中川(3年・PG)、#23荒谷(2年・PF)の3Pが出ると開始3分で一気に10点のリードに。しかしここから神奈川大は#5緒方(4年・PF)が高くボールを放り投げたフローター、#75小酒部(2年・SF)の速攻からのレイアップ、さらに#5緒方、#34工藤(4年・PF)の3Pで追い上げると、#7東野の速攻も飛び出し残り2分で同点に戻す。ここからは点の取り合いになるが、#75小酒部がタップで押し込んだボールがカウントワンスローとなり、43―40の神奈川大リードで前半終了。

4Q、#5緒方の連続3P、#30松岡のドライブで神奈川大は開始2分半で13点リード。白鴎大は#75シェッハと#23荒谷を投入。高さは増すが、小兵の神奈川大はそれでも小回りの良さ活かし、ディフェンスの空隙を突いて#30松岡が自在に得点。この日の神奈川大は終盤まで全員の走力が落ちない。白鴎大は得点が伸びず、神奈川大はそのまま走りきり86―69。

写真上:白鴎大はスタメンの三浦が3Pでチームに活力を与えた。
写真下:神奈川大は緒方の3Pが3/3。これが大きく作用した。
※神奈川大・東野選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2018.10.07 (Sun)
【2018リーグ1部】10/7レポート(日本体育大会場)
拓殖大は青山学院大に惜しくも敗れる

写真:青山学院大は焦らず後半での立て直しをはかるゲームが増えている。

第13戦で中央大に勝利した拓殖大と上位の青山学院大との対戦。前半は拓殖大のペースで、♯24荒川(3年・G)のシュートが当たり、この日は28点の活躍をみせる。一方青学大はシュートが落ち、我慢の時間となって46-33と拓殖大のリードで折り返す一方、後半は青学大のペースに。♯21納見(3年・PG)が好調でジャンパー、3Pが決まり、♯7ナナー(3年・CF)と#13前田(4年・SF)がミスマッチをついて得点し、3Q終了で60-62と青学大が逆転する。巻き返したい拓殖大は4Q、♯41杉野(2年・PF)の3Pでスタートを切り、再び逆転する。青学大は♯13前田と♯21納見がジャンパーを決め1点を争う展開に。拓殖大は高さで劣る中、オフェンスリバウンドでも粘りをみせたが、試合序盤から重なったセンター陣のファウルトラブルが響き苦しい状況に。青学大はフリースローとミスマッチを生かした1対1で徐々に点差をつけ、78-87で青学大の勝利となった。

写真上:大東文化大・中村は3年目となり安定感が上がっている。
写真下:日本大・シェイクの豪快なダンク。彼が働けている日の日本大は勝率も高い。
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